JP2005085729A - 非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリー、非水電解質二次電池の正極電極および非水電解質二次電池 - Google Patents

非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリー、非水電解質二次電池の正極電極および非水電解質二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】 高濃度で粘度が低い非水系電解質二次電池の正極電極形成用スラリー、さらには、高サイクル時の電池性能が高い非水系電解質二次電池を提供する。
【解決手段】 少なくとも1種の正極活物質と導電性炭素材料とが乾式混合された混合粉体を原料として含有する非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリーであって、前記混合粉体は、嵩密度が0.25〜1.05g/cm 、または、ジブチルフタレートの吸収量が30〜198cm /100gである。さらに、非水電解質二次電池は、上述した上述した非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリーを原料とした正極電極層が金属箔上に形成された非水電解質二次電池の正極電極4と、負極活物質として炭素材料を含む負極電極3とを有し、前記非水電解質二次電池の正極電極4および負極電極3は、電解質塩が溶解された非水電解液溶媒に接している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リチウム二次電池などの非水電解質二次電池に関する。さらには、この非水電解質二次電池に使用される正極電極、正極電極の原料となる非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリーに関する。
近年、電子機器はより小型化、軽量化されており、その電源となる電池に対しても小型化、軽量化が求められている。そのような要求に応えるために、最近では、高エネルギー密度を有し、自己放電が少なく、軽量にできることから非水電解質二次電池の開発が進められている。非水電解質二次電池の代表例としては、リチウム二次電池が挙げられる。以下、リチウム二次電池を例にして説明する。
リチウム二次電池は、リチウム含有遷移金属酸化物を正極活物質として含む正極電極と、炭素材料を負極活物質として含む負極電極と、電解質塩を含む非水電解液とを有するものである。
リチウム二次電池の正極電極は、リチウム含有遷移金属酸化物とカーボンブラックとを含有する原料から作製されることがあり、その際には、リチウム含有遷移金属酸化物とカーボンブラックとバインダとを溶剤に分散させてスラリー化し、このスラリーを金属箔に塗布し、乾燥させる方法が採用される。
その際に使用されるカーボンブラックは嵩密度が小さいため、スラリー化した場合には、スラリーの粘度が高くなりやすいが、スラリーの粘度が高いと、金属箔に塗布することが難しくなるため、一般的には溶剤量を多くし、固形分濃度を低くしてスラリーの粘度を低下させていた。しかしながら、低濃度にしてスラリーの粘度を低くすれば、塗布性が向上する反面、塗布後の乾燥の際、揮発させなければならない溶剤の量が多くなるため、乾燥に多くの時間とエネルギーを費やさなければならなかった。
そこで、溶剤を追加せず、高濃度のまま粘度を低くするスラリー化方法が提案されている(例えば、非特許文献1)。この方法では、リチウム含有遷移金属酸化物とカーボンブラックとを強力な剪断力を与えながら乾式混合し、得られた混合物とバインダとを溶剤に分散させてスラリーを得る。このようにすれば、スラリーの粘度が低下する上に、粒子同士がより高度に分散し、非常に均質なスラリーを得ることができる。そのため、このようなスラリーを電極作製の原料として用いれば、電極の均質性が高くなって電池の性能が向上するとされている。
しかしながら、上述した方法では、リチウム含有遷移金属酸化物とカーボンブラックとを過剰に乾式混合した場合に、高サイクル時(具体的には1000サイクル以上の充放電)の電池容量が低下して電池性能が低下することがあった。しかも、乾式混合における条件、例えば、混合時間、混合エネルギーなどの最適範囲を求めるための指標が見出されていないため、過剰に混合させやすい傾向にあった。
