JP2005086528A - 電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物 - Google Patents

電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物 Download PDF

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善雄 梶間
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Abstract

【課題】 例えば衛星通信の電波受信用地上アンテナのような電波受信用アンテナに不要電磁妨害波を入射させないようにし、受信希望電波と不要電磁妨害波との混信を防止するようにした電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物を得ること。
【解決手段】 妨害波シールド構造物1は、衛星通信電波を受信するために上端側が開口した状態で衛星通信電波受信用地上アンテナ70を囲繞し、該アンテナ70に地上波の直接波を入射させないようにするための四角筒状シールド構造体2と、この四角筒状シールド構造体2の内面に取り付けられ、前記地上波の回折波を吸収するための電波吸収体3とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば衛星通信の電波受信用地上アンテナのような電波受信用アンテナに不要電磁妨害波を入射させないようにして、受信希望電波と不要電磁妨害波との混信を防止するようにした、電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物に関するものである。
周知のように、衛星通信では、静止軌道上の衛星から送られてくる電波を電波受信用地上アンテナで受信し情報を得るようにしている。最近、特に需要が高まっているこの衛星通信で使用されるCバンド、Kuバンド及びKaバンドなどの周波数帯は、地上系の無線通信においても地域により異なる目的・用途で使用されている。このため、衛星通信においては受信希望電波である衛星波に対して地上波が不要電磁妨害波となり衛星波と地上波とが混信することを防止することが重要となっている。この場合、衛星受信に対する不要電磁妨害波としては、地上系の無線通信だけでなく、例えば芝刈り機等の機器が発生する雑音電波のような意図しない不要電磁妨害波なども含まれる。
従来より、混信防止対策の1つとして、アンテナ装置においてはキャンセレーション回路による不要電磁妨害波の除去が行われている。しかし、このキャンセレーション回路による不要電磁妨害波の除去は、ブロードな帯域に適用する技術としては不十分であり、コストも高価で必ずしも実用的とは言えないものである。このキャンセレーション回路のようなアンテナに入射した不要信号を除去処理する電気回路的手段に対して、アンテナに不要電磁妨害波を入射させないようにするための電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物が考えられる。しかし従来、このような妨害波シールド構造物として適当なものが見当たらない。
ここで、不要な電磁波を遮断するという技術分野においては、電源不要輻射軽減装置に備えられるシールド板であって、不要輻射(他の機器の動作に影響を与える目的外の電磁波輻射)に代表される電磁波による影響を許容レベルまで低減して、電気機器を保護するためのシールド板が知られている。この種のシールド板として、概ね四角形状をなして不要輻射源と受害部の間に設けられて、不要輻射源から放射されて、受害部に直接到達する直接電磁波、あるいは反射や回折等を経て到達する間接電磁波を遮断するようにしたシールド板が提案されている(特開2000−209525号公報)。
しかし、前記提案のシールド板では、不要輻射源が複数存在して、複数方向から直接電磁波が到達するような場合には受害部の確実な保護に対応できないことから、このシールド板に係る技術は、電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物には適用できないものであった。
また、特開平7−55863号公報には、「完全反射型と無反射型兼用のEMCテストサイト」が提案されている。このEMC(電磁両立性:Electro Magnetic Compatibility)テストサイトは、表面を金属平面で形成し、裏面の一部または全部に電波吸収体を付設した床ユニットの前記表面を上にして敷き並べて「完全反射型」サイトを構成し、同じ床ユニットを直接波通路の下方にフェンス状に立て並べることによって「無反射型」サイトを構成するようにしたものである。無反射型サイトを実現するために、立て並べられた床ユニットに付設された電波吸収体によって電気機器から反射を経ての間接電磁波である反射波を吸収するようにしている。
