JP2005086756A - 画像読取装置および画像読取装置の動作方法 - Google Patents

画像読取装置および画像読取装置の動作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 スループットの向上が実現された画像読取装置を提供する。
【解決手段】 画像読取装置においてリピートモードを選択すると、先のスキャンが終了した時点で、新たな原稿についての次のスキャン指示の有無に関わらずスキャン前処理を開始するとともに次のスキャン指示が監視され、次のスキャン指示が所定時間内T0になされる限りは、スキャン指示とスキャン前処理の完了とのいずれもが行われた時点で直ちに本スキャンが実行される。スキャン指示が時間T0を過ぎて与えられた場合は、通常モードと同様に再度スキャン前処理を行った上で本スキャンを実行する。原稿を交換しつつ繰り返してスキャンを行う場合、原稿の交換および載置とスキャン前処理とを並行して行うことができるので、トータルの処理時間を短縮することができ、スループットの向上が実現できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、原稿に光を照射し、その反射光から原稿画像を取得する画像読取装置に関する。
画像読取装置は、何らかのランプ(光源)を用いて原稿の被読取面に光を照射する一方、受光素子(光電変換素子)を原稿に対し相対的に走査させて、原稿からの反射光を、ミラー、結像レンズ等により受光素子上に結像させる。そして、受光素子から出力される電気信号に対しA/D変換を行うことで、原稿画像をデジタルデータとして取り込むものである。
こうした画像読取装置において読取品質を高めるためには、受光素子の配列方向である主走査方向におけるランプの照度バラツキや、ランプ光量の経時変化を補正する必要がある。この補正は一般に、シェーディング補正と呼ばれる。原稿を読み取るつど、白濃度の基準となる白基準板を読み取り、その読取データを基に受光素子から出力される読取画像の電気信号を補正するのが、シェーディング補正処理の一般的な態様である。
画像読取装置におけるシェーディング補正の精度の向上やスループットの向上、さらには画質の安定化を図るための技術は、すでに開示されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
特開平8−223416号公報 特開2000−232558号公報
画像読取装置には、読取対象である原稿と、読取画像を結像させる受光素子との距離を、自動的に調整できる、オートフォーカス機構を有する画像読取装置も多数存在する。また、ユーザーが、読取解像度を自由に変更できる画像読取装置も多数存在している。
図7は、こうした画像読取装置におけるスキャン(本スキャン)に至るまでの読取準備工程に相当するプレスキャン工程を概説する図である。まず、ユーザーによる読取解像度などのスキャン条件の指定(ステップS101)がなされたうえで、スキャンの実行が指示される(ステップS102)。すると、その解像度に基づくオートフォーカス設定が実行され(ステップS103)、その後にシェーデイング補正が実行される(ステップS104)。実際の原稿を読み取る本スキャンは、その後にようやく行われることになる(ステップS105)。オートフォーカスの設定は、ユーザーが読み取りを指示するたびに実行されるものであるので、画像読取装置における読み取り動作は、原稿の載置、読み取り指示、プレスキャン、本スキャンという一連の動作がシリアルに(逐次的に)行われることになる。このことは、画像読取装置のスループットの向上を阻害する要因となっていた。
特許文献1においては、シェーディング補正処理時のデータサンプリングについて工夫することにより、シェーディング補正の精度を向上させる技術が開示されている。一方、特許文献2においては、ランプの点灯の際の立ち上がり時間を所定時間以内とすることで、読取画像の画質の安定化と、シェーディング補正の精度の向上とを図る技術が開示されている。しかしながら、いずれにおいても、読み取り動作を一連に行う点では従来技術の域を出ない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、スループットの向上が実現された画像読取装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、所定の実行指示に応答して、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光または透過光をレンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成させる読取処理手段と、前記複写画像データの生成に先立って所定の前処理を行う前処理手段と、を備える画像読取装置であって、所定の選択指示に応じて第1の動作モードと第2の動作モードとを選択的に実行可能であり、前記第1の動作モードが選択された場合、前記読取処理手段が第1の実行指示に応答して第1の複写画像データを生成した後に、前記前処理手段が前記所定の前処理を開始するとともに前記読取処理手段が第2の複写画像データの生成の開始を指示する第2の実行指示の監視を開始し、前記第2の実行指示が所定のしきい値時間内に与えられる場合に、前記読取処理手段による前記第2の実行指示の受け取りと、前記所定の前処理の完了とのいずれもがなされた時点で、前記読取処理手段が第2の複写画像データを生成する、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、所定の実行指示に応答して、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光または透過光をレンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成させる読取処理手段と、前記複写画像データの生成に先立って所定の前処理を行う前処理手段と、を備える画像読取装置であって、所定の選択指示に応じて第1の動作モードと第2の動作モードとを選択的に実行可能であり、前記第1の動作モードが選