JP2005080670A - 医療用チューブ継手 - Google Patents
医療用チューブ継手 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005080670A JP2005080670A JP2003312305A JP2003312305A JP2005080670A JP 2005080670 A JP2005080670 A JP 2005080670A JP 2003312305 A JP2003312305 A JP 2003312305A JP 2003312305 A JP2003312305 A JP 2003312305A JP 2005080670 A JP2005080670 A JP 2005080670A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- medical
- fastener
- male connector
- connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- External Artificial Organs (AREA)
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
【課題】接続に接着剤や工具を用いることなく、医療用チューブと医療用機器との強固な接続を確保する医療用チューブ継手を提供することである。
【解決手段】雄コネクターと締結具からなる医療用チューブ継手であって、前記雄コネクターはチューブ接続部と締結具接続部と医療機器接続部からなり、前記チューブ接続部は前記雄コネクター先端側から後端側に拡径したテーパー部を有し、且つ、前記締結具は前記チューブ固定部と前記雄コネクターと係合する係合部を有し、前記締結具接続部と前記係合部は互いに回転方向に係合し、前記締結具にはX線不透過性を付与し、前記チューブ固定部に少なくとも2つの切欠きを有することを特徴とする医療用チューブ継手。
【選択図】図7
【解決手段】雄コネクターと締結具からなる医療用チューブ継手であって、前記雄コネクターはチューブ接続部と締結具接続部と医療機器接続部からなり、前記チューブ接続部は前記雄コネクター先端側から後端側に拡径したテーパー部を有し、且つ、前記締結具は前記チューブ固定部と前記雄コネクターと係合する係合部を有し、前記締結具接続部と前記係合部は互いに回転方向に係合し、前記締結具にはX線不透過性を付与し、前記チューブ固定部に少なくとも2つの切欠きを有することを特徴とする医療用チューブ継手。
【選択図】図7
Description
本発明は、医療用チューブ継手に関するものである。
従来、手術後の患者の体内に医療用チューブを留置し、チューブの端部には吸引および吸引物の貯留をする機器を接続し、滲出液のドレナージが実施されている。このような医療用チューブと医療用機器の接続は、医者または看護士の手によって医療現場で実施されるため、予め接着剤等により強固に接続しておくことができないし、工具を必要とする接続方法は好ましくない。このため、主にチューブ内径よりわずかに大きい外径を有する雄コネクターを機器側に設け、雄コネクターにチューブを差し込んで接続する方法が多くとられている。
このような接続方法ではコネクターとチューブの接続部の接続強度はチューブの内外径と雄コネクターの内外径の関係が大きく影響する。チューブの内径に対してより大きな外径を有する雄コネクターの方が接続部の接続強度はより大きいため、高い安全性が期待できる。しかし、逆に接続し難くなるため現場での取扱が困難になり、チューブとコネクターの接続強度に自ずと実使用可能な限界値が生じる。
チューブとコネクターの接続については、使用時に簡単に抜けたりしないように様々な工夫が凝らされているが、実際にはチューブとコネクターの接続部が外れてしまうことがあり、まだ不十分である。また、上記のような接続方法では各部品の寸法のバラツキに大きく依存し、チューブ内径が大きいと接続強度は小さくなってしまい、接続部が使用中に外れてしまうリスクが増大する問題をはらんでいる。
接続に接着剤や工具を用いることなく、医療用チューブと医療用機器との強固な接続を確保する医療用チューブ継手を提供することである。
本発明は、
(1)雄コネクターと締結具からなる医療用チューブ継手であって、前記雄コネクターは 、チューブ接続部と締結具接続部と医療機器接続部からなり、前記チューブ接続部 は、前記雄コネクター先端側から後端側に拡径したテーパー部を有することを特徴 とする医療用チューブ継手、
(2)前記締結具は、前記チューブ固定部と前記雄コネクターとの係合部を有する(1)記載の医療用チューブ継手、
(3)前記締結具接続部と前記係合部は、互いに回転方向に係合する(1)又は(2)記載の医療用チューブ継手、
(4)前記締結具にX線不透過性を付与した(1)〜(3)いずれか記載の医療用チューブ継手、
(5)前記チューブ固定部は、少なくとも2つの切欠きを有する(1)〜(4)いずれか記載の医療用チューブ継手、
