JP2005072007A - 測定ガスの物理的特性を特定するための測定センサ - Google Patents
測定ガスの物理的特性を特定するための測定センサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005072007A JP2005072007A JP2004242918A JP2004242918A JP2005072007A JP 2005072007 A JP2005072007 A JP 2005072007A JP 2004242918 A JP2004242918 A JP 2004242918A JP 2004242918 A JP2004242918 A JP 2004242918A JP 2005072007 A JP2005072007 A JP 2005072007A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- contact
- shaft
- casing
- leg
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N27/00—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
- G01N27/26—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
- G01N27/403—Cells and electrode assemblies
- G01N27/406—Cells and probes with solid electrolytes
- G01N27/4062—Electrical connectors associated therewith
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
【課題】測定ガスの物理的特性、特にガス混合物におけるガス成分の濃度、特に内燃機関の排ガスにおける酸素濃度を特定するための測定センサを改良する。
【解決手段】コンタクトばね31が、次のように成形されていて、つまり、ばね脚部311,312が、収容室25にコンタクトばねを挿入したあとで、少なくとも部分的に互いに近接しており、シャフト側のばね脚部が、シャフト24に突入しないか、または僅かしか突入しないように成形されており、接続手段が、コンタクト片36を備えており、コンタクト片が、コンタクトばねのばね脚部の間に挿入する際に、ばね脚部を拡開するようになっており、シャフト側のばね脚部が、該ばね脚部に対応配置されたコンタクト面16に押し付けられるようになっている。
【選択図】図1
【解決手段】コンタクトばね31が、次のように成形されていて、つまり、ばね脚部311,312が、収容室25にコンタクトばねを挿入したあとで、少なくとも部分的に互いに近接しており、シャフト側のばね脚部が、シャフト24に突入しないか、または僅かしか突入しないように成形されており、接続手段が、コンタクト片36を備えており、コンタクト片が、コンタクトばねのばね脚部の間に挿入する際に、ばね脚部を拡開するようになっており、シャフト側のばね脚部が、該ばね脚部に対応配置されたコンタクト面16に押し付けられるようになっている。
【選択図】図1
Description
本発明は、測定ガスの物理的特性、特にガス混合物におけるガス成分の濃度、特に内燃機関の排ガスにおける酸素濃度を特定するための測定センサであって、測定ガスにさらされるセンサエレメントが設けられており、センサエレメントが、ケーシングに収容されていて、かつ電気的なコンタクト面を有する端部区分を備えており、コンタクト面と、コンタクト面に対応配置された接続導線との間の電気的な接続を形成するコネクタが設けられており、コネクタが、絶縁部と、収容室内に設けられていて、かつ接続手段を介して接続導線に接続されたコンタクトばねとを備えており、絶縁部が、端部区分を収容するためのシャフトと、シャフトに向かって開放する、コンタクト面の数に相当する数の収容室とを備えており、コンタクトばねが、互いにV字形に方向付けられたそれぞれ2つのばね脚部を備えており、これらのばね脚部のうちの一方が、コンタクト面に接触している形式のものに関する。
特に内燃機関の排ガスにおける酸素濃度を測定するための公知のガスセンサ(欧州特許公開第1081491号明細書)では、コネクタの各コンタクトばねが接続部とばね弾性的なコンタクト部とを備えており、接続部は、スリーブ状の金属部材を介して、対応配置された接続導線と接続されており、コンタクト部は、接続部から、肩区分を介して一体的にこれに対して平行に続いている。コンタクト部は、接続部に対して平行に延びる後方のばね脚部と、このばね脚部からV字形に延びる前方のばね脚部とから成っており、このばね脚部は、収容室にコンタクトばねの挿入された状態で、センサエレメントの、コンタクト面を備えた端部区分のためにシャフトに突入している。