JP2005085048A - 触覚提示装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 少ないドライバ数で触覚提示部の電極数の増加に対応することができる触覚提示装置及び触覚提示装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】 皮膚表面と、皮膚表面に電気信号を印加することにより皮膚表面に触覚情報を提示する触覚提示部101との接触位置を接触位置検出部102により検出すると共に、接触位置モニタ部103により、接触位置検出部102の接触位置情報に基づき、電気信号を印加する触覚提示部101の触覚情報提示領域を決定する。さらに、触覚情報提示領域に印加する電気信号を生成する電気信号生成部105と接触位置モニタ部103との間に選択部104を設け、この選択部104により電気信号生成部105からの電気信号を接触位置モニタ部より決定された触覚情報提示領域に選択的に印加するようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、触覚提示装置及びその駆動方法に関するものであり、特に皮膚表面に電気信号を印加することにより皮膚表面に触覚情報を提示するものに関する。
従来、人が指等で物に触ったときに感じる物体表面の凹凸感、凹凸による材質感・風合いなどを実際に触れることなく模擬的に提示する触覚提示装置が提案されている。
ところで、このように皮膚表面にある種の触覚を提示する手法として、これまで、機械的刺激を用いた手法や、電気的刺激を用いた手法がある。ここで、従来の電気的刺激を用いた手法は、電極アレイに指をのせ、皮膚表面に電流を通電させ、皮膚下の感覚神経を選択的に刺激する手法が行われている(特許文献1参照)。
そして、このような電極アレイより電気的刺激を用いた手法の場合、触覚提示部全体を振動させることが多い機械的刺激を用いた手法に比べ、任意の電極より任意の電気的刺激を与えることによって、例えば後述する図3に示すように、触覚提示部101より、任意の接触点201(複数の指)に異なった触覚を提示することも可能であるという特徴がある。
特開2002−065866号公報
ところで、このような従来の触覚提示装置においては、電極アレイの各電極に対応して電流を用いて触覚を提示するドライバが設けられている。しかし、このように各電極にドライバを設けるようにした構成の場合、例えば触覚提示部の大面積化・高精細化を目的として電極アレイの電極数を増やした場合、必要なドライバ数も電極数だけ増加するため、システムの大型化・必要な駆動電力が増大するという課題があった。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、少ないドライバ数で触覚提示部の電極数の増加に対応することができる触覚提示装置及び触覚提示装置の駆動方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、触覚提示装置において、接触した皮膚表面に電気信号を印加することにより前記皮膚表面に触覚情報を提示する触覚提示部と、前記皮膚表面が接触した前記触覚提示部の接触位置を検出する接触位置検出部と、前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づき、前記電気信号を印加する前記触覚提示部の触覚情報提示領域を決定する接触位置モニタ部と、前記触覚情報提示領域に印加する電気信号を生成する電気信号生成部と、前記電気信号生成部と前記接触位置モニタ部との間に設けられた選択部と、を備え、前記選択部により、前記電気信号生成部からの電気信号を前記接触位置モニタ部より決定された前記触覚情報提示領域に選択的に印加するようにしたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記触覚提示部は分割された複数の触覚情報提示領域を有し、前記接触位置モニタ部は前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づき前記触覚提示部の分割された触覚情報提示領域のうち接触位置に相当する一つ、または複数の触覚情報提示領域を決定することを特徴とするものである。
また本発明は、前記接触位置モニタ部は、ひとつの前記接触位置情報に基づいて決定された触覚情報提示領域が複数の領域にまたがる場合には、最も接触している面積が大きい領域を触覚情報提示領域とすることを特徴とするものである。
また本発明は、触覚提示装置において、接触した皮膚表面に電気信号を印加することにより前記皮膚表面に触覚情報を提示する触覚提示部と、前記皮膚表面が接触した前記触覚提示部の接触位置を検出する接触位置検出部と、前記接触位置検出部の接触位置情報に基づき、前記電気信号を印加する前記触覚提示部の触覚情報提示領域の範囲を算出する接触位置モニタ部と、前記触覚情報提示領域に印加する電気信号を生成する電気信号生成部と、前記電気信号生成部と前記接触位置モニタ部との間に設けられた選択部と、を備え、前記選択部により、前記電気信号生成部からの電気信号を前記接触位置モニタ部より算出された範囲の触覚情報提示領域に選択的に印加するようにしたことを特徴とするものである。
