JP2005078138A - 生活モニタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 予め設定された抽象化レベルに応じてセンサからの情報を抽象化するので、モニタされる人が提供したいと思う精度で抽象化した情報を開示する生活モニタ装置を提供する。
【解決手段】 センサ101は被観察者の活動状況を感知した結果である検出結果を抽象化手段102へ送る。分類登録手段104は、分類情報を分類記憶手段103に記憶する。抽象化手段102は、センサ101からの検出結果を、分類記憶手段103から読み出した分類情報に基づいて抽象化することで情報量を減らして通信手段105へ出力する。通信手段105は、抽象化手段102から入力された情報を観察者のいる遠隔地の機器へ送信する。通信手段106は、通信手段105からの情報を受信し、表示手段107へ出力する。表示手段107は、観察者が視聴可能に情報を表示する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、モニタ装置に関し、特に遠隔地に暮らす家族や知人の生活状態をモニタし円滑なコミュニケーションを促進するための生活モニタ装置に関する。
高齢者社会を向かえ、高齢者の一人暮らしが増えてきている。更に近所付き合いの減少により地域で高齢者の面倒を見るという社会が崩れてきており、高齢者が一人で遠隔地に住む家族にとって日々の安否を知るニーズが高まっている。
このようなニーズを解決する手段として生活モニタ装置が存在する。従来の生活モニタ装置は、使用している電力量や電化製品の使用頻度、さらには人感センサなどを使用して部屋の移動を検出し、例えば使われているはずの電化製品が使われていない等、通常とは異なるパターンを示すと監視センタや遠隔地の家族、医師などに通知を行い、対応を促すというものであった。
重大な病気を抱える人ならばこの様な監視は必要だが、大部分の人は単に家族が普通に生活していることを知ることで安心したいだけであり、また、モニタされる人もプライバシーを侵害されていると感じ、愉快ではない。
このようなプライバシーを必要以上に侵害することなく、見守り対象者の安全を図る生活見守りシステムがある(例えば、特許文献1参照)。この生活見守りシステムでは、生活の異変が緊急を要するものである場合にのみ、カメラ又はマイクを動作させる。このように制限することで見守り対象者のプライバシーを尊重している。
また、電気ポットを使い電話回線等でダイレクトに接続し、双方向の生活モニタを行うシステムがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2002−109666公報 特開2002−65465公報
このように従来の生活モニタ装置においては、モニタされる人もプライバシーを侵害されていると感じるという問題があった。また、生活の異変が緊急を要するものである場合にのみ、カメラ又はマイクを動作させる場合、通常の状態でモニタされる人がもっとモニタしてもらいたい場合には対応することができないという問題があった。
この発明は、モニタされる人のプライバシーに配慮し、モニタされる人が提供したいと思う精度で抽象化した情報を開示する生活モニタ装置を提供することを目的とする。
また、モニタリング活動を双方向にし、双方の情報提供の精度を一致させることにより、「監視」ではなく、非言語なコミュニケーションの一種として遠隔地に住む相手の存在を感じることが出来る生活モニタ装置を提供することを目的とする。
また、センサの追加が容易でコミュニケーションの精度を容易に高めることが可能な生活モニタ装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、この発明においては、被観察者の活動状況の情報を取り込むセンサと、利用者により予め定められた抽象化の度合いを記憶する記憶手段と、前記センサから入力された前記活動状況の情報を、前記記憶手段から読み出した度合いに応じて抽象化する抽象化手段と、この抽象化手段により抽象化した前記活動状況の情報を他の場所へ設置されている観察者側の装置へ送信する送信手段とを備えたことを特徴とする生活モニタ装置を提供する。
