JP2005078837A - パック電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電池容量の減少を招くことなく、装着対象機器の装着箇所の形状により適した形状が可能な設計時における自由度の高いパック電池を提供する。
【解決手段】 下ケース12bの内部には、素電池として、形状の異なった2種類の電池が各々3個づつ収納されている。収納されている素電池の一種類目としては、円筒型の外観形状を有するリチウムイオン電池13a〜13cであり、下ケース12bにおける円筒型部分の内方に収納されている。
収納されている素電池のもう一種類は、角型の外観形状を有するリチウムイオン電池14a〜14cであり、下ケース12bの直方形状部分の内方において、上記円筒型のリチウムイオン電池13a〜13cに並行するように収納されている。
これら異なった外観形状を有する2種類の電池13a〜13c、14a〜14cは、下ケース12bの内方にケース12bの内壁面に対して隙間なく密に収納されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、パック電池に関し、特に、機器への装着時において、高いスペース効率を有するパック電池に関する。
ノートパソコンなど携帯電子機器の普及に伴って、その電力源としてのパック電池が多く用いられるようになっている。パック電池は、通常、複数の素電池が樹脂などのケース内に収納され構成されている。また、パック電池には、充放電時における制御および素電池の保護などの機能を果たす充放電制御回路ユニットも備わっている。
パック電池に収納される素電池は、対象機器の使用形態などによって種々の電池が使い分けられる。例えば、ノートパソコンなどに装着されるパック電池の場合には、高容量なリチウムイオン電池が複数収納されている。
このようなパック電池においては、携帯機器の小型化の進行に伴って、高いスペース効率と電池容量の両立が要望されている。このような要望に応えるべく、ケース内における無駄なスペースを可能な限り低減するために、素電池および充放電制御ユニットの配置などに工夫を凝らし、小型化や省スペース化が可能となった分を電池容量の増加に割り振ることによって高容量化を図ったパック電池の開発も行われている(特許文献1)。
特開平11−250943号公報
しかしながら、上記特許文献1のパック電池(組電池)では、円筒型の形状を有する電池を4本組み合わせ、その中央部にできる空間部分に充放電制御ユニットを配しているので、充放電制御ユニットの体積分だけは省スペース化が図れるものの、パック電池全体の外観については、大きな形態の変化を期待することが出来ず、これを装着しようとする携帯電子機器の形状などの設計時における自由度の低下を招く原因となる。
また、省スペース化を図るためには、ケース内に収納する素電池の数や個々の素電池のサイズを低減するという手法も考えられるが、パック電池の更なる高容量化が求められている現状では、素電池の収納数や個々の素電池のサイズを低減するという電池容量の低下を招いてしまうような手法を実際に採用することは困難である。
本発明は、このような問題を解決しようとなされたものであって、電池容量の減少を招くことなく、装着対象機器の装着箇所の形状により適した形状での設計が可能であって、設計の自由度が高いとともにスペース効率の高いパック電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の素電池が組み合わせられた状態でケースに収納されてなるパック電池であって、複数の素電池は、第一の外観を有する第一素電池と、第一の外観とはサイズおよび形状の少なくとも一方が異なる第二の外観を有する第二素電池との組み合わせにより形成されており、第一素電池と第二素電池とは、当該パック電池の装着対象機器における装着箇所の形状に応じて配置されていることを特徴とする(請求項1)。
なお、上記パック電池においては、第一素電池の収納数および第二素電池の収納数は、各々1個以上あればよく、また、第一素電池および第二素電池の双方に対して外観が異なる別種類の素電池が収納されていてもよい。
また、本発明は、上記請求項1に係るパック電池において、第一素電池および第二素電池が、一方が円筒型の外観形状を有し、他方が角型の外観形状を有することを特徴とする(請求項2)。
また、本発明は、上記請求項1に係るパック電池において、第一素電池と第二素電池とが、ともに円筒型又は角型で同一の外観形状を有し、且つ、互いのサイズが相違することを特徴とする(請求項3)。
