JP2005081553A - 記録ヘッド及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録ヘッドのチップ基板の縮小化を実現するとともに、より高速、高精彩の記録を実現することができる記録ヘッドを提供する。
【解決手段】 本発明の記録ヘッドは、表面に表れる結晶方位面が互いに異なる、(100)面を表面にもつSi基板100と(110)面を表面にもつSi基板100とを重ね合わせて構成したチップ基板を有している。各基板100,101の間の少なくとも一部には、SiO(酸化シリコン)よりも熱伝導率が高い材料であるSiC(シリコンカーバイド)からなる絶縁膜600が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体に記録を行うために用いられる記録ヘッド及び記録装置に関するものである。
図9は記録ヘッドを構成する基板上における各素子の配置構成の一従来例を示す模式的平面図である。
図9に示すように、記録ヘッドを構成する基板上の各素子の配置構成は、インク吐出に利用される熱エネルギーを発生するための電気熱変換素子(ヒータ)201が配列されている領域と、ヒータ201に電流を選択的に供給するためのパワートランジスタ202が配列されている領域と、そのパワートランジスタ202のスイッチング動作を制御する論理回路203が配置されている領域とを有している。さらに、その配置構成は、記録装置本体側との電気的接続を行うためのパッド204が配置されている領域と、(100)面を表面に持つSi基板200の裏面側に設けられた共通液室211(図7参照)から基板200の表面の各ヒータ201の周囲へインクを供給するインク供給口205とを有している。
図10は図9に示したA−A’線における断面図である。なお、図10では図9に示したパワートランジスタ202の図示は省略されている。
図10に示すように、Si基板200の裏面側には共通液室211が設けられており、ここに貯留されたインクは、インク供給口205と、Si基板200上に設けられた吐出口プレート206により形成されたインク流路を経て、それぞれのインク流路に対応して設けられているヒータ201の周囲に供給される。そして、ヒータ201の周囲に供給されたインクにはヒータ201が発生する熱エネルギーが付与され、その結果、インク中に生じる気泡の成長による圧力によって吐出口210からインク滴212が吐出される。
上述したSi基板200の構成において、インク供給口205はアルカリ性のウェットエッチング液を用いた異方性エッチングによって形成される。従来から、結晶面としての(100)面を表面にもつシリコン(Si)基板を用いて記録ヘッドを形成することが一般的に行われており、この場合、形成されるインク供給口205の側面の面方位は(111)であり、このインク供給口205の側面とSi基板200の裏面との間に形成される角度(テーパー角)は54.7°となる。また、Si基板200の裏面側に共通液室211等を有する記録ヘッドは、Si基板200の裏面に他の部材を接着して作製するため、Si基板200の裏面には、図10に符号cで示す平坦な領域が少なくとも0.7mm程度必要となる。
ところで、図10に示すように、インク供給口205のSi基板200の表面側の幅をaとし、インク供給口205の上記のテーパー部分の幅をbとし、上記の平坦領域の幅をcとすると、Si基板200のチップ幅は「a+2b+2c」となる。ここで、インク供給口205の幅aは0.05〜0.2mmの範囲であり、インク供給口205のテーパー部分の幅bは厚さ0.65mmの基板では0.46mmである。したがって、Si基板200の幅、すなわちヒータ201の配列方向と直交する方向のSi基板200の長さは、約2.4〜2.5mmとなる。このことから明らかなように、例えばSi基板200の製造プロセスの微細化により、Si基板200中に形成される素子の微細化を図ってチップ自体の縮小を行おうとしても、チップの幅としてある一定の大きさを確保する必要があり、このためそれ以上の縮小化はできなかった。