本発明によれば、予め設定された抽象化レベルに応じてセンサからの情報を抽象化するので、モニタされる人が提供したいと思う精度で抽象化した情報を開示する生活モニタ装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
以下、モニタされる人を被観察者と記し、モニタする人を観察者と記す。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る生活モニタ装置は、一つまたは複数のセンサから取得した活動情報を、予め登録手段により登録された分類情報に基づき分類し、送信手段により受け手に送信し、送信内容を受信手段により受信した内容に応じて表示手段に表示するものである。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る生活モニタ装置の構成を示す図である。
図1において、本発明の生活モニタ装置は、場所1に設置される被観察者側の機器および場所2に設置される観察者側の機器から構成されている。被観察者側の機器は、センサ101,抽象化手段102,分類記憶手段103,分類登録手段104,通信手段105から構成されている。観察者側の機器は、通信手段106,表示手段107から構成されている。
センサ101は、被観察者の活動状況を感知するための一つまたは複数のセンサであり、電力消費量を検出する電力量計,人が部屋に入ったことを検出する人感センサ,室内の音量を測定する音センサ,光量を検出する光センサ,温度センサ,または家電機器の操作内容を送信するセンサなどが考えられる。
センサ101は、被観察者の活動状況を感知した結果である検出結果を抽象化手段102へ送る。
分類登録手段104は、キーボード,マウス,ボタン等から構成されており、被観察者による操作により作成された図2に示す分類情報を分類記憶手段103に記憶する。
抽象化手段102は、センサ101からの検出結果を、分類記憶手段103から読み出した分類情報に基づいて抽象化することで情報量を減らして通信手段105へ出力する。
通信手段105は、抽象化手段102から入力された情報を観察者のいる遠隔地(場所2)の機器へ送信する。
通信手段106は、通信手段105からの情報を受信し、表示手段107へ出力する。
表示手段107は、観察者が視聴可能に情報を表示する。
次に、抽象化手段102の抽象化について更に詳細に説明する。
センサ101から抽象化手段102へ送られる情報はセンサの種類毎に異なる。例えば、光センサは単純に光量を測定するものかもしれないし、ビデオカメラの様に室内の映像を送信するものかもしれない。
抽象化手段102は、センサ101から入力された全ての情報について、被観察者が観察者に対して提供しても良いと考えるレベルまで抽象化して情報量を落とす。この抽象化手段102により情報量を落とすことにより、被観察者のプライバシーをある程度守りつつ、観察者にモニタしてもらいたい情報についてはモニタしてもらうことができる。この被観察者が観察者に対して提供しても良いと考えるレベルは、センサを設置する時点等で、分類登録手段104を操作することにより分類記憶手段103に登録される。
分類記憶手段103が記憶する分類情報の例を図2に示す。
分類情報は、図2(A)〜(D)から構成されている。
図2(A)において、項目名“センサID”とは一つまたは複数のセンサからなるセンサ101の各センサを区別するためのIDを意味する。この図2(A)に示す例では、センサ101として4つのセンサが用いられ、センサIDとして101A〜101Dが付与されている。
図2(A)において、項目名“受信者”とは、センサ101からの情報を送信する相手を意味する。受信者の情報としては、計算機のホスト名やIPアドレスとしてもよいし、或いは個人を特定することが可能なユーザ名とパスワードを別の認証システムを使用して管理するようにしてもよい。この分類情報に登録されていない相手には情報は送信されない。
図2(A)において、項目名“種別”とは、センサが設けられている機器の分類の抽象度をあらわす。例えば、センサがエアコンの消費電力を検出する電流計であり、このセンサがエアコンに設けられている場合、図2(B)に示す通り“種別”を「大」と登録した場合は抽象化の度合いも大きくして「電気器具」,「中」と登録した場合は「空調器具」,「小」と登録した場合は「エアコン」という情報を予め登録しておくことにより、この登録された“種別”に応じて「電気器具」,「空調器具」,「エアコン」の中からいずれか一つの情報が観察者へ提供される。即ち、この“種別”は、抽象化する度合いを示すものである。