択された場合、前記読取処理手段が第1の実行指示に応答して第1の複写画像データを生成した後に、前記前処理手段が前記所定の前処理を開始するとともに前記読取処理手段が第2の複写画像データの生成の開始を指示する第2の実行指示の監視を開始し、前記第2の実行指示が所定のしきい値時間内に与えられる場合に、前記読取処理手段による前記第2の実行指示の受け取りよりも以前に、前記所定の前処理が完了している場合に、直ちに前記読取処理手段が第2の複写画像データを生成する、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像読取装置であって、前記第2の実行指示が前記所定のしきい値時間を越えて与えられる場合には、前記前処理手段による前記所定の前処理を行った後に、前記読取処理手段が第2の複写画像データを生成する、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、所定の実行指示に応答して、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光または透過光をレンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成させる読取処理手段と、前記複写画像データの生成に先立って所定の前処理を行う前処理手段と、を備える画像読取装置であって、所定の選択指示に応じて第1の動作モードと第2の動作モードとを選択的に実行可能であり、前記第1の動作モードが選択された場合、前記読取処理手段が第1の実行指示に応答して第1の複写画像データを生成した後に、前記前処理手段が前記所定の前処理を開始するとともに前記読取処理手段が第2の複写画像データの生成の開始を指示する第2の実行指示の監視を開始し、前記第2の実行指示が与えられた時点で、前記所定の前処理が完了していない場合、前記所定の前処理の完了後直ちに前記読取処理手段が第2の複写画像データを生成する、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像読取装置であって、前記画像読取装置は、前記複写画像データの色濃度値を補正する際の基準となる色濃度基準物、を備えており、前記前処理手段は、前記色濃度基準物に前記光源から光を照射して得られる反射光を前記受光素子にて受光する基準読取処理と、前記基準読取処理の結果に基づいて前記複写画像データの色濃度値を補正する補正処理とを行うシェーディング処理手段と、前記基準読取処理と連続して実行され、前記レンズの配置位置を調整することにより前記反射光の前記受光素子に対する集光状態を最適化するオートフォーカス処理を行うオートフォーカス処理手段と、を備えており、前記所定の前処理は、前記基準読取処理と前記オートフォーカス処理を連続して行う処理である、ことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像読取装置であって、前記第2の動作モードが選択された場合、前記読取処理手段が第1の実行指示に応答して第1の複写画像データを生成した後に、前記第2の実行指示が与えられると、前記前処理手段による前記所定の前処理を行ったうえで、前記読取処理手段が第2の複写画像データの生成を開始する、ことを特徴とする。
請求項7の発明は、所定の実行指示に応答して、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光または透過光をレンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する読取処理工程と、前記複写画像データの生成に先立って所定の前処理を行う前処理工程と、を備える画像読取装置の動作方法であって、所定の選択指示に応じて第1の動作モードと第2の動作モードとのいずれかを選択する工程をさらに備え、前記第1の動作モードは、前記読取処理工程が実行されることにより第1の実行指示に応答して第1の複写画像データが生成された後に、前記前処理工程を開始させるとともに前記読取処理工程において第2の複写画像データの生成の開始するための第2の実行指示の監視を開始し、前記第2の実行指示が所定のしきい値時間内に与えられる場合に、前記第2の実行指示と、前記所定の前処理の完了とのいずれもがなされた時点で、前記読取処理工程を実行して第2の複写画像データを生成する、という動作モードであることを特徴とする。
請求項8の発明は、所定の実行指示に応答して、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光または透過光をレンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する読取処理工程と、前記複写画像データの生成に先立って所定の前処理を行う前処理工程と、を備える画像読取装置の動作方法であって、所定の選択指示に応じて第1の動作モードと第2の動作モードとのいずれかを選択する工程をさらに備え、前記第1の動作モードは、前記読取処理工程が実行されることにより第1の実行指示に応答して第1の複写画像データが生成された後に、前記前処理工程を開始させるとともに前記読取処理工程において第2の複写画像データの生成の開始するための第2の実行指示の監視を開始し、前記第2の実行指示が所定のしきい値時間内に与えられる場合に、前記第2の実行指示よりも以前に、前記所定の前処理が完了している場合に、直ちに前記読取処理工程を実行して第2の複写画像データを生成する、という動作モードであることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項7または請求項8に記載の動作方法であって、前記第2の実行指示が前記所定のしきい値時間を越えて与えられる場合には、前記前処理工程を行った後に、前記読取処理工程を実行して第2の複写画像データを生成する、ことを特徴とする。