しかし、このEMCテストサイトでは、電気機器からの直接波と反射波とを対象としており、回折波を遮断することについては考慮されていないことから、このEMCテストサイトに係る技術は、電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物には適用できないものであった。
特開2000−209525号公報(第1−2頁) 特開平7−55863号公報(第1−2頁、図2)
そこで、本発明は、例えば衛星通信の電波受信用地上アンテナのような電波受信用アンテナに不要電磁妨害波を入射させないようにし、受信希望電波と不要電磁妨害波との混信を防止するようにした電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本願発明は次の技術的手段を講じている。
請求項1の発明は、受信希望電波の到来方向を開放した状態で電波受信用アンテナを囲み、該電波受信用アンテナに不要電磁妨害波の直接波を入射させないようにするためのシールド構造体と、前記シールド構造体の内面に取り付けられ、前記不要電磁妨害波の回折波を吸収するための電波吸収体とを備えたことを特徴とする電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物である。
請求項2の発明は、請求項1記載の電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物において、前記シールド構造体の内面の一部に前記電波吸収体を取り付けてあることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物において、前記シールド構造体の内面に上端部から前記電波吸収体を取り付けてあることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物において、前記シールド構造体の上端部に、該シールド構造体の内側に侵入する前記回折波を低減させる回折波侵入低減部材が設けられていることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物において、前記電波受信用アンテナが衛星通信又は衛星放送の電波受信用地上アンテナであり、前記不要電磁妨害波が地上波であることを特徴とするものである。
請求項1の電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物は、受信希望電波の到来方向を開放した状態で電波受信用アンテナを囲むシールド構造体によって、前記電波受信用アンテナに不要電磁妨害波の直接波を入射させないように構成されている。さらに、電波受信用アンテナに臨む面であるシールド構造体の内面に取り付けられた電波吸収体(電磁波吸収体)によって、不要電磁妨害波がシールド構造体上端で回折してシールド構造体の内側に侵入する回折波を吸収することで、回折波の反射を抑制するように構成されている。よって、電波受信用アンテナをシールド構造体高さ位置より所定距離下方に位置させることで、電波受信用アンテナは不要電磁妨害波の影響をほとんど受けることなく受信希望電波のみを受信することができ、電波受信用アンテナでの受信希望電波と不要電磁妨害波との混信を防止することができる。
請求項2の電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物は、シールド構造体の内面に電波吸収体を取り付けるにあたり、シールド構造体の内面の一部に電波吸収体を取り付けるように構成されている。よって、シールド構造体の内面における回折波が直接入射して回折波強度が大きい領域に、選択的に電波吸収体を取り付けることにより、シールド構造体の内側において不要電磁妨害波の回折波の反射をほぼ完全に抑制することができる。
請求項3の電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物は、シールド構造体の内面に電波吸収体を取り付けるにあたり、シールド構造体の内面に上端部から電波吸収体を取り付けるように構成されている。不要電磁妨害波の回折波の回折角度は小さく、そのため、回折波の強度が大きいシールド構造体内面上端部から下端部に向かって部分的に電波吸収体を取り付けることで回折波反射抑制効果を得ることができ、シールド構造体の内面全体に電波吸収体を取り付けなくてすみ、その分製作コストが安価なものとなる。
請求項4の電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物は、シールド構造体の上端部に設けられた回折波侵入低減部材によってシールド構造体の内側に侵入する回折波を低減させるように構成されている。よって、電波受信用アンテナは回折波侵入低減部材を有しないものに比べて不要電磁妨害波の影響をより一層受けることなく受信希望電波のみを受信することができ、電波受信用アンテナでのより良好な混信防止を行うことができる。
