JP2005076777A - 軸結合装置と画像形成装置とそこに装着されるプロセスカートリッジ及びベルトユニットと軸結合方法 - Google Patents

軸結合装置と画像形成装置とそこに装着されるプロセスカートリッジ及びベルトユニットと軸結合方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 高精度で互いに軸心にずれのない状態で回転軸と回転駆動軸とを確実に一体の状態に結合できるようにする。
【解決手段】 回転軸81の先端部に設けたグリップ部材83の雄ネジ部83cに、グリップ力作用部材85の雌ネジ部85aを浅く螺合させる。その状態でグリップ力作用部材85のピン受入溝に、回転駆動軸82の先端部に固定しているピン96を相対回転不能に係合させ、回転軸81の回転を規制した状態で回転駆動軸82を、雄ネジ部83cと雌ネジ部85aとの螺合が深くなる方向に回転させる。それにより、グリップ力作用部材85がグリップ部材83側に移動し、テーパ面85bが各分割グリップ部87を径方向にそれぞれ移動させるので、グリップ部83aが回転駆動軸82をしっかりと把持する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、第1軸と第2軸とを結合する軸結合装置と、その軸結合装置を備えた画像形成装置と、その画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジ及びベルトユニットと、第1軸と第2軸とを結合する軸結合方法に関する。
例えば画像形成装置では、高画質の画像を得るためには画像を担持して回転する感光体(回転体)を高精度で回転させることが求められる。特に、感光体を複数並べて、その各感光体にそれぞれ異なる色の画像を形成して、その画像を中間転写ベルトや直接転写紙に重ね合わせ状態に転写してフルカラーの画像を得るタンデム型のフルカラー機では、色ずれ等が生じないようにするため、より高い精度が求められる。
そのため、このようなタンデム型の画像形成装置では、高精度なモータを用いて回転体の回転精度の向上を図るようにしている。しかしながら、モータ自体がいくら高精度であっても、モータの回転軸と感光体を支持する軸との結合部に互いに軸心のずれがあると、感光体に回転ムラが生じる。
したがって、この場合には感光体表面の副走査方向にバンディングと呼ばれる画像ムラや位置ずれが発生するため、画像品質が低下してしまうようになる。
そこで、従来の感光体を支持する回転軸と、その回転軸を回転させるモータの軸とを結合する軸結合装置として、特許文献1に記載されているものがある。
その特許文献1に記載の軸結合装置は、感光体の回転軸にフランジを取り付けると共に、その回転軸に径方向にスプリングピンを突出状態に固定し、そのフランジの部分をモータの軸に取り付けられているドラムカップリング手段に嵌合させると共に、スプリングピンをドラムカップリング手段の切欠きに嵌合させ、モータに設けられている4箇所の取り付け孔にそれぞれビスを通して画像形成装置本体に固定することにより、モータを画像形成装置本体に固定している。
特開2002−357986号公報(第4頁、図7〜図9)
しかしながら、特許文献1に記載の軸結合装置は、感光体の回転軸に取り付けたスプリングピンがドラムカップリング手段の切欠きに嵌合することにより互いの軸が結合されるものであって、感光体側の回転軸とモータの軸とが完全に一体化する結合ではないので、必ずしも高い精度の軸結合とはいえず、結合する互いの軸心にずれが生じる虞があった。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、高精度で互いに軸心にずれのない状態で第1軸と第2軸とを確実に一体の状態に結合することができるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、第1軸と第2軸とを結合する軸結合装置であって、その第1軸と第2軸のいずれかに設けられて他方の軸をグリップするグリップ部を有するグリップ手段と、上記他方の軸に設けられて上記グリップ部を径方向に移動させることにより上記他方の軸を把持するグリップ力を上記グリップ部に作用させるグリップ力作用手段とを設け、上記グリップ部の上記他方の軸をグリップする部分を周方向に複数に分割した軸結合装置を提供する。
上記グリップ手段は、上記一方の軸に対して取り外し可能に設けるとよい。
また、上記グリップ部は上記一方の軸に一体的に形成するようにしてもよい。
上記第1軸と第2軸の結合側の各先端部は、軸心が同じに形成された軸心確保部にそれぞれ挿入させ、その軸心確保部をグリップ部の上記複数に分割されたグリップする部分の根元部分から後端側に位置させるとよい。
そして、その軸心確保部は、グリップ手段に形成するとよい。
上記グリップ力作用手段は、グリップ手段側へ移動させたときにそのグリップ手段のグリップ部に当接してそのグリップ部を径方向に移動させることにより上記他方の軸を把持するグリップ力をグリップ部に作用させる手段であるようにするとよい。
また、上記グリップ力作用手段とグリップ手段とにそれぞれネジ部を形成し、それらのネジ部を互いに螺合させたときにグリップ力作用手段がグリップ手段側へ移動するようにするとよい。
上記グリップ手段のグリップ力作用手段との接触部をテーパ状に形成し、グリップ力作用手段をグリップ手段側へ移動させたときにグリップ力作用手段がグリップ手段のテーパ状の接触部に当接してグリップ部が径方向に移動するようにするとよい。
