JP2005082123A - 駐輪装置及び駐輪システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 二輪車を自動ロックして利用者の利便性を向上すると共に、駐輪場の無人管理を可能にした駐輪装置及び駐輪システムを提供する。
【解決手段】 二輪車の前輪を収容して収容位置及びロック位置間を回動可能な車輪収容部2と、ロック位置まで回動した前記車輪収容部2をロックするロック手段と、前記車輪収容部2のロック位置で前記車輪収容部2からの前輪の脱出を防止する脱出防止手段4と、を備えて構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 二輪車の前輪を収容して収容位置及びロック位置間を回動可能な車輪収容部2と、ロック位置まで回動した前記車輪収容部2をロックするロック手段と、前記車輪収容部2のロック位置で前記車輪収容部2からの前輪の脱出を防止する脱出防止手段4と、を備えて構成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、二輪車の駐輪装置及び駐輪システムに関し、特に、二輪車を自動ロックして利用者の利便性を向上すると共に、駐輪場の無人管理を可能にした駐輪装置及び駐輪システムに関する。
従来の駐輪装置において、特にバイク等の自動二輪車用の駐輪装置には、一台毎に区切った駐輪スペースの前方部に設けたロックブロックに一端部を固定して施錠ワイヤを備え、利用者が施錠ワイヤの他端部の係合駒部を駐輪された自動二輪車の前輪に通して同様に駐輪スペースの前方部に設けたロックスタンドの錠穴に挿入すると、係合駒部がロックスタンドに内蔵した係合機構に係合して自動二輪車がロックされるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。この場合、自動二輪車を退出させるには、料金精算機で料金精算して係合機構のロックを自動解除する。
特開2003−81149号公報
しかし、このような従来の駐輪装置においては、所定の駐輪スペースに止められた自動二輪車に対して利用者が施錠ワイヤをかけ、また退出するときは施錠ワイヤを外す必要があり、利用者の利便性を悪くしていた。さらに、上述のような利便性の悪さから施錠ワイヤをかけないで無断駐輪する自動二輪車も多く、その対策として時々管理人が巡回監視する必要があり、駐輪場経営者にとって収益性を低下させる問題があった。そして、施錠ワイヤが駐輪スペースの前方にあるため、その操作性を良くすべく駐輪スペースの間隔を広くする必要があり、駐輪効率、即ち経営効率を悪くする問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に着目してなされたもので、二輪車を自動ロックして利用者の利便性を向上すると共に、駐輪場の無人管理を可能にした駐輪装置及び駐輪システムを提供することを目的とする。
このために、請求項1の発明は、二輪車の前輪を収容して収容位置及びロック位置間を回動可能な車輪収容部と、ロック位置まで回動した前記車輪収容部をロックするロック手段と、前記車輪収容部のロック位置で前記車輪収容部からの前輪の脱出を防止する脱出防止手段と、を備えて構成した。
このような構成により、二輪車の前輪を収容部に収容した状態で車輪収容部を収容位置からロック位置まで回動し、ロック手段で車輪収容部をロックし、脱出防止手段で車輪収容部からの前輪の脱出を防止する。
本発明の駐輪装置は、具体的には請求項2のように、前記車輪収容部を回動駆動する駆動手段と、前記車輪収容部に前輪が収容されたことを検出する車輪センサーとを備え、該車輪センサーの検出出力に基づいて前記駆動手段を駆動可能な構成とした。
また、請求項3の構成は、前記車輪収容部を回動可能に保持すると共に、前記脱出防止手段と、車輪収容部が前記収容位置にあるときに前輪を車輪収容部に導くガイド部とを設けた台座を備える構成とした。この場合、前記台座は、請求項4のようにばね部材で常時上方に付勢される構成としてもよく、請求項5のように前輪の進入方向に沿ってスライド可能な構成としてもよく、請求項6のようにばね部材で常時上方に付勢されると共に前輪の進入方向にスライド可能な構成としてもよい。
