JP2005087455A - 電気掃除機 - Google Patents

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Toru Hirose
徹 廣瀬
Miki Yasuno
幹 保野
Hiroyuki Kayama
博之 香山
Takemi Oketa
岳見 桶田
Azusa Niwa
あづさ 丹羽
Hideaki Sakatani
英明 酒谷
Yoshitaka Kuroki
義貴 黒木
Seiji Yamaguchi
誠二 山口
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Abstract

【課題】電気掃除機において、回転ブラシの菌の繁殖を抑制し、また、抗菌剤の空中への飛散、床面への移行を無くすること。
【解決手段】回転ブラシ22を内蔵した吸口18と、回転ブラシ22の回転枠25の周囲に配置した拭き体21と、電動送風機12を内包すると共にその吸引口15に前記吸口18を連通させる本体11とを備え、前記拭き体21の一部に抗菌剤30を添加、塗布あるいは抗菌性の皮膜を設ける抗菌処理を施した電気掃除機とした。これにより、拭き体21に付着した菌類は繁殖することが無く、床面13に再付着することを防止することができ、また床面13からの菌除去性能に優れ、抗菌剤を含んだ拭き体21が摩耗することが無く、抗菌剤の空中への飛散が防止できる電気掃除機を提供できるようになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動送風機を内包した吸引型の家庭用の電気掃除機の特に抗菌処理に関するものである。
従来、この種の電気掃除機は、本体、ホース、延長管、吸口(床ノズル)等に抗菌処理しているものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−98839号公報
そして、今年に入ってから、吸口に内蔵された回転ブラシそのものに抗菌処理を施した電気掃除機が、複数の電気メーカーから商品化され、提案されている。この種の電気掃除機を用いれば、床面から塵埃と共に除去された菌類が回転ブラシに付着残存した場合でも繁殖が抑制され、床面に菌が再付着することが防止できる。しかし反面、回転ブラシが床面と摩擦する際に回転ブラシが磨耗し抗菌剤を含んだ磨耗紛が空中に飛散する可能性や、床面に抗菌成分が移行する可能性がある。特に回転ブラシの表面に抗菌剤を塗膜する構成の場合は、これらのことが発生しやすい。そのためあまり強力な抗菌剤は使用することが難しくその抗菌効果は小さいのが現状である。一般的に回転ブラシを構成する糸は樹脂製が多く塵埃を除去するのに効率の良い形状、材質に多くの工夫がなされている。一方、糸に抗菌処理する際には、樹脂の安定剤や添加剤に抗菌材を添加することが多く、硬さ、表面状態などが変化し塵埃を除去するのに特化設計した糸と同様の性能を持たせることは難しい。もちろん抗菌処理するため抗菌剤のコストが加わることも事実である。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、回転ブラシでの菌の繁殖を抑制し、床面からの塵埃除去性能は維持し、また抗菌剤の空中への飛散、床面への移行を無くし、費用を抑えた電気掃除機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明の電気掃除機は吸口に内蔵された回転ブラシの回転枠の周囲に配置した拭き体の一部に抗菌処理を施したものである。
これによって、拭き体に付着した菌類が不活化され、床面などへ再付着することを防ぎ床面などに菌が繁殖することを防ぐと同時に抗菌剤が空中に飛散、あるいは床面に移行することが防止できる。
本発明の電気掃除機は、床面などへの菌の再付着を防止し、床面の菌の繁殖を防止することができる。又、抗菌剤が空中に飛散、あるいは床面に移行することを防止できる。
