JP2005069891A - 測定試薬用担体粒子及び測定試薬 - Google Patents
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Abstract
度に測定することができる測定試薬用担体粒子及び測定試薬を提供する。
【解決手段】 フェニル基を有する重合性単量体、及び、フェニル基とスルホン酸塩とを
有する重合性単量体のみを単量体成分とする共重合体からなる担体粒子により構成される
測定試薬用担体粒子であって、表面のスルホン酸基量が0.005〜0.1μmol/m
2である担体粒子(A)と、表面のスルホン酸基量が0.7〜1.0μmol/m2であ
る担体粒子(B)とを含有し、前記担体粒子(A)と前記担体粒子(B)との平均粒径が
同一である測定試薬用担体粒子。
【選択図】 なし
Description
有用な測定試薬用担体粒子及び測定試薬に関する。
作を感作ともいう)、免疫血清学的凝集反応又は凝集反応を行い対応する抗体又は抗原等
の存在を検査する免疫血清学的検査は、血清、血漿、尿、髄液等の体液に含まれる物質の
定量方法として臨床検査に応用されており、現在では、自動化により簡便かつ迅速に検査
が行なえるので広く普及している。
このような免疫血清学的検査試薬としては、例えば、妊娠診断テスト、リウマチ因子を検
出するRAテスト、C反応性タンパク質を検出するCRPテスト等のための検査試薬;B
型肝炎表面抗原(HBs抗原)、抗HBs抗体、β2ミクログロブリン抗体、マイコプラ
ズマ抗原、核酸、核タンパク質、エストロゲン、抗エストロゲン抗体等を検出する検査試
薬等が開発されている。
ている。このうち、ポリスチレンラテックス粒子としては一般に、粒径が0.05〜1μ
mであり、粒径分布が狭く粒径の揃ったものが望ましい。このようなポリスチレンラテッ
クス粒子の製造方法としては、非特許文献1、特許文献1、特許文献2等に記載されてい
る公知の乳化重合法を用いることができる。
状態の測定試薬(以下、感作ラテックスともいう)中の重合体粒子のコロイド化学的安定
性と感作ラテックスの免疫血清学的凝集反応性とが挙げられる。しかし、重合体粒子のコ
ロイド化学的安定性を向上させると感作ラテックスの免疫血清学的凝集反応性は低下し、
感度の低下をまねく。逆に免疫血清学的凝集反応性を高めるためにコロイド化学的安定性
を低下させると非特異的に凝集し実用に供し得なくなる。
このように互いに相反するコロイド化学的安定性と免疫血清学的凝集反応性とを同時に満
足させる重合体粒子を得ることは従来極めて困難であった。
ず定量的に測定することが重要な課題となっている。
従来は、感作ラテックスをガラス板上で検査対象物質と混合し反応させ、感作ラテックス
の凝集状態を肉眼で観察することによって検査対象物質を定量的に検出していたが、凝集
状態を肉眼で観察する代わりに、例えば、分光光度計、濁度計、光散乱測定装置等の光学
的測定装置を用いることによって検査対象物質を定量的に検出しようとする試みが多くな
されている。例えば、感作ラテックスが凝集する現象を利用して上澄液の濁度の減少率を
測定する方法、及び、感作ラテックスの凝集による吸光度や散乱光を測定する方法等が知
られている(非特許文献2、特許文献3、特許文献4等参照)。
A700、S500他多数の自動分析機が市販されている。これらの分析機は感作ラテッ
クスの免疫血清学的凝集反応による反応系の吸光強度、散乱光強度等の光学的特性の変化
を測定することによって検査対象物質を定量的に検出しようとするものであり、それらに
適した重合体粒子として特許文献5、特許文献6に基づき製造されたポリスチレン粒子が
汎用されている。
産が大きな社会問題として取り上げられ新聞等をにぎわしており、医療現場では治療から
予防への転換がなされている。
また、医療現場においては、これらの検査後の血液等の医療廃棄物問題がにわかにクロー
ズアップされ医療保険同様に社会問題化している。このため、今まで以上に、RF、CR
P、ASO等の一般検査項目は勿論のこと、癌マーカー、梅毒、肝炎、エイズ等の感染ウ
イルスに関連する項目が低濃度域で再現性良く検出できる測定試薬が求められている。こ
れらの検査に用いられる自動分析機においては、めざましい技術革新により、少量検体、
