JP2005073747A - 遊技球発射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な制御で、遊技球を常に安定して殴打することができ、磨耗等の耐久性の問題も解消することのできる遊技球発射装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】 遊技機の遊技球を殴打して発射する殴打体21と、この殴打体21を駆動する駆動手段22とが備えられた遊技球発射装置11において、前記駆動手段22は、回転駆動源による回転運動を遊技球の発射方向に沿った直線往復運動に変換して殴打体21を駆動し、当該殴打体21は前記直線往復運動に基づいて遊技球を直接的にまたは間接的に殴打する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、遊技機の遊技球を殴打して発射する殴打体と、この殴打体を駆動する駆動手段とが備えられた遊技球発射装置に関する。
遊技機、特にパチンコ機には、遊技球を遊技盤面上へ打ち出すための発射装置が設けられている。従来、この遊技球発射装置としては、プランジャーあるいは回動可能に設けられたハンマー等により、遊技球を殴打する技術が知られている。
プランジャーを用いた発射装置としては、例えば特許文献1に、カバー部材で覆われたソレノイドに、プランジャーが嵌挿され、このプランジャーがソレノイドの軸線方向に沿って移動可能に設けられるとともに、発射レールの基端部に、遊技球を直接殴打する棒状の移動体が設けられた構成が記載されている。そして、この遊技球発射装置では、ソレノイドの励磁状態及び消磁状態を選択的に切り換えて、プランジャーを往復運動させることにより、プランジャーの先端を前記移動体に衝突させ、この移動体を介して遊技球を殴打している。また、この構造においては、プランジャーの後端をカバー部材の外側に突出させ、このプランジャーの後端に設けられたフランジとカバー部材の壁面との間で、プランジャーに圧縮コイルバネを巻回している。そのため、ソレノイドが励磁されたときには、前記圧縮コイルバネの付勢力に抗してプランジャーが発射方向に移動し、ソレノイドが消磁されたときには、圧縮コイルバネの復元力によりプランジャーが待機位置に戻される。
一方、ハンマーを用いた発射装置としては、例えば特許文献2に、ハンマーの軸部がロータリーソレノイドの回動軸に固定されて回動し、ハンマーの先端部で遊技球を殴打する構造が記載されている。この構造では、ハンマーは、前記軸部が略水平となる待機位置から、前記ロータリーソレノイドの励磁によって上方へ回動し、先端部で遊技球を殴打する。そして、ハンマーの中途部が、ロータリーソレノイドの上方位置に配置された緩衝ゴムに衝突して回動を停止する。ロータリーソレノイドが消磁されると、ハンマーが反発力あるいは復帰スプリング(又は自重)により待機位置に回動して戻る。
特開2002−455482号公報(図3参照) 特開2002−65972号公報(図9参照)
前記したプランジャーを用いた発射装置では、プランジャーが待機位置に戻る際にコイルバネの付勢力が利用され、ハンマーを用いた発射装置では、ハンマーが緩衝ゴムに衝突した反動と復帰スプリングとが利用される。プランジャーあるいはハンマーは勢いよく遊技球を殴打するように動作するため、これらが待機位置に戻るに際してバウンド現象が生じてしまい、バウンド現象が沈静しないままで、次のタイミングのソレノイドやロータリーソレノイドの励磁が行われてしまう不具合を生じていた。すなわち、プランジャーあるいはハンマーの待機位置がバウンドによって定まらず、殴打の強さが一定しないという問題があった。
そのため、特許文献2では、殴打後にハンマーが待機位置に戻るに際して、ロータリーソレノイドに制御用の電流を印加して励磁し、殴打方向(逆向き)へのトルクを発生させている。これにより、ハンマーにブレーキをかけて、待機位置でのハンマーのバウンドを抑制している。しかしながら、遊技球発射装置では、1分間に100発程度の多数の遊技球が連続して発射され、そのタイミングに応じて、発射のためのソレノイドの励磁、消磁が繰り返される。そのため、殴打の度にロータリーソレノイドにさらに制御用の励磁が行われると、電気回路の制御構成等が複雑化し、装置のコストを押し上げる要因となっていた。
