JP2005086952A - ステータコイル矯正方法 - Google Patents

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Hirohisa Ichikawa
博久 市川
Toru Azeyanagi
徹 畔柳
Haruo Nagasaka
晴生 永坂
Kazuaki Harada
和昭 原田
Yoshihiko Akizuki
慶彦 秋月
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Abstract

【課題】 コイル端部を所望の寸法に矯正できるステータコイルの矯正方法を提供する。
【解決手段】 内周側に多数のスロット11をもつステータコア1の各スロット11に予め形成されたコイル2をステータコア1の一端側より他端側に挿入するコイル挿入工程と、コイル2の挿入されたステータコア1を固定保持した状態で各スロット11の一端側及び他端側に突出しているコイル2の一端側屈曲部群21及び他端側屈曲部群22のいずれか一方をステータコア1の軸方向(矢印C1またはC2)に押圧して一方の屈曲部群21または22のコイル2の一部を各スロット11に導入し、各スロット11にあるコイル2の一部を他方の屈曲部群22または21に移動させるコイル移動工程と、その後、一端側屈曲部群21及び他端側屈曲部群22を互いに対向する背面側より同時に押圧して成形する成形工程と、を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、モータに使用されるステータコイルに関する発明であって、ステータの両端面から突出するコイルの両端部を矯正するステータコイルの矯正方法に関する。
一般に、モータは、ステータ(固定子)とロータ(回転子)の2つから構成される。モータは、ステータのステータコアに巻き付けられたコイルに与える電流を切り換えることにより回転磁界を発生し、この回転磁界によりロータを連れ回している。
図1に示すように、コイル2は円筒状のステータコア1の内周側に形成されている多数のスロット11に巻き付けられ収容され、コイル2の端部21,22は、ステータコア1の軸方向両端部から突出している。そのため、小型化が要求されるモータでは、限られたスペースにモータを収めるために、出力等に関係のないコイルの両端部を小さくしたり、周辺部品に干渉しないよう所望の寸法に矯正する必要がある。
そこで、特許文献1では、ステータの軸方向に向けて加圧圧縮することにより、コイルの両端部を矯正するコイル端部短縮方法を開示している。この方法により、コイルの両端部からの突出量を少なくできる。
上記のような従来法では、通常、コイルの両端部を同時に加圧圧縮して成形している。そのため、両端部の突出量が同じ場合は問題はないが、周辺部品の形状に合わせて一端と他端で突出量に差を設けたい場合は、小さくしたい側のコイル端部をさらに圧縮することになる。その結果、所望の寸法とならなかったり、ワイヤに負担が掛かり、ワイヤが破損する恐れがある。
特開2002−218718号公報
本発明は、コイル端部を所望の寸法に矯正できるとともに、コイルへの負担が少ないステータコイルの矯正方法を提供することを目的とする。
本発明のステータコイル矯正方法は、ステータコア薄板を複数枚積層して形成された内周側に多数のスロットをもつステータコアの各該スロットに予め形成されたコイルを該ステータコアの一端側より他端側に挿入するコイル挿入工程と、該コイルの挿入された該ステータコアを固定保持した状態で各該スロットの該一端側及び他端側に突出している該コイルの一端側屈曲部群及び他端側屈曲部群のいずれか一方を該ステータコアの軸方向に押圧して一方の屈曲部群の該コイルの一部を各該スロットに導入し、各該スロットにある該コイルの一部を他方の該屈曲部群に移動させるコイル移動工程と、その後、該一端側屈曲部群及び該他端側屈曲部群を互いに対向する背面側より同時に押圧して成形する成形工程と、を有することを特徴とする。
さらに、前記コイル挿入工程の後で前記コイル移動工程の前に、前記コイルの挿入された前記ステータコアを固定保持した状態で前記一端側屈曲部群及び前記他端側屈曲部群を前記ステータコアの径方向の中心側及び遠心側から押圧して予備成形する予備成形工程を含むのが好ましい。
この際、前記予備成形工程は前記中心側及び前記遠心側の一方より予備成形型の一方を径方向に一定距離移動して停止し前記一端側屈曲部群及び前記他端側屈曲部群を径方向に移動させ、その後該予備成形型の一方を停止した状態で該予備成形型の他方を径方向の反対方向に一定距離移動して停止し該一端側屈曲部群及び該他端側屈曲部群を径方向に押圧する工程であるのが好ましい。