請求項5の電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物によれば、衛星通信又は衛星放送の電波受信用地上アンテナは地上波の影響をほとんど受けることなく衛星波のみを受信することができ、衛星波と地上波との混信を防止することができる。
図1は本発明の一実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す斜視図である。
図1において、70は例えば事業所敷地の地表面、あるいは建物の屋上に設置された衛星通信電波受信用地上アンテナ(以下、単に衛星通信受信アンテナともいう)である。衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物(以下、単に妨害波シールド構造物ともいう)1は、シールド構造体として上端側が開口した状態で衛星通信受信アンテナ70を囲繞し、衛星通信受信アンテナ70に不要電磁妨害波である地上波の直接波を入射させないようにするためのこの実施形態では四角筒状をなす四角筒状シールド構造体2と、この四角筒状シールド構造体2の内面に例えば内面全体に取り付けられ、前記地上波の回折波を吸収するためのシート状の電波吸収体3とを備えている。四角筒状シールド構造体2は、反射性の電磁波シールド機能を有する平板状をなす複数の導電性金属板を四角筒状に組み立てて形成されたものである。
図2は本発明に係る四角筒状シールド構造体の内側に到来する回折波の影響を説明するための模式的側面断面図、図3と図4は、それぞれ、図1に示す妨害波シールド構造物における電波吸収体を説明するための模式的側面断面図、図5は本発明に係る電波吸収体の取り付けを説明するための側面断面図である。
衛星通信受信アンテナ70を囲繞する四角筒状シールド構造体により、地上波のこのアンテナ70への直接到来を四角筒状シールド構造体2の外面(導電性金属板の外面)による該地上波の反射によって遮蔽(遮断)することができる。四角筒状シールド構造体2の高さは、衛星通信受信アンテナ70の高さよりも所定距離高くなるように設定されている。
ところが、四角筒状シールド構造体2に設けられた衛星波を受信するための上端側の開口からは、衛星波だけでなく地上波の回折によるもの(回折波)も侵入する。すなわち、図2に示すように、到来した地上波は、四角筒状シールド構造体2上端で回折し、回折波としてこのシールド構造体2の内側に侵入する。この回折波が、電波吸収体3を設けない四角筒状シールド構造体2のみの場合、四角筒状シールド構造体2の内面で多重反射を生じ、そして、この多重反射した回折波が高い強度レベルにて衛星通信受信アンテナ70に入射することになる。この場合、図2に示すように衛星通信受信アンテナ70の位置を下方へ移動しても、反射した回折波の影響を受けてしまうことになる。
そこで、四角筒状シールド構造体2の内面にシート状の電波吸収体3を貼り付けて取り付け、四角筒状シールド構造体2の内側に回折した回折波の多重反射をなくすようにしている。この電波吸収体3は、入射した回折波のエネルギーを熱に変換して反射波を生じさせないようにする機能を有するものである。
この場合、図3は、四角筒状シールド構造体2の内面全体にシート状の電波吸収体3を取り付けるという内面全体取り付け(内面全体貼り)を行ったものである。また、図4は、四角筒状シールド構造体2の内面における上端所定領域に全周にわたってシート状の電波吸収体3を取り付けるという部分取り付け(部分貼り)を行ったものである。
前述したように、到来した地上波は、四角筒状シールド構造体2上端で回折し、回折波として該シールド構造体2の内側に侵入する。このとき、回折波は、その回折角度(図4に示すように側面視において水平方向と回折波進行方向とのなす角度)が大きくなるにつれて強度(電磁波エネルギー)が急減する。したがって、図4に示すように、四角筒状シールド構造体2の内面における回折波が直接入射して回折波強度が大きい上端近傍領域にのみ電波吸収体3を取り付けることにより、内面全体取り付けを行ったものと同様の回折波反射抑制効果が得られることになる。
すなわち、図5に示すように、側面視において四角筒状シールド構造体2の相対向する一方の上端と他方の上端とを結ぶ水平線と、側面視において前記一方の上端と前記他方の側における電波吸収体3取り付け位置下端とを結ぶ下向き傾斜線とのなす角度である電波吸収体取り付け角度θがある所定値αとなるように、四角筒状シールド構造体2の内面に、上端より前記電波吸収体取り付け角度θ=αで規定される下方位置まで全周にわたって電波吸収体3を取り付けたものは、内面全体取り付けを行ったものと同様の回折波反射抑制効果が得られる。したがって、前記電波吸収体取り付け角度θが所定値α以上となるように、四角筒状シールド構造体2の内面に電波吸収体3を取り付けることにより、確実に回折波反射抑制効果を得ることができる。なお、この所定値αは、シールド構造体内面に到達する回折波成分に対して要求される減衰量、使用する電波吸収体の性能などによって変わるため、一義的には定められないが、実験によって定めることができるものである。
