JP2005086590A - スピーカシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 共振周波数を可変とすることにより、再生されるソフトに適した低域周波数特性のスピーカシステムを提供する。
【解決手段】 箱状のスピーカキャビネット1の前面1aには、上半部にスピーカユニット2が取り付けられており、また同一面の下半部には外部へ通気する第1ダクト4が設けられていて、それぞれスピーカキャビネット1の内側後方へ突設している。また、スピーカキャビネット1の背面1bの下半部には、外部へ通気する第2ダクト5が設けられており、スピーカキャビネット1の内側前方へ突設している。さらに、背面1bには第2ダクト5を開閉する遮へいカバー6が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、音響機器等に用いられるスピーカシステムに関するものである。
従来より、このようなスピーカシステムとしては、スピーカキャビネットの前面又は背面にダクトを設けた、いわゆるバスレフ型のスピーカシステムが一般的である。なお、スピーカユニットは主としてスピーカキャビネットの前面に設けられるが、これに限定されるものではない。図7は、このような従来のスピーカシステムの一例を模式的に示す側面断面図である。同図において、箱状のスピーカキャビネット1の前面1aには、スピーカユニット2が取り付けられており、また同一面に外部へ通気するいわゆるバスレフダクトであるダクト3が設けられていて、それぞれスピーカキャビネット1の内側後方へ突設している。
ここで、スピーカキャビネット1とダクト3の組み合わせにより得られる共振周波数は、スピーカユニット2の共振周波数よりも低く設定することができるので、スピーカシステムとしての低音再生周波数を低くすることが可能となる。なお、スピーカキャビネット1の背面1bにダクト3を設け、スピーカキャビネット1の内側前方へ突設する構成としても同様の効果が得られる。
ところが、このような構造を有する従来のスピーカシステムでは、スピーカキャビネット1とダクト3による単一共振を利用しており、共振周波数帯域前後の音圧レベルが低く、低音再生帯域が狭くなるので、再生されるソフト、例えば音楽や映画に適した低域特性を有する音の再生が困難であった。また、スピーカシステムの設置場所により、低域特性が異なったものになるという問題点があった。
そこで、スピーカシステムの低域特性を可変するようにしたバスレフ型スピーカシステムとして、開口面積の異なる複数の成型品ポートを用意し、選択された成型品ポートをバスレフダクト用の孔に嵌合してバスレフダクトの開口面積を選択的に可変するようにしたものが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭62−143381号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されているような構成では、最適な低域特性を得るために、予め開口面積の微妙に異なる多数の成型品ポートを用意しておかなければならず、コストアップとなる上に、スピーカシステムが一度設置,設定されてしまうと、残った成型品ポートは不用となることが多く、無駄となって保管場所にも困ることとなる。
本発明は、このような問題点に鑑み、従来例の欠点を解消し、共振周波数を可変とすることにより、再生されるソフトに適した低域周波数特性のスピーカシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、スピーカキャビネットにスピーカユニット及び複数のバスレフダクトを設け、その複数のバスレフダクトのうち少なくとも1つを開閉可能としたことを特徴としている。また、前記バスレフダクトの開閉は、遮へいカバーの移動により行う。さらに、前記バスレフダクトの開口の割合は、そのバスレフダクトに対する前記遮へいカバーの位置を変えることで調節する。その他、前記遮へいカバーをリモコン操作にて移動可能としても良い。
具体的には、例えば、スピーカキャビネットに、この外部に通気するいわゆるバスレフダクトである第1ダクト及び第2ダクトと、第2ダクトの開口の割合を可変とする遮へいカバーと、スピーカユニットが設けられて成る。第2ダクトは、遮へいカバーを上下に移動させることで開閉する。開口の割合は、第2ダクトに対する遮へいカバーの位置を変えることで調節する。つまり、遮へいカバーを動かすことで、第2ダクトの開口状態が変化し、異なる共振周波数特性が得られる。
