JP2005083440A - 駆動伝達機構及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 噛合するギアの解除が可能に構成された駆動伝達機構であって、ギアが噛合したときに中心間距離の変動の少なく、信頼性が高く円滑な駆動伝達が可能な駆動伝達機構とそれを備えた画像形成装置とを提供する。
【解決手段】 この発明にかかる駆動伝達機構は、第1ギア9と第2ギア7とを備えていて、第2ギア7は回転中心軸方向に移動して第1ギア9との噛合を解除可能に構成されている。そして、駆動伝達機構には、第1ギア9と第2ギア7とが噛合したときの中心間距離の変動を規制する規制部材6、8が設置されている。
【選択図】 図5

Description

この発明は、噛合するギアによって駆動を伝達する駆動伝達機構とそれを備えた画像形成装置とに関し、特に、画像形成装置に対して挿脱自在に設置される装置ユニットに駆動を伝達する駆動伝達機構に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置において、メンテナンス性の向上を目的として、メンテナンス頻度が比較的多い部材を装置ユニットとして、その装置ユニットを装置本体に挿脱自在に構成したものが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、画像形成装置の装置ユニットとしては、転写ベルトユニット、中間転写ベルトユニット、プロセスカートリッジ、帯電ユニット、現像ユニット、クリーニングユニット、定着ユニット等がある。
そして、メンテナンス性を考慮して、これらの装置ユニットを画像形成装置の前面から挿脱できるように構成したものが多く用いられている。
このような画像形成装置における、装置ユニットに係わる駆動伝達機構は次のように構成されている。
画像形成装置本体には、装置全体の駆動源となる本体駆動部が設けられている。そして、装置ユニットが装置本体に装着されると、装置ユニットに設けられたギア(第2ギア)が、装置本体の本体駆動部に設けられたギア(第1ギア)と噛合する。このとき、装置ユニットに設けられた穴部が、装置本体に設けられた位置決めピンに嵌合して、装置本体における装置ユニットの位置が定まる。そして、本体駆動部のギアから装置ユニットのギアに駆動が伝達されて、装置ユニットを構成する可動部材が駆動することになる。
特開平9−236993号公報(第2頁、第2−3図)
上述した従来の画像形成装置は、駆動伝達機構において、装置ユニットへの駆動伝達に係わるギアの中心間距離が、ばらつくという問題があった。
ここで、「中心間距離」とは、互いに噛合するギアにおける回転中心軸間距離である。したがって、駆動伝達機構における理想的な中心間距離(以下、「理想中心間距離」と呼ぶ。)は、双方のギアにおけるピッチ円直径の総和の1/2となる。
そして、2つのギアの中心間距離が理想中心間距離よりも小さい場合には、2つのギアは歯元側で噛合することになる。これとは逆に、中心間距離が理想中心間距離よりも大きい場合には、2つのギアは歯先側で噛合することになる。このような場合には、ギアの磨耗のスピードが早まったり、駆動伝達がされなかったり、ギアの歯飛びが生じたり、異常音が生じたり等の、種々の不具合が発生する可能性がある。このような駆動伝達機構に係わる装置ユニットが転写ベルトユニットであれば、転写ブレ等の異常画像が発生する可能性がある。
上述したように、従来の画像形成装置では、挿脱自在な装置ユニットにおける装置本体内での位置は、装置本体に設けられた位置決めピンとの嵌合によって定まるものである。したがって、本体駆動部のギア(第1ギア)と装置ユニットのギア(第2ギア)との中心間距離は、装置本体における装置ユニットの位置決めで定まることになる。
すなわち、実際の中心間距離は、位置決めピンから駆動伝達機構のギアに至る多くの部材を介して、間接的に定まることになる。したがって、介在する部材の仕上がり寸法によって積上げ公差が変動して、中心間距離がばらつくことになる。
これに対して、工場出荷時に駆動伝達機構における中心間距離が最適となるように、装置ユニットを調整して組付けることも考えられる。
ところが、装置ユニットは、メンテナンスのたびに頻繁に挿脱され、また、新品ユニットと交換されることもあるために、そのような方策は恒久的な効果が期待できない。
なお、このような問題は、画像形成装置の駆動伝達機構に限定されず、噛合するギアの解除が可能に構成された駆動伝達機構のすべてに共通の問題となる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、噛合するギアの解除が可能に構成された駆動伝達機構であって、ギアが噛合したときの中心間距離変動が少なく、信頼性が高く円滑な駆動伝達が可能な駆動伝達機構とそれを備えた画像形成装置とを提供することにある。