また、前記成形工程は前記一端側屈曲部群及び前記他端側屈曲部群を径方向の中心側及び遠心側より挟持する予備成形型で保持された状態でなされるのが望ましい。
本発明のステータコイル矯正方法によれば、コイル移動工程において、スロットの一端側および他端側に突出しているコイルの一端側屈曲部群および他端側屈曲部群のいずれか一方をステータコアの軸方向に押圧して、一方の屈曲部群のコイルの一部を各スロットに導入し、各スロットにあるコイルの一部を他方の屈曲部群に移動させるので、次の成形工程でコイルの両屈曲部群を所望の寸法に矯正することができる。
また、コイル移動工程により、所望の寸法に見合った量を移動させることにより、所望の寸法となるまで成形時に無理に圧縮する必要が無くなる。そのため、ワイヤへの負担が少なくなり、ワイヤの破損を防止できる。
本発明のステータコイル矯正方法を実施するための最良の形態を、以下に説明する。
本発明のステータコイル矯正方法は、コイル挿入工程と、コイル移動工程と、成形工程と、を有する。なお、本発明のステータコイル矯正方法において、コイルが挿入されるステータコアは、ステータコア薄板を複数枚積層して形成され、内周側に多数のスロットを持つものであれば特に限定はなく、通常用いられているステータコアであればよい。
コイル挿入工程は、内周面に多数のスロットを有する上記ステータコアの各スロットに予め形成されたコイルを、ステータコアの一端側から他端側に挿入する工程である。ステータコアの各スロットにコイルを挿入する方法としては、従来のコイル巻線装置、コイル挿入装置を用いて行えばよい。通常、ワイヤは各スロットに複数回巻き掛けられた状態となるように挿入される。そのため、複数本のワイヤがスロットに挿入され、スロットの両端部より屈曲したワイヤの一部が突出した状態となる。したがって、コイル挿入後は、コイルの屈曲部群が各スロットの一端側および他端側に突出する。
コイル移動工程は、コイルの挿入されたステータコアを固定保持した状態で、各スロットの一端側および他端側に突出しているコイルの一端側屈曲部群および他端側屈曲部群のいずれか一方をステータコアの軸方向に押圧して一方の屈曲部群のコイルの一部を各スロットに導入し、各スロットにあるコイルの一部を他方の屈曲部群に移動させる工程である。コイル移動工程により、一方の屈曲部群のコイルの一部を各スロットに導入し、各スロットにあるコイルの一部を他方の屈曲部群に移動させることにより、両屈曲部群の突出量(比率)を自由に変更できる。たとえば、モータを設置する際に、リード側(電力供給側)のスペースが小さい場合は、リード側の屈曲部群を軸方向に押圧して、反リード側にスロット内のコイルの一部を移動すればよい。
成形工程は、コイル移動工程の後に、一端側屈曲部群および他端側屈曲部群を互いに対向する背面側より同時に押圧して成形する工程である。コイル移動工程において、コイルの移動量を調節することにより、両屈曲部群を所望の寸法に矯正することが可能となる。両屈曲部群を押圧する際には、ステータの軸方向から押圧できる成形型を用いるなどして、押圧すればよい。成形型の形状に特に限定はなく、円盤状や円筒状など、従来用いられているものでよい。
さらに、コイル挿入工程の後でコイル移動工程の前に、予備成形工程を含んでもよい。予備成形工程は、コイルの挿入されたステータコアを固定保持した状態で、一端側屈曲部群および他端側屈曲部群をステータコアの径方向の中心側および遠心側から押圧して予備成形する工程である。予備成形工程により、コイルをステータコアの径方向に矯正することが可能となる。また、コイル両屈曲部群をスロットの開口に対して軸方向に平行とすることができ、次のコイル移動工程でコイルの移動が容易となる。
この際、中心側および遠心側の一方より予備成形型の一方を径方向に一定距離移動して停止し一端側屈曲部群および他端側屈曲部群を径方向に移動させ、その後、予備成形型の一方を停止した状態で、予備成形型の他方を径方向の反対方向に一定距離移動して停止し一端側屈曲部群および他端側屈曲部群を径方向に押圧する工程であるのが好ましい。予備成形型の形状は、径方向に押圧可能であれば特に限定はなく、従来用いられているものでよい。
また、一端側屈曲部群および他端側屈曲部群を径方向の中心側および遠心側より挟持する予備成形型で保持された状態で成形工程を行ってもよい。予備成形型で保持された状態で成形を行うことにより、両屈曲部群の径方向への突出量を少なくすることができる。
上記工程の他にも、レーシング工程やワニス処理工程などを、適宜選択して行ってもよい。
本発明のステータコイル矯正方法を実施例を図を用いて以下に説明する。
[実施例1]
本実施例のステータコイル矯正方法は、コイル挿入工程、予備成形工程、コイル移動工程、本成形工程、からなる。以下に、それぞれの工程を工程順に説明する。
〈コイル挿入工程〉
