JP2005084874A - 記録メディア挿入機構及びこれを備えた電子機器 - Google Patents

記録メディア挿入機構及びこれを備えた電子機器 Download PDF

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【課題】 挿入口に本来挿入すべき該当記録メディアよりも幅の小さい記録メディアや硬貨が誤って挿入されてもコネクタに至らないようにする記録メディア挿入機構及びこれを備えた電子機器を提供すること。
【解決手段】 挿入口3より挿入される記録メディア40をコネクタ8へと導く通路と、その通路を閉鎖する閉位置と、その通路から外れる開位置との間を移動されるシャッター13と、閉位置にあるシャッター13に係合される係合部29a、29bをそれぞれが有し、係合部29a、29bがシャッター13に係合されるロック位置に付勢された状態で、通路の幅方向に関して互いに向き合って配設された一対のロック部材14a、14bとを備えている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、記録メディアの挿入口と、コネクタとの間に設けられる記録メディア挿入機構及びこれを備えた電子機器に関し、更に詳しくは、その挿入口に挿入すべき該当記録メディアの挿入に対してだけ開かれるシャッターを設けて誤挿入防止を図った記録メディア挿入機構及びこれを備えた電子機器に関する。
従来より、例えばデジタルスチルカメラや携帯電話などで撮影した画像データの記録媒体として、機器本体に対して着脱自在な小型の各種記録メディアが用いられている。
そして最近では、店頭や街頭などに、それら記録メディアの画像データを読み込んで写真印刷する機器の設置が増えてきている。記録メディアは、そのような機器に開口された挿入口より挿入されてその挿入口の内方に設けられたコネクタに接続される。
現在様々な種類の記録メディアが普及しており、それら記録メディアの種類に応じて挿入口も複数設けられ、どの挿入口にどの記録メディアを挿入するのか迷うことが多い。特に、該当記録メディアより横幅の小さい他種類の記録メディアや硬貨が誤って該当すべきでない挿入口より挿入されて、その記録メディアを無理に対応しないコネクタに接続させようとすることによるコネクタの電極ピンの破損が問題となっている。
従来より、誤挿入を防止する技術として、例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3がある。
特開平10−187896号公報 特開平10−255910号公報 特許第2841591号公報
上記特許文献1、2は、何れも同一種類の記録メディアに対して表裏や前後の誤挿入を防止するものであり、該当記録メディアより横幅の小さい記録メディアや硬貨が誤って挿入されてしまった場合には効果がない。
また、特許文献3では、図19に示すように、カード挿入口63において若干広く開口されたエンボアス符号対応通路を客が硬貨投入口と間違って硬貨を投入しようとしても硬貨ストッパ片61で阻止するようにし、カードが挿入されたときにはカードの先端部によって傾斜対応片62が下方に押し下げられて硬貨ストッパ片61は下方に傾動退避させられカードの挿入を許容するようにしているが、カード傾斜対応片62を、硬貨あるいは該当記録メディアより横幅の小さい記録メディアで下方に押し下げさえすればそれらの挿入を行うことができてしまう。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、その目的とするところは、挿入口に本来挿入すべき該当記録メディアよりも横幅の小さい記録メディアや硬貨が誤って挿入されてもコネクタに至らないようにする記録メディア挿入機構及びこれを備えた電子機器を提供することにある。
本発明の記録メディア挿入機構は、挿入口より挿入される記録メディアをコネクタへと導く通路と、その通路を閉鎖する閉位置と、その通路から外れる開位置との間を移動されるシャッターと、閉位置にあるシャッターに係合される係合部をそれぞれが有し、係合部がシャッターに係合されるロック位置に付勢された状態で、通路の幅方向に関して互いに向き合って配設された一対のロック部材とを備え、ロック部材が、ロック位置への付勢力に抗して他方のロック部材から離間する方向に広げられるとシャッターに対する係合部の係合が解除されることを特徴としている。