収容室に全てのコンタクトばねが挿入されたあとで、センサエレメントは端部区分でシャフトに押し込まれ、この場合センサエレメントの端部区分は、各コンタクトばねの前方のばね脚部を、外向きに別のばね脚部に向かって押圧して、これによってコンタクトばねはある程度のプレロードで対応配置されたコンタクト面に接触している。このようなコネクタ構造では、ばね脚部をコンタクト面に接触させるコンタクト圧を極めて正確に調節する必要があり、これによって製作コストが極めて高くなる、という欠点が存在する。コンタクト圧が低すぎると、コンタクト面とコンタクトばねとの間の接触抵抗が許容できないほど高まり、これによって測定結果のエラーが生じる。また極めて強い車両加速度が生じる場合、ばね脚部はコンタクト面から持ち上がる恐れがあるので、この時点における測定機能は完全に停止する。コンタクト圧が高すぎると、シャフトへのセンサエレメントの導入のための取付力が極めて大きくなり、さらにセンサエレメントの、多くの場合金合金または白金合金から成る敏感なコンタクト面は剥離されるので、コンタクトに関する問題の生じる恐れがある。
このような欠点を克服するために、特に内燃機関の排ガスにおける酸素含有量を特定するための公知のガス測定センサ(ドイツ連邦共和国特許出願公開第4034072号明細書)では、コネクタが、コンタクト部分支持体と、対抗壁と、コンタクト部分と、リング状のばねエレメントとから組み立てられており、ばねエレメントは機構的なプレロード(Vorspannung;予荷重)に基づいてコンタクト部分支持体および対抗壁のコンタクト部分を、センサエレメントの端部区分のコンタクト面に押し付ける。コンタクト部分は接続側で接続導線のための接続手段を備えている。そのようなコネクタによって、コンタクト面を損傷することなくセンサエレメントとの組立が実現され、またコンタクト面と接続導線との間の確実なコンタクトが保証される。もちろん比較的高い製作コストおよび保守コストは甘受しなければならない。公知のガス測定センサは、たとえばレーシングカーおよびスポーツカーで起こり得るような極めて高い加速度にさらされると、センサエレメントの端部に片側で懸架しているコネクタは振動共鳴する恐れがあり、これによってコンタクトばねと接続導線との間の接続手段の破損の生じる恐れがある。
欧州特許公開第1081491号明細書
ドイツ連邦共和国特許出願公開第4034072号明細書
したがって本発明の課題は、冒頭で述べたような形式の、測定ガスの物理的特性を特定するための測定センサを改良することである。
この課題を解決するための本発明の装置によれば、コンタクトばねが、次のように成形されていて、つまり、ばね脚部が、収容室にコンタクトばねを挿入したあとで、少なくとも部分的に互いに近接しており、シャフト側のばね脚部が、シャフトに突入しないか、または僅かしか突入しないように成形されており、接続手段がコンタクト片を備えており、コンタクト片が、コンタクトばねのばね脚部の間に挿入する際に、ばね脚部を拡開するようになっており、シャフト側のばね脚部が、該ばね脚部に対応配置されたコンタクト面に押し付けられるようになっている。
本発明のように構成されていると、接続導線に接続された接続手段とコンタクトばねとが物体的に分離されていること、またセンサエレメントを取り付けたあとでばね脚部の間に差込可能な接続片が接続手段に設けられていることによって、コンタクト面が比較的高いコンタクト圧でコンタクトばねによってコンタクトされ、しかも取付に際してセンサエレメントの敏感なコンタクト面が破損されることはない。コンタクト圧は、コンタクトばねの適当な設定によって任意の大きさに選択することができるので、測定エラーを生じさせるような極端な加速でもコンタクト面からコンタクトばねが持ち上がることはない。有利にはセラミックから製作される絶縁部がケーシングに半径方向および軸方向で支持されることによって、コネクタは、車両が粗く運転される場合でも、振動する恐れはないので、コンタクトばねと接続導線との間の、有利には柔軟な補償部材として形成された接続部に破損リスクが生じることはない。測定センサの取付は極めて簡単かつ短時間で行われる。なぜならばコンタクトばねは、単に収容室にクリップ止めすればよく、その中で軸方向および半径方向で不動に固定されており、センサエレメントは端部区分で力の及ぼされることなしに中央のシャフトに挿入され、そうしてコンタクト面の破損が回避され、そのあとで初めてばね脚部の間にコンタクト片を導入することによって、コンタクト面の電気的なコンタクトが形成されるからである。これによるさらなる利点によれば、ばね脚部の間にコンタクト片を差し込む際に、場合によってはコンタクト片に付着する酸素層が剥離され、このことはコンタクトばねとコンタクト片との間のコンタクトにとって有利である。
従属請求項に記載した特徴によって、請求項1に記載した測定センサの有利な実施形態および改良形が実現される。
本発明の有利な実施形態によれば、コンタクトばねのシャフト側のばね脚部がそれぞれ凸状の湾曲部を備えており、湾曲部が、コンタクトを形成する際にばね脚部の間にコンタクト片を差し込むことによって、センサエレメントにおける、湾曲部に対応配置されたコンタクト面に押し付けられる。このようなこぶ状の湾曲部によって、正確で高いコンタクト圧が保証されている。