少量試薬使用が可能になり、上記問題を改善しつつあるが、これら自動分析機に搭載し使
用される測定試薬に用いられる不溶性担体粒子には満足しうるものが未だ開発されていな
い。
可能とするために、少なくとも2つの異なった量の同一抗体が負荷された2種の異なった
サイズ範囲のラテックス粒子を用いる試薬(特許文献7)や、平均粒径の異なる2種類の
不溶性担体粒子に抗体を感作して用いる測定方法(特許文献8)、平均粒径が同じ不溶性
担体粒子にポリクローナル抗体とモノクローナル抗体とを併せて固定する方法(特許文献
9)等が提案されている。
また、特許文献10では、平均粒径の異なる2種類以上の不溶性担体粒子に特定の抗原に
対する2種以上のモノクローナル抗体を感作し、立体障害による凝集阻害を回避すること
で正確な定量を可能とする測定法が提案されている。
反応速度の小さなモノクローナル抗体を感作し、平均粒径の大きな担体粒子には反応速度
の大きなモノクローナル抗体を感作した感作粒子混合物を用いて凝集法により免疫測定を
行うことが記載されている。
しかしながら、これらの文献に記載された方法には、測定可能な濃度範囲が狭く、高濃度
域の測定が困難であるという問題点があった。
の重要なポイントを持つものも多く、また、イムノグロブリンのように高濃度のみならず
、低濃度から高濃度にいたる幅広い濃度範囲で存在する成分も知られている。炎症マーカ
ーであるC反応性タンパク質(以下、CRPと省略する)や血清アミロイドA(以下、S
AAと省略する)、又は、アレルギー症状等の指標となるIgEは、このようなダイナミ
ックレンジの大きい成分の代表的なものである。
特許文献11には、低濃度から高濃度にいたる広い濃度範囲にわたって抗原抗体反応の測
定を可能にするためには、単一の粒径を有する粒子を用いるより、粒径の異なる複数の不
溶性担体を混合して用いる方が有効であり、低濃度域の測定も可能になることが記載され
ているが、このような方法でも充分な測定精度は得られていない。また、測定精度向上に
は測定系の高感度化が有効であるが、特許文献11に記載されているように、従来は、測
定系を高感度化することが測定範囲の縮小をもたらしていた。
度に測定することができる測定試薬用担体粒子及び測定試薬を提供することを目的とする
。
互関係を明らかにし、担体粒子表面を覆っている官能基等による表面チャージ量の変化に
より試薬性能が大幅に改善されることを突き止めた。これに基づき、担体粒子表面に存在
するスルホン酸基量が、抗原抗体反応に重要な影響を及ぼすという知見を見出し、更に、
特定の粒径を有し表面のスルホン酸基量の異なる担体粒子を組み合わせて使用した場合、
従来不可能であった低濃度域から高濃度域にいたる高感度な測定が可能となることを見出
した。本発明は、これらの知見に基づき完成されたものである。
を有する重合性単量体のみを単量体成分とする共重合体からなる担体粒子により構成され
る測定試薬用担体粒子であって、表面のスルホン酸基量が0.005〜0.1μmol/
m2である担体粒子(A)と、表面のスルホン酸基量が0.7〜1.0μmol/m2で
ある担体粒子(B)とを含有し、上記担体粒子(A)と上記担体粒子(B)との平均粒径
が同一である測定試薬用担体粒子である。
以下に本発明を詳述する。
スルホン酸塩とを有する重合性単量体のみを単量体成分とする共重合体からなる担体粒子
により構成されるものである。
上記フェニル基を有する重合性単量体としては特に限定されず、例えば、スチレン、ジビ
ニルベンゼン、エチルスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロ
スチレン、クロロメチルスチレン等が挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2
種以上が併用されてもよい。なかでもスチレンが好ましく用いられる。
上記フェニル基とスルホン酸塩とを有する重合性単量体としては特に限定されず、例えば
、スチレンスルホン酸塩、ジビニルベンゼンスルホン酸塩、エチルスチレンスルホン酸塩
、α−メチルスルホン酸塩等が挙げられる。上記スルホン酸塩としては、例えば、スルホ
ン酸ナトリウム、スルホン酸カリウム、スルホン酸アンモニウム、スルホン酸リチウム等