また、本発明の電子機器は、記録メディアの挿入口と、その挿入口の内方に位置されるコネクタと、挿入口とコネクタとの間に設けられる記録メディア挿入機構とを備え、その記録メディア挿入機構は、挿入口より挿入される記録メディアをコネクタへと導く通路と、その通路を閉鎖する閉位置と、その通路から外れる開位置との間を移動されるシャッターと、閉位置にあるシャッターに係合される係合部をそれぞれが有し、係合部がシャッターに係合されるロック位置に付勢された状態で、通路の幅方向に関して互いに向き合って配設された一対のロック部材とを備え、それらロック部材が、ロック位置への付勢力に抗して他方のロック部材から離間する方向に広げられるとシャッターに対する係合部の係合が解除されることを特徴としている。
1対のロック部材は、挿入される記録メディアの横幅に応じた記録メディア選別機能を有する。1対のロック部材が記録メディアの挿入を受けて同時に広げられて互いに離間されなければ、シャッターはロック部材によって開位置への移動が規制され閉位置に保持されたままである。該当記録メディアより横幅が小さく両ロック部材に同時に接触してその両ロック部材を同時に広げることができない物では、両方のロック部材共をシャッターとの係合から外すことができず、よってそれら該当記録メディアより横幅が小さい例えば他種類の該当メディアや硬貨などは、奥へ挿入しようとしても、ロック部材によって閉位置に保持されたシャッターにぶつかってコネクタに到達させることができない。この結果、該当しない記録メディアや硬貨などを無理にコネクタに接続させようとすることによるコネクタの破損を防ぐことができる。
該当記録メディアよりも横幅の大きな記録メディアについては、挿入口の横幅がその非該当記録メディアの横幅よりも小さいことによって挿入口に挿入できない。あるいは、挿入口とコネクタとの間に形成された通路の幅がその非該当記録メディアの横幅よりも小さいことによってコネクタまで到達できない。
記録メディアが取り出された際にシャッターを手動にて閉位置に戻すようにしてもよいが、シャッターを閉位置に付勢する付勢手段を備えさせれば、記録メディアが取り出されるとその付勢手段の付勢力によってシャッターを閉位置へと自動的に戻すことができ、シャッターの閉じ忘れを防ぐことができる。これによって、次の使用時における該当記録メディア以外の物の排除作用を確実に行える。上記付勢手段としては、例えばコイルばねや板ばねなどを用いれば簡単な構成にて実現できる。
本発明によれば、1対のロック部材が記録メディアの挿入を受けて同時に広げられて互いに離間されなければ、シャッターに対する両方のロック部材の係合は解除されないので、該当記録メディアより横幅の小さいものではシャッターの閉位置を解除することはできず、よってコネクタをそれら該当記録メディア以外の物の誤挿入から防げる。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態に係る電子機器1の外観斜視図を示す。電子機器1は、例えば記録メディアに記録された画像データを写真印刷する機能を有し、複数種類の記録メディアの挿入口3a〜3dと、例えばタッチパネルを備えた表示部2と、硬貨投入口4と、硬貨返却レバー5と、硬貨返却口6と、写真取出口7とを備えている。
各挿入口3a〜3dの内方には、以下に説明するコネクタと、記録メディア挿入機構が設けられている。なお、以下の説明では各挿入口3a〜3dを1つの共通な符号3で表す。すなわち、以下で表される挿入口3は、挿入口3aでもあり、挿入口3bでもあり、挿入口3cでもあり、挿入口3dでもある。
図4は挿入口3内方の平面図を、図5はその側面図を、図2はその要部の斜視図を示す。挿入口3の内方には、コネクタ8が配設され、このコネクタ8と挿入口3との間には、コネクタ8に接続させるべき記録メディア(以下、該当記録メディアともいう)のみをコネクタ8に到達させる記録メディア挿入機構10が設けられている。