本発明の有利な実施形態によれば、コンタクトばねのばね脚部が、一方では自由な脚端部で折り曲げられていて、また他方では脚端部から間隔を有して配置された係止突起を備えている。ばね脚部の折り曲げおよび係止突起によって、コンタクトばねは収容室にクリップ止めすることができ、この場合折り曲げられた脚端部は収容室の開口に被さっており、係止突起は開口の下方で収容室に形成されたアンダカットに支持される。これによってコンタクトばねは軸方向および半径方向で収容室内において不動に保持されていて、かつ測定センサの後続の取付に際して絶縁部から落下することはない。
本発明の有利な実施形態によれば、絶縁部が、ケーシングに固定された、センサエレメントをケーシングに対してシールするシールをカバーするホルダキャップに軸方向で支持されて、かつセンタリングされているので、取付に際してセンサエレメントに対する絶縁部の側方のずれが確実に回避される。さらにまた絶縁部は半径方向で保護スリーブに支持されており、保護スリーブは半径方向間隔を有してホルダキャップならびに絶縁部を取り囲んでいる。絶縁部の支持は、有利にはばね弾性的な固定エレメントによって行われており、固定エレメントは絶縁部と保護スリーブの内壁とに接触していて、さらにまた絶縁部を、絶縁部に形成されたフランジを介してホルダキャップに伝力結合式に固定している。
次に本発明の実施の形態を図示の実施例を用いて詳しく説明する。
図1に縦断面図で示した、測定ガスの物理的特性を特定するための測定センサは、たとえば内燃機関の排ガスにおける酸素濃度を特定するためのいわゆるラムダセンサである。測定センサは、排ガスにおける酸化窒素濃度を特定するため、または排ガス温度を測定するためのガスセンサとして構成することもできる。
測定センサは、測定ガスにさらされる棒状のセンサエレメント10を備えており、センサエレメント10は金属製のケーシング11に収容されていて、かつ図示していない測定ガス側の端部区分および接続側の端部区分101でケーシング11から突出している。センサエレメント10はパッケージ状のセラミックシール12によってガス密にケーシング11を通って案内されている。原則としてシール12は2つのセラミック部分と、セラミック部分の間に配置された、窒化ホウ素から成るシールエレメントとから成っており、2つのセラミック部分のうち図1には上位のセラミック部分13だけが看取できる。上位のセラミック部分13は、ケーシング11から突出していて、かつホルダキャップ14によってカバーされており、ホルダキャップ14はキャップ縁部でケーシング11に固定され、たとえば溶接されている。ケーシング11はスパナ用六角嵌合部15と図示していないねじ山とを備えており、ねじ山は、測定ガス側の端部区分が測定ガスにさらされるように、測定ガス管路に測定センサを組み込むための手段として形成されている。
センサエレメント10の、接続側の端部区分101はコンタクト面16を備えており、コンタクト面16は導電性で耐腐食性の材料、たとえば白金もしくは金、または白金合金もしくは金合金から成っていて、かつ図示していない導体路を介して、センサエレメント10の測定ガス側の端部区分と接続されている。センサエレメント10の構造および作用形式については、たとえばドイツ連邦共和国特許出願公開第19941051号明細書に述べられている。ここではコンタクト面16は、横断面で矩形のセンサエレメント10の、互いに反対側に位置する、比較的大きな方の面に配置されている。この実施例では端部区分101は全部で4つのコンタクト面16を備えており、これらのうちのそれぞれ2つが相並んで前記の大きな面に配置されている。図1の縦断面図では全部で4つのコンタクト面16のうちの2つしか看取できない。この2つのコンタクト面16は端部区分101のそれぞれ反対側に位置する大きな面に設けられている。
センサエレメント10の、ホルダキャップ14から突出する端部区分101にコネクタ17が被せ嵌められており、このコネクタ17はコンタクト面16と接続導線18との間の電気的な接続を形成しており、接続導線18は測定センサを制御装置と接続する。被覆されてない接続導線18部分は弾性的で栓状の成形部19によって緊密に取り囲まれており、成形部19は耐熱性材料、たとえばPTFEから成っている。金属製の保護スリーブ20は、半径方向間隔を有してホルダキャップ14とコネクタ17とを取り囲んでいて、かつ一方の端部で周方向に延びる溶接シーム21によってケーシング11に固定されていて、またこれとは反対側の端部領域で周方向に延びるかしめ部22によって成形部19に取り付けられている。