図1は、コイル挿入工程により、ステータコア1のスロット11にコイル2を挿入した状態を示している。
ステータコア1は、内周部にスロット11を形成する凹部を多数備えたケイ素鋼板からなるリング状の薄板を多数積層して結束されたものである。そして、コイル2は、巻線装置を用い、マグネットワイヤを束状に巻線して形成される。その後、コイル挿入装置を用い、形成したコイル2を、ステータコア1のスロット11に、軸方向の一端側から他端側へと挿入する。
コイル挿入後のステータコア1は、その軸方向両端部よりコイル2の屈曲部群が突出している。この屈曲部群を、以下、コイル端部21,22とする。なお、軸方向において、コイル2よりリード線3が導出されている側をリード側、反対側を反リード側とし、リード側のコイルの屈曲部群をコイル端部21、反リード側のコイルの屈曲部群をコイル端部22とする。図1では、説明のためにリード線3を示してあるが、矯正の際には、後述するプレス装置の外径型131に形成された溝部(図示せず)にリード線3を沿わせ、リード線3は溝部によりプレス装置の外側へ案内される。
なお、本実施例では、コイル端部21(リード側)がコイル端部22(反リード側)よりも小さくなるように矯正する。
(プレス装置)
ここで、本実施例で用いるプレス装置について説明する。図2は、プレス装置の構成の説明図である。プレス装置100は、本体上部101と本体下部102とからなる。そして、プレス装置の本体上部101と本体下部102との間は、ステータコア1を固定保持する保持部(保持機構は図示せず)となっている。本体上部101および本体下部102は、ステータコア1に対して対称的な構成である。
本体上部101および本体下部102は、内径型111,112、高さ型121,122、外形型131,132を有する。
内径型111,112は、全体として円柱形状で、ステータコア1と同軸的に配置される。内径型111,112には、同軸的に円錐形状の内径側くさび116,117が挿入される。そして、内径側くさび116,117は、シリンダA1,A2と連結されている。内径側くさび116,117は、内径型111,112と摺接し、シリンダA1,A2によりステータコア1の軸方向に上下移動される。この際、内径型111,112は、径方向に区割りされているため、内径側くさび116,117がステータコア1に近づくように移動すると、内径型111,112はステータコア1の径方向に拡径される。
外径型131,132は、全体として円筒形状である。外径型131,132は、その円筒の内側に内径型111,112が配置される。外径型131,132の外周面は斜面となっており、この外周面(斜面)には円錐形状の外径側くさび136,137が当接する。そして、外径側くさび136,137は、シリンダB1,B2と連結されている。外径側くさび136,137は、シリンダB1,B2により軸方向に上下移動される。外径側くさび136,137と摺接する外径型131,132は、径方向に区割りされているため、外径側くさび136,137がステータコア1に近づくように移動すると、外径型111,112はステータコア1の径方向に縮径される。
高さ型121,122は、円筒形である。高さ型121,122は、内径型111,121と外径型131,132との間に収まるように配置される。そして、高さ型121,122は、シリンダC1,C2と連結されている。高さ型121,122は、シリンダC1,C2により軸方向に上下移動される。
また、各シリンダには、センサが設けられている。シリンダA1,A2およびシリンダB1,B2は、位置センサA1S,A2SおよびB1S,B2Sを有する。シリンダC1,C2は、位置センサC1S4〜C1S8,C2S4〜C2S8および圧力センサC1P,C2Pを有する。なお、位置センサA1SとB1S、位置センサA2SとB2Sは、コイル移動工程および本成形工程では、高さ方向に同じ位置にある。
位置センサC1S4〜C1S8,C2S4〜C2S8は、シリンダC1,C2にそれぞれ等間隔に位置している。そして、コイル移動工程においては、各位置センサは、本体上部101では、C1S4〜C1S8のいずれかがA1SおよびB1Sと同じ高さに位置したときに、高さ型121の位置を検知する。また、本体下部102では、C2S4〜C2S8のいずれかがA2SおよびB2Sと同じ高さに位置したときに、高さ型122の位置を検知する。なお、位置センサC1S4〜C1S8,C2S4〜C2S8で検知される高さ型121,122の位置は、それぞれ、後述の目盛4〜8に対応する。
圧力センサC1P,C2Pは、本成形工程において、高さ型121,122に対するコイル端部21,22からの圧力を検知する。本成形工程において圧力センサを作動させることにより、コイル端部21,22を加圧圧縮する際に、加圧力を任意の値で一定にできる。