なお、本発明に係るシールド構造体として、前記の四角筒状シールド構造体のように、上端側が開口した状態で電波受信用アンテナを囲繞する筒状シールド構造体が挙げられる。この筒状シールド構造体は、円筒状(図22参照)あるいは多角筒状であっても差し支えなく、製作し易さなどの点で四角筒状シールド構造体が好ましい。この場合、筒状シールド構造体は、電波受信用アンテナを設置する床面を有した有底の筒状構造のものであってもよく、また、地面に穴を掘るなどして、地表に開口した状態で電波受信用アンテナを収容する所定の深さの空間を形成する例えば水を入れないプールのような構造であってもよい。
また、不要電磁妨害波の到来方向が例えば一方向に定められている場合、例えば四角筒状シールド構造体における平面視で前記到来方向と略直交する方向に延び、かつ、妨害波到来側に対し対向する面にのみ電波吸収体を取り付けた構成により、妨害波シールド構造物を実現することができる。
図22は本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。
この実施形態による妨害波シールド構造物61は、図22に示すように、反射性の電磁波シールド機能を有し、円筒状をなして上下方向に延びる円筒状シールド構造体62によって、衛星波を受信するために上端側を開口した状態で衛星通信受信アンテナ70を囲繞し、円筒状シールド構造体62の内面にこの実施形態では該内面全体にわたって電波吸収体63を取り付けて構成されている。このように構成された妨害波シールド構造物61によると、衛星通信受信アンテナ70は、図22に示すような円筒状シールド構造体62の外側全周における異なる多方向から該アンテナ70に向かって到来する不要電磁妨害波である到来地上波109の影響をほとんど受けることなく衛星波のみを受信することができ、衛星通信受信アンテナ70での衛星波と地上波との混信を防止することができる。なお、後述する回折波侵入低減部材は、円筒状シールド構造体62の上端部にその周方向に沿って設けるようにすればよい。
図6は本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物における樋形状型の回折波侵入低減部材を説明するための要部側面断面図である。
四角筒状シールド構造体2上端での地上波(直接波)の回折を減らすために、図6に示すように、四角筒状シールド構造体2上端に樋形状型の回折波侵入低減部材を設けてある。すなわち、図6の(a)に示すように、回折波侵入低減部材として、四角筒状シールド構造体2の上端部外面に、導電性金属板からなり断面L字状をなし外方へ突出する樋状部材4Aを全周にわたって設けている。これにより、四角筒状シールド構造体2の上端に達した波と樋状部材4A内で反射させた波との位相差による打消しによって四角筒状シールド構造体2の内側に侵入する回折波を低減させるようにしている。また、(b)に示すように、回折波侵入低減部材として、四角筒状シールド構造体2の上端部内面に、導電性金属板からなり断面L字状をなし内方へ突出する樋状部材4Bを全周にわたって設けている。これにより、四角筒状シールド構造体2上端での一次回折と樋状部材4Bでの二次回折とによる位相差を利用した打消しによって四角筒状シールド構造体2の内側に侵入する回折波を低減させるようにしている。
図7は本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物における庇形状型の回折波侵入低減部材を説明するための要部側面断面図、図8は図7の(c)に示す回折波侵入低減部材を備えた衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す斜視図である。
図7の(a)に示すように、回折波侵入低減部材として、四角筒状シールド構造体2の上端に、導電性金属板からなり平板状をなし外方へ突出する庇状部材5Aを全周にわたって設けている。また、(b)に示すように、回折波侵入低減部材として、四角筒状シールド構造体2の上端に、導電性金属板からなり平板状をなし内方へ突出する庇状部材5Bを全周にわたって設けている。また、(c)に示すように、四角筒状シールド構造体2の上端に、導電性金属板からなり平板状をなし内外の両方へ突出する庇状部材5Cを全周にわたって設けている。さらに、(d)に示すように、(c)の庇状部材5Cに代えて、上面に電波吸収体6が貼り付けられた庇状部材5Dを設けている。このような庇状部材5A〜5Dを四角筒状シールド構造体2の上端に設けることにより、回折波を反射、吸収するなどして四角筒状シールド構造体2の内側に侵入する回折波を低減させるようにしている。
図9は本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物における回り込み防止型の回折波侵入低減部材を説明するための要部側面断面図である。
図9に示すように、回折波侵入低減部材として、四角筒状シールド構造体2の上端部外面に電波吸収体7を全周にわたって設けることで、回り込みを防いで四角筒状シールド構造体2の内側に侵入する回折波を低減させるようにしている。
