JP2005082839A - 複合造滓材及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】精錬工程中に精錬炉内での灼熱現象によるイグニッションロスを抑制し、かつ、内張耐火物のコーティング効果を減少させず、しかも精錬工程における作業効率を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明の複合造滓材は、50重量%〜75重量%の軽焼マグネシア粉末と、25重量%〜50重量%の消石灰粉、又は石灰岩粉末とを混合したブリケット形状を有する。また、本発明の複合造滓材は、Mg含有物質とCa含有物質との混合比を1:1から4:1の間になるように混合し、さらに水を混合してなる混合原料を用いて成型された成型体を常温で養生して水和硬化させてなる。
【選択図】 なし
【解決手段】本発明の複合造滓材は、50重量%〜75重量%の軽焼マグネシア粉末と、25重量%〜50重量%の消石灰粉、又は石灰岩粉末とを混合したブリケット形状を有する。また、本発明の複合造滓材は、Mg含有物質とCa含有物質との混合比を1:1から4:1の間になるように混合し、さらに水を混合してなる混合原料を用いて成型された成型体を常温で養生して水和硬化させてなる。
【選択図】 なし
Description
本発明は、精錬炉(転炉・電気炉取鍋など)に使用される複合造滓材及びその製造方法に関する。
従来、製鉄所における精錬工程において、精錬スラグの滓化促進及び精錬炉の内面に設けられている内張耐火物の寿命延長を図るため、ブリケット状にした軽焼ドロマイト、軽焼マグネシア、重焼マグネシアなどの成分調整剤を精錬炉に投下している。これらの内、ドロマイトはMgO成分が比較的少なく、内張耐火物のコーティング効果が小さいので、一般的には、MgO成分を比較的多く含み、内張耐火物のコーティング効果が大きい軽焼マグネシアを使用することが多い。
また、一般的にこの種のマグネシア材料は、下記の特許文献1に開示されているように、精錬炉の内張耐火物の材料として用いることがあり、精錬炉の内壁にコーティングすることが行なわれている。
上記した軽焼マグネシアブリケットは、軽焼マグネシア粉末に水を添加したものを平ミキサ等によりせん断力を作用させながら混練し、これをブリケット成型機(摩圧機)で成型することにより製造される。ブリケット成型機では、表面に多数の凹部が形成された一対のローラを加熱し、このローラ間に、上記したように水を添加した軽焼マグネシア原料を送り込むことにより、その原料を押し固めてブリケットを製造する。
特開昭59−26979号公報。
ところで、上記した軽焼マグネシアブリケットを精錬工程中に精錬炉に投入した場合、MgO成分が多いために、灼熱現象が起こり、イグニッションロスが大きくなって炉内の温度が低下するという問題がある。このため、この炉内の温度低下を防止するためには、事後的にCaOを投入する必要がある。
しかしながら、CaOの投入量が多すぎると、内張耐火物のコーティング効果を減少させてしまうという問題がある。また、CaOを事後的に投入することは作業効率が悪くなるという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、精錬工程中に精錬炉内での灼熱現象によるイグニッションロスを抑制し、かつ、内張耐火物のコーティング効果を減少させず、しかも精錬工程における作業効率を向上させることができる複合造滓材及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明に係る複合造滓材は、50重量%〜75重量%の軽焼マグネシア粉末と、25重量%〜50重量%の消石灰粉、又は石灰岩粉末とを混合したブリケット形状を有することを特徴とする。
このような構成によれば、含有する水和物の量が少ないため、精錬炉中での分解吸収熱量が少なくなる。その結果、容易に分解するだけでなく、精錬炉中のイグニッションロスを少なくすることができ、これにより精錬炉内の温度低下を抑制することができ、かつ鋼の精錬作業に支障をきたすことを防止できる。また、MgO成分の割合が多いので内張耐火物のコーティング効果も高い。さらに、本発明の複合造滓材を投入すれば、事後的にイグニッションロスを抑えるための物質投入を行なう必要がないので作業性が良くなる。
本発明における複合造滓材においては、MgCO3成分をさらに含むことが好ましい。MgO成分とMgCO3成分によりMg成分を適宜調整することが可能になる。この場合、MgCO3の含有量は、イグニッションロスを考慮して、7重量%〜15重量%にすることが好ましい。
本発明の複合造滓材の製造方法は、Mg含有物質とCa含有物質との混合比を1:1から4:1の間になるように混合し、さらに水を混合して混合原料を得る工程と、前記混合原料を所定形状に成型することにより成型体を得る工程と、前記成型体を常温で養生して水和硬化させて複合造滓材を得る工程と、を具備することを特徴とする。