請求項10の発明は、所定の実行指示に応答して、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光または透過光をレンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する読取処理工程と、前記複写画像データの生成に先立って所定の前処理を行う前処理工程と、を備える画像読取装置の動作方法であって、所定の選択指示に応じて第1の動作モードと第2の動作モードとのいずれかを選択する工程をさらに備え、前記第1の動作モードは、前記読取処理工程が実行されることにより第1の実行指示に応答して第1の複写画像データが生成された後に、前記前処理工程を開始させるとともに前記読取処理工程において第2の複写画像データの生成の開始するための第2の実行指示の監視を開始し、前記第2の実行指示が与えられた時点で、前記所定の前処理が完了していない場合、前記所定の前処理の完了後直ちに前記読取処理工程を実行して第2の複写画像データを生成する、という動作モードであることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項7ないし請求項10のいずれかに記載の動作方法であって、前記画像読取装置は、前記複写画像データの色濃度値を補正する際の基準となる色濃度基準物、を備えており、前記前処理工程は、前記色濃度基準物に前記光源から光を照射して得られる反射光を前記受光素子にて受光する基準読取処理工程と、前記基準読取処理と連続して実行され、前記レンズの配置位置を調整することにより前記反射光の前記受光素子に対する集光状態を最適化するオートフォーカス処理を行うオートフォーカス処理工程と、を備えており、前記所定の前処理は、前記基準読取処理と前記オートフォーカス処理を連続して行う処理である、ことを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項7ないし請求項11のいずれかに記載の動作方法であって、前記第2の動作モードは、前記読取処理工程が実行されることにより第1の実行指示に応答して第1の複写画像データが生成された後に前記第2の実行指示が与えられると、前記前処理工程を実行したうえで、前記読取処理工程による第2の複写画像データの生成を開始する、という動作モードであることを特徴とする。
請求項1ないし請求項12の発明によれば、原稿を交換しつつ繰り返して読取処理を行う場合に、原稿の交換および載置と前処理とを並行して行うことができるので、トータルの処理時間を短縮することができ、画像読取装置におけるスループットの向上が実現できる。
特に、請求項1および請求項7の発明によれば、先の読取処理の終了後、次の読取処理についての実行指示が所定時間内になされる限りは、前処理が完了していれば直ちに、前処理が完了していなければ完了次第、次の読取処理が実行されるので、原稿を交換しつつ繰り返して読取処理を行う場合に、トータルの処理時間を短縮することができ、画像読取装置におけるスループットの向上が実現できる。
特に、請求項2および請求項8の発明によれば、先の読取処理の終了後、次の読取処理についての実行指示が所定時間内になされる限りは、係る実行指示後、直ちに読取処理が実行されるので、原稿を交換しつつ繰り返して読取処理を行う場合に、トータルの処理時間を短縮することができ、画像読取装置におけるスループットの向上が実現できる。
特に、請求項3および請求項9の発明によれば、先の読取処理の終了後、次の読取処理についての実行指示がなされるまでの経過時間が所定時間以上である場合には、前処理を行ったうえで読取処理を実行するので、適正な処理がなされた複写画像データを得ることができる。
特に、請求項4および請求項10の発明によれば、先の読取処理の終了後、前処理が完了次第、次の読取処理が実行されるので、原稿を交換しつつ繰り返して読取処理を行う場合に、トータルの処理時間を短縮することができ、画像読取装置におけるスループットの向上が実現できる。
特に、請求項5および請求項11の発明によれば、読取処理の実行間隔によらず、読取画像に対する光源の照度の変動の影響が除去され、かつ高精度の読取画像を得ることができる。
特に、請求項6および請求項12の発明によれば、単発的にのみ読取処理を行うことが明らかな場合などに第2の動作モードを選択することにより、不必要な前処理の実行を回避することができるので、光源等の劣化を抑制することができ、ランニングコストを抑制することができる。
<装置構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る画像読取装置100の構成を模式的に示す図である。画像読取装置100は、いわゆるフラットベッド型のスキャナであり、原稿載置部10と、光学走査部20と、制御部30と、入力インタフェイス(I/F)36とから主として構成される。
原稿載置部10は、読取対象物となる原稿が載置される原稿台11と、シェーディング補正が実行される際に読み取られる白基準板12と、オートフォーカス(AF)が実行される際に読み取られるAF基準板13とを主として備える。
原稿台11は、例えばガラスよりなる透明かつ平滑な板であり、その上部の読取領域14に原稿が載置された状態で、光学走査部20に備わる後述する光源21から発せられ、原稿台11を透過した光が該原稿に照射される。好ましくは、原稿台11はA0サイズの原稿が載置可能とされる。
白基準板12は、読取画像データについて、光源21の照度や後述するCCD素子22の受光感度のばらつきに起因する色濃度値のずれを補正するシェーディング補正において、色濃度基準物となる白色の板である。なお、本実施の形態においては、白基準板からの反射光を読み取る基準読取処理のことを、「シェーディングを実行する」と称し、その結果に基づいて補正処理を実行することを、「シェーディング補正を実行する」と称する。
AF基準板13は、光学走査部20に備わる、後述するレンズ23の焦点を調整する際の基準となるものである。AF基準板13の光が照射される側の面には、例えば、図6(a)に示すような基準線Lがいくつか形成されており、この基準線Lを含む領域RGの読取データに基づいて、AF処理が実行される。