さらに、請求項7のように、前記脱出防止手段は、前記車輪収容部のロック位置で車輪収容部の前輪進入口側に対向して設けた脱出防護壁で構成としてもよい。
そして、請求項8のように、前記車輪収容部は、底部の前輪進入方向に沿った断面形状が略円弧状となるように形成するとよい。
また、請求項9の発明は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の駐輪装置と、駐輪時間に応じて駐輪料金を演算すると共に、料金精算がなされると該当駐輪装置に精算完了信号を送信して前記ロック手段を解除する料金精算装置と、を備えて構成した。
このような構成により、ロック手段で駐輪装置の車輪収容部をロックすると、料金精算機で駐輪時間を計時し、この駐輪時間に応じた駐輪料金が精算されると該当駐輪装置に料金精算機から精算完了信号を出力し、ロック手段を解除する。
この場合、請求項10のように、前記料金精算機は、前記駐輪装置の前記車輪センサーで前輪の収容を検知してから所定の猶予時間内に前記車輪収容部が前記ロック位置まで回動されないときに前記駆動手段を駆動してロック位置まで強制的に回動させるようにするとよい。
本発明の駐輪装置によれば、車輪収容部に二輪車の前輪を収容して収容位置からロック位置まで回動するだけで前輪をロック状態に保持することができる。したがって、ハンドルを操作するだけで二輪車を自動ロックでき利用者の利便性を向上することができる。また、従来のような施錠ワイヤを操作し易くするためのスペースを確保する必要がないので省スペース化を図ることができる。
また、車輪センサーの検出出力に基づいて駆動手段を駆動可能な構成としたことにより、利用者がロック操作しない場合でも、車輪収容部を強制的にロック位置へ駆動することが可能となり、車輪収容部に収容された二輪車の前輪を確実にロックし、不正退出を防止することができる。
さらに、台座上に車輪収容部を回動可能に設け、ガイド部を固定して設けたことにより、収容位置では車輪収容部への二輪車の前輪の収容が容易になる。
そして、台座をばね部材で常時上方に付勢すると共に二輪車の進入方向にスライド可能に構成したことにより、スタンドの接地点を支点として前輪が浮き上り、後方に移動しても台座が追従するので前輪が車輪収容部から脱出することがなく、不正退出を防止することができる。
また、車輪収容部のロック位置で車輪収容部の前輪進入口側に対向して脱出防護壁を設けたことにより、簡易な構成で車輪収容部からの前輪の脱出を防止することができる。
そして、車輪収容部を前輪の進入方向に沿った底部の断面形状が略円弧状となるように形成したことにより、車輪収容部の所定位置に前輪を確実に収容することができ、車輪収容部が回動する際に前輪がはみ出すことにより回動不能となるようなトラブルが発生するのを防止することができる。
また、本発明の駐輪システムによれば、車輪収容部に二輪車の前輪が収容されると、車輪収容部を回動して前輪をロック状態に保持し、駐輪時間に応じた料金精算がなされたときに前輪のロック状態を解除するようにしたことにより、無人の駐輪システムを構築することができる。
さらに、前輪の収容を検知してから所定の猶予時間内に車輪収容部が回動されなかったときには、車輪収容部が強制的にロック位置まで回動されるので、ロックしないで無断駐輪する自動二輪車を防止できる。したがって、管理人による巡回監視が不要となり駐輪場の無人化が可能となる。
そして、上記猶予時間内であれば利用者は自由に退出することができ、利用者の便宜を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1に、本発明に係る駐輪装置の第1実施形態の斜視図を示す。
図1において、本第1実施形態の駐輪装置1は、二輪車を自動ロックして駐輪する駐輪装置であり、車輪収容部2と、ガイド部3と、脱出防止手段4と、台座5と、路面固定台座6とを備えて構成する。以下、例えばバイク等の自動二輪車の駐輪装置を例に説明する。
図1に、本発明に係る駐輪装置の第1実施形態の斜視図を示す。
図1において、本第1実施形態の駐輪装置1は、二輪車を自動ロックして駐輪する駐輪装置であり、車輪収容部2と、ガイド部3と、脱出防止手段4と、台座5と、路面固定台座6とを備えて構成する。以下、例えばバイク等の自動二輪車の駐輪装置を例に説明する。
