JP2005088669A - 高分子アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 通電による導電性高分子材料の軸方向の収縮力を径方向の強い収縮力に効果的に変換し得る高分子アクチュエータを提供する。
【解決手段】 自動車のサスペンション装置のスタビライザー11のアーム部12の外周に締め付けカラー42を配置し、その内周面に固定した摩擦部材43をアーム部12の外周面に対向させる。電圧を加えることで伸縮する糸状の導電性高分子材料を筒状に織った導電性高分子ネット44で締め付けカラー42の外周を覆い、導電性高分子材料への通電により導電性高分子ネット44を径方向に収縮させて締め付けカラー42を縮径させ、摩擦部材43をアーム部12に接触させて回転を抑制する。各々の導電性高分子材料の軸方向の収縮力を導電性高分子ネット44により径方向の強い収縮力に変換することで、締め付けカラー42を締め付けて径方向に強く収縮させることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通電による導電性高分子材料の軸方向の収縮力を径方向の収縮力に変換する高分子アクチュエータに関する。
コイルスプリングの外周を電解質部を挟んで導電性高分子材料で覆って導電性高分子チューブを構成し、この導電性高分子チューブの導電性高分子材料および電解質部間に電圧を加えることで、導電性高分子チューブをコイルスプリングの軸線に沿う方向に伸縮させて高分子アクチュエータとしての機能を発揮させるものが、下記特許文献1の図7に記載されている。
特開2000−133854号公報
ところで、1本の導電性高分子チューブが発生可能な軸方向の収縮力には限りがあるため、より強い軸方向の収縮力を得るために多数の導電性高分子チューブを束ねて使用することが考えられる。しかしながら、上記導電性高分子チューブの収縮力を利用して、回転運動する部材や往復運動する部材の外周面を径方向に締め付けて拘束する高分子アクチュエータを構成する場合、その導電性高分子チューブを単に束ねるだけでは軸方向の収縮力を径方向の収縮力に変換することは困難である。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、通電による導電性高分子材料の軸方向の収縮力を径方向の強い収縮力に効果的に変換し得る高分子アクチュエータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、電圧を加えることで伸縮する糸状の導電性高分子材料を織って筒状にした導電性高分子ネットで縮径部材の外周を覆い、導電性高分子材料への通電により導電性高分子ネットを収縮させて縮径部材を径方向に収縮させることを特徴する高分子アクチュエータが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、縮径部材の内周に軸線まわりに回転する回転部材を嵌合させ、縮径部材の径方向の収縮により回転部材の回転を制動することを特徴する高分子アクチュエータが提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記回転部材は、自動車のサスペンション装置のスタビライザーであることを特徴する高分子アクチュエータが提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、縮径部材の内周に軸線方向に摺動する摺動部材を嵌合させ、縮径部材の径方向の収縮により摺動部材の摺動を制動することを特徴する高分子アクチュエータが提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項4の構成に加えて、前記摺動部材は、自動車のサスペンション装置のダンパーのピストンロッドあるいはシリンダであることを特徴する高分子アクチュエータが提案される。
尚、実施例のスタビライザー11は本発明の回転部材に対応し、実施例の締め付けカラー42は本発明の縮径部材に対応し、実施例の摺動ロッド66およびピストンロッド83は本発明の摺動部材に対応する。
