JP2005070988A - エラー量による課金を考慮した画像比較処理 - Google Patents

エラー量による課金を考慮した画像比較処理 Download PDF

Info

Publication number
JP2005070988A
JP2005070988A JP2003298154A JP2003298154A JP2005070988A JP 2005070988 A JP2005070988 A JP 2005070988A JP 2003298154 A JP2003298154 A JP 2003298154A JP 2003298154 A JP2003298154 A JP 2003298154A JP 2005070988 A JP2005070988 A JP 2005070988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
image
billing
client device
processing target
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2003298154A
Other languages
English (en)
Inventor
Itaru Furukawa
至 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2003298154A priority Critical patent/JP2005070988A/ja
Publication of JP2005070988A publication Critical patent/JP2005070988A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract


【課題】 初期投資を低減しつつ、画像同士の比較処理を行える環境を実現する。
【解決手段】 処理対象画像と前記参照画像との比較を行い、両者の差異の大きな部分をエラーとして検出する。そして、エラーが検出された場合にはエラーが検出されなかった場合よりも課金量が多くなるようにユーザに対する課金量を決定する。この課金量を示す課金情報は、サーバ装置内の課金登録部に登録される。そして、画像の比較結果を課金量とともにクライアント装置の表示部に表示する。
【選択図】 図7

Description

この発明は、処理対象画像と参照画像との比較を行う技術に関する。
コンピュータ技術の進展に伴って、商業印刷用の製版システムにおいてもコンピュータを用いたデジタル化が普及してきている。デジタル化された製版システムでは、印刷物の画像データを受け取り、この画像データに種々の処理を行って、刷版や印刷物を表すデータが作成される。
デジタル製版においては、クライアントの指示通りに印刷物画像を修正することが重要である。そのため、印刷物の校正と、校正結果が正しく反映されているか否かをチェックする検版処理とが念入りに行われる。デジタル製版システムでは、校正前後の画像データを比較する検版装置(または検版ソフトウェア)によって検版処理が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−154234号公報 特開2002−32740号公報
ところが、検版装置や検版ソフトウェアは高価格であり、初期投資のリスクが大きいという問題がある。高価格の理由の一つは、検版装置が品質保証のためのものであって印刷物の生産のためのものでは無いので、少数しか販売されないからである。このため、検版装置のための初期投資を低減しつつ、検版処理を行える環境を実現したいという要望が高まっていた。
なお、このような問題は、商業印刷用の製版システムに限らず、画像同士を比較する技術分野に共通する問題であった。
本発明は、初期投資を低減しつつ、画像同士の比較処理を行える環境を実現することのできる技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による方法は、ネットワークを介してクライアント装置とサーバ装置とが接続された画像検査システムにおいて、処理対象画像と参照画像との間における差異を検査する方法であって、
(a)前記クライアント装置とサーバ装置のうちの一方の装置において、前記処理対象画像と前記参照画像との比較を行う工程と、
(b)前記クライアント装置とサーバ装置のうちの一方の装置において、前記処理対象画像と前記参照画像との差異の大きな部分をエラーとして検出する工程と、
(c)前記クライアント装置とサーバ装置のうちの一方の装置において、エラーが検出された場合にはエラーが検出されなかった場合よりも課金量が多くなるように、前記エラー検出の結果に応じて前記クライアント装置のユーザに対する課金量を決定する工程と、
(d)前記ユーザに対する前記課金量を示す課金情報を前記サーバ装置内の課金登録部に登録する工程と、
(e)前記処理対象画像と前記参照画像との比較結果を前記課金量とともに前記クライアント装置の表示部に表示する工程と、
を備える。