また本発明は、前記接触位置モニタ部は、前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づき前記電気信号を印加する触覚情報提示領域の中心を算出し、前記中心を中心とした一定の面積を有する範囲を触覚情報提示領域とすることを特徴とするものである。
また本発明は、前記接触位置検出部は、前記接触位置を前記触覚提示部に対して面方向に走査し、検出する走査機構で構成することを特徴とするものである。
また本発明は、前記走査機構は、前記接触位置をレーザ光の変化より検出するXYレーザスキャナを備えたものであることを特徴とするものである。
また本発明は、前記接触位置検出部は、前記接触位置を前記触覚提示部の物性の変化より検出する検出機構で構成することを特徴とするものである。
また本発明は、前記検出機構は、前記接触位置を前記触覚提示部の圧力の変化より検出する圧力センサを備えたものであることを特徴とするものである。
また本発明は、前記選択部を複数のスイッチ素子で構成することを特徴とするものである。
また本発明は、前記スイッチ素子は電界効果トランジスタであることを特徴とするものである。
また本発明は、前記電気信号生成部は、前記電気信号の強度を制御する信号強度制御部と、前記信号強度制御部の出力信号を電流信号に変換する電圧電流変換回路とを備えていることを特徴とするものである。
また本発明は、前記電圧電流変換回路は、定電流回路を有していることを特徴とするものである。
また本発明は、前記接触位置モニタ部と、前記信号強度制御部の同期を制御するクロック部を有することを特徴とするものである。
また本発明は、前記触覚提示部は、複数の微小電極から形成されることを特徴とするものである。
また本発明は、前記皮膚表面は、指先の皮膚表面であることを特徴とするものである。
また本発明は、触覚提示装置の駆動方法において、接触位置検出部によって皮膚表面と、前記皮膚表面に電気信号を印加することにより前記皮膚表面に触覚情報を提示する触覚提示部との接触位置を検出する接触位置検出工程と、接触位置モニタ部により、前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づいて前記電気信号を印加する前記触覚提示部の触覚情報提示領域を決定する触覚情報提示領域決定工程と、触覚情報提示領域に印加する電気信号を生成する電気信号生成部と前記接触位置モニタ部との間に設けられた選択部により、前記接触位置モニタ部より決定された前記触覚情報提示領域に前記電気信号生成部からの電気信号を選択的に印加する電気信号印加工程と、を有することを特徴とするものである。
また本発明は、前記触覚提示部は分割された複数の触覚情報提示領域を有し、前記接触位置モニタ部は前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づき前記触覚提示部の分割された触覚情報提示領域のうち接触位置に相当する一つ、または複数の触覚情報提示領域を決定することを特徴とするものである。
また本発明は、前記接触位置モニタ部は、ひとつの前記接触位置情報に基づいて決定された触覚情報提示領域が複数の領域にまたがる場合には、最も接触している面積が大きい領域を触覚情報提示領域とすることを特徴とするものである。
また本発明は、触覚提示装置の駆動方法において、接触位置検出部によって皮膚表面と、前記皮膚表面に電気信号を印加することにより前記皮膚表面に触覚情報を提示する触覚提示部との接触位置を検出する接触位置検出工程と、接触位置モニタ部により、前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づいて前記電気信号を印加する前記触覚提示部の触覚情報提示領域の範囲を算出する触覚情報提示領域範囲算出工程と、触覚情報提示領域に印加する電気信号を生成する電気信号生成部と前記接触位置モニタ部との間に設けられた選択部により、前記接触位置モニタ部より算出された範囲の触覚情報提示領域に前記電気信号生成部からの電気信号を選択的に印加する電気信号印加工程と、を有することを特徴とするものである。
また本発明は、前記接触位置モニタ部は、前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づき前記電気信号を印加する触覚情報提示領域の中心を算出し、前記中心を中心とした一定の面積を有する範囲を触覚情報提示領域として算出することを特徴とするものである。
本発明のように、被験者との接触位置に対応した触覚情報提示領域にのみ触覚情報の提示を行うことにより、触覚提示用の駆動ドライバの回路数が軽減でき、これにより少ないドライバ数で触覚提示部の電極数の増加に対応することができる。さらに、システムの小型化が容易に実現できると共に、システムの省電力化が容易に実現できる。またさらに、触覚提示用の駆動ドライバの構成が触覚提示用の電極数に依存しないため、電極数の増加に容易に対応でき、これにより触覚情報を提示するディスプレイの大面積化も容易に実現できる。