上記のテーパー部分の幅による影響を少なくするための手法としてSi基板を単純に薄くすることが考えられるが、この場合にもいくつかの問題が発生する。例えば、Si基板にノズルやインク供給口を加工した後にSi基板を薄くする場合、ノズル開口面へのプロセスダメージが問題となる。具体的には、Si基板を研削して薄くする場合には、その削り屑がノズルやインク供給口内に入り込むという問題が生じ、ウエットエッチングによってSi基板を薄くする場合には、Si基板がエッチング液に触れるため、その保護手段を講じなければならないという問題が生じる。また、ノズルが構成されている部分は材料自体の強度に起因して強度的に弱い場合が多いので、Si基板を研削して薄くする場合には、研削によってノズルの径や形状が変化することがないように、ノズルを形成する前にSi基板を予め研削してSi基板の薄膜化を図る必要がある。ところが、研削を終えた状態では、Si基板の裏面にピンホールのない酸化膜を形成できないため、ウエットエッチングによるインク供給口の形成を良好に行えないという問題が発生する。
これに対し、チップサイズを縮小化するため、テーパー部分が形成されないようにインク供給口を形成することが提案されている。このような構成は、例えば(110)面を表面にもつSi基板に対してアルカリ性のウェットエッチング液を用いた異方性エッチングを行うことで可能となる。この場合、インク供給口の側面の面方位は図10に示す場合と同様(111)となる。また、例えば(111)面をオリエンテーションフラットとした場合、このオリエンテーションフラットと平行な辺と、この辺に対して70.5°の角度をなす辺とからなるインク供給口がSi基板に形成される。
しかしながら、(110)面を表面とするSi基板に素子を形成した場合には、以下のような問題が生じる。すなわち、記録ヘッドには多くのMOSトランジスタが使用されており、例えば、上述した論理回路にはMOSトランジスタが使用されるのが一般的であり、また、上述したパワートランジスタにもMOSトランジスタが使用される。(110)面を表面とするSi基板にMOSトランジスタを作製した場合、MOSトランジスタの駆動力が(100)面を表面とするSi基板上に作製した場合と比較して、約0.75〜0.8倍と低下する。
また、(100)面を表面とする基板上にMOSトランジスタを作製した場合、MOSトランジスタをどのように配置してもその駆動力は一定であるのに対し、(110)面を表面とする基板上にMOSトランジスタを作製した場合は、MOSトランジスタの配置の態様、すなわち、MOSトランジスタにおいて電流が流れる方向によって、MOSトランジスタの駆動力が変化する。このように、(110)面を表面とするSi基板上にMOSトランジスタを形成するとMOSトランジスタの駆動力が低下することから、(110)面を表面とするSi基板は素子の微細化、ひいては記録ヘッドの小型化に向かない。
そこで、この問題を解決するために、特許文献1では、異なった結晶方位を持つ複数の基板を貼り合わせて構成したチップ基板を用いることを提案している。特許文献1では、特に、複数の基板の間に酸化膜を挟む構造と挟まない構造との2つの案が提案されている。
一方、インクジェット記録装置は、年々、記録スピードの向上と、より高精彩の記録を可能にすることが要求されている。このため、記録ヘッドは、インク液滴の微小液滴化を図るとともに、インクの吐出周波数を高くする必要がある。このために、記録素子(ヒータ)がインクを吐出するために利用される熱エネルギーが増大して記録ヘッドの温度上昇が生じ、その結果、インク吐出量が不安定になるという問題が発生してきている。この問題を解決するためには、消費電流を抑えて記録ヘッド全体での発熱を抑えるとともに、記録ヘッドの放熱特性を向上させる必要がある。
特開2001−171120号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている、異なった結晶方位を持つ複数の基板を貼り合わせて構成したチップ基板を用いた場合、酸化膜を挟んだ構造では記録素子から発生する熱の放熱特性が悪化し、インク吐出量が不安定になる問題が発生する。また、酸化膜を挟まない構造では、電源電圧を高くすると基板へのリーク電流が増大するという問題が起きてしまう。
そこで本発明は、上記した従来技術が有する課題を解決して、記録ヘッドのチップ基板の縮小化を実現することができる記録ヘッド、及びその記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置を提供することを目的とする。また、本発明のさらなる目的は、より高速、高精彩の記録を実現することができる記録ヘッド、及びその記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の記録ヘッドは、記録媒体に記録を行うために用いられる記録ヘッドにおいて、表面に表れる結晶方位面が互いに異なる複数の基板を重ね合わせて構成したチップ基板を有することを特徴とする。