上記車輪収容部2は、二輪車の前輪を収容して収容位置及びロック位置間を回動可能にしたものであり、車輪収容部2の車輪進入方向手前側を後述のガイド部3の案内路11に向かって開放して進入口とし、進入方向に対して両側方に車輪を保持する側壁7a,7bを設け、進入方向前方にはストッパー8を備えて構成している。また、車輪収容部2は、前輪が所定位置に収容されるように底部9の進入方向に沿った断面形状を略円弧状に形成している。そして、車輪収容部2は、その下方部に設けた後述の駆動手段13により、図2に示すように底部9の最下点Oを中心として矢印で示す反時計方向にロック位置まで回動して後述のロック手段15によりロックされる構成としている。なお、車輪収容部2の回動方向は、上述の反時計方向に限らない。ただし、一般に自動二輪車の場合、ハンドルロック操作がハンドルを反時計方向に回動して行われるため、車輪収容部2の回動方向は反時計方向とするのが好ましい。
さらに、上記車輪収容部2は、底部9の最下点O近傍部に車輪センサー16を備えている。この車輪センサー16は、車輪収容部2の所定位置に前輪が収容されたことを検出するものであり、例えばプッシュスイッチである。そして、前輪によって押下されるとプッシュスイッチはONし、検出信号を出力するようになっている。なお、車輪センサー16は、プッシュスイッチに限定されず、例えば光センサーであってもよい。また、車輪センサー16の設置場所は、底部9の最下点O近傍部に限られず、車輪収容部2の所定位置に前輪が収容されたことを検出することができればいずれの部位であってもよい。
さらに、上記車輪収容部2の収容位置で車輪の進入方向手前側には、ガイド部3が設けられている。このガイド部3は、自動二輪車の前輪を車輪収容部2に案内するものであり、底部10が進入方向前方に向かって緩やかに上昇し、進入方向に直交する断面が略凹形状の案内路11を備えており、後述の台座5上に固定して設けられている。なお、底部10の車輪収容部2側端部は、車輪収容部2の底部9の端部と略同じ高さとなるように設けるとよい。これにより、前輪の収容が容易になる。
そして、上記車輪収容部2のロック位置で車輪収容部2の前輪進入口側には、対向して脱出防止手段4としての脱出防護壁12が設けられている。この脱出防護壁12は、ロック位置で車輪収容部2からの前輪の脱出を防止するものであり、自動二輪車のスタンドの接地点を支点として前輪が浮き上がっても前輪が車輪収容部2から脱出不可能であるように十分な高さを有して後述の台座5上に立設している。なお、図1では、脱出防護壁12をガイド部3と一体化して示している。
また、上記車輪収容部2及びガイド部3を載置して台座5が設けられている。この台座5は、車輪収容部2を回動可能に保持すると共にガイド部3を固定して保持するものであり、車輪収容部2とガイド部3と一体的に前輪の進入方向に沿ってスライドする第1の台座5Aと、図示省略のレールを備えて第1の台座5Aをスライド可能に保持すると共に後述の路面固定台座6に一端部を固定した図示省略のばねにより常時上方に付勢されて上下方向に移動可能とされた第2の台座5Bとからなる。
上記第1の台座5Aには、図2に示すように駆動手段13と、終点センサー14と、ロック手段15とが設けられている。ここで駆動手段13は、車輪収容部2の下方に配置されており、同図中Oを中心に車輪収容部2を強制回動するものであり、モータであってもよく、また油圧式のものであってもよい。また、終点センサー14は、同図中に二点鎖線で示す車輪収容部2のロック位置でその下方部位に配置されており、車輪収容部2の回動終点を検出するものであり、例えば車輪収容部2の裏面に備えた反射板における反射光を検出して終点を検出する光センサーである。そして、ロック手段15は、車輪収容部2の収容位置で同図中Oより進入方向手前側の下方部位に配置されており、ロック位置で車輪収容部2をロックするものであり、終点センサー14が車輪収容部2の回動終点を検出するとロック片を車輪収容部2側に突出させて側壁7aに係止させ、車輪収容部2をロックするようにしている。
