JP2005080061A - 画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 適正な画質で動画像から静止画像を生成すると共に、処理負荷を軽減することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】 動画撮影中に静止画撮影が指示された場合、N2個のフレーム画像データをフレームメモリに格納し(ステップ100)、N1(<N2)個のフレーム画像の動きベクトルを算出し(ステップ102)、設定された重み付け方法に従ってN1個のフレーム画像の動き量の総和mtを算出し(ステップ104)、算出した総和mtに応じて、静止画像を生成するためのフレーム画像の数をN0(<N1)、N1、N2個の中から決定し、その数のフレーム画像を用いて静止画像を生成する(ステップ106〜114)。算出した総和mtが大きいほど、すなわち被写体の動きの度合いが大きいほど、静止画像を生成するためのフレーム画像の数を多くして、静止画像を生成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像処理装置に係り、より詳しくは、撮影手段により撮影された画像を動画像して記録することができると共に、動画撮影中に静止画撮影することが可能な画像処理装置に関する。
従来より、静止画像の他、動画像を撮影可能な撮影装置が知られている。このような撮影装置のうち、動画撮影中にシャッターボタンを押下することにより、静止画像を記録媒体に記録することができるものがある。
このように動画撮影中に静止画撮影を行った場合において、動画像を構成する複数のフレーム画像のデータに基づいて高解像度の静止画像を生成するもの等、低解像度の画像から高解像度の画像を生成する技術が知られている(例えば特許文献1〜4参照)。
特開2000−244851号公報 特開平9−181951号公報 特開平8−154212号公報 特開2003−18398号公報
例えば引用例1に記載された技術では、連続した複数のフレーム画像の中からエッジ情報等に基づいて1枚の基準静止画となるフレーム画像を選択し、その他のフレーム画像の動きベクトルを演算する。そして、動きベクトルの演算結果に基づいて基準静止画の配置点とは異なる位置に配置して複数のフレーム画像を合成する。
しかしながら、このような処理により動画像から静止画像を生成する場合、計算量が膨大になってしまう場合があり、ハードウェア及びソフトウェアに大きな負荷がかかる場合がある。このため、廉価なデジタルカメラ等には搭載することができない場合がある、という問題があった。
本発明は、上記事実に鑑みて成されたものであり、適正な画質で動画像から静止画像を生成すると共に、処理負荷を軽減することができる画像処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、動画像データを構成する複数のフレーム画像データを記憶する記憶手段と、前記複数のフレーム画像データのうち予め定めた所定数のフレーム画像の各々について、前記フレーム画像の被写体の動き量を検出する動き量検出手段と、各フレーム画像について検出した動き量に基づいて、前記複数のフレーム画像データのうち、静止画像を生成するためのフレーム画像データの数を決定する決定手段と、決定された数のフレーム画像データに基づいて静止画像を生成する生成手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、記憶手段には、動画像データを構成する複数のフレーム画像データが記憶される。これは、例えば動画撮影中に静止画撮影された場合や、動画再生中に静止画記録の指示がなされた場合に、その時点からのフレーム画像データが複数記憶される。
動き検出手段は、複数のフレーム画像データのうち予め定めた所定数のフレーム画像の各々について、フレーム画像の被写体の動き量を検出する。これは、例えばフレーム画像を複数のブロックに分割し、分割したブロック毎に、過去のフレーム画像データの領域で最も近似するブロックを探索し、探索したブロックとのずれ量を算出することで求めることがでいる。
決定手段は、各フレーム画像について検出した動き量に基づいて、複数のフレーム画像データのうち、静止画像を生成するためのフレーム画像データの数を決定する。すなわち、被写体の動きの度合いに応じて、静止画像を生成するためのフレーム画像の数を変化させる。そして、生成手段は、決定された数のフレーム画像データに基づいて静止画像を生成する。
これにより、被写体の動きに応じた適切な数のフレーム画像から静止画像を生成することができ、処理負荷を軽減することができる。
