JP2005086136A - 基板固定構造及び該基板固定構造を備える回転センサ - Google Patents

基板固定構造及び該基板固定構造を備える回転センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2005086136A
JP2005086136A JP2003319429A JP2003319429A JP2005086136A JP 2005086136 A JP2005086136 A JP 2005086136A JP 2003319429 A JP2003319429 A JP 2003319429A JP 2003319429 A JP2003319429 A JP 2003319429A JP 2005086136 A JP2005086136 A JP 2005086136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
welding pin
fixing structure
insertion hole
base end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003319429A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Kurihara
聡 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2003319429A priority Critical patent/JP2005086136A/ja
Publication of JP2005086136A publication Critical patent/JP2005086136A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
  • Mounting Of Printed Circuit Boards And The Like (AREA)

Abstract

【課題】
溶着ピンの基端部での折損を防止し、基板の小型化を図ることのできる基板固定構造の提供。
【解決手段】
本発明の基板固定構造は、上壁(底壁)18aを有する台座部18と、上壁18aから突出する溶着ピン19と、を有する。また、溶着ピン19は、滑らかに拡開する基端部19aを備えている。そして、上壁18aは、基板12と当接する平面部18bと、基端部19aの周囲に設けられた凹部18cと、を備えている。更に、基板12に半田付けされるIC端子13a、13a・・とコネクタ端子16、16・・との間に、挿通孔12cが位置している。また、挿通孔12cの周囲には微細な凹凸からなる粗面部12dが設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、基板固定構造及び該基板固定構造を備える回転センサに関するものである。
従来から、ホール素子を利用した回転センサとして、図3に示すような回転センサ50が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この回転センサ50は、例えば内燃機関に使用され、クランク角及びカム角の位置検出等を行うことができる。
回転センサ50は、電子部品51a、51aが実装された基板51と、基板51が配設された架台部52と、架台部52と一体に形成されたコネクタハウジング53と、コネクタハウジング53内に配設された端子54と、基板51を覆うように設けられた樹脂カバー55と、を備えている。
更に、回転センサ50は、基板51のパターン(図示せず)に半田によって接続されたホールIC56と、ホールIC56の近傍に配設されたマグネット57と、を備えている。
そして、回転センサ50は、回転体58の突起部58aがホールICの近傍を通過したときの出力電圧の信号変化に基づき、クランク角等の位置検出ができるようになっている。
この回転センサ50では、ホールIC56の出力信号に基づき検出を行うため、ホールIC56やマグネット57の相対位置に正確さが要求される。また、製造した後の使用時においても、位置ずれが起こると検出誤差を生じてしまう。
このため、基板51、ホールIC56、及びマグネット57は、架台部52に対して位置決めされており、これにより、それぞれの相対位置が変化しないような構成となっている。
このような回転センサ50に用いられる基板固定構造としては、例えば、図4に示すような基板固定構造が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