この方法によれば、画像の比較を行い、エラーが検出された場合にはエラーが検出されなかった場合よりも課金量が多くなるようにユーザに対する課金量を決定するので、初期投資を低減しつつ、画像同士の比較処理を行える環境を実現することができる。
前記工程(a)ないし(d)は、前記サーバ装置において実行され、
前記工程(e)の表示を行うための表示データは、前記サーバ装置から前記ネットワークを介して前記クライアント装置に送信されるようにしてもよい。
あるいは、前記工程(a),(b),(c)および(e)は、前記クライアント装置において実行され、
前記工程(d)は、前記クライアント装置から前記サーバ装置に課金情報を送信する工程を含むようにしてもよい。
前記工程(b)は、
前記処理対象画像内の修正部分を示す直し情報が前記処理対象画像に対して設定されているか否かを調べる工程と、
前記処理対象画像に対して直し情報が設定されている場合には、前記処理対象画像と前記参照画像との差異の大きな部分のうちで前記直し情報で示されている修正部分はエラーから除外する工程と、を含むようにしてもよい。
この構成によれば、修正部分がきちんと修正されている場合がエラーから除外されるので、不要な課金を行うことを防止できる。
前記工程(b)は、さらに、
前記直し情報で示されている修正部分において前記前記処理対象画像と前記参照画像との差異が無い場合には、ユーザの確認を必要とするエラーである仮エラーとして検出する工程を含むようにしてもよい。
この構成によれば、修正すべき部分が修正されていない場合を検出してユーザに提示することができる。
前記工程(c)は、前記仮エラーに対して、前記仮エラーでない通常のエラーよりも少ない課金量を割り当てる工程を含むようにしてもよい。
仮エラーは真のエラーでない可能性があるので、ユーザに対する負担を軽減することができる。
前記課金量は、前記エラーの数に応じて決定されるようにしてもよい。あるいは、前記工程(c)は、前記処理対象画像を複数の画素ブロックに分割し、エラーが検出された画素ブロックの数に応じて課金量が増加するように課金量を決定する工程を含むようにしてもよい。また、前記課金量は、前記エラーが無い場合にはゼロに決定されるようにしてもよい。
本発明による第1の装置は、ネットワークを介してクライアント装置と接続された画像検査用サーバ装置であって、
処理対象画像と参照画像との比較を行う画像比較部と、
、前記処理対象画像と前記参照画像との差異の大きな部分をエラーとして検出する比較結果生成部と、
エラーが検出された場合にはエラーが検出されなかった場合よりも課金量が多くなるように、前記エラー検出の結果に応じて前記クライアント装置のユーザに対する課金量を決定する課金判定部と、
前記ユーザに対する前記課金量を示す課金情報を登録する課金登録部と、
前記処理対象画像と前記参照画像との比較結果を前記課金量とともに前記クライアント装置の表示部に表示するための表示データを、前記ネットワークを介して前記クライアント装置に送信する送信部と、
を備える。
本発明による第2の装置は、ネットワークを介してサーバ装置と接続された画像検査用クライアント装置であって、
処理対象画像と参照画像との比較を行う画像比較部と、
、前記処理対象画像と前記参照画像との差異の大きな部分をエラーとして検出する比較結果生成部と、
エラーが検出された場合にはエラーが検出されなかった場合よりも課金量が多くなるように、前記エラー検出の結果に応じて前記クライアント装置のユーザに対する課金量を決定する課金判定部と、
前記ユーザに対する前記課金量を示す課金情報を前記サーバ装置内の課金登録部に登録するために、前記ネットワークを介して前記課金情報を前記サーバ装置に送信する送信部と、
前記処理対象画像と前記参照画像との比較結果を前記課金量とともに表示する表示部と、
を備える。
これらのサーバ装置やクライアント装置によって、初期投資を低減しつつ、画像同士の比較処理を行える環境を実現することができる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画像検査方法および装置、画像検査用のサーバ装置およびクライアント装置、サーバ装置とクライアント装置とを備えたシステム、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
図1は、本発明の一実施例によるネットワークシステムを示すブロック図である。このネットワークシステムは、検版サーバシステム100と、製版処理システム200とが、インターネットなどのネットワークNETを介して接続されたものである。検版サーバシステム100は、Webサーバ110と、検版装置120とを含んでいる。製版処理システム200は、製版処理装置220と出力機210とを含んでいる。出力機210としては、プルーフ(校正刷り)を出力するためのプルーフ出力機や、RIP展開された2値の印刷物データから刷版を直接作成するプレート出力機などを利用することができる。