コネクタ17はセラミックから成る円筒形の絶縁部23を備えており、絶縁部23はセンサエレメント10の端部区分101を収容するための共軸的なシャフト24を備えていて、かつ端部区分101に設けられたコンタクト面16の数に応じて、中央のシャフト24に対して平行に延びるここでは4つの収容室25を備えており、収容室25はシャフト24に向かって開放している。図4の断面図には、センサエレメント10の、中央のシャフト24に形状結合(formschluessig;形状による束縛)式に挿入された端部区分101を波線で示した。それぞれ2つの収容室25は、中央のシャフト24の片側に相並んで位置していて、かつシャフト24まで延びるウェブ26によって互いに仕切られている。収容室25は軸方向で絶縁部23を貫通して延びており、これに対してシャフト24は、絶縁部23の、ホルダキャップ14とは反対側の上端部で、絶縁部23と一体的な横方向ウェブ30によって閉鎖されており、横方向ウェブ30は絶縁部23の上端部において、シャフト24の互いに反対側に位置する収容室25の間で残存している。絶縁部23の上端部において収容室25の開口251の下方で軸方向間隔を有して、各収容室25に、互いに反対側に位置する1組のアンダカット27が設けられている。アンダカット27は、ペアで互いに反対側に位置する軸方向の溝28,29の軸方向の溝画設部によって形成される。シャフト24から離間して位置する外側の溝28は、収容室25の、シャフト24とは反対側の室壁252に穿設されている。溝28は、絶縁部23の、ホルダキャップ側の端部で開放されていて、かつホルダキャップから離間する上端部で、開口251から軸方向間隔を有して終了している。シャフト24に直に接して位置する溝29は、シャフト24から出発して、横方向ウェブ30に穿設されていて、かつ溝28と同じ間隔を有して収容室25の開口251の手前で終了している。
さらにコネクタ17は、センサエレメント10の端部区分101に設けられた、コンタクトしようとするコンタクト面16の数に応じた数のコンタクトばね31を備えており、コンタクトばね31のうちそれぞれ1つが各収容室25に挿入されている。図5の側面図で示したコンタクトばね31は、互いに一体的に結合された、V字形に拡開された2つのばね脚部311,312から成る軸対称的なV字形を有している。ばね脚部311,312の自由端部は折り曲げられていて、各ばね脚部311,312から、脚端部から間隔を有して係止突起32が押し出されている。さらに一方のばね脚部311に、こぶ状で凸状の湾曲部33が設けられており、湾曲部33もまたばね脚部311から押出成形されている(図5〜図7)。
組付のために、ばね脚部311,312は押し合わされる(図6)。そのように弾性変形されたコンタクトばね31は、開口251を通って収容室25に差し込まれて、一方ではばね脚部311,312の、折り曲げられた脚端部が、開口251に被さって絶縁部23の表面に載設して、また他方では係止突起32が、収容室25内で対向して位置するアンダカット27に支持される(図1)まで挿入される。これによってコンタクトばね31は収容室25内でクリップ止めされて、収容室25内で軸方向および半径方向で不動に保持されている。この場合収容室25の開口251は次のように寸法設定されていて、つまり中央のシャフト24に向いた側のばね脚部311に設けられた湾曲部33が、中央のシャフト24に突入しないか、または僅かしか突入しないように寸法設定されている。
絶縁部23は、ホルダキャップ14に向いた側の端部で、周方向に延びるフランジ34を備えており、フランジ34は絶縁部23の外周面に沿って突出している。絶縁部23の下面に、同心的に凹部35が穿設されており、凹部35はホルダキャップ14に対して絶縁部23をセンタリングするのに役立つ。
組付に際して、各収容室25内でコンタクトばね31を備えた絶縁部23は、中央のシャフト24で、センサエレメントの端部区分101に沿って摺動されて、凹部35でホルダキャップ14に被せ嵌められる。全部で4つのコンタクトばね31の、シャフト側のばね脚部311は、シャフト24に突入しないか、または僅かしか突入しないので、センサエレメント10の端部区分101は、力の及ぼされることなくシャフト24に進入するので、センサエレメント10の挿入による、端部区分101に設けられた敏感なコンタクト面16の損傷が確実に回避される。さらにコネクタ17に、ステンレス鋼から成る硬いコンタクト片36が属している。コンタクト片36は四角形、有利には矩形の横断面プロフィールを有する棒構造を有している。またコンタクト片36は丸いピンから形成してもよい。コンタクト片36の数は、コンタクトばね31もしくは収容室25の数に相当する。各コンタクト片36は、曲げやすい柔軟な補償部材37を介して、接続導線18の、絶縁材の剥離された端部と接続されている。接続導線18の接続箇所は、絶縁材38によって取り囲まれており、絶縁材38は成形部19に射出成形されている。コンタクト片36は開口251を通って、収容室25内で保持されたコンタクトばね31のばね脚部311,312の間に挿入される。これによってばね脚部311,312は拡開され、シャフト側のばね脚部311に設けられた湾曲部33は、センサエレメント10の端部区分101に設けられた各コンタクト面16に押し付けられる。