第一の発明は、回転ブラシを内蔵した吸口と、前記回転ブラシの回転枠の周囲に配置した拭き体と、電動送風機を内包すると共にその吸引口に前記吸口を連通させる本体とを備え、前記拭き体に複数の異なった抗菌剤を添加、塗布する、あるいは複数の異なった抗菌性の皮膜を設ける等の、抗菌処理を施した電気掃除機とすることにより、拭き体に付着した菌類は繁殖することが無く、床面に再付着することを防止することができ床面からの菌除去性能に優れ、抗菌剤を含んだ拭き体が摩耗することが無く抗菌剤の空中への飛散が防止できる。
第二の発明は、回転ブラシを内蔵した吸口と、前記回転ブラシの回転枠の周囲に配置した拭き体と、電動送風機を内包すると共にその吸引口に前記吸口を連通させる本体とを備え、前記拭き体に複数の異なった抗菌剤を添加、塗布する、あるいは複数の異なった抗菌性の皮膜を設ける等の、抗菌処理を施した電気掃除機とすることにより、拭き体の各部に適当な抗菌剤が配置でき、より抗菌性能の高い、床面からの菌除去性能に優れた電気掃除機をじつげんできる。
第三の発明は、特に、第1または第2の発明の拭き体の根元部分にのみ抗菌処理した構成とすることにより、拭き体の床面に接する部分は抗菌処理がされていないため、よりすぐれた塵埃除去性能と、耐久性が実現できる。
第四の発明は、特に、第1または第2の発明の拭き体が、長短2種類の糸を有し、短い糸にのみ抗菌処理をした構成とすることにより、抗菌処理をした部分が床面に接触しにくくなり、よりすぐれた塵埃、菌除去性能と耐久性が実現できる。
第五の発明は、特に、第1または第2の発明の拭き体が、軟、剛2種類の糸を有し、軟らかい糸にのみ抗菌処理をした構成とすることにより、抗菌処理をした部分が床面に接触しにくくなり、よりすぐれた塵埃、菌除去性能と耐久性が実現できる。
第六の発明は、特に、第1または第2の発明の拭き体の内、回転ブラシの回転方向に対し、後ろ側に位置する部分にのみ抗菌処理をした構成とすることにより、抗菌処理をした部分が床面に接触しにくくなり、よりすぐれた塵埃、菌除去性能と耐久性が実現できる。
第七の発明は、特に、第1から第6の何れか1つの発明の拭き体の一部が接触する静電プレートを、吸口に設けた構成とすることにより、菌類が静電気の働きで吸着除去できよりすぐれた、塵埃、菌除去性能が実現できる。
第八の発明は、特に、第7の発明の静電プレートに接触する拭き体の部分には抗菌処理を施さない構成とすることにより、抗菌剤の影響で静電気発生に悪影響を及ぼすことがなく、より塵埃、菌除去性能が実現できる。
第九の発明は、特に、第8の発明の静電プレートに抗菌処理を施すことにより、静電プレートに菌が繁殖することを防止し、拭き体を経由して床面に菌が移行すること防止できる。
第10の発明は、回転ブラシを内蔵した吸口と、前記回転ブラシの回転枠の周囲に配置した起毛布で構成した拭き体と、電動送風機を内包すると共にその吸引口に前記吸口を連通させる本体とを備え、前記起毛布のベース材に抗菌剤を添加、塗布する、あるいは抗菌性の皮膜を設ける、抗菌処理をした電気掃除機とすることにより、拭き体の根元部分での抗菌性能が良くなり、拭き体を経由しての菌類の再付着が防止できよりすぐれた菌、塵埃除去性能が実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施形態における電気掃除機の全体図を示すものである。
図1において、電動送風機12を内蔵した掃除機本体11の吸引口15と電動送風機の吸気口12aの間には集塵室14が設けられている。吸引口15にはホース16、延長管17が接続され、延長管17の先端に床面13の塵埃を吸引清掃する吸口18が接続されている。図2に吸口18の断面図を、図3に吸口18を開口部20側からみた図を示す。床面13に面した開口部20と延長管17に連通接続する接続部19で構成され、吸口18の内部には複数の糸28により構成されたブラシ状の拭き体21を回転枠25の周囲に配置した回転ブラシ22が内蔵されている。