例えば請求項2に記載したように、前記動き検出手段は、各フレーム画像について、前記フレーム画像を所定数に分割した分割領域毎に動き量を検出し、前記決定手段は、検出した各フレーム画像の各分割領域の動き量の総和を求める総和演算手段を含み、前記総和が多くなるに従って、前記静止画像を生成するためのフレーム画像データの数を多くすることができる。
このように、各フレーム画像の動き量の総和を求め、この総和が多くなるに従って静止画像を生成するためのフレーム画像データの数を多くすることにより、総和が多い場合、すなわち被写体の動きが激しい場合には、多くのフレーム画像を用いて静止画像を生成することで良好な画質の静止画像を生成することができ、総和が少ない場合、すなわち被写体の動きが少ない場合には、少ない数のフレーム画像を用いて静止画像を生成するため、処理負荷を最小限に抑えることができる。
また、請求項3に記載したように、前記総和演算手段は、前記分割領域毎に重みを付与して前記総和を求めるようにしてもよい。
例えば、請求項4に記載したように、前記総和演算手段は、前記フレーム画像の中心部に向かうに従って分割領域の重みを多くして前記総和を求めることができる。
被写体が中心部に存在することが明らかな場合には、このようにフレーム画像の中心部に向かうに従って分割領域の重みを多くすることにより、動きの度合いを適切に把握することができ、静止画像を生成するためのフレーム画像の数を適切に決定することができる。
また、請求項5に記載したように、前記決定手段は、前記被写体の形状を抽出する形状抽出手段をさらに備え、前記総和演算手段は、抽出された前記被写体の形状の部分の重みを多くして前記総和を求めるようにしてもよい。
被写体が大きく動くような場合には、このように被写体の形状を抽出し、抽出した形状の部分の重みを多くして総和を求めることにより、動きの度合いを適切に把握することができ、静止画像を生成するためのフレーム画像の数を適切に決定することができる。
以上説明したように、本発明によれば、適正な画質で動画像から静止画像を生成すると共に、処理負荷を軽減することができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、本実施形態では、デジタルスチルカメラに本発明を適用した場合について説明するが、デジタルビデオカメラや、カメラ付き携帯電話等の撮影機能を備えた携帯端末装置にも適用可能である。
図1に示すように、本実施形態に係るデジタルスチルカメラ(以下、デジタルカメラと称す)10は、被写体像を結像させるためのレンズを含んで構成された光学ユニット12と、光学ユニット12の光軸後方に配設されたCCD(Charge Coupled Device)13と、CCD13から出力されたアナログ信号の画像信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ14と、光学ユニット12のレンズを駆動するレンズ駆動部及びCCD13を駆動するCCD駆動部を含んで構成される駆動部15と、デジタルカメラ10の撮影によって得られた画像や各種情報を表示するためのLCD16と、撮影者によって操作される操作部18と、主としてCCD13による撮影によって得られたデジタル画像データを一時的に記憶する主記憶装置としてのSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)20と、各種プログラム、パラメータなどが予め記憶された外部ROM22と、デジタルカメラ10全体の動作を司る主制御部24と、を備えて構成されている。なお、SDRAM20はメインメモリとして機能する。
なお、操作部18としては、静止画や動画撮影の実行を指示する際に操作されるシャッターボタン、静止画撮影モード、動画撮影モード、及び再生モードの何れかを選択するために操作される撮影モード選択手段としてのモード切替スイッチ、各種パラメータを設定したり、再生モード選択時には再生対象の画像を指定するために操作されるカーソルボタン、本デジタルカメラ10の電源をON/OFFするために操作される電源スイッチなどが含まれる。
また、主制御部24は、A/Dコンバータ14から入力されたデジタル信号に対して種々の処理を施す画像信号処理部30と、撮影者による操作部18の操作状況に応じて、デジタルカメラ10の全体的な動作を制御するCPU32と、駆動部15及び操作部18等との入出力制御を行う入出力ポート34と、画像データを静止画像の処理に適した所定形式(例えばJPEG形式)に従って圧縮・伸張し、符号化する静止画像処理部36と、画像データを動画像の処理に適した所定形式(例えばMPEG形式)に従って圧縮・伸張し、符号化すると共に、詳細は後述するが、動画撮影中に静止画撮影が指示された場合に動画像データから静止画像データを生成する動画像処理部37と、SDRAM20に対するデータの読み書きやROM22に対するデータの読み込みを制御するメモリコントローラ38と、比較的小容量の内蔵RAM40と、DMA(Direct Memory Access)転送を行うためのDMAコントローラ(DMAC)42と、デジタルカメラ10とUSBケーブルなどの所定のケーブルを介して接続されたパーソナルコンピュータやプリンタ等の外部機器と各種データの送受信を行うための外部通信制御部44と、LCD16に画像を表示させるLCD信号処理部46と、記録メディアに対して各種データの読み書きを制御するメディア制御部48と、がバス50によって各々接続されて構成されている。