なお、“種別”を「なし」と登録した場合は、「不明な機器」という情報が観察者へ提供される。この場合には観察者側では何かの機器が稼動しているということは分かるが、それがどのような機器の活動なのかについては知ることができない。
機器により、それぞれの抽象度に応じて送信される情報は異なるが、予め分類情報の一部として図2(B)の情報について記憶させておくことによりどのような機器に対しても対応することが可能となる。なお、図2(B)は、センサIDが101Aに関する分類情報の一部であるが、もちろん全てのセンサに関して作成される。
図2(A)において、項目名“スケール”とは、各センサ101が検出した情報を提供する精度をあらわす。例えば、同じくエアコンの消費電力を検出する電流計がセンサの場合、図2(C)に示す通り、“スケール”を「大」と登録した場合は抽象度も大きくして3段階(0/2,1/2,2/2),「中」と登録した場合は6段階(0/5,1/5,2/5,3/5,4/5,5/5),「小」と登録した場合は11段階(0/10,1/10,2/10,3/10,4/10,5/10,6/10,7/10,8/10,9/10,10/10)で、電流の消費量という情報が観察者側の機器へ提供される。
このようにセンサ毎にスケールを予め設定しておくことにより、機器毎(例えばエアコン,電球)で正しい活動状況が観察者へ提供される。例えば、センサとして同じ電流量が検出された場合にも、機器毎に正しい活動状況を提供することができる。
図2(A)において、項目名“間隔”とは、情報を観察者へ提供する間隔を意味する。この例ではデフォルトで、“間隔”を「大」と登録した場合は半日に1回、「中」と登録した場合は1時間に1回、「小」と登録した場合は1分に1回の間隔で情報を観察者へ提供する。なお、この項目名“間隔”についても図2(B)に示すようなテーブルを設けてももちろんよい。
図2(A)において、項目名“場所”とは、センサもしくは機器が設置されている場所を意味する。この例では図2(D)に示す通り、“場所”を「大」と登録した場合は「屋内」,「屋外」等大雑把な場所、「中」と登録した場合は「一階」,「二階」,「屋外」等中程度に把握できる場所、「小」と登録した場合は「居間」,「台所」,「寝室」,「書斎」,「庭」等特定の部屋を特定できる情報を観察者へ提供する。
なお、“場所”を「なし」と登録した場合は、「場所は不明」という情報が観察者へ提供される。この場合には観察者側ではどの場所に設置されたセンサもしくは機器からの情報なのかを受信者は知ることはできない。
次に、図3のフローチャートを用いて生活モニタ装置の送信側(被観察者側の機器)の動作を、抽象化処理を主に説明する。
図3は、抽象化手段102の抽象化処理の動作を説明するためのフローチャートである。
図3において、抽象化手段102は、センサ101により検出された情報を受け取る(ステップS301)と、分類記憶装置103からセンサ101のIDに対応する分類情報を読み出す(ステップS302)。
次に、抽象化手段102は、送信先が複数存在する可能があるため一つずつ処理する、まだ処理していない送信先が存在しており(ステップS303)、前回の送信時刻よりも送信間隔が開いている場合は(ステップS304)、分類記憶装置103より読み出した分類情報に従ってセンサ101から取得した情報を抽象化すると共に、センサ固有の機器の種類や設置場所の情報を付加した抽象化情報を得て、通信手段105へ送る(ステップS305)。また、このとき図示しないメモリに記憶されている最後の送信時刻の情報を、今回の送信時刻の情報に更新する。
通信手段105は、この抽象化した抽象化情報を被観察者側の通信手段106へ送信する(ステップS306)。
ユーザにより終了が命令された場合には処理を終了し(ステップS307)、終了が命令されていない場合は先のステップS303に戻り、次の送信が必要なものがないか探す。
生活モニタ装置の受信側(観察者側の機器)の動作としては、表示手段107は通信手段106を介して、抽象化されている抽象化情報を被観察者の活動情報として受け取る。
通信手段106としては、電話,移動電話(携帯電話,PHS),無線/有線による機器の接続,インターネットなど、通信可能な手段であれば、どのような手段を用いてもよい。