本発明によれば、従来例の欠点を解消し、共振周波数を可変とすることにより、再生されるソフトに適した低域周波数特性のスピーカシステムを提供することができる。
具体的には、遮へいカバーを動かすことで、バスレフダクトの開口状態が変化し、異なる共振周波数特性が得られる。このように、共振周波数を変化させることで、再生されるソフトに適した低域周波数特性が得られる。
また、遮へいカバーをリモコン操作にて移動させる構成としておけば、使用者は音楽又は映画試聴時にその場から離れること無く、好みの低音となるようにスピーカシステムの低域周波数特性を変化させ、確認しながら試聴することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、前記従来技術と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略する。本発明のスピーカシステムは、スピーカキャビネットに、この外部に通気するいわゆるバスレフダクトである第1ダクト及び第2ダクトと、第2ダクトの開口の割合を可変とする遮へいカバーと、スピーカユニットが設けられて成る。第2ダクトは、遮へいカバーを上下に移動させることで開閉する。開口の割合は、第2ダクトに対する遮へいカバーの位置を変えることで調節する。つまり、遮へいカバーを動かすことで、第2ダクトの開口状態が変化し、異なる共振周波数特性が得られる。このように、本発明のスピーカシステムは、共振周波数を変化させることで、再生されるソフトに適した低域周波数特性が得られる。
図1は、本発明のスピーカシステムの一例を模式的に示す側面断面図である。同図(a)は第2ダクトを開放した状態、同図(b)は閉鎖した状態、同図(c)は半開した状態をそれぞれ示している。同図において、箱状のスピーカキャビネット1の前面1aには、上半部にスピーカユニット2が取り付けられており、また同一面の下半部には外部へ通気する第1ダクト4が設けられていて、それぞれスピーカキャビネット1の内側後方へ突設している。また、スピーカキャビネット1の背面1bの下半部には、外部へ通気する第2ダクト5が設けられており、スピーカキャビネット1の内側前方へ突設している。さらに、背面1bには第2ダクト5を開閉する遮へいカバー6が設けられている。但し、これらの配置関係に限定されるものではない。これらの詳しい構造については後述する。
同図(a)に示す状態は、第2ダクト5が開放されるように遮へいカバー6を位置決めした状態である。この場合、スピーカユニット2から発生した音波は、常時開放の第1ダクト4及び開放状態の第2ダクト5から放射される。同図(b)に示す状態は、第2ダクト5が閉鎖されるように遮へいカバー6を位置決めした状態である。この場合、スピーカユニット2から発生した音波は、常時開放の第1ダクト4からのみ放射される。第2ダクト5は閉鎖状態のため音波は放射されない。同図(c)に示す状態は、第2ダクト5が半開になるように遮へいカバー6を位置決めした状態である。この場合、スピーカユニット2から発生した音波は、常時開放の第1ダクト4及び半開状態の第2ダクト5から放射される。
図2は第2ダクト及び遮へいカバーの表面側斜視図であり、図3は遮へいカバーの裏面側斜視図である。図2に示すように、第2ダクト5は、外形が縦長の長方形状である枠5aに板5bが取り付けられており、板5bの中心よりやや下側に円筒状のダクト部5cが設けられ、これが裏側に突設した構造となっている。また、板5bの左右端には、枠5aとの間に摺動用スリット9が形成されている。さらに、板5bの左右端中央付近には、それぞれ縦方向複数箇所にロック用切り欠き10が配列されている。
また、図2及び図3に示すように、遮へいカバー6の裏面側には、四隅にツメ7が突設しており、また左右端中央にそれぞれロック用ピン8が突設している。遮へいカバー6は、図2に示すように、第2ダクト5に矢印方向に取り付けられ、ツメ7を摺動用スリット9に係合させつつ、上下に移動させることで第2ダクト5を開閉する。開口の割合は、第2ダクト5の複数あるロック用切り欠き10のうち、遮へいカバー6のロック用ピン8を嵌合させるものを選択することで調節する。