が挙げられる。これらのフェニル基とスルホン酸塩とを有する重合性単量体は、単独で用
いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。なかでも、スチレンスルホン酸塩が好適
であり、スチレンスルホン酸ナトリウムがより好適である。
求められる検出感度、測定時に使用する自動分析機の機種等により異なるが、上記フェニ
ル基を有する重合性単量体に対して35重量%以下であることが好ましい。35重量%を
超えると、重合時の温度を制御することが難しくなりクリーム化したり、担体粒子表面の
スルホン酸基量の増加によりタンパク質の吸着量が不足して、得られた担体粒子を用いた
試薬の感度が低下したり、非特異的な凝集の発生を防ぐために添加物を使用する必要が生
じ、当該添加物によりセルが汚れるとともに、試薬粘度が上昇して分散性が低下したり、
コストが上昇し高価な試薬となる等の不都合が生じる。
要とされる場合は、上記フェニル基とスルホン酸塩とを有する重合性単量体の配合量は、
上記フェニル基を有する重合性単量体に対して2重量%以下であることがより好ましい。
更に好ましい下限は0.0001重量%であり、更に好ましい上限は1.5重量%であり
、特に好ましい下限は0.001重量%であり、特に好ましい上限は1.2重量%である
。
度が必要とされる場合は、上記フェニル基とスルホン酸塩とを有する重合性単量体の配合
量は、上記フェニル基を有する重合性単量体に対して2重量%以上であることがより好ま
しい。更に好ましい下限は2.5重量%であり、特に好ましい下限は5重量%であり、特
に好ましい上限は30重量%である。
るものが好ましく、その製造方法としては、例えば、水が仕込まれた反応器内に、上記フ
ェニル基を有する重合性単量体と、上記フェニル基とスルホン酸塩とを有する重合性単量
体とを加え、乳化剤の不存在化で、過硫酸塩を重合開始剤として添加し、窒素雰囲気化で
攪拌しながら加熱して、水溶液中で共重合させることにより、上記担体粒子の懸濁液を得
、これを濾過することにより上記担体粒子を得る方法等が挙げられる。
ム等が挙げられる。
上記過硫酸塩の配合量は、重合性単量体全量に対して0.01〜1重量%であることが好
ましい。0.01重量%未満であると、重合反応が充分に進まず、1重量%を超えると、
重合反応が進みすぎて得られる担体粒子の粒径の制御が難しくなる。
上記製造方法における重合反応温度は、通常50〜100℃であり、好ましい下限は60
℃であり、好ましい上限は85℃である。また、重合反応に要する時間は、重合性単量体
組成、重合性単量体濃度、重合開始剤等により変わるが、通常5〜50時間である。
m2である担体粒子(A)と、表面のスルホン酸基量が0.7〜1.0μmol/m2で
ある担体粒子(B)とを含有するものである。上記スルホン酸基量は、Jounal o
f Colloid and Intarface Sciencs、49(3)425
、1974に記載されている測定方法により求めることができる。
本発明の測定試薬用担体粒子の好適な表面スルホン酸基量(全担体粒子の平均の表面スル
ホン酸基量)は、得られる測定試薬に求められる検出感度、測定時に使用する自動分析機
の機種等により異なる。このため、上記担体粒子(A)と上記担体粒子(B)とを、固形
分概算の重量比で、(A)/(B)=1/10〜10/1の比率で混合し、求められる検
出感度に応じた表面スルホン酸基量となるように調整することが好ましい。
本発明の測定試薬用担体粒子を用いる測定試薬に対し、低濃度において高い検出感度が必
要とされる場合は、全担体粒子の平均の表面スルホン酸基量が0.005〜0.7μmo
l/m2であることが好ましい。0.005μmol/m2未満であると、非特異的な凝
集を起こすことがある。一方、0.7μmol/m2を超えると、凝集反応性が低下し感
度が鈍くなることがある。試薬安定性を考慮に入れる場合は、より好ましい下限は0.0
2μmol/m2であり、より好ましい上限は0.5μmol/m2である。
一方、本発明の測定試薬用担体粒子を用いる測定試薬に対し、高濃度において高い検出感
度が必要とされる場合は、全担体粒子の平均の表面スルホン酸基量が0.7〜1.0μm
ol/m2であることが好ましい。
均粒径は同一である。担体粒子の粒径を単一なものとすることにより、ロット毎による品