絶縁部23は、半径方向で保護スリーブ20に支持されていて、かつ軸方向でホルダキャップ14に被せ嵌められている。このことはばね弾性的な固定エレメント39によって行われ、ばねエレメント39は軸方向でフランジ34に、かつ半径方向で絶縁部23および保護スリーブ20に接触している。この場合固定エレメント39は絶縁部23を取り囲む領域で弾性的な半径方向歯部40を備えている。図1の実施例では、固定エレメント39はばねリング41として形成されており、ばねリング41はリング状の中央部分411で絶縁部23に被せ嵌められていて、かつ中央部分441から半径方向で延びるばねウェブ412を介して保護スリーブ20の内壁に支持されている。
本発明は、記載の実施例に制限されるものではない。したがってセンサエレメントの端部区分は矩形にする必要はなく、円形の横断面を有していてもよい。この場合収容室は星状に共軸的なシャフトの周りでグループ化され、収容室内で保持されるコンタクトばねは、シャフト側のばね脚部で、端部区分の周にわたって有利には等間隔で配置されたコンタクト面に押し付けられる。
10 センサエレメント、 101 端部区分、 11 ケーシング、 12 セラミックシール、 13 上位のセラミック部分、 14 ホルダキャップ、 15 スパナ用六角嵌合部、 16 コンタクト面、 17 コネクタ、 18 接続導線、 19 成形部、 20 保護スリーブ、 21 溶接シーム、 22 かしめ部、 23 絶縁部、 24 シャフト、 25 収容室、 251 開口、 252 室壁、 26 ウェブ、 27 アンダカット、 28,29 溝、 30 横方向ウェブ、 31 コンタクトばね、 311,312 ばね脚部、 32 係止突起、 33 湾曲部、 34 フランジ、 35 凹部、 36 コンタクト片、 37 補償部材、 38 絶縁材、 39 固定エレメント、 40 半径方向歯部、 41 ばねリング、 411 中央部分、 412 ばねウェブ
Claims (12)
- 測定ガスの物理的特性、たとえばガス混合物におけるガス成分の濃度、たとえば内燃機関の排ガスにおける酸素濃度を特定するための測定センサであって、
測定ガスにさらされるセンサエレメント(10)が設けられており、該センサエレメント(10)が、ケーシング(11)に収容されていて、かつ電気的なコンタクト面(16)を有する端部区分(101)を備えており、
コンタクト面(16)と、コンタクト面に対応配置された接続導線(18)との間の電気的な接続を形成するコネクタ(17)が設けられており、該コネクタ(17)が、絶縁部(23)と、収容室(25)内に設けられていて、かつ接続手段を介して接続導線(18)と接続されたコンタクトばね(31)とを備えており、
絶縁部(23)が、端部区分(101)を収容するためのシャフト(24)と、シャフト(24)に向かって開放する、コンタクト面(16)の数に相当する数の収容室(25)とを備えており、
コンタクトばね(31)が、互いにV字形に方向付けられたそれぞれ2つのばね脚部(311,312)を備えており、これらのばね脚部(311,312)のうちの一方が、コンタクト面(16)に接触している形式のものにおいて、
コンタクトばね(31)が、次のように成形されていて、つまり、ばね脚部(311,312)が、収容室(25)にコンタクトばね(31)を挿入したあとで、少なくとも部分的に互いに近接しており、シャフト側のばね脚部(311)が、シャフト(24)に突入しないか、または僅かしか突入しないように成形されており、
接続手段が、コンタクト片(36)を備えており、コンタクト片(36)が、コンタクトばね(31)のばね脚部(311,312)の間に挿入する際に、ばね脚部(311,312)を拡開するようになっており、シャフト側のばね脚部(311)が、該ばね脚部(311)に対応配置されたコンタクト面(16)に押し付けられるようになっていることを特徴とする、測定ガスの物理的特性を特定するための測定センサ。 - シャフト(24)が、絶縁部(23)内で該絶縁部(23)に対して共軸的に延びていて、かつ絶縁部(23)の、ケーシングに向いた側の端部で開放されていて、かつ絶縁部(23)の、ケーシング(11)とは反対側の端部で閉鎖されており、シャフト(24)の周に沿ってグループ化された複数の収容室(25)が、シャフト(24)に対して平行に絶縁部(23)を貫通して延びている、請求項1記載の測定センサ。
- コンタクトばね(31)の、シャフト側のばね脚部(311)が、該ばね脚部(311)に対応配置されたコンタクト面(16)に押し付けられる凸状の湾曲部(33)を備えている、請求項1または2記載の測定センサ。
- コンタクトばね(31)のばね脚部(311,312)が、一方では自由な脚端部で折り曲げられていて、かつ他方では脚端部から間隔を有して配置された係止突起(32)を備えており、
収容室(25)にコンタクトばね(31)の挿入された状態で、脚端部が、収容室(25)の開口(251)に被さっており、係止突起(32)が、開口(251)の下方で、収容室(25)に形成された、収容室(25)内でペアで対向して位置するアンダカット(27)に支持されている、請求項1から3までのいずれか1項記載の測定センサ。 - アンダカット(27)が、ペアで互いに反対側に位置する溝(28,29)の軸方向の溝画設部によって収容室(25)に形成されており、これらの溝(28,29)のうちの、中央のシャフト(24)から離間して位置する外側の溝(28)が、収容室(25)の室壁(252)に穿設されていて、かつ中央のシャフト(24)寄りに位置する内側の溝(29)が、対向する収容室(25)の間で残存する、シャフト(24)を端部側で閉鎖する横方向ウェブ(30)に穿設されている、請求項4記載の測定センサ。
