JP2005080180A - 傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】映像の歪補正のために投射面のプロジェクタの投射光軸に対する垂直および/または水平方向の傾斜角度を低コストで測定できる傾斜角度測定装置を有するプロジェクタを提供する。
【解決手段】投影装置20の投射レンズ21から均一な高輝度光を投射面に投射し、投射光軸27から所定の間隔をおいてプロジェクタ10の前壁面に設けられた1個のピンホール51を通して、内部の基準線29上に一列に配置された中央、並びに両端の3箇所の光強度測定センサ52で反射光を受光し、受光強度解析傾斜角度算定部53が光強度測定結果から、基準線を横軸とし光強度を縦軸としたときの各位置の光強度の棒グラフの先端を結ぶ2次曲線を算出し、その2次曲線の頂点の横軸上の位置とピンホール51とを結ぶ直線とピンホール51を通る投射光軸に平行な直線とのなす角度を投射面70と投射光軸27に垂直な面との傾斜角度として画面の歪をなくするように画像制御部23を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明はプロジェクタに関し、特に使用するプロジェクタの投影装置の投射光軸と投射面との傾斜角度を算定するための傾斜角度測定装置を有するプロジェクタに関する。
液晶技術やDLP(登録商標)(デジタルライトプロセッシング)技術の急速な進展に伴うプロジェクタの小型化・高性能化により、画像投射を目的とするプロジェクタの用途も拡大し、家庭内でのディスプレイ型テレビに代わる大型の表示装置としても注目されている。
しかし、プロジェクタはディスプレイ型テレビと違って映像面がスクリーンであったり壁であったりするためにプロジェクタの投射光軸と投射面との相対関係によって映像に歪を生ずるという問題点がある。液晶プロジェクタの据付角度の検出手段と液晶プロジェクタと投射対象との間の距離を検出する距離検出手段を有し、両検出結果から算出された角度によって液晶表示ユニットの角度を調整する方法が開示されている(特許文献1参照)。この場合液晶表示ユニットの角度を機械的に調整する必要がある。また、角度制御可能なレーザポインタの光点を曲面のスクリーンに投影し、一方、計測用点画像を生成してプロジェクタからスクリーンに投影し、カメラで撮影して光点と点画像との位置計測を行って点画像を移動しながら両点が一致したときに点画像のフレームメモリ上の画素座標を光点の入力画像上の座標に置換して座標変換パラメータメモリに設定する歪補正方法が開示されている(特許文献2参照)。この場合レーザポインタの角度を制御する必要があり、構造が複雑となる。
一方、スクリーンのプロジェクタの投射光軸に対する垂直方向および水平方向の傾斜がわかればプロジェクタのフレームメモリの座標を変換したりすることによって歪のない映像をスクリーンに投影する技術は実用化されている。このため特に歪みの原因となりやすい垂直方向の傾斜を測定するために、スクリーンが垂直に設置されているという前提でプロジェクタの垂直の傾きを重力センサで検知し、その傾きに見合った歪み補正を行うプロジェクタは既に開示されて発売されている(特許文献3参照)。
特開平9−281597号公報 特開2001−169211号公報 特開2003−5278号公報
しかし、特許文献3に記載の方法はスクリーンが垂直に設置されているという前提であり、スクリーンが垂直に設置されていない場合やプロジェクタの投射光軸に対し水平方向に傾斜している場合には正確な歪み補正を行うことができないという問題がある。本発明者は、映像の歪補正のためにスクリーンの液晶プロジェクタの投射光軸に対する垂直方向および水平方向の傾斜角度をレーザポインタと撮像素子を有するデジタルカメラを用いて正確に測定できる傾斜角度測定装置を有する液晶プロジェクタを発明して特願平2003−143501号で出願した。特願平2003−143501号で開示された傾斜角度測定装置はスクリーンに対するプロジェクタの角度を正確に取得する手段としては非常に優れているが、その構成機器に撮像素子を有するデジタルカメラを用いるためにコストが高くなっている。
本発明の目的は、映像の歪補正のためにプロジェクタの投射光軸に対するスクリーンの垂直方向および水平方向の傾斜角度を低コストで測定できる傾斜角度測定装置を有するプロジェクタを提供することにある。
本発明の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタは、