表示手段107が受け取る情報は、発信者,センサID,種別,前記スケールによる値,場所の情報である。
例えば、表示手段107は、発信者:A,センサID:101A,種別:電気器具,スケールによる値:100,場所:一階といった情報を受け取る。なお、スケールによる値としては、数値に限らず、音声,画像などであってもよい。
表示手段107は単純には計算機のディスプレイで、被観察者の家の見取り図を表示すると共に活動があった場所に活動状況をマッピングして表示することが可能である。更に、実体のあるオブジェクトを利用する研究も進んでいるのでこれを用いてもよい。例えば、 Understanding Remote Presence NordiCHI, October 19-23,2002 で Konrad Tollmar らは、電気ランプを使用し、電気ランプの光り方により活動状況を提示している。計算機のディスプレイ上の架空の存在ではなく、実体のあるオブジェクトとすることにより、被観察者と実態のある物を関連付けることが可能となり、より相手を身近に感じられる効果があると報告されている。このように表示手段107はディスプレイやランプなど光り方で活動状況を表現する手段に限らず、動き,配置,音などで活動状況を表現することも可能である。
例えば表示手段107が、二つの電球Aと電球Bを具備したランプである場合、共用エリアの活動は電球Aの光り方で表し、個室の活動は電球Bの光り方で表し、被観察者の日頃の活動パターンと重ね合わせて、「そろそろ寝るのかな」などと想像することが出来る。
また、他の例としては、表示手段107として、モーターによる動きで活動情報を表現しても良い。
表示手段107は通信手段106を介して取得した、被観察者の活動情報を自らの表現能力に合わせて解釈し、光り方のパターンにマッピングする。例えば、表示手段107は、表示手段107は通信手段106を介して受け取った被観察者の活動情報を内部メモリに記憶している。図4は、全てのセンサに関する被観察者の活動情報を示す例の図である。この被観察者の活動情報は、抽象化手段102によって抽象化された抽象化情報を用いて生成されている。
図4において項目名“送信者”は、通信手段106が付加した情報であり、具体的には発信者のIPアドレスなどがこれに相当する。複数の被観察者からの活動情報を一つの表示手段107で表示することもこれにより可能である。
図4において項目名“センサ”は、被観察者が設置したセンサを区別するIDであり、発信者毎にID空間が別れていれば良い。
表示手段107は、通信手段106を介して新たに被観察者の活動情報を受信すると、表示手段107は内部メモリに記憶している被観察者の活動情報を更新する。
図5は、このときの表示手段107の動作を説明するためのフローチャートである。
通信手段106を介して新たに被観察者の活動情報を受信すると(ステップS501)、この受信した活動情報から送信者とセンサIDを取得し、このセンサが既に登録済みであるかを確認する(ステップS502)。
ステップS502にて未登録であった場合、表示手段107は、“送信者”,“センサID”,“場所”を、図4に示す被観察者の活動情報に新たに登録する(ステップS503)。
ステップS502にて既に登録されていた場合、およびステップS503で登録した後、受信した活動情報から値を取り出し、この値を図4に示す被観察者の活動情報に登録する(ステップS504)。
このステップS504では、ステップS502にて既に登録されていた場合には更新することになり、ステップS503で新たに登録した場合には初期化となる。
次に、全てのセンサの状況から表示内容を決定し(ステップS505)、表示内容を更新する(ステップS506)。
表示内容が更新されたら処理を終了し、新たにステップS501で被観察者の活動情報を受信すると再度処理を開始する。
以上説明した通り、本発明によれば、予め設定された抽象化レベルに応じてセンサからの情報を抽象化するので、モニタされる人が提供したいと思う精度で抽象化した情報を開示する生活モニタ装置を提供することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る生活モニタ装置は、第1の実施の形態と比較して双方向性を持たせて双方向に状態を伝え合う点が特徴である。