(6)前記医療用機器接続部が医療用吸引器と接続される(1)〜(5)いずれか記載の医療用チューブ継手、
である。
(1)雄コネクターと締結具からなる医療用チューブ継手であって、前記雄コネクターは 、チューブ接続部と締結具接続部と医療機器接続部からなり、前記チューブ接続部 は、前記雄コネクター先端側から後端側に拡径したテーパー部を有することを特徴 とする医療用チューブ継手、
(2)前記締結具は、前記チューブ固定部と前記雄コネクターとの係合部を有する(1)記載の医療用チューブ継手、
(3)前記締結具接続部と前記係合部は、互いに回転方向に係合する(1)又は(2)記載の医療用チューブ継手、
(4)前記締結具にX線不透過性を付与した(1)〜(3)いずれか記載の医療用チューブ継手、
(5)前記チューブ固定部は、少なくとも2つの切欠きを有する(1)〜(4)いずれか記載の医療用チューブ継手、
(6)前記医療用機器接続部が医療用吸引器と接続される(1)〜(5)いずれか記載の医療用チューブ継手、
である。
本発明の締結具は、チューブの内側だけでなく、チューブの外側を拘束することにより、接着剤や工具を用いることなく、またチューブ寸法のロット毎のバラツキに対しても安定して強固な接続強度を確保できる。チューブの内側に雄嵌合するコネクターの場合、チューブの内外径が寸法公差中央値以下のときは、チューブに内嵌合するコネクターとの接続強度は特に問題ないが、チューブの内外径が公差上限に近いときは、従来のチューブ内側のみの嵌合では接続強度の低下は避けられない。これに対し、本発明はチューブに外嵌合する締結具のため、チューブ外径側の拘束力が加算され、チューブの接続強度低下が抑えられる利点がある。
以下、図をもとに本発明の詳細を説明する。
医療用チューブ継手は雄コネクター(1)と締結具(7)からなる。雄コネクター(1)はチューブ接続部(2)、締結具接続部(3)、医療機器接続部(4)からなる(図1)。チューブ接続部(2)はテーパー部(5)とテーパー部(5)の端にエッジ部(6)を有する(図1)。また、締結具(7)はチューブ固定部(8)と係合部(9)を有する(図2)。チューブ固定部(8)には切欠き(10)が設けられている(図3)。
締結具(7)は予め、チューブ(11)の外周に移動可能なように取付けられる。締結具(7)のチューブ固定部(8)の最小内径はチューブ(11)の外径よりもわずかに小さいため、チューブ(11)の長手方向を垂直に向けても締結具(7)が自重で落下することはない。ただ、チューブ(11)から締結具(7)が外れて、患者の体内に落下する危険性を考慮し、締結具(7)の全体もしくは一部にX線不透過性を有する材料を用いることが好ましい。
実使用においては、まず、チューブ(11)を個々の手技、症例に合わせて適当な長さに切断した後、チューブ(11)の端に雄コネクター(1)のチューブ接続部(2)をチューブ(11)の端が突当て(12)に接するまで差し込む(図4)。チューブ接続部先端の外径は、チューブ(11)内径よりわずかに小さいのが挿入性の点からより好ましい。また、締結具(7)のチューブ固定部(8)には、切欠き(10)を設けるのが挿入性の点からより好ましい。さらに、テーパー部(5)の端のエッジ部(6)の外径はチューブ(11)の内径よりもわずかに大きいのが固定性の点からより好ましい。
次に、締結具(7)を雄コネクター(1)の突当て(12)まで押し込み(図5)、締結具(7)の係合部(9)を雄コネクター(1)の締結具接続部(3)に係合する(図6)。雄コネクター(1)と締結具(7)を係合させた時、チューブ固定部(8)とテーパー部(5)は、互いに長手方向に重複する位置関係となるのが好ましく、さらにチューブ固定部(8)直下のテーパー部(5)の外径は、チューブ(11)内径よりわずかに大きいのが好ましい。この状態で雄コネクター(1)と締結具(7)によりチューブ(11)内側と外側を拘束することにより、チューブ(11)の医療機器からの抜けを防止する。
本発明の活用例として、医療用のカテーテルと医療機器の接続用途などに適用できる。
1 雄コネクター
2 チューブ接続部
3 締結具接続部
4 医療機器接続部
5 テーパー部
6 エッジ部
7 締結具
8 チューブ固定部
9 係合部
10 切欠き
11 チューブ
2 チューブ接続部
3 締結具接続部
4 医療機器接続部
5 テーパー部
6 エッジ部
7 締結具
8 チューブ固定部
9 係合部
10 切欠き
11 チューブ
Claims (6)
- 雄コネクターと締結具からなる医療用チューブ継手であって、前記雄コネクターは、チューブ接続部と締結具接続部と医療機器接続部からなり、前記チューブ接続部は、前記雄コネクター先端側から後端側に拡径したテーパー部を有することを特徴とする医療用チューブ継手。
- 前記締結具は、前記チューブ固定部と前記雄コネクターとの係合部を有する請求項1記載の医療用チューブ継手。
- 前記締結具接続部と前記係合部は、互いに回転方向に係合する請求項1又は2記載の医療用チューブ継手。
- 前記締結具にX線不透過性を付与した請求項1〜3いずれか記載の医療用チューブ継手。
- 前記チューブ固定部は、少なくとも2つの切欠きを有する請求項1〜4いずれか記載の医療用チューブ継手。