また、本発明は、上記請求項2又は3に係るパック電池において、第一素電池と第二素電池とは、同一化学系であるとともに、同一の方式をもって充電可能であることを特徴とする(請求項4)。
また、本発明は、上記請求項4に係るパック電池において、ケースの外壁面には、装着対象機器との電気的な接続用として外部接続端子が形成されており、第一素電池および第二素電池が、電力流通経路中に充放電制御部を介挿した状態で、外部接続端子と接続されていることを特徴とする(請求項5)。
上記請求項1に係るパック電池では、互いにサイズおよび形状の少なくとも一方が異なる第一素電池と第二素電池とから複数の素電池が構成されており、それら第一、第二素電池が装着対象機器における装着箇所の形状に応じて配置されているので、パック電池内および装着対象機器内における無駄なスペースを排除することが出来、スペース効率を高めるのに有効である。具体的には、例えば、円筒型の電池と角型の電池とを組み合わせ、ケースの形状もこれに沿ったものとすることにより、装着箇所における種々の空間形状に適応させることが出来る。
また、上記パック電池では、ケース内のスペースを高い効率で使用し、可能な限り素電池の大きさあるいは収納数を大きくすることができるので、電池容量の低下を招きにくい。
従って、本発明に係るパック電池は、電池容量の減少を招くことなく、装着対象機器の装着箇所の形状により適した形状での設計が可能であって、設計段階での自由度が高いとともにスペース効率が高いという優位性を有する。
なお、上記請求項1における複数の素電池が組み合わされた状態とは、1つにパッケージングされていれば、必ずしも電気的に接続関係を有する必要はない。
特に、以下の2種類の組み合わせでパック電池を構成することが、スペース効率を高めることができるので望ましい。
(1) 第一素電池と第二素電池の一方が円筒型の外観形状を有するものであり、他方が角型の外観形状を有するものとする。
(2) 第一素電池と第二素電池とは、ともに円筒形あるいは角型の同一外観形状を有し、且つ、互いのサイズが異なる。
このような組み合わせをもって複数の素電池を構成すれば、装着対象機器における装着箇所の形状に合わせてパック電池を形成する上で、設計の自由度が高まるので望ましい。また、パック電池のケース内あるいは装着対象機器内での無駄なスペースを排除するのにも有効である。
本発明のパック電池においては、第一素電池と第二素電池とを、同一化学系であるとともに、同一の方式をもって充電可能である形態のものを選択しておけば、装着対象機器との接続用の外部端子などを含む電力流通路を共有させることが出来、スペース効率を高めるのに有効である。
以下では、発明を実施するための最良の形態として、ノート型パーソナルコンピュータ(以下、「ノートパソコン」という。)500の電力源としてのパック電池1を一例に説明をする。なお、本発明が以下の実施の形態だけに限定されるものではないことを前言しておく。
(概略構成)
本実施の形態に係るパック電池1およびこれを電力源とするノートパソコン500とについて、図1を用いて説明する。
図1に示すように、パック電池1は、ノートパソコン500における装着部分500bに装着されるようになっている。ノートパソコン500における装着部分500bは、キーボードなどが配された本体部501とディスプレイ502との間のヒンジ500aの部分から、本体部501の中程にかけての領域に形成されている。よって、装着部分500bは、ヒンジ500aの近傍領域では、円筒形状をしており、本体部501の近傍領域では、直方形状をしている。
パック電池1は、上記ノートパソコン500の装着部分500bの形状に合致するように、円筒形状の部分と直方形状の部分とが一体となった形状を有している。この内、パック電池1の円筒形状部分は、その外径がノートパソコン500のヒンジ500aの外径と略同一であり、ノートパソコン500の装着部分500bに装着した際に、ノートパソコン500の2つのヒンジ500aの間に配されることになる。また、パック電池1の直方形状部分は、その厚みがノートパソコン500の本体部501の厚みと略同一であって、本体部501近傍の直方形状にあけられたスペースに略隙間なく装着されることになる。
パック電池1には、ノートパソコン500との電気的な接続用として、コネクタ11が設けられている。また、図示はしていないが、ノートパソコン500における上記パック電池1のコネクタ11に対応する箇所には、コネクタ11との接続用のコネクタが設けられている。
(パック電池1の構成)