コネクタ8は直方体形状を呈し、その一側面には複数本の電極ピン8aが突設されている。コネクタ8は、電極ピン8aを挿入口3に向けた状態で基板11上に固定されている。
記録メディア挿入機構10は、後端部側がコネクタ8の電極ピン8aを覆うようにして基板11上に固定されているコネクタカバー12と、挿入口3からコネクタ8に至る通路を開閉するシャッター13と、このシャッター13を閉位置に保持しておく1対のロック部材14a、14bを備えている。
図2に示すように、コネクタカバー12の本体部15は、挿入口3に向き合う前端部側と、コネクタ8に向き合う後端部側とが開口された扁平箱状を呈し、その内部に挿入口3より挿入される記録メディアをコネクタまで導く通路18を形成している。
本体部15の左右の内側面には、断面コ字状の一対のガイドレール16が設けられている。各ガイドレール16は、本体部15の前端部側から後端部側にかけて直線的に延在すると共に、互いの凹部を対向させてる。記録メディアはその両側端部を各ガイドレール16の凹部に嵌合させた状態で本体部15内をコネクタ8まで導かれる。
各ガイドレール16の前端部の下部には、ばね掛け部17が設けられている。各ばね掛け部17はL字状を呈し、通路18の反対方向に突出する水平部には、後述するコイルばねの一端部が掛けられる溝17aが形成されている。
本体部15の上面側縁部には、本体部15上面から垂直に延びる一対のガイド板19が設けられている。各ガイド板19は奥行き方向に関して中央位置よりやや前端部側に位置し、その位置は両ガイド板19で同じ位置となっている。各ガイド板19には2本のガイドピン20がかしめ、あるいはねじ止めなどで固定されている。各ガイドピン20は、ばね掛け部17の水平部の突出方向と同じ方向に突出している。また、各ガイド板19の2本のガイドピン20は、奥行き方向に関して一直線上に整列している。
以上のように構成されるコネクタカバー12には、図3に示すシャッター13が組み付けられる。シャッター13は、略矩形状の上板部21と、この上板部21の左右の側縁部から下方に垂下して形成された側壁部22と、上板部21の前縁部から下方に垂下して形成された前壁部23と、側壁部22に取り付けられたばね掛け部24とから構成される。
各側壁部22には、細い長円形状の2個の長孔25が形成されている。各長孔25はその後端部側が前端部側より上に位置するように傾いており、また、互いの長孔25は平行となっている。
ばね掛け部24は、側壁部22の後端部寄りの箇所の下部に取り付けられ、側壁部22の外方に突出している。各ばね掛け部24には溝24aが形成され、この溝24aには、上記コネクタカバー12のばね掛け部17の溝17aに一端部が掛けられる後述するコイルばねの他端部が掛けられる。
側壁部22の前端部は、上板部21の前縁部から奥行き方向に後退した位置にあり、また、前壁部23の幅は上板部21の幅より小さい。これにより、上板部21の前縁角部の下方には、ロック部材14a、14bの広がり動作を許容する空間sが形成されている。
前壁部23の先端部は内側(あるいは外側でもよい)に折り返されている。これにより、前壁部23の下端部は下に凸状の曲面になっている。
シャッター13の内幅はコネクタカバー12の外幅よりもわずかに大きくなっており、シャッター13は図4、5に示すようにコネクタカバー12の外側に被せられる。具体的には、コネクタカバー12の上面部とシャッター13の上板部21とが対向され、且つ図5に示すように、1つの長孔25に対して1つのガイドピン20が対応する関係で、ガイドピン20がシャッター13の長孔25を貫通して嵌まり込む。
コネクタカバー12の、それぞれのばね掛け部17の溝17aにはコイルばね26の一端部が掛けられており、そのばね掛け部17より奥に位置するシャッター13のばね掛け部24の溝24aにはコイルばね26の他端部が掛けられている。これら2つのコイルばね26はシャッター13を図4、5に示す閉位置に付勢する付勢手段として機能し、これらコイルばね26によって、シャッター13は前方(挿入口3)側に引っ張られている。ガイドピン20がシャッター13の長孔25の後端部内壁に当接することで、シャッター13の前方への移動は規制されている。
また、図4、5の状態では、シャッター13の前壁部23は、コネクタカバー12の入口の前方位置で、挿入口3からコネクタカバー12の入口に至る通路を閉鎖している。