- コンタクトばね(31)が、ステンレス鋼から成っていて、かつ柔軟性の補償部材(37)を介して接続導線(18)と接続されている、請求項1から5までのいずれか1項記載の測定センサ。
- 絶縁部(23)が、ケーシング(11)に固定されていて、かつ絶縁部(23)を固定するために、ケーシング(11)に固定された、ケーシング(11)に対してセンサエレメント(10)をシールするシール(12)をカバーするホルダキャップ(14)に、軸方向で被せ嵌められていて、かつセンタリングされていて、かつ半径方向間隔を有してホルダキャップ(14)と絶縁部(23)とを取り囲む、ケーシング(11)に固定された保護スリーブ(20)に半径方向で支持されている、請求項1から6までのいずれか1項記載の測定センサ。
- 絶縁部(23)の支持が、ばね弾性的なばねエレメント(39)によって行われるようになっており、該ばねエレメント(39)が、保護スリーブ(20)の内壁および絶縁部(23)に接触していて、かつ絶縁部(23)を、軸方向でホルダキャップ(14)に伝力結合式に固定するようになっている、請求項7記載の測定センサ。
- 絶縁部(23)が、ホルダキャップ側の端部で、フランジ(34)を備えており、該フランジ(34)に、固定エレメント(39)が、軸方向で載設している、請求項8記載の測定センサ。
- 固定エレメント(39)が、絶縁部(23)を取り囲む領域で、弾性的な半径方向歯部(40)を備えている、請求項8または9記載の測定センサ。
- 固定エレメント(39)が、ばねリング(41)または波形ばねとして形成されている、請求項8から10までのいずれか1項記載の測定センサ。
- コンタクト片(36)が、矩形または円形の横断面プロフィールを有する棒構造を有している、請求項1から11までのいずれか1項記載の測定センサ。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10338462A DE10338462B4 (de) | 2003-08-21 | 2003-08-21 | Messfühler zur Bestimmung einer physikalischen Eigenschaft eines Messgases |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005072007A true JP2005072007A (ja) | 2005-03-17 |
Family
ID=34223107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004242918A Pending JP2005072007A (ja) | 2003-08-21 | 2004-08-23 | 測定ガスの物理的特性を特定するための測定センサ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005072007A (ja) |
DE (1) | DE10338462B4 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008304449A (ja) * | 2007-05-08 | 2008-12-18 | Ngk Spark Plug Co Ltd | ガスセンサおよびその製造方法 |
JP2009287935A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Ngk Spark Plug Co Ltd | ガスセンサ及びガスセンサの製造方法 |
US8257577B2 (en) | 2007-05-08 | 2012-09-04 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Gas sensor and manufacturing method thereof |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005060275B4 (de) * | 2005-12-16 | 2018-11-08 | Robert Bosch Gmbh | Gassensor zur Bestimmung einer physikalischen Eigenschaft eines Messgases |
JP5908426B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2016-04-26 | 日本碍子株式会社 | ガスセンサー |