上記本発明の記録ヘッドによれば、チップ基板の表裏面の間に形成されるインク流路のうち、一部の基板にのみテーパー部分を形成し、残りの基板にはテーパー部分を形成しない構成とすることが可能になる。この構成によれば、テーパー部分の幅が従来構成に比べて格段に小さくなるので、チップ基板を小さくすることができ、ひいては記録ヘッドの小型化を図ることが可能になる。
さらに、前記各基板同士の間の少なくとも一部には絶縁膜が設けられており、該絶縁膜は酸化シリコンよりも熱伝導率が高い材料からなる構成としてもよい。この構成によれば、より高速な記録動作を行うときに生じる各素子の発熱に対して、絶縁膜による十分な放熱特性を得ることが可能となる。そのため、記録ヘッドの温度上昇によってインク吐出量が不安定になるという問題を解消することができ、より高速、高精彩の記録を実現することが可能になる。
また、前記記録ヘッドは、吐出口からインクを吐出して前記記録媒体に記録を行うように構成されており、前記チップ基板は、第1の表面を有する第1の基板と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面を有する第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間の少なくとも一部に設けられた前記絶縁膜とを有し、前記第1の表面と前記第2の表面との間にインク供給口が連通しており、前記第1の表面には、前記吐出口からインクを吐出させるための複数の記録素子と、該複数の記録素子を選択的に駆動するための駆動素子と、前記吐出口および前記インク供給口から前記吐出口にインクを供給するためのインク流路を形成するプレート部材とが設けられ、前記第2の表面には、前記インク供給口を介して前記インク流路および前記吐出口に供給するインクを貯留する共通液室が設けられている構成としてもよい。
さらに、前記第1の基板は(100)面を表面にもつシリコン基板からなり、前記第2の基板は(110)面を表面にもつシリコン基板からなる構成としてもよい。
さらに、前記記録素子は、インクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換素子である構成としてもよい。
さらには、前記駆動素子はMOSトランジスタである構成としてもよい。
また、前記記録素子及び前記駆動素子の少なくとも1つが、前記絶縁膜および前記素子を囲む絶縁領域によって前記第1の基板から電気的に絶縁されている構成としてもよい。この構成によれば、基板へ電流がリークすることを抑制でき、素子のエネルギー効率を向上させることが可能になる。また、素子は、比較的薄い絶縁膜および絶縁領域によって基板から電気的に分離されるので、素子の分離領域の縮小化を図ることが可能である。素子分離領域の縮小化は、ひいては記録ヘッドのチップ基板の縮小化にもつながる。
また、本発明の記録装置は、上記本発明の記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行う記録装置である。
以上説明したように、本発明の記録ヘッドは、表面に表れる結晶方位面が互いに異なる複数の基板を重ね合わせて構成したチップ基板を有しているので、テーパー部分の幅が従来構成に比べて格段に小さくなり、チップ基板を小さくすることができ、ひいては記録ヘッドの小型化を図ることが可能になる。
また、チップ基板の各基板同士の間の少なくとも一部に絶縁膜を設け、その絶縁膜を酸化シリコンよりも熱伝導率が高い材料で構成とすることにより、絶縁膜による十分な放熱特性を得ることができ、記録ヘッドの温度上昇によってインク吐出量が不安定になるという問題を解消することができるので、より高速、高精彩の記録を実現することが可能になる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る記録ヘッドのチップ基板の断面を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態の記録ヘッドは、(110)面を表面にもつ第2の基板であるSi基板100と、Si基板100の上に少なくとも一部に絶縁膜600を介して重ね合わされた、(100)面を表面にもつ第1の基板であるSi基板101とを含むチップ基板を有している。Si基板100とSi基板101とは、表面に表れる結晶方位面が互いに異なっている。また、絶縁膜600は、基板100,101同士の間の少なくとも一部に設けられている。