図10は本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。
この実施形態による妨害波シールド構造物31は、図10に示すように、反射性の電磁波シールド機能を有し、平板状をなして上下方向に延びるシールド壁32a,32bからなるシールド構造体32によって、衛星波を受信するために上側を開放した状態で衛星通信受信アンテナ70を両側から挟むように囲み、各シールド壁32a,32bにおけるアンテナ70を臨む内面にこの実施形態では該内面全体にわたって電波吸収体33を取り付けて構成されている。このように構成された妨害波シールド構造物31によると、衛星通信受信アンテナ70は、図10に示すような両方のシールド壁32a,32b側から該アンテナ70に向かって到来する不要電磁妨害波である到来地上波101,102の影響をほとんど受けることなく衛星波のみを受信することができ、衛星通信受信アンテナ70での衛星波と地上波との混信を防止することができる。なお、回折波侵入低減部材は、両方のシールド壁32a,32bの上端部に設けるようにすればよい。
図11は本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。
この実施形態による妨害波シールド構造物31’は、図11に示すように、前記したシールド壁32a,32bからなるシールド構造体32によって、衛星波を受信するために上側を開放した状態で衛星通信受信アンテナ70を両側から挟むように囲み、地上波到来側に対し対向するシールド壁32bにおけるアンテナ70を臨む内面にこの実施形態では該内面全体にわたって電波吸収体33を取り付けて構成されている。このように構成された妨害波シールド構造物31’によると、衛星通信受信アンテナ70は、図11に示すような一方のシールド壁32a側から該アンテナ70に向かって到来する到来地上波101の影響をほとんど受けることなく衛星波のみを受信することができ、衛星通信受信アンテナ70での衛星波と地上波との混信を防止することができる。なお、回折波侵入低減部材は、地上波到来側のシールド壁32aの上端部に設けるようにすればよい。
図12は本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。
この実施形態による妨害波シールド構造物41は、図12に示すように、反射性の電磁波シールド機能を有し、平面視くの字状をなして上下方向に延びるシールド壁42a,42bからなるシールド構造体42によって、衛星波を受信するために上側を開放した状態で衛星通信受信アンテナ70を両側から挟むように囲み、各シールド壁42a,42bにおけるアンテナ70を臨む内面にこの実施形態では該内面全体にわたって電波吸収体43を取り付けて構成されている。このように構成された妨害波シールド構造物41によると、衛星通信受信アンテナ70は、図12に示すような両方のシールド壁42a,42b側それぞれにおける異なる複数方向から衛星通信受信アンテナ70に向かって到来する到来地上波103〜106の影響をほとんど受けることなく衛星波のみを受信することができ、衛星通信受信アンテナ70での衛星波と地上波との混信を防止することができる。なお、回折波侵入低減部材は、両方のシールド壁42a,42bの上端部に設けるようにすればよい。
図13は本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。
この実施形態による妨害波シールド構造物41’は、図13に示すように、前記したシールド壁42a,42bからなるシールド構造体42によって、衛星波を受信するために上側を開放した状態で衛星通信受信アンテナ70を両側から挟むように囲み、地上波到来側に対し対向するシールド壁42aにおけるアンテナ70を臨む内面にこの実施形態では該内面全体にわたって電波吸収体43を取り付けて構成されている。このように構成された妨害波シールド構造物41’によると、衛星通信受信アンテナ70は、図13に示すような一方のシールド壁42b側における異なる複数方向から衛星通信受信アンテナ70に向かって到来する到来地上波105,106の影響をほとんど受けることなく衛星波のみを受信することができ、衛星通信受信アンテナ70での衛星波と地上波との混信を防止することができる。なお、回折波侵入低減部材は、地上波到来側のシールド壁42bの上端部に設けるようにすればよい。
図14は本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。