プロジェクタの投影装置の投射光軸と投射面との傾斜角度を算定する傾斜角度測定装置を有し、算定した傾斜角度に従って表示部の出力映像を制御することにより投射面の画像の歪を補正するプロジェクタにおいて、投影装置は、その投影装置の投射レンズから均一な高輝度光を投射面に投射する高輝度光出力機能を有し、傾斜角度測定装置は、壁面に設けられた1個の導光部と少なくとも3個の光強度測定センサと受光強度解析傾斜角度算定部とを有している。
導光部は、傾斜角度が求められる投射光軸を含む基準面に対して垂直方向にその投射光軸から所定の間隔をおいてプロジェクタの前壁面に設けられており、光強度測定センサは、プロジェクタ内部に、導光部を通過する高輝度光の投射面からの反射光を受光するように、基準面に平行な面と投射光軸に垂直な面との交線である基準線上に一列に設けられ、少なくとも基準面に対し投射光軸の垂直上方にある中央、並びに両端の3箇所に配置されている。
受光強度解析傾斜角度算定部は、少なくとも3箇所の光強度測定センサの光強度測定結果から、基準線を横軸とし光強度を縦軸としたときの測定された各位置における光強度のグラフの先端を結ぶ近似2次曲線を算出し、その2次曲線の頂点の横軸上の位置と導光部とを結ぶ直線とその導光部を通る投射光軸に平行な直線とのなす角度を、基準面上での投射面と投射光軸に垂直な面との傾斜角度として、表示部の出力映像を制御する。
即ち、二次曲線の頂点を求めることで基準線上の光強度が最大となる点を求め、その点と導光部とを結ぶ線は投射面と直交しているとして傾斜角度を算定する。基準面は水平であっても垂直であってもよく、水平と垂直のそれぞれに対して導光部と光強度測定センサを有していてもよい。
本発明は、容易に投影装置の投射光軸と投射面との垂直方向および/または水平方向の傾斜角度を算出できるので、表示部の映像の画素への配置を移動させることによって投射面に投射された画像を正しい状態に修正することができるという効果がある。
これは、投影装置の投射レンズから均一な高輝度光を投射面に投射し、傾斜角度が測定される投射光軸を含む基準面に垂直方向に投射光軸から所定の間隔をおいてプロジェクタの前壁面に設けられた1個の導光部を通して、プロジェクタ内部の基準面に平行な基準線上に一列に配置された少なくとも中央、並びに両端の3箇所の光強度測定センサで反射光を受光し、受光強度解析傾斜角度算定部が少なくとも3箇所の光強度測定センサの光強度測定結果から、基準線を横軸とし光強度を縦軸としたときの測定された各位置の光強度の棒グラフの先端を結ぶ近似2次曲線を算出し、その2次曲線の頂点の横軸上の位置と導光部とを結ぶ直線と導光部を通る投射光軸に平行な直線とのなす角度を、基準面上での投射面と投射光軸に垂直な面との傾斜角度として画面の歪をなくするように画像表示部を制御できるからである。
また、本発明の傾斜角度測定装置は低いコストで構成できるという効果がある。これはコストの高い撮像素子を有するデジタルカメラを使用せずコストの安い光強度測定センサを3個使用すれば測定可能な構成となっているからである。
次に、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図であり、図2は本発明の第1の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式図であり(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図であり、図3は投影装置から投射面に投射された均一な高輝度光の反射光の状態を示す模式図であり(a)は投射光軸と投射面との傾斜角度が90°の状態、(b)は第1の傾斜角αの場合、(c)は第1の傾斜角よりも小さい第2の傾斜角βの場合であり、(d)は投射面に対する光線の入射角度と反射光線の反射角度による光強度の分布であり、図4は横軸を基準線として示した光強度測定センサの位置と、縦軸を光強度測定センサの計測した光強度としたときの光強度の棒グラフの先端を結ぶ二次曲線を示す模式図であり、(a)は投射光軸と投射面との傾斜角度が90°の状態、(b)は第1の傾斜角の場合、(c)は第2の傾斜角の場合である。ここでは導光部をピンホールとして説明するが、後述のように光学レンズであってもよい。
本発明のプロジェクタ10は、投影装置20の投射光軸27と投射面70との傾斜角度を算定する傾斜角度測定装置30を有しており、算定した傾斜角度に従って表示部22の出力映像を制御することにより投射面70の画像の歪を補正する。