この発明の請求項1記載の発明にかかる駆動伝達機構は、第1ギアと当該第1ギアに噛合する第2ギアとを備え、前記第2ギアは、回転中心軸方向に移動して前記第1ギアとの噛合を解除可能に構成され、前記第1ギアと前記第2ギアとが噛合したときの中心間距離の変動を規制する規制部材を具備したものである。
また、請求項2記載の発明にかかる駆動伝達機構は、上記請求項1記載の発明において、前記第1ギアの回転中心軸と同軸上であって前記第2ギアが解除される側に、該第1ギアの歯先円直径よりも小さな直径からなる小径部材を備え、前記第2ギアの回転中心軸と同軸上であって当該第2ギアが解除される側に、該第2ギアの歯先円直径よりも大きな直径からなる大径部材を備え、前記規制部材は、前記小径部材と、前記第2ギアとともに回転中心軸方向に移動する前記大径部材とであって、前記第1ギアと前記第2ギアとが噛合するときに前記小径部材と前記大径部材とが係合するものである。
また、請求項3記載の発明にかかる駆動伝達機構は、上記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記第1ギアの回転中心軸と同軸上であって前記第2ギアが解除される側の反対側に、該第1ギアの歯先円直径よりも大きな直径からなる大径部材を備え、前記第2ギアの回転中心軸と同軸上であって当該第2ギアが解除される側の反対側に、該第2ギアの歯先円直径よりも小さな直径からなる小径部材を備え、前記規制部材は、前記大径部材と、前記第2ギアとともに回転中心軸方向に移動する前記小径部材とであって、前記第1ギアと前記第2ギアとが噛合するときに前記大径部材と前記小径部材とが係合するものである。
また、請求項4記載の発明にかかる駆動伝達機構は、上記請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記小径部材及び前記大径部材の少なくとも1つは、双方の部材が係合する係合面にテーパ部又はR形状部を備えたものである。
また、請求項5記載の発明にかかる駆動伝達機構は、上記請求項2〜請求項4のいずれかに記載の発明において、前記小径部材と前記大径部材とが係合する方向に前記小径部材及び前記大径部材の少なくとも1つを付勢する付勢部材を備えたものである。
また、請求項6記載の発明にかかる駆動伝達機構は、上記請求項2〜請求項5のいずれかに記載の発明において、前記小径部材及び前記大径部材の少なくとも1つを、コロとしたものである。
また、この発明の請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の駆動伝達機構を備えた画像形成装置であって、画像形成装置本体と、該画像形成装置本体に対して挿脱自在に設置される装置ユニットとを備え、前記第1ギアは前記画像形成装置本体に設置され、前記第2ギアは前記装置ユニットに設置され、前記装置ユニットの挿脱に連動して前記第1ギア及び前記第2ギアの噛合とその解除とがおこなわれるものである。
また、請求項8記載の発明にかかる画像形成装置は、上記請求項7に記載の発明において、前記装置ユニットを、転写ベルトユニットとしたものである。
本発明は、噛合するギアの解除に係わる動作を妨げることなく、ギアが噛合したときの中心間距離の変動を簡易に規制する規制部材を設けている。これによって、信頼性が高く円滑な駆動伝達が可能な駆動伝達機構及び画像形成装置を提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1〜図6にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、図1にて、本実施の形態1における画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1において、1は画像形成装置としての複写機、2は感光体ドラム34上に形成されたトナー像を被転写材P上に転写するとともに転写工程後の被転写材Pを定着部39に搬送する転写ベルトユニット(装置ユニット)、30はセットされた原稿Dを原稿読込部31に搬送する原稿搬送部、31は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、32は原稿読込部31で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム34上に照射する露光部、33は感光体ドラム21上にトナー像を形成する作像部、39は被転写材P上の未定着トナーを定着する定着部、42〜44は転写紙等の被転写材Pが収納された給紙部を示す。