以下に、プレス装置100を用いた矯正方法を図を用いて説明する。図3〜図10は、図2のプレス装置10を模式的に示した図であって、図4〜図10では一部のみを示している。
〈予備成形工程〉
コイルが挿入されたステータコア1は、リード側が上側となるようにプレス装置100に固定保持される。図3は、ステータコア1をプレス装置100に固定保持した状態を模式的に示す図である。リード側のコイル端部21が型111,121,131と、反リード側のコイル端部22が型112,122,132と対向する。ステータコア1がプレス装置100に固定保持されたのみの状態では、シリンダA1,A2およびB1,B2は、内径型111,112の外周面がステータコア1のスロット11の先端部が成す内周より小径で、外径型131,132の内周面がステータコア1の外周面より大径となるように、後進端に位置する。また、シリンダC1,C2は、高さ型121,122が目盛9に位置するように、後進端に位置している。
はじめに、内径側を予備成形する。シリンダA1,A2を前進端までステータコア1側へ移動することにより内径型111,121を拡径する(図1の矢印A1,A2に相当)と、内径型111,121は、図4の111’,121’の位置まで移動する。
つぎに、外径側を予備成形する。シリンダB1,B2を前進端までステータコア1側へ移動することにより外径型131,132を縮径する(図1の矢印B1,B2に相当)と、外径型131,132は、図5の131’,132’の位置まで移動する。
〈コイル移動工程〉
コイル移動工程では、コイル2の一部をコイル端部22に移動させるために、高さ型121をステータコア1側に移動させる。(図1の矢印C1に相当)この際、プレス装置100は、位置センサーC1S4〜C1S8を用い、コイル端部の突出量の比率が(コイル端部21):(コイル端部22)=5:9となるように、高さ型の移動が制御されるようにセットされる。すなわち、後進端に位置したシリンダC1は、位置センサC1S5が位置センサA1SおよびB1Sに検知されるまで移動する。それに伴い、高さ型121は目盛9から目盛5まで移動する。そして、コイル端部22と対向する高さ型122は、目盛9から移動しない。
具体的には、高さ型121は、目盛6でコイル端部21と衝突する(図8)。そして、コイル端部21は、高さ型121に押圧されて目盛6から目盛5まで移動し、同時にコイル2の一部がコイル端部22に移動して、コイル端部22は目盛8から目盛9へと移動する(図9)。
〈本成形工程〉
つぎに、圧力センサC1P,C2Pを作動させ、コイル端部21,22を高さ型121’,122により加圧力P1 にて加圧圧縮する。コイル端部21,22は、所望の突出量に矯正される(図10)。
以上の手順でステータコイルの矯正が行われる。なお、図11は、本実施例の矯正手順を表に示したものである。図1において、No.0はステータコア1をプレス装置100に固定保持した状態(図3)、No.1および2は予備成形工程(図4,図5)、No.3〜6はコイル移動工程(図6〜図9)、No.7は本成形工程(図10)に相当する。
[実施例2]
本実施例では、コイル端部22(反リード側)がコイル端部21(リード側)よりも小さくなるように矯正する。そのため本実施例では、実施例1において、コイル移動工程および本成形工程を以下のものとした。なお、図12〜図16は、プレス装置10を模式的に示した図であって、その一部のみを示している。
〈コイル移動工程〉
コイル移動工程では、コイル2の一部をコイル端部21に移動させるために、高さ型122をステータコア1側に移動させる(図1の矢印C2に相当)。この際、プレス装置100は、位置センサーC2S4〜C2S8を用い、コイル端部の突出量の比率が(コイル端部21):(コイル端部22)=9:5となるように、高さ型の移動が制御されるようにセットされる。すなわち、後進端に位置したシリンダC2は、位置センサC2S5が位置センサA2SおよびB2Sに検知されるまで移動する。それに伴い、高さ型122は目盛9から目盛5まで移動する。そして、コイル端部21と対向する高さ型121は、目盛9から移動しない。
具体的には、高さ型122は、目盛8でコイル端部22と衝突する(図12)。そして、コイル端部22は、高さ型122に押圧されて目盛8から目盛5まで移動(図13,図14)し、同時にコイル2の一部がコイル端部21に移動して、コイル端部21は目盛6から目盛9へと移動する(図13〜図15)。
〈本成形工程〉
つぎに、圧力センサC1P,C2Pを作動させ、コイル端部21,22を高さ型121,122’により加圧力P2 にて加圧圧縮する。コイル端部21,22は、所望の突出量に矯正される(図16)。