この基板固定構造は、架台部としてのインクタンク61に基板62を固定するためのものであり、インクタンク61には、その上面61aから上方に突出した溶着ピン61bが設けられている。
図4(A)に示したように、溶着ピン61bは、ほぼ真直に延びた円柱形状となっており、その先端は半球状に形成されている。また、溶着ピン61bは、熱可塑性樹脂から形成されている。
他方、基板62には、溶着ピン61bを挿入するための挿通孔62aが所定の位置に設けられている。
このような基板固定構造では、まず、溶着ピン61bを挿通孔62aに挿入し、基板62を上面61aに当接させる。そして、基板62より上方に突出した溶着ピン61bの先端部61cを、図4(B)に示したように溶融させ固化させることにより基板62を固定していた。より具体的には、加熱したヒータ63を先端部61cに押し当て、熱と加圧力により先端部61cを溶融させて基板62と溶着ピン61bとを溶着していた。なお、ヒータ63を用いずに、振動及び加圧力により溶着することもあった。
特開平11−14304号公報(第2−3頁、図1) 特開平07−304181号公報(第3−5頁、図2、図12)
しかしながら、特許文献2に記載された従来の基板固定構造では、強度が高くない樹脂製の溶着ピン61bを用いているため、溶着ピン61bを挿通孔62aに挿入する際や、溶着ピン61bを挿通孔62aに挿入した後に基板62に衝撃力等が加わった際等に、溶着ピン61bの基端61dから折損してしまう虞がある、という問題があった。
特に、特許文献1に記載された回転センサ50では一般に小型化が要求され、基板51の面積を小さくする必要がある。このような場合には、溶着ピンを細くして固定のためのスペースを低減しなければならないが、特許文献2に記載された基板固定構造によれば、溶着ピンの基端(根本)が折れやすいため溶着ピンを細くしようとしても一定の限界があった。このため、基板51の面積を小さくできず、回転センサ50の小型化が困難になっている、という問題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、溶着ピンの基端部での折損を防止し、該溶着ピンをより細く形成することを可能とし、これにより、基板の小型化を図ることのできる基板固定構造、及び該基板固定構造を備える回転センサの提供を目的としている。
前記課題を解決するため、請求項1に記載された発明は、底壁を有する台座部と、前記底壁から突出する溶着ピンと、を有し、基板に設けられた挿通孔に前記溶着ピンを挿入して該溶着ピンの先端部を溶融させることにより前記基板を固定する基板固定構造であって、前記溶着ピンは、滑らかに拡開する基端部を備えると共に、前記底壁は、前記基板と当接する平面部と前記基端部の周囲に設けられた凹部とを備えることを特徴とする基板固定構造である。
このように構成された請求項1に記載のものでは、前記溶着ピンが滑らかに拡開する基端部を備えるため、該基端部の強度が高く、前記基端部における折損を低減させることができる。
従って、前記溶着ピンをより細く形成することが可能となり、固定のためのスペースを低減して前記基板の小型化を図ることができる。
しかも、前記底壁の凹部が前記基端部の周囲に設けられているため、前記基端部と前記挿通孔とを干渉させることなく前記基板を前記平面部に当接させることができ、前記基板のガタツキの発生を防止することができる。
また、請求項2に記載の発明は、前記基板には、複数の固定的な端子が半田付けされ、前記挿通孔が、前記複数の固定的な端子の間に位置することを特徴とする請求項1に記載の基板固定構造である。
このように構成された請求項2に記載のものでは、前記基板に複数の固定的な端子が半田付けされるため、半田付けの際、前記複数の端子の寸法誤差や半田付けの熱の影響によって、前記基板に前記複数の端子からの引張力等が作用する。
しかしながら、この基板固定構造では、前記挿通孔が前記複数の固定的な端子の間に位置するため、前記挿通孔を介して対向する前記固定的な端子の引張力等を前記溶着ピンで効率的に負担することができる。
このため、基板固定のための溶着ピンの数を削減して固定スペースを低減することができ、これにより、基板の小型化を図ることができる。
また、請求項3に記載された発明は、前記挿通孔の周囲には微細な凹凸からなる粗面部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板固定構造である。
このように構成された請求項3に記載のものでは、前記挿通孔の周囲には微細な凹凸からなる粗面部が設けられているため、前記溶着ピンを前記挿通孔に挿入して前記基板に溶着させると、前記溶着ピンが前記粗面部に堅固に固着し、より確実に前記基板を固定することができる。