図4は、スピーカキャビネットに第2ダクトが取り付けられた状態を示す図であり、同図(a)は平面断面図、同図(b)は正面図である。なお、ここで言う正面とは第2ダクトの正面であり、スピーカキャビネットの背面に該当する。また、同図(a)は同図(b)のAA断面である。同図に示すように、スピーカキャビネット1の背面1bには、外部へ通気する第2ダクト5が設けられており、円筒状のダクト部5cがスピーカキャビネット1の内側前方へ突設している。
さらに、第2ダクト5(詳しくはダクト部5c)を開閉する遮へいカバー6が設けられている。このとき、同図(a)に示すように、遮へいカバー6のツメ7が摺動用スリット9に係合している。また、同図(b)では最下段のロック用切り欠き10に遮へいカバー6のロック用ピン8が嵌合し、遮へいカバー6によりダクト部5cが閉鎖された状態を描いてある。ここで、ロック用ピン8を嵌合させるロック用切り欠き10を選択することにより、ダクト部5cの開口の割合を段階的に調節することができる。また図示しないが、遮へいカバー6を上下に連続的に移動させ、移動範囲内のどこにでも固定可能な構造とすれば、ダクト部5cの開口の割合を無段階で調節することができる。
図5にスピーカシステムの周波数特性を示す。同図(a)は本発明の実施例における第2ダクトの開放状態での周波数特性、同図(b)は本発明の実施例における第2ダクトの閉鎖状態での周波数特性、同図(c)は従来例における周波数特性をそれぞれ示している。まず、同図(a)に示すように、第2ダクト5が開放状態である場合は、第1ダクト4及び第2ダクト5の2つのダクトが機能し、低域の延びは少ないが音圧レベルが高くなっている。これは、主に映画再生時の迫力ある低音再生に適している。
次に、同図(b)に示すように、第2ダクト5が閉鎖状態である場合は、第1ダクト4のみが機能し、前記のものと比較して低域に延びがあるが、音圧レベルは低くなっている。これは、主に純粋な音楽再生時の深みのある低音再生に適している。また、同図(c)に示すように、従来例の場合は、前記二者の中間的な特性となっている。実際の使用時には、各使用者の好みが異なるので、上述のように遮へいカバーを開閉させることで、好みの低音域及び音圧に調整し、再生されるソフトに適した低域周波数特性のスピーカシステムを得ることができる。
また、本実施例では第1ダクト及び第2ダクトを設け、第2ダクトを開閉可能としているが、このような構成に限定されるものではなく、複数のバスレフ用のダクトを設けて少なくとも1つのダクトを開閉可能とすれば良い。
さらに、本実施例にて説明していないが、遮へいカバーをリモコン操作にて移動させることにより、ダクトの開閉更にはダクトの開口の割合を調節可能な構成としておけば、使用者は音楽又は映画試聴時にその場から離れること無く、好みの低音となるようにスピーカシステムの低域周波数特性を変化させ、確認しながら試聴することができる。
具体的には、図6に示すように、スピーカキャビネット1にモータ11を設けて、遮へいカバー6を摺動させることができる。或いは、遮へいカバー6にモータ11を設けて摺動させることもできる。さらに、具体的な機構としてラック・ピニオン等を用いることによっても実現できる。
本発明のスピーカシステムの一例を模式的に示す側面断面図。 第2ダクト及び遮へいカバーの表面側斜視図。 遮へいカバーの裏面側斜視図。 スピーカキャビネットに第2ダクトが取り付けられた状態を示す図。 スピーカシステムの周波数特性。 遮へいカバー摺動用のモータを設けたスピーカシステムを示す側面断面図。 従来のスピーカシステムの一例を模式的に示す側面断面図。
符号の説明
1 スピーカキャビネット
2 スピーカユニット
4 第1ダクト
5 第2ダクト
6 遮へいカバー
7 ツメ
8 ロック用ピン
9 摺動用スリット
10 ロック用切り欠き
11 モータ

Claims (4)

  1. スピーカキャビネットにスピーカユニット及び複数のバスレフダクトを設け、該複数のバスレフダクトのうち少なくとも1つを開閉可能としたことを特徴とするスピーカシステム。
  2. 前記バスレフダクトの開閉は、遮へいカバーの移動により行うことを特徴とする請求項1に記載のスピーカシステム。
  3. 前記バスレフダクトの開口の割合は、該バスレフダクトに対する前記遮へいカバーの位置を変えることで調節することを特徴とする請求項2に記載のスピーカシステム。
  4. 前記遮へいカバーをリモコン操作にて移動可能としたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のスピーカシステム。
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