ところで、非水電解液二次電池においては、サイクル特性を良好にし、高サイクル時の電池容量の低下を防止する方法についても種々検討されている。例えば、特許文献1には、負極材料に特定の嵩密度の黒鉛を使用する方法が提案されている。
特開平8−180873号公報 門脇宗広、外3名,「機械的粒子複合化装置を用いた電池の高性能化」,第42回電池討論会講演要旨集,社団法人電気化学会電池技術委員会,平成13年11月,p86−87
しかしながら、負極材料に特許文献1記載の黒鉛を使用しても、正極の問題は解消していないため、最終的に得られるリチウム二次電池の性能が向上しないことがあった。したがって、均質性が高く、高サイクル時の電池容量が低下しない正極電極が求められていた。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであり、高濃度で粘度が低い非水系電解質二次電池の正極電極形成用スラリーを提供することを目的としている。また、均質性が高い非水系電解質二次電池の正極電極を提供することを目的としている。さらには、高サイクル時の電池性能が高い非水系電解質二次電池を提供することを目的としている。
本願請求項1の非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリーは、少なくとも1種の正極活物質と導電性炭素材料とが乾式混合された混合粉体を原料として含有する非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリーであって、前記混合粉体は、嵩密度が0.25〜1.05g/cm であることを特徴としている。ここで、嵩密度は、JIS K 1469に準拠して測定した値である。
また、本願請求項2の非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリーは、少なくとも1種の正極活物質と導電性炭素材料とが乾式混合された混合粉体を原料として含有する非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリーであって、前記混合粉体は、ジブチルフタレートの吸収量が30〜198cm /100gであることを特徴としている。ここで、ジブチルフタレートの吸収量は、JIS K 6217に準拠して測定した値である。
これらのような非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリーでは、混合粉体の性状が最適化されており、高濃度であってもスラリーの粘度を低くすることができるので、容易に金属箔に塗布できる上に、乾燥に要する時間とエネルギーを削減できる。また、導電性炭素材料が適度に分断されており、それが正極活物質の周囲に吸着することで、良好な導電パスを多量に形成している。
上述した正極電極形成用スラリーにおいては、前記正極活物質が、リチウム含有遷移金属酸化物であることが好ましい。正極活物質がリチウム含有遷移金属酸化物であれば、より電池性能が高い非水電解質二次電池にすることができる。
また、本発明の非水電解質二次電池の正極電極は、上述した非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリーを原料とした正極電極層が、金属箔上に形成されていることを特徴としている。このような非水電解質二次電池の正極電極では、良好な導電パスが多量に形成しており、均質性が高くなっているので、高導電性になる上に、充放電に伴う膨張収縮によって導電パスが分断されても、良好な導電パスの残存量が多くなる。
また、本発明の非水電解質二次電池は、上述した非水電解質二次電池の正極電極と、負極活物質として炭素材料を含む負極電極とを有し、前記非水電解質二次電池の正極電極および前記負極電極は、電解質塩が溶解された非水電解液溶媒に接していることを特徴としている。このような非水電解質二次電池では、高サイクル使用時であっても、良好な導電パスの残存量が多いから、非水電解質二次電池の電池性能低下を防止できる。
本発明の非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリーでは、原料になる混合粉体の嵩密度またはジブチルフタレートの吸収量が特定され、凝集状態が最適化されており、高濃度で低粘度にできるので、金属箔に容易に塗布できる。また、乾燥時における乾燥時間、乾燥エネルギーを削減できる。さらに、正極活物質の周囲に、良好な導電パスを多量に形成させることができる。