次に、パック電池1の構成について、図2を用いて説明する。図2は、説明の便宜上、上蓋12aを開放状態として、パック電池1の内部構成を分かり易く示す展開斜視図である。
図2に示すように、下ケース12bの内部には、素電池として、外観形状の異なった2種類の電池が各々3個づつ収納されている。収納されている素電池の一種類目としては、円筒型の外観形状を有するリチウムイオン電池(以下、単に「円筒型電池」という。)13a〜13cである。この円筒型電池13a〜13cは、例えば、各々が直径φ18(mm)で長さ65(mm)のサイズを有し、2200(mAh)の公称容量を有している。円筒型電池13a〜13cは、下ケース12bにおける円筒型部分の内方に収納されており、その外周と下ケース12bの内壁との間にはほとんど隙間がない。
素電池の二種類目としては、角型の外観形状を有するリチウムイオン電池(以下、単に「角型電池」という。)14a〜14cである。この角型電池14a〜14cは、例えば、各々が厚さ10(mm)で、幅34(mm)、高さ50(mm)のサイズを有し、1700(mAh)の公称容量を有している。角型電池14a〜14cは、下ケース12bの直方形状部分の内方において、上記円筒型電池13a〜13cに並行するように収納されている。角型電池14a〜14cに関しても、下ケース12bの内壁との間にほとんど隙間がない状態になっている。ただし、角型電池14a〜14cと下ケース12bにおけるコネクタ11が設けられた内壁面との間には、後述の充放電制御ユニット15を収納するためのスペースがあけられている。
なお、円筒型電池13a〜13cおよび角型電池14a〜14cは、各々3.7(V)の公称電圧を有している。
下ケース12bの内方において、角型電池14a〜14cとコネクタ11が設けられた壁面との間のスペースに収納されている充放電制御ユニット15は、円筒型電池13a〜13cおよび角型電池14a〜14cを過充電および過放電から保護するために設けられている。
このように、本実施の形態に係るパック電池1では、同一化学系(リチウムイオン系)ではあるが、その外観形状および電池容量の異なる2種類の電池、即ち、円筒型電池13a〜13cと角型電池14a〜14cとの2種類の電池を素電池として収納している。このような電池(円筒型電池13a〜13cと角型電池14a〜14c)の組み合わせについては、基本的に必要な電圧値を得られるように設計する。この点については、従来のパック電池における設計と同様であるが、本実施の形態に係るパック電池1では、ノートパソコン500における装着箇所500bの形状に合わせて無駄なスペースを排除できるので、エネルギ密度を高めることが出来、その分、パック電池1全体としての電池容量を高くすることが出来る。
(パック電池1の回路構成)
次に、パック電池1の回路構成を、図3を用いて説明する。なお、図3は、パック電池1の回路構成を模式的に示したものであり、各電池13a〜13c、14a〜14cのサイズ、充放電制御ユニット15のサイズ等に関しては実際の関係を示すものではない。
図3に示すように、パック電池1は、回路構成上において、3つの電池ユニット10a〜10cと充放電制御ユニット15、コネクタ11などがそれぞれ接続されて構成されている。この内、電池ユニット10a〜10cとは、円筒型電池13aと角型電池14a、円筒型電池13bと角型電池14b、円筒型電池13cと角型電池14cが各々並列に接続され構成されたものであり、各電池ユニット10a〜10cは、直列接続されている。ここで、リチウムイオン電池においては、外装缶にアルミニウム(Al)材料を用いる場合があり、この場合には、外装缶が正極、封口蓋の突起部分が負極となるものがあるが、パック電池1では、封口蓋の突起部分が正極であり、外装缶が負極であるものを一例として用いている。
直列接続された3つの電池ユニット10a〜10cは、負極側に充放電制御ユニット15が接続されており、また、正極側に関しても、コネクタ11の正極端子111への電力経路途中で分岐され、充放電制御ユニット15に接続されている。充放電制御ユニット15は、コネクタ11における負極端子112およびデータ端子113に対して各々接続されている。この内、データ端子113を介しては、ノートパソコン500に対しての残容量などに関するデータが送受信される。