シャッター13の前壁部23には、以下に説明する1対のロック部材14a、14bが係合している。本実施形態では各ロック部材14a、14bは、例えばステンレスや銅などのばね性に優れた材料からなる細長い板部材の所定箇所を折り曲げた板ばねからなる。
ロック部材14aは、その大部分を占めるL字部27aと、筐体9への固定部28aと、シャッター13との係合部29aとが一体的に接続されて構成される。
固定部28aは、筐体9における挿入口3の縁部近傍位置にかしめ固定、あるいはねじ止め固定されている。この固定部28aとの間に鈍角を形成してL字部27aの長尺部が接続しており、その長尺部は固定部28aから挿入口3の(幅方向の)中心に向かうにつれてシャッター13の前壁部23に近づくようにされ、L字部27aは、その長尺部と短尺部とを接続する湾曲部30aを、挿入口3とシャッター13の前壁部23との間の空間に位置させている。
L字部27aの短尺部には、湾曲部30a側に鈍角を形成して屈曲した係合補助部31aが接続され、この係合補助部31aには、湾曲部30aの張出し方向にほぼ直角に屈曲した係合部29aが接続している。
他方のロック部材14bについても同様に構成され、ロック部材14bは、その大部分を占めるL字部27bと、筐体9への固定部28bと、シャッター13との係合部29bとが一体的に接続されて構成される。
固定部28bは、筐体9における挿入口3の縁部近傍位置にかしめ固定、あるいはねじ止め固定されている。この固定部28bとの間に鈍角を形成してL字部27bの長尺部が接続しており、その長尺部は固定部28bから挿入口3の(幅方向の)中心に向かうにつれてシャッター13の前壁部23に近づくようにされ、L字部27bは、その長尺部と短尺部とを接続する湾曲部30bを、挿入口3とシャッター13の前壁部23との間の空間に位置させている。
L字部27bの短尺部には、湾曲部30b側に鈍角を形成して屈曲した係合補助部31bが接続され、この係合補助部31bには、湾曲部30bの張出し方向にほぼ直角に屈曲した係合部29bが接続している。
これら各ロック部材14a、14bは、互いの湾曲部30a、30bを対向させて配置されている。互いのロック部材14a、14bは、挿入口3の幅方向に関しての中心を通る線に関して対称関係にある。
ロック部材14a、14bが図4に示すロック位置に付勢された状態で、係合補助部31a、31bはシャッター13の前壁部23を挟み込むように前壁部23の両側端部に弾接しており、係合部29a、29bは前壁部23の裏面(コネクタ8に向き合う側の面)に当接あるいはわずかに間隙をあけて対向している。
(記録メディアの正しい挿入が行われた場合)
挿入口3より、この挿入口3に挿入すべき該当記録メディアが挿入されると、図4で一点鎖線で示すように、挿入口3より少し内方に入った位置で記録メディア40の前端部側の角部が各ロック部材14a、14bのL字部27a、27bの長尺部に当接する。
なお、記録メディア40は矩形状を呈し、挿入口3の横幅は記録メディア40の横幅よりわずかに大きくされている。この挿入口3の横幅よりも大きな横幅を有する他種類の記録メディアの挿入はここで排除される。
L字部27a、27bの長尺部に先端部が当接した記録メディア40を更に奥へ押し込むと、各ロック部材14a、14bは固定部28a、28bと、L字部27a、27bの長尺部との境界の折曲部を支点に矢印で示す横幅方向に広げられ、図6に示すように、ロック部材14a、14bの係合部29a、29bがシャッター13の前壁部23に対する係合から外れ、シャッター13は奥側に移動することが可能となる。このとき、シャッター13の前壁部23の両脇に空間s(図3参照)が形成されているので、ロック部材14a、14bの係合部29a、29bの広がりは妨げられない。
ロック部材14a、14bが広げられると弾性復元力が作用し、図6に示すように、湾曲部30a、30bでもって記録メディア40の側端部に弾接する。