モータ23は回転ブラシ22の回転枠25に内包され、固定子側23aは吸口18の外殻18aに固定され、回転軸23bは減速器(図示せず)を介して回転枠25に接続され回転ブラシ22を回転駆動する。回転枠25には起毛布26で作られたブラシ状の拭き体21が取り付けられている。起毛布で作られたブラシ状の拭き体21は図4で示すように布でできたベース材27に多数の糸28を植え付け構成している。糸28の一端28aがベース材27に縫い付けられ、接着剤29などでベース材に固着されている。切り揃えられた他端28bは床面に接触する構成となっている。
図5は起毛布で作られた拭き体21を回転ブラシ22のケース25に取り付ける構造を示す拡大図であり、回転枠25の外周に溝部25aを設けこの溝部25aに起毛布でできた拭き体21のベース材27を挿入することに取り付けている。
図6で示すように、本実施の形態では拭き体21を構成する起毛布の糸28の根元28cすなわち、回転枠25に近い部分にのみ抗菌剤30を塗布あるいは皮膜を施している。
以上のように構成された電気掃除機について以下その動作、作用を説明する。
まず、電気掃除機を駆動すると、電動送風機12の吸引力により、吸口18から床面13の塵埃が吸い込まれ、塵埃は集塵室14で分離蓄積される。このとき回転ブラシ22は矢印31の方向に回転し、拭き体21を構成する糸28が床面13を拭きあるいは掃き、床面13の上に付着した塵埃を床面13から剥がし吸引を簡単にする。床面13には塵埃と共にカビなどの菌が在りこれらの菌も塵埃と共に除去され吸引される。菌類の一部は回転ブラシ22に付着する。図7で示すように、特に拭き体21の根元部分28Cや、糸28の束の内側部分28dは床面13と接触する機会が少なく塵埃32が付着残存しやすい。これら残存した塵埃32に付着した菌類は条件次第で繁殖し、再び床面13、特に絨毯上を掃除する際に床13へ再付着する可能性がある。
本実施の形態では拭き体21を構成する糸28の根元部分28cの表面にのみ抗菌剤32が塗膜されており、拭き体21の根元部分28cに残存した菌類は糸28の表面に塗膜した抗菌剤32の効果で菌類の繁殖が抑制される。床面13と接触するのは主として抗菌処理していない先端の部分28bであり、床面13との摩擦により磨耗しても抗菌剤が空中に飛散することはなく、又抗菌剤が床面13に移行することも無い。絨毯などでは根元部分28cが絨毯の毛と接触することもあるが木床など硬質な床面に比べ絨毯の毛は柔らかく、根元部分28cに塗膜した抗菌剤32が剥がれ抗菌剤32が飛散することは無い。このように根元部分28cに塗膜した抗菌剤32は磨耗飛散する可能性が少ないため比較的強力な抗菌剤の選択ができ抗菌性能を高くすることができる。
図8のように糸28の根元部分28cは強力な抗菌剤30a、中間部分28eは抗菌効果は劣るが安全な抗菌剤30b、先端部分28bは抗菌処理無し。あるいは図9で示すように安全性の高い抗菌剤30cを糸28全体に含浸添加し、比較的強力な抗菌剤30aを根元付近28cの表面に塗膜するなど、一本の糸に数種の抗菌処理を施すことによりよりすぐれた抗菌効果を得ることも可能である。図10で示すように糸28を束ねて製作した拭き体21を回転ブラシ22の回転枠25に設けた穴25bに挿入固着して構成した回転ブラシでは起毛布と違い糸自身を独立して製造できるため、糸28自身に含浸添加する抗菌剤の密度を根元付近は高く、先端付近は薄くするような構成も可能になる。又穴25bに抗菌剤を充填したり、糸28を根元付近で束ねるために用いる固定材35に抗菌剤を含浸することも可能である。
(実施の形態2)
図11は本発明の第2の実施形態における電気掃除機の拭き体21を構成する糸38を示すものである。その他の構成は実施の形態1と同様であり同番号を付してその説明を省略する。