この実施形態による妨害波シールド構造物51は、図14に示すように、反射性の電磁波シールド機能を有し、平面視円弧状をなして上下方向に延びるシールド壁52a及び平板状をなして上下方向に延びるシールド壁52bからなるシールド構造体52によって、衛星波を受信するために上側を開放した状態で衛星通信受信アンテナ70を両側から挟むように囲み、各シールド壁52a,52bにおけるアンテナ70を臨む内面にこの実施形態では該内面全体にわたって電波吸収体53を取り付けて構成されている。このように構成された妨害波シールド構造物51によると、衛星通信受信アンテナ70は、図14に示すような一方のシールド壁52a側における異なる多方向から該アンテナ70に向かって到来する到来地上波107、及び他方のシールド壁52b側から該該アンテナ70に向かって到来する到来地上波108の影響をほとんど受けることなく衛星波のみを受信することができ、衛星通信受信アンテナ70での衛星波と地上波との混信を防止することができる。なお、回折波侵入低減部材は、両方のシールド壁52a,52bの上端部に設けるようにすればよい。
図15は本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。
この実施形態による妨害波シールド構造物51’は、図15に示すように、前記したシールド壁52a,52bからなるシールド構造体52によって、衛星波を受信するために上側を開放した状態で衛星通信受信アンテナ70を両側から挟むように囲み、地上波到来側に対し対向するシールド壁52bにおけるアンテナ70を臨む内面にこの実施形態では該内面全体にわたって電波吸収体53を取り付けて構成されている。このように構成された妨害波シールド構造物51によると、衛星通信受信アンテナ70は、図15に示すような一方のシールド壁52a側における異なる多方向から該アンテナ70に向かって到来する到来地上波107の影響をほとんど受けることなく衛星波のみを受信することができ、衛星通信受信アンテナ70での衛星波と地上波との混信を防止することができる。なお、回折波侵入低減部材は、地上波到来側のシールド壁52aの上端部に設けるようにすればよい。
以下、本発明の実施例について説明する。
衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物11を製作し、その回折波反射抑制効果を調べた。図16は実施例1における妨害波シールド構造物11の形状・寸法と試験方法などを説明するための説明図であって、その(a)は平面図、(b)は側面図である。
試験に使用した妨害波シールド構造物11は、平板状をなす厚み数mmの複数のアルミ合金板を四角筒状に組み立てて四角筒状シールド構造体を形成し、この四角筒状シールド構造体の内面全体に、厚み数mmのシート状の電波吸収体を貼り付けてなるものである。四角筒状シールド構造体の寸法は、縦5m×横5m×高さ3mである。電波吸収体は、クロロプレンゴム中に扁平状酸化鉄粉末を体積率約40%で分散させてシート状に成形してなるものであり、その電波吸収特性としては周波数3.8GHzにおいて垂直入射時の反射減衰量が15dBの特性を有している。
試験に際し、図16(a)に示すように、地表面上に妨害波シールド構造物11を設置し、平面視における妨害波シールド構造物11内側の中心地点に測定用受信アンテナ71を位置させる一方、妨害波シールド構造物11の外に、該妨害波シールド構造物11に向けて地表面に対し水平に進む周波数3.8GHzの電波を発射する図示しない送信アンテナを設置した。そして、測定用受信アンテナ71の高さを変えて、該測定用受信アンテナ71に入射する回折波の強度を測定し、妨害波シールド構造物11の内側における回折波の強度と高さ位置との関係を調べた。その結果を図17に示す。図17は実施例1での妨害波シールド構造物内側における妨害波減衰量と高さ位置との関係を示すグラフである。
また、比較例1として、四角筒状シールド構造体の内面にシート状の電波吸収体を有しない妨害波シールド構造物について、実施例1と同様の試験を実施した。図18は比較例1での妨害波シールド構造物内側における妨害波減衰量と高さ位置との関係を示すグラフである。なお、図17,図18では、実験値として、H:水平偏波強度、及びV:垂直偏波強度とを示し、また、計算値も合わせて示している。この計算値は、四角筒状シールド構造体の内側に侵入した回折波が反射しないと仮定した場合における計算値を示すものである。
図18からかわるように、電波吸収体を備えない比較例1の妨害波シールド構造物では、回折波の反射をなくすことができなかった。
これに対して、図17からわかるように、実施例1による妨害波シールド構造物11によれば、電波強度が四角筒状シールド構造体上端より約1m下方までの領域では単純に回折した状態での電波強度を示す計算値にほぼ等しくなっており、電波吸収体によって回折波の反射をほぼ完全に抑制することができた。そして、四角筒状シールド構造体の平面視中心地点で、該構造体上端より1m以上の下方の位置で回折波(地上波の回折による妨害波)を20dB(比で1/100)以上、ほぼ25dB程度まで減衰させることができた。なお、試験では測定器の検出限界のために−25dBを超えての測定はできていない。