本発明の非水電解質二次電池の正極電極は、上述した非水電解質二次電池電極用スラリーを原料としているので、電極の導電性が高くなっている上に、充放電に伴う膨張収縮によって導電パスが分断されても、良好な導電パスの残存量が多くなる。
本発明の非水電解質二次電池によれば、上述した非水電解質二次電池の正極電極が使用されているので、高サイクル使用時における電池性能の低下を防止できる。
以下、本発明の一実施形態例について図面を参照して説明する。
図1には、本実施形態例の非水電解質二次電池であるリチウム二次電池を示す。このリチウム二次電池はいわゆるコイン型と呼ばれるものであり、正極活物質として少なくとも一種のリチウム含有遷移金属酸化物を含有する円板状の正極(正極電極)4と、負極活物質として炭素材料を含有する負極(負極電極)3と、負極3と正極4との間に配置されたセパレータ6とを有し、これらが、リチウム塩(電解質塩)が溶解された非水電解液溶媒に接して概略構成されている。
このリチウム二次電池においては、ステンレス等からなる略扁平円筒状の電池ケース1に、負極3とセパレータ6と正極4とが順次積層され、その上にステンレス等からなる封口板2が配置され、さらに電池ケース1と封口板2との間にポリプロピレンからなる円環状のガスケット7が配置されている。そして、電池ケース1の上端部分を内部にカシメてガスケット7および封口板2を固定している。
また、セパレータ6と、正極4および負極3との間にはガラスウール濾紙5,5が挿入されている。
非水電解液溶媒は、正極4、負極3、セパレータ6およびガラスウール濾紙5,5に含浸されている。
正極4は、正極活物質として少なくとも一種のリチウム含有遷移金属酸化物と、導電助材である導電性炭素材料と、これらを結着するためのバインダとからなるものが金属箔上に層状にされ、さらに円板状に成形されたものである。
リチウム含有遷移金属酸化物としては、電池性能を高くできることから、マンガン酸リチウム、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、鉄酸リチウム、酸化バナジウム、バナジン酸リチウムを好適に用いることができる。さらに、マンガン酸リチウムの一部を異なる元素Co、Ni,Fe,Mg,Cr,Ba,Ag,Nb,Al,Cu等で置換したものも好適に用いられる。
このようなリチウム含有遷移金属酸化物の平均粒径は、通常、15〜20μmである。
導電性炭素材料は、粒子が鎖状に凝集した凝集体からなるものである。導電性炭素材料が鎖状に凝集することによって導電パスを形成する。このような導電性炭素材料としては、例えば、カーボンブラック、ファーネスブラック、ケッチェンブラックなどが挙げられる。これらの中でも、入手が最も容易なカーボンブラックが好ましい。通常使用されるカーボンブラックは、平均粒径が20〜50nmのものである。
バインダとしては、リチウム含有遷移金属酸化物と導電性炭素材料とを結着するものであるものであれば制限されないが、例えば、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂や、イミド樹脂、アミド樹脂等を用いることができる。
このような正極4は、次のようにして作製される。まず、少なくとも一種のリチウム含有遷移金属酸化物と導電性炭素材料とを乾式混合して混合粉末を調製し、この混合粉体とバインダとを溶剤に分散させ、湿式混合して非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリー(以下、スラリーと略す)を調製する。次いで、Al箔などからなる金属箔上に、上記スラリーを塗布し、加熱乾燥して正極電極層を形成させ、そして、正極電極層が設けられた金属箔を所望の形状に成形して正極電極4を得る。
上述した正極電極4の作製方法において、混合粉末は、嵩密度が0.25〜1.05g/cm 、好ましくは0.33〜0.77g/cmであり、または、ジブチルフタレートの吸収量が30〜198cm /100g、好ましくは41〜141cm /100gである。
ここで、混合粉末の嵩密度またはジブチルフタレートの吸収量は、乾式混合時の混合時間あるいは混合速度などの混合条件に依存している。例えば、混合時間を長くすると、嵩密度はある程度の混合時間までは高くなり、それ以上の混合時間ではほぼ一定になる。また、ジブチルフタレートの吸収量は、ある程度の混合時間まではほぼ一定であり、それ以上混合時間を長くするとジブチルフタレートの吸収量は低下する。このように混合時間によって嵩密度あるいはジブチルフタレートの吸収量が変化するのは、混合粉体の凝集状態が変化するためである。つまり、乾式混合の混合時間を長くすると、混合の剪断力によって鎖状の導電性炭素材料の凝集体が分断されて粒径や粒径分布が変化するためである。