このような製造方法によれば、効率良く造滓効果を発揮させることができ、良質な鋼製品の製造に寄与することができる複合造滓材を得ることができる。
また、本発明の複合造滓材の製造方法においては、Mg含有物質は、MgO分含有範囲が85%〜95%である軽焼マグネシア粉末であることが好ましい。また、本発明の複合造滓材の製造方法においては、Ca含有物質は、CaO分含有範囲が80%〜90%である消石灰粉末であることが好ましい。
本発明に係る複合造滓材は、50重量%〜75重量%の軽焼マグネシア粉末と、25重量%〜50重量%の消石灰粉、又は石灰岩粉末とを混合したブリケット形状を有するもの、または、Mg含有物質とCa含有物質との混合比を1:1から4:1の間になるように混合し、さらに水を混合してなる混合原料を用いて成型された成型体を常温で養生して水和硬化させてなるものである。このため、精錬工程中に精錬炉内での灼熱現象によるイグニッションロスを抑制し、かつ、内張耐火物のコーティング効果を減少させず、しかも精錬工程における作業効率を向上させることができる。
本発明の骨子は、50重量%〜75重量%の軽焼マグネシア粉末と、25重量%〜50重量%の消石灰粉、又は石灰岩粉末とを混合したブリケット形状を有する複合造滓材により、或いは、Mg含有物質とCa含有物質との混合比を1:1から4:1の間になるように混合し、さらに水を混合してなる混合原料を用いて成型された成型体を常温で養生して水和硬化させてなる複合造滓材により、精錬工程中に精錬炉内での灼熱現象によるイグニッションロスを抑制し、かつ、内張耐火物のコーティング効果を減少させず、しかも精錬工程における作業効率を向上させることである。
以下、本発明の好ましい実施の形態について具体的に説明する。
本発明の複合造滓材は、50重量%〜75重量%の軽焼マグネシア粉末と、25重量%〜50重量%の消石灰粉、又は石灰岩粉末とを含材料で構成されたブリケット形状を有する。この複合造滓材には、SiO2などの他の成分や、P,Sなどの不可避的不純物が若干含まれる。
本発明の複合造滓材は、50重量%〜75重量%の軽焼マグネシア粉末と、25重量%〜50重量%の消石灰粉、又は石灰岩粉末とを含材料で構成されたブリケット形状を有する。この複合造滓材には、SiO2などの他の成分や、P,Sなどの不可避的不純物が若干含まれる。
このような含有比でMgO成分とCaO成分とを含有すると、高粘性のマグネシア成分を多量に含有する鋼滓を形成し、精錬炉の内張耐火物表面を被覆して保護することができる。また、少量の吸熱量によって容易に分解してMgO成分やCaO成分が鋼滓中に効果的に混入するため、未分散のまま残存する原料が少なくなり、効率良く所期成分の鋼滓を形成することができる。
このような複合造滓材は、MgO−ballと比較し、相対的に吸熱量が少ない。その結果、容易に分解するだけでなく、精錬炉中のイグニッションロスを少なくすることができ、これにより精錬炉内の温度低下を抑制することができ、これによって、精錬作業に支障をきたすことを防止できる。
また、この複合造滓材を投入すれば、事後的にイグニッションロスを抑えるための物質を投入する必要がないので作業性が良くなる。さらに、この複合造滓材はブリケット形状に構成されるため、簡単に投入することが可能であり、作業性が良好である。
このように、本発明の複合造滓材は、イグニッションロスのような造滓効果を減殺する要因を排除することができるので、効率良く造滓効果を発揮させることができ、これによって、良質な鋼製品の製造に寄与すると共に、廃棄される鋼滓量を少なくすることもできる。
また、上記した複合造滓材は、MgCO3成分をさらに含んでいても良い。MgO成分とMgCO3成分によりMg成分を任意に調整することが可能となる。この場合、MgCO3の含有量は、イグニッションロスを考慮すると、7重量%〜15重量%であることが好ましい。CaO成分は、使用原料として、消石灰、石灰石(粉末を含む)、ドロマイト又は軽焼ドロマイトなどを用いることにより複合造滓材に含有させることができる。
また、本発明の複合造滓材を製造する場合、Mg含有物質とCa含有物質との混合比を1:1から4:1の間になるように混合し、さらに水を混合して混合原料を得て、この混合原料を所定形状に成型することにより成型体を得て、この成型体を常温で養生して水和硬化させる。
Mg含有物質の使用原料としては、MgO分含有範囲が85%〜95%である軽焼マグネシア粉末などを用いることができる。なお、上記軽焼マグネシア粉末は、マグネサイト鉱石を窯に充填し、例えば1100℃に昇温して軽焼することにより得ることができる。
Ca含有物質の使用原料としては、炉中においてCaO有効成分が80%〜90%となる消石灰粉末、炭酸カルシウム、石灰石(粉末を含む)、ドロマイト又は軽焼ドロマイトなどを用いることができる。