記録メディア40を更に押し込むと、記録メディア40の前端部がシャッター13の前壁部23に当接してシャッター13を奥へ押す。シャッター13は、記録メディア40から奥へ押される力を受けると、ガイドピン20と長孔25との係合によるガイド作用にて、長孔25の傾斜方向に沿って斜め上方へと移動される。この移動は、図7に示されるように、長孔25の前端部側の内壁にガイドピン20が当接することで規制される。
これにより、シャッター13の前壁部23が、挿入口3とコネクタ8との間を結ぶ通路から斜め上方に外れ、記録メディア40のコネクタ8に対する挿入が可能になる。
この、シャッター13が開位置をとる状態では、シャッター13の前壁部23の下端部は記録メディア40の上面に当接され(図7参照)、更にガイドピン20に係合している長孔25が傾斜していることもあって、シャッター13は図4、5に示される閉位置への移動が規制されている。
記録メディア40を更に奥へ押し込むと、コネクタカバー12のガイドレール16にガイドされて記録メディア40はほぼ水平にコネクタ8まで導かれ、記録メディア40の前端面に形成された係合孔に電極ピン8aが係合する。これにより、記録メディア40はコネクタ8と電気的に接続される。
一度上記ロック部材14a、14bが記録メディア40によって広げられると、上述したようなシャッター13を押しての記録メディア40のコネクタ8へ向けての移動中、及びコネクタ8に差し込まれた状態を通じて、ロック部材14a、14bの湾曲部30a、30bは記録メディア40の側端部に弾接し、図6に示すように広げられた状態にある。
また、記録メディア40がコネクタ8の電極ピン8aに係合された状態では、シャッター13はその前壁部23の先端部を記録メディア40の上面部に接触させてコイルばね26の引っ張り方向(斜め前方下向き)に付勢されている。この付勢方向は、記録メディア40がコネクタ8の電極ピン8aから抜ける方向と平行となっていないので、記録メディア40をコネクタ8から抜けさせるような大きな力を記録メディア40には作用させず、記録メディア40とコネクタ8との安定した接続状態を維持できる。
また、記録メディア40の上面部に接触されるシャッター13の前壁部23の先端部は曲面であるので、記録メディア40に対する傷付きを防止できる。
コネクタ8と接続された記録メディア40は、その記録メディア40に記録された画像データなどがコネクタ8を介して読み出され、表示部2の画面上に表示されたり印刷される。印刷された写真は写真取出口7から取り出すことができる。あるいは、記録メディア40から読み出したデータを別の挿入口に挿入された他の記録メディアに書き込みができるようにしてもよい。
記録メディア40の取り出しは、例えば挿入口3よりはみ出す部分を手で引っ張ること、あるいは図示しないイジェクトボタンを押して図示しないプッシュロッドなどで記録メディア40を挿入口3方向に押し出すなどして行われる。
記録メディア40が挿入口3側へ移動して、シャッター13の前壁部23との当接が解除されると、シャッター13はコイルばね26に引っ張られて閉位置へと自動的に戻される。
更に、記録メディア40が引き出されてロック部材14a、14bの湾曲部30a、30bとの弾接が外れると、互いに広げられていたロック部材14a、14bはその復元力でもって図4に示す状態に戻り、このとき係合部29a、29bは、閉位置に戻されているシャッター13の前壁部23に係合してシャッター13を再びロック位置に保持する。
(誤挿入の場合)
例えば、図4において2点鎖線で示すように、該当記録メディア40よりも横幅の小さい他種類の記録メディア41が誤って挿入口3より挿入されてしまった場合について説明する。
この場合には、記録メディア41が挿入口3より挿入されても、記録メディア41の両側端部が、両ロック部材14a、14bの湾曲部30a、30bに同時には接触しない。よって、ロック部材14a、14bのうちの一方のみが記録メディア41の側端部によって他のロック部材から離間する方向に押し広げられることは起こり得ても、両ロック部材14a、14b共が同時に広げられることはなく、両係合部29a、29b共がシャッター13の前壁部23との係合から外れることはない。