投影装置20は、投射レンズ21から均一な高輝度光を投射面70に投射する高輝度光出力機能を有しており、傾斜角度測定装置30は、傾斜角度が測定される投射光軸27を含む基準面28から垂直方向に所定の間隔をおいてプロジェクタ10の前面に設けられたピンホール51と、そのピンホール51を通過する投射面70からの高輝度光の反射光32を受光するようにプロジェクタ10の内部に基準面28に平行で投射光軸27に垂直な面との交線である基準線29上に一列に設けられ、基準面28に対し投射光軸27の垂直上方にある中央、並びに両端の少なくとも3箇所に配置された光強度測定センサ52(52C、52R、52L)と、受光強度解析傾斜角度算定部53とを備えており、受光強度解析傾斜角度算定部53は、少なくとも3箇所の光強度測定センサ52の光強度測定結果から、基準線29を横軸とし光強度を縦軸としたときの測定された各位置の光強度の棒グラフの先端を結ぶ近似2次曲線81を算出し、その2次曲線81の頂点82の基準線29上の位置とピンホール51とを結ぶ直線とピンホール51を通る投射光軸27に平行な直線とのなす角度を、基準面28上での投射面70と投射光軸27に垂直な面との傾斜角度として、表示部22の出力映像を制御する。
次に、本発明の第1の実施例について図面を参照してさらに詳細に説明する。第1の実施例の主要な構成と動作は上述の最良の実施の形態と同じである。図1に示されるようにプロジェクタ10は投射レンズ21と表示部22を有する投影装置20と、表示部22の映像を制御する画像制御部23と、傾斜角度測定装置30と、全体の動作を制御するCPU60とを備える。投影装置20は、傾斜角度測定時に投射レンズ21から最高輝度の白となるような均一な高輝度光を映像として投射面70に投射する高輝度光出力機能を有しており、傾斜角度測定装置30はプロジェクタ10の前壁面に設けられたピンホール51と、ピンホール51から入光した投射面70からの高輝度光の反射光32を受光する3個の光強度測定センサ52と、3個の光強度測定センサ52が測定した光強度を解析して投射面70に対する投影装置20の垂直または水平方向の傾斜を算出する受光強度解析傾斜角度算定部53とを備える。光強度測定センサ52としては例えばフォトトランジスタが使用される。
プロジェクタ10は液晶プロジェクタでもDLP(登録商標)(デジタルライトプロセッシング)方式のプロジェクタであっても本発明は適用でき、液晶プロジェクタの場合の表示部22は液晶表示部となり、DLP方式のプロジェクタの場合の表示部22はDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)表示部、カラーホイール、光源を備える。
図2に示されるようにピンホール51は、傾斜角度が求められる投射光軸27を含む基準面28に対して垂直方向に投射光軸27から所定の間隔をおいてプロジェクタ10の筐体の前壁面に設けられ、光強度測定センサ52は、プロジェクタ10の筐体の内部に、ピンホール51を通過する高輝度の投射光31の投射面70からの反射光32を受光するように、基準面28に平行な面と投射光軸27に垂直な面との交線である基準線29上に一列に設けられ、基準面28に対し投射光軸27の垂直上方にある中央、並びに左右両端の3箇所に配置されている。光強度測定センサ52は少なくとも3個があれば傾斜角度が求められるが、中間にさらに設けることにより精度の向上を図ることができる。
図3(d)の左側に示すように、投射光31の方向と投射面70とが直交していれば入射方向で最も強い反射光32が得られ反射角度に対応して光強度は減少する。図3(d)の右側に示すように、投射光31の方向と投射面70とが傾斜していれば投射面70に対し投射光31と対称な方向で最も強い主反射光33が得られこの方向からの乖離に対応して光強度は減少する。従って光軸27の方向と主反射光33の方向との間の角度が特定できれば、この角度が基準面28上の光軸27に垂直な面と投射面70と間の傾斜角となる。