チップ基板を構成する第1の基板であるSi基板101は、後述するヒータ102等が設けられている第1の表面を有しており、第2の基板であるSi基板100は、第1の表面とは反対側の、共通液室105が設けられている第2の表面を有している。チップ基板の第1の表面と第2の表面との間、すなわちチップ基板の表面と裏面との間には、共通液室105から各ヒータ102の周囲へインクを供給するインク供給口103が連通している。
第1の基板であるSi基板101の上に設けられる構成についてより詳しく説明すると、Si基板101の上記第1の表面には、Si基板101上にノズル(吐出口)104およびインク流路を形成するプレート部材である吐出口プレート107と、吐出口104からインクを吐出させるための記録素子である複数のヒータ102と、複数のヒータ102を選択的に駆動するための駆動素子(不図示)とが設けられている。また、ヒータ102上には保護膜(不図示)が適宜形成されている。記録素子であるヒータ102は、例えば、インクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換素子である。
Si基板100の裏面側に設けられている共通液室105に貯留されたインクは、インク供給口103を介して、Si基板101上に設けられた吐出口プレート107によって形成されているインク流路および吐出口104に送られ、それぞれのインク流路に対応して設けられているヒータ102の周囲に供給される。そして、ヒータ102が発生する熱エネルギーがヒータ102の周囲に供給されたインクに付与されると、インク中に生じる気泡の成長による圧力によって、吐出口プレート107に形成されたノズル(吐出口)104からインク滴106が吐出される。その吐出されたインク滴が記録媒体(不図示)に付着することによって、記録媒体に文字や画像等が記録される。
本実施形態の記録ヘッドでは、インク供給口105の両側にヒータ102が2列に配置されており、吐出口プレート107に形成された吐出口104もこれに対応して各ヒータ102の上方に2列に配置されている。より詳しくは、吐出口プレート107には、吐出口104が、2列に配列されたヒータ102の所定のピッチに対応して形成されている。
なお、本実施形態の記録ヘッドには、記録ヘッドに供給されるインクを収容したインクタンク(不図示)が着脱自在に取付けられる。インクタンクに収容されたインクは、記録ヘッドの共通液室105に供給され、そこからインク供給口103を経てヒータ102の周囲へ送られ、ノズル(吐出口)104から吐出される。
Si基板100とSi基板101との間に設けられている絶縁膜600は、例えばSiC(シリコンカーバイド)からなる。SiC膜は、Si基板の表面に一般的に形成されるSiO(酸化シリコン)膜よりも熱伝導性が高く放熱特性が良好であり、より高速な記録動作を行うときに生じる各素子の発熱に対して、十分な放熱特性を得ることが可能となる。そのため、記録ヘッドの温度上昇によってインク吐出量が不安定になるという問題を解消することができ、より高速、高精彩の記録を実現することが可能になる。なお、アルカリ性のエッチング液を用いたウェットエッチングではSiCからなる絶縁膜600をエッチングすることはできないので、この絶縁膜600をエッチングするための工程が必要である。
また、絶縁膜600の材料には、SiC以外にも、酸化シリコン膜よりも熱伝導率が優れるAl23(アルミナ)やBeO(ベリリア)、AlN(窒化アルミニウム)、SiN(窒化シリコン)等を用いることができ、それらの代替材料を用いた場合でも上記のように十分な放熱特性を得ることが可能である。
また、本実施形態の記録ヘッドでは、厚さが比較的薄いSi基板101のみにテーパー部分が形成されており、共通液室105側の、厚さが比較的厚いSi基板100と絶縁膜600にはテーパー部分が形成されていない。そのため、図1に示すように、テーパー部分の幅bが図7に示した従来の構成に比べて格段に小さくなるので、それに伴って、記録ヘッドのチップ幅「a+2b+2c」を従来の構成よりも小さくすることができる。このように、本実施形態の構成によれば、記録ヘッドのチップ幅を小さくすることができ、ひいては記録ヘッドの小型化を図ることが可能になる。
(第2の実施形態)
図2(a)は、本発明の第2の実施形態に係る記録ヘッドのチップ基板の断面を示す模式図である。
図2(a)に示すように、本実施形態の記録ヘッドも第1の実施形態と同様に、(110)面を表面にもつ第2の基板であるSi基板100と、Si基板100の上に少なくとも一部に絶縁膜601を介して重ね合わされた、(100)面を表面にもつ第1の基板であるSi基板101とを含むチップ基板を有している。Si基板100とSi基板101とは、表面に表れる結晶方位面が互いに異なっている。また、絶縁膜601は、基板100,101同士の間の少なくとも一部に設けられている。