さらに、殴打に際しては、特許文献2のハンマーの場合には、ハンマーの先端部が遊技球に衝突するだけでなく、ハンマーの中途部が緩衝ゴムに毎回衝突するため、ハンマーに殴打面以外の磨耗が生じ、耐久性の面でも課題であった。
本発明は、このような課題を解消し、簡単な制御で、遊技球を常に安定して殴打することができ、磨耗等の耐久性の問題も解消することのできる遊技球発射装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明における遊技球発射装置は、遊技機の遊技球を殴打して発射する殴打体と、この殴打体を駆動する駆動手段とが備えられた遊技球発射装置において、前記駆動手段は、回転駆動源による回転運動を遊技球の発射方向に沿った直線往復運動に変換して殴打体を駆動し、当該殴打体は前記直線往復運動に基づいて遊技球を直接的にまたは間接的に殴打することを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技球発射装置において、前記駆動手段には、ピッチ円の中心が前記回転駆動源の駆動軸と同軸上となるように固定的に配置されたリング歯車と、このリング歯車の内周歯に噛合し前記リング歯車のピッチ円直径の1/2のピッチ円直径を有する遊星歯車と、前記駆動軸と一体的に回転し且つ前記遊星歯車をそのピッチ円の中心にて回転可能に軸支するアーム体と、前記遊星歯車のピッチ円上に立設された連結軸とが備えられ、この連結軸を介し前記殴打体が前記遊星歯車に対して相対的に回転可能に連結されることにより、前記遊星歯車が前記回転駆動源の回転に基づいて前記リング歯車に対して公転且つ自転して、前記殴打体が直線往復運動するよう駆動されることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の遊技球発射装置において、前記殴打体の直線往復運動が遊技球の発射方向に沿うように案内するガイド部が設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の遊技球発射装置において、前記回転駆動源の回転数を外部から変更可能に設けることで、前記殴打体の直線往復運動時の速度を調節可能としたことを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の遊技球発射装置において、前記回転駆動源の回転数は、遊技者が手動操作可能な操作部の操作量に基づいて変更されることを特徴とするものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の遊技球発射装置において、前記殴打体の遊技球側には弾性部材が配置され、前記殴打体は前記弾性部材を介して遊技球を殴打することを特徴とするものである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の遊技球発射装置において、前記殴打体と遊技球との間には、遊技球の発射方向に移動可能な移動体が設けられ、前記殴打体は前記移動体を殴打することで、移動体を介して遊技球を発射させることを特徴とするものである。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の遊技球発射装置において、前記移動体の遊技球側には、弾性部材が配置されていることを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、遊技球を殴打後に、殴打体が待機位置に戻る動作は、駆動手段自体の直線往復運動により駆動されて行われるので、従来技術のようにバウンド現象が生じることなく、常に安定して遊技球を殴打することができる。
請求項2の発明によれば、リング歯車の内径部に、ほとんどの部品を収容して駆動手段を構成することができるため、回転運動を直線往復運動に変換する機構であっても、遊技球発射装置として占有するスペースを小型化できる。
請求項3の発明によれば、殴打体における遊技球の発射方向に沿う直線往復運動が、ガイド部により常に安定して行われる。
請求項4の発明によれば、回転駆動源の回転数を外部から変えて、殴打体の直線往復運送時の速度を変更することで、遊技球に対する殴打の強さを外部から調節することができる。