請求項1の構成によれば、電圧を加えることで伸縮する糸状の導電性高分子材料を織って筒状にした導電性高分子ネットで縮径部材の外周を覆って高分子アクチュエータを構成したので、各々の導電性高分子材料の軸方向の収縮力を導電性高分子ネットにより径方向の強い収縮力に変換し、縮径部材を締め付けて径方向に強く収縮させることができる。また導電性高分子材料は低い電圧で作動するので電力消費量が小さいだけでなく、作動の応答性が極めて高く、しかも低騒音で作動可能である。
請求項2の構成によれば、縮径部材の内周に軸線まわりに回転する回転部材を嵌合させたので、縮径部材を径方向に収縮させることで回転部材の回転を確実に制動することができる。
請求項3の構成によれば、自動車のサスペンション装置のスタビライザーを縮径部材で締め付けて回転を制動するので、スタビライザーの捩れの大きさを任意に調整することができる。
請求項4の構成によれば、縮径部材の内周に軸線方向に摺動する摺動部材を嵌合させたので、縮径部材を径方向に収縮させることで摺動部材の摺動を確実に制動することができる。
請求項5の構成によれば、自動車のサスペンション装置のダンパーのピストンロッドあるいはシリンダを縮径部材で締め付けて摺動を制動するので、ダンパーの減衰力の大きさを任意に調整することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の第1実施例を示すもので、図1は自動車のサスペンション装置のスタビライザーの斜視図、図2は導電性高分子チューブの構造を示す図、図3は図1の3−3線拡大断面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6は図3の6−6線断面図である。
図1に示すように、自動車のサスペンション装置のスタビライザー11は、左右の車輪を支持するナックル等に外端を接続されて、車輪の上下動に伴って揺動する左右一対のアーム部12,12と、左右のアーム部12,12の内端に左右両外端を接続されたトーションバー部13とに3分割されており、それらの接続部の近傍にアーム部12,12の内端の回転に制動力を与えてスタビライザー11の機能を制限するための左右一対の制動手段14,14が設けられる。
図2に示すように、細い金属線をコイル状に巻いたコイル部材31を導電性高分子材料32で覆うことにより、制動手段14の高分子アクチュエータに使用する導電性高分子チューブ33を構成する。導電性高分子材料32をコイル部材31と一体化することで、その径方向の伸縮を抑制して軸方向の伸縮を促進することができる。
この導電性高分子チューブ33の導電性高分子材料32は、例えばポリピロール、ポリアニリン、ポリチオフェンおよびこれらの誘導体のうちの一種、あるいは複数種の混合物で構成される。導電性高分子材料32を電解液に浸し、導電性高分子材料32および電解液にそれぞれプラス電位およびマイナス電位を与えると、導電性高分子材料32に電解液中のマイナスイオンが吸収されて膨張し、逆に導電性高分子材料32および電解液にそれぞれマイナス電位およびプラス電位を与えると、導電性高分子材料32から電解液中のマイナスイオンが放出されて収縮する性質がある。このとき、僅かに1V〜3Vの電圧を加えるだけで導電性高分子材料32は15%程度の伸縮率と22MPa程度の出力を発生することができ、かつ0.2秒程度の応答時間で伸長状態および収縮状態を切り替えることができる。
次に、図3〜図6に基づいて制動手段14の構造を説明する。左右の制動手段14,14の構造は車体中心面に対して鏡面対称であるため、その代表として左側の制動手段14の構造を説明する。
制動手段14を車体15に支持する上側取付ブラケット16および下側取付ブラケット17は、それぞれ円弧状の支持部16a,17aと、支持部16a,17aから鉛直方向に延びる第1フランジ16b,17bと、支持部16a,17aから水平方向に延びる第2フランジ16c,16c;17c,17cとを備えており、上側取付ブラケット16の第2フランジ16c,16cと下側取付ブラケット17の第2フランジ17c,17cとが重ね合わされて2本のボルト18,18で車体15に固定される。
上側取付ブラケット16および下側取付ブラケット17の支持部16a,17aは組み合わされて環状になっており、その内側に合成樹脂製のカラー19が支持される。カラー19の内部に回転自在に嵌合するスタビライザー11のアーム部12の内端に、トーションバー部13の一方の外端がスプライン嵌合してピン20で抜け止めされる。これにより、スタビライザー11のアーム部12とトーションバー部13とが相対回転不能に結合され、車輪の上下動に伴うアーム部12の揺動によってトーションバー部13が捩じり変形する。