パック電池1に内蔵されている充放電制御ユニット15は、過充電や過放電、あるいは過電流放電などから電池ユニット10a〜10cを構成する各電池13a〜13c、14a〜14cを保護し、もってパック電池1の安全性を確保するものである。充放電制御ユニット15は、制御部としてのコントロールIC151、スイッチング素子としての2つのFET152a、152b、温度ヒューズ153、さらには、複数の抵抗RおよびコンデンサCなどから構成されている。
充放電制御ユニット15の構成については、本実施の形態に特有のものではなく、通常、リチウムイオン電池を素電池とするパック電池にあって充放電制御ユニット(保護回路)として用いられるものであるので、説明を省略するが、過充電あるいは過放電、過電流放電の際に、コントロールIC151がFET152a、152bに回路遮断に関する指示信号を発し、この信号を受けたFET152a、152bがコネクタ11と電池ユニット10a〜10cとの間の電力経路を遮断する。これによって、パック電池1の安全性を確保するように機能するものである。
(パック電池1の優位性)
従来のように、同一形態の素電池だけを組み合わせてパック電池を構成すれば、ノートパソコン500の装着箇所500bにデッドスペースを生じることになってしまうが、上記構成を有するパック電池1は、上記図2に示すように、ノートパソコン500の装着部分500bの形状に適合し、且つ、ノートパソコン500が要求する電池性能を満足できるように、中に収納する素電池の形態(種類、容量、形状、サイズなど)を適切に組み合わせている。よって、従来のパック電池のように同一形態の素電池だけを組み合わせる場合と比べて、パック電池1では、高い電池容量を維持した状態で、それ自体あるいは装着時におけるノートパソコン500におけるデッドスペースを極力小さなものとすることが出来る。
また、形態の異なる素電池を組み合わせても、上記のような接続形態を採用することによって、必要な電圧を得ることが出来、且つ、各素電池に貯蔵されているエネルギは、ノートパソコン500で有効に利用される。
従って、本実施の形態に係るパック電池1では、電池容量の減少を招くことなく、装着対象機器の装着箇所の形状により適した形状での設計が可能であって、設計での自由度の高いとともにスペース効率が高いという効果が得られる。
また、パック電池1では、互いの形状は異なるものの、化学系が同一な素電池13a〜13c、14a〜14cを備えているので、電力流通経路を一つとすることができる。さらに、素電池が同じリチウムイオン電池であるので、定電流・定電圧方式の充電方法を採ることが出来る。このような充電制御についての情報は、充放電制御ユニット15におけるコントロールIC151に予めプログラムされている。
(変形例1)
変形例1に係るパック電池2について、図4を用いて説明する。図4は、パック電池2の回路構成を示す回路図である。
本変形例に係るパック電池2は、図示はしていないが、その外観形状は上記図2に示す実施の形態に係るパック電池1と同一である。パック電池2は、素電池の種類および内部の回路構成が上記パック電池1と相違する。
図4に示すように、パック電池2は、回路構成上において、大きく2つの機能エリア2a、2bに分けられる。そして、この内、機能エリア2aには、3個の円筒型ニッケル−水素電池(以下、「Ni−MH電池」という。)23a〜23cが備えられている。これら3個のNi−MH電池23a〜23cは、直列接続されており、負極側に温度ヒューズ26を介してコネクタ27の各端子271、272に接続されている。
一方、機能エリア2bには、3個の角型リチウムイオン電池(以下、「リチウムイオン電池」という。)24a〜24cと、上記パック電池1に内蔵されていたのと同一構成の充放電制御ユニット25が内蔵されている。3個の角型電池24a〜24bは、並列接続されており、上記パック電池1と同様の接続関係を有して、充放電制御ユニット25、コネクタ21に接続されている。なお、図4においては、上記図3と同様に、封口蓋の突起が正極であり、外装缶が負極であるリチウムイオン電池24a〜24cを図示している。
図4からも明らかなように、パック電池2では、異なる特性を有する2種類の電池が内蔵されており、それぞれ別のコネクタ21、27を介してノートパソコン500への電力の供給、あるいは、ノートパソコン500および各コネクタ21、27を介した充電が実施されるようになっている。