図1を参照して、複写機1における、画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部30の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部31上を通過する。このとき、原稿読込部31では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部31で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部32に送信される。そして、露光部32からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、作像部34の感光体ドラム34上に向けて発せられる。
一方、作像部33において、感光体ドラム34は図中の時計方向に回転しており、帯電工程、露光工程、現像工程を経て、感光体ドラム34上に画像情報に対応したトナー像が形成される。ここで、本実施の形態1では、作像部33がプロセスカートリッジの形態をとっていて、装置ユニットとして装置本体に挿脱自在に設置される。プロセスカートリッジとしての作像部33には、感光体ドラム34、帯電部、現像部、クリーニング部が一体的に収納されている。
その後、感光体ドラム34上に形成されたトナー像は、転写ベルトユニット2における転写ベルトの位置で、レジストローラにより搬送された被転写材P上に転写される。
一方、転写ベルトユニット2に搬送される被転写材Pは、次のように動作する。
まず、複写機1の複数の給紙部42〜44のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、装置本体の給紙部42が選択されたものとする。)。
そして、給紙部42に収納された被転写材Pの1枚が、搬送経路Kの位置に向けて搬送される。
その後、搬送経路Kを通過した被転写材Pは、レジストローラの位置に達する。そして、レジストローラの位置に達した被転写材Pは、感光体ドラム34上に形成されたトナー像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写ベルトユニット2に向けて搬送される。
そして、転写工程後の被転写材Pは、転写ベルトユニット2の搬送ベルトによって定着部39に向けて搬送される。そして、定着部39に達した被転写材Pは、未定着トナー像が熱と圧力とによって定着される。その後、定着工程後の被転写材Pは、出力画像として複写機1から排出される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2〜図6にて、上述の画像形成装置における駆動伝達機構について詳述する。本実施の形態1では、本発明に係わる駆動伝達機構が転写ベルトユニット2への駆動伝達に適用されている。
ここで、図2に示すように、転写ベルト4及び搬送ベルト3を有する転写ベルトユニット2は、装置本体1の前面方向に挿脱自在に構成されている(図2中の矢印方向の移動である。)。
詳しくは、ユーザーやサービスマンは、まず、装置本体1の前面に設置されたドア(不図示である。)を開放する。そして、レバーの操作によって転写ベルト4を感光体ドラム34から退避する位置に移動する。その後、図2に示す位置に転写ベルトユニット2を引き出す。そして、所望のメンテナンスがおこなわれる。
図3を参照して、図2の状態(転写ベルトユニット2を引き出した状態である。)における、駆動伝達機構について説明する。
装置本体1側には、本体駆動部14が設けられている。本体駆動部14は、メインモータ、タイミングベルト13、タイミングプーリ12、第1ギア9、小径コロ8、圧縮スプリング11等の部材で構成されている。
そして、本体駆動部14において、タイミングプーリ12、第1ギア9、小径コロ8、圧縮スプリング11は、回転軸10上に設置されている。そして、タイミングプーリ12と第1ギア9とが、回転軸10を回転中心として回転軸10とともに一体的に回転する。また、回転軸10上に設置された圧縮スプリング11は、第1ギア9及び小径コロ8を付勢しており、これにより第1ギア9及び小径コロ8は回転軸10上をスライドすることができる。
なお、図3に示すように、小径コロ8は、第1ギア9と同軸上(回転軸10上)であって、第2ギア7が解除される側(退避する側であって装置本体前面側である。)に設置されている。
一方、転写ベルトユニット2側には、本体駆動部14の第1ギア9と噛合する第2ギア7と、大径コロ6と、2つのベルト駆動コロ22とが、回転軸5上に設置されている。そして、第2ギア7とベルト駆動コロ22とが、回転軸5を回転中心として回転軸5とともに一体的に回転する。なお、搬送ベルト3は、ベルト駆動コロ22と、従動コロ軸24に固設されたベルト従動コロ23とによって、張架・支持されている。
なお、図3に示すように、大径コロ6は、第2ギア7と同軸上(回転軸5上)であって、第2ギア7が解除される側(ベルト駆動コロ22側である。)に設置されている。