制動手段14はアーム部12の外周に緩く嵌合する概略円筒状のケーシング35を備えており、ケーシング35の端部に設けたフランジ35a,35aを2本のボルト22,22で上側取付ブラケット16および下側取付ブラケット17の第1フランジ16b,17bに締結することで、ケーシング35は車体15に対して固定される。
ケーシング35と一体の第1端板34の貫通孔34aと、ケーシング35に固定された第2端板36の貫通孔36aとに、軸線L1上に配置されたアーム部12がそれぞれシール部材37,38を介して摺動自在に貫通する。第1端板34の内面に接する第1トルクプレート39と、第2端板36の内面に接する第2トルクプレート40とがケーシング35の内周面にスプライン嵌合しており、第1、第2トルクプレート39,40間に薄い円筒状のコンプレッションカラー41が嵌合することで、第1、第2トルクプレート39,40の間隔が規制される。
第1、第2端板34,36に挟まれるように軸線L1上に配置された締め付けカラー42は、その内周面に固定した摩擦部材43がアーム部12の外周面に僅かな隙間を介して対向する。締め付けカラー42には軸線L1と平行に延びる割り溝42aが形成されており、この割り溝42aを介して締め付けカラー42を縮径させることで、摩擦部材43をアーム部12の外周面に接触させることができる。締め付けカラー42の両端部は第1、第2トルクプレート39,40の内周面に凸部39a,40aおよび凹部42b,42bを介して係合しており、締め付けカラー42の縮径を許容しながら締め付けカラー42の回転を規制している。
前記導電性高分子チューブ33…を筒状に織った導電性高分子ネット44が締め付けカラー42の外周に嵌合しており、その両端内周と締め付けカラー42との間にゴム製の緩衝部材45,45を介在させた状態で、その外周に嵌合する固定リング46,46をかしめることで導電性高分子ネット44が締め付けカラー42に固定される。導電性高分子ネット44の各導電性高分子チューブ33…は、軸線L1に対して45°傾斜した方向に配置されている。
第1、第2端板34,36およびケーシング35により電解液が充填された電解液室47が区画されており、導電性高分子ネット44は電解液に浸っている。電解液室47の内部に収納された円筒状の電極板48に連なる電極線49と、一方の固定リング46に固定された電極線50とが、ケーシング35およびコンプレッションカラー41を貫通してバッテリに接続される。
次に、上記構成を備えた第1実施例の作用を説明する。
制動手段14の導電性高分子ネット44をバッテリのプラス極に接続し、電極板48をバッテリのマイナス極に接続すると、電解液中のマイナスイオンを吸収して導電性高分子チューブ33…が伸長することで、導電性高分子ネット44が径方向に拡開して締め付けカラー42に対する締め付け力が解放される。その結果、締め付けカラー42の内周面に設けた摩擦部材43がアーム部12の外周面から離れることでアーム部12に対する制動力が解除され、車輪の上下動に応じてアーム部12が自由に揺動してスタビライザー11の機能が発揮される。
またスタビライザー11の機能を制限したい場合には、制動手段14の導電性高分子ネット44をバッテリのマイナス極に接続し、電極板48をバッテリのプラス極に接続すると、導電性高分子チューブ33…がマイナスイオンを電解液中に放出して収縮することで、導電性高分子ネット44が縮径して締め付けカラー42を締め付ける。その結果、締め付けカラー42が割り溝42aの作用で縮径して摩擦部材43がアーム部12の外周面に当接することで、アーム部12に制動力が作用してトーションバー部13の捩れ変形が抑制される。
このようにしてスタビライザー11のトーションバー部13の捩れ変形が抑制されると、左右のアーム部12,12が独立したばねとなり、その機能で左右の懸架ばねの機能を補助することで該懸架ばねを小型化することができるだけでなく、左右の制動手段14,14の制動力を別個に制御することで左右のばね定数を任意に設定することができる。