以下、本発明について図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る触覚提示装置の構成を示すブロック図であり、この触覚提示装置は、同図に示すように、触覚提示部101、接触位置検出部102、接触位置モニタ部103、選択部104、電気信号生成部である触覚提示信号印加部105を備えている。
触覚提示部101は、例えば図2に示すように複数の微小な電極301aの集合体である触覚提示電極部301を備えている。ここで、この電極301aには電気刺激信号が印加されるようになっており、この電気刺激信号は、触覚提示電極部301との接触部において電極301aを介して被験者に通電(印加)されるようになっている。
例えば、本実施の形態の触覚提示装置は、被験者の指先に触覚を提示するものであり、この装置の場合、被験者が身体を接地した状態で触覚提示電極部301の電極301aに指(Finger)を接触させると、電極301aから印加された電気信号である電気刺激信号が指の皮膚下に存在する感覚神経を刺激し、これにより様々な触覚(情報)が被験者に提示されるようになる。
接触位置検出部102は、触覚提示部101と被験者(の指)との接触位置を検出するものであり、触覚提示信号印加部105は、被験者への触覚提示用の電気刺激信号を生成するものである。
接触位置モニタ部103はコンピュータで構成される演算処理部であり、接触位置検出部102から出力される触覚提示部101と被験者との接触位置の接触位置情報信号をモニタして触覚提示部101上の触覚情報を提示する触覚情報提示領域を決定し、或いは触覚情報提示領域の範囲を算出することにより、電気刺激信号を印加する微小電極301aを決定し、その情報を選択部104に出力するようになっている。
選択部104は、触覚提示信号印加部105と接触位置モニタ部103との間に設けられると共に、触覚提示信号印加部105と触覚提示部101の各微小電極301aを結ぶスイッチ回路で構成されるものであり、接触位置モニタ部103の出力を受けて触覚提示信号印加部105と触覚提示部101の各微小電極301aとを選択的に接続するようになっている。
ところで、このような構成の触覚提示装置の場合、他の感覚提示装置(例えば視覚ディスプレイや音響装置)に比べて提示方法において、次のような違いがある。
例えば、視覚ディスプレイの場合は、例え被験者が注視していない場所であっても動作中であれば定常的にすべての提示素子(画素)を動作させている。また、音響装置(例えばスピーカやヘッドホン)についても、同様に、仮に被験者が聞いていないとしても、その装置が動作中であれば、常に音感を提示している。
これに対し、触覚提示装置では被験者が接触していない部分に触覚を提示させる必要はなく、接触している場所にのみ触覚を提示させれば、その機能を果たすことができる。しかし、指先への触覚提示方法を考えてみると、指での接触は必ずしも一箇所ではなく、例えば図3に示すように複数の接触点201で接触することがあることから、複数の触覚提示を考慮する必要はある。
そこで、本実施の形態においては、以上のような触覚提示装置固有の特徴を考慮し、触覚提示部101と被験者との一箇所、或いは複数箇所の接触位置を、接触位置検出部102と接触位置モニタ部103を用いて検出し、その接触位置に基づいて決定された触覚情報提示領域、或は算出された触覚情報提示領域の範囲に位置している電極にのみ、触覚提示信号印加部105と選択部104を用いて電気刺激信号を印加し、触覚を被験者に提示するようにしている。
そして、このように触覚情報提示領域に位置している電極にのみ電気刺激信号を印加し、被験者との接触位置に基づいて決定された触覚情報提示領域、或いは算出された触覚情報提示領域の範囲にのみ触覚情報の提示を行うようにすることにより、触覚提示用の駆動ドライバの回路数が軽減でき、これにより少ないドライバ数で触覚提示部の電極数の増加に対応することができる。さらに、システムの小型化が容易に実現できると共に、システムの省電力化が容易に実現できる。またさらに、触覚提示用の駆動ドライバの構成が触覚提示用の電極数に依存しないため、電極数の増加に容易に対応でき、これにより触覚情報を提示するディスプレイの大面積化も容易に実現できる。
次に、本実施の形態の実施例1〜4について説明する。なお、以下の各実施例では、電気刺激信号として電流信号を用いている。
まず、実施例1について説明する。
図4は、本実施例に係る触覚提示装置の構成を示すブロック図であり、同図において、403は接触位置検出部102(図1参照)を構成し、接触位置を触覚提示部101に対して面方向に走査し、検出する走査機構403Aに設けられたXYレーザスキャナである。ここで、このXYレーザスキャナ403は、触覚提示部101の面方向に対して走査し、触覚提示部101の被験者との接触位置をレーザ光路の変化より検出するものであり、この検出結果は接触位置モニタ部103でモニタされるようになっている。
また、401、402は触覚提示信号印加部105を構成する電圧電流変換回路及び信号強度制御部であり、信号強度制御部402により被験者に触覚を提示するための触覚提示信号が印加されると、電圧電流変換回路401は、この触覚提示信号を電流信号に変換するようになっている。