チップ基板を構成する第1の基板であるSi基板101は、後述するヒータ102等が設けられている第1の表面を有しており、第2の基板であるSi基板100は、第1の表面とは反対側の、共通液室105が設けられている第2の表面を有している。チップ基板の第1の表面と第2の表面との間、すなわちチップ基板の表面と裏面との間には、共通液室105から各ヒータ102の周囲へインクを供給するインク供給口103が連通している。
第1の基板であるSi基板101の上に設けられる構成についてより詳しく説明すると、Si基板101の上記第1の表面には、Si基板101上にノズル(吐出口)104およびインク流路を形成するプレート部材である吐出口プレート107と、吐出口104からインクを吐出させるための記録素子である複数のヒータ102と、複数のヒータ102を選択的に駆動するための駆動素子(不図示)とが設けられている。記録素子であるヒータ102は、例えば、インクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換素子である。
Si基板100の裏面側に設けられている共通液室105に貯留されたインクは、インク供給口103を介して、Si基板101上に設けられた吐出口プレート107によって形成されているインク流路および吐出口104に送られ、それぞれのインク流路に対応して設けられているヒータ102の周囲に供給される。そして、ヒータ102が発生する熱エネルギーがヒータ102の周囲に供給されたインクに付与されると、インク中に生じる気泡の成長による圧力によって、吐出口プレート107に形成されたノズル(吐出口)104からインク滴106が吐出される。その吐出されたインク滴が記録媒体(不図示)に付着することによって、記録媒体に文字や画像等が記録される。
本実施形態においてSi基板100とSi基板101との間に設けられている絶縁膜601はSiO(酸化シリコン)からなり、その厚さは500nm以下である。本実施形態では、絶縁膜601がSiO(酸化シリコン)からなるものの、その厚さは上記のように比較的薄いので、Si基板100とSi基板101との間の熱伝導性は良好である。
なお、本実施形態の絶縁膜601を、第1の実施形態と同様にSiC(シリコンカーバイド)で構成してもよい。上述したように、SiC膜はSiO(酸化シリコン)膜よりも熱伝導性が優れるため、放熱特性が良好で、より高速な記録動作を行うときに生じる素子の発熱に対して、十分な放熱特性を得ることが可能となる。
図2(b)は、図2(a)に示したSi基板に形成された駆動素子の構造を拡大して示す断面図である。図2(b)はSi基板上に設けられている素子の一例を示すものであり、図2(b)に示す素子は、SOI(Silicon On Insulator)構造を用いて構成された高耐電圧のV(バーチカル)−NPNトランジスタである。
このV−NPNトランジスタは、N型コレクタ領域11、高濃度P型ベース領域12、アイソレーション領域13、高濃度Nエミッタ領域14、P型エミッタ領域15、および高濃度コレクタ領域16を有している。また、このV−NPNトランジスタは、絶縁膜601上の、(100)面を表面にもつ第1の基板であるSi基板101に設けられている。
このように、本実施形態ではV−NPNトランジスタ等の駆動素子をSOI構造を用いて構成しているので、駆動素子は、絶縁膜601および駆動素子を囲むアイソレーション領域13によって、(100)面を表面にもつ第1の基板であるSi基板101から電気的に絶縁される。そのため、駆動素子(本例ではV−NPNトランジスタ)からSi基板101へ電流がリークすることを抑制でき、駆動素子のエネルギー効率を向上させることが可能になる。また、駆動素子は、上述した比較的薄い絶縁膜601およびアイソレーション領域13によってSi基板101から電気的に分離されるので、駆動素子の分離領域の縮小化を図ることが可能である。素子分離領域の縮小化は、ひいては記録ヘッドのチップ基板の縮小化にもつながる。
また、上記と同様にSOI構造を用いてL(ラテラル)−NPNトランジスタやMOSトランジスタ等の駆動素子を構成することも可能である。これらの構成においても、Si基板101へのリーク電流の抑制と、駆動素子の分離領域の縮小化とを図ることが可能である。