また、請求項4に記載された発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板固定構造を備えることを特徴とする回転センサである。
このように構成された請求項4に記載のものでは、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板固定構造を備えるため、基板を、より小型化することができる。
従って、請求項4に記載の回転センサは、小型化が可能な回転センサである。
このように、請求項1に記載発明によれば、前記溶着ピンが滑らかに拡開する基端部を備えるため、該基端部の強度が高く、前記基端部における折損を低減させることができる。
従って、前記溶着ピンをより細く形成することが可能となり、固定のためのスペースを低減して前記基板の小型化を図ることができる。
しかも、前記底壁の凹部が前記基端部の周囲に設けられているため、前記基端部と前記挿通孔とを干渉させることなく前記基板を前記平面部に当接させることができ、前記基板のガタツキの発生を防止することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記基板に複数の固定的な端子が半田付けされるため、半田付けの際、前記複数の端子の寸法誤差や半田付けの熱の影響によって、前記基板に前記複数の端子からの引張力等が作用する。
しかしながら、この基板固定構造では、前記挿通孔が前記複数の固定的な端子の間に位置するため、前記挿通孔を介して対向する前記固定的な端子の引張力等を前記溶着ピンで効率的に負担することができる。
このため、基板固定のための溶着ピンの数を削減して固定スペースを低減することができ、これにより、基板の小型化を図ることができる。
また、請求項3に記載された発明によれば、前記挿通孔の周囲には微細な凹凸からなる粗面部が設けられているため、前記溶着ピンを前記挿通孔に挿入して前記基板に溶着させると、前記溶着ピンが前記粗面部に堅固に固着し、より確実に前記基板を固定することができる。
また、請求項4に記載された発明によれば、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板固定構造を備えるため、基板を、より小型化することができる。
従って、請求項4に記載の回転センサは、小型化が可能な回転センサである。
本発明の基板固定構造によれば、溶着ピンの基端部が滑らかに拡開するため、該基端部での折損を防止することができる。
そして、このように折損しにくい溶着ピンを備えている基板固定構造であれば、溶着ピンをより細く形成することができ、これにより、挿通孔を小さくして基板の小型化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、実施例に基づき説明する。
図1に示すように、本実施例の回転センサ10は、下底(一方の底部)11aが開放した円筒状の樹脂カバー11と、所定の配線パターン(図示せず)を備える基板12と、ホール素子を備えるホールIC13と、を備えている。
また、回転センサ10は、基板12の近傍からコネクタ部(図示せず)に至るまで一体成形されている樹脂本体部14を備えている。そして、この樹脂本体部14に基板12が配設され、これらが下底11a側から樹脂カバー11内に収容されるようになっている。更に、回転センサ10には、下底11aに当接して樹脂カバー11内を密閉するパッキン部材15が設けられている。
ホールIC13は、制御電流を流すための入出力端子及びホール出力電圧を検知するための入出力端子からなる四本のIC端子13aを備えている。また、ホールIC13は、カバー11の上底(他方の底部)11bの近傍に、上底11bに沿うように配置されている。更に、ホールIC13は、ICホルダ14aに保持されると共に接着剤により接着されており、これにより、ホールIC13の位置ずれを防止して検出誤差を低減するような構成となっている。
また、IC端子13aは、樹脂本体部14に設けられた保持溝(図示せず)と基板12との間に配設されており、ホールIC13がICホルダ14aに固定されるとその移動が規制されるようになっている。すなわち、IC端子13aは容易に位置変形することができない固定的な端子となっている。
更に、このホールIC13の直近には図示しない永久磁石が配設されている。そして、回転体の突起部(図示せず)が上底11bの近傍を通過するとホールIC13の出力電圧が変化し、この出力電圧の変化に基づき、クランク角等の位置検出ができるようになっている。