ここで、電圧電流変換回路401は、被験者の皮膚インピーダンス変化の影響を受けずに所望の電流量を印加することができるよう不図示の定電流回路を有している。なお、本実施例及び以下の各実施例では、電圧電流変換回路401はオペアンプで構成され、定電流回路はトランジスタで構成するプッシュプルエミッタフォロワ回路、カレントミラー回路で構成される。
また、信号強度制御部402は、コンピュータで構成され、触覚を提示する電気刺激信号のパラメータ(周波数・強度・位相)を制御する。なお、本実施例及び以下の各実施例では、電気刺激信号として高速パルス電圧信号を電圧電流変換回路401に出力するため、パルスのデューティー比・信号極性も同時に制御する。
また、選択部104は、電界効果トランジスタ(以下FET)を用いたスイッチ回路で、触覚提示部101の触覚提示電極301(の電極301a)と電圧電流変換回路401とを接続するようになっている。
次に、本実施例における選択部104のより具体的な構成と、本実施例の触覚提示装置の動作について図5を用いて説明する。なお、動作説明を簡単にするため、同図に示すように触覚提示部101の電極の数を暫定的に4×4とする。また、各電極の場所を明示するため、ここでは行番号に数字、列番号にアルファベットを用いている。例えば、同図において、最も左上の電極を1a、最も右下の電極を4dと表現する。
本実施例において、触覚提示部101は、複数(4つ)のエリア(触覚情報提示領域)に分かれている。そして、一つのエリアには、複数(4つ)の電極が配されている。
例えば、以下のように配されている。
エリアA 電極(1a,1b,2a,2b)
エリアB 電極(1c,1d,2c,2d)
エリアC 電極(3a,3b,4a,4b)
エリアD 電極(3c,3d,4c,4d)
また、選択部104のスイッチ回路を構成するFETは触覚提示部101の電極数(4×4)だけあり、触覚提示部101の電極1a〜4dと、電圧電流変換回路401(A,B,C,D)に接続されている。なお、各FETは、各エリアについて、同じ位置関係にある電極に関して並列に各電圧電流変換回路401(A,B,C,D)に接続されている。
例えば、以下のように接続されている。
電圧電流変換回路(A)→電極(1a,1c,3a,3c)の各FET
電圧電流変換回路(B)→電極(1b,1d,3b,3d)の各FET
電圧電流変換回路(C)→電極(2a,2c,4a,4c)の各FET
電圧電流変換回路(D)→電極(2b,2d,4b,4d)の各FET
また、触覚位置モニタ部103は、FETを制御する複数の信号出力部(swA,swB,swC,swD)を有しており、この信号出力部(swA,swB,swC,swD)は、触覚提示部101の、同じエリア内の電極に相当するFETに接続されている。
例えば、以下のように接続されている。
swA→電極(1a,1b,2a,2b)の各FET
swB→電極(1c,1d,2c,2d)の各FET
swC→電極(3a,3b,4a,4b)の各FET
swD→電極(3c,3d,4c,4d)の各FET
これにより、例えばXYレーザスキャナ403からの検出結果により電気信号を印加するエリアをエリアAに決定した場合、触覚位置モニタ部103がswAを選択すると、触覚を提示するエリアA内のFETをON状態にすることができる。また、触覚を提示しないエリアについてのFETについては、OFF状態にするように制御することができる。
次に、このような構成の本実施例に係る触覚提示装置の触覚提示動作(及びその駆動方法)について説明する。
まず、XYレーザスキャナ403は、触覚提示部101と被験者との接触位置を検出し(接触位置検出工程)、触覚位置モニタ部103に触覚提示部101を介して(図1参照)接触位置の情報を出力する。そして、接触位置モニタ部103では、その情報に基づいて接触位置に相当するエリアを決定算出し(触覚情報提示領域決定工程)、エリアに対応する選択部104のFETをON状態にする。
一方、信号強度制御部402では被験者に触覚を提示するための触覚提示信号が印加され、電圧電流変換回路401で電流信号に変換する。そして、このように変換された電流信号は、選択部104のON状態のFETを経由し、所望のエリアに触覚提示用の電気刺激信号(触覚情報)として印加され(電気信号印加工程)、被験者に触覚を提示する。
例えば、XYレーザスキャナ403によって検出された接触位置が、触覚提示部101におけるエリアA(図5参照)内に存在する場合、触覚位置モニタ部103は信号出力部swAを選択し、この信号出力部swAに接続している各FETを動作させる。
この結果、各FETに接続されている各電圧電流変換回路401と触覚提示部101の電極(1a,1b,2a,2b)とが接続される。ここで、この時、選択されていないFETはOFF状態のため、信号強度制御部402、電圧電流変換回路401によって作製された電気刺激信号は、ON状態のFETを介してのみ被験者に通電される。
上述した構成及び駆動方法を有する触覚提示装置について、例えば以下の条件を用いて動作確認を行った。
触覚提示部101の微小な電極として40×40のAu電極を用い、その電極形状は径0.6mm、各電極間の距離は1mmとした。また、信号強度制御部104は、周波数1kHz、デューティー比20%のパルス信号を発生するものとした。信号極性は陰極である。信号強度は、被験者の受ける触覚の感覚に既定されるが、電圧電流変換回路401から電極に印加される電流は、およそ0.3〜1.0mAのものとした。