なお、上記ではSOI構造を用いて各種トランジスタ等の駆動素子を構成する場合について説明したが、SOI構造を用いて構成できるのは駆動素子に限られず、上述した記録素子(ヒータ102)もSOI構造を用いてSi基板101に構成することが可能である。
(その他の実施形態)
<記録ヘッドカートリッジ>
図3〜図5を参照して、本発明に係る記録ヘッドが適用される記録ヘッドカートリッジの一実施形態について説明する。図3は記録ヘッドにインクタンクを搭載した状態の、本発明の一実施形態に係る記録ヘッドカートリッジを示す斜視図、図4は図3に示した記録ヘッドカートリッジを記録ヘッドとインクタンクとを分離した状態で示す斜視図、図5は図3等に示した記録ヘッドを分解した状態で示す分解斜視図である。
図3および図4に示すように、本実施形態における記録ヘッドカートリッジH1000は、インクを貯留するインクタンクH1900と、このインクタンクH1900から供給されるインクを記録情報に応じてノズルから吐出させる記録ヘッドH1001とを有し、記録ヘッドH1001は、記録装置のキャリッジ(不図示)に対して着脱可能に搭載される、いわゆるカートリッジ方式を採るものとなっている。
ここに示す記録ヘッドカートリッジH1000では、写真調の高画質なカラー記録を可能とするため、インクタンクとして、例えばブラック,ライトシアン,ライトマゼンタ,シアン,マゼンタおよびイエローの各色独立のインクタンクH1900が用意されており、図4に示すように、それぞれが記録ヘッドH1001に対して着脱自在となっている。
そして、記録ヘッドH1001は、図5の分解斜視図に示すように、記録素子基板H1100、第1のプレートH1200、電気配線基板H1300、第2のプレートH1400、タンクホルダH1500、流路形成部材H1600、フィルタH1700、およびシールゴムH1800を有している。
記録素子基板H1100には、Si基板の片面にインクを吐出するための複数の記録素子(ヒータ等)と、各記録素子に電力を供給するAl等の電気配線とが成膜技術により形成され、この記録素子に対応した複数のインク流路と複数の吐出口H1100Tとがフォトリソグラフィ技術により形成されると共に、複数のインク流路にインクを供給するためのインク供給口が裏面に開口するように形成されている。
また、記録素子基板H1100は第1のプレートH1200に接着固定されており、ここには、記録素子基板H1100にインクを供給するためのインク供給口H1201が形成されている。さらに、第1のプレートH1200には、開口部を有する第2のプレートH1400が接着固定されており、この第2のプレートH1400は、電気配線基板H1300と記録素子基板H1100とが電気的に接続されるよう、電気配線基板H1300を保持している。この電気配線基板H1300は、記録素子基板H1100にインクを吐出するための電気信号を印加するものであり、記録素子基板H1100に対応する電気配線と、この電気配線端部に位置し本体からの電気信号を受け取るための外部信号入力端子H1301とを有しており、外部信号入力端子H1301は、後述のタンクホルダH1500の背面側に位置決め固定されている。
一方、インクタンクH1900を着脱可能に保持するタンクホルダH1500には、流路形成部材H1600が超音波溶着され、インクタンクH1900から第1のプレートH1200にわたるインク流路H1501を形成している。また、インクタンクH1900と係合するインク流路H1501のインクタンク側端部には、フィルタH1700が設けられており、外部からの塵埃の侵入を防止し得るようになっている。また、インクタンクH1900との係合部にはシールゴムH1800が装着され、係合部からのインクの蒸発を防止し得るようになっている。
さらに、前述のようにタンクホルダH1500、流路形成部材H1600、フィルタH1700、およびシールゴムH1800から構成されるタンクホルダ部と、記録素子基板H1100、第1のプレートH1200、電気配線基板H1300、および第2のプレートH1400から構成される記録素子部とを接着等で結合することにより、記録ヘッドH1001が構成されている。
<記録ヘッドおよび記録装置>
本発明の一実施形態に係る記録ヘッドは、上述した半導体装置の絶縁層上に発熱抵抗層を有する発熱抵抗体を形成し、吐出口やそれに連通する液路を形成するために、成形樹脂やフィルムなどからなる天板などの吐出口形成部材を組み合わせれば作製できる。そして、容器を接続して、記録装置本体に搭載し、本体の電源回路から電源電圧を、画像処理回路から画像データをヘッドに供給すれば、インクジェット記録装置として動作することになる。