また、回転センサ10には、前記コネクタ部から基板12に渡って配設された三本のコネクタ端子16が設けられている。このコネクタ端子16は、図2に示すように、樹脂本体部14にインサート成形されて移動が規制されている。すなわち、コネクタ端子16は容易に位置変形することができない固定的な端子となっている。
そして、基板12には端子挿通用の複数のスルーホールが設けられている。具体的には、IC端子13aが挿通される四つのスルーホール12aと、コネクタ端子16が挿通される三つのスルーホール12bと、が設けられている。
更に、回転センサ10には、基板12の移動を規制して位置ずれを防止するための溶着支持部17が設けられている。
溶着支持部17は、底壁としての上壁18aを有する台座部18と、上壁18aから上方に向けて突出する溶着ピン19と、を有している。
この台座部18及び溶着ピン19は、樹脂本体部14と一体に形成され、熱可塑性樹脂からなる構成となっている。
溶着ピン19は円柱形状となっており、台座部18直近の基端部19aが台座部18に向けて滑らかに拡開している。すなわち、溶着ピン19の根本に位置する基端部18は、その全周が下方に向けて末広がり形状を呈して滑らかな曲面を形成している。
また、上壁18aは、基板12と当接する平面部18bと、平面部18bに凹設された凹部18cと、を備えている。
凹部18cは、基端部19aの周囲に溝状に設けられており、これにより、基端部19aが凹部18c内に位置するようになっている。すなわち、拡開する基端部19aは、側面視で平面部18bが形成する平面より下方に位置する構成となっている。
他方、基板12には、溶着ピン19を挿入するための挿通孔12cが設けられている。
この挿通孔12cは、側面視で、複数のスルーホールの間に位置するようになっている。本実施例においては、挿通孔12cが、IC端子13aが挿通される四つのスルーホール12aと、コネクタ端子16が挿通される三つのスルーホール12bと、の間に位置するようになっている。
また、図1に示したように、基板12は、挿通孔12cの周囲に設けられた粗面部12dを備えている。この粗面部12dは、微細な凹凸からなり、上面視で挿通孔12cと同心の環状となっている。
次に、回転センサ10の基板12の固定方法に沿って、本発明の基板固定構造が奏する作用について説明する。
まず、基板12の挿通孔12cに溶着ピン19を挿入すると共に、スルーホール12aにIC端子13aを挿入し、スルーホール12bにコネクタ端子16を挿入する。
そして、図2に示したように、基板12を、台座部18の平面部18bに当接させることにより、回転センサ10の所定位置に組み付ける。
このとき、本発明の基板固定構造では、基端部19aの周囲に溝状の凹部18cが設けられており、下方に向けて拡開する基端部19aが凹部18c内に位置するため、基端部19aと基板12の挿通孔12cとが干渉せず、基板12と平面部18bとを確実に面当たり状態で当接させることができ、基板12のガタツキの発生を防止することができる。
更に、基板12の組み付けの際、溶着ピン19と基板12とが接触して溶着ピン19に入力があっても、本発明の基板固定構造では、滑らかに拡開し末広がり形状の基端部19aを溶着ピン19が備えるため、基端部19aでの折損を防止することができる。
また、このように折損の虞が少ない基端部19aを備える溶着ピン19では、より細く形成することが可能となる。このため、溶着ピン19が挿入される挿通孔12cをより小さくすることができ、固定のためのスペースを低減して基板12の小型化を図ることができる。従って、本発明の回転センサ10は、より小型化が可能な回転センサである。
そして、挿通孔12cから突出した溶着ピン19の先端部19bを加熱して溶融させ、図2の一点鎖線で示したように、基板12と先端部19bとが接触するように先端部19bを変形させる。
溶着ピン19は熱可塑性樹脂からなるため、このように溶融変形した先端部19bは冷却すると固化し、これにより、基板12が溶着支持部17に固定される。
ここで、本発明の基板固定構造では、挿通孔12cの周囲に微細な凹凸からなる粗面部12dが設けられているため、この粗面部12dに先端部19bが堅固に固着し、より確実に基板12を固定することができる。
そして、IC端子13a及びコネクタ端子16の半田付けを行う。すなわち、図2に示したように、スルーホール12a、12bから突出したIC端子13a及びコネクタ端子16に半田20を付着させ、これにより、所定の回路パターンに導通させる。
このように、固定的なIC端子13a及びコネクタ端子16を基板12に半田付けすると、半田付けの熱や寸法誤差等により、基板12に各端子からの引張力等が作用する。