導電性高分子ネット44を構成する多数の導電性高分子チューブ33…は軸線L1に対して傾斜する方向に延びているため、導電性高分子ネット44は軸線L1方向および径方向の両方に収縮しようとするが、軸線L1方向の収縮が固定リング46,46で拘束されていることで、径方向の収縮が促進されて締め付けカラー42を効果的に縮径させることができる。
このように、制動手段14に導電性高分子ネット44を有する高分子アクチュエータを採用し、かつ制動手段14をスタビライザー11のアーム部12と同軸に配置したので、そのコンパクト化を図って他部材との干渉を容易に回避することができる。また導電性高分子チューブ33…は1V〜3Vの極めて低い電圧で作動可能であるために消費電力が小さく、しかも騒音を発生しないので静粛な作動が可能である。
図7〜図10は本発明の第2実施例を示すもので、図7は自動車のサスペンション装置のスタビライザーの斜視図、図8は図7の8−8線拡大断面図(図9の8−8線断面図)、図9は図8の9−9線断面図、図10はアーム部の支持構造の分解斜視図である。
第1実施例ではスタビライザー11のアーム部12の回転運動を制動手段14で直接制動しているが、第2実施例ではアーム部12の回転運動を往復運動に変換し、その往復運動を制動手段14で制動している。第2実施例の制動手段14の構造は第1実施例の制動手段14の構造と実質的に同じであり、第1実施例の部材に対応する部材に第1実施例と同じ符号を付すことで、重複する説明を省略する。
第2実施例のスタビライザー11は左右のアーム部12,12と中央のトーションバー部13とが一部材で構成されており、アーム部12,12およびトーションバー部13の境界部の近傍に左右の制動手段14,14が設けられる。左右の制動手段14,14の構造は車体中心面に対して鏡面対称であるため、その代表として右側の制動手段14の構造を説明する。
スタビライザー11の外周に嵌合する円筒状のゴムブッシュ61は厚肉の下半部61aと薄肉の上半部61bとを有しており、下半部61aの内周面はスタビライザー11の外周面に密着し、上半部61bの内周面とスタビライザー11の外周面との間に、半割円筒状の連結部材62が嵌合し、ピン63でスタビライザー11に一体に結合される。ゴムブッシュ61の下半部61aは車体15に形成した円弧溝15aに嵌合し、上半部61bは車体15に2本のボルト64,64で締結されたホルダ65で固定される。ゴムブッシュ61の端部から突出する連結部材62から上方に突出する揺動アーム62aの上端に、摺動ロッド66の小径部66aがピン67で枢支される。
制動手段14は、第2端板36に固定したステー68を介して、車体に固定したブラケット69にピン70で枢支される。そして前記摺動ロッド66の大径部66bの外周面が締め付けカラー42の摩擦部材43の内周面に僅かな隙間を存して対向する。
しかして、制動手段14の導電性高分子ネット44をバッテリのプラス極に接続し、電極板48をバッテリのマイナス極に接続すると、導電性高分子ネット44が径方向に拡開して締め付けカラー42に対する締め付け力が解放され、摺動ロッド66の大径部66bが軸線L2方向に自由に摺動して制動手段14の捩れ変形を許容し、スタビライザー11の機能を発揮させることができる。
また制動手段14の導電性高分子ネット44をバッテリのマイナス極に接続し、電極板48をバッテリのプラス極に接続すると、導電性高分子ネット44が縮径して締め付けカラー42を締め付けることで、摺動ロッド66の大径部66bの摺動に制動力が付与される。その結果、摺動ロッド66の小径部66aにピン67で接続された連結部材66を介してトーションバー11の捩れ変形が抑制される。
以上のように、この第2実施例によっても、上述した第1実施例と同様の作用効果を達成することができる。
次に、図11および図12に基づいて本発明の第3実施例を説明する。
第3実施例は制動手段14を自動車のサスペンション装置の油圧式のダンパー81に適用したものである。ダンパー81は軸線L3方向に相対移動するシリンダ82およびピストンロッド83を備えており、シリンダ82の下端の取付部82aがサスペンション装置のナックルに枢支され、ピストンロッド83の上端の取付部83aが車体に枢支される。ダンパー81の内部に収納された油圧減衰機構は周知のもので、ピストンロッド83の下端に固定された図示せぬピストンがシリンダ82内を摺動する際に、ピストンの上下に区画された油室に充填されたオイルがオリフィスを介して行き来することで減衰力を発生する。