従って、図3(a)に示すように投射光軸37が投射面70と直交していれば、中央の光強度測定センサ52Cの光強度が最も強くなり、左右の光強度測定センサ52L、52Rが中央の光強度測定センサ52Cを中心に対称に配置されているとすれば、左右の光強度測定センサ52L、52Rの光強度は同じ値で中央の光強度測定センサ52Cよりも弱くなる。基準線29を横軸としそれぞれの光強度を縦軸として表示すると図4(a)となる。図3(b)に示すように投射光軸37が投射面70と第1の角度αで交差しており、仮に左の光強度測定センサ52Lとピンホール51を結ぶ反射光32と投射面70とのなす角度と中央の光強度測定センサ52Cとピンホール51を結ぶ反射光32と投射面70とのなす角度とが同じと仮定すれば、中央の光強度測定センサ52Cの光強度と左の光強度測定センサ52Lの光強度が同じとなり、右の光強度測定センサ52Rの光強度がそれよりも弱くなる。基準線29を横軸としそれぞれの光強度を縦軸として表示すると図4(b)となる。図3(c)に示すように投射光軸37が投射面70と第1の角度αよりも少ない第2の角度βで交差し、左の光強度測定センサ52Lに投射面70からの主反射光33が入射しているとすれば、左の光強度測定センサ52Lの光強度が最も強く、中央の光強度測定センサ52Cの光強度がそれよりも弱く、右の光強度測定センサ52Rの光強度がそれよりもさらに弱くなる。基準線29を横軸としそれぞれの光強度を縦軸として表示すると図4(c)となる。
受光強度解析傾斜角度算定部53は、中央と両端との3箇所の光強度測定センサ52の光強度測定結果から、例えばラグランジュの補完公式により図4に示すように基準線29を横軸とし光強度を縦軸としたときの測定された各位置の光強度の棒グラフの先端を結ぶ2次曲線81を算出し、その2次曲線81の頂点82の横軸上の位置を求める。図3に示されるようにピンホール51を経由する反射光32が投射光31と一致する、即ち投射光31と投射面70とが直交するときに反射光32は最大になる。従って2次曲線81の頂点82の横軸上の位置とピンホール51とを結ぶ反射光32、即ち投射光31と投射面70とが直交しているので、横軸上の頂点82の位置とピンホール51とを結ぶ直線とそのピンホール51を通る投射光軸27に平行な直線とのなす角度を基準面28上での投射面70と投射光軸27に垂直な面との傾斜角度として、表示部22の出力映像を制御する。
光強度測定センサ52が3個以上の場合は各位置の光強度を結ぶ近似2次曲線81を算出して頂点82を求めるが、多点を結ぶ近似2次曲線81を用いるので頂点82の位置の精度も向上する。
図5は複数の光強度測定センサ52の光強度から表示部22の出力映像を修正する過程を示す模式的流れ図である。受光強度解析傾斜角度算定部53が、3点の光強度測定センサ52の光強度から3点の光強度を通る二次曲線を生成し(ステップS1)、中央の光強度測定センサ52Cの位置と二次曲線の頂点の位置とのずれを算出し(ステップS2)、これを基に演算またはテーブル参照により投影装置20の光軸と投射面70との傾斜角度を生成し(ステップS3)、生成した傾斜角度を受けて画像制御部23はLSI制御パラメータを生成し(ステップS4)、プロジェクタ用画像処理LSIを制御することにより(ステップS5)、入力映像24が修正されて表示部22で出力映像25となる。この出力映像25は投射面70に投射されると入力映像24と相似の映像となる。この方法は投射面70が均一な明るさで照射されていることが望ましいが、実際には中心部ほど明るく照射される傾向にあるので、その分の補正も含めてステップS3では演算による角度算出よりもテーブルによる角度算出が望ましい。
これまでの説明では、水平方向の傾斜角度を測定することで説明してきたが、ピンホール51ならびに光強度測定センサ52の位置を投射光軸27を中心に90°回転させることにより垂直方向の傾斜角度を測定することが可能である。
また、ここでは導光部をピンホールとして説明したが、光学レンズであっても同様の測定を行うことができる。図6は導光部として凸レンズ56を使用した場合の投射面70からの反射光32の光強度測定センサ52への入光状態を示す模式図である。凸レンズ56を使用した場合においても、投射面70からの反射光32はピンホール51を使用した場合の投射面70からの反射光32と同じに光強度測定センサ52に入力する。
次に本発明の第2の実施例について説明する。図7は本発明の第2の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図である。第2の実施例では傾斜角度測定装置30に、機械の据付の心出しなどにも利用されている加速度検出素子を用いた傾斜センサ(Gセンサ)であって、重力の方向に対する傾斜角度を精密に測定し数値データとして出力する垂直方向傾斜センサ54が設けられている以外は第1の実施例と構成も動作も同じなので、同じ構成要素には同じ符号を付し同一の部分についての説明を省略する。