光学走査部20は、原稿への光の照射と、原稿からの反射光の読み取りとを、光を走査させつつ行うために備わる。光学走査部20は、例えばキセノンランプなどの蛍光ランプにより構成され、原稿載置部10の所定位置に光を照射する光源21と、原稿からの反射光を受光する受光素子であるCCD素子22と、反射光の倍率を調整するレンズ23と、レンズ23の位置を調整するためにパルスモータなどを備えるレンズ駆動機構24と、例えばベルトドライブによって光学走査部20全体を所定の方向(図1においては左右方向)に駆動する走査駆動機構25とを主として備える。
なお、本実施の形態では、原稿からの反射光を受光する構成の画像読取装置について説明しているが、原稿を透過した透過光を受光する構成の画像読取装置であっても、本発明の作用効果を実現することができる。係る画像読取装置の場合、光源21とCCD素子22とが原稿を挟んで対向する位置に設けられる。そして、光源21から照射され、原稿を透過した光が、CCD素子22に受光されることになる。
制御部30は、原稿からの反射光の受光量に応じて発せられる電気信号を輝度情報(色濃度値)に変換するA/Dコンバータ31と、原稿から取得された、各画素ごとの色濃度値の集合を原稿画像データとして保持したり、各種の設定データを記憶するメモリ32と、各部を制御する制御手段として機能するCPU33と、CPUからの動作命令に応じてレンズ駆動機構24および走査駆動機構25とを駆動するドライバ34とを主として備える。メモリ32は、ROMやRAMあるいは不揮発性メモリなどによって構成されるものである。メモリ32には、原稿画像データを保持する画像メモリ32aが備わるほか、画像読取装置100におけるスキャン動作に係る設定パラメータであるスキャンパラメータPMや、後述する待機処理時の動作内容を規定する動作モード情報MDや、待機処理が行われる際に必要となるタイマーしきい値T0などを記憶する参照テーブル(LUT)32bが備わる。なお、本実施の形態に係る画像読取装置100は、動作モードとして、原稿を順次交換しつつ、繰り返しスキャンを行うことを前提とする動作モードであるリピートモードと、リピートモードを選択しない場合の動作モードである通常モードとのいずれかをユーザーが選択的に設定可能であり、係る選択の内容が、動作モード情報MDとして参照テーブル32bに記憶される。また、タイマーしきい値T0は、リピートモードの選択時に、本スキャンの実行終了から、次のスキャン指示までの間の経過時間に関するしきい値であり、後述するように、リピートモードにおいて行われる動作内容を定める因子の1つである。また、タイマーしきい値T0は、その値の性質上、スキャン前処理に要する時間Tpよりも大きな値として与えられる。
制御部30においては、メモリ32およびCPU33の作用により、各種の処理を行うための構成要素として、スキャン処理手段41と、AF処理手段42と、シェーディング処理手段43とが主として実現される。図2は、メモリ32とCPU33の作用により実現されるこれらの構成要素と、各構成要素において取り扱われるデータとの関係を示す図である。
スキャン処理手段41は、実際に原稿の読み取りを行う本スキャンに係る処理を担う。スキャン処理手段41は、入力I/F36を通じてユーザーにより与えられ、参照テーブルLUT32bに記憶されている、読取解像度、読取領域などの本スキャンのための種々のスキャン設定パラメータPMに従って光学走査部20を動作させ、読取画像データDDを取得する。
AF処理手段42は、レンズ23の合焦位置を設定する処理を担う。AF処理手段42は、レンズ駆動機構24を駆動させて、レンズ23の位置を変えつつAF基準板13の読み取りを行い、その結果に基づいて、レンズ23の合焦位置を設定する。
シェーディング処理手段43は、読取画像データDDに対するシェーディング補正のための処理を行う。シェーディング処理手段43は、白基準板12の読みとりを行い、その結果に基づいて、シェーディング補正の際の補正係数(後述)を取得するほか、該補正係数を用いて、読取画像データDDから補正画像データDCを生成する。
なお、以下の説明においては、シェーディングの実行とこれに引き続くAF処理とを併せて、「スキャン前処理」と称する。
入力I/F36は、ユーザーが、スキャン実行指示や、スキャンパラメータPM、動作モード情報DM等の入力を行うためのインタフェイスである。
なお、画像読取装置100については、原稿載置部10、光学走査部20、制御部30、および入力I/F36が全て一の筐体に一体のものとして組み込まれている態様であってもよいし、原稿載置部10および光学走査部20が一の筐体に本体部として組み込まれ、制御部30および入力I/F36はパーソナルコンピュータによって実現されて、本体部と通信可能に設けられる態様であってもよい。
<リピートモード時の処理の流れ>
本実施の形態に係る画像読取装置100は、上述したように、リピートモードによる動作を選択可能である点で特徴的である。図3および図4は、画像読取装置100における処理の流れを示す図である。
画像読取装置100が動作可能な状態となると、まず、スキャン処理手段41が、その時点で設定されている(あるいは起動時のデフォルト値としてあらかじめ記憶されている)スキャンパラメータPMや動作モード情報MD、タイマーしきい値T0などのデータを参照データ信号sg1として参照テーブル32bから取得し(ステップS1)、ユーザーによる入力I/F36を介したスキャンの実行指示(スキャン指示)が監視される(ステップS2)。なお、スキャンパラメータPMや動作モード情報MDの内容は、スキャン指示があるまで、あるいは本スキャンの終了後は、入力I/F36におけるユーザーからの入力指示に応じて随時に変更が可能とされている。すなわち、入力I/F36から係る設定変更内容を表すデータ書込信号sg2が与えられるたびに、参照テーブル32bの内容がその内容に従って、書き換えられる。よって、スキャン指示があった時点で参照テーブル32bに記述されている内容が、以降の処理に用いられるものとする。
スキャン指示があると(ステップS2でYES)、本スキャンの前段階であるスキャン前処理の実行が開始される(ステップS3)。具体的な処理としては、スキャン指示信号sg3を受けたスキャン処理手段41がシェーディング実行信号sg4をシェーディング処理手段43に与える。シェーディング処理手段43はこれに応答して、白基準板12からの反射光を読み取るシェーディングを実行する。いま、白基準板12の真の色濃度値をV、白基準板を読み取った際の出力値を第1シェーディングデータDS1、読み取り時の画像データを読取画像データDD、補正後の画像データを補正画像データDCとすると、