なお、本実施の形態では、主制御部24は、1チップLSI(Large Scale Integrated circuit)として構成されており、これによってデジタルカメラ10の小型化、高信頼性化、及び低コスト化が図られている。
光学ユニット12は、図示しないズームレンズ群及びフォーカスレンズを有し、且つそれぞれを光軸方向に移動させるレンズ移動機構を備え、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されている。
光学ユニット12は、駆動部15の制御により、所望のズーム倍率になるようにズームレンズ群が光軸方向に移動され(焦点距離可変レンズ)、レンズを通過した被写体像を示す入射光がCCD13の受光面上に結像するように、フォーカスレンズが光軸方向に移動される(オートフォーカス(AF)機構)ようになっている。これにより、CCD13では、光学ユニット12のレンズを通過した被写体像を示す入射光に基づき被写体を撮影して被写体像を示すアナログ画像信号を出力する。
なお、本実施の形態では、合焦制御として、撮影によって得られた画像のコントラストが最大となるようにレンズ位置を調整する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用しており、撮影エリア内の予め定められた位置(AFフレーム)に存在する被写体に焦点が合うように、自動的に合焦制御が行われるようになっている。具体的には、撮影者による操作部18のモード切替スイッチの操作により、静止画を撮影するための静止画撮影モードが選択されている場合には、シャッターボタンが半押しされることによって、自動的に合焦制御が行われる。一方、動画を撮影するための動画撮影モードが選択されている場合には、シャッターボタンが全押しされて、撮影が開始された後、連続的に合焦制御が行われるようになっている。
CCD13の出力端は、A/Dコンバータ14と接続されている。すなわち、A/Dコンバータ14は、CCD13により撮影されて出力された被写体像を示すアナログ画像信号をデジタル画像データ(以下、「CCDデータ」という)に変換する。A/Dコンバータ14の出力端は、画像信号処理部30と接続されており、CCDデータは、メモリコントローラ38を介してDMA転送により一旦SDRAM20に格納される。
画像信号処理部30は、一旦SDRAM20に格納されたCCDデータをDMA転送により読み出し、撮影モード等に応じて必要サイズにするべくリサイズ処理を行う。また、例えば光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理等の各種画像処理を行う。そして、画像処理が施された画像データに対してYC変換処理を行うことにより、R,G,Bのデジタル画像データから輝度データYとクロマデータCr、Cb(以下、「YCデータ」という)を生成し、このYCデータは、メモリコントローラ38を介して、SDRAM20に一旦格納される。
このSDRAM20に格納されたYCデータは、メモリコントローラ38を介して画像信号処理部30によりDMA転送により読み出されて、静止画像処理部36に入力される。静止画像処理部36は、入力されたYCデータを例えばカラー静止画符号化の国際標準であるJPEG方式により圧縮符号化する。静止画像処理部36により圧縮された圧縮データは、メディア制御部48を介して、DMA転送により一旦SDRAM20に格納され、デジタルカメラ10に装填された図示しない記録メディアに記録される。
なお、記録メディアとしては、スマートメディア、PCカード、マイクロドライブ、マルチメディアカード(MMC)、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどの種々の形態が可能であり、使用されるメディアに応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。
また、SDRAM20に格納されたYCデータは、メモリコントローラ38を介して画像信号処理部30により読み出されて、LCD信号処理部46に入力される。
LCD信号処理部46は、図示しないビデオエンコーダを備えており、入力されたYCデータをNTSC(National TV Standards Committee)信号に変換する。また、LCD信号処理部46は、LCD16と接続されており、変換したNTSC信号をLCD16に供給することで、LCD16に画像を表示させる。