これにより、シャッター13の閉位置は保持され、記録メディア41を押し込んでもシャッター13の前壁部23に当接してそれ以上の挿入が規制される。この結果、該当記録メディア40よりも横幅の小さい記録メディア41や硬貨などがコネクタ8に至ることが防がれ、それらによってコネクタ8の電極ピン8aが無理に押されて変形したり折れたりするのを防ぐことができる。
また、シャッター13の閉位置では、シャッター13の板状の前壁部23は、コネクタ8へと至る通路を閉鎖しており、挿入口3を通じて入り込むほこりや水分などがコネクタ8の電極ピン8aに至ることも防げる。
また、図8に示すように、硬貨42の直径Dよりも小さな幅の記録メディア用の挿入機構に硬貨42が挿入されようとなった場合においても、本実施形態ではその硬貨42の誤挿入を防止できる。
これについて説明すると、硬貨42が挿入口3より挿入されて、両ロック部材14a、14bの湾曲部30a、30bに、これら湾曲部30a、30b間の距離dよりも寸法が大きい部分が至る前に、硬貨42の挿入側の端部が閉位置でロックされているシャッター13の前壁部23に当接して、硬貨42のそれ以上の挿入が規制される。したがって、硬貨42によって湾曲部30a、30b間が広げられることはなく、前壁部23に対する係合部29a、29bの係合は外れずに、硬貨42のコネクタ8へ向けた挿入が阻止される。
なお、該当記録メディア40より横幅の大きな記録メディアについては、挿入口3に挿入できない、あるいはコネクタカバー12のガイドレール16間に入らないことでコネクタ8への到達が阻止される。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態と同じ構成部分には同一の符号を付しその詳細な説明は省略する。
本実施形態では、図10に示すように、シャッター33は箱型形状であり、その左右の両側壁部に、前端部側から順に係合孔34、2個の長孔25が形成されている。各長孔25はその後端部側が前端部側より上に位置するように傾いており、また、互いの長孔25は平行となっている。シャッター33が閉位置にある状態では、係合孔34に、上記ロック部材14a、14bの係合部29a、29bが係合され、シャッター33は閉位置に保持される。
また、シャッター33の後壁部には、シャッター33を閉位置に付勢する付勢手段として板ばね35が一体的に、あるいは別体で取り付けられている。
以上のシャッター33は、図9に示すコネクタカバー36の内側に配置されて組み合わされる。コネクタカバー36には、第1の実施形態と同様、シャッター33の長孔25に係合されるガイドピン20が形成されている。コネクタカバー36の上面部とシャッター33の上板部とが対向され、且つ1つの長孔25に対して1つのガイドピン20が対応する関係で、ガイドピン20がシャッター33の長孔25を貫通して嵌まり込む。
また、コネクタカバー36の後端部にはばね受け部37が突設されている。ばね受け部37の上端部はL字状に屈曲されている。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様、挿入口3より、この挿入口3に挿入すべき該当記録メディアが挿入されると、挿入口3より少し内方に入った位置で記録メディアの前端部側の角部が各ロック部材14a、14bのL字部27a、27bの長尺部に当接する。
記録メディアを更に奥へ押し込むと、各ロック部材14a、14bは固定部28a、28bと、L字部27a、27bの長尺部との境界の折曲部を支点に横幅方向に広げられ、ロック部材14a、14bの係合部29a、29bがシャッター33の係合孔34に対する係合から外れ、シャッター33は奥側に移動することが可能となる。
記録メディアを更に押し込むと、記録メディアの前端部がシャッター33の前壁部に当接してシャッター33を奥へ押す。シャッター33は、記録メディアから奥へ押される力を受けると、ガイドピン20と長孔25との係合によるガイド作用にて、長孔25の傾斜方向に沿って斜め上方へと移動される。この移動は、長孔25の前端部側の内壁にガイドピン20が当接することで規制される。
これにより、シャッター33の前壁部23が、挿入口3とコネクタ8との間を結ぶ通路から斜め上方に外れ、記録メディアのコネクタ8に対する挿入が可能になる。
