JP2005074617A - 生産システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワーク1上の複数の特徴点2、3、4をカメラ11、12、13、14により撮像し、前記特徴点の画像平面内での2次元位置に基づいてロボット31、32、33、34によりワーク1に対して作業を行う生産システムにおいて、特徴点4を異なる2方向から撮像して3次元位置を算出する複眼視算出部5と、特徴点2、3を1方向から撮像して3次元位置を算出する単眼視算出部6a、6bと、複眼視で撮像する特徴点4と単眼視で撮像する特徴点2、3との点間距離を設定する特徴点間距離設定部7と、複眼視算出部5と単眼視算出部6a、6bとにより算出される異なる特徴点3点以上の3次元位置に基づいて所定の基準座標系における前記ワークの位置を算出するワーク位置算出部8とを備え、単眼視算出部6a、6bは、特徴点2、3の画像平面内での2次元位置と複眼視算出部5で算出した3次元位置と特徴点間距離に基づいて3次元位置を算出することを特徴とする生産システム。
【選択図】図1
Description
また、予め設定した3点間の距離と、検出した3点間の距離の差を関数として、その関数の最小値を与える位置をニュートン−ラプソン法を用いて算出するものがある(例えば、特許文献2)。
本発明の請求項4記載の生産システムは、前記所定の基準座標系は、前記複眼視算出部により算出される特徴点を原点とすることを特徴とするものである。
また請求項2記載の発明によれば、複数のロボット制御装置へ一斉同報通信を行うために、生産システムのタクトタイムが短縮できるという効果がある。
また、請求項3記載の発明によれば、カメラの台数を少なくすることが可能であり、低コストでシステムを構築できるという効果がある。
カメラ11、12は、特徴点4を異なる方向から検出する。この検出方法は、256階調のグレースケールを用いた位置検出である。この位置検出方法は、パターンマッチングなどの画像処理方法を用いる。カメラ11とカメラ12の特徴点4の画像は、複眼視算出部5により3次元位置として算出される。
特徴点間距離設定部7には、そのワーク毎の検出する特徴点の点間距離を設定する。自動車ボディでは、車種に応じて検出する特徴点の点間距離が異なるために、その距離を設定しておく。
単眼視算出部6a、6bは、カメラ13、14の撮像装置の画像を画像処理する。各カメラの画像からカメラ座標系の2次元座標値を検出する。この画像処理方法は、カメラ11、12の画像を処理する方法と同一の方法でよい。算出された2次元座標値と特徴点間距離設定部7と複眼視算出部5の3次元位置から特徴点2、3の3次元位置を求める。
3次元空間上の点P(x,y,z)は、カメラ座標系上の点K(u,v,0)に射影される。この透視変換の一般式は、同次座標を用いて、4×4の行列式で表現される。
上述のように変換行列Tをカメラ11とカメラ12について求める。
この変換行列Tをキャリブレーションデータとして、格納しておく。
以下に単眼視算出部6aについて、詳細に説明する。単眼視算出部6aは、複眼視算出部5と同じように変換行列Tを求めるキャリブレーションを予め実行しておく。カメラ14で検出した特徴点3のカメラ座標系の座標値を(u3,v3)とする。また、特徴点4の複眼時算出部5で算出した3次元位置を(x4,y4, z4)、特徴点間距離設定部7で設定した特徴点4と特徴点3の距離をLとする。
変換行列Tと2次元座標値(u3, v3)とから未知数(x,y,z)について2つの連立方程式が成り立つ。この2つの連立方程式は、2つの平面の方程式となる。また、2つの平面の方程式を整理すると、1つの直線の方程式となる。
次に、求めた直線の方程式と特徴点4からの距離がLとなる点が、特徴点3の3次元位置として算出される。これは、特徴点4を原点として半径Lの球と求めた直線の方程式の交点である。この場合、交点は2つ存在するが、特徴点4、特徴点3及びカメラ14の特徴点4を検出する取り付け角度により、決定することができる。