DC=DD×V/DS (式1)
なる関係が、各画素について成り立つ。シェーディング補正を実行することは、式1の関係に基づいて補正画像データDCを得ることに他ならない。ステップS2においてシェーディングを実行することにより、シェーディングデータDSが取得され、式1の右辺の係数V/DSが得られることになる。
シェーディングの実行が完了し、シェーディング完了信号sg5がスキャン処理手段41に対し与えられると、引き続いて、スキャン処理手段41はこれを受けて、AF処理手段42に対してAF処理実行信号sg6を与える。AF処理手段42はこれに応答して、AF処理を実行する。図6は、AF処理について説明するための図である。AF処理においては、レンズ駆動機構24を駆動させてレンズ位置を変えつつ、各レンズ位置でそれぞれに、図6(a)に示すAF基準板13に形成された基準線Lを含む領域RGからの反射光を読み取る、という処理が所定のレンズ位置範囲で行われる。レンズ位置は、例えば、レンズ駆動機構24に備わるパルスモータのパルス数により表すことが出来る。それぞれのレンズ位置において、図6(b)に概要を示す処理を行うことで、合焦位置が決定される。合焦位置と定められたレンズ位置は、AFデータDAとして取得される。すなわち、(1)領域RGについての濃度プロファイルP1の取得、(2)平均化処理(ノイズフィルタ処理)による平均化プロファイルP2の取得、(3)主走査方向についてのUSM(アンシャープマスキング)プロファイルP3の取得、(4)平均化プロファイルP2とUSMプロファイルP3との差分の絶対値であるエッジプロファイルP4の生成として生成する。レンズ位置を変化させつつ、何点かでそれぞれにこのエッジプロファイルP4を求め、主走査方向において絶対値の総和が最大となるレンズ位置が、合焦位置として、つまりはAFデータDAとして取得される。
AF処理が完了すると、AF処理手段42からスキャン処理手段41へとAF処理完了信号sg7が与えられる。スキャン処理手段41がAF処理完了信号sg7を受信した時点で、スキャン前処理の終了が確認されたことになる(ステップS4)。なお、スキャン前処理によって得られたシェーディングデータDSやAFデータDAは、メモリ32に一時的に保持される。
スキャン前処理の終了を受けて、スキャン処理手段41は、本スキャンを実行する(ステップS5)。本スキャンは、スキャンパラメータPMの設定内容やAFデータDAに従って行われる。スキャン処理手段41は、ドライバ34を通じて走査駆動機構25を駆動しつつ、光源21から照射される光の反射光をCCD素子22で受光し、A/Dコンバータ31を経て読取画像データDDを取得する。読取画像データDDが得られると、シェーディングデータDSを用いて各画素ごとに式1に基づいてシェーディング補正が実行されて、補正画像データDCが得られる。補正画像データDCが、画像読取装置100からの出力データとして、種々の画像処理装置等で利用されることになる。
本スキャンが完了すると、スキャン処理手段41は、スキャン指示の時点で設定されている動作モードがリピートモードであるか否かを判断する(ステップS6)。動作モードとしてリピートモードではなく通常モードが選択されている場合(ステップS6でNO)は、ステップS2に戻り、ユーザが原稿の交換を行い、新たな原稿をセットしたうえで行う当該新たな原稿についてのスキャン指示が監視される。そして、スキャン指示があると、その度に必ずスキャン前処理を経たうえで本スキャンが実行されることになる。つまり、通常モードにおいて行われる処理は、従来の画像読取装置において行われる処理に相当する。
リピートモードが選択されている場合(ステップS6でYES)は、図4に示すリピートモード待機処理に移行することになる。
リピートモード待機処理に移行した場合、スキャン処理手段41は、タイマー35に対し所定の動作信号sg8を与えて、タイマー35による計時をスタートさせる(ステップS11)とともに、直ちにスキャン前処理を開始させる(ステップS12)。スキャン前処理の実行内容は、上述したものと同じである。また、スキャン前処理の開始とともに、ユーザーによるスキャン指示が監視が開始される(ステップS13)。
図4においては説明の便宜上ステップS11〜S13の処理を時系列的に示しているが、好ましくは、これらの処理はほぼ同時に開始される。よって、リピートモードが選択されている場合は、ステップS5における先の本スキャンが終了した後、スキャン指示の有無に関わらずスキャン前処理が開始されるとともに、新たな原稿についてのスキャン指示が監視されることになる。これは、スキャン前処理とスキャン指示の監視とが、いわばマルチタスクとして実現されていることを意味する。
そして、以降になされる処理は、スキャン前処理が完了する時点と、監視されている次のスキャン指示のタイミング、さらにはタイマーしきい値T0との時間的な関係によって異なるものとなる。
具体的には、まず、ユーザーによるスキャン指示(ステップS13でYES)に応じて、スキャン処理手段41は、その時点のタイマー値Tをタイマー35より取得するとともに、参照テーブル32bからタイマーしきい値T0を取得して、両者を比較する(ステップS14)。
そして、比較の結果、タイマー値Tがタイマーしきい値T0よりも小さい場合(ステップS14でNO)は、スキャン処理手段41は、所定の動作信号sg8を与えてタイマー35の計時を停止させてタイマー値Tをリセットさせるとともに(ステップS15)、ステップS12にて開始されたスキャン前処理が完了しているか否か(ステップS16)、すなわち、AF処理完了信号sg7を受信したか否かを確認し、スキャン前処理が完了していない場合は、AF処理完了信号sg7の受信を監視する(ステップS16でNO)。