そして、このように構成された駆動伝達機構は、図3に示す転写ベルトユニット2の矢印方向の移動(回転中心軸方向の移動である。)によって連結されることになる。すなわち、図4に示すように、解除されていた第1ギア9と第2ギア7とが、噛合することになる。
なお、転写ベルトユニットのセット時に、第1ギア9と第2ギア7との姿勢(回転方向の姿勢である。)によっては歯面が噛合しない場合がある。しかし、その場合でも、圧縮スプリング11の働きによって一時的に第1ギア9が奥側に退避して、その後の駆動伝達機構の稼動によって第1ギア9と第2ギア7との噛合が達成される。
また、図4に示す転写ベルトユニットのセット時には、本体駆動部14の小径コロ8と、転写ベルトユニット2の大径コロ6とが、係合する。以下、小径コロ8及び大径コロ6について、図5(図4の駆動伝達機構をA視方向からみた平面図である。)を用いて説明する。
図5に示すように、小径部材としての小径コロ8は、その直径S2(外径)が、第1ギア9の歯先円直径T2よりも小さくなるように形成されている(T2>S2である。)。
なお、第1ギア9は、D形穴を有しており、これが図6に示す回転軸10のフライス部10aに挿設される。これにより、第1ギア9は、回転軸10と一体的に回転する。これに対して、小径コロ8には、D形穴ではなく回転軸10の軸径と同等の内径からなる貫通穴が設けられている。したがって、回転軸10に設置された小径コロ8は、回転軸10と一体的に回転することはない。
一方、大径部材としての大径コロ6は、その直径S1(外径)が、第2ギア7の歯先円直径T1よりも大きくなるように形成されている(T1<S1である。)。
また、小径コロ8の直径S2と大径コロ6の直径S1との和(S1+S2)は、第1ギア9のピッチ円直径と第2ギア7のピッチ円直径との和と等しくなるように形成されている。すなわち、
S1+S2=m・(Z1+Z2)
なる関係が成立する。ここで、上式において、mはギアモジュール、Z1、Z2は第1ギア9、第2ギア7の歯数である。
このような構成により、第1ギア9及び第2ギア7の中心間距離は、係合する小径コロ8及び大径コロ6によって、直接的に定まることになる。すなわち、第1ギア9及び第2ギア7の中心間距離は、理想中心間距離となるとともに、その距離の変動が抑えられる。
ここで、第1ギア9及び第2ギア7がハス歯ギアであるとき、双方のギアが喰い込む方向の力が、小径コロ8及び大径コロ6が係合する方向(矢印M方向である。)の力として作用して、中心間距離の変動(大きくなる側の変動である。)が規制される。
これに対して、付勢部材によって、大径コロ6に対して強制的にM方向の付勢力を与えることもできる。具体的には、図示は省略するが、転写ベルトユニット2が装置本体1にセットされた状態でユニット2をM方向に加圧する加圧スプリング(付勢部材)を設けることができる。
このように規制部材として機能する小径コロ8及び大径コロ6は、設置位置及び直径が上述のように構成されているために、第1ギア9及び第2ギア7に干渉することなく、転写ベルトユニット2の回転中心軸方向の挿脱動作(第2ギア6の噛合・解除動作である。)がおこなわれる。
さらに、図5に示すように、大径コロ6及び小径コロ8は、それぞれ、その係合面であって相手部材に近い端面側にテーパ部6a、8aが設けられている。これにより、転写ベルトユニット2のセット時における大径コロ6及び小径コロ8の係合がスムーズになる。なお、大径コロ6及び小径コロ8のテーパ部6a、8aを、R形状部としても、同等の効果を得ることができる。
このように構成された駆動伝達機構は、次のように動作することになる。
図4を参照して、まず、本体駆動部14において、メインモータの駆動力が、モータ軸に設置されたプーリと、プーリに張架されたタイミングベルト13とを介して、タイミングプーリ12に伝達される。これによって、タイミングプーリ12とともに回転軸10上に設置された第1ギア9は、回転する。そして、第1ギア9に噛合する第2ギア7に駆動力が伝達される。さらに、第2ギア7に入力された駆動力は、同軸5上のベルト駆動コロ22に伝達されて、搬送ベルト3が所定方向に所定の線速度にて走行する。
なお、転写ベルトユニット2の転写ベルト4に係わる駆動伝達機構も、上述の搬送ベルト3に係わる駆動伝達機構と同様に構成され、同様に動作する。
以上説明したように、本実施の形態1のように構成された駆動伝達機構においては、噛合するギア7、9の解除に係わる動作を妨げることなく、規制部材6、8によって、ギア7、9が噛合したときの中心間距離の変動を簡易に規制することができる。これによって、ギア7、9同士の喰い込みや負荷変動が少なく、信頼性が高く円滑な駆動伝達が可能となる。また、この駆動伝達機構を搭載した転写ベルトユニット2においては、転写ブレや位置ずれ等の異常画像の発生が抑止される。
実施の形態2.