請求項5の発明によれば、遊技者による操作部の操作量で、回転駆動源の回転数を変えることができるため、遊技球に対する殴打の強さを遊技者の好みの強さに設定することができる。
請求項6の発明のよれば、弾性部材を用いることで、殴打の際に弾性力を利用できるととももに、殴打体の殴打面の磨耗を低減することができる。
請求項7の発明のよれば、移動体は殴打に対する待機時には、静止した状態にあってその一端面が遊技球と当接し、他端面が殴打体に殴打される。そして、移動体の他端面は、殴打に適した任意の大きさ及び形状に形成できるため、常に直線往復運動を繰り返している殴打体が遊技球の球面を直接殴打するより、芯出しを行いやすく安定して殴打することができる。
請求項8の発明によれば、弾性部材を用いることで、殴打の際に弾性力を利用できるととももに、移動体の殴打面の磨耗を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は本発明の遊技球払出装置を備えたパチンコ機の正面図、図2は図1のパチンコ機の背面図、図3はパチンコ機のガラス枠を開放した状態の正面図、図4は第1の実施形態の遊技球発射装置の外観斜視図、図5は図4のV−V線矢視断面図、図6は遊技球発射装置の部分的断面斜視図、図7は遊技球発射装置の駆動手段における動作位置の説明図、図8は遊技球発射装置の駆動手段の変形例である。
本発明の実施形態は、遊技機としてのパチンコ機1に搭載される遊技球発射装置11に適用したものである。
図1に示すように、パチンコ機1の枠体の前面中央には、前面側をガラス板2で覆われて遊技盤3が保持されている。この遊技盤3には、略環状に設けられたガイドレール3aや、図示は省略するが、公知の入賞装置、図柄表示装置、障害釘、障害風車等が設置されている。また、遊技盤3の下方には上受皿4が設けられており、上受皿4の内側には、パチンコ機1の本体内部に通じる上皿出口4aが開口している。この上受皿4は賞球として払出された遊技球の貯留皿であり、発射用の遊技球を貯留しておく発射供給皿でもある。
上受皿4の下方においては下受皿5が設けられ、この下受皿5の内側には、パチンコ機1の本体内部に通じる下皿出口5aが開口している。また、下受皿5の右側には、遊技球を発射する際に遊技者が操作する発射ハンドル12が取り付けられている。
図2に示すように、パチンコ機1の背面には、パチンコ機1の上辺に沿って遊技球の貯留部6が設けられている。パチンコ機1を遊技店内に設置した際には、遊技店内の補給樋(図示せず)から遊技球が貯留部6に供給される。貯留部6には、遊技球を整列させながら流下させて遊技球払出装置10に供給するレール部7が接続されている。
遊技球払出装置10は、レール部7から供給される遊技球を賞球として払出し、払出された遊技球は、払出球誘導路8に流入する。払出球誘導路8は、パチンコ機1の縦辺に沿って下降する下降部8a、下降部8aの下流側に連接された斜行部8b、斜行部8bの進行方向側に連接されている上皿誘導部8c、斜行部8bから斜行部8bとは逆傾斜する方向に分岐してからUターンするように屈曲している下皿誘導部8dとから構成され、上皿誘導部8cは上皿出口4aに連通され、下皿誘導部8dは下皿出口5aに連通されている。この払出球誘導路8により、遊技球払出装置10から払出された遊技球は、下降部8aを落下し、斜行部8bにて方向を変えられ、通常は上皿誘導部8cから上受皿4に流入する。上受皿4が満杯となって上皿誘導部8cまでが遊技球で満たされた場合には、後続の遊技球は斜行部8bから下皿誘導部8cへ流入し、下受皿5に誘導される。また、前記上受皿4の下流端には、後述する遊技球供給装置15が連結されている。 また、パチンコ機1の背面の下方には、遊技者による発射ハンドル12の操作に基づいて、遊技球を遊技盤3へ発射する遊技球発射装置11が設けられている。また、この遊技球発射装置11の上方には、遊技盤3に設置されている可変入賞装置や図柄表示装置、あるいは遊技球払出装置10、遊技球発射装置11等の各種の電気部品の制御を司る遊技機制御装置9が取り付けられている。遊技機制御装置9は、周知のCPU、ROM、RAM、入出力回路等を備えるマイクロコンピュータである。
なお、この実施形態では、貯留部6の遊技球を賞球としてのみ払出する形態について説明する。そのため、貸球用のプリペイドカードが挿入されるCRユニット等の図示は省略している。