これにより、以下に示す(ケース1)から(ケース3)の3つの場合が起こりうる。図5は、これらの各ケースについて説明するための模式図である。なお、図5においては、横軸は時間を表し、ステップS5において本スキャンがなされた原稿を、ユーザーが取り除く動作に要する時間を記号A、新たな原稿を載置する動作に要する時間を記号B、スキャン前処理に要する時間Tpを記号C、本スキャンに要する時間を記号Dで表すものとする。また、原稿のタイマー35による計時のスタート(T=0)と同時に原稿の除去を開始するものとする。また、図5(d)を除き、T=0の時点でステップS12に示されるスキャン前処理が開始されるものとする。さらに、説明の簡単のため、新たな原稿の載置が完了したと同時にスキャン指示がなされるものとする。
(ケース1)タイマー値Tがタイマーしきい値T0よりも小さく(ステップS14でNO)、スキャン前処理が完了していない場合(ステップS16でNO)、図5(a)がこの場合に相当する図である。係る場合は、原稿の載置がスムーズに行われるなどして、載置が終了しスキャン指示がなされた時刻T1の時点では、まだスキャン前処理が完了していない場合である。この場合、スキャン前処理が終了(ステップS16でYESとなる)した時点(時刻Tp)でステップS5に戻り、本スキャンが実行されることになる。その際には、その時点でまさに終了したばかりのスキャン前処理にて得られたシェーディングデータDSやAF処理データDAが用いられることになる。
(ケース2)タイマー値Tはタイマーしきい値T0よりも小さい(ステップS14でNO)が、スキャン前処理がすでに完了している場合(ステップS16でYES)、図5(b)がこの場合に相当する図である。係る場合としては、例えば、原稿がA0サイズ程度の大型の原稿であって、位置決め等にある程度の時間を要する場合などが考えられる。この場合、原稿の載置が終了しスキャン指示がなされた時刻T1の時点で、次の本スキャンのためのスキャン前処理が既に終了していることになるので、時刻T1にて直ちにステップS5に戻り本スキャンが実行されることになる。この場合、時間T1−Tpだけ以前にすでに終了しているスキャン前処理にて得られたシェーディングデータDSやAF処理データDAがシェーディング補正やレンズ位置の決定に用いられることになるが、タイマーしきい値T0を、光源21の照度変化などの経時的な環境変化の影響によってシェーディングデータDSやAF処理データDAの適用が不適当とならない時間として設定することにより、このような態様をとってもスキャナ画像の品質には実質的な悪影響は及ばない。
(ケース3)タイマー値Tがタイマーしきい値T0よりも大きい(ステップS14でYES)場合、図5(c)がこの場合に相当する図である。係る場合は、前回の本スキャンが実行された時点から次のスキャン指示があった時点までに、相当の時間が経過していることになる。上述したように、タイマーしきい値T0はスキャン前処理に要する時間Tpよりも十分大きな値として設定されているので、ステップS12において開始されたスキャン前処理は当然完了しているが、スキャン前処理が完了した後に経時的な環境変化が生じるおそれを考慮すると、相当時間前に得られたシェーディングデータDSやAF処理データDAを用いることは妥当ではない。そのため、この場合は、タイマーリセット(ステップS17)をしたうえでステップS3に戻り、再度スキャン前処理を行った上で本スキャンを実行することになる。これは、通常モードが選択されている場合の処理と実質的に同じである。
以上についてまとめると、(ケース1)や(ケース2)のように、本スキャン終了後、次のスキャンのために行われるスキャン指示までの時間T1が、タイマーしきい値T0よりも小さい場合は、スキャン指示までの時間T1とスキャン前処理が終了するまでの時間Tpのうち大きい値の時間が経過すれば、換言すれば、スキャン指示の受け取りとスキャン前処理との完了とのいずれもがなされた時点で、直ちに次の本スキャンが開始されることになる。
一方、図5(d)は、比較のために通常モードについて示す図であるが、通常モードの場合は常に、原稿の載置が終わりスキャン指示がなされたうえで、スキャン前処理が開始されることになるので、必ず時間T1+Tpが経過した後に本スキャンが実行されることになる。
従って、リピートモードを選択することにより、時間間隔を大きく空けずに、繰り返しスキャンを行う場合に、先の本スキャンと次の本スキャンとの間隔を従来よりも短縮することができることになる。
また、(ケース3)のように、本スキャン終了後、次のスキャンのために行われるスキャン指示までの時間T1が、タイマーしきい値T0よりも大きい場合は、スキャン指示を受けた時点で再度スキャン前処理を行うことになるので、結局は、時間T1+Tpが経過した後に本スキャンが行われることになる。これは、通常モードが選択されている場合に、同じ時間T1が経過した後にスキャン指示がなされたときに本スキャンが開始されるまでの経過時間T1+Tpと同じである。すなわち、リピートモードが選択されていても、スキャンの間隔が大きく空く場合には、通常モードと実質的に同一の動作をすることになる。すなわち、直前にスキャン前処理を行ったうえで本スキャンを実行するので、適切なシェーディング補正やAF処理に基づいた画像データを得ることができる。
また、リピートモードが選択されている場合、(ケース1)〜(ケース3)のいずれに該当するかは、スキャンを行うたびに判断されるので、ある時点で(ケース3)に該当するスキャンが行われた場合であっても、次のスキャンの際にスキャン指示が迅速になされれば、ユーザーが何らの設定を変更することなく、(ケース1)あるいは(ケース2)のいずれかに該当するスキャンがなされ得る。
以上、説明したように、本実施の形態に係る画像読取装置によれば、リピートモードを選択することによって、先のスキャンが終了した時点で、新たな原稿についての次のスキャン指示の有無に関わらずスキャン前処理を開始するとともに次のスキャン指示が監視され、次のスキャン指示が所定時間内になされる限りは、スキャン指示とスキャン前処理の完了とのいずれもが行われた時点で直ちに本スキャンが実行される。すなわち、原稿の交換および載置とスキャン前処理とを並行して行うことができるので、原稿を交換しつつ繰り返してスキャンを行う場合にトータルの処理時間を短縮することができ、画像読取装置におけるスループットの向上が実現できる。