また、CCD13から出力される画像信号に基づくYCデータが定期的に書き換えられ、そのYCデータから生成される映像信号がLCD16に供給されることにより、CCD13がとらえる被写体像が略リアルタイムに動画像として、或いは連続した画像としてLCD16に表示される。すなわち、LCD16は、電子ビューファインダとして利用でき、撮影者は、通常の光学ファインダ(図示省略)だけでなく、このLCD16の表示画像(所謂スルー画像)によっても、撮影画角を確認することができる。そして、シャッタスイッチの押下操作など所定の記録指示(撮影指示)操作に呼応して、記録用のデジタル画像データの取り込みが開始される。
また、画像再生時には、メディア制御部48により、記録メディアに記憶された再生対象とする圧縮データが読み出されて、静止画像処理部36により伸長された後、LCD信号処理部46に転送される。これにより、撮影により取得し、記録メディアに記憶した圧縮データに基づく画像をLCD16に再生表示することができる。
また、デジタルカメラ10は、静止画撮影モードによって静止画像を例えばJPEG方式によって圧縮して記録メディアに記録することができる他、動画撮影モードによって動画像を記録メディアに記録することができる。
動画像は、例えばQVGAサイズ(320×240ピクセル)やVGAサイズ(640×480ピクセル)等のように比較的小さなサイズで記録され、静止画像は、QVGAサイズやVGAサイズの他に、SVGAサイズ(800×600ピクセル)、XGAサイズ(1024×768ピクセル)、SXGAサイズ(1280×1024ピクセル)等の大きなサイズで記録することができる。
本実施形態では、動画撮影モードでは、所謂MPEG(Moving Picture coding Experts Group)方式によって動画像を圧縮符号化する。なお、所謂モーションJPEG方式によって動画像を圧縮符号化してもよい。モーションJPEG方式は、撮影画像を所定時間毎にJPEG方式によって圧縮して記録し、この複数の静止画像を連続して再生することで動画表示を実現する方式である。モーションJPEG方式では、動画撮影モードにおける1つ1つのフレーム画像の処理は、静止画撮影モードによる撮影の場合と同様であり、撮影時間に応じた複数の静止画像の画像データに基づいて動画像データが生成され、記録メディアに記録される。
また、デジタルカメラ10は、動画撮影モードで動画撮影中に、シャッターボタンを押下することにより、静止画撮影を行うこともできる。この場合、動画像データから静止画像データを生成する。
図2には、動画像処理部37の概略ブロック図を示した。動画像処理部37は、動画像圧縮部52、フレームメモリ54、及び静止画像生成部56を含んで構成されている。
動画像圧縮部52は、MPEG方式に従って、入力されたYCデータを圧縮符号化し、圧縮データとして出力する。圧縮データは、順次一旦SDRAM20に記憶され、図示しない記録メディアに記録される。
また、動画像圧縮部52は、動画撮影中にシャッターボタンが押下されて静止画撮影が指示された場合には、通常の動画圧縮処理を行うと共に、その時点のYCデータから予め定めたN2個のYCデータをフレームメモリ54に順次格納する。
静止画像生成部56は、詳細は後述するが、フレームメモリ54に記憶されたN2個以下で且つN0個よりも多いN1個のYCデータに基づくフレーム画像の動きベクトルを算出し、算出したN1個分のフレーム画像の動きベクトルに基づいて、静止画像を生成するためのフレーム画像の数をN0、N1、N2の中から選択する。そして、選択した数のフレーム画像に基づいて静止画像を生成する。なお、N0、N1、N2の関係は、図3に示すように、N0<N1<N2となっており、例えばN1はN0の2倍、N2はN1の2倍となるように設定される。
そして、フレームメモリ54に記憶されたYCデータの中から、決定した数のYCデータに基づいて静止画像データを生成して出力する。この静止画像データは、図示しない記録メディアに記録される。すなわち、動画撮影中にシャッターボタンが押下された場合、そのときの被写体の動きの度合いに応じて、静止画像を生成する元となるフレーム画像の数を変化させる。これにより、被写体の動きの度合いに応じて合成対象のフレーム画像の数を適切に選択することができ、装置の処理負荷を軽減することができる。
次に、本実施の形態の作用として、動画処理部37で実行される動画撮影時に静止画撮影が指示された場合の処理の流れについて、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
図4に示す処理ルーチンは、動画撮影モードにおいてシャッターボタンが押下された場合に実行される。