製版処理装置220は、ブラウザを用いてWebサーバ110から転送される種々のWebページを表示する。Webページ上でユーザによって入力された検版用のデータは、ネットワークNETを介して検版サーバシステム100に転送される。なお、検版装置120は検版処理を実行するサーバ装置として機能し、また、製版処理装置220は検版処理をサーバ装置120に依頼するクライアント装置として機能する。なお、クライアント装置としては、製版処理装置220の代わりにパーソナルコンピュータを利用することも可能である。
図2は、検版装置120と製版処理装置220の内部構成を示すブロック図である。検版装置120は、ネットワークインタフェイス部122と、データ受信部124と、画像データベース126と、画像比較部128と、検版結果生成部130と、課金判定部132と、課金登録部134と、データ送信部136とを備えている。製版処理装置220は、データ受信部222と、データ送信部224と、表示部(モニタ)228と、製版処理部230と、検版GUI設定部232とを備えている。検版装置120の画像比較部128と検版結果生成部130と課金判定部132の機能、および、製版処理装置220の製版処理部230と検版GUI設定部232の機能は、ソフトウェア(アプリケーションプログラム)で実現されており、他の各部はハードウェアで実現されている。但し、本実施例においてソフトウェアで実現されている機能をハードウェアで実現することも可能であり、その逆も可能である。
図3は、このネットワークシステムを用いた製版処理の全体工程の例を示す説明図である。制作工程T1では、デザイナが印刷物を制作する。通常、この制作工程T1は、製版処理装置220ではなく、デザイナのコンピュータを用いて行われる。制作された印刷物データ(入稿データ)が製版処理装置220に入力されて製版処理が実行されると、プルーフ工程T2においてプルーフ(校正刷り)が出力される。このプルーフ工程T2において顧客の承認が得られた場合には、出力機210を用いた最終出力工程T3が実行される。一方、印刷物を発注した顧客によって修正(直し)が指示された場合には、修正部分を示す直し情報に従って印刷物のデザインが修正される(制作修正工程T11)。修正が済むと、修正後の印刷物データ(入稿データ)が、直し情報とともに製版処理装置220から検版装置120に送られて、検版処理が実行される(工程T12)。この検版工程の詳細については後述する。この検版工程T12またはその後のプルーフ工程T13において修正が発生すると、制作修正工程が再度実行される(工程T21)。その後の検版工程T22とプルーフ工程T23で修正が発生しなければ、最終出力工程T24で刷版または印刷物が出力される。なお、図3では、修正が発生となったために実行されない工程T3,T13,T14に至る矢印は破線で示されている。
図4は、検版工程におけるクライアント装置(製版処理装置220)とサーバ装置(検版装置120)の処理手順を示すフローチャートである。図5は、図4のステップS1〜S4においてクライアント装置220の画面上に表示される検版依頼画面の一例を示す説明図である。この検版依頼画面は、Webサーバ110からクライアント装置220に送信されたウェブページである。あるいは、クライアント装置220の検版GUI設定部232(図2)がこの検版依頼画面を作成して表示することも可能である。
図5の検版依頼画面は、ユーザとジョブに関する情報を指定するためのフィールドF1〜F3と、検版に用いる画像ファイルを指定するためのフィールドF11〜F12と、検版パラメータCPを指定するためのフィールドF21〜F23と、直し情報RFをしていするためのフィールドF31〜F32とを含んでいる。
最初のフィールドF1には、検版サービスに関して予め取得されているユーザIDが入力される。2番目のフィールドF2には、検版処理のジョブ番号が指定される。3番目のフィールドF3には、クライアント装置220(製版処理装置)が使用しているRIP装置の型式が入力される。なお、RIP装置の型式は省略してもよい。
フィールドF11に入力される検版対象画像のデータファイル名は、通常は修正された印刷物画像に対するものであり、フィールドF12に入力される参照画像のデータファイルは修正前の印刷物画像に対するものである。なお、以前に同じジョブ番号でサーバ装置120に検版処理を一度依頼している場合には、ユーザは、参照画像のファイル名の入力を省略することが可能である。この場合には、サーバ装置120が検版処理を実行する際に、ジョブ番号および検版対象画像のファイル名に基づいて、参照画像の画像ファイルを画像データベース126(図2)から取得することができる。なお、検版対象画像ファイルや参照画像ファイルとしては、RIP展開された2値画像データや多階調画像データを利用可能である。
フィールドF21〜F23に入力する検版パラメータCPとしては、以下の3つのパラメータが指定できる。