また、単発的にのみ読取処理を行うことが明らかな場合などには通常モードを選択することにより、不必要な前処理の実行を回避することができるので、光源等の劣化を抑制することができ、ランニングコストを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る画像読取装置100の構成を模式的に示す図である。 メモリ32とCPU33の作用により実現されるこれらの構成要素と、各構成要素において取り扱われるデータとの関係を示す図である。 画像読取装置100における処理の流れを示す図である。 画像読取装置100における処理の流れを示す図である。 スキャン指示とスキャン前処理とタイマーしきい値との関係を説明するための模式図である。 AF処理について説明するための図である。 従来技術について説明する図である。
符号の説明
10 原稿載置部
11 原稿台
12 白基準板
13 AF基準板
21 光源
22 CCD素子
23 レンズ
24 レンズ駆動機構
25 走査駆動機構
32 メモリ
100 画像読取装置
P1 濃度プロファイル
P2 平均化プロファイル
P3 プロファイル
P4 エッジプロファイル
PM スキャンパラメータ
sg1 参照データ信号
sg2 データ書込信号
sg3 スキャン指示信号
sg4 シェーディング実行信号
sg5 シェーディング完了信号
sg6 AF処理実行信号
sg7 AF処理完了信号
sg8 動作信号

Claims (12)

  1. 所定の実行指示に応答して、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光または透過光をレンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成させる読取処理手段と、
    前記複写画像データの生成に先立って所定の前処理を行う前処理手段と、
    を備える画像読取装置であって、
    所定の選択指示に応じて第1の動作モードと第2の動作モードとを選択的に実行可能であり、
    前記第1の動作モードが選択された場合、
    前記読取処理手段が第1の実行指示に応答して第1の複写画像データを生成した後に、前記前処理手段が前記所定の前処理を開始するとともに前記読取処理手段が第2の複写画像データの生成の開始を指示する第2の実行指示の監視を開始し、
    前記第2の実行指示が所定のしきい値時間内に与えられる場合に、前記読取処理手段による前記第2の実行指示の受け取りと、前記所定の前処理の完了とのいずれもがなされた時点で、前記読取処理手段が第2の複写画像データを生成する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  2. 所定の実行指示に応答して、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光または透過光をレンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成させる読取処理手段と、
    前記複写画像データの生成に先立って所定の前処理を行う前処理手段と、
    を備える画像読取装置であって、
    所定の選択指示に応じて第1の動作モードと第2の動作モードとを選択的に実行可能であり、
    前記第1の動作モードが選択された場合、
    前記読取処理手段が第1の実行指示に応答して第1の複写画像データを生成した後に、前記前処理手段が前記所定の前処理を開始するとともに前記読取処理手段が第2の複写画像データの生成の開始を指示する第2の実行指示の監視を開始し、
    前記第2の実行指示が所定のしきい値時間内に与えられる場合に、前記読取処理手段による前記第2の実行指示の受け取りよりも以前に、前記所定の前処理が完了している場合に、直ちに前記読取処理手段が第2の複写画像データを生成する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像読取装置であって、前記第2の実行指示が前記所定のしきい値時間を越えて与えられる場合には、前記前処理手段による前記所定の前処理を行った後に、前記読取処理手段が第2の複写画像データを生成する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  4. 所定の実行指示に応答して、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光または透過光をレンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成させる読取処理手段と、
    前記複写画像データの生成に先立って所定の前処理を行う前処理手段と、
    を備える画像読取装置であって、
    所定の選択指示に応じて第1の動作モードと第2の動作モードとを選択的に実行可能であり、
    前記第1の動作モードが選択された場合、
    前記読取処理手段が第1の実行指示に応答して第1の複写画像データを生成した後に、前記前処理手段が前記所定の前処理を開始するとともに前記読取処理手段が第2の複写画像データの生成の開始を指示する第2の実行指示の監視を開始し、
    前記第2の実行指示が与えられた時点で、前記所定の前処理が完了していない場合、前記所定の前処理の完了後直ちに前記読取処理手段が第2の複写画像データを生成する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の画像読取装置であって、
    前記画像読取装置は、
    前記複写画像データの色濃度値を補正する際の基準となる色濃度基準物、
    を備えており、
    前記前処理手段は、
    前記色濃度基準物に前記光源から光を照射して得られる反射光を前記受光素子にて受光する基準読取処理と、前記基準読取処理の結果に基づいて前記複写画像データの色濃度値を補正する補正処理とを行うシェーディング処理手段と、