図6は本発明の第2の実施の形態に係る双方向生活モニタ装置の構成を示す図である。
図6は実施例1を二つの異なる場所に配置し、新たに設定調整手段601および通信手段602を加えた点が異なる。この二つの場所に設置された生活モニタ装置は対称なものである。図6において図1と同じものについては同一符号を付し説明を省略し、異なるところについてのみ説明をする。
図6において、設定調整手段601,602は、通信手段を介して、相手のシステムと情報の抽象度が同レベルになるように自動的に抽象レベルの調整を行う。
一方的に情報を取得することを一般に監視と呼び、監視カメラなどは、被監視者の映像情報を監視者に提供する一方で、監視者からの情報はほとんど被監視者には伝わらない。人はこのような一方的な情報の搾取が行われると心理的な不快感を感ずる。しかし、互いに同程度に情報を提供し合あえばコミュニケーションとなり、この不快感は無くなる。
設定調整手段601および通信手段602は、相手のシステムと情報の抽象度が同レベルになるように自動的に抽象レベルの調整を行うことにより、一方的な監視システムではなく双方向のコミュニケーションシステムにする。
図7は、設定調整手段601および通信手段602が、相手のシステムと情報の抽象度が同レベルになるよう抽象レベルの調整を行う動作を説明するためのフローチャートである。
図7において、分類記憶手段103に記憶されている分類情報が分類登録手段104によって更新されると、設定調整手段601は通信相手との抽象化レベルを統一するために起動する。
設定調整手段601は、起動すると、まず、分類記憶手段103よって起動されたか判断する(ステップ701)。
ステップ701において、設定調整手段601は分類記憶手段103によって起動した場合には、同じ場所に配設された機器内の分類記憶103から設定レベルを調整する相手に関する全ての分類情報を読み込む(ステップ702)。
次に、設定調整手段601は、調整を行う相手と通信手段602を介して通信を開始する(ステップ703)。
次に、設定調整手段601は、調整を行う相手と通信が開始されると、ステップ702で読み込んだ分類情報を相手に送信する(ステップ704)。
逆に、同様にして通信相手から相手側の機器内の分類記憶103から分類情報を受信する(ステップ705)。
次に、設定調整手段601は、ステップ705で相手側の機器から受け取った分類情報と、ステップ702で読み込んだ自分の分類情報を比較し、相手と同じレベルになるように抽象化レベルを上げる、即ち提供する情報量を減らし調整する(ステップ706)。
次に、設定調整手段601は、ステップ706で調整が完了した分類情報を同一機器内の分類記憶手段103に記憶し(ステップ707)、処理を終了する。
一方、ステップ701において、設定調整手段601は通信手段602によって起動された場合には、まず、通信回線を確保し(ステップ712)、相手からの抽象化情報を受け取る(ステップ713)。
次に、設定調整手段601は、分類情報記憶手段103から相手に関する全ての分類情報を読み込み(ステップ714)、ステップ703で相手側から受信した分類情報の抽象化レベルと、ステップ704で読み込んだ分類情報の抽象化レベルとが同じレベルになるよう抽象化レベルを上げる、即ち提供する情報量を減らし調整する(ステップ715)。
次に、設定調整手段601は、ステップ715で調整が完了した分類情報を分類情報記憶手段103に記憶させ(ステップ716)、この記憶させたのと同じ分類情報を通信手段602を介して通信相手に送信し(ステップ717)、終了する。
なお、ステップ706とステップ711における調整方法は同じアルゴリズムを用いる。例えば、同じ場所、同じ種類のセンサは低い方の抽象化レベルに合わせたり、抽象度大=1点、抽象度中=2点、抽象度小=3点などと重み付けを行い、点数の総和を低い方に合わせたり、予め標準セットを定義しておき、点数の総和が低い方に合った標準セットを選択するなど、様々なアルゴリズムが考えられる。