図7にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図7は、実施の形態2における駆動伝達機構を示す平面図であって、前記実施の形態1の図5に相当する図である。本実施の形態2は、中心間距離を規制する規制部材の構成が、前記実施の形態1のものと相違する。
図7に示すように、小径部材としての小径コロ16は、その直径S2が、第2ギア7の歯先円直径T1よりも小さくなるように形成されている(T1>S2である。)。また、小径コロ16は、第2ギア7の同軸5上であって、第2ギア7が解除される側の反対側(回転軸5の先端側である。)に、設置されている。
これに対して、大径部材としての大径コロ18は、その直径S1が、第1ギア9の歯先円直径T2よりも大きくなるように形成されている(T2<S1である。)。また、大径コロ18は、第1ギア9の同軸10上であって、第2ギア7が解除される側の反対側(回転軸10の根元側である。)に、設置されている。
また、小径コロ16の直径S2と大径コロ18の直径S1との和(S1+S2)は、前記実施の形態1と同様に、第1ギア9のピッチ円直径と第2ギア7のピッチ円直径との和と等しくなるように形成されている。
このような構成により、第1ギア9及び第2ギア7の中心間距離は、係合する小径コロ16及び大径コロ18によって、直接的に定まることになる。さらに、第1ギア9及び第2ギア7に当接することなく、転写ベルトユニット2の回転中心軸方向の挿脱動作をおこなうことができる。
以上説明したように、本実施の形態2のように構成された駆動伝達機構においても、噛合するギア7、9の解除に係わる動作を妨げることなく、規制部材16、18によって、ギア7、9が噛合したときの中心間距離の変動を簡易に規制することができる。これによって、ギア7、9同士の喰い込みや負荷変動が少なく、信頼性が高く円滑な駆動伝達が可能となる。また、この駆動伝達機構を搭載した転写ベルトユニット2においては、転写ブレや位置ずれ等の異常画像の発生が抑止される。
実施の形態3.
図8にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図8は、実施の形態3における駆動伝達機構を示す平面図であって、前記実施の形態1の図5に相当する図である。本実施の形態3は、中心間距離を規制する規制部材の構成が、前記各実施の形態のものと相違する。
図8に示すように、大径部材としての大径コロ6は、その直径S3が、第2ギア7の歯先円直径T1よりも大きくなるように形成されている(T1<S3である。)。また、大径コロ6は、第2ギア7の同軸5上であって、第2ギア7が解除される側(回転軸5の搬送ベルト3側である。)に、設置されている。
これに対して、本体駆動部14側にはコロが設置されておらず、回転軸10が小径部材として機能する。すなわち、小径部材としての回転軸10は、その軸径S4が、第1ギア9の歯先円直径T2よりも小さくなるように形成されている(T2>S4である。)。そして、回転軸10において小径部材として機能する部分は、第1ギア9の設置位置よりも先端側である。
また、回転軸10の直径S4と大径コロ6の直径S3との和(S3+S4)は、前記各実施の形態と同様に、第1ギア9のピッチ円直径と第2ギア7のピッチ円直径との和と等しくなるように形成されている。
このような構成により、第1ギア9及び第2ギア7の中心間距離は、係合する回転軸10及び大径コロ6によって、直接的に定まることになる。さらに、第1ギア9及び第2ギア7に干渉することなく、転写ベルトユニット2の挿脱動作がおこなわれる。
以上説明したように、本実施の形態3のように構成された駆動伝達機構においても、噛合するギア7、9の解除に係わる動作を妨げることなく、規制部材6、10によって、ギア7、9が噛合したときの中心間距離の変動を簡易に規制することができる。これによって、ギア7、9同士の喰い込みや負荷変動が少なく、信頼性が高く円滑な駆動伝達が可能となる。また、この駆動伝達機構を搭載した転写ベルトユニット2においては、転写ブレや位置ずれ等の異常画像の発生が抑止される。
なお、上記各実施の形態においては、転写ベルトユニット2に係わる駆動伝達機構に本発明を適用したが、これに限定されることなく、例えば、装置ユニットとしてのプロセスカートリッジ33に係わる駆動伝達機構にも本発明を適用することができる。さらには、画像形成装置に限定されることなく、互いに噛合するギアの解除が可能に構成された駆動伝達機構を備えた装置のすべてに対して、本発明を適応することができる。そして、それらの場合にも、上記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、本発明が上記各実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態の中で示唆した以外にも、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記各実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