ステップ100では、動画像圧縮部52により、N2個のフレーム画像のYCデータが順次フレームメモリ54に記憶される。
次のステップ102では、静止画像生成部56により、フレームメモリ54に記憶されたフレーム画像のYCデータのうち、N1個のフレーム画像のYCデータに基づいて、動きベクトルを算出する。
この動きベクトルの検出は、詳しくは、例えば動きベクトル検出対象の現フレーム画像の1つ前のサイクルで撮影されたフレーム画像を参照用フレーム画像とする。そして、現フレーム画像を複数のブロック(被探索ブロック)に分割し、個々のブロックを単位として、図5にも示すように、参照用フレーム画像上に各々設定した探索範囲内で被探索ブロックを適宜動かしながら誤差演算を繰り返すことで、被探索ブロックに最も類似しているブロック(誤差が最小となるブロック)を探索範囲内から探し出し、当該ブロックと被探索ブロックとのずれ量(動き量)及びずれの方向(動き方向)を被探索ブロックについての動きベクトルとする。
算出した動きベクトルは、例えば静止画像生成部56の図示しないメモリに一時的に記憶される。
次に、ステップ104において、静止画像生成部56は、設定された重み付け方法によりN1個のフレーム画像の動きベクトルの動き量の総和mtを算出する。このN1個のフレーム画像の動きベクトルの動き量の総和mtは次式で示される。
Figure 2005080061
…(1)
ここで、m、nはフレーム画像をm行n列に分割した際の行数、列数を各々表し、ajkはj行k列のブロックに付与される重みを表し、Mvecjkは、j行k列のブロックの動きベクトルの動き量を示す。
すなわち、各ブロックの動きベクトルの動き量Mvecjkに重みajkを乗算してフレーム画像毎の動き量の和を求め、さらにN1個のフレーム画像について求めた和の総和を求めることによりmtを得る。
重みajkの付与の仕方については、例えば以下に説明する3種類の方法があり、ユーザーが設定画面を参照しながら操作部18を操作して設定することができる。
まず、第1の重み付けの方法は、図6に示すように、フレーム画像60の各ブロックの重みを全て同一の値a1にする方法である。なお、図6〜8では、ブロックの模様が重みの値の種類を表している。細かいテクスチャがランダムに動くような被写体を撮影する場合には、このような重み付け方法が有効である。
第2の重み付けの方法は、図7に示すように、フレーム画像60の中心部から離れるに従って、重みの値を変化させる方法である。図7では、中心部の4つのブロックの重みをa3、その周囲の所定領域のブロックの重みをa2、さらにその周囲の領域のブロックの重みをa1としており、a3>a2>a1である。すなわち、画像の中心部ほど重みの値が大きく、中心部から離れるに従って重みの値が小さくなる。例えば、被写体が必ず画面の中心部に位置することが予め判っている場合には、このような重み付けの方法が有効である。
第3の重み付けの方法は、図8に示すように、被写体62の形状に基づいて重み付けする方法である。この場合、静止画像生成部56は、フレームメモリ54に記憶されたフレーム画像データに基づいて特徴抽出処理を施し、被写体の形状を抽出し、抽出した形状に基づいて各ブロックに対する重みを設定する。図8では、被写体62の形状に沿った領域のブロックの重みをa3、その周囲の被写体62の形状に沿った所定領域のブロックの重みをa2、さらにその周囲の被写体62の形状に沿った所定領域のブロックの重みをa1としており、a3>a2>a1である。すなわち、被写体62に近いブロックほど重みの値が大きく、被写体から離れるに従って重みの値が小さくなる。
なお、ステップ102、104の処理は、本発明の動き量検出手段に相当し、ステップ104の処理は、本発明の総和演算手段に相当する。
次に、ステップ106において、求めた動き量の総和mtが0以上でかつ予め定めた閾値Ms未満である条件を満たすか否かを判定し、この条件を満たす場合にはステップ108へ移行し、満たさない場合には、ステップ110へ移行する。
ここで、閾値Msは、動き量の総和mtがこの値未満であれば、被写体の動きが比較的ゆっくりであるか又は静止している状態と判断できる値に設定される。
従って、ステップ108では、フレームメモリ54に記憶されたYCデータのうち、N0個のYCデータを用いて静止画像を生成する。
ステップ110では、求めた動き量の総和mtが閾値Ms以上でかつ予め定めた閾値Mn未満である条件を満たすか否かを判定し、この条件を満たす場合にはステップ112へ移行し、満たさない場合には、ステップ114へ移行する。なお、ステップ106、110の処理は、本発明の決定手段に相当する。