図2(a)に、乾式混合前の原料粒子(リチウム含有遷移金属酸化物の粒子と導電性炭素材料の粒子)の状態を示し、図2(b)に、乾式混合後の混合粉末であって、嵩密度またはジブチルフタレートの吸収量が本発明の範囲を満たすものの状態を示す。湿式混合前では、図2(a)に示すように、導電性炭素材料11の凝集体12は長い鎖状になっており、導電性炭素材料11とリチウム含有遷移金属酸化物13とは接していないが、湿式混合後では、図2(b)に示すように、導電性炭素材料の凝集体が適度に分断され、分断された導電性炭素材料11がリチウム含有遷移金属酸化物13の周囲に吸着している。このように、分断された導電性炭素材料が正極活物質の周囲に吸着している状態では、嵩密度が密になり、ジブチルフタレートの吸収量が多くなるとともに、良好な導電パスが多く形成され、その結果、導電性が高くなる。なお、混合時間を長くしすぎると、鎖状の導電性炭素材料の凝集体が分断されすぎて、良好な導電パスの形成量が少なくなる。
したがって、スラリーの原料になる混合粉末の嵩密度またはジブチルフタレートの吸収量は最適な混合条件にするための指標となり、嵩密度またはジブチルフタレートの吸収量を上記範囲にすることで、リチウム含有遷移金属酸化物の周囲に、良好な導電パスになる導電性炭素材料を多く吸着させることができる。
そして、このような混合粉末を原料として含むスラリーから形成された正極電極は、均質性が高くなるため、導電性が高くなる。また、リチウム二次電池の充放電に伴う膨張・収縮によって導電パスが分断されても、良好な導電パスの残存量が多くなる。
また、混合粉体の嵩密度あるいはジブチルフタレートの吸収量が上記範囲にあることにより、混合粉体の粉体性状が良好になり、混合粉体のハンドリングが容易になる。
さらに、このような混合粉体を溶剤に分散させたスラリーは、高濃度であるにもかかわらず粘度が低いので、金属箔に塗布する際の塗布性に優れている。さらに、乾燥時に留去させる溶剤量が少ないので、乾燥に要する時間およびエネルギーを削減できる。
リチウム含有遷移金属酸化物と導電性炭素材料とを乾式混合して混合粉末を作製する際には、各種混合手段を用いることができるが、強力な剪断力を付与するものが好ましい。乾式混合時に強力な剪断力を付与する混合手段としては、例えば、ヘンシェルミキサ、チョッパミキサ等が挙げられる。
混合時間や混合速度などの混合条件は、混合手段の仕様(容量、ブレード等)によって適宜最適な範囲にすることが好ましい。
スラリーを調製する際に、上述した混合粉体を分散させる溶剤としては、バインダを溶解させることができるものが好ましく、例えば、N−メチルピロリドンが挙げられる。さらに、製造効率が高くなることから、溶媒にバインダを予め溶解させておくことが好ましい。
負極3は、負極活物質である炭素材料の粉末と、炭素材料の粉末を結着させるためのバインダとからなるものが金属箔上に層状にされ、さらに円板状に成形されたものである。
炭素材料としては、例えば、人造黒鉛、天然黒鉛、コークス、難黒鉛化炭素繊維、ポリアセン等を用いることができる。また、バインダとしては、正極4で使用したバインダと同じものを用いることができる。
セパレータ6としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等の高分子材料からなり、多孔性の膜、ガラス繊維、各種高分子繊維からなる不織布等を用いることができる。
非水電解液溶媒としては、例えば、炭酸エチレン、炭酸プロピレン、炭酸ブチレン、炭酸ビニレン、ベンゾニトリル、アセトニトリル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、1,3−ジオキソラン、4−メチルジオキソラン、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ジオキサン、スルホラン、3−メチルスルホラン、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、メチルイソプロピルカーボネート、エチルブチルカーボネート、ジプロピルカーボネート、ジイソプロピルカーボネート、ジブチルカーボネート、ジエチレングリコール、ジメチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン等の非プロトン性溶媒、あるいはこれらの溶媒の2種以上を含む混合溶媒を例示できる。