この発明の実施の形態1における画像形成装置を示す全体構成図である。 図1の画像形成装置において転写ベルトユニットを引き出した状態を示す斜視図である。 図2の状態における駆動伝達機構を示す斜視図である。 図3の駆動伝達機構が連結された状態を示す斜視図である。 図4におけるA視方向の駆動伝達機構を示す平面図である。 図5の駆動伝達機構における回転軸を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2における駆動伝達機構を示す平面図である。 この発明の実施の形態3における駆動伝達機構を示す平面図である。
符号の説明
1 画像形成装置(装置本体)、 2 転写ベルトユニット(装置ユニット)、
3 搬送ベルト、 4 転写ベルト、 5、10 回転軸、
6、18 大径コロ(大径部材)、 6a、8a テーパ部、
7 第2ギア、 8、16 小径コロ(小径部材)、
9 第1ギア、 11 圧縮スプリング、
12 タイミングプーリ、 13 タイミングベルト、 14 本体駆動部、
22 ベルト駆動コロ、 23 ベルト従動コロ、 24 従動コロ軸、
30 原稿搬送部、 31 原稿読込部、 32 露光部、 33 作像部、
34 感光体ドラム、 39 定着部、 42〜44 給紙部。

Claims (8)

  1. 第1ギアと当該第1ギアに噛合する第2ギアとを備え、
    前記第2ギアは、回転中心軸方向に移動して前記第1ギアとの噛合を解除可能に構成され、
    前記第1ギアと前記第2ギアとが噛合したときの中心間距離の変動を規制する規制部材を具備したことを特徴とする駆動伝達機構。
  2. 前記第1ギアの回転中心軸と同軸上であって前記第2ギアが解除される側に、該第1ギアの歯先円直径よりも小さな直径からなる小径部材を備え、
    前記第2ギアの回転中心軸と同軸上であって当該第2ギアが解除される側に、該第2ギアの歯先円直径よりも大きな直径からなる大径部材を備え、
    前記規制部材は、前記小径部材と、前記第2ギアとともに回転中心軸方向に移動する前記大径部材とであって、
    前記第1ギアと前記第2ギアとが噛合するときに前記小径部材と前記大径部材とが係合することを特徴とする請求項1に記載の駆動伝達機構。
  3. 前記第1ギアの回転中心軸と同軸上であって前記第2ギアが解除される側の反対側に、該第1ギアの歯先円直径よりも大きな直径からなる大径部材を備え、
    前記第2ギアの回転中心軸と同軸上であって当該第2ギアが解除される側の反対側に、該第2ギアの歯先円直径よりも小さな直径からなる小径部材を備え、
    前記規制部材は、前記大径部材と、前記第2ギアとともに回転中心軸方向に移動する前記小径部材とであって、
    前記第1ギアと前記第2ギアとが噛合するときに前記大径部材と前記小径部材とが係合することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の駆動伝達機構。
  4. 前記小径部材及び前記大径部材の少なくとも1つは、双方の部材が係合する係合面にテーパ部又はR形状部を備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の駆動伝達機構。
  5. 前記小径部材と前記大径部材とが係合する方向に前記小径部材及び前記大径部材の少なくとも1つを付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の駆動伝達機構。
  6. 前記小径部材及び前記大径部材の少なくとも1つは、コロであることを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の駆動伝達機構。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の駆動伝達機構を備えた画像形成装置であって、
    画像形成装置本体と、該画像形成装置本体に対して挿脱自在に設置される装置ユニットとを備え、
    前記第1ギアは前記画像形成装置本体に設置され、前記第2ギアは前記装置ユニットに設置され、前記装置ユニットの挿脱に連動して前記第1ギア及び前記第2ギアの噛合とその解除とがおこなわれることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記装置ユニットは、転写ベルトユニットであることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
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