次に、遊技球発射装置11について詳細に説明する。この遊技球発射装置11は、図3に示すように、ガラス板2及び上受皿4等が取り付けられたガラス枠16を開放した際に表出する前面枠17の部分において、前面側から見ると、遊技盤3の右下方に設けられている。そして、同じく前面枠17の遊技盤3の下方には発射された遊技球を遊技盤3のガイドレール3aに導く発射レール14が設けられており、前記遊技球発射装置11は、発射レール14の基端部14aに応じた位置に配置されている。そして、遊技球発射装置11で遊技球を発射するために、ガラス枠16の背面に設けられた遊技球供給装置15により、前記上受皿4の下流端から遊技球が一球ずつ前記発射レール14の基端部14aに供給される。なお、基端部14aには、発射方向の反対方向に遊技球が落下しないための適切な手段が設けられている。
遊技球発射装置11には、図4〜図6に示すように、遊技球を殴打して発射する殴打体21と、この殴打体21を駆動する駆動手段22とが備えられている。駆動手段22は、回転駆動源による回転運動を遊技球の発射方向に沿った直線往復運動に変換して殴打体21を駆動し、殴打体21は直線往復運動に基づいて遊技球を直接的にまたは間接的に殴打する。
そして、駆動手段22は、前面が開放した直方体形状のフレーム25の内部に配置され、フレーム25の前面をパチンコ機1の前面側に向けて取り付けられている。
このフレーム25の背面側には、回転駆動源として回転数可変のステップモータ等のモータ23が取り付けられ、モータ23の駆動軸24が、フレーム20の背面側の側壁25aを貫通してフレーム25の内部で駆動手段22に連結されている。
駆動手段22には、ピッチ円の中心がモータ23の駆動軸24と同軸上となるように前記側壁25aの内側に固定されたリング歯車26と、このリング歯車26の内周歯26aに噛合し当該リング歯車26のピッチ円直径(=D)の1/2のピッチ円直径(=D/2)を有する遊星歯車27とが備えられている(図7参照)。また駆動手段22には、前記駆動軸24と一体的に回転し且つ遊星歯車27をそのピッチ円の中心にて回転可能に軸支するアーム体29と、遊星歯車27のピッチ円上に立設され、前記殴打体21を遊星歯車27に対して相対的に回転可能に連結する連結軸30とが備えられる。
この実施形態では、遊星歯車27のピッチ円の中心に固定的に軸部28を設け、この軸部28の基端部を軸受28aを介してアーム体29に取り付けているが、遊星歯車27に軸部28を回転可能に取り付け、軸部28の基端部をアーム体29に固定的に取り付けてもよい。
また、この実施形態では、遊星歯車27のピッチ円直径より大きい直径を有する円板状の取付部材33が、遊星歯車27の前面(図5では上面)側で同軸上に重ねて固定され、この取付部材33において遊星歯車27のピッチ円直径に相当する部位に、連結軸30が突設される。具体的には、遊星歯車27のピッチ円直径に相当する取付部材33の部分に、突部33aが一体的に設けられ、この突部33aに形成された貫通孔33bに連結軸30の基端部が挿入固定される。そして、連結軸30の先端部が、殴打体21のベース部21aに穿設された取付穴21bに遊嵌されている。これにより、殴打体21全体が取付部材33(遊星歯車27)に対して回転自在に取り付けられている。
また、殴打体21のベース部21aには、その前面に柱状部21cが突設され、この柱状部21cから略円柱形の発射杆部21dが発射方向に向かって設けられ(図5参照)、この発射杆部21dの先端部で遊技球18を殴打するように構成している。なお、この実施の形態では、発射杆部21dの外周には、弾性部材としてコイルバネ31を巻き付け、遊技球18を殴打する際にその弾性力を利用している。この場合、弾性力の異なるコイルバネ31をあらかじめ選択して取り付けておき、発射時の強度を調節することもできる。また、発射杆部21dの殴打面の磨耗をコイルバネ31により低減することができる。なお、必ずしも発射杆部21dにコイルバネ31を取り付けなくてもよい。