非水電解液溶媒に溶解された電解質塩であるリチウム塩としては、例えば、LiPF、LiBF、LiSbF、LiAsF、LiClO、LiCFSO、LiCSO 、LiSbF 、LiAlO、LiAlCl 、LiN(C2x+1SO)(C2y+1SO)(ただし、x,yは自然数)、LiCl、LiI等のうちの1種または2種以上のものを例示できる。
以上のような実施形態例にあっては、正極4は、正極活物質であるリチウム含有遷移金属酸化物の周囲に、導電性炭素材料からなる良好な導電パスが多量に形成されており、均質性が高くなっているので、高導電性である上に、充放電に伴う膨張収縮によって導電パスが分断されても、良好な導電パスの残存量が多くなる。したがって、高サイクル使用時であっても、良好な導電パスの残存量が多いから、非水電解質二次電池の電池性能低下を防止できる。具体的には、3000〜4000サイクルまで実用的な電池容量を維持できる。
なお、本発明は上述した実施形態例に限定されない。例えば、上述した実施形態例はコイン型のリチウム二次電池であったが、円筒型、角型、シート型のリチウム二次電池であってもよい。
(実施例1)
正極電極を次のようにして作製した。まず、正極活物質である平均粒径20μmのマンガン酸リチウム(LiMn)80重量%と、導電性炭素材料である平均粒径20nmのカーボンブラック10重量%とを、ヘンシェルミキサで10分間、1000rpmで乾式混合した。この乾式混合粉体を100cm の定容量容器に静かに充填し、嵩密度を測定した。さらに、乾式混合粉体中のカーボンブラック重量あたりのジブチルフタレート(DBP)吸収量を測定した。ここで、ジブチルフタレート吸収量の測定は、JIS K6217−4に準じた。
そして、上記乾式混合粉体に、N−メチルピロリドンに溶解した結着剤(バインダ)であるポリフッ化ビニリデン(PVdF)10重量%を添加し、粘度が5.0Pa・sになるように別途添加する溶剤量を調整しながら80分間混合して正極電極形成用スラリーを得た。その際、スラリーの粘度は、ハーケ粘度計を使用し、回転速度30rpmで測定したときの値である。また、スラリーの攪拌は、プラネタリミキサを使用し、その回転数を60rpmとした。
次いで、このスラリーをAl箔の片面上に、塗布量が均一になるように塗布し、続いて80℃で1時間加熱乾燥して塗膜を形成させた。次いで、アルミ箔上の塗膜をローラプレスにて膜密度が2.2g/cm になるように成形した。次いで、100Pa以下に減圧しながら130℃で12時間加熱乾燥して正極電極を得た。
次に、結着剤(バインダ)であるポリフッ化ビニリデン10重量%と、負極活物質である黒鉛90重量%とをN−メチルピロリドンに添加し、混合して負極電極形成用スラリーを得た。次いで、このスラリーを銅箔上に塗布し、80℃で乾燥して塗膜を形成させた。次いで、銅箔上の塗膜をロールプレスにて膜密度が1.4g/cm になるように成形した。次いで、100Pa以下に減圧しながら130℃で12時間加熱乾燥して負極電極を得た。
次いで、面積が2cmの円形になるように正極電極および負極電極を切断し、両極の間にセパレータを挟んでコイン型電池を作製した。その際、コイン型電池の非水電解液としては、炭酸エチレン(EC)と炭酸ジメチル(DMC)とが、EC:DMC=1:2の混合比で含有し、さらに、LiPF を1モル/Lの濃度で含有する溶液を用いた。
そして、このコイン型電池の充放電試験をした。この充放電試験では、300サイクル充放電した後の電池容量を測定し、電池容量の維持率を求めた。
(実施例2〜8、比較例1)
正極電極製造時の乾式混合における混合時間を表1に示すように変更したこと以外は実施例1と同様にしてコイン型電池を得た。
(実施例9〜15、比較例2)
正極電極製造時のスラリー混合において、スラリー粘度が5.0Pa・sのまま固形分濃度を60重量%とし、表1に示すようにスラリー混合時間を変更したこと以外は実施例1と同様にしてコイン型電池を得た。
Figure 2005085729
これらの結果から、図3〜図9のグラフを作成した。
図3は、混合時間と嵩密度との関係を示すグラフである。図3から、混合時間とともに嵩密度は高くなるが、ある程度混合時間が長くなると、嵩密度の増加率は低下することが判明した。
図4は、混合時間とカーボンブラック重量あたりのジブチルフタレート吸収量との関係を示すグラフである。図4から、混合時間とともにDBP吸収量は少なくなるが、ある程度混合時間が長くなると、DBP吸収量はほぼ一定になることが判明した。