(1)ゆすらせ量:検版対象画像と参照画像とを比較する際に、画像相互における画素位置のズレが許容される量。具体的には、ゆすらせ量の範囲で検版対象画像(または参照画像)の位置をずらせた状態で2つの画像同士を比較し、そのときの最も小さな差異を比較結果として算出する。図5の例では、ゆすらせ量が2画素に設定されているので、検版対象画像を上下左右に1画素または2画素ずらした状態で検版対象画像の画素値と参照画像の画素値との差分を算出する。そして、検版対象画像の各画素位置における画素値の差分の最小値を、各画素位置における比較結果として使用する。この説明から理解できるように、ゆすらせ量は、画像部分の許容し得るズレ量を意味している。
(2)階調マージン量:検版対象画像の画素値と参照画像の画素値との差分の許容値。画素値の差分がこの許容値未満の位置は「有意差無し」と認識され、一方、許容値を超えている位置は「有意差有り」として検出される。階調マージンは、検版対象画像および参照画像として多階調画像が利用される場合に設定される。検版対象画像および参照画像として2値画像が利用される場合には、階調マージン量は自動的に「1」(すなわち100%)に設定される。
(3)孤立点除去量:孤立点としてエラーから除外する画素の数。画素値の差分が許容値(階調マージン量)を超えている画素の集合が、この孤立点除去量以下の画素で構成されている場合には、「有意差無し」であると判定される。図5の例では、孤立点除去量が5画素に設定されているので、画素値の差分が許容値より大きな画素の集合が5つ以下の画素で構成されている場合には、「有意差有り」の対象から除外される。従って、「有意差有り」と判定される画素は、許容値(階調マージン量)以上の差分を有する画素が孤立点除去量以上の数で集合している画素群に含まれる画素である。
直し情報RFのフィールドF31,F32には、印刷物の修正部分の矩形範囲を示す座標値が入力される。但し、直し情報RFとしては、必要に応じて3つ以上の矩形範囲を入力することも可能である。
図4のステップS1では、検版対象画像のファイル名(および、必要な場合には参照画像のファイル名)が指定され、ステップS2では検版パラメータCPが入力され、ステップS3では直し情報RFが入力される。そして、ステップS4においてユーザがOKボタンを押して検版実行を指示すると、図5の検版依頼画面で指定された種々の情報がクライアント装置220からサーバ装置120に転送される。
サーバ装置120は、ステップS11において、検版対象画像と参照画像の画像ファイルを取得する。前述したように、以前に同じジョブ番号の2回目以降の検版では、ジョブ番号および検版対象画像のファイル名に基づいて参照画像の画像ファイルが画像データベース126(図2)から取得される。一方、そのジョブに関して検版処理を初めて依頼する場合には、検版対象画像と参照画像の画像ファイルが両方ともクライアント装置220からサーバ装置120に送信される。ステップS12では、画像比較部128が、検版対象画像と参照画像とを比較する。具体的には、ゆすらせ量の範囲内で画像の位置をずらした状態で検版対象画像と参照画像との画素値の差分が算出される。
ステップS13では、検版結果生成部130が、画像の比較結果における差異の大きな部分をエラーとして検出する。この際、以下のようにエラーであるか正常であるかが判定される。
[判定1]直し領域外の画素であって画素値の差分に有意差がある画素は「エラー画素」と判定される。
[判定2]直し領域外の画素であって画素値の差分に有意差が無い画素は「正常画素」と判定される。
[判定3]直し領域内の画素であって画素値の差分に有意差がある画素は「ユーザ確認の必要な正常画素(仮正常画素)」と判定される。
[判定4]直し領域内の画素であって画素値の差分に有意差が無い画素は「ユーザ確認の必要なエラー画素(仮エラー画素)」と判定される。
なお、前述したように、「有意差有り」の画素とは、階調マージン量以上の差分を有する画素が孤立点除去量以上集合している画素群に含まれる画素である。「ユーザ確認の必要な正常画素」は、正常である可能性が高いが、ユーザの確認をした方が好ましい画素を意味している。同様に、「ユーザ確認の必要なエラー画素」は、エラーである可能性が高いが、ユーザの確認をした方が好ましい画素を意味している。なお、「ユーザ確認の必要なエラー画素」もエラー画素の一種であり、「仮エラー画素」または「仮エラー」とも呼ぶ。また、「ユーザ確認の必要な正常画素」も正常画素の一種であり、「仮正常画素」または「仮正常」とも呼ぶ。
図6は、画像の比較結果を示す説明図である。図6(A)は、検版対象画像と参照画像に有意差がない場合を示している。この検版対象画像は、円形の部品OB1と、文字(テキスト)の部品OB2とを含んでいる。2つの画像に有意差がない場合には、各部品OB1,OB2は薄い目立たない色でそれぞれ表示されている。なお、図6(A)では直し情報が無い(修正部分が無い)ものと仮定している。
図6(B)は、2つの画像に有意差がある場合を示している。すなわち、円形の部品OB1の右上部と、文字の部品OB2の右端の文字に有意差部分ER1,ER2が存在する。但し、円形の部品OB1の有意差部分ER1は直し領域内にあるので、「正常」(正確には「ユーザ確認の必要な正常」)と判定される。一方、文字の部品OB2の有意差部分ER2は、直し領域外にあるので「エラー」(正確には「ユーザ確認の必要なエラ−」)と判定される。