なお、上記終点センサー14の配置は、図2に示す車輪収容部2の下方位置に限られず、車輪収容部2がロック位置まで回動したことを検出することができればいずれの位置に配置してもよく、終点センサー14は光センサーに限られない。また、上記ロック手段15は、車輪収容部2の側壁7aに係止するように構成したものに限られず、図2中Oより進入方向前方に配置して側壁7bに係止させてもよく、または車輪収容部2の回動を阻止することができればいかなる構成であってもよい。例えば、車輪収容部2の駆動手段13を、ギアを組み合わせて構成した場合には、ギア比を大きくすると手動により車輪収容部2を回動することができないため、この場合は駆動手段13でロック手段15を兼ねることができる。
また、上記台座5の下方には、路面固定台座6が設けられている。この路面固定台座6は、台座5を上下動可能に保持するものであり、凹陥部6aを設けて台座5の第2の台座5Bが出没可能にしている。そして、例えば図示省略のアンカーボルト等によって路面に固定設置される。
次に、本発明の第1実施形態に係る駐輪装置1の動作を、図3を参照して説明する。
先ず、自動二輪車の前輪17をガイド部3の案内路11を通って車輪収容部2の所定位置に収容する。このとき、前輪17の重量によって台座5は、台座5を常時上方に付勢する路面固定台座6に設けた図示省略のばねの付勢力に抗して第2の台座5Bが凹陥部6aに没するまで下降する(図3(a)参照)。同時に、車輪収容部2の底部9の最下点O近傍部に設けた例えばプッシュスイッチからなる車輪センサー16が押下されてONし、検出信号を出力する。
先ず、自動二輪車の前輪17をガイド部3の案内路11を通って車輪収容部2の所定位置に収容する。このとき、前輪17の重量によって台座5は、台座5を常時上方に付勢する路面固定台座6に設けた図示省略のばねの付勢力に抗して第2の台座5Bが凹陥部6aに没するまで下降する(図3(a)参照)。同時に、車輪収容部2の底部9の最下点O近傍部に設けた例えばプッシュスイッチからなる車輪センサー16が押下されてONし、検出信号を出力する。
次に、利用者によって自動二輪車のスタンドが立てられる。このとき、前輪17がスタンドの接地点を支点として浮き上がり、且つ進入方向手前側に移動する(図3(b)の矢印A参照)。しかし、台座5は、第2の台座5Bが図示省略のばねにより上方に付勢されると共に、第1の台座5Aが進入方向にスライド可能にされているので、前輪17が矢印A方向に浮き上がるのに追従して第2の台座5Bが凹陥部6bから出て矢印B方向に上昇し、且つ第1の台座5Aが前輪17との摩擦力により矢印C方向にスライドする。これにより、前輪17は、浮き上がっても車輪収容部2の所定位置に保持される。
スタンドが立てられると、前輪17は、その重量により移動後の位置で下がる。同時に、第1の台座5Aも前輪17に押されて同じ位置で矢印D方向に下降し、それに伴って第2の台座5Bが凹陥部6aに没する(図3(c)参照)。
次に、利用者がハンドルロックのために図2中に矢印で示す反時計方向にハンドルを回動すると、これに伴って前輪17を収容した状態で車輪収容部2が回動する。車輪収容部2がロック位置まで回動するとそれを終点センサー14が検知してロック手段15を駆動する。そして、ロック手段15は、ロック片を車輪収容部2側に突出させ、側壁7a側部に係止させて車輪収容部2をロックする。
なお、利用者がハンドルロックのための回動操作をしなかったときには、駆動手段13が駆動して車輪収容部2を強制的に回動させるようにしてもよい。
車輪収容部2がロック位置にあるときには、前輪17は、脱出防護壁12に阻まれて車輪収容部2から脱出できない。即ち、自動二輪車が重いためにスタンドを立てる際に浮き上がる高さ以上に前輪17を持ち上げることは容易でなく、前輪17を、脱出防護壁12を越えて車輪収容部2から脱出させることは困難である。したがって、前輪17は実質的に車輪収容部2にロック状態に保持されるため、自動二輪車の不正退出を防止することができる。
次に、自動二輪車を退出させる場合には、外部からの指示によりロック手段15のロックを解除する。ここで、利用者がハンドルロックを解除し、ハンドルを図2中矢印と反対方向の時計方向に回して車輪収容部2を収容位置まで戻すと、車輪収容部2の前輪進入口側が案内路11に向かって開放されて前輪17の脱出が可能となる。