以上説明した通り、本発明によれば、予め設定された抽象化レベルに応じてセンサからの情報を抽象化するので、モニタされる人が提供したいと思う精度で抽象化した情報を開示する生活モニタ装置を提供することができる。更に、観察者同士で抽象化する度合いをだいたい同じレベルに調整することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る生活モニタ装置は、第1の実施形態の生活モニタ装置に、意識的なコミュニケーションを行うための入力手段を付加し、コミュニケーションシステムとしても使えるようにした点が特徴である。
更に、入力手段801にマイクと音声認識機能を持たせることにより、入力手段に話しかけると単語を検出し表示手段107側の出力を変化させ、被観察者に観察者が話しかけたということを知らせることが可能である。
図8は本発明の第3の実施の形態に係る生活モニタ装置の構成を示す図である。
入力手段801を付加した以外は図1と同じであり、同じものについては同一番号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明を行う。
入力手段801は、被観察者が観察者に意識的に情報を伝えたいときに使用する入力装置である。この入力手段801は、例えば単純なボタンであり、ボタンが押されると表示手段107が瞬間的に点滅することで観察者の注意をひきつけたりする。また、異なる例としては入力手段801をボタンおよびマイクとし、表示手段107をスピーカーとすることにより、インターホンの役割を果たすこともできる。
分類記憶手段103に記憶される分類情報とは別に、この実施の形態では図9(A)に示す音声の分類情報および図9(B)に示す対応表が作成される。この図9(A)に示す音声の分類情報の作成方法については、第1の実施の形態で説明した分類情報の作成方法と同様の方法により作成され、分類登録手段104により予め分類記憶手段103に記憶される。また、図9(B)に示す対応表については、図2(B)に示す分類情報の一部と同じ技術を用いて対応表が作成される。但し、図2(B)で項目名“センサID”となっている点については、ここの欄でもユーザが文字を登録可能にする必要がある。
図9において、音声の分類情報の項目名“入力手段801を識別するID”の値は、入力手段801を識別するID(例えば、この例では“801”)が記憶される。
図9において、音声の分類情報の項目名項目名“音声認識結果”は、各種語句に対応するコードについて抽象化するときの度合いが記憶される。
例えば、被観察者が「おはよう」と生活モニタ装置に話しかけると、入力手段801は音声認識により「おはよう」という語句を検出し、この語句に対応するコード(文字コードであってよい)を抽象化手段102へ送信する。すると抽象化手段102では、「おはよう」という語句のコードに対して、分類記憶手段103に予め記憶されており、抽象化する度合いを示す音声の分類情報を調べる。図9(A)に示す例では「大」となっているので、抽象化手段102は「おはよう」という語句のコードを「入力あり」の語句のコードへ変換し、通信手段105を介して観察者側の機器へ送信する。
図9(A)に示す対応表の例では、抽象化する度合いが「大」では「入力あり」,「中」では「あいさつ」,「小」では「おはよう」という語句へ変換されるように記憶されている。
このような音声認識技術としては、例えば、特開2003−216179公報、特開2003−140691公報に開示されている技術を適用すればよい。
図10は音声入力手段801として、音声入力機能と音声認識機能を使用した場合の処理を示すフローチャートである。
入力手段801は音声の入力を検知すると起動して音声データを取り込む(ステップS1001)。
次に、入力手段801は音声の認識を行う(ステップS1002)。
次に、入力手段801は認識結果が認識入力手段801内部の辞書に登録されている語句(単語等)の場合は(ステップS1003)、語句に対応する値を取得し(ステップS1004)、抽象化手段102に送出し(ステップS1005)、終了する。
ステップS1003において、登録されている単語と一致しない場合には、そのまま処理を終了する。
抽象化手段102は、通常のセンサと同じように、入力手段801から入力された値(語句のコード)に対応する語句について抽象化を行い通信手段105を介して観察者側の機器へ送信する。
例えば、音声入力手段801に「おはよう」という音声が入力され、同じく音声入力手段801によって内部の辞書に登録されている「おはよう」という語句に対応する値が抽象化手段102に送出される。