このように、エラーか否かの判定には直し情報が利用されるので、検版結果生成部130は、検版結果を生成する前に、処理対象画像に対して直し情報が設定されているか否か(クライアント装置220かが直し情報が転送されてきているか否か)を調べる。そして、直し情報がある場合には、これを利用して上述した検版結果の生成処理を実行する。
図4のステップS14では、課金判定部132(図2)が、ステップS13で生成された検版結果に応じて課金量を算出する。この際は、画像全体が所定サイズの画素ブロックに分割され、各画素ブロックについて以下のように課金量が算出される。
(a)「エラー画素」を含む画素ブロック :M[円]。
(b)「仮エラー画素」を含む画素ブロック:k×M[円]。
(c)「正常画素」のみの画素ブロック :0[円]。
(d)「仮正常画素」を含む画素ブロック :0[円]。
仮エラー画素を含む画素ブロックの単位課金量の係数kは、0以上1未満の値であり、例えばk=0.25に設定される。こうして決定された画素ブロックごとの課金量は画像全体で合計され、この検版処理に対する課金量(請求金額)が決定される。この課金量は、課金登録部134(図2)に登録され、ユーザに請求される。なお、検版処理に用いた検版対象画像の画像ファイルは、同じジョブの次回の検版処理で利用するために、画像データベース126に登録される。
ステップS15では、検版結果と課金情報とを含む表示データがサーバ装置120からクライアント装置220に転送され、ステップS5でクライアント装置220の表示部に表示される。図7は、クライアント装置220に表示される検版結果の画面を示している。図7(A)は検版エラー無しの場合を示している。この場合には、検版対象画像とともに、エラーや仮エラーが無いこと、および、請求金額が0円であることが表示される。図7(B)は検版エラー有りの場合を示している。この場合には、検版対象画像の有意差がある箇所が明示的に表示されるともに、エラーまたは仮エラーが存在すること、および、具体的な請求金額が表示される。
なお、検版結果を通知する画面においては、「エラー画素」と「仮エラー画素」と「仮正常画素」とが互いに識別できる形式で明示的に表示されることが好ましい。例えば、これらの3種類の画素に対してそれぞれ予め定められた互いに異なる色を付すようにしてもよい。
サーバ装置120は、上述した個別の検版処理結果の他に、ユーザに対して種々の検版結果情報を提供することが可能である。例えば、ユーザID毎やRIP機種毎に検版結果(エラーの有無)や課金金額を分類したレポート(報告書)を、定期的または要求に応じてユーザに送信するようにしてもよい。このように、検版結果の履歴をユーザにフィードバックするようにすれば、ユーザがエラー発生の分析やその防止対策に利用することができる。
上述したように、本実施例では、エラーが発生している場合にのみユーザに課金されるので、ユーザは気軽に検版処理をサーバ装置120に依頼することができる。特に、検版処理を開始する際に初期投資がほとんど必要無いので、検版処理を容易に実行できるという利点がある。
E.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
E1.変形例1:
課金方法としては、上述したもの以外の種々の方法が考えられる。例えば、エラーが全く検出されない場合にも比較的低額な処理料金を請求し、エラーが検出された場合にのみ比較的高額の処理料金を請求するようにしてもよい。例えば、エラーが検出された場合には、エラーが検出されない場合の10倍以上の料金を請求するようにしてもよい。一般には、エラーが検出された場合にはエラーが検出されなかった場合よりも課金量が多くなるように、ユーザに対する課金量を決定するようにすることが好ましい。
また、エラー画素を含む画素ブロックについての単位課金量は、比較結果に応じて変更するようにしてもよい。例えば、画素値の差分が所定の高しきい値を超える画素がその画素ブロックに含まれている場合には、重大な差異が発生しているので、その画素ブロックに対して追加料金(例えば100%の追加料金)を請求するようにしてもよい。あるいは、有意差がある画素で構成された1つの画素群に含まれる画素数が所定の面積しきい値を超えるものが画素ブロックに含まれている場合にも、その画素ブロックに対して追加料金(例えば50%の追加料金)を請求するようにしてもよい。
あるいは、エラ−画素を含む画素ブロックの数に応じて課金量を計算する代わりに、エラー画素群の数(すなわちエラー箇所の数)に応じて課金量を計算するようにしてもよい。ここで、エラー画素群とは、互いに隣接するエラー画素の集合を意味している。
E2.変形例2:
上記実施例では、サーバ装置120が検版処理を実行するものとしたが、この代わりに、クライアント装置220が検版処理の一部または全部を実行するものとしてもよい。この場合には、課金情報をクライアント装置220からサーバ装置120に送信し、サーバ装置120が課金情報を受信したことをクライアント装置220に通知した後で、クライアント装置220の画面に検版結果を表示することが好ましい。このような検版処理を実行するソフトウェアは、検版サーバシステム100から製版処理システム200にダウンロードすることができる。このような構成とすれば、検版処理自体をクライアント装置220で実行することができ、また、エラーが生じたときにのみ比較的高額の料金をユーザに請求するという処理を実現することができる。