図5は、嵩密度とスラリー中の溶剤比率との関係を示すグラフである。図5から、嵩密度が高いほどスラリー調製時に添加する溶剤量が少なく済むことが判明した。
図6は、嵩密度と正極電極の膜密度との関係を示すグラフである。図6から、嵩密度が高くなるほど、電極の膜密度が高くなることが判明した。これより、塗工時の電極の膜密度が大きいと、膜密度調整のプレス圧も小さくて済むと推定される。
図7は、嵩密度と充放電試験結果(容量維持率)との関係を示すグラフである。図7から、嵩密度が、およそ0.24〜1.05g/cm の範囲で高い容量維持率を示すことが判明した。すなわち、嵩密度が0.24〜1.05g/cm の範囲で、300サイクル後の電池容量の維持率が80%超えており、電池寿命が長くなることが判明した。
図8は、DBP吸収量と充放電試験結果との関係を示すグラフである。図8から、DBP吸収量が、およそ30〜198cm /100gの範囲で高い電池の容量維持率を示すことが判明した。すなわち、ジブチルフタレートの吸収量が30〜198cm /100gの範囲で、300サイクル後の電池容量の維持率が80%超えており、電池寿命が長くなることが判明した。
図9は、嵩密度とスラリー混合時間との関係を示すグラフである。図9から、嵩比重が小さくなると、スラリーの混合時間を短くでき、製造効率が向上することが判明した。
本発明に係る一実施形態例のリチウム二次電池を示す断面図である。 (a)は乾式混合前の原料粒子の状態を示す模式図であり、(b)は乾式混合後の混合粉末の状態を示す模式図である。 混合時間と嵩密度との関係を示すグラフである。 混合時間とカーボンブラック重量あたりのジブチルフタレート吸収量との関係を示すグラフである。 嵩密度とスラリー中の溶剤比率との関係を示すグラフである。 嵩密度と正極電極の膜密度との関係を示すグラフである。 嵩密度と充放電試験結果との関係を示すグラフである。 カーボンブラック重量あたりのジブチルフタレート吸収量と充放電試験結果との関係を示すグラフである 嵩密度とスラリー混合時間との関係を示すグラフである。
符号の説明
3 負極(負極電極)
4 正極(正極電極)
11 導電性炭素材料
13 リチウム含有遷移金属酸化物

Claims (5)

  1. 少なくとも1種の正極活物質と導電性炭素材料とが乾式混合された混合粉体を原料として含有する非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリーであって、
    前記混合粉体は、嵩密度が0.25〜1.05g/cm であることを特徴とする非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリー。
  2. 少なくとも1種の正極活物質と導電性炭素材料とが乾式混合された混合粉体を原料として含有する非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリーであって、
    前記混合粉体は、ジブチルフタレートの吸収量が30〜198cm /100gであることを特徴とする非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリー。
  3. 前記正極活物質が、リチウム含有遷移金属酸化物であることを特徴とする請求項1または2に記載の非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリー。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリーを原料とした正極電極層が、金属箔上に形成されていることを特徴とする非水電解質二次電池の正極電極。
  5. 請求項4に記載の非水電解質二次電池の正極電極と、負極活物質として炭素材料を含む負極電極とを有し、前記非水電解質二次電池の正極電極および前記負極電極は、電解質塩が溶解された非水電解液溶媒に接していることを特徴とする非水電解質二次電池。
JP2003319949A 2003-09-11 2003-09-11 非水電解質二次電池の正極電極形成用スラリー、非水電解質二次電池の正極電極および非水電解質二次電池 Expired - Fee Related JP4220867B2 (ja)

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