上記グリップ力作用手段が、グリップ手段のグリップ部外周を締め付けるクランプ部材であるようにしてもよい。
また、回転体を支持する回転体支持軸と、その回転体支持軸を回転させるモータの出力軸と、その回転体支持軸とモータの出力軸とを結合する軸結合装置とを備え、その軸結合装置には、上記回転体支持軸と上記出力軸のいずれかの軸に設けられて他方の軸をグリップするグリップ部を有するグリップ手段と、上記他方の軸に設けられて上記グリップ部を径方向に移動させることにより上記他方の軸を把持するグリップ力を上記グリップ部に作用させるグリップ力作用手段とを設けた画像形成装置も提供する。
上記回転体支持軸に、上記回転体に係合してその回転体と一体に回転する回転係合部材を一体的に設けると共に、上記回転体支持軸を回転可能に支持する軸受を設け、且つ上記回転体を回転体支持軸対して着脱可能にするとよい。
上記回転体をドラム状の感光体にするとよい。
また、その感光体は複数設けると効果的である。
上記回転体はベルトを走行可能に支持するベルト走行支持体にしてもよい。
上記モータは、減速機構を有さない直接駆動方式のモータにするとよい。あるいは、そのモータを遊星ローラ減速機を内蔵したモータにしてもよい。
また、帯電装置と現像装置と感光体表面クリーニング装置の少なくともいずれか1つと上記感光体とを一体的な構成体とし、その構成体を上記回転体支持軸に対して着脱可能にした画像形成装置も提供する。
さらに、上記画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジであって、帯電装置と現像装置と感光体表面クリーニング装置の少なくともいずれか1つと感光体とを一体的に構成し、上記回転体支持軸を装置本体側に取付けた状態で装置本体に対して着脱可能としたプロセスカートリッジも提供する。
上記画像形成装置に装着されるベルトユニットであって、回転体がベルトを走行可能に支持するベルト走行支持体であり、回転体支持軸が装置本体側に固定されていてその回転体支持軸に対してベルト走行支持体が着脱可能であるベルトユニットも提供する。
第1軸と第2軸とを結合する軸結合方法であって、その第1軸の先端部に設けられて第2軸をグリップするグリップ手段に形成されたネジ部に、グリップ手段のグリップ部を径方向に移動させることにより第2軸を把持するグリップ力をグリップ部に作用させるグリップ力作用手段に形成されたネジ部を浅く螺合させ、その状態でグリップ力作用手段に第2軸を相対回転不能に係合させ、第1軸の回転を規制した状態で第2軸を回転させて上記ネジ部の螺合位置を深くしてグリップ力作用手段がグリップ部を径方向に移動させて、そのグリップ部が第2軸を把持する軸結合方法も提供する。
また、その軸結合方法において、グリップ力作用手段と第2軸との係合は、グリップ力作用手段に形成した切り欠き溝に第2軸の先端部に軸を径方向に貫通させて両端部を軸表面からそれぞれ突出させたピンを挿入させることによる係合であり、第2軸から第1軸への回転力の伝達は、最初は上記ピンから上記切り欠き溝を介して行われ、上記ネジ部の螺合位置か深くなってからは直接第2軸とその第2軸を把持した状態にあるグリップ部に切り換わる軸結合方法も提供する。
この発明によれば、高精度で互いに軸心にずれのない状態で第1軸と第2軸とを確実に一体の状態に結合させることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施例A1〕
図1はこの発明の実施例A1の軸結合装置を使用して第1軸と第2軸とを結合した状態を示す断面図、図2は同じくその2つの軸を結合させた状態を示す斜視図、図3は同じくその2つの軸を結合させる前の状態を示す分解斜視図である。
この実施例A1の軸結合装置は、第1軸である回転軸81と、第2軸である回転駆動軸82とを結合する軸結合装置である。その構成は、回転軸81に設けられて他方の軸をグリップするグリップ部83aを有するグリップ手段であるグリップ部材83と、回転駆動軸82に設けられてグリップ部83aを径方向に移動させることにより回転駆動軸82を把持するグリップ力をグリップ部83aに作用させるグリップ力作用手段であるグリップ力作用部材85とを有し、グリップ部83aの回転駆動軸82をグリップする部分に複数の切り込み86を入れて周方向に複数に分割した分割グリップ部87をそれぞれ形成している。
なお、上記の場合と逆に、第2軸である回転駆動軸82側にグリップ部材83を設け、第1軸である回転軸81側にグリップ力作用部材85を設けるようにしてもよい。
グリップ部材83は、図3に示すような形状をしていて、グリップ部83aと反対側には両側部に切欠き溝を設けることにより形成した対向面88,89を有し、その対向面88,89を貫通するように、図1に示すようにネジ孔91,92を形成している。そして、そのネジ孔91,92に対応させて、回転軸81に貫通孔93を形成し、そのネジ孔91,92と貫通孔93とに貫通状態にネジ94を螺着し、回転軸81とグリップ部材83とを一体に固定している。
このように、この実施例A1では、グリップ部材83は回転軸81に対して取り外し可能に設けられている。
なお、グリップ部材83を回転軸81に固定した状態では、グリップ部材83に軸方向に貫通状態に形成している嵌合孔部83bの軸方向の略中間に回転軸81の先端が位置するようになる。
その嵌合孔部83bの軸方向の略中間には、高い精度の内径で軸心が同じに形成された軸心確保部Lsを形成している。そして、その軸心確保部Lsの位置が、グリップ部83aの複数に分割された分割グリップ部87の根元部分から後端側(図1で左方側)に位置するようにしている。