記録メディアの取り出し動作の際には、シャッター33の押し込みによって、シャッター33の後端部と、コネクタカバー36の後端部に形成されたばね受け部37との間で圧縮されていた板ばね35の(図11における矢印方向の)弾性復元力によって、シャッター33は閉位置へと自動的に戻される。なお、板ばね35の代わりに圧縮コイルばねを用いてもよい。
[第3の実施形態]
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、上記第1の実施形態と同じ構成部分には同一の符号を付しその詳細な説明は省略する。
本実施形態では、図13に示すシャッター45の後端部に形成された回動用孔49を、図12に示すコネクタカバー44に形成されたガイドピン20に回動自在に嵌合させて、シャッター45とコネクタカバー44とを組み合わせる。
シャッター45の前壁部45aは上縁部が下縁部よりも手前(挿入口3)側に位置するように傾斜した傾斜面となっており、上記ロック部材14a、14bの係合部29a、29bがシャッター45の係合孔46から外れて、記録メディアの前端部によって前壁部45aが押されると、その前壁部45aが傾斜していることによって、図14に示すように、シャッター45はガイドピン20と回動用孔49との嵌合部を支点に上方(図14において反時計方向)に回動される。
これにより、シャッター45の前壁部45aが、挿入口3とコネクタ8とを結ぶ通路から外れて、記録メディアのコネクタ8に向けた挿入が可能となる。
なお、コネクタカバー44に形成されたばね掛け部47と、シャッター45に形成されたばね掛け部48間には、シャッター45を閉位置に付勢する付勢手段としてコイルばね(図示せず)が掛けわたされ、シャッター45を閉位置へと付勢し、記録メディアが取り出されると自動的にシャッター45は閉位置へと戻るようになっている。あるいは、そのようなコイルばねを設けなくても重力の作用にて自動的に戻すことも可能である。
また、図15に示すように、前壁部45aと傾斜を逆にした前壁部45bとして、シャッター45’をガイドピン20と回動用孔49との嵌合部を支点に下方(図15において時計方向)に回動させるようにしてもよい。
このように、シャッターを回転させて開閉する構造は、厳密な寸法精度を必要とせずに実現できる利点がある。
以上、本発明の実施形態について説明したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
図16に示すように、ロック部材として板ばねを用いるのではなく、ヒンジhによって図示の平面内で回動自在にされた1対の板状部材50a、50b間をコイルばね51で相近づける方向(シャッターの閉位置を保持するロック位置)に引っ張る構成としてもよい。
また、図17に示すように、ロック部材として、直線状の板ばね52a、52bを用いてもよい。
また、上記実施形態において長孔25をコネクタカバーに形成し、これに係合されるガイドピン20をシャッターに形成してもよい。
また、図18に示すように、シャッターに形成された長孔に係合してシャッターの閉位置と開位置との間の移動をガイドするガイドピン20’を左右のガイド板19を貫く通し軸構造としてもよい。ガイドピン20’は、例えばその両端部に嵌められる止め輪38にて抜け止めがなされる。
また、各ロック部材と記録メディアの左右の側端部との2箇所の弾接箇所は真向かいに対向している必要はなく、挿入方向に関してずれていてもよい。
本発明は、印刷装置に限らず、デスクトップ型やノートブック型、あるいはノートブック型より更に小さな携帯型などの各種コンピュータ、録画・再生装置、その他記録メディアの挿入口を備える全ての電子機器に適用できる。
本発明の実施形態に係る電子機器の外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る記録メディア挿入機構のコネクタカバーの斜視図である。 同記録メディア挿入機構のシャッターの斜視図である。 同記録メディア挿入機構の平面図である。 同記録メディア挿入機構の側面図である。 図4に示す記録メディア挿入機構に記録メディアが挿入されている状態を示す平面図である。 図5に示す記録メディア挿入機構に記録メディアが挿入されている状態を示す側面図である。 図4に示す記録メディア挿入機構に対する硬貨の挿入防止作用を説明する図である。 