E3.変形例3:
上記実施例では、製版システムにおける検版処理について説明したが、本発明は検版処理に限らず、一般に2つの画像を比較する検査に適用することができる。例えば、半導体ウェハなどの試料表面の画像パターンを比較する場合に本発明を適用することが可能である。この場合にも、ネットワークを介してクライアント装置とサーバ装置とが接続された画像検査システムに本発明を適用することが好ましい。
本発明の一実施例によるネットワークシステムを示すブロック図。 検版装置120と製版処理装置220の内部構成を示すブロック図。 ネットワークシステムを用いた製版処理の全体工程の例を示す説明図。 検版工程におけるクライアント装置(製版処理装置220)とサーバ装置(検版装置120)の処理手順を示すフローチャート。 図4のステップS1〜S4においてクライアント装置220の画面上に表示される検版依頼画面の一例を示す説明図。 画像の比較結果を示す説明図。 クライアント装置220に表示される検版結果の画面を示す説明図。
符号の説明
100…検版サーバシステム
110…Webサーバ
120…検版装置(サーバ装置)
122…ネットワークインタフェイス部
124…データ受信部
126…画像データベース
128…画像比較部
130…検版結果生成部
132…課金判定部
134…課金登録部
136…データ送信部
200…製版処理システム
210…出力機
220…製版処理装置(クライアント装置)
222…データ受信部
224…データ送信部
230…製版処理部
232…検版GUI設定部

Claims (13)

  1. ネットワークを介してクライアント装置とサーバ装置とが接続された画像検査システムにおいて、処理対象画像と参照画像との間における差異を検査する方法であって、
    (a)前記クライアント装置とサーバ装置のうちの一方の装置において、前記処理対象画像と前記参照画像との比較を行う工程と、
    (b)前記クライアント装置とサーバ装置のうちの一方の装置において、前記処理対象画像と前記参照画像との差異の大きな部分をエラーとして検出する工程と、
    (c)前記クライアント装置とサーバ装置のうちの一方の装置において、エラーが検出された場合にはエラーが検出されなかった場合よりも課金量が多くなるように、前記エラー検出の結果に応じて前記クライアント装置のユーザに対する課金量を決定する工程と、
    (d)前記ユーザに対する前記課金量を示す課金情報を前記サーバ装置内の課金登録部に登録する工程と、
    (e)前記処理対象画像と前記参照画像との比較結果を前記課金量とともに前記クライアント装置の表示部に表示する工程と、
    を備える方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、
    前記工程(a)ないし(d)は、前記サーバ装置において実行され、
    前記工程(e)の表示を行うための表示データは、前記サーバ装置から前記ネットワークを介して前記クライアント装置に送信される、方法。
  3. 請求項1記載の方法であって、
    前記工程(a),(b),(c)および(e)は、前記クライアント装置において実行され、
    前記工程(d)は、前記クライアント装置から前記サーバ装置に課金情報を送信する工程を含む、方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の方法であって、
    前記工程(b)は、
    前記処理対象画像内の修正部分を示す直し情報が前記処理対象画像に対して設定されているか否かを調べる工程と、
    前記処理対象画像に対して直し情報が設定されている場合には、前記処理対象画像と前記参照画像との差異の大きな部分のうちで前記直し情報で示されている修正部分はエラーから除外する工程と、を含む方法。
  5. 請求項4記載の方法であって、
    前記工程(b)は、さらに、
    前記直し情報で示されている修正部分において前記前記処理対象画像と前記参照画像との差異が無い場合には、ユーザの確認を必要とするエラーである仮エラーとして検出する工程を含む、方法。
  6. 請求項5記載の方法であって、
    前記工程(c)は、前記仮エラーに対して、前記仮エラーでない通常のエラーよりも少ない課金量を割り当てる工程を含む、方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の方法であって、
    前記課金量は、前記エラーの数に応じて決定される、方法。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載の方法であって、