本発明の複合造滓材の製造方法において、Mg含有物質とCa含有物質との間の混合比を1:1から4:1の間になるように設定する。これにより、精錬工程中に精錬炉内での灼熱現象によるイグニッションロスを抑制するとともに、内張耐火物のコーティング効果の減少を防止することが可能な複合造滓材を得ることができる。実際には、Mg含有物質とCa含有物質との間の混合比は、3:1程度になるように設定することが特に好ましい。
上記使用原料に水を加えてなる混合原料を用いて成型体を得る場合、通常のブリケット成型機、加圧造球機又は造粒機を用いる。その後、成型体を水和硬化させるために約2〜4週間養生を行う。なお、成型体の養生は、成型体を外界に放置することにより行うことができる。これによりブリケットとして必要な強度を有する複合造滓材が得られる。
このような複合造滓材の製造方法によれば、効率良く造滓効果を発揮させることができ、良質な鋼製品の製造に寄与することができる複合造滓材を得ることができる。
次に、本発明の効果を明確にするために行った実施例について説明する。
(実施例1)
MgO成分が90%である軽焼マグネシア粉末74重量%と、炉内においてCaO有効成分が86.5%になると予想される消石灰粉末26重量%とを混合し、この混合粉末100重量部に対してバインダーとして12重量部の水を加えて混合して混合材料を得た。
MgO成分が90%である軽焼マグネシア粉末74重量%と、炉内においてCaO有効成分が86.5%になると予想される消石灰粉末26重量%とを混合し、この混合粉末100重量部に対してバインダーとして12重量部の水を加えて混合して混合材料を得た。
この混合材料を加圧造球機により成型して、直径40mm程度の大きさの球状体を得た。これを常温で4週間養生を行って水和硬化させ、複合造滓材(実施例1)を得た。
この複合造滓材を成分分析したところ、MgO成分が62.8重量%であり、CaO成分が8.73重量%であった。また、この複合造滓材の2週間養生後の強度及び4週間養生後の強度を測定した。なお、強度測定は、一般的な圧縮試験機を用いて圧縮試験を行い、圧縮強度を測定することにより行った。その結果を下記の表1に示す。
この複合造滓材を所定量精錬工程中に精錬炉に投入して、灼熱現象によるイグニッションロス(灼熱減量)を調べた結果、16.74%であった。この結果も下記の表1に併記する。なお、イグニッションロスは、1050℃、2時間焼成することによって求めた。さらに、精錬工程後に、精錬炉の内張耐火材のコーティング性を調べた。
(実施例2)
MgO成分が90%である軽焼マグネシア粉末50重量%と、炉内においてCaO有効成分が86.5%になると予想される消石灰粉末50重量%とを混合し、この混合粉末100重量部に対してバインダーとして14重量部の水を加えて混合して混合材料を得た。
MgO成分が90%である軽焼マグネシア粉末50重量%と、炉内においてCaO有効成分が86.5%になると予想される消石灰粉末50重量%とを混合し、この混合粉末100重量部に対してバインダーとして14重量部の水を加えて混合して混合材料を得た。
この混合材料を加圧造球機により実施例1と同様に成型して、直径40mm程度の大きさの球状体を得た。これを常温で4週間養生を行って水和硬化させ、複合造滓材(実施例2)を得た。
この複合造滓材を実施例1と同様に成分分析したところ、MgO成分が55.2重量%であり、CaO成分が16.32重量%であった。また、この複合造滓材の2週間養生後の強度及び4週間養生後の強度を実施例1と同様にして測定した。その結果を下記の表1に示す。
この複合造滓材を所定量精錬工程中に精錬炉に投入して、灼熱現象によるイグニッションロス(灼熱減量)を実施例1と同様にして調べた結果17.95%であった。この結果も下記表1に併記する。さらに、精錬工程後に、精錬炉の内張耐火材のコーティング性を調べた。
(実施例3)
MgO成分が90%である軽焼マグネシア粉末75重量%と、炭酸カルシウム粉末25重量%とを混合し、この混合粉末100重量部に対してバインダーとして12重量部の水を加えて混合して混合材料を得た。
MgO成分が90%である軽焼マグネシア粉末75重量%と、炭酸カルシウム粉末25重量%とを混合し、この混合粉末100重量部に対してバインダーとして12重量部の水を加えて混合して混合材料を得た。
この混合材料を加圧造球機により実施例1と同様に成型して、直径40mm程度の大きさの球状体を得た。これを常温で4週間養生を行って水和硬化させ、複合造滓材(実施例3)を得た。
この複合造滓材を実施例1と同様に成分分析したところ、MgO成分が60重量%であり、CaO成分が12重量%であった。また、この複合造滓材の2週間養生後の強度及び4週間養生後の強度を実施例1と同様にして測定した。その結果を下記表1に示す。
この複合造滓材を所定量精錬工程中に精錬炉に投入して、灼熱現象によるイグニッションロス(灼熱減量)を実施例1と同様にして調べた結果19.50%であった。この結果も下記表1に併記する。さらに、精錬工程後に、精錬炉の内張耐火材のコーティング性を調べた。
(比較例)