実施例2として、前記電波吸収体取り付け角度θがθ=9.1°となるように、四角筒状シールド構造体の内面に、上端から全周にわたってシート状の電波吸収体を取り付けた妨害波シールド構造物について、実施例1と同様の試験を実施した。その結果を図19に示す。
図19からわかるように、実施例2の妨害波シールド構造物では、電波吸収体取り付け角度θが小さくて電波吸収体の取り付け面積が狭いため、内面全体貼りの実施例1に比べて回折波反射抑制効果が十分でなかったものの、構造体上端より1m以上の下方の位置で回折波を20dB以上減衰させることができた。なお、この場合、電波吸収体取り付け角度θがθ=17.74°となるように、四角筒状シールド構造体の内面に上端から全周にわたって電波吸収体を取り付けたものでは、図17と同様の結果、つまり、内面全体に電波吸収体を取り付けたものと同じ結果が得られた。
上端部に回折波侵入低減部材が設けられた四角筒状シールド構造体と電波吸収体とを備えた妨害波シールド構造物を製作し、その回折波低減効果を調べた。この実施例3では、4種の異なる回折波侵入低減部材を有する妨害波シールド構造物(実施例3の1〜実施例3の4)をそれぞれ製作した。図20は実施例3の1における妨害波シールド構造物21の形状・寸法と試験方法などを説明するための説明図であって、その(a)は平面図、(b)は側面図である。
実施例3の1による妨害波シールド構造物21は、前述した図7(c)に示すアルミ合金板からなる庇状部材5Cで構成される回折波侵入低減部材が付加されている点以外は、実施例1の妨害波シールド構造物と同一構成である。よって、その四角筒状シールド構造体及びシート状の電波吸収体の構成説明は省略する。
また、実施例3の2による妨害波シールド構造物は、図7(d)に示す回折波侵入低減部材(庇状部材5D+電波吸収体6)が付加されている点以外は、実施例1の妨害波シールド構造物と同一構成である。この場合、庇状部材はアルミ合金板からなり、電波吸収体は実施例1における電波吸収体と同種のものである。また、実施例3の3による妨害波シールド構造物は、前述した図6(b)に示す回折波侵入低減部材(アルミ合金板製の樋状部材4B)が付加されている点以外は、実施例1の妨害波シールド構造物と同一構成である。また、実施例3の4による妨害波シールド構造物は、前述した図9に示す回折波侵入低減部材(電波吸収体7:実施例1における電波吸収体と同種のもの)が付加されている点以外は、実施例1の妨害波シールド構造物と同一構成である。
試験方法については、平面視における妨害波シールド構造物内側の測定用受信アンテナ71の位置が異なる点以外は、実施例1の場合と同じである。なお、回折波の強度については、垂直偏波強度を測定した。また、比較のため、回折波侵入低減部材を有しない妨害波シールド構造物についても試験を行った。
試験結果を図21に示す。図21は実施例3での妨害波シールド構造物内側における妨害波減衰量と高さ位置との関係を示すグラフである。図21には、回折波侵入低減部材を有しない場合において、四角筒状シールド構造体の内側に侵入した回折波が反射しないと仮定したときの計算値も示してある。
図21からわかるように、回折波低減効果がわずかなものもあるが、実施例3の1〜4のいずれのものについても回折波低減効果が得られた。特に、庇状部材を設けた実施例3の1,2では、比較的大きな回折波低減効果が得られた。
本発明の一実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す斜視図である。 本発明に係る四角筒状シールド構造体の内側に到来する回折波の影響を説明するための模式的側面断面図である。 図1に示す妨害波シールド構造物における電波吸収体を説明するための模式的側面断面図である。 図1に示す妨害波シールド構造物における電波吸収体を説明するための模式的側面断面図である。 本発明に係る電波吸収体の取り付けを説明するための側面断面図である。 本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物における樋形状型の回折波侵入低減部材を説明するための要部側面断面図である。 本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物における庇形状型の回折波侵入低減部材を説明するための要部側面断面図である。 図7の(c)に示す回折波侵入低減部材を備えた衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す斜視図である。 本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物における回り込み防止型の回折波侵入低減部材を説明するための要部側面断面図である。 本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。 本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。 本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。 