このように、この実施例A1では、軸心確保部Lsがグリップ部材83に形成されている。
グリップ力作用部材85は、グリップ部材83側へ移動させたときにそのグリップ部材83のグリップ部83aに当接してそのグリップ部83aを径方向に移動させることにより回転駆動軸82を把持するグリップ力をグリップ部83aに作用させる働きをする。
そのグリップ力作用部材85は、図3に示したように全体が略筒状をしていて、2箇所の対向する位置に同一深さのピン受入溝95,95を形成し、そこに回転駆動軸82の先端部に径方向に貫通させて固定したピン96を、嵌合可能にしている。
そのグリップ力作用部材85のグリップ部材83側の内周面には、図1に示すように雌ネジ部85aを形成し、その雌ネジ部85aに対応させてグリップ部材83側には雄ネジ部83cを形成し、それらのネジ部を互いに螺合させたときにグリップ力作用部材85がグリップ部材83側へ移動するようにしている。
そのグリップ部材83のグリップ力作用部材85との接触部となる複数の各分割グリップ部87は、把持力を周方向から均等に加えやすくするため、それぞれテーパ状に形成されている。そして、グリップ力作用部材85をグリップ部材83側へ移動させたときに、そのグリップ力作用部材85の内面のテーパ面85bがグリップ部材83のテーパ状の接触部に当接して、グリップ部材83の各分割グリップ部87が回転駆動軸82を把持する径方向(内径を小さくする方向)にそれぞれ移動する。
なお、図1で97は回転体係合部材であり、98は軸受である。
この軸結合装置により、回転軸81と回転駆動軸82とを結合するときは、まず回転軸81の先端部に設けられて回転駆動軸82をグリップするグリップ部材83に形成されている雄ネジ部83cに、グリップ力作用部材85に形成されている雌ネジ部85aを浅く螺合させる。
そして、その状態でグリップ力作用部材85のピン受入溝95(図2,図3)に、回転駆動軸82の先端部に貫通状態で固定しているピン96を相対回転不能に係合させる(図2の状態)。この状態で、回転軸81の回転を規制した状態のまま回転駆動軸82を、雄ネジ部83cと雌ネジ部85aとの螺合が深くなる方向に回転させ、そのネジ部の螺合位置を深くする。
それにより、グリップ力作用部材85がグリップ部材83側(図1で左方側)に移動し、グリップ力作用部材85のテーパ面85bがグリップ部83aの各分割グリップ部87を径方向にそれぞれ移動させるので、グリップ部83aが回転駆動軸82をしっかりと確実に把持する。
この軸結合方法を実施すれば、回転駆動軸82から回転軸81への回転力の伝達は、最初の雄ネジ部83cと雌ネジ部85aを浅く螺合させた状態のときは、回転駆動軸82からの回転力はピン96を介してグリップ力作用部材85、グリップ部材83、回転軸81に伝達されるため、ピン96とそれを嵌合させたグリップ力作用部材85のピン受入溝95との間の隙間に生じるガタをもって伝達される。
しかしながら、雄ネジ部83cと雌ネジ部85aとの螺合が深まると、上述したようにグリップ力作用部材85がグリップ部83aを径方向(小径になる方向)にそれぞれ移動させることにより、グリップ部83aが回転駆動軸82にしっかりと固定されて一体化され、その一体化した部分でトルクの伝達が可能となるため、この時点ではピン96による力の伝達位置は完全にグリップ力作用部材85とグリップ部83aとの把持位置へと移行する。それにより、ピン96とピン受入溝95との間のガタによるトルクの伝達ムラは発生しないので、回転軸81と回転駆動軸82とを軸心を高精度(同軸度)で一致させた状態で確実に結合させることができる。
このように、この軸結合装置では、グリップ力作用部材85と回転駆動軸82との係合は、グリップ力作用部材85に形成したピン受入溝(切り欠き溝)95に回転駆動軸82の先端部に軸を径方向に貫通させて両端部を軸表面からそれぞれ突出させたピン96を挿入させることによる係合であり、回転駆動軸82から回転軸81への回転力の伝達は、最初はピン96からピン受入溝95を介して行われ、雄ネジ部83cと雌ネジ部85aとの螺合位置か深くなってからは直接回転駆動軸82とその回転駆動軸82を把持した状態にあるグリップ部83aに切り換わる軸結合方法が実施される。
ところで、図1に示したように、回転軸81と回転駆動軸82との結合状態では、回転駆動軸82の先端部はグリップ部材83の嵌合孔部83bの軸心確保部Lsまで挿入された状態で回転軸81と一体化するので、回転軸81と回転駆動軸82の軸心を、極めて高い精度で一致させることができる。
さらに、回転駆動軸82を把持するグリップ部材83のグリップ部83aは、それを周方向に複数に分割して分割グリップ部87とし、その部分は先端の厚さが薄くなるテーパ状に形成してあるので、その部分により把持力を回転駆動軸82に周方向から均等に加えることができる。したがって、安定した把持力が得られる。
また、この実施例A1では、グリップ部材83を回転軸81にネジ94により固定して、それらを一体的に形成しているので、グリップ部材83と回転軸81との間におけるバラツキを小さくすることができる。
なお、グリップ部材83を回転駆動軸82側に設ける構成にした場合には、同様にそのグリップ部材83を回転駆動軸82に一体的に形成するとよい。
〔実施例A2〕