MgO成分が90%である軽焼マグネシア粉末70重量%と、MgO成分が45%であるマグネサイト鉱石粉末30重量%とを混合して、この混合粉末100重量部に対してバインダーとして16重量部の水を加えて混合して混合材料を得た。
MgO成分が90%である軽焼マグネシア粉末70重量%と、MgO成分が45%であるマグネサイト鉱石粉末30重量%とを混合して、この混合粉末100重量部に対してバインダーとして16重量部の水を加えて混合して混合材料を得た。
この混合材料を加圧造球機により実施例1と同様に成型して、直径40mm程度の大きさの球状体を得た。これを常温で4週間養生を行って水和硬化させ、複合造滓材(比較例)を得た。
この複合造滓材を実施例1と同様に成分分析したところ、MgO成分が61.35重量%であり、CaO成分が1.55重量%であった。また、この複合造滓材の2週間養生後の強度及び4週間養生後の強度を実施例1と同様にして測定した。その結果を下記表1に示す。
この複合造滓材を所定量精錬工程中に精錬炉に投入して、灼熱現象によるイグニッションロス(灼熱減量)を実施例1と同様にして調べた結果29.56%であった。この結果も下記表1に併記する。さらに、精錬工程後に、精錬炉の内張耐火材のコーティング性を調べた。
この表1から分かるように、本発明の複合造滓材(実施例1〜実施例3)は、いずれも灼熱現象によるイグニッションロスが低く抑えられているが、従来の複合造滓材(比較例)は、灼熱現象によるイグニッションロスが高かった。また、本発明の複合造滓材(実施例1〜実施例3)を用いた場合の精錬工程後の精錬炉の内張耐火物を調べたところ、内張耐火物のコーティング性に問題は生じていなかった。さらに、本発明の複合造滓材の強度については、使用時に必要とされる十分な値であった。
このように、本発明の複合造滓材は、精錬工程中に精錬炉内での灼熱現象によるイグニッションロスを抑制し、かつ、内張耐火物のコーティング効果を減少させることはない。しかも、本発明の複合造滓材を精錬工程中に投入した後、炉内の温度低下を防止するための物質を投入する必要がないので、精錬工程における作業効率を向上させることができる。
本発明に係る複合造滓材は、精錬工程で用いられる各種の精錬炉(転炉・電気炉取鍋など)に投下される。
Claims (9)
- 50重量%〜75重量%の軽焼マグネシア粉末と、25重量%〜50重量%の消石灰粉、又は石灰岩粉末とを混合したブリケット形状を有することを特徴とする複合造滓材。
- MgCO3成分をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の複合造滓材。
- 前記MgCO3成分が7重量%〜15重量%であることを特徴とする請求項2記載の複合造滓材。
- Mg含有物質とCa含有物質との混合比を1:1から4:1の間になるように混合し、さらに水を混合して混合原料を得る工程と、前記混合原料を所定形状に成型することにより成型体を得る工程と、前記成型体を常温で養生して水和硬化させて複合造滓材を得る工程と、を具備することを特徴とする複合造滓材の製造方法。
- 前記Mg含有物質は、MgO分含有範囲が85%〜95%である軽焼マグネシア粉末であることを特徴とする請求項4記載の複合造滓材の製造方法。
- 前記Ca含有物質は、Ca分含有範囲が80%〜90%である消石灰粉、又は石灰岩粉末であることを特徴とする請求項4又は請求項5記載の複合造滓材の製造方法。
- Mg含有物質とCa含有物質との混合比を1:1から4:1の間になるように混合し、さらに水を混合して混合原料を得る工程と、前記混合原料を所定形状に成型することにより成型体を得る工程と、前記成型体を常温で養生して水和硬化させて複合造滓材を得る工程と、により得られたことを特徴とする複合造滓材。
- 前記Mg含有物質は、MgO分含有範囲が85%〜95%である軽焼マグネシア粉末であることを特徴とする請求項7記載の複合造滓材。
- 前記Ca含有物質は、Ca分含有範囲が80%〜90%である消石灰粉、又は石灰岩粉末であるであることを特徴とする請求項7又は8に記載の複合造滓材。
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JP2010084210A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Jfe Steel Corp | 溶融金属の精錬方法 |
JP2010150638A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Nippon Steel Corp | スラグ調整剤 |
JP2012158495A (ja) * | 2011-02-01 | 2012-08-23 | Nippon Material Kk | 製鋼用炉壁保護材及びその製造方法 |
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