このように構成された第1実施形態の駐輪装置1によれば、車輪収容部2が自動二輪車の前輪17を収容した状態でロック位置まで回動されてロックされると、前輪17が脱出防護壁12に阻まれて脱出不能(ロック)状態に保持されるようにしたことにより、ハンドルを操作するだけで自動二輪車を自動ロックでき、利用者の利便性を向上することができる。
また、従来のような施錠ワイヤを操作し易くするためのスペースを確保する必要がないので駐輪スペースを詰めることができ、駐輪効率をよくすることができる。
さらに、脱出防止手段4をロック位置まで回動した車輪収容部2の前輪進入口側に対向して設けた脱出防止壁12のみで構成しているので、前輪の脱出防止を簡易な構成で実現することができ、駐輪装置1の製造コストを安価にすることができる。
さらにまた、台座5を進入方向にスライド可能な第1の台座5Aと常時上方に付勢され上下方向に移動可能な第2の台座5Bとで構成したことにより、自動二輪車のスタンドを立てる際に前輪17が浮き上がっても台座5も追従するので、車輪収容部2から前輪17が脱出するのを防止することができる。これにより、車輪収容部2から前輪17を不正に脱出させることをより困難にすることができる。
また、車輪収容部2の底部9の進入方向に沿った断面形状を略円弧状に形成したことにより、前輪を車輪収容部2の所定位置に確実に収容することができ、車輪収容部2が回動する際に、前輪がガイド部3の案内路11の端部に引っかかって回動不能のトラブルが発生するのを防止することができる。
そして、ガイド部3の案内路11の底部10を進入方向に緩やかに上昇する斜面状に形成すると共に、その車輪収容部2側端部が車輪収容部2の底部9の端部と同じ高さとなるように形成したことにより、前輪17を車輪収容部2へ収容する動作を容易にすることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る駐輪装置1を、図4を参照して説明する。ここでは、図1と同一の要素については同一の符号を付して示し、第1実施形態と異なる部分について説明する。また、ここで適用する二輪車は、自転車を例にして説明する。
図4に示す第2実施形態の駐輪装置1は、第1実施形態における脱出防護壁12で構成した脱出防止手段4に替えて、車輪収容部2のロック位置において収容された前輪17の後部側で側壁7bの側方に脱出防止手段4を設けている。この脱出防止手段4は、前輪17を係止して前輪17の脱出を防止するものであり、台座5に固定して備えた保持台18と、保持台18により所定の高さとされ車輪収容部2側に突出して設けたピン状の係止部材19とで構成しており、車輪収容部2がロック位置まで回動した際に前輪17のスポークが係止部材19に係止するようにしている。
図4に示す第2実施形態の駐輪装置1は、第1実施形態における脱出防護壁12で構成した脱出防止手段4に替えて、車輪収容部2のロック位置において収容された前輪17の後部側で側壁7bの側方に脱出防止手段4を設けている。この脱出防止手段4は、前輪17を係止して前輪17の脱出を防止するものであり、台座5に固定して備えた保持台18と、保持台18により所定の高さとされ車輪収容部2側に突出して設けたピン状の係止部材19とで構成しており、車輪収容部2がロック位置まで回動した際に前輪17のスポークが係止部材19に係止するようにしている。
なお、脱出防止手段4は、上述のように車輪収容部2のロック位置において収容された前輪17の後部側で側壁7bの側方ではなく、前輪17の前部側で側壁7aの側方に設けてもよく、または両方に設けてもよい。
このような構成により、本第2実施形態の駐輪装置1は、自転車の前輪17が車輪収容部2に収容されると、それを図3に示す車輪センサー16で検出し、駆動手段13を駆動して車輪収容部2を図4中に示す矢印方向にロック位置まで回動する。そして、終点センサー14で車輪収容部2の回動終点を検出すると、駆動手段13を停止すると共にロック手段15を駆動してロック片を車輪収容部2側に突出させ、側壁7aの進入方向手前の側部に係止させて車輪収容部2をロックする。同時に、車輪収容部2の回動に伴って、脱出防止手段4の係止部材19が車輪収容部2に収容された前輪17のスポーク間に侵入する。これにより、前輪17のスポークが係止部材19に係止して車輪収容部2からの脱出が防止される。