本発明の第2の実施形態に係るコネクタカバーの斜視図である。 同第2の実施形態に係るシャッターの斜視図である。 同第2の実施形態に係るシャッターの閉位置への戻り動作を説明する模式図である。 本発明の第3の実施形態に係るコネクタカバーの斜視図である。 同第3の実施形態に係るシャッターの斜視図である。 同第3の実施形態に係るシャッターの開位置への動作を説明する模式図である。 図14の反対方向へのシャッターの動作を説明する変形例の図である。 記録メディア挿入機構の変形例の平面図である。 記録メディア挿入機構の他変形例の平面図である。 コネクタカバーの変形例の斜視図である。 従来例の記録メディア挿入機構の正面図である。
符号の説明
1…電子機器、3,3a〜3d…挿入口、4…硬貨投入口、8…コネクタ、8a…電極ピン、10…記録メディア挿入機構、11…基板、12…コネクタカバー、13…シャッター、14a,14b…ロック部材、16…ガイドレール、17…ばね掛け部、20…ガイドピン、24…ばね掛け部、25…長孔、26…コイルばね、29a,29b…係合部、30a,30b…湾曲部(弾接部)、33…シャッター、35…板ばね、36…コネクタカバー、37…ばね受け、40…記録メディア、44…コネクタカバー、45…シャッター、45a…前壁部。

Claims (6)

  1. 記録メディアの挿入口と、前記挿入口の内方に位置されるコネクタとの間に設けられる記録メディア挿入機構であって、
    前記挿入口より挿入される前記記録メディアを前記コネクタへと導く通路と、
    前記通路を閉鎖する閉位置と、前記通路から外れる開位置との間を移動されるシャッターと、
    前記閉位置にある前記シャッターに係合される係合部をそれぞれが有し、前記係合部が前記シャッターに係合されるロック位置に付勢された状態で、前記通路の幅方向に関して互いに向き合って配設された一対のロック部材とを備え、
    前記ロック部材が、前記ロック位置への付勢力に抗して他方のロック部材から離間する方向に広げられると前記シャッターに対する前記係合部の係合が解除される
    ことを特徴とする記録メディア挿入機構。
  2. 前記シャッターを前記閉位置に付勢する付勢手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録メディア挿入機構。
  3. 前記ロック部材は、前記シャッターと前記挿入口との間で片持ち支持された板ばねである
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録メディア挿入機構。
  4. 記録メディアの挿入口と、前記挿入口の内方に位置されるコネクタと、前記挿入口と前記コネクタとの間に設けられる記録メディア挿入機構とを備えた電子機器であって、
    前記記録メディア挿入機構は、
    前記挿入口より挿入される前記記録メディアを前記コネクタへと導く通路と、
    前記通路を閉鎖する閉位置と、前記通路から外れる開位置との間を移動されるシャッターと、
    前記閉位置にある前記シャッターに係合される係合部をそれぞれが有し、前記係合部が前記シャッターに係合されるロック位置に付勢された状態で、前記通路の幅方向に関して互いに向き合って配設された一対のロック部材とを備え、
    前記ロック部材が、前記ロック位置への付勢力に抗して他方のロック部材から離間する方向に広げられると前記シャッターに対する前記係合部の係合が解除される
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 前記シャッターを前記閉位置に付勢する付勢手段を備えている
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
  6. 前記ロック部材は、前記シャッターと前記挿入口との間で片持ち支持された板ばねである
    ことを特徴とする請求項4に記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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