そして、触覚を提示するエリアの電極は5×5とした。従って、本実施例の場合には、触覚を提示するエリア数は64個となり、また本実施例に必要な電圧電流変換回路401は25回路となった。つまり、本実施例のように40×40の電極のうち、電気刺激信号を印加する電極を5×5とすることにより、触覚提示用のドライバである電圧電流変換回路401を25回路に、また触覚位置モニタ部103の信号線数を64に軽減することができる。
なお、以上の条件を用いた触覚提示装置において、触覚提示部101上の任意の位置での指先への触覚提示実験を行ったところ、各エリアにおいて、触覚が提示できていることを確認した。
次に、実施例2について説明する。
ここで、本実施例は、既述した実施例1のように単に決定されたエリアに触覚情報を提示するのではなく、接触位置が複数のエリアにまたがっている場合には、複数のエリアのうち最も接触面積が大きい接触エリアに触覚情報を提示するようにしたものである。
本実施例においては、既述した実施例1と同様、まずXYレーザスキャナ403は、触覚提示部101と被験者との接触位置を検出し、触覚位置モニタ部103に接触位置情報を出力する。そして、接触位置モニタ部103では、その情報に基づいて接触位置に相当するエリアを決定し、エリアに対応する選択部104のFETをON状態にする。
ここで、本実施例では、接触位置情報により接触位置が複数のエリアにまたがっていると判断した場合には、接触位置モニタ部103は、そのうちの最も接触面積が大きいエリアを決定し、そのエリアを選択する。
例えば、XYレーザスキャナ403によって検出された接触部が、複数のエリアにまたがる場合、触覚位置モニタ部103は、XYレーザスキャナ403から得られる座標情報と、触覚提示部101の電極の配置情報に基づき最も接触面積が大きいエリアを接触エリアとして出力する。
そして、例えばエリアAが最も大きい接触面積を有しているとすると、触覚位置モニタ部103は信号出力部swAを選択し、この信号出力部swAに接続している各FETを動作させる。この結果、各FETに接続されている各電圧電流変換回路401と触覚提示部101の電極(1a,1b,2a,2b)が接続される。ここで、この時、選択されていないFETはOFF状態のため、電気刺激信号はON状態のFETを介してのみ被験者に通電される。
そして、上述した構成及び駆動方法を有する触覚提示装置について、既述した実施例1と同様の条件を用いて触覚提示部101上の任意の位置での指先への触覚提示実験を行ったところ、各エリアにおいて、触覚が提示できていることを確認した。
つまり、本実施例のように接触位置が複数のエリアにまたがっている場合においても、40×40の電極のうち、電気刺激信号を印加する電極を5×5とすることにより、電圧電流変換回路401を25回路に、また触覚位置モニタ部103の信号線の数を64に軽減することができる。
次に、実施例3について説明する。
なお、本実施例は、既述した実施例1及び2のように触覚提示部101を複数の触覚情報提示領域に分割し、選択(決定)された触覚情報提示領域に触覚情報を提示するのではなく、接触位置に対応して触覚情報提示領域の範囲を算出し、この触覚情報提示領域において触覚情報を提示するようにしたものである。
ここで、本実施例において、選択部104は、図6のようにFETで構成され、このFETは触覚提示部101の電極数(4×4)だけあり、触覚提示部101の電極1a〜4dと、電圧電流変換回路401(A,B,C,D)に接続されている。なお、各電圧電流変換回路401(A,B,C,D)は、それぞれ触覚提示部101の電極1a〜4dの各行に相当するFETに接続している。
例えば、以下のように接続されている。
電圧電流変換回路(A)→電極(1a,1b,1c,1d)の各FET
電圧電流変換回路(B)→電極(2a,2b,2c,2d)の各FET
電圧電流変換回路(C)→電極(3a,3b,3c,3d)の各FET
電圧電流変換回路(D)→電極(4a,4b,4c,4d)の各FET
また、触覚位置モニタ部103は、FETを制御する複数の信号出力部(swA,swB,swC,swD)を有しており、この信号出力部(swA,swB,swC,swD)は、それぞれ触覚提示部101の電極の各列に相当するFETに接続されている。
例えば、以下のように接続されている。
swA→電極(1a,2a,3a,4a)の各FET
swB→電極(1b,2b,3b,4b)の各FET
swC→電極(1c,2c,3c,4c)の各FET
swD→電極(1d,2d,3d,4d)の各FET
また、触覚位置モニタ部103は、触覚情報を提示する電極について、その電極に接続されているFETをON状態とし、触覚情報を提示しない電極についてのFETについてはOFF状態とするように制御する。
また、本実施例の触覚提示装置では、触覚位置モニタ部103と信号強度制御部402の触覚提示信号の同期を制御するクロック部701を有している。
次に、このような構成の本実施例に係る触覚提示装置の触覚提示動作(及びその駆動方法)について説明する。