このように本第2実施形態の駐輪装置1によれば、車輪収容部2に前輪17が収容されると車輪収容部2が回動してロック位置にロックされると同時に前輪17が脱出防止手段4に係止するようにしたことにより、自転車の不正退出を防止することができる。
また、脱出防止手段4を、ロック位置で車輪収容部2に収容された前輪のスポークが係止するように設けたピン状の係止部材19のみで構成しているので、前輪の脱出防止を簡易な構成で実現することができる。
なお、本第2実施形態においては、自転車は軽いので駐輪装置1に収容した際にスタンドを立てる必要がないため、第1実施形態のように台座5は上下方向への移動及び前輪17の進入方向に沿ってスライド移動可能な構成とせず固定としてもよい。
次に、本発明の駐輪システムを、図5を参照して説明する。
図5に示す駐輪システムは、駐輪場の無人管理を可能にするものであり、前述の複数の駐輪装置1と、料金精算機20とを接続ケーブル21で接続した構成としている。
図5に示す駐輪システムは、駐輪場の無人管理を可能にするものであり、前述の複数の駐輪装置1と、料金精算機20とを接続ケーブル21で接続した構成としている。
上記料金精算機20は、接続ケーブル21を介して各駐輪装置1と接続するインターフェース22と、駐輪時間を計時する時計ユニット23と、料金精算をする際に駐輪装置1の駐輪番号や暗証番号等を入力するテンキー24と、テンキー24で入力された駐輪番号や暗証番号、また駐輪料金、その他各種案内を表示する表示部25と、挿入された紙幣を読み取る紙幣処理部26と、挿入された貨幣を読み取る貨幣処理部27と、領収書を発行するプリンタ28と、駐輪時間に応じた駐輪料金の演算や各種判定を行うと共に全体を統合して制御する制御部29とを備えている。
次に、このように構成された駐輪システムの動作を、図6のフローチャートを参照して説明する。
先ず、ステップ1(図中S1で示し、以下同様とする)では、駐輪装置1の車輪収容部2に二輪車の前輪17が収容されるのを待つ。ここで、車輪収容部2に前輪17が収容されたことを車輪センサー16で検出すると“YES”判定となりステップ2に進む。同時に、検出信号が接続ケーブル21及びインターフェース22を介して料金精算機20に送られ、予め設定された所定の猶予時間の計時が時計ユニット23で開始される。
先ず、ステップ1(図中S1で示し、以下同様とする)では、駐輪装置1の車輪収容部2に二輪車の前輪17が収容されるのを待つ。ここで、車輪収容部2に前輪17が収容されたことを車輪センサー16で検出すると“YES”判定となりステップ2に進む。同時に、検出信号が接続ケーブル21及びインターフェース22を介して料金精算機20に送られ、予め設定された所定の猶予時間の計時が時計ユニット23で開始される。
ステップ2においては、車輪収容部2の回動終点が検出されたか否かが終点センサー14の出力に基づいて判定される。ここで、車輪収容部2がロック位置まで回動しておらず、したがって終点センサー14から回動終点の検出出力がなかった場合には、“NO”判定となってステップ3に移る。
ステップ3においては、所定の猶予時間が経過したか否かが判定される。ここで、猶予時間内(“NO”判定)であればステップ2に戻る。
上記猶予時間内に利用者が二輪車のハンドルを回動操作して車輪収容部2をロック位置まで人為的に回動した場合には、ステップ2で“YES”判定となり、ステップ5にジャンプする。同時に、終点センサー14から信号が出力し、料金精算機20に送られる。
上記猶予時間内に利用者が二輪車のハンドルを回動操作して車輪収容部2をロック位置まで人為的に回動した場合には、ステップ2で“YES”判定となり、ステップ5にジャンプする。同時に、終点センサー14から信号が出力し、料金精算機20に送られる。
一方、利用者がハンドルの回動操作をせず、またはハンドルの回動操作が不十分で終点センサー14が車輪収容部2の回動終点を検出しないまま猶予時間を経過した場合には、ステップ3において“YES”判定となり、ステップ4に進む。