図4はこの発明の実施例A2の軸結合装置を説明するための図2と同様な斜視図であり、図2と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施例A2の軸結合装置は、実施例A1の軸結合装置に対し、グリップ力作用手段を、グリップ手段であるグリップ部材83′のグリップ部外周を締め付けるC型リング(クランプ部材)99とした点のみが異なる。
この軸結合装置では、グリップ部材83′の分割グリップ部87の外周面に、C型リング99を嵌入させるためのリング嵌入溝83dを形成し、そのリング嵌入溝83dの溝直径DをC型リング99の内径Dよりも大きくしている。
それにより、リング嵌入溝83dにC型リング99を嵌入させると、C型リング99の弾性力により分割グリップ部87の外径が小さくなるので、複数の分割グリップ部87が回転駆動軸82をしっかりと把持する。それにより、回転駆動軸82と回転軸81とが結合されて一体化する。
このようにしても、回転軸81と回転駆動軸82との軸心を高精度で一致させた状態で確実に結合させることができる。そして、この実施例A2の場合には、グリップ部外周を締め付けるC型リング99の取り外しが容易であるという利点がある。
〔実施例A3〕
図5はこの発明の実施例A3の軸結合装置を説明するための図2と同様な斜視図であり、図2と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施例A3の軸結合装置は、実施例A1の軸結合装置に対し、グリップ部83a′を回転軸81′の先端部に、一体に形成した点のみが異なる。
このようにすれば、回転軸81′とグリップ部83a′との接合に関する組み付け誤差がなくなるので、回転軸81′と回転駆動軸82の軸心が高精度で一致する。
次に、この発明による画像形成装置の実施例について説明する。
〔実施例B1〕
図6はこの発明の実施例B1の画像形成装置の感光体とその駆動系を示す装置側部側から見た図、図7は同じくその画像形成装置の感光体の軸結合付近を示す拡大図、図8は同じくその画像形成装置全体を示す構成図であり、図1及び図2と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施例B1の画像形成装置は、その全体の構成を図8に示すように、画像を担持しながら回動する中間転写ベルト10を備えたカラー複写機の例を示している。
このカラー複写機は、カラーのコピーをとるときは、原稿自動給送装置4の原稿台30上に原稿をセットする。また、手動で原稿をセットする場合には、原稿自動給送装置4を開いてスキャナ3のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動給送装置4を閉じてそれを押える。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動給送装置4に原稿をセットしたときは、その原稿がコンタクトガラス32上に給送される。また、手動で原稿をコンタクトガラス32上にセットしたときは、直ちにスキャナ3が駆動し、第1走行体33及び第2走行体34が走行を開始する。そして、第1走行体33の光源から光が原稿に向けて照射され、その原稿面からの反射光が第2走行体34に向かうと共に、その光が第2走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取りセンサ36に入射して、原稿の内容が読み取られる。
また、上述したスタートスイッチの押下により、中間転写装置20の中間転写ベルト10が回動を開始する。さらに、それと同時に各感光体40Y,40C,40M,40Kが回転を開始して、その各感光体上に帯電装置60,露光装置21,現像装置61,1次転写装置62,感光体クリーニング装置63,除電装置64を使用して、イエロー,シアン,マゼンタ,ブラックの各単色画像を形成する動作を開始する。そして、その各感光体上に形成された各色の画像は、図8で時計回り方向に回動する中間転写ベルト10上に重ね合わせ状態に順次転写されていき、そこにフルカラーの合成カラー画像が形成される。
なお、中間転写ベルト10は、ベルト駆動ローラ9と従動ローラ15,16に回動可能に張架されている。
一方、上述したスタートスイッチの押下により、給紙テーブル2内の選択された給紙段の給紙ローラ42が回転し、ペーパーバンク43の中の選択された1つの給紙カセット44からシートPが繰り出され、それが分離ローラ45により1枚に分離されて給紙路46に搬送される。
そのシートPは、搬送ローラ47により複写機本体1内の給紙路48に搬送され、レジストローラ49に突き当たって一旦停止する。
また、手差し給紙の場合には、手差しトレイ51上にセットされたシートPが給紙ローラ50の回転により繰り出され、それが分離ローラ52により1枚に分離されて手差し給紙路53に搬送され、レジストローラ49に突き当たって一旦停止状態になる。
そのレジストローラ49は、中間転写ベルト10上の合成カラー画像に合わせた正確なタイミングで回転を開始し、一旦停止状態にあったシートPを中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に送り込む。そして、そのシートP上に2次転写装置22によりカラー画像が転写される。
その画像が転写されたシートPは、搬送装置としての機能も有する2次転写装置22により定着装置25へ搬送され、そこで熱と加圧力が加えられることにより転写画像が定着される。その後、そのシートPは、切換爪55により排出側に案内され、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出されてそこにスタックされる。