図6は、本発明の記録ヘッドの一実施形態を説明するための図であり、記録ヘッドの一部分を示している。
本発明で示した回路が作製された素子基体152上には、電流が流れる電気信号を受けることで熱を発生し、その熱によって発生する気泡によって吐出口153からインクを吐出するための電気熱変換素子141が複数列状に配されている。この電気熱変換素子141のそれぞれには、各電気熱変換素子141を駆動するための電気信号を供給する配線電極154が設けられており、配線電極の一端側は不図示のスイッチ素子に電気的に接続されている。
電気熱変換体141に対向する位置に設けられた吐出口153へインクを供給するための流路155がそれぞれの吐出口153に対応して設けられている。これらの吐出口153および流路155を構成する壁が溝付き部材156に設けられており、これらの溝付き部材156を前述の素子基体152に接続することで、流路154,155と、複数の流路154,155にインクを供給するための共通液室157とが形成されている。
図7は、素子基体152を組み込んだ記録ヘッドの構造を示す図であり、枠体158に素子基体152が組み込まれている。この素子基体152上には前述のような吐出口153や流路155を構成する部材156が取り付けられている。そして、装置側からの電気信号を受け取るためのコンタクトパッド159が設けられており、装置本体の制御器から各種駆動信号となる電気信号が、フレキシブルプリント配線基板160を介して素子基体152に供給される。
図8は本発明の記録ヘッドが適用されるインクジェット記録装置の一実施形態を説明するためのものであり、インクジェット記録装置IJRAの概観を示している。
駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャリッジHCは、ピン(不図示)を有し、矢印a、b方向に往復移動される。
符号5002は紙押え板を示しており、この紙押え板5002は、記録ヘッドIJCを用いて記録が行われる記録媒体である記録用紙を、キャリッジHCの移動方向にわたって、記録媒体搬送手段であるプラテン(不図示)に対して押圧する。符号5007,5008はフォトカプラを示しており、これらのフォトカプラは、キャリッジHCのレバー5006のこの域での存在を確認してモータ5013の回転方向切換等を行うためのホームポジション検知手段である。
また、このインクジェット記録装置IJRAは、記録ヘッドIJCの前面をキャップするキャップ部材(不図示)を支持する部材(不図示)と、このキャップ部材内を吸引する吸引手段(不図示)とを有しており、この吸引手段はキャップ内開口5023を介して記録ヘッドIJCの吸引回復を行う。符号5017はクリーニングブレードを示し、符号5019はこのブレード5017を前後方向に移動可能にする部材を示しており、これらは本体支持板5018に支持されている。ブレード5017は、この形態でなくても、他の周知のクリーニングブレードが本例に適用できることはいうまでもない。また、符号5012は、吸引回復の吸引を開始するためのレバーを示しており、このレバー5012は、キャリッジと係合するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切換等の公知の伝達手段で伝達されて移動制御される。
これらのキャッピング、クリーニング、吸引回復は、キャリッジがホームポジション側領域にきたときにリードスクリュー5005の作用によってそれらの対応位置で所望の処理が行えるように構成されているが、周知のタイミングで所望の作動を行うようにすれば、本例には何れも適用できる。上述における各構成は単独でも複合的に見ても優れており、本発明にとって好ましい構成例を示している。
なお、本装置は、電源電圧や画像信号や駆動制御信号などを素子基体152に供給するための電気回路からなる制御器駆動信号供給手段(不図示)を有している。
また、本発明は、上述した各種実施形態に限定されるものではなく、上述した課題を解決できるものであれば、本発明の各構成要件を代替物や均等物に置換できることは明らかである。