この場合、ステップ4では、駆動手段13を駆動し、終点センサー14が回動終点を検出するまで車輪収容部2を強制回動する。また、終点センサー14が回動終点を検出するとロック手段15を駆動して車輪収容部2をロックする。同時に、駆動手段13を停止する。さらに、終点センサーの検出信号は、料金精算機20に送られる。そして、ステップ5に進む。
次に、ステップ5において、料金精算機20は、駐輪装置1の終点センサー14の検出信号を受信すると時計ユニット23により駐輪時間の計時を開始する。
次に、ステップ6においては、駐輪装置1の番号がテンキー24を操作して入力され、料金精算の動作が開始されたか否かが判定される。ここで、“NO”判定、即ち駐輪状態が継続している場合には、駐輪時間の計時を続け駐輪装置1の番号が入力されるまで待つ。
一方、ステップ6において、駐輪装置1の番号が入力された場合には、利用者による料金精算の動作が行われたことを示しており、この場合は“YES”判定となってステップ7に進む。
ステップ7においては、時計ユニット23による駐輪時間の計時に基づいて制御部29で駐輪料金を演算する。そして、その結果を表示部25に表示する。
次に、ステップ8に進む。ここでは、利用者が表示に基づいて駐輪料金の精算をしたか否かが判定される。判定は、紙幣処理部26又は貨幣処理部27における処理結果に基づいて行われる。その結果、料金精算が完了した場合(“YES”判定)には、精算完了信号を出力し、該当駐輪装置1に送る。同時に、プリンタ28により領収書が発行される。
さらに、ステップ9では、上記精算完了信号に基づいて駐輪装置1のロック手段15を駆動し、車輪収容部2のロックを解除する。これにより、利用者が二輪車のハンドルを回動操作し、車輪収容部2を収容位置まで戻すと二輪車の前輪17のロック状態が解除され、退出が可能となる。
このように、本発明の駐輪システムによれば、駐輪装置1に収容された二輪車の前輪17を回動して自動ロックすると共に駐輪時間を計時し、駐輪時間に応じた料金精算がなされたときに前輪17のロック状態を解除して退出可能とするようにしたことにより、無人の駐輪システムを構築することができる。
また、上記猶予時間内に車輪収容部2が回動されなかったときには、車輪収容部2が強制的にロック位置まで回動されるようにしたことにより、ロックしないで無断駐輪する自動二輪車を防止できる。したがって、管理人による巡回監視が不要となり駐輪場の無人化が可能となる。
なお、上記猶予時間内であれば、利用者は自由に退出することができる。この場合、退出の検知方法は、車輪センサー16のOFF信号を検出して行うことができる。
1…駐輪装置
2…車輪収容部
4…脱出防止手段
5…台座
5A…第1の台座
5B…第2の台座
9…底部
13…駆動手段
14…終点センサー
15…ロック手段
16…車輪センサー
17…前輪
20…料金精算機
2…車輪収容部
4…脱出防止手段
5…台座
5A…第1の台座
5B…第2の台座
9…底部
13…駆動手段
14…終点センサー
15…ロック手段
16…車輪センサー
17…前輪
20…料金精算機
Claims (10)
- 二輪車の前輪を収容して収容位置及びロック位置間を回動可能な車輪収容部と、
前記ロック位置まで回動した前記車輪収容部をロックするロック手段と、
前記車輪収容部のロック位置で前記車輪収容部からの前輪の脱出を防止する脱出防止手段と、
を備えて構成したことを特徴とする駐輪装置。 - 前記車輪収容部を回動駆動する駆動手段と、前記車輪収容部に前輪が収容されたことを検出する車輪センサーとを備え、該車輪センサーの検出出力に基づいて前記駆動手段を駆動可能な構成としたことを特徴とする請求項1に記載の駐輪装置。
- 前記車輪収容部を回動可能に保持すると共に、前記脱出防止手段と、車輪収容部が収容位置にあるときに前輪を車輪収容部に導くガイド部とを設けた台座を備える構成としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の駐輪装置。
- 前記台座は、ばね部材で常時上方に付勢される構成としたことを特徴とする請求項3に記載の駐輪装置。
- 前記台座は、前輪の進入方向に沿ってスライド可能な構成としたことを特徴とする請求項3に記載の駐輪装置。
- 前記台座は、ばね部材で常時上方に付勢されると共に前輪の進入方向にスライド可能な構成としたことを特徴とする請求項3に記載の駐輪装置。