また、両面コピーモードが選択されているときには、片面に画像を形成したシートPを切換爪55によりシート反転装置28側に搬送し、そこで反転させて再び転写位置へ導き、今度は裏面に画像を形成した後に、排出ローラ56により排紙トレイ57上に排出する。
なお、画像のシートPへの転写後に、中間転写ベルト10の表面はクリーニング装置17によりクリーニングされる。
このカラー複写機は、4つの感光体40をそれぞれ支持する第1軸となる図7に示す回転体係合軸101(図1の回転軸81に対応する)と、モータ5の第2軸となる回転駆動軸102(図1の回転駆動軸82に対応する)との結合に、図1から図3(図4でもよい)を使用して説明した内容と同様の軸結合を行っている。したがって、その軸結合に関する構成の説明は重複するので省略する。
各感光体40は、図7に示すように軸方向の一端部のフランジに円錐形状部6を形成している。そして、その円錐形状部6に対応して、回転体係合軸(回転軸)101に回転体係合部材97を固定すると共に、回転体係合軸101には感光体40を回転可能に支持する軸受98も取り付けている。
この各感光体40は、図6に示すように中心部に回転体係合軸101を嵌入させた状態で、全体が同図で左端面側に設けられている付勢スプリング7により図示しない中間部材を介して回転体係合部材97側に付勢されている。
それにより、図7に示したように円錐形状部6が回転体係合軸101に固定された回転体係合部材97に押し付けられてそれらが互いに係合し、感光体40が回転体係合軸101と一体になりガタ無く回転可能となる。
回転体係合軸101は、回転体係合部材97が設けられている側と反対側の端部が、図6に示すようにカラー複写機の本体フレーム8に軸受11を介して軸支されている。そして、このカラー複写機では、この構成で4個全ての感光体40がそれぞれ支持されていて、それらが各モータ5により回転可能になっている。
回転体係合軸101とモータ5の回転駆動軸102との軸結合は、上述したように図1から図3を使用して説明したものと同様な構成で軸結合が行われるが、そのモータ5は、この実施例B1では減速機構を有さない直接駆動方式のモータである。
したがって、減速ギヤを介して回転力を出力する駆動方式のモータを使用した場合に比べて、その減速ギヤ精度のバラツキによる回転ムラを防止することができるので、感光体40の回転ムラに起因する画像の副走査方向のずれを防止することができる。
なお、モータ5の正回転方向は、それを正回転で回転させたときに、図1で説明したグリップ部材83の雄ネジ部83cとグリップ力作用部材85の雌ネジ部85aとの螺合がゆるむ回転方向と逆側に設定してある。
したがって、回転体係合軸101と回転駆動軸102とをこの軸結合装置により結合させた後でモータ5を正回転させても、グリップ部83aによる回転駆動軸102の把持力が弱まることはない。
このように、このカラー複写機は、回転体であるドラム状の感光体40を支持する回転体支持軸となる回転体係合軸101と、その回転体係合軸101を回転させるモータ5の出力軸である回転駆動軸102と、その回転体係合軸101とモータ5の回転駆動軸102とを結合する軸結合装置とを備えている。
そして、その軸結合装置には、回転体係合軸101に設けられて回転駆動軸102をグリップするグリップ部83aを有するグリップ部材83と、回転駆動軸102に設けられてグリップ部83aを径方向に移動させることにより回転駆動軸102を把持するグリップ力をグリップ部83aに作用させるグリップ力作用部材85とを設けているので、回転体係合軸101と回転駆動軸102の軸心を、極めて高い精度で一致させて一体化することができる。
それにより、各感光体40の回転ムラを防止することができるので、高画質の画像が得られる。
なお、回転駆動軸102側にグリップ部を設け、そのグリップ部により回転体係合軸101を把持するようにしても、同様の作用効果が得られる。
また、この実施例B1では、回転体係合軸101に、感光体40に係合してその感光体40と一体に回転する回転体係合部材97を一体的に設けると共に、回転体係合軸101を回転可能に支持する軸受98を設け、且つ感光体40を回転体係合軸101対して着脱可能にしているので、メンテナンス性がよくなるため、サービス性が向上する。
なお、この実施例B1の回転体係合軸101と回転駆動軸102との結合に、実施例A2あるいは実施例A3で説明した軸係合装置を使用するようにしても、同様の作用効果が得られる。
〔実施例B2〕
図9はこの発明の実施例B2の画像形成装置の回転駆動軸を回転させるモータの減速機構を説明するための説明図である。
なお、この実施例B2における画像形成装置全体の基本的な構成は図8に示したものと同様であるため、その全体の図示は省略する。
この実施例B2による回転駆動軸102を減速駆動するモータは、図9に主要な構成部のみを示した遊星ローラ減速機110を内蔵したモータである。
その遊星ローラ減速機110は、例えばDCモータであるモータの回転軸(太陽ローラ軸)111を、回転自在に支持された減速ローラ112の外周面に圧接させている。
その減速ローラ112は回転中心に減速ローラ軸113を有していて、その減速ローラ軸113の減速ローラ112との固定部付近には、両面にリング受け114a,114bがそれぞれ一体に形成されている。その両側の各リング受け114a,114bには、リング115,116がそれぞれ押圧付勢されている。
そして、減速ローラ軸113が、最終出力軸となる回転駆動軸102と一体の円盤117を回転させることにより、回転駆動軸102が回転するようになっている。