フレーム25の前面側には、前記駆動手段22を覆うようにガイド体32が取り付けられ、ガイド体32に切り欠き形成されたガイド溝部32aによって、殴打体21の直線往復運動が遊技球の発射方向に沿うように案内される。この実施形態では、ガイド体32は、略平行四辺形の平板状部材であり、このガイド体32の一方の短辺から長辺に平行に略平行四辺形のガイド溝部32aが切り欠き形成されている。そして、このガイド溝部32aの長手方向に沿って案内される殴打体21が、遊技球18の発射方向の軸線M上を移動するように、ガイド体32はフレーム25の略正方形の開口に斜行して取り付けられている(図4参照)。
殴打体21のベース部21aにおいて前記軸線Mに平行な両側面には、外側に向かって開口し軸線Mに沿って長く窪み形成された凹所21eが形成されている。そして、この両側の凹所21eがガイド溝部32aの両側の平板部分を各々挟むように、ベース部21aがガイド溝部32aに差し込まれる。これにより、殴打体21はガイド溝部32aの長手方向に沿ってスライドすることができるとともに、殴打体21の前後位置(図5における上下位置)が規定される。
これにより殴打体21の発射杆部21dは、ガイド溝部32aより前面側(図5における上側)に突出して、発射レール14に応じた位置に配置される。そして、発射レール14を支持する支持板(図示せず)は、フレーム25の前面側の開口と発射杆部21dとの間に配置される。
また、前記した発射ハンドル12(請求項5の操作部に相当する)は、パチンコ機1の前面枠17の背面側から突出された回転軸(図示せず)に取り付けられており、この回転軸を中心に回転可能に設けられている。そして、前記遊技球発射装置11は、遊技者が発射ハンドル12を把持して回動させることにより作動するが、このときに発射ハンドル12を操作する遊技者の操作量(回動量)に基づいて前記モータ23の回転数が変更できるように構成されている。モータ23の回転数が変わると、殴打体21の直線往復運動の速度が変わり、その結果、発射杆部21dが遊技球18に衝突する際の速度が変化するため、発射における強弱を遊技者の好みに応じて設定できる。
これら駆動手段22における各部材の位置関係を、図7を用いて説明する。まずリング歯車26の中心(駆動軸24の中心)をO点とすると、このO点が、発射方向の軸線M上に配置されている。そして、リング歯車26のピッチ円と前記軸線Mとが交差する点のうち、発射方向側の点をP点、その反対側をR点とすると、遊星歯車27がP点においてリング歯車26と噛合するときに、このP点上に連結軸30が位置するように遊星歯車27がリング歯車26に組み合わされている。
また、遊技球供給装置15から供給された遊技球18が殴打に対して待機する発射レール14の基端部14aは、軸線MにおけるP−R間の任意の中間位置に配置されるが、P点及びR点では、殴打体21の運動時の速度がゼロになるため、この点を避けた位置に基端部14aが配置される。この実施形態では、図5に示すように軸線MにおけるP−Oの中間に基端部14aが位置するように配置している。
このように構成された第1の実施形態の遊技球発射装置11の動作について説明する。
遊技者の操作によりモータ23が回転すると、その回転駆動力が、モータ23の駆動軸24に取り付けられたアーム体29及び軸部28を介して、遊星歯車27に伝えられる(図5及び図6参照)。このとき、駆動軸24に固定されたアーム体29に対して、遊星歯車27の軸部28は軸受28aにより回転自在であるため、遊星歯車27はリング歯車26の内周を自転しながら公転する。遊星歯車27のピッチ円直径は、リング歯車26のピッチ円直径の1/2であり、且つ遊星歯車27が、図7におけるP点においてリング歯車26と噛合するときに、連結軸30がP点上に位置するため、この連結軸30は、後に詳述するように遊星歯車27の自公転に伴い軸線M上のP−R間を直線往復運動することになる。
また、このとき連結軸30に取り付けられた殴打体21は、遊星歯車27(取付部材33)に対して相対的に回転自在であり、且つガイド溝部32aに沿って案内されるため、発射杆部21dの姿勢は常に遊技球18の発射方向に向かうように維持されている。そのため、遊星歯車27がリング歯車26の内周を、図7に示すP→Q→Rの経路を通って自公転すると、殴打体21は、発射杆部21dを発射方向に向けたままP→O→Rの経路で矢印B方向に直線移動する。そして、遊星歯車27がリング歯車26の内周を、図7に示すR→S→Pの経路を通って自公転すると、殴打体21は、発射杆部21dを発射方向に向けたままR→O→Pの経路で矢印A方向に直線移動する。すなわち、遊星歯車27が自転しながら、リング歯車26の内周を1回公転(P→Q→R→S→P)すると、殴打体21は、発射杆部21dを発射方向に向けたままで軸線M上の直線往復運動を1回(P→O→R→O→P)行う。