以上のような構成を有するパック電池2は、内部に互いに異なる化学系の素電池(Ni−MH電池23a〜23cとリチウムイオン電池24a〜24c)を備え、且つ、ノートパソコン500における装着部分500bの形状に適合する外観形状となっているので、各種類の電池特性を生かし、且つ、パック電池2自体および装着時のノートパソコン500におけるデッドスペースを極力小さなものとすることが出来る。即ち、ノートパソコン500におけるヒンジ500a間に挟まれる部分には、円筒型のNi−MH電池23a〜23cが収納された円筒型部分が配され、本体部501の部分には、角型のリチウムイオン電池24a〜24cが収納された部分が配されるので、デッドスペースが非常に小さい。
なお、パック電池2では、急速充電等に対応可能なNi−MH電池23a〜23cと、過充電・過放電・過電流放電などに対して耐性がないチウムイオン電池24a〜24cという異なる化学系の素電池を備えているので、電力流通経路を別系統としており、また、充電時においても、異なる充電方式を採ることが必要となる。具体的には、Ni−MH電池23a〜23cに対しては、充電に際して定電流方式を用い、リチウムイオン電池24a〜24cに対しては、定電流・定電圧方式を用いることが出来る。このように充電方式を電池の種類毎に変えることによって、アルカリ系であるNi−MH電池23a〜23cの急速充電も可能となり、一方、非水系であるリチウムイオン電池24a〜24cの保護を図りながらの充電が可能となる。このような充電制御についての情報は、上記パック電池1と同様に、充放電制御ユニット25におけるコントロールIC(不図示)に予めプログラムされている。
(変形例2)
変形例2に係るパック電池3について、図5を用いて説明する。図5が(a)がパック電池3をデジタルカメラ600に装着したことろの斜視図であり、(b)がパック電池3のケースを開放状態にした展開斜視図を示す。
先ず、図5(a)に示すように、本変形例に係るパック電池3は、その装着対象がデジタルカメラ600である。デジタルカメラ600のボディにおける一方の辺(図面向かって左側の辺)は、切り欠かれており、そこにパック電池3が装着されるように構成されている。また、図では示していないが、デジタルカメラ600の裏面には、操作ボタンおよびファインダーとともに、液晶モニター部が設けられている。パック電池3は、装着時において、デジタルカメラ600の液晶モニター部と干渉しないように装着可能となっている。
図5(a)の引き出し部分に示すように、パック電池3の具体的な外観形状としては、その厚み方向に段差を有する階段状である。
次に、図5(b)に示すように、パック電池3には、素電池として2つの角型リチウムイオン電池33、34を備えている。また、ケース32aと32bとで形成される内部スペースには、充放電制御ユニットおよび各間を接続する配線などが収納されており(不図示)、2つの角型リチウムイオン電池33、34は並列接続された上で、上記充放電制御ユニットを介して、デジタルカメラ600と接続される回路構成になっている。
なお、充放電制御ユニットの構成およびパック電池3の基本的な回路構成については、上記実施の形態などと類似のものであるので、ここでの説明を省略する。
本変形例に係るパック電池3は、デジタルカメラ600における液晶モニター部に干渉せず、且つ、最大限の電池容量を確保するために、図5(a)、(b)に示すような形状で設計されている。即ち、同じ角型リチウムイオン電池であっても、そのサイズが互いに異なる2つの電池33、34を組み合わせてケース32a、32b内に配置し、液晶モニター部が設けられている裏面側の形状に合わせた設計となっている。
従って、本変形例に係るパック電池3においても、可能な限り高い電池容量を確保した上で、装着対象機器であるデジタルカメラ600における装着箇所の形状に適合した外観形状を有しているので、そのスペース効率が高い。
(その他の事項)
上記実施の形態および変形例については、本発明の特徴および優位性を説明するために、一例として示したものであり、本発明がこれらに限定を受けるものではないことはいうまでもない。即ち、本発明に係るパック電池では、装着しようとする機器におけるパック電池を装着しようとする箇所のスペース形状に合わせることで装着時のデッドスペースあるいはパック電池自体でのデッドスペースを可能な限り低減し、装着対象機器が必要とする特性の電力が供給でき、且つ、電池容量の低下を招かない範囲で、構成要素の組み替えができる。
例えば、上記実施の形態および変形例1では、素電池として円筒型の電池と角型の電池とを各3個ずつ内蔵、あるいは、サイズの異なる角型電池を2個内蔵するものとしたが、素電池の組み合わせ方については、必ずしも円筒型と角型や角型と角型としなくてもよい。具体的には、ともに円筒型で、且つ、サイズが互いに異なる2種類の電池を素電池として内蔵するものであってもよいし、同一の化学系電池でその電池容量(サイズ)の異なる3種類以上の素電池を内蔵し、各々別系統で装着対象機器に接続できるように構成してもよい。