    前記工程(c)は、前記処理対象画像を複数の画素ブロックに分割し、エラーが検出された画素ブロックの数に応じて課金量が増加するように課金量を決定する工程を含む、方法。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の方法であって、
    前記課金量は、前記エラーが無い場合にはゼロに決定される、方法。
  10. ネットワークを介してクライアント装置と接続された画像検査用サーバ装置であって、
    処理対象画像と参照画像との比較を行う画像比較部と、
    、前記処理対象画像と前記参照画像との差異の大きな部分をエラーとして検出する比較結果生成部と、
    エラーが検出された場合にはエラーが検出されなかった場合よりも課金量が多くなるように、前記エラー検出の結果に応じて前記クライアント装置のユーザに対する課金量を決定する課金判定部と、
    前記ユーザに対する前記課金量を示す課金情報を登録する課金登録部と、
    前記処理対象画像と前記参照画像との比較結果を前記課金量とともに前記クライアント装置の表示部に表示するための表示データを、前記ネットワークを介して前記クライアント装置に送信する送信部と、
    を備えるサーバ装置。
  11. ネットワークを介してサーバ装置と接続された画像検査用クライアント装置であって、
    処理対象画像と参照画像との比較を行う画像比較部と、
    、前記処理対象画像と前記参照画像との差異の大きな部分をエラーとして検出する比較結果生成部と、
    エラーが検出された場合にはエラーが検出されなかった場合よりも課金量が多くなるように、前記エラー検出の結果に応じて前記クライアント装置のユーザに対する課金量を決定する課金判定部と、
    前記ユーザに対する前記課金量を示す課金情報を前記サーバ装置内の課金登録部に登録するために、前記ネットワークを介して前記課金情報を前記サーバ装置に送信する送信部と、
    前記処理対象画像と前記参照画像との比較結果を前記課金量とともに表示する表示部と、
    を備えるクライアント装置。
  12. ネットワークを介してクライアント装置と接続されたサーバコンピュータ用のプログラムであって、
    処理対象画像と参照画像との比較を行う画像比較機能と、
    、前記処理対象画像と前記参照画像との差異の大きな部分をエラーとして検出する比較結果生成機能と、
    エラーが検出された場合にはエラーが検出されなかった場合よりも課金量が多くなるように、前記エラー検出の結果に応じて前記クライアント装置のユーザに対する課金量を決定する課金判定機能と、
    前記ユーザに対する前記課金量を示す課金情報を登録する課金登録機能と、
    前記処理対象画像と前記参照画像との比較結果を前記課金量とともに前記クライアント装置の表示部に表示するための表示データを、前記ネットワークを介して前記クライアント装置に送信する送信機能と、
    をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
  13. ネットワークを介してサーバ装置と接続されたクライアントコンピュータ用のコンピュータプログラムであって、
    処理対象画像と参照画像との比較を行う画像比較機能と、
    、前記処理対象画像と前記参照画像との差異の大きな部分をエラーとして検出する比較結果生成機能と、
    エラーが検出された場合にはエラーが検出されなかった場合よりも課金量が多くなるように、前記エラー検出の結果に応じて前記クライアント装置のユーザに対する課金量を決定する課金判定機能と、
    前記ユーザに対する前記課金量を示す課金情報を前記サーバ装置内の課金登録部に登録するために、前記ネットワークを介して前記課金情報を前記サーバ装置に送信する送信機能と、
    前記処理対象画像と前記参照画像との比較結果を前記課金量とともに表示する表示機能と、
    をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
JP2003298154A 2003-08-22 2003-08-22 エラー量による課金を考慮した画像比較処理 Abandoned JP2005070988A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003298154A JP2005070988A (ja) 2003-08-22 2003-08-22 エラー量による課金を考慮した画像比較処理

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003298154A JP2005070988A (ja) 2003-08-22 2003-08-22 エラー量による課金を考慮した画像比較処理

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005070988A true JP2005070988A (ja) 2005-03-17

Family