まず、XYレーザスキャナ403は、触覚提示部101と被験者との接触位置を検出し(接触位置検出工程)、触覚位置モニタ部103に接触位置情報を出力する。そして、触覚位置モニタ部103では、この接触位置情報に基づいて電気信号を印加する触覚提示部の触覚情報提示領域の範囲を算出する(触覚情報提示領域範囲算出工程)と共に、その接触位置の情報を時系列のデータに変換し、この後、そのデータに基づいて触覚情報提示領域にある電極のFETを、クロック部701からのクロック信号を用いて順次走査する。
このとき、信号強度制御部402ではクロック部701からクロック信号(周波数)に従って各電極について、被験者に触覚を提示するための触覚提示信号を順次印加し、電圧電流変換回路401で電流信号に変換する。そして、このように変換された電流信号は、選択部104のON状態のFETを経由し、所望の電極に触覚提示用の電気刺激信号として印加され(電気信号印加工程)、被験者に触覚を提示する。
例えば、XYレーザスキャナ403によって検出された接触部のエリアの電極(2b,2c,3b,3c)である場合、触覚位置モニタ部103では、これらのデータを時系列のデータに変換する。その後、クロック部701からのクロック信号に従って、まず信号出力部swBを選択する。
同時に、電圧電流変換回路401でもクロック部701からのクロック信号に従って電圧電流変換回路401(B)が選択され、これにより電極2bに接続されているFETがON状態になる。この時、選択されていないFETは、OFF状態のため、信号強度制御部402、電圧電流変換回路401(B)によって作製された電気刺激信号はON状態のFETを介して、被験者に通電される。
以下、接触位置に相当する各電極を(→2c→3b→3c→2b→2c→3b→3c→…)のように、順次選択することにより、被験者に触覚を提示することができる。
上述した構成及び駆動方法を有する触覚提示装置について、例えば以下の条件を用いて動作確認を行った。
触覚提示部101の微小な電極として40×40のAu電極を用い、その電極形状は径0.6mm、各電極間の距離は1mmとした。また、信号強度制御部104は、周波数1kHz、デューティー比20%のパルス信号を発生するものとした。信号極性は陰極である。信号強度は、被験者の受ける触覚の感覚に既定されるが、電圧電流変換回路401から電極に印加される電流は、およそ0.3〜1.0mAのものとした。
そして、このような本実施例に必要な電圧電流変換回路401は40回路である。つまり、本実施例のように接触位置に対応した触覚情報提示領域の範囲を算出し、この範囲にある電極に触覚情報を提示するようにすることにより、40×40の電極を駆動する電圧電流変換回路401を40回路に、また触覚位置モニタ部103の信号線の数を40に軽減することができる。
なお、以上の条件を用いた触覚提示装置において、触覚提示部101上の、任意の位置での、指先への触覚提示実験を行ったところ、各位置で、所望の接触面積において、触覚が提示できていることを確認した。
次に、実施例4について説明する。
本実施例は、所定の面積を有する触覚情報提示領域に触覚を提示するようにしたものである。
本実施例においては、既述した実施例3と同様、XYレーザスキャナ403は、触覚提示部101と被験者との接触位置を検出し、触覚位置モニタ部103に、その接触位置の情報を出力する。
そして、この後、触覚位置モニタ部103は、その接触位置の情報から接触面積の中心(座標)を算出し、その中心(座標)を中心とした一定の面積のエリアについての情報を時系列のデータに変換する。さらに、このデータに基づいて接触位置に相当する電極のFETを、クロック701を用いて順次走査する。
このとき、信号強度制御部402では、クロック部701からのクロックに従って各電極について、触覚提示信号を順次印加し、電圧電流変換回路401で電流信号に変換する。そして、このように変換された電流信号は、ON状態のFETを経由し、中心座標から一定エリア内の電極に電気刺激信号を印加し、被験者に触覚を提示する。
ここで、この一定エリアを2×2の電極とし、例えばXYレーザスキャナ403によって検出された接触部の、中心座標より算出された一定の面積を有するエリアの中の電極を、電極(2b,2c,3b,3c)とすると、触覚位置モニタ部103では、これらのデータを時系列のデータに変換する。その後、クロック部701からのクロック信号に従って、まず信号出力部swBを選択する。
同時に、電圧電流変換回路401でもクロック部701からのクロック信号に従って電圧電流変換回路401(B)が選択され、これにより電極2bに接続されているFETがON状態になる。この時、選択されていないFETは、OFF状態のため、信号強度制御部402、電圧電流変換回路401(B)によって作製された電気刺激信号はON状態のFETを介して、被験者に通電される。
以下、接触位置に相当する各電極を(→2c→3b→3c→2b→2c→3b→3c→…)のように、順次選択することにより、被験者に触覚を提示することができる。
上述した構成及び駆動方法を有する触覚提示装置について、既述した実施例3と同様の条件を用いて触覚提示部101上の任意の位置での指先への触覚提示実験を行ったところ、所望の位置のエリアにおいて、触覚が提示できていることを確認した。