拭き体21は長短2種類の糸38a、38bにより構成されており、図11(a)の外側が長い糸38a、内側に短い糸38bを配置した例、図11(b)のその逆に内側に長い糸38a、外側に短い糸38bを配置した例、図11(c)の短い糸38bと長い糸38aをランダムに配置した例などが構成として可能である。
長い糸38aは床面13にある塵埃をかきあげるのに適した形状、材質を有しており、短い糸38bには表面に抗菌剤の塗膜を施した抗菌処理がなされている。本例では長い糸38aを清掃糸、短い糸38bを抗菌糸と呼ぶ。
拭き体21の根元部分28cに残存した菌類は抗菌処理した抗菌糸38bと接触する可能性が大きく、表面に塗膜した抗菌剤の効果で菌類の繁殖が抑制される。床面13と接触するのは主として抗菌処理していない清掃糸38aであり床面13との摩擦により磨耗しても抗菌剤が空中に飛散することはなく、又抗菌剤が床面13に移行することも無い。
又清掃糸38aに関しては、糸自身の特性に抗菌剤の影響を受けることが無く、床面13の塵埃の除去に最適な形状材質を選択できる。抗菌処理した抗菌糸38bは木床などでは床面13とほとんど接触せず、抗菌剤が剥がれ飛散することは無い。絨毯などでは短い糸38bが絨毯の毛と接触し絨毯の表面の塵埃除去に寄与するが絨毯の毛は柔らかく、短い糸38との摩擦で抗菌剤が飛散することは無い。短い糸の表面に塗膜した抗菌剤に関しては磨耗飛散する可能性が少ないため比較的強力な抗菌剤の選択ができる。
図12で示す拭き体21は、表面に抗菌剤を塗布した抗菌糸43aの周囲に抗菌処理されていない塵埃除去性能の良い清掃糸43bを配置した例である。表面に銀等の抗菌材を塗布すれば表面積が大きくでき、抗菌性能が良くなるが床面13との摩擦などにより剥がれやすい欠点がある。この例では抗菌剤を塗布した抗菌糸43aの周囲を塵埃除去特性に優れた清掃糸43bが配置されているため、床面13からの塵埃除去に関しては充分な性能が得られ、糸の表面に付着した塵埃、あるいは糸間に挟まった塵埃などに付着した菌類には抗菌糸43aの抗菌剤が作用しその繁殖が抑制される。図12(a)で示すように、床面13と主として接触するのは清掃糸43aであり、抗菌糸43aは清掃糸43aの内側に囲まれているため床面13への直接の接触機会がへり表面に塗膜した抗菌剤が保護され、抗菌剤の空中への飛散、床面への移行は軽減される。
図13で示す拭き体21は、抗菌処理した剛性の小さな軟らかい糸すなわち抗菌糸50bと、抗菌処理をしていない剛性の大きな糸すなわち清掃糸50aを混在させ拭き体21を構成した例であり、図13(a)の抗菌糸50bと清掃糸50aをランダムに配置した例、図13(b)の清掃糸50a外側に抗菌糸50bを配置した例、図13(c)の抗菌糸50bの外側に清掃糸50aを配置した例などが可能である。
剛性の大きな清掃糸50aは床面13の塵埃を除去するのに有効な形状材質が選択されており、塵埃に付着した菌類は軟らかい抗菌糸50bの表面に塗膜された抗菌材の働きで繁殖することが抑制される。
図13(c)では抗菌糸50bの周囲に清掃糸50aが配置されているため、床面13と主として接触するのは清掃糸50bであり、又図13(a)、図13(b)でも軟らかい抗菌糸50aは床面13と接触しても大きな力が働かず、抗菌糸50bが床面13との摩擦により摩耗し、含浸、あるいは表面に塗膜された抗菌剤が飛散、あるいは床面13に移行することは少ない。又、床面13の塵埃除去性能は主として清掃糸50aにより決まるため、抗菌糸50bは摩耗しにくい、抗菌剤がはがれにくいなどを狙いとした材質、形状を選定できる。
図14で示す拭き体21は、構成する起毛布が2列の糸の束に別れており、矢印31で示す回転方向に対し前側の列の糸は抗菌処理をしていない床面13からの塵埃の除去性能に優れた清掃糸53a、回転方向に対し後側の糸53bを抗菌処理を施した抗菌糸53bで構成した例である。