本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。 本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。 本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。 実施例1における妨害波シールド構造物の形状・寸法と試験方法などを説明するための説明図であって、その(a)は平面図、(b)は側面図である。 実施例1での妨害波シールド構造物内側における妨害波減衰量と高さ位置との関係を示すグラフである。 比較例1での妨害波シールド構造物内側における妨害波減衰量と高さ位置との関係を示すグラフである。 実施例2での妨害波シールド構造物内側における妨害波減衰量と高さ位置との関係を示すグラフである。 実施例3の1における妨害波シールド構造物の形状・寸法と試験方法などを説明するための説明図であって、その(a)は平面図、(b)は側面図である。 実施例3での妨害波シールド構造物内側における妨害波減衰量と高さ位置との関係を示すグラフである。 本発明の別の実施形態を示す衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物を概念的に示す平面図である。
符号の説明
1,1’…衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物
2…四角筒状シールド構造体
3…電波吸収体
4A,4B…樋状部材
5A〜5D…庇状部材
6,7…電波吸収体
11,21…衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物
31,31’ …衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物
32…シールド構造体
32a,32b…シールド壁
33…電波吸収体
41,41’ …衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物
42…シールド構造体
42a,42b…シールド壁
43…電波吸収体
51,51’ …衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物
52…シールド構造体
52a,52b…シールド壁
53…電波吸収体
61…衛星通信電波受信地上アンテナ用の妨害波シールド構造物
62…円筒状シールド構造体
63…電波吸収体
70…衛星通信電波受信用地上アンテナ
71…測定用受信アンテナ

Claims (5)

  1. 受信希望電波の到来方向を開放した状態で電波受信用アンテナを囲み、該電波受信用アンテナに不要電磁妨害波の直接波を入射させないようにするためのシールド構造体と、前記シールド構造体の内面に取り付けられ、前記不要電磁妨害波の回折波を吸収するための電波吸収体とを備えたことを特徴とする電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物。
  2. 前記シールド構造体の内面の一部に前記電波吸収体を取り付けてあることを特徴とする請求項1記載の電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物。
  3. 前記シールド構造体の内面に上端部から前記電波吸収体を取り付けてあることを特徴とする請求項1又は2記載の電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物。
  4. 前記シールド構造体の上端部に、該シールド構造体の内側に侵入する前記回折波を低減させる回折波侵入低減部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物。
  5. 前記電波受信用アンテナが衛星通信又は衛星放送の電波受信用地上アンテナであり、前記不要電磁妨害波が地上波であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電波受信アンテナ用の妨害波シールド構造物。
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JP2006314016A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Mitsubishi Cable Ind Ltd 電波吸収構造体
CN108828629A (zh) * 2018-06-22 2018-11-16 安徽尼古拉电子科技有限公司 一种基于北斗卫星的抗干扰装置
CN110048232A (zh) * 2019-04-23 2019-07-23 中国人民解放军63921部队 一种用于gnss无源探测直达波抑制的装置和方法

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