ここで、モータの回転軸111の外径は、減速ローラ112の外径に比べて著しく小さくしているので、それにより回転駆動軸102が減速されて回転する。
このように、この遊星ローラ減速機110は、減速機構に歯車を一切使用せずにローラの圧接駆動により減速を行う。
それにより、各速度変動のない滑らかな回転になると共に、低騒音、低振動を実現することができる。したがって、この遊星ローラ減速機110を内蔵したモータにより回転駆動軸82を減速駆動することにより、より一層回転ムラを防止して、感光体の回転ムラに起因する画像の副走査方向のずれを防止することができる。
〔実施例B3〕
図10はこの発明の実施例B3である画像形成装置のベルトユニットを示す斜視図である。なお、この実施例B3における画像形成装置全体の基本的な構成は図8に示したものと同様であるため、その全体の図示は省略し、必要に応じて図8に付した符号を使用して説明する。
このベルトユニット100は、回転体が中間転写ベルト10を走行可能に支持するベルト走行支持体であるベルト駆動ローラ9であり、そのベルト駆動ローラ9と一体の回転軸81とモータ側の回転駆動軸82との結合及び駆動に関し、実施例A1の軸結合装置を適用している(実施例A2あるいは実施例A3を適用してもよい)。したがって、その軸の結合及び駆動に関しては実施例A1の場合と同様であるため、その詳しい説明を省略する。
ベルト駆動ローラ9は、その一端側に回転体係合部材97に対応して形成された走行支持体フランジ103を介して、回転軸81と一体の回転体係合部材97に係合されて、回転軸81と一体化して回転する。
なお、図10では説明の都合上、回転軸81をベルト駆動ローラ9に対して途中まで引き出した状態で示している。
また、回転体支持軸として機能する回転軸81は、装置本体側に固定されていて、その回転軸81に対してベルト駆動ローラ9が着脱可能になっている。
そのベルト駆動ローラ9の回転体係合部材97側の支持は、回転軸81に取り付けている軸受98により行われ、それにより回転自在となる。
このベルトユニット100の複写機本体に対する着脱は、そのユニットのフレーム面に一体に固定している取手104を矢示Aの装置前面へ引くことにより、容易に行うことができる。
このベルトユニット100によれば、モータからの回転力が伝達される回転駆動軸82と中間転写ベルト10を駆動するベルト駆動ローラ9の回転軸81とをガタなく軸心を高精度で一致させた状態で確実に結合することができるので、ベルト駆動ローラ9の回転ムラを防止することができる。それにより、中間転写ベルト10の回転ムラを防止できるので、その中間転写ベルト10上に重ね合わせ状態に転写する複数の色違いの画像の位置ずれを防止して、高画質の画像を得ることができる。
〔実施例B4〕
図11はこの発明の実施例B4である画像形成装置の感光体回りの構成を示す概略図であり、図8と対応する部分には同一の符号を符してある。なお、この実施例B4における画像形成装置全体の基本的な構成は図8に示したものと同様であるため、その全体の図示は省略する。
この実施例B4の画像形成装置は、帯電装置60と、現像装置61と、感光体40の表面をクリーニングする感光体クリーニング装置63を、感光体40と一体にカートリッジ59内に収める構成にし、それを一体のカートリッジの状態で回転体支持軸となる感光体係合軸101に対して着脱可能にしている。
なお、帯電装置60と現像装置61と感光体クリーニング装置63の少なくともいずれか1つと感光体40とを一体的な構成体としてもよい。
この実施例B4によれば、感光体40と帯電装置60,現像装置61,感光体クリーニング装置63の少なくともいずれかを一緒に取り出すことができるので、サービス性が向上する。
〔実施例C1〕
図12はこの発明によるプロセスカートリッジの実施例C1を複写機本体に装着した状態を示す図、図13は同じくそのプロセスカートリッジを複写機本体から引き出す途中を示す図、図14は同じくそのプロセスカートリッジからモータを分離させた状態を示す図であり、図8及び図11と対応する部分には同一の符号を付してある。
このプロセスカートリッジ120は、図8に示したカラー複写機(画像形成装置)に装着されるものであり、帯電装置60と現像装置61と感光体クリーニング装置63の少なくともいずれか1つと感光体40(各色ごと)とを一体的に構成し、回転体係合軸(回転体支持軸)101を複写機本体(装置本体)側に取付けた状態で、その複写機本体に対して着脱可能にしている。
そのプロセスカートリッジ120は、図12に示すように上部が装置本体フレーム121,122間に固定されたレール123に係合して、矢示Bの着脱方向にスライド可能になっている。
なお、装置本体フレーム121には、プロセスカートリッジ120が通過できる大きさの開口121aが形成してあり、その開口121aの部分には面板125が、装置本体フレーム121に対して離脱可能に取り付けてある。
そして、このプロセスカートリッジ120は、図13で右端側が回転体係合軸101に、その回転体係合軸101と一体に固定された軸受98を介して回転可能に保持されている。また、このプロセスカートリッジ120の左端側は、図12に示したように複写機本体に装着した状態で、左端面に突出させている基準ピン124が、取付状態にある面板125に形成してある係合孔125aに嵌入することにより位置決めされるようになっている。
次に、このプロセスカートリッジ120を交換する方法について説明する。