垂直方向傾斜センサ54が検出した垂直方向の傾斜角度は受光強度解析傾斜角度算定部53に入力され、受光強度解析傾斜角度算定部53では光強度測定センサ52で測定された光強度により水平方向の傾斜角度を算出するとともに、垂直方向傾斜センサ54が検出した垂直方向の傾斜角度と合わせて画像制御部23に出力し、画像制御部23は水平方向と垂直方向の傾斜を加味してLSI制御パラメータを生成する。この場合も受光部がピンホール51に代えて凸レンズ56であっても第1の実施例で説明したように同様の処理が行われる。
次に本発明の第3の実施例について説明する。図8は本発明の第3の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図であり、図9は本発明の第3の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式図であり(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は上面図である。
第3の実施例では、第1の実施例では水平方向の傾斜角度測定用のみであったピンホール51、3個の光強度測定センサ52に加えて、垂直方向の傾斜角度測定用のピンホール51’、3個の光強度測定センサ52’を有し、それぞれが受光強度解析傾斜角度算定部53に接続されている以外は第1の実施例と構成も動作も同じなので、同じ構成要素には同じ符号を付し同一の部分についての説明を省略する。
垂直方向の傾斜角度測定用の3個の光強度測定センサ52’が測定した光強度も受光強度解析傾斜角度算定部53に入力され、受光強度解析傾斜角度算定部53では光強度測定センサ54で測定された光強度より水平方向の傾斜角度を算出するとともに、光強度測定センサ54’で測定された光強度より垂直方向の傾斜角度を算出し、水平方向の傾斜角度と垂直方向の傾斜角度とを合わせて画像制御部23に出力し、画像制御部23は水平方向と垂直方向の傾斜を加味してLSI制御パラメータを生成する。この場合も受光部がピンホール51に代えて凸レンズ56であっても第1の実施例で説明したように同様の処理が行われる。
本発明の第1の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図である。 本発明の第1の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式図である。(a)は正面図である。(b)は側面図である。(c)は上面図である。 投影装置から投射面に投射された均一な高輝度光の反射光の状態を示す模式図である。(a)は投射光軸と投射面との傾斜角度が90°の状態である。(b)は第1の傾斜角の場合である。(c)は第1の傾斜角よりも小さい第2の傾斜角の場合である。(d)は投射面に対する光線の入射角度と反射光線の反射角度による光強度の分布である。 横軸を基準線として示した光強度測定センサの位置と、縦軸を光強度測定センサの計測した光強度としたときの光強度の棒グラフの先端を結ぶ二次曲線を示す模式図である。(a)は投射光軸と投射面との傾斜角度が90°の状態である。(b)は第1の傾斜角の場合である。(c)は第2の傾斜角の場合である。 複数の光強度測定センサの光強度から表示部の出力映像を修正する過程を示す模式的流れ図である。 導光部として凸レンズを使用した場合の投射面からの反射光の光強度測定センサへの入光状態を示す模式図である。 本発明の第2の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図である。 本発明の第3の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式的ブロック構成図である。 は本発明の第3の実施例の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタの模式図である。(a)は正面図である。(b)は側面図である。(c)は上面図である。
符号の説明
10 プロジェクタ
20 投影装置
21 投射レンズ
22 表示部
23 画像制御部
24 入力映像
25 出力映像
27 投射光軸
28 基準面
29 基準線
30 傾斜角度測定装置
31 投射光
32 反射光
33 主反射光
51、51’ ピンホール
52、52L、52C、52R、52’、52’L、52’C、52’R 光強度測定センサ
53 受光強度解析傾斜角度算定部
54 垂直方向傾斜センサ
56 凸レンズ
60 CPU
70 投射面
81 2次曲線
82 頂点