以上の手順でステータコイルの矯正が行われる。なお、図17は、本実施例の矯正手順を表に示したものである。図1において、No.0はステータコア1をプレス装置100に固定保持した状態(図3)、No.1および2は予備成形工程(図4,図5)、No.3〜6はコイル移動工程(図12〜図15)、No.7は本成形工程(図16)に相当する。
本発明のステータコイル矯正方法に用いられるコイルが挿入されたステータコアの一例を示す図である。 実施例1および2で用いられるプレス装置の説明図である。 実施例1および2で用いられるプレス装置の模式図であって、成形開始前の状態を示す図である。 実施例1および2で用いられるプレス装置の模式図であって、内径側を予備成形した状態を示す図である。 実施例1および2で用いられるプレス装置の模式図であって、外径側を予備成形した状態を示す図である。 実施例1で用いられるプレス装置の模式図であって、高さ型を軸方向に移動した状態を示す図である。 実施例1で用いられるプレス装置の模式図であって、図6の状態から高さ型を軸方向に移動した状態を示す図である。 実施例1で用いられるプレス装置の模式図であって、図7の状態から高さ型を軸方向に移動した状態を示す図である。 実施例1で用いられるプレス装置の模式図であって、図8の状態から高さ型を軸方向に移動した状態を示す図である。 実施例1で用いられるプレス装置の模式図であって、軸方向に成形した状態を示す図である。 実施例1の矯正手順を示したタイム・チャートである。 実施例2で用いられるプレス装置の模式図であって、高さ型を軸方向に移動した状態を示す図である。 実施例2で用いられるプレス装置の模式図であって、図12の状態から高さ型を軸方向に移動した状態を示す図である。 実施例2で用いられるプレス装置の模式図であって、図13の状態から高さ型を軸方向に移動した状態を示す図である。 実施例2で用いられるプレス装置の模式図であって、図14の状態から高さ型を軸方向に移動した状態を示す図である。 実施例2で用いられるプレス装置の模式図であって、軸方向に成形した状態を示す図である。 実施例2の矯正手順を示したタイム・チャートである。
符号の説明
1:ステータコア
11:スロット
2:コイル
21,22:コイル端部(屈曲部群)
100:プレス装置
111,112,111’,112’:内径型(予備成形型)
121,122,121’,122’,121”,122”:高さ型
131,132,131’,132’:外径型(予備成形型)

Claims (4)

  1. ステータコア薄板を複数枚積層して形成された内周側に多数のスロットをもつステータコアの各該スロットに予め形成されたコイルを該ステータコアの一端側より他端側に挿入するコイル挿入工程と、
    該コイルの挿入された該ステータコアを固定保持した状態で各該スロットの該一端側及び他端側に突出している該コイルの一端側屈曲部群及び他端側屈曲部群のいずれか一方を該ステータコアの軸方向に押圧して一方の屈曲部群の該コイルの一部を各該スロットに導入し、各該スロットにある該コイルの一部を他方の該屈曲部群に移動させるコイル移動工程と、
    その後、該一端側屈曲部群及び該他端側屈曲部群を互いに対向する背面側より同時に押圧して成形する成形工程と、
    を有することを特徴とするステータコイル矯正方法。
  2. 前記コイル挿入工程の後で前記コイル移動工程の前に、前記コイルの挿入された前記ステータコアを固定保持した状態で前記一端側屈曲部群及び前記他端側屈曲部群を前記ステータコアの径方向の中心側及び遠心側から押圧して予備成形する予備成形工程を含む請求項1記載のステータコイル矯正方法。
  3. 前記予備成形工程は前記中心側及び前記遠心側の一方より予備成形型の一方を径方向に一定距離移動して停止し前記一端側屈曲部群及び前記他端側屈曲部群を径方向に移動させ、その後該予備成形型の一方を停止した状態で該予備成形型の他方を径方向の反対方向に一定距離移動して停止し該一端側屈曲部群及び該他端側屈曲部群を径方向に押圧する工程である請求項2記載のステータコイル矯正方法。
  4. 前記成形工程は前記一端側屈曲部群及び前記他端側屈曲部群を径方向の中心側及び遠心側より挟持する予備成形型で保持された状態でなされる請求項1〜3のいずれか1つに記載のステータコイル矯正方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008206334A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Honda Motor Co Ltd 回転機用コイルの成形装置及び成形方法
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