例えば、分類記憶手段103に登録されている項目名“音声”の抽象化レベルが、「大」と登録されている場合は「入力あり」,「中」と登録されている場合は「あいさつ」、「小」と登録されている場合は「おはよう」のように抽象化を行い送出する。
以上説明した通り本発明によれば、予め設定された抽象化レベルに応じてセンサからの情報を抽象化するので、モニタされる人が提供したいと思う精度で抽象化した情報を開示する生活モニタ装置を提供することができる。更に、遠隔地においても相手の活動や日々の簡単なコミュニケーションを容易に行うことが可能となり、相手の存在を身近に感じることができるようになり、相手の状態を確認したり、挨拶のために電話などの意識的なコミュニケーション手段を用いる必要がなくなり、コミュニケーションの効率を上げることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る生活モニタ装置の構成を示す図。 分類情報を示す図。 生活モニタ装置の送信側(被観察者側の機器)の動作を説明するためのフローチャート。 全てのセンサに関する被観察者の活動情報を示す例の図。 表示手段107の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る双方向生活モニタ装置の構成を示す図。 設定調整手段601および通信手段602が、相手のシステムと情報の抽象度が同レベルになるよう抽象レベルの調整を行う動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第3の実施の形態に係る生活モニタ装置の構成を示す図。 (A)音声の分類情報を示す図。(B)変換するときの対応表を示す図。 音声入力手段801として、音声入力機能と音声認識機能を使用した場合の処理を示すフローチャート。
符号の説明
101…センサ、102…抽象化手段、103…分類記憶手段、104…分類登録手段、105,106,602…通信手段、107…表示手段、601…設定調整手段、801…入力手段。

Claims (5)

  1. 被観察者の活動状況の情報を取り込むセンサと、
    利用者により予め定められた抽象化の度合いを記憶する記憶手段と、
    前記センサから入力された前記活動状況の情報を、前記記憶手段から読み出した度合いに応じて抽象化する抽象化手段と、
    この抽象化手段により抽象化した前記活動状況の情報を他の場所へ設置されている観察者側の装置へ送信する送信手段とを備えたことを特徴とする生活モニタ装置。
  2. 請求項1記載の生活モニタ装置から送信された前記活動状況の情報を受信する受信手段と、
    この受信手段により受信した前記活動状況の情報を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする生活モニタ装置。
  3. 前記記憶手段から読出した前記抽象化の度合いを、異なる場所に設置された前記生活モニタ装置へ送信する送信手段と、
    前記異なる場所に設置された前記生活モニタ装置の前記抽象化の度合いを、前記異なる場所に設置された前記生活モニタ装置から受信する受信手段と、
    前記記憶手段から読出した前記抽象化の度合いを、前記受信手段により受信した前記抽象化の度合いと合わせる調整手段とを具備したことを特徴とする請求項1記載の生活モニタ装置。
  4. 更に、被観察者の入力した情報を前記観察者側の装置へ送信する送信手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の生活モニタ装置。
  5. 更に、マイクと、
    このマイクから入力された音声を認識し、この認識の結果得られた語句を出力する音声認識手段と、
    語句に対して抽象化するときの度合いを示す語句抽象化度を記憶する語句抽象化度記憶手段と、
    前記音声認識手段により認識された語句を、前記語句抽象化度記憶手段から読出した度合いに応じて抽象化する語句抽象化手段と、
    語句抽象化手段からの情報を前記観察者側の装置へ送信する送信手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の生活モニタ装置。
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