本発明の第1の実施形態に係る記録ヘッドのチップ基板の断面を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係る記録ヘッドのチップ基板の断面を示す模式図である。 図2(a)に示したSi基板に形成された素子構造を拡大して示す断面図である。 図3は記録ヘッドにインクタンクを搭載した状態の、本発明の一実施形態に係る記録ヘッドカートリッジを示す斜視図である。 図3に示した記録ヘッドカートリッジを記録ヘッドとインクタンクとを分離した状態で示す斜視図である。 図3等に示した記録ヘッドを分解した状態で示す分解斜視図である。 本発明の記録ヘッドの一実施形態を説明するための図である。 素子基体を組み込んだ記録ヘッドの構造を示す図である。 本発明の記録ヘッドが適用されるインクジェット記録装置の一実施形態を示す図である。 記録ヘッドを構成する基板上における各素子の配置構成の一従来例を示す模式的平面図である。 図9に示したA−A’線における断面図である。
符号の説明
11 N型コレクタ領域
12 高濃度P型ベース領域
13 アイソレーション領域
14 高濃度Nエミッタ領域
15 P型エミッタ領域
16 高濃度コレクタ領域
100 (110)面を表面にもつSi基板
101 (100)面を表面にもつSi基板
102 ヒータ
103 インク供給口
104 ノズル(吐出口)
105 共通液室
106 インク滴
107 吐出口プレート
141 電気熱変換素子
152 素子基体
153 吐出口
154,155 流路
156 溝付き部材
157 共通液室
158 枠体
159 コンタクトパッド
160 フレキシブルプリント配線基板
600 絶縁膜
601 絶縁膜
5002 紙押え板
5004 螺旋溝
5005 リードスクリュー
5006,5012 レバー
5007,5008 フォトカプラ
5009,5011 駆動力伝達ギア
5013 レバー
5017 クリーニングブレード
5018 本体支持板
HC キャリッジ
IJC 記録ヘッド
IJRA インクジェット記録装置
H1000 記録ヘッドカートリッジ
H1001 記録ヘッド
H1100 記録素子基板
H1100T 吐出口
H1200 第1のプレート
H1201 インク供給口
H1300 電気配線基板
H1301 外部信号入力端子
H1400 第2のプレート
H1500 タンクホルダ
H1501 インク流路
H1600 流路形成部材
H1700 フィルタ
H1800 シールゴム
H1900 インクタンク

Claims (8)

  1. 記録媒体に記録を行うために用いられる記録ヘッドにおいて、
    表面に表れる結晶方位面が互いに異なる複数の基板を重ね合わせて構成したチップ基板を有することを特徴とする記録ヘッド。
  2. 前記各基板同士の間の少なくとも一部には絶縁膜が設けられており、該絶縁膜は酸化シリコンよりも熱伝導率が高い材料からなる、請求項1に記載の記録ヘッド。
  3. 前記記録ヘッドは、吐出口からインクを吐出して前記記録媒体に記録を行うように構成されており、
    前記チップ基板は、第1の表面を有する第1の基板と、前記第1の表面とは反対側の第2の表面を有する第2の基板と、前記第1の基板と前記第2の基板との間の少なくとも一部に設けられた前記絶縁膜とを有し、前記第1の表面と前記第2の表面との間にインク供給口が連通しており、
    前記第1の表面には、前記吐出口からインクを吐出させるための複数の記録素子と、該複数の記録素子を選択的に駆動するための駆動素子と、前記吐出口および前記インク供給口から前記吐出口にインクを供給するためのインク流路を形成するプレート部材とが設けられ、前記第2の表面には、前記インク供給口を介して前記インク流路および前記吐出口に供給するインクを貯留する共通液室が設けられている、請求項2に記載の記録ヘッド。
  4. 前記第1の基板は(100)面を表面にもつシリコン基板からなり、前記第2の基板は(110)面を表面にもつシリコン基板からなる、請求項3に記載の記録ヘッド。
  5. 前記記録素子は、インクを吐出するために利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換素子である、請求項3または4に記載の記録ヘッド。
  6. 前記駆動素子はMOSトランジスタである、請求項3から5のいずれか1項に記載の記録ヘッド。
  7. 前記記録素子及び前記駆動素子の少なくとも1つが、前記絶縁膜および前記素子を囲む絶縁領域によって前記第1の基板から電気的に絶縁されている、請求項3から6のいずれか1項に記載の記録ヘッド。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の記録ヘッドを用いて記録媒体に記録を行う記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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