しかしながら、本発明の基板固定構造では、挿通孔12cが固定的なIC端子13a、13a・・とコネクタ端子16、16・・との間に位置するため、挿通孔12cを介して対向するIC端子13a、13a・・とコネクタ端子16、16・・との引張力等を、溶着ピン19で効率的に負担することができる。
このため、基板12を固定する溶着ピン19の数を削減して基板12上の挿通孔12cの数を削減することができる。
従って、基板12の固定スペースを低減することができ、これにより、基板12の小型化を図ることができる。
以上説明したように、本発明の基板固定構造は、上壁(底壁)18aを有する台座部18と、上壁18aから突出する溶着ピン19と、を有する。
また、溶着ピン19は、滑らかに拡開する基端部19aを備えている。
そして、上壁18aは、基板12と当接する平面部18bと、基端部19aの周囲に設けられた凹部18cと、を備えている。
このような構成を有する基板固定構造では、溶着ピン19が滑らかに拡開する基端部19aを備えるため、基端部19aの強度が高く、基端部19aにおける折損を低減させることができる。
従って、溶着ピン19をより細く形成することが可能となり、固定のためのスペースを低減して基板12の小型化を図ることができる。
しかも、底壁の凹部18cが基端部19aの周囲に設けられているため、基端部19aと挿通孔12cとを干渉させることなく基板12を平面部18bに当接させることができ、基板12のガタツキの発生を防止することができる。
更に、本発明の基板固定構造では、基板12に、IC端子13a、13a・・及びコネクタ端子16、16・・(複数の固定的な端子)が半田付けされる。そして、挿通孔12cが、IC端子13a、13a・・とコネクタ端子16、16・・との間に位置している。
このように、基板12にIC端子13a、13a・・及びコネクタ端子16、16・・が半田付けされるため、半田付けの際、IC端子13a、13a・・及びコネクタ端子16、16・・の寸法誤差や半田付けの熱の影響によって、基板12にIC端子13a、13a・・及びコネクタ端子16、16・・からの引張力等が作用する。
しかしながら、挿通孔12cが、IC端子13a、13a・・とコネクタ端子16、16・・との間に位置するため、挿通孔12cを介して対向するIC端子13a、13a・・及びコネクタ端子16、16・・の引張力等を溶着ピン19で効率的に負担することができる。
このため、基板固定のための溶着ピンの数を削減して固定スペースを低減することができ、これにより、基板12の小型化を図ることができる。
また、この基板固定構造では、挿通孔12cの周囲には微細な凹凸からなる粗面部12dが設けられている。
従って、溶着ピン19を挿通孔12cに挿入して基板12に溶着させると、溶着ピン19が前記粗面部に堅固に固着し、より確実に基板12を固定することができる。
そして、この基板固定構造を有する回転センサ10は、基板12をより小型化することができ、小型化を図ることができる。
以上、この発明を実施例により説明したが、具体的な構成はこの実施例に限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更があってもこの発明に含まれる。
例えば、本実施例では、溶着ピン19をひとつしか設けていないが、基板の大きさ等に応じて複数設けることができる。
このようにしても、本発明の基板固定構造であれば、溶着ピンが滑らかに拡開する基端部を備えているため、該基端部から折損する虞が少ない。
このため、溶着ピンをより細くすることができ、基板での挿通孔の面積を低減して該基板の小型化を図ることができる。
また、本発明の基板固定構造では、挿通孔12cが固定的なIC端子13a、13a・・とコネクタ端子16、16・・との間に位置しているが、この位置に限定されるものではない
挿通孔12cは、前記複数の固定的な端子の間に設けられていれば良い。すなわち、挿通孔12cは、半田付けされる端子の種別に関わらず、複数の固定的な端子からの引張力等が略均等に入力されるような適当な位置に設けることができる。
本発明の基板固定構造を備える回転センサの部分断面図である。 本発明の基板固定構造を示す図1におけるSA−SA線に沿った断面図である。 従来の回転センサの断面図である。 従来の基板固定構造における溶着方法を示したものであり、(A)は溶着前の断面図、(B)は溶着後の部分断面図である。
符号の説明
10 回転センサ
12 基板
12c 挿通孔
12d 粗面部
13a IC端子(固定的な端子)
16 コネクタ端子(固定的な端子)
18 台座部
18a 上壁(底壁)
18b 平面部
18c 凹部
19 溶着ピン
19a 基端部