清掃糸53aの材質、剛性などは床面13の塵埃などを除去するのに適した構成を有しており、抗菌糸53bは表面に抗菌剤が塗膜、あるいは抗菌剤を含浸してある。床面13から除去された塵埃は床面13と接触する機会の小さい糸の束の内側、あるいは後ろ側に残存しやすく、菌も繁殖しやすい。本例では、菌などが繁殖しやすい糸の束の内側あるいは後部に抗菌糸53bが配置されているため、この抗菌剤の効果により菌などの繁殖が抑制される。又、この後ろ側の抗菌糸53bは床面13と直接、強く接触することが少なく表面に塗布した抗菌剤が剥がれ、あるいは抗菌剤を含浸した糸自身が磨耗し抗菌剤が空中に飛散することが少なく、長時間その効果が持続する。図15に示すように後側の糸すなわち抗菌糸53bを若干短めにしてかつ剛性を大きくすると前側の清掃糸53aの見かけの剛性が大きくなり床面13を掃く力が大きくなり塵埃除去性能が向上することが知られている。
又同様の効果を目的として、一本の糸に2種類以上の抗菌剤を添加、塗布することも可能である。例えば安全性の高い抗菌剤を添加し、比較的強力な抗菌剤を根元付近に塗布する構成である。
(実施の形態3)
図16は本発明の第3の実施形態における電気掃除機の吸口18を示すものである。その他の構成は実施の形態1と同様であり同番号を付してその説明を省略する。
吸口18の前側壁61の内側には静電プレート62が設置され、回転ブラシ22の拭き体21と接触し、静電気を発生させ床面13の塵埃を静電吸着、あるいは除電し床面13からの塵埃除去性能を良くする構成を有している。静電プレート62、拭き体21の材質に関しては、たとえば静電プレート62にテフロン(R)、拭き体21にはナイロンというように静電順列が大きく離れて静電気の発生しやすい組み合わせが選ばれる。このような構成で拭き体に抗菌処理をするために銀、亜鉛などの金属系の材質を添加するとナイロンの帯電順位が大きくマイナス側に変化し静電気の発生量に影響を与える。
本実施の形態では拭き体21は、図17で示すように、複数の糸の束からなる起毛布で構成され、回転方向に対し前側の列の清掃糸63aは抗菌処理をせず床面からの塵埃の除去性能に優れ、しかも静電プレート62に対し静電順列の離れたナイロンなどの材質で構成し、銀、亜鉛などの抗菌剤を表面に塗膜し抗菌処理を施した抗菌糸は若干短めにして回転方向に対して後ろ側に配置してある。
このようにすれば抗菌糸は静電プレートと接触する機会は少なく、静電順列を考慮せず材質を選定でき、銀、亜鉛などを主体とした抗菌剤をその表面に塗膜、あるいは全体に含浸することができ、抗菌性能と静電気による塵埃除去性能を両立させることができる。
又、静電プレートに抗菌剤を含浸させれば静電プレートに付着した菌が静電プレート上で繁殖することが抑制できる。静電プレートに銀、亜鉛などの金属系の抗菌剤を含浸しても、帯電順位が大きく変化することは無く静電気発生に大きな影響は与えない。
(実施の形態4)
図18は本発明の第4の実施形態における拭き体70を示すものである。その他の構成は実施の形態1と同様であり同番号を付してその説明を省略する。
図18において、拭き体は70、抗菌処理したベース材71に抗菌処理をされていない糸78を植え付けることにより構成されている。ベース材71には液体状の抗菌剤を含浸させており、抗菌剤72は糸78の表面へにじみ出し、特に糸の根元78a近くに付着した塵埃へ移行し、塵埃に付着した菌類の繁殖を抑制する。抗菌材は糸間の微小な隙間へ滲み出すため糸の先端78bまで抗菌剤72が届くことは無く床面13に抗菌剤72が移行することも又空中に飛散することも少ない。糸には抗菌処理がされていないため、その材質形状は床面13の塵埃除去性能を良くするように自由に選択することができ塵埃の除去性能にすぐれた構成が実現できる。より抗菌性能をよくする目的で糸78に抗菌処理することもできる。
なお、本文中用いた抗菌剤は除菌剤、制菌剤、殺菌剤の部類であっても構わない。