つまり、本実施例のように、接触位置に対応した所定の面積を有する触覚情報提示領域に触覚情報を提示するようにすることにより、電圧電流変換回路401を40回路に、また触覚位置モニタ部103の信号線の数を40に軽減することができる。
なお、以上の条件を用いた触覚提示装置において、触覚提示部101上の、任意の位置での、指先への触覚提示実験を行ったところ、各位置で、所望の接触面積において、触覚が提示できていることを確認した。
ところで、これまでの説明においては、接触位置検出部102の一例としてXYレーザスキャナを用いた場合について述べたが、本発明は、これに限らず、接触位置検出部102の他のとして、図7に示すように圧力センサを用いる、接触位置を、触覚提示部101の物性の変化より検出する検出機構501Aで構成するようにしても良い。
ここで、この圧力センサ501は、触覚提示部101の物性の変化、本実施例の場合、触覚提示部101の圧力分布により被験者との接触位置を検出するものであり、この検出結果は接触位置モニタ部103でモニタされる。
そして、この圧力センサ501により触覚提示部101と被験者との接触位置を検出した後、位置情報を触覚位置モニタ部103に出力し、接触位置モニタ部103では、その情報に基づいて、既述した実施例1〜4と同様の構成で、接触位置に相当するエリア、或いは複数のエリアのうち最も接触面積が大きい接触エリア、又は接触位置及び面積を選択し、選択部104を構成するFETをON状態にするようにしている。
これにより、圧力センサ501を用いた場合でも、XYレーザスキャナを用いた場合と同様、触覚提示用のドライバである電圧電流変換回路401及び触覚位置モニタ部103の信号線の数を軽減することができる。
本発明の実施の形態に係る触覚提示装置の構成を示すブロック図。 上記触覚提示装置の触覚提示部の電極配置を説明する図。 上記触覚提示部に複数の指が接触している様子を説明する図。 本実施の形態の実施例1〜4に係る触覚提示装置の構成を説明する図。 上記実施例1及び2に係る触覚提示装置の回路構成及び駆動方法を説明する図。 上記実施例3及び4に係る触覚提示装置の回路構成及び駆動方法を説明する図。 本実施の形態の他の実施例に係る触覚提示装置の構成を説明する図。
符号の説明
1a〜4d 電極
101 触覚提示部
102 接触位置検出部
103 接触位置モニタ部
104 選択部
105 触覚提示信号印加部
301 触覚提示電極部
301a 電極
403 XYレーザスキャナ
403A 走査機構
401 電圧電流変換回路
402 信号強度制御部
501 圧力センサ
501A 検出機構

Claims (21)

  1. 接触した皮膚表面に電気信号を印加することにより前記皮膚表面に触覚情報を提示する触覚提示部と、
    前記皮膚表面が接触した前記触覚提示部の接触位置を検出する接触位置検出部と、
    前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づき、前記電気信号を印加する前記触覚提示部の触覚情報提示領域を決定する接触位置モニタ部と、
    前記触覚情報提示領域に印加する電気信号を生成する電気信号生成部と、
    前記電気信号生成部と前記接触位置モニタ部との間に設けられた選択部と、
    を備え、
    前記選択部により、前記電気信号生成部からの電気信号を前記接触位置モニタ部より決定された前記触覚情報提示領域に選択的に印加するようにしたことを特徴とする触覚提示装置。
  2. 前記触覚提示部は分割された複数の触覚情報提示領域を有し、前記接触位置モニタ部は前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づき前記触覚提示部の分割された触覚情報提示領域のうち接触位置に相当する一つ、または複数の触覚情報提示領域を決定することを特徴とする請求項1に記載の触覚提示装置。
  3. 前記接触位置モニタ部は、ひとつの前記接触位置情報に基づいて決定された触覚情報提示領域が複数の領域にまたがる場合には、最も接触している面積が大きい領域を触覚情報提示領域とすることを特徴とする請求項2に記載の触覚提示装置。
  4. 接触した皮膚表面に電気信号を印加することにより前記皮膚表面に触覚情報を提示する触覚提示部と、
    前記皮膚表面が接触した前記触覚提示部の接触位置を検出する接触位置検出部と、
    前記接触位置検出部の接触位置情報に基づき、前記電気信号を印加する前記触覚提示部の触覚情報提示領域の範囲を算出する接触位置モニタ部と、
    前記触覚情報提示領域に印加する電気信号を生成する電気信号生成部と、
    前記電気信号生成部と前記接触位置モニタ部との間に設けられた選択部と、
    を備え、
    前記選択部により、前記電気信号生成部からの電気信号を前記接触位置モニタ部より算出された範囲の触覚情報提示領域に選択的に印加するようにしたことを特徴とする触覚提示装置。