- 前記医療用機器接続部が医療用吸引器と接続される請求項1〜5いずれか記載の医療用チューブ継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003312305A JP2005080670A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 医療用チューブ継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003312305A JP2005080670A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 医療用チューブ継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005080670A true JP2005080670A (ja) | 2005-03-31 |
Family
ID=34413596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003312305A Pending JP2005080670A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 医療用チューブ継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005080670A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105343947A (zh) * | 2015-12-10 | 2016-02-24 | 司文涛 | 一种体腔冲洗引流连接装置 |
JP2017153728A (ja) * | 2016-03-02 | 2017-09-07 | 株式会社ジェイ・エム・エス | 穿刺針用コネクタ及び連結管 |
-
2003
- 2003-09-04 JP JP2003312305A patent/JP2005080670A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105343947A (zh) * | 2015-12-10 | 2016-02-24 | 司文涛 | 一种体腔冲洗引流连接装置 |
JP2017153728A (ja) * | 2016-03-02 | 2017-09-07 | 株式会社ジェイ・エム・エス | 穿刺針用コネクタ及び連結管 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN112704801A (zh) | 导丝管理装置及其方法 | |
JP2735690B2 (ja) | 交換可能なガイドワイヤ | |
US20050154373A1 (en) | Drain with occlusion removing structure | |
JP2018508270A5 (ja) | ||
CA2450251A1 (en) | Torqueable soft tip medical device and method of usage | |
WO2009100129A3 (en) | Crossing occlusions in blood vessels | |
CA2576423A1 (en) | Sterile tubing sheath | |
US10035011B2 (en) | Catheter attachment mechanism | |
JP2006204476A (ja) | 内視鏡用処置具 | |
KR101145404B1 (ko) | 혈관 문합 장치 | |
JP2005080670A (ja) | 医療用チューブ継手 | |
KR101696696B1 (ko) | 오버튜브 및 그 사용법 | |
JP2017506526A (ja) | 固定インプラント装置、システム、キット、および方法 | |
JP2015156956A (ja) | カテーテル | |
JP2007195851A (ja) | チューブ接続コネクタ | |
JP2009131398A (ja) | 内視鏡用バルーンの装着補助具、内視鏡用バルーン装着キット、及び、内視鏡システム | |
KR200488954Y1 (ko) | 의료용 흡입기의 배액세트 | |
TWI571232B (zh) | 金屬絲穿繞導引器 | |
CN213189933U (zh) | 一种胆道扩张导管 | |
TWI839095B (zh) | 醫療裝置經腔導入系統和方法 | |
CN210932938U (zh) | 一种可连接注射器及引流袋一体式输尿管导管 | |
EP2555823A1 (en) | Hub for loop tip devices | |
JP2007190240A (ja) | 締結具 | |
JP3446353B2 (ja) | ドレナージ用具 | |
JP2007222195A (ja) | 雄コネクタ |