まず最初に、図12に示した状態から、面板125の装置本体フレーム121に対する固定の解除を、ネジ等を外すことにより行う。次に、プロセスカートリッジ120全体を図12で左方に移動させ、それをレール123に沿って装置の前面(図12で左方)側へ、図13に示すようにスライドさせる。
このとき、プロセスカートリッジ120を支持していた回転体係合軸101は、後側の装置本体フレーム122に固定されているモータ5の回転駆動軸102に、前述した軸結合装置により一体化しているので、その回転体係合軸101は装置本体フレーム122側に残る。
したがって、プロセスカートリッジ120は、回転体係合軸101が引き抜かれた状態で複写機本体(装置本体)から取り出される。
次に、モータ5を交換する方法について説明する。
図12に示す取付状態から、モータ取付けブラケット126上のビスを全て取外し、図1等で説明したグリップ部材83の雄ネジ部83cとグリップ力作用部材85の雌ネジ部85aとの螺合を解除すれば、モータ5を図14に示すように取り外すことができる。
なお、雄ネジ部83cと雌ネジ部85aの螺合の解除は、回転体係合軸101が回転しないように固定した状態で、モータ5の回転駆動軸102あるいはグリップ力作用部材85を、雄ネジ部83cと雌ネジ部85aの螺合がゆるむ方向に回転させることで行う。
このように、このプロセスカートリッジ120は、そのカートリッジ側の回転体係合軸101とモータ5側の回転駆動軸102との結合を簡単に解除することができるので、モータ5の交換も容易に行うことができる。したがって、メンテナンス性に優れた装置にすることができる。
そして、このプロセスカートリッジ120は、帯電装置60と現像装置61と感光体クリーニング装置63の少なくともいずれか1つと感光体40とを一体的に構成しているので、ユーザによるメンテナンスも容易であるためサービス性も向上する。
この発明は、画像形成装置以外にも、軸と軸をそれらの軸心を高い精度で一致させて結合させる装置に広く適用することができる。
この発明の実施例A1の軸結合装置を使用して第1軸と第2軸とを結合した状態を示す断面図である。(実施例A1) 同じくその2つの軸を結合させた状態を示す斜視図である。(実施例A1) 同じくその2つの軸を結合させる前の状態を示す分解斜視図である。(実施例A1) この発明の実施例A2の軸結合装置を使用して第1軸と第2軸とを結合した状態を示す断面図である。(実施例A2) この発明の実施例A3の軸結合装置を説明するための図2と同様な斜視図である。(実施例A3) この発明の実施例B1の画像形成装置の感光体とその駆動系を示す装置側部側から見た図である。(実施例B1) 同じくその画像形成装置の感光体の軸結合付近を示す拡大図である。(実施例B1) 同じくその画像形成装置全体を示す構成図である。(実施例B1) この発明の実施例B2の画像形成装置の回転駆動軸を回転させるモータの減速機構を説明するための説明図である。(実施例B2) この発明の実施例B3である画像形成装置のベルトユニットを示す斜視図である。(実施例B3) この発明の実施例B4である画像形成装置の感光体回りの構成を示す概略図である。(実施例B4) この発明によるプロセスカートリッジの実施例C1を複写機本体に装着した状態を示す図である。(実施例C1) 同じくそのプロセスカートリッジを複写機本体から引き出す途中を示す図である。(実施例C1) 同じくそのプロセスカートリッジからモータを分離させた状態を示す図である。(実施例C1)
符号の説明
1:複写機本体(装置本体)、5:モータ、9:ベルト駆動ローラ(ベルト走行支持体)、10:中間転写ベルト、40Y,40C,40M,40K:感光体(回転体)、60:帯電装置、61:現像装置、63:感光体クリーニング装置(感光体表面クリーニング装置)、81,81′:回転軸(第1軸)、82,102:回転駆動軸(第2軸,出力軸)、83a:グリップ部、83,83′:グリップ部材(グリップ手段)、83c:雄ネジ部、85:グリップ力作用部材(グリップ力作用手段)、85a:雌ネジ部、85b:テーパ面、87:分割グリップ部、95:ピン受入溝(切り欠き溝)、96:ピン、97:回転体係合部材(回転係合部材)、98:軸受、99:C型リング(クランプ部材)、100:ベルトユニット、101:回転体係合軸(第1軸,回転体支持軸)、110:遊星ローラ減速機、120:プロセスカートリッジ、Ls:軸心確保部

Claims (21)

  1. 第1軸と第2軸とを結合する軸結合装置であって、前記第1軸と第2軸のいずれかに設けられて他方の軸をグリップするグリップ部を有するグリップ手段と、前記他方の軸に設けられて前記グリップ部を径方向に移動させることにより前記他方の軸を把持するグリップ力を前記グリップ部に作用させるグリップ力作用手段とを設け、前記グリップ部の前記他方の軸をグリップする部分を周方向に複数に分割したことを特徴とする軸結合装置。
  2. 前記グリップ手段は前記一方の軸に対して取り外し可能に設けられていることを特徴とする請求項1記載の軸結合装置。
  3. 前記グリップ部は前記一方の軸に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1記載の軸結合装置。
  4. 前記第1軸と第2軸の結合側の各先端部は軸心が同じに形成された軸心確保部にそれぞれ挿入され、該軸心確保部は前記グリップ部の前記複数に分割された前記グリップする部分の根元部分から後端側に位置していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の軸結合装置。