また、パック内に内蔵する素電池については、上記変形例1でも示したとおり、必ずしも同一化学系である必要はない。例えば、Ni−Cd電池、Ni−MH電池、リチウムイオン電池など複数種類の化学系の電池から2種類あるいはそれ以上の種類の電池を組み合わせて、パック内に内蔵してもよい。なお、素電池としては、用途に応じて一次電池を用いることもできる。
さらに、本発明にかかるパック電池の装着対象は、上記実施の形態および変形例のような携帯電子機器の他、例えば、電動アシスト自転車、電動バイク、電気自動車、電動工具などの機器でもよい。これらの機器に対しても、その装着箇所のスペースに最も適する形状となるように、素電池の組み合わせを設定すれば、高い電池容量で、且つ、スペース効率の向上を図ることが出来る。
また、上記実施の形態では、樹脂製等のケース内に素電池が内蔵された形態のパック電池を用いたが、必ずしも樹脂製等のケースを備えなくてもよい。例えば、複数の素電池を熱融着樹脂フィルムなどで固定した、所謂、組電池などにも本発明を適用することが出来る。
また、電池の充電方式に関しては、充電時における耐性を有するアルカリ系(Ni−Cd、Ni−MHなど)に対しては、上記定電流充電方式の他に、準定電流方式、トリクル方式、フロート方式、段別方式などを採用することが出来る。急速充電を実施する際の制御方式に関しても、電池電圧検出方式、−△V検出方式、ピークカット方式、温度制御方式、タイマー方式などを採用することが出来る。これに対して、リチウムイオン電池に代表される非水系電池に対しては、その耐性を考慮して定電流・定電圧方式を採用することが最適である。
本発明に係るパック電池は、電池容量の低下を招くことなく、スペース効率を高めるのに有効であり、薄型小型化のすすむノートパソコンなどの携帯電子機器をはじめとする機器への装着を前提とする電力源として優位性を有する。
本発明の実施の形態1に係るパック電池1と装着対象機器としてのノートパソコン500とを示す斜視図である。 上蓋12aを開いた状態のパック電池1を示す展開斜視図である。 パック電池1における内部回路図である。 変形例1に係るパック電池2の内部回路図である。 変形例2に係るパック電池3および装着対象機器であるデジタルカメラ600を示す斜視図である。
符号の説明
1、2、3.パック電池
10a〜10c.電池ユニット
11、21、27.コネクタ
13a〜13c.円筒型リチウムイオン電池
14a〜14c、24a〜24c、33、34.角型リチウムイオン電池
15、25.充放電制御ユニット
23a〜23c.円筒型ニッケル−水素電池
500.ノートパソコン
600.デジタルカメラ

Claims (5)

  1. 複数の素電池が組み合わせられた状態でケースに収納されてなるパック電池であって、
    前記複数の素電池は、第一の外観を有する第一素電池と、前記第一の外観とはサイズおよび形状の少なくとも一方が異なる第二の外観を有する第二素電池との組み合わせにより形成されており、
    前記第一素電池と第二素電池とは、当該パック電池の装着対象機器における装着箇所の形状に応じて配置されている
    ことを特徴とするパック電池。
  2. 前記第一素電池および第二素電池は、一方が円筒型の外観形状を有し、他方が角型の外観形状を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のパック電池。
  3. 前記第一素電池と第二素電池とは、ともに円筒型又は角型で同一の外観形状を有し、且つ、互いのサイズが相違する
    ことを特徴とする請求項1に記載のパック電池。
  4. 前記第一素電池と第二素電池とは、同一化学系であるとともに、同一の方式をもって充電可能である
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のパック電池。
  5. 前記ケースの外壁面には、前記装着対象機器との電気的な接続用として外部接続端子が形成されており、
    前記第一素電池および第二素電池は、電力流通経路中に充放電制御部を介挿した状態で、前記外部接続端子と接続されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のパック電池。
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