ここで、閾値Mnは、動き量の総和mtがこの値未満で且つ閾値Ms以上であれば、被写体の動きがゆっくりではないが、激しく動いているとも言えない普通に動いている程度の状態と判断でき、動き量の総和mtが閾値Mn以上であれば、被写体の動きが激しいと判断できる値に設定される。
従って、ステップ112では、フレームメモリ54に記憶されたYCデータのうち、N1個のYCデータを用いて静止画像を生成する。
一方、求めた動き量の総和mtが閾値Ms以上でかつ予め定めた閾値Mn未満である条件を満たさない場合、すなわち、動き量の総和mtが閾値Mn以上である場合には、ステップ114において、フレームメモリ54に記憶されたYCデータのうち、N2個のYCデータを用いて静止画像を生成する。なお、ステップ108、112、114の処理は、本発明の生成手段に相当する。
静止画像の生成は、公知の種々の方法を用いることができ、例えば画素ずらしにより複数の動画用のフレーム画像データから高精細な静止画像を生成することができる。
簡単に説明すると、図9に示すように、基準となるフレーム画像の各画素70の中心点72から、先に求めた他の各フレーム画像の動きベクトルに基づいて、各フレーム画像の各画素の中心点74を基準となる中心点72に対してどの位置に配置するかを決定し、各フレーム画像を合成する。
このように、予め定めた複数のフレーム画像について検出した動き量の総和を被写体の動きの度合いとし、動きの度合いが大きいほど多くのフレーム画像を用いて静止画像を生成し、動きの度合いが小さいほど少ない数のフレーム画像を用いて静止画像を生成するため、被写体の動きにの度合いに応じて効率よく適正な画質で動画像から静止画像を生成することができると共に、装置の処理負荷を軽減することができる。
なお、本実施形態では、デジタルカメラに本発明を適用した場合について説明したが、これに限らず、動画を再生することができるものであれば、撮影手段を備えない画像再生装置にも本発明を適用可能である。
デジタルカメラのブロック図である。 動画処理部のブロック図である。 フレーム画像の数について説明するための図である。 動画処理部で実行されるフローチャートである。 動きベクトルの算出について説明するための図である。 重みについて説明するための図である。 重みについて説明するための図である。 重みについて説明するための図である。 画素ずらしについて説明するための図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
12 光学ユニット
13 CCD
14 A/Dコンバータ
15 駆動部
16 LCD
18 操作部
24 主制御部
30 画像信号処理部
32 CPU
34 入出力ポート
36 動画処理部
37 静止画像処理部
38 メモリコントローラ
44 外部通信制御部
46 LCD信号処理部
48 メディア制御部
50 バス
52 動画像圧縮部
54 フレームメモリ(記憶手段)
56 静止画像生成部

Claims (5)

  1. 動画像データを構成する複数のフレーム画像データを記憶する記憶手段と、
    前記複数のフレーム画像データのうち予め定めた所定数のフレーム画像の各々について、前記フレーム画像の被写体の動き量を検出する動き量検出手段と、
    各フレーム画像について検出した動き量に基づいて、前記複数のフレーム画像データのうち、静止画像を生成するためのフレーム画像データの数を決定する決定手段と、
    決定された数のフレーム画像データに基づいて静止画像を生成する生成手段と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記動き検出手段は、各フレーム画像について、前記フレーム画像を所定数に分割した分割領域毎に動き量を検出し、前記決定手段は、検出した各フレーム画像の各分割領域の動き量の総和を求める総和演算手段を含み、前記総和が多くなるに従って、前記静止画像を生成するためのフレーム画像データの数を多くすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記総和演算手段は、前記分割領域毎に重みを付与して前記総和を求めることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記総和演算手段は、前記フレーム画像の中心部に向かうに従って分割領域の重みを多くして前記総和を求めることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 前記決定手段は、前記被写体の形状を抽出する形状抽出手段をさらに備え、前記総和演算手段は、抽出された前記被写体の形状の部分の重みを多くして前記総和を求めることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
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