- 前記脱出防止手段は、前記車輪収容部のロック位置で車輪収容部の前輪進入口側に対向して設けた脱出防護壁で構成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の駐輪装置。
- 前記車輪収容部は、底部の前輪進入方向に沿った断面形状が略円弧状となるように形成したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の駐輪装置。
- 請求項1〜8のいずれか一つに記載の駐輪装置と、
駐輪時間に応じて駐輪料金を演算すると共に、料金精算がなされると該当駐輪装置に精算完了信号を送信して前記ロック手段を解除する料金精算装置と、
を備えて構成したことを特徴とする駐輪システム。 - 前記料金精算機は、前記駐輪装置の前記車輪センサーで前輪の収容を検知してから所定の猶予時間内に前記車輪収容部が前記ロック位置まで回動されないときに前記駆動手段を駆動してロック位置まで強制的に回動させるようにしたことを特徴とする請求項9に記載の駐輪システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003319907A JP2005082123A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | 駐輪装置及び駐輪システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003319907A JP2005082123A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | 駐輪装置及び駐輪システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005082123A true JP2005082123A (ja) | 2005-03-31 |
Family
ID=34418712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003319907A Pending JP2005082123A (ja) | 2003-09-11 | 2003-09-11 | 駐輪装置及び駐輪システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005082123A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011042192A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Haruo Tsuruoka | 前輪固定具 |
KR101486410B1 (ko) * | 2012-07-13 | 2015-01-26 | 김진희 | 매설형 자전거 보관대 |
CN108820080A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-11-16 | 福州大学 | 立式自调角自动停车装置及其工作方法 |
-
2003
- 2003-09-11 JP JP2003319907A patent/JP2005082123A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011042192A (ja) * | 2009-08-19 | 2011-03-03 | Haruo Tsuruoka | 前輪固定具 |
KR101486410B1 (ko) * | 2012-07-13 | 2015-01-26 | 김진희 | 매설형 자전거 보관대 |
CN108820080A (zh) * | 2018-08-10 | 2018-11-16 | 福州大学 | 立式自调角自动停车装置及其工作方法 |
CN108820080B (zh) * | 2018-08-10 | 2024-03-01 | 福州大学 | 立式自调角自动停车装置及其工作方法 |
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