このダンパー81は、油圧による減衰力に加えて、制動手段14が発生する制動力による減衰力を発生することができ、制動手段14による減衰力を導電性高分子ネット44に印加する電圧により任意に調整することで、ダンパー81の減衰特性を変化させることが可能である。シリンダ82の上端に収納された制動手段14は上下摺動するピストンロッド83を制動するもので、その構造は第2実施例の制動手段14と同じである。図12に示す制動手段14の各部材の符号は、第2実施例の制動手段14の各部材の符号に対応している。
しかして、この第3実施例の制動手段14も、第1、第2実施例の制動手段14と同様の作用効果を達成することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例では締め付けカラー42を割り溝42aにより縮径可能にしているが、締め付けカラー42を円周方向に複数に分割しても良い。
また実施例では導電性高分子チューブ33…を筒状に織って導電性高分子ネット44を構成しているが、導電性高分子チューブ33…を平面状に織ったものを丸めて導電性高分子ネット44を構成することも可能である。
また第3実施例ではシリンダ82に対してピストンロッド83を制動しているが、ピストンロッド83に対してシリンダ82を制動しても良い。
第1実施例に係る自動車のサスペンション装置のスタビライザーの斜視図 導電性高分子チューブの構造を示す図 図1の3−3線拡大断面図 図3の4−4線断面図 図3の5−5線断面図 図3の6−6線断面図 第2実施例に係る自動車のサスペンション装置のスタビライザーの斜視図 図7の8−8線拡大断面図(図9の8−8線断面図) 図8の9−9線断面図 アーム部の支持構造の分解斜視図 第3実施例に係る自動車のサスペンション装置のダンパーの一部破断断面図 図11の12部拡大図
符号の説明
11 スタビライザー(回転部材)
32 導電性高分子材料
42 締め付けカラー(縮径部材)
44 導電性高分子ネット
66 摺動ロッド(摺動部材)
81 ダンパー
83 ピストンロッド(摺動部材)
L1 軸線
L2 軸線
L3 軸線

Claims (5)

  1. 電圧を加えることで伸縮する糸状の導電性高分子材料(32)を織って筒状にした導電性高分子ネット(44)で縮径部材(42)の外周を覆い、導電性高分子材料(32)への通電により導電性高分子ネット(44)を収縮させて縮径部材(42)を径方向に収縮させることを特徴する高分子アクチュエータ。
  2. 縮径部材(42)の内周に軸線(L1)まわりに回転する回転部材(11)を嵌合させ、縮径部材(42)の径方向の収縮により回転部材(11)の回転を制動することを特徴する、請求項1に記載の高分子アクチュエータ。
  3. 前記回転部材(11)は、自動車のサスペンション装置のスタビライザーであることを特徴する、請求項2に記載の高分子アクチュエータ。
  4. 縮径部材(42)の内周に軸線(L2,L3)方向に摺動する摺動部材(66,83)を嵌合させ、縮径部材(42)の径方向の収縮により摺動部材(66,83)の摺動を制動することを特徴する、請求項1に記載の高分子アクチュエータ。
  5. 前記摺動部材(83)は、自動車のサスペンション装置のダンパー(81)のピストンロッドあるいはシリンダであることを特徴する、請求項4に記載の高分子アクチュエータ。
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DE102011107143B4 (de) * 2010-07-22 2017-05-11 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Steifigkeitssteuerung unter Verwendung von intelligenten Aktuatoren
US11560701B2 (en) 2020-09-04 2023-01-24 Delta Faucet Company Conductive bonnet nut for an electronic faucet

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