  5. 前記接触位置モニタ部は、前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づき前記電気信号を印加する触覚情報提示領域の中心を算出し、前記中心を中心とした一定の面積を有する範囲を触覚情報提示領域とすることを特徴とする請求項4に記載の触覚提示装置。
  6. 前記接触位置検出部は、前記接触位置を前記触覚提示部に対して面方向に走査し、検出する走査機構で構成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の触覚提示装置。
  7. 前記走査機構は、前記接触位置をレーザ光の変化より検出するXYレーザスキャナを備えたものであることを特徴とする請求項6に記載の触覚提示装置。
  8. 前記接触位置検出部は、前記接触位置を前記触覚提示部の物性の変化より検出する検出機構で構成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の触覚提示装置。
  9. 前記検出機構は、前記接触位置を前記触覚提示部の圧力の変化より検出する圧力センサを備えたものであることを特徴とする請求項8に記載の触覚提示装置。
  10. 前記選択部を複数のスイッチ素子で構成することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の触覚提示装置。
  11. 前記スイッチ素子は電界効果トランジスタであることを特徴とする請求項10に記載の触覚提示装置。
  12. 前記電気信号生成部は、前記電気信号の強度を制御する信号強度制御部と、前記信号強度制御部の出力信号を電流信号に変換する電圧電流変換回路とを備えていることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の触覚提示装置。
  13. 前記電圧電流変換回路は、定電流回路を有していることを特徴とする請求項12に記載の触覚提示装置。
  14. 前記接触位置モニタ部と、前記信号強度制御部の同期を制御するクロック部を有することを特徴とする請求項12又は13記載の触覚提示装置。
  15. 前記触覚提示部は、複数の微小電極から形成されることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の触覚提示装置。
  16. 前記皮膚表面は、指先の皮膚表面であることを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の触覚提示装置。
  17. 接触位置検出部によって皮膚表面と、前記皮膚表面に電気信号を印加することにより前記皮膚表面に触覚情報を提示する触覚提示部との接触位置を検出する接触位置検出工程と、
    接触位置モニタ部により、前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づいて前記電気信号を印加する前記触覚提示部の触覚情報提示領域を決定する触覚情報提示領域決定工程と、
    触覚情報提示領域に印加する電気信号を生成する電気信号生成部と前記接触位置モニタ部との間に設けられた選択部により、前記接触位置モニタ部より決定された前記触覚情報提示領域に前記電気信号生成部からの電気信号を選択的に印加する電気信号印加工程と、
    を有することを特徴とする触覚提示装置の駆動方法。
  18. 前記触覚提示部は分割された複数の触覚情報提示領域を有し、前記接触位置モニタ部は前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づき前記触覚提示部の分割された触覚情報提示領域のうち接触位置に相当する一つ、または複数の触覚情報提示領域を決定することを特徴とする請求項17に記載の触覚提示装置の駆動方法。
  19. 前記接触位置モニタ部は、ひとつの前記接触位置情報に基づいて決定された触覚情報提示領域が複数の領域にまたがる場合には、最も接触している面積が大きい領域を触覚情報提示領域とすることを特徴とする請求項18に記載の触覚提示装置の駆動方法。
  20. 接触位置検出部によって皮膚表面と、前記皮膚表面に電気信号を印加することにより前記皮膚表面に触覚情報を提示する触覚提示部との接触位置を検出する接触位置検出工程と、
    接触位置モニタ部により、前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づいて前記電気信号を印加する前記触覚提示部の触覚情報提示領域の範囲を算出する触覚情報提示領域範囲算出工程と、
    触覚情報提示領域に印加する電気信号を生成する電気信号生成部と前記接触位置モニタ部との間に設けられた選択部により、前記接触位置モニタ部より算出された範囲の触覚情報提示領域に前記電気信号生成部からの電気信号を選択的に印加する電気信号印加工程と、
    を有することを特徴とする触覚提示装置の駆動方法。
  21. 前記接触位置モニタ部は、前記接触位置検出部からの接触位置情報に基づき前記電気信号を印加する触覚情報提示領域の中心を算出し、前記中心を中心とした一定の面積を有する範囲を触覚情報提示領域として算出することを特徴とする請求項20に記載の触覚提示装置の駆動方法。
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