  5. 前記軸心確保部は前記グリップ手段に形成されていることを特徴とする請求項4記載の軸結合装置。
  6. 前記グリップ力作用手段は、前記グリップ手段側へ移動させたときに該グリップ手段のグリップ部に当接して該グリップ部を径方向に移動させることにより前記他方の軸を把持するグリップ力を前記グリップ部に作用させる手段であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の軸結合装置。
  7. 前記グリップ力作用手段と前記グリップ手段とにそれぞれネジ部を形成し、それらのネジ部を互いに螺合させたときに前記グリップ力作用手段が前記グリップ手段側へ移動するようにしたことを特徴とする請求項6記載の軸結合装置。
  8. 前記グリップ手段の前記グリップ力作用手段との接触部はテーパ状に形成されていて、前記グリップ力作用手段を前記グリップ手段側へ移動させたときに前記グリップ力作用手段が前記グリップ手段のテーパ状の接触部に当接して前記グリップ部が径方向に移動することを特徴とする請求項6又は7記載の軸結合装置。
  9. 前記グリップ力作用手段は、前記グリップ手段のグリップ部外周を締め付けるクランプ部材であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の軸結合装置。
  10. 回転体を支持する回転体支持軸と、該回転体支持軸を回転させるモータの出力軸と、その回転体支持軸とモータの出力軸とを結合する軸結合装置とを備え、
    該軸結合装置には、前記回転体支持軸と前記出力軸のいずれかの軸に設けられて他方の軸をグリップするグリップ部を有するグリップ手段と、前記他方の軸に設けられて前記グリップ部を径方向に移動させることにより前記他方の軸を把持するグリップ力を前記グリップ部に作用させるグリップ力作用手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記回転体支持軸に、前記回転体に係合して該回転体と一体に回転する回転係合部材を一体的に設けると共に、前記回転体支持軸を回転可能に支持する軸受を設け、且つ前記回転体を前記回転体支持軸に対して着脱可能にしたことを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記回転体はドラム状の感光体であることを特徴とする請求項10又は11記載の画像形成装置。
  13. 前記感光体は複数設けられていることを特徴とする請求項12記載の画像形成装置。
  14. 前記回転体はベルトを走行可能に支持するベルト走行支持体であることを特徴とする請求項10又は11記載の画像形成装置。
  15. 前記モータは、減速機構を有さない直接駆動方式のモータであることを特徴とする請求項10乃至14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  16. 前記モータは、遊星ローラ減速機を内蔵したモータであることを特徴とする請求項10乃至14のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  17. 帯電装置と現像装置と感光体表面クリーニング装置の少なくともいずれか1つと前記感光体とを一体的な構成体とし、該構成体を前記回転体支持軸に対して着脱可能にしたことを特徴とする請求項12又は13記載の画像形成装置。
  18. 請求項12又は13記載の画像形成装置に装着されるプロセスカートリッジであって、帯電装置と現像装置と感光体表面クリーニング装置の少なくともいずれか1つと前記感光体とを一体的に構成し、前記回転体支持軸を装置本体側に取付けた状態で前記装置本体に対して着脱可能であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  19. 請求項11記載の画像形成装置に装着されるベルトユニットであって、前記回転体がベルトを走行可能に支持するベルト走行支持体であり、前記回転体支持軸は装置本体側に固定されていて該回転体支持軸に対して前記ベルト走行支持体が着脱可能であることを特徴とするベルトユニット。
  20. 第1軸と第2軸とを結合する軸結合方法であって、前記第1軸の先端部に設けられて前記第2軸をグリップするグリップ手段に形成されたネジ部に、前記グリップ手段のグリップ部を径方向に移動させることにより前記第2軸を把持するグリップ力を前記グリップ部に作用させるグリップ力作用手段に形成されたネジ部を浅く螺合させ、その状態で前記グリップ力作用手段に前記第2軸を相対回転不能に係合させ、前記第1軸の回転を規制した状態で前記第2軸を回転させて前記ネジ部の螺合位置を深くして前記グリップ力作用手段が前記グリップ部を径方向に移動させて該グリップ部が前記第2軸を把持することを特徴とする軸結合方法。
  21. 請求項20記載の軸結合方法において、前記グリップ力作用手段と前記第2軸との係合は、前記グリップ力作用手段に形成した切り欠き溝に前記第2軸の先端部に軸を径方向に貫通させて両端部を軸表面からそれぞれ突出させたピンを挿入させることによる係合であり、前記第2軸から前記第1軸への回転力の伝達は、最初は前記ピンから前記切り欠き溝を介して行われ、前記ネジ部の螺合位置か深くなってからは直接前記第2軸と該第2軸を把持した状態にある前記グリップ部に切り換わることを特徴とする軸結合方法。
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