DE102020215863A1 (de) * | 2020-12-15 | 2022-06-15 | Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Vorrichtung zum Anschließen eines Sensorelements eines Abgassensors und Abgassensor |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4034072A1 (de) * | 1990-10-26 | 1992-04-30 | Bosch Gmbh Robert | Gasmessfuehler, insbesondere zur bestimmung des sauerstoffgehaltes in abgasen von brennkraftmaschinen |
DE19740456A1 (de) * | 1997-09-15 | 1999-03-18 | Bosch Gmbh Robert | Kontaktierungseinrichtung |
US6477887B1 (en) * | 1999-08-30 | 2002-11-12 | Masato Ozawa | Gas sensor having pre-stressed terminal for contact with inserted sensor element |
-
2003
- 2003-08-21 DE DE10338462A patent/DE10338462B4/de not_active Expired - Fee Related
-
2004
- 2004-08-23 JP JP2004242918A patent/JP2005072007A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008304449A (ja) * | 2007-05-08 | 2008-12-18 | Ngk Spark Plug Co Ltd | ガスセンサおよびその製造方法 |
US8257577B2 (en) | 2007-05-08 | 2012-09-04 | Ngk Spark Plug Co., Ltd. | Gas sensor and manufacturing method thereof |
JP2009287935A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Ngk Spark Plug Co Ltd | ガスセンサ及びガスセンサの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE10338462A1 (de) | 2005-03-31 |
DE10338462B4 (de) | 2006-07-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2410306A2 (en) | Temperature sensor | |
JP4124135B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP6159683B2 (ja) | 測定プラグ | |
JP2003075398A (ja) | ガス測定センサ | |
JP2017116273A (ja) | センサ | |
US6812710B2 (en) | Gas probe | |
US5759365A (en) | Oxygen concentration sensor | |
JP2005072007A (ja) | 測定ガスの物理的特性を特定するための測定センサ | |
US9151728B2 (en) | Gas sensor | |
JP2011215094A (ja) | ガスセンサ | |
JP2007047093A (ja) | センサ | |
JP4241432B2 (ja) | センサ | |
US7524407B2 (en) | Gas sensor | |
JP5399440B2 (ja) | ガスセンサ | |
JPS59226856A (ja) | ガスセンサ | |
US20040124082A1 (en) | Gas sensor having improved structure for minimizing thermal damage to hermetic seal | |
JP5753818B2 (ja) | ガスセンサ | |
WO2022085338A1 (ja) | ガスセンサ | |
JP2007005202A (ja) | 圧着端子及びガスセンサ | |
US7036352B2 (en) | Gas sensor | |
JP5099786B2 (ja) | ガスセンサ | |
JP2005326396A (ja) | ガスセンサ | |
EP2998653A1 (en) | Glow plug with pressure sensor | |
JP2005207907A (ja) | 酸素センサ | |
JP2011133350A (ja) | ガスセンサ |