Claims (4)

  1. 底壁を有する台座部と、前記底壁から突出する溶着ピンと、を有し、基板に設けられた挿通孔に前記溶着ピンを挿入して該溶着ピンの先端部を溶融させることにより前記基板を固定する基板固定構造であって、
    前記溶着ピンは、滑らかに拡開する基端部を備えると共に、
    前記底壁は、前記基板と当接する平面部と前記基端部の周囲に設けられた凹部とを備えることを特徴とする基板固定構造。
  2. 前記基板には、複数の固定的な端子が半田付けされ、
    前記挿通孔が、前記複数の固定的な端子の間に位置することを特徴とする請求項1に記載の基板固定構造。
  3. 前記挿通孔の周囲には微細な凹凸からなる粗面部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板固定構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の基板固定構造を備えることを特徴とする回転センサ。

JP2003319429A 2003-09-11 2003-09-11 基板固定構造及び該基板固定構造を備える回転センサ Withdrawn JP2005086136A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003319429A JP2005086136A (ja) 2003-09-11 2003-09-11 基板固定構造及び該基板固定構造を備える回転センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003319429A JP2005086136A (ja) 2003-09-11 2003-09-11 基板固定構造及び該基板固定構造を備える回転センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005086136A true JP2005086136A (ja) 2005-03-31

Family

ID=34418370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003319429A Withdrawn JP2005086136A (ja) 2003-09-11 2003-09-11 基板固定構造及び該基板固定構造を備える回転センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005086136A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101020363B1 (ko) 2008-12-03 2011-03-08 엘에스산전 주식회사 기판 모듈 및 기판의 위치 고정 방법
US10033253B2 (en) 2014-12-22 2018-07-24 Denso Corporation Drive device
JP2021087135A (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 Tdk株式会社 固定具及び振動デバイス

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101020363B1 (ko) 2008-12-03 2011-03-08 엘에스산전 주식회사 기판 모듈 및 기판의 위치 고정 방법
US10033253B2 (en) 2014-12-22 2018-07-24 Denso Corporation Drive device
JP2021087135A (ja) * 2019-11-28 2021-06-03 Tdk株式会社 固定具及び振動デバイス
JP7367494B2 (ja) 2019-11-28 2023-10-24 Tdk株式会社 固定具及び振動デバイス

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4816416B2 (ja) 電子部品及びそれを用いた電子制御装置
JP6217101B2 (ja) 半導体装置の製造方法及び取り付け治具
JP2003243066A (ja) 電子装置
JP2008277340A (ja) 配線金属板
JP2006023309A (ja) センサ装置
JP2008300635A (ja) プリント基板の固定構造
JP4652246B2 (ja) モータ端子接続構造
JP4991358B2 (ja) 回転センサ
JP2005086136A (ja) 基板固定構造及び該基板固定構造を備える回転センサ
US20130025924A1 (en) Lead component holder and electronic device
JP2005135850A (ja) 電気回路機器の樹脂筐体構造
JP2007242703A (ja) 半導体装置
JP5035746B2 (ja) 回転検出装置
JP2008256570A (ja) 角速度センサ
JP2005033109A (ja) チップ型電子部品
JP2007151296A (ja) コネクタ付基板
JP5146901B2 (ja) 回転検出装置
JP6366779B1 (ja) 電子制御装置およびその製造方法
JP2018017590A (ja) センサの製造方法およびセンサ
JP2011047656A (ja) 磁気センサとその製造方法
JP2007305542A (ja) ラグ端子及びラグ端子を用いた板材の取付構造
JP2005221262A (ja) 基板取付構造及びこの基板取付構造を備える回転センサ
JP4600141B2 (ja) コネクタを備えたfpcの製造方法
KR101693028B1 (ko) 진동환경용 신호전달을 위한 스프링 연결 단자
JP2006317409A (ja) 計器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060324

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070802