S1〜S5 ステップ

Claims (10)

  1. プロジェクタの投影装置の投射光軸と投射面との傾斜角度を算定する傾斜角度測定装置を有し、算定した傾斜角度に従って表示部の出力映像を制御することにより前記投射面の画像の歪を補正するプロジェクタにおいて、
    前記投影装置は、該投影装置の投射レンズから均一な高輝度光を前記投射面に投射する高輝度光出力機能を有し、前記傾斜角度測定装置は、壁面に設けられた1個の導光部と少なくとも3個の光強度測定センサと受光強度解析傾斜角度算定部とを有し、
    前記導光部は、前記傾斜角度が求められる前記投射光軸を含む基準面に対して垂直方向に該投射光軸から所定の間隔をおいて前記プロジェクタの前壁面に設けられ、
    前記光強度測定センサは、前記プロジェクタ内部に、前記導光部を通過する前記高輝度光の前記投射面からの反射光を受光するように、前記基準面に平行な面と前記投射光軸に垂直な面との交線である基準線上に一列に設けられ、少なくとも前記基準面に対し前記投射光軸の垂直上方にある中央、並びに両端の3箇所に配置され、
    前記受光強度解析傾斜角度算定部は、少なくとも3箇所の前記光強度測定センサの光強度測定結果から、前記基準線を横軸とし光強度を縦軸としたときの測定された各位置における光強度の棒グラフの先端を結ぶ近似2次曲線を算出し、該2次曲線の頂点の横軸上の位置と前記導光部とを結ぶ直線と該導光部を通る前記投射光軸に平行な直線とのなす角度を、前記基準面上での前記投射面と前記投射光軸に垂直な面との傾斜角度として、前記表示部の出力映像を制御することを特徴とする傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  2. 測定される傾斜角度が水平面上における前記投射光軸と前記投射面の傾斜角度であり、前記導光部が前記投射光軸に対し垂直方向に配置されている、請求項1に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  3. さらに、前記傾斜角度測定装置は前記プロジェクタの前記投射光軸を含む垂直面上における前記投射光軸の傾斜角度を検出する垂直方向傾斜センサを有し、該垂直方向傾斜センサで検出された垂直面上の傾斜角度と前記光強度測定センサを用いて算定された水平面上の傾斜角度とを組み合わせて前記表示部の出力映像が制御される、請求項2に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  4. 測定される傾斜角度が垂直面上における前記投射光軸と前記投射面の傾斜角度であり、前記導光部が前記投射光軸に対し水平方向に配置されている、請求項1に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  5. 測定される傾斜角度が水平面上の前記投射光軸と前記投射面の傾斜角度、および垂直面上の前記投射光軸と前記投射面の傾斜角度であり、前記導光部が前記投射光軸に対し垂直方向、および水平方向に配置され、それぞれに対して前記光強度測定センサが設けられている、請求項1に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  6. 前記高輝度光出力機能を有する出力部は画像制御部と液晶表示部とを有する、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  7. 前記高輝度光出力機能を有する出力部は画像制御部とDMD(デジタルマイクロミラーデバイス)表示部とカラーホイールと光源とを有する、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  8. 前記導光部が投射装置の壁面に設けられたピンホールである、請求項1から請求項7の何れか1項に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  9. 前記導光部が投射装置の壁面に設けられた光学レンズである、請求項1から請求項7の何れか1項に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。
  10. 前記光強度測定センサがフォトトランジスタである、請求項1から請求項9の何れか1項に記載の傾斜角度測定装置を有するプロジェクタ。


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