軸線MのP−O間に位置する発射レール14の基端部14aには、殴打体21の動作位置に応じたタイミング(例えば、殴打体21がO−R間に位置しているとき)で、遊技球供給装置15から遊技球18が一球供給され、殴打に対する待機状態となっている。そして、殴打体21がO→Pの経路で矢印A方向に直線移動する途中で、発射杆部21dが発射レール14の基端部14aにある遊技球18を殴打し、発射レール14に沿って発射させる。このとき、発射杆部21dに巻回されたコイルバネの弾性力が殴打に利用される。
そして、発射杆部21dが遊技球18を殴打した後も、殴打体21は軸線M上におけるP−R間での直線往復運動を続け、そのまま連続した動作として殴打に対する待機位置に戻る。この一連の動作は遊技者が発射ハンドル12の操作を終了するまで繰り返される。
このように、殴打体21においては、遊技球18を殴打した後に待機位置に戻る動作も、遊星歯車27の自公転を介して回転駆動源に駆動される動作であり、従来技術のように、殴打による反動や、バネの付勢力を利用するものではない。そのため、殴打後に殴打体21にバウンド現象を生じることが全くなく、設定されたストロークで常に安定して移動し、殴打の強さも設定どおりに発揮することができる。
そのため、従来技術のようにバウンド現象を抑制するための制御をわざわざ付加する必要もなく、電気回路の制御構成も簡略化でき、その結果コストの削減も可能である。
また、殴打体21は、遊星歯車27の自公転に基づく直線往復運動の途中で遊技球を殴打するため、発射方向への動作を他の部材で規定して止める必要がない。従って、殴打体21の発射杆部21dの殴打面以外に、摩擦が生じる部位がなく、本発明の遊技球発射装置は、耐久性の面でも優れた効果を奏する。
なお、第1の実施形態においては、回転駆動源(モータ23)の回転運動を遊技球の発射方向に沿った直線運動に変換して殴打体21を駆動する駆動手段22として、リング歯車26とこの内周に噛合する遊星歯車27とを用いる機構を利用した。しかし、本発明はこの機構に限定するものではなく、回転運動を直線往復運動に変換するその他の機構を適用してもよい。例えば、図8に示すように、駆動手段50として、回転駆動源(モータ)に連結されたウォーム51に噛合して回転する外歯車52と、スライダ53とを連結棒54で連結する機構を利用することができる。この機構では、外歯車52の回転平面に突出したピン56に連結棒54の基端部を取り付け、この連結棒54の先端部に取り付けたスライダ53の両側にスライダ53が直線運動するように案内するガイド55、55を設けている。これにより、外歯車52の回転に基づいて、スライダ53を直線往復運動させる。この場合には、スライダ53に第1の実施形態と同様の殴打体57を固定し、殴打体57の発射杆部57aを直線往復運動させることで遊技球18を殴打する。
また、図8に示す機構において、外歯車52を回転駆動源の回転軸に直結された回転体に替え、ウォーム51を介さずに、回転駆動源によって直接回転体を駆動して、連結棒54で回転体に連結されたスライダ53を直線往復運動させる形態としてもよい。
さらに、この他に、第1の実施形態において殴打体21自体が遊技球を殴打していたことに替えて、殴打体21が、例えば棒状の移動体を殴打し、殴打された移動体の発射方向への動作で遊技球を発射する形態としてもよい。この場合に、移動体の遊技球側に弾性部材を配置して、遊技球の殴打に弾性力を利用してもよい。
本発明の遊技球払出装置を備えたパチンコ機の正面図である。 図1のパチンコ機の背面図である。 パチンコ機のガラス枠を開放した状態の正面図である。 第1の実施形態の遊技球発射装置の外観斜視図である。 図4のV−V線矢視断面図である。 遊技球発射装置の部分的断面斜視図である。 遊技球発射装置の駆動手段における動作位置の説明図である。 遊技球発射装置の駆動手段の変形例である。
符号の説明
1 パチンコ機
2 ガラス板
3 遊技盤
3a ガイドレール
4 上受皿