ID=34403733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003298154A Abandoned JP2005070988A (ja) 2003-08-22 2003-08-22 エラー量による課金を考慮した画像比較処理

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005070988A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015128822A (ja) * 2013-12-31 2015-07-16 日本電子精機株式会社 印刷版検査方法および装置、およびそれらを使用する方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015128822A (ja) * 2013-12-31 2015-07-16 日本電子精機株式会社 印刷版検査方法および装置、およびそれらを使用する方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100799290B1 (ko) 화상 형성 처리 시뮬레이션 장치 및 화상 형성 처리시뮬레이션 방법
US8259350B2 (en) Job-specific print defect management
US8122296B2 (en) Information processing apparatus and job processing method
US6597473B1 (en) Method to obtain consistent image quality measurements from different image input devices
JP2010033550A (ja) イメージングソフトウェア開発のためのデジタル画像比較方法
CN104660860A (zh) 图像处理装置及其控制方法和信息处理装置及其控制方法
JP2007226616A (ja) 印刷物検査装置、印刷物検査方法、印刷装置、印刷方法、プログラム、記録媒体
US20090292708A1 (en) Data delivery apparatus, data delivery method, and data delivery program
US7266233B2 (en) System and method for measuring an object
US7133797B2 (en) Method, apparatus, system, program and medium for inspecting a circuit board and an apparatus incorporating the circuit board
US6522430B1 (en) Quantification of motion quality effect on image quality
EP1517541A2 (en) Displaying spot colors
US6608932B1 (en) Outline font for analytical assessment of printed text quality
JP2005070988A (ja) エラー量による課金を考慮した画像比較処理
JP2005085180A (ja) 入稿時のコンテンツ検査
JP2003276150A (ja) 印刷製版のためのワークフローの制御
JP4958868B2 (ja) 文書特徴量抽出装置及び方法
JPH10334218A (ja) 画像処理装置およびその方法、並びに、記録媒体
JP2004171365A (ja) 図面検証システム
WO2023181503A1 (ja) 校正支援方法および校正支援システム
US10802771B2 (en) Information processing apparatus, image control method and non-transitory computer-readable recording medium encoded with image control program
JP3597408B2 (ja) 画像データ検査装置
JP5763293B2 (ja) 画像配置支援装置
US20200167878A1 (en) Information processing system, server apparatus, and computer-readable recording medium
JP3317403B2 (ja) 画像データの検査方法、検版方法、画像データの検査プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体および検版プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090113

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20090123