    前記基準読取処理と連続して実行され、前記レンズの配置位置を調整することにより前記反射光の前記受光素子に対する集光状態を最適化するオートフォーカス処理を行うオートフォーカス処理手段と、
    を備えており、
    前記所定の前処理は、
    前記基準読取処理と前記オートフォーカス処理を連続して行う処理である、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像読取装置であって、
    前記第2の動作モードが選択された場合、
    前記読取処理手段が第1の実行指示に応答して第1の複写画像データを生成した後に、前記第2の実行指示が与えられると、前記前処理手段による前記所定の前処理を行ったうえで、前記読取処理手段が第2の複写画像データの生成を開始する、
    ことを特徴とする画像読取装置。
  7. 所定の実行指示に応答して、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光または透過光をレンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する読取処理工程と、
    前記複写画像データの生成に先立って所定の前処理を行う前処理工程と、
    を備える画像読取装置の動作方法であって、
    所定の選択指示に応じて第1の動作モードと第2の動作モードとのいずれかを選択する工程をさらに備え、
    前記第1の動作モードは、
    前記読取処理工程が実行されることにより第1の実行指示に応答して第1の複写画像データが生成された後に、前記前処理工程を開始させるとともに前記読取処理工程において第2の複写画像データの生成を開始するための第2の実行指示の監視を開始し、
    前記第2の実行指示が所定のしきい値時間内に与えられる場合に、前記第2の実行指示と、前記所定の前処理の完了とのいずれもがなされた時点で、前記読取処理工程を実行して第2の複写画像データを生成する、
    という動作モードであることを特徴とする画像読取装置の動作方法。
  8. 所定の実行指示に応答して、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光または透過光をレンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する読取処理工程と、
    前記複写画像データの生成に先立って所定の前処理を行う前処理工程と、
    を備える画像読取装置の動作方法であって、
    所定の選択指示に応じて第1の動作モードと第2の動作モードとのいずれかを選択する工程をさらに備え、
    前記第1の動作モードは、
    前記読取処理工程が実行されることにより第1の実行指示に応答して第1の複写画像データが生成された後に、前記前処理工程を開始させるとともに前記読取処理工程において第2の複写画像データの生成の開始するための第2の実行指示の監視を開始し、
    前記第2の実行指示が所定のしきい値時間内に与えられる場合に、前記第2の実行指示よりも以前に、前記所定の前処理が完了している場合に、直ちに前記読取処理工程を実行して第2の複写画像データを生成する、
    という動作モードであることを特徴とする画像読取装置の動作方法。
  9. 請求項7または請求項8に記載の動作方法であって、前記第2の実行指示が前記所定のしきい値時間を越えて与えられる場合には、前記前処理工程を行った後に、前記読取処理工程を実行して第2の複写画像データを生成する、
    ことを特徴とする画像読取装置の動作方法。
  10. 所定の実行指示に応答して、光源を走査しつつ前記光源からの光を読取対象物に照射することにより得られる反射光または透過光をレンズにより倍率を調整しつつ受光素子にて受光することにより、前記読取対象物の複写画像データを生成する読取処理工程と、
    前記複写画像データの生成に先立って所定の前処理を行う前処理工程と、
    を備える画像読取装置の動作方法であって、
    所定の選択指示に応じて第1の動作モードと第2の動作モードとのいずれかを選択する工程をさらに備え、
    前記第1の動作モードは、
    前記読取処理工程が実行されることにより第1の実行指示に応答して第1の複写画像データが生成された後に、前記前処理工程を開始させるとともに前記読取処理工程において第2の複写画像データの生成の開始するための第2の実行指示の監視を開始し、
    前記第2の実行指示が与えられた時点で、前記所定の前処理が完了していない場合、前記所定の前処理の完了後直ちに前記読取処理工程を実行して第2の複写画像データを生成する、
    という動作モードであることを特徴とする画像読取装置の動作方法。
  11. 請求項7ないし請求項10のいずれかに記載の動作方法であって、
    前記画像読取装置は、
    前記複写画像データの色濃度値を補正する際の基準となる色濃度基準物、
    を備えており、
    前記前処理工程は、
    前記色濃度基準物に前記光源から光を照射して得られる反射光を前記受光素子にて受光する基準読取処理工程と、
    前記基準読取処理と連続して実行され、前記レンズの配置位置を調整することにより前記反射光の前記受光素子に対する集光状態を最適化するオートフォーカス処理を行うオートフォーカス処理工程と、
    を備えており、
    前記所定の前処理は、
    前記基準読取処理と前記オートフォーカス処理を連続して行う処理である、
    ことを特徴とする画像読取装置の動作方法。
  12. 請求項7ないし請求項11のいずれかに記載の動作方法であって、
    前記第2の動作モードは、
    前記読取処理工程が実行されることにより第1の実行指示に応答して第1の複写画像データが生成された後に前記第2の実行指示が与えられると、前記前処理工程を実行したうえで、前記読取処理工程による第2の複写画像データの生成を開始する、
    という動作モードであることを特徴とする画像読取装置の動作方法。
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