4a 上皿出口
5 下受皿
5a 下皿出口
6 貯留部
7 レール部
8 払出球誘導路
8a 下降部
8b 斜行部
8c 上皿誘導路
8d 下皿誘導路
9 遊技機制御装置
10 遊技球払出装置
11 遊技球発射装置
12 発射ハンドル
14 発射レール
15 遊技球供給装置
16 ガラス枠
17 前面枠
18 遊技球
21 殴打体
21a ベース部
21b 取付穴
21c 柱状部
21d 発射杆部
21e 凹所
22 駆動手段
23 モータ
24 駆動軸
25 フレーム
25a 側壁
26 リング歯車
26a 内周歯
27 遊星歯車
28 軸部
28a 軸受
29 アーム体
30 連結軸
31 コイルバネ
32 ガイド体
32a ガイド部
33 取付部材
33a 突部
33b 貫通孔
50 駆動手段
51 ウォーム
52 外歯車
53 スライダ
54 連結棒
55 ガイド
56 ピン
57 殴打体
57a 発射杆部

Claims (8)

  1. 遊技機の遊技球を殴打して発射する殴打体と、この殴打体を駆動する駆動手段とが備えられた遊技球発射装置において、
    前記駆動手段は、回転駆動源による回転運動を遊技球の発射方向に沿った直線往復運動に変換して殴打体を駆動し、当該殴打体は前記直線往復運動に基づいて遊技球を直接的にまたは間接的に殴打することを特徴とする遊技球発射装置。
  2. 前記駆動手段には、ピッチ円の中心が前記回転駆動源の駆動軸と同軸上となるように固定的に配置されたリング歯車と、このリング歯車の内周歯に噛合し前記リング歯車のピッチ円直径の1/2のピッチ円直径を有する遊星歯車と、前記駆動軸と一体的に回転し且つ前記遊星歯車をそのピッチ円の中心にて回転可能に軸支するアーム体と、前記遊星歯車のピッチ円上に立設された連結軸とが備えられ、この連結軸を介し前記殴打体が前記遊星歯車に対して相対的に回転可能に連結されることにより、
    前記遊星歯車が前記回転駆動源の回転に基づいて前記リング歯車に対して公転且つ自転して、前記殴打体が直線往復運動するよう駆動されることを特徴とする請求項1に記載の遊技球発射装置。
  3. 前記殴打体の直線往復運動が遊技球の発射方向に沿うように案内するガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技球発射装置。
  4. 前記回転駆動源の回転数を外部から変更可能に設けることで、前記殴打体の直線往復運動時の速度を調節可能としたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遊技球発射装置。
  5. 前記回転駆動源の回転数は、遊技者が手動操作可能な操作部の操作量に基づいて変更されることを特徴とする請求項4に記載の遊技球発射装置。
  6. 前記殴打体の遊技球側には弾性部材が配置され、前記殴打体は前記弾性部材を介して遊技球を殴打することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の遊技球発射装置。
  7. 前記殴打体と遊技球との間には、遊技球の発射方向に移動可能な移動体が設けられ、前記殴打体は前記移動体を殴打することで、移動体を介して遊技球を発射させることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の遊技球発射装置。
  8. 前記移動体の遊技球側には、弾性部材が配置されていることを特徴とする請求項7に記載の遊技球発射装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008056964A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Nippon Shokubai Co Ltd 製鉄用造粒処理剤
JP2008246057A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Daito Giken:Kk 遊技台の遊技球発射装置
JP2017035244A (ja) * 2015-08-07 2017-02-16 オムロン株式会社 玉発射装置

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