以上のように本発明にかかる電気掃除機は床面からの菌除去性能の向上が可能になるので、布団、家具、食器、人体や動物の毛髪、皮膚の衛生状態を良好に保つ手段にも適用できる。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の一部断面図 同、吸口部分の一部断面図 同、吸口部分を開口部からみた一部断面図 (a)同、拭き体の正面図(b)同、拭き体の平面図(c)同、拭き体の側面図 同、拭き体の取り付け部分の拡大断面図 (a)同、拭き体の拡大図(b)同、糸の拡大図 (a)同、拭き体の側面図と塵埃を示す図(b)同、平面図 (a)同、他の構成例を示す拭き体の拡大図(b)同、糸の拡大図 同、他の構成例を示す糸の拡大図 (a)同、他の構成例を示す回転ブラシの拡大図(b)同、拭き体部分の拡大図 (a)本発明の実施の形態2における拭き体の構成例を表す図(b)同、他の構成例を表す図(c)同、他の構成例を表す図 (a)同、他の構成例の拭き体が床面を清掃時の図(b)同、拭き体の平面図(c)同、糸部分の拡大図 (a)同、他の拭き体の構成例を示す図(b)同、他の拭き体の構成例を示す図(c)同、他の拭き体の構成例を示す図 (a)同、他の拭き体の構成例と床面の関係を示す図(b)同、拭き体部分の拡大図 (a)同、他の拭き体の構成例と床面の関係を示す図(b)同、断面図 (a)本発明の実施の形態3における吸口の静電プレート部の拡大図(b)同、同吸口の断面図 同拭き体の拡大図 本発明の実施の形態4における吸口の拭き体の拡大図
符号の説明
11 掃除機本体
12 電動送風機
15 吸引口
21、70 拭き体
22 回転ブラシ
25 回転枠
28、38、43 糸
28c 根元部分
30 抗菌剤
38a 長い糸(清掃糸)
38b 短い糸(抗菌糸)
43a 剛い糸(清掃糸)
43b 軟らかい糸(抗菌糸)
53b 後ろ側の糸(抗菌糸)
62 静電プレート
71 ベース材

Claims (10)

  1. 回転ブラシを内蔵した吸口と、前記回転ブラシの回転枠の周囲に配置した拭き体と、電動送風機を内包すると共にその吸引口に前記吸口を連通させる本体とを備え、前記拭き体の一部に抗菌剤を添加、塗布する、あるいは抗菌性の皮膜を設ける、抗菌処理をした電気掃除機。
  2. 回転ブラシを内蔵した吸口と、前記回転ブラシの回転枠の周囲に配置した拭き体と、電動送風機を内包すると共にその吸引口に前記吸口を連通させる本体とを備え、前記拭き体に複数の異なった抗菌剤を添加、塗布する、あるいは複数の異なった抗菌性の皮膜を設ける、抗菌処理をした電気掃除機。
  3. 拭き体の根元部分にのみ抗菌処理をした請求項1又は2に記載の電気掃除機。
  4. 拭き体は、短、長2種類の糸を有し、短い糸にのみ抗菌処理をした請求項1又は2に記載の電気掃除機。
  5. 拭き体は、軟、剛2種類の糸を有し、軟らかい糸にのみ抗菌処理をした請求項1又は2に記載の電気掃除機。
  6. 拭き体の内、回転ブラシの回転方向に対し、後ろ側に位置する部分にのみ抗菌処理をした請求項1又は2に記載の電気掃除機。
  7. 拭き体の一部が接触する静電プレートを吸口に設けた請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  8. 静電プレートに接触する拭き体の部分には抗菌処理を施さない請求項7記載の電気掃除機。
  9. 静電プレートに抗菌処理をした請求項8記載の電気掃除機。
  10. 回転ブラシを内蔵した吸口と、前記回転ブラシの回転枠の周囲に配置した起毛布で構成した拭き体と、電動送風機を内包すると共にその吸引口に前記吸口を連通させる本体とを備え、前記起毛布のベース材に抗菌剤を添加、塗布する、あるいは抗菌性の皮膜を設ける、抗菌処理をした電気掃除機。
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