同様に、特徴点2の3次元位置も単眼視算出部6bにより算出される。
準備段階として、予め以下に示す(1)〜(6)を行う。
(1)予め基準となるワーク1を設置する。
(2)複眼視演算部5、単眼視算出部6a、6bにより3次元位置を求めておく。
(3)ロボット31、32、33、34により、ワーク1に対する作業位置を教示する。
(4)(2)で求めた3点によりワーク位置算出部8でワーク座標系Mを作成する。ワーク座標系の作成方法は、複眼視算出部5で検出する特徴点4を原点として、特徴点4−特徴点2をX軸方向とし、特徴点3をXY平面上の点として定義する。
(5)(3)で教示した作業位置をワーク座標系M上の点に座標変換する。これらの作業位置(作業プログラム)Sを制御装置に格納しておく。
次に、検出時の実行を以下に示す。
(1)ワーク1を設置する。
(2)複眼視演算部5、単眼視算出部6a、6bにより3次元位置を求める。
(3)(2)で求めた3点によりワーク位置算出部8でワーク座標系Wを作成する。ワーク座標系の作成方法は、複眼視算出部5で検出する特徴点4を原点として、特徴点4−特徴点2をX軸方向とし、特徴点3をXY平面上の点として定義する。
(4)準備段階で求めた作業プログラムSをワーク座標系W上へ変換する。
まず、カメラ11L、13、14にて画像処理を行う。カメラ座標系の2次元位置を求めておく。次にカメラ11Rの位置にてカメラ座標系の2次元位置を求める。このように、ロボット34の手首部にカメラ11を取り付けることにより、カメラの台数を減少させることが可能となる。また、カメラ13、14をロボットに把持させることも可能である。
また、ワーク1に対して、ロボット31、32、33、34を使用したシステムの説明を行ったが、ロボット31、33に走行軸を使用したシステムを構築することも可能である。このようにすれば、ロボットの動作範囲を広くできるために、ロボット台数を減少できる。
2、3、4:特徴点
5:複眼視算出部
6a、6b:単眼視算出部
7:特徴点間距離設定部
8:ワーク位置算出部
9:位置通信部
11、12、13、14:カメラ
21、22、23、24:ロボット制御装置
31、32、33、34:ロボット
Claims (4)
- ワーク上の複数の特徴点をカメラにより撮像し、前記特徴点の画像平面内での2次元位置に基づいてロボットにより前記ワークに対して作業を行う生産システムにおいて、
特徴点を異なる2方向から撮像して3次元位置を算出する複眼視算出部と、
特徴点を1方向から撮像して3次元位置を算出する単眼視算出部と、
前記複眼視で撮像する特徴点と前記単眼視で撮像する特徴点との点間距離を設定する特徴点間距離設定部と、
前記複眼視算出部と前記単眼視算出部とにより算出される異なる特徴点3点以上の3次元位置に基づいて所定の基準座標系における前記ワークの位置を算出するワーク位置算出部とを備え、
前記単眼視算出部は、特徴点の画像平面内での2次元位置と前記複眼視算出部で算出した3次元位置と前記特徴点間距離に基づいて3次元位置を算出することを特徴とする生産システム。 - 前記ロボットは、複数台であり、複数のロボット制御装置により制御されており、前記ワーク位置算出部は、前記複数のロボット制御装置に一斉同報通信を行う位置通信部を備えることを特徴とする請求項1記載の生産システム。
- 前記複眼視の対象となる特徴点を撮像するカメラは、前記ロボットに取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至2記載の生産システム。
- 前記所定の基準座標系は、前記複眼視算出部により算出される特徴点を原点とすることを特徴とする請求項1乃至3記載の生産システム。
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- 2003-09-04 JP JP2003312094A patent/JP2005074617A/ja active Pending
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