質のばらつきを抑えることができる。
上記担体粒子(A)と上記担体粒子(B)との平均粒径は、得られる測定試薬に求められ
る検出感度、測定時に使用する自動分析機の機種等により異なるが、0.01〜1.5μ
mであることが好ましい。0.01μm未満であると、凝集による光学的変化量が小さす
ぎて測定に必要な感度が得られず、また、試薬調製時の遠心分離の際に多くの時間が掛か
り試薬コストが高くなってしまう。一方、1.5μmを超えると、被測定物質が高濃度で
あるときに担体粒子の凝集による光学的変化量が測定可能領域を越えてしまい、被測定物
質の量に応じた光学的変化量が得られない。
要とされる場合は、平均粒径が0.4μm以下であることがより好ましい。
一方、本発明の測定試薬用担体粒子を用いる測定試薬に対し、高濃度において高い検出感
度が必要とされる場合は、平均粒径が0.15μm以下であることがより好ましい。
薬を作製し、得られた測定試薬と検体とを反応させ、凝集反応を観察することにより、簡
便かつ鋭敏に検体中の被測定物質を検出することができる。
上記被測定物質としては特に限定されないが、需要が大きいものとしては、例えば、ヒト
絨毛性性腺刺激ホルモン、リウマチ因子、C反応性タンパク質、B型肝炎表面抗原(HB
s抗原)、抗HB抗体、β2ミクログロブリン抗体、マイコプラズマ抗原、核酸、核タン
パク質、エストロゲン、抗エストロゲン抗体等が挙げられる。
このような本発明の測定試薬用担体粒子を用いてなる測定試薬もまた本発明の1つである
。
に好適に用いることができ、高濃度域においてプロゾーンの影響を受けず、従来不可能で
あった70mg/dl以上の高濃度域における検出が可能であるばかりでなく、再現性に
も優れ、更に、低値の立ち上がりを低くし低濃度域から高濃度域まで直線性に優れた検出
が可能であり、また、長期安定性にも優れる。更に、本発明によれば、同一粒径で表面チ
ャージ量の異なる担体粒子を用いることにより、試薬性能のみならず、品質面でもロット
ばらつきの非常に少ない測定試薬が得られる。
されるものではない。
攪拌機、冷却コイル、温度検出器、ジャケット等を装備したガラス反応器(容量2L)に
、表1に記載した組成で水、スチレン及びスチレンスルホン酸を仕込み、窒素置換したの
ち、攪拌しながら反応温度を70〜71℃に制御して24時間共重合反応を行なった。な
お、重合開始剤としては、過硫酸カリウムを用い、過硫酸カリウム0.5gを蒸留水10
gに溶解し水溶液として使用した。得られたラテックスを取り出し、ペーパー濾紙にて濾
過処理後、固形分重量、及び、担体粒子の平均粒径を測定した。また、担体粒子の平均粒
径は、透過型電子顕微鏡にて担体粒子を撮影し、接続された画像解析装置により測定した
。
サンプル1の担体粒子を固形分濃度が5%濃度となるようにグリシン緩衝液に分散させた
ものを、8mLガラス管に250μmL注入し、次いで、抗ヒトCRP山羊血清(DAK
O社製、タンパク質濃度18mg/mL;以下、抗体溶液という)500μLを添加し、
37℃で1時間攪拌し、担体粒子に抗ヒトCRP山羊抗体を吸着させた後、BSA(牛血
清アルブミン)を1%含むグリシン緩衝液(pH8.5)400μLを加え、37℃にて
90分攪拌してブロッキング処理を行った。次にブロッキング処理品を、8mL遠心管に
分取し、15000rpmで45分間遠心分離処理した後、上清を廃棄し、BSA含有グ
リシン緩衝液(pH8.5)に再分散させて、余剰抗体を除去するための洗浄処理を2回
繰り返し行なった後、BSA含有グリシン緩衝液(pH8.5)を2.5mL添加し、超
音波処理した後、更にBSA含有グリシン緩衝液(pH8.5)を追加し、最終液量を3
0mLにし、測定試薬を調製した。
抗体感作量がサンプル1と同じになるようBSA含有グリシン緩衝液(pH8.5)を調
整したこと、及び、サンプル3、4、比較サンプル2の担体粒子に対する遠心処理条件が
15000rpmで30分間であったこと以外は、サンプル1の担体粒子を用いた場合と
同様にして測定試薬を調製した。
試験例1(単品評価)
上記の方法にて調製した各測定試薬を用いて以下の測定条件にて、CRP濃度0.5〜1
30mg/dLの検体測定時の吸光度変化量を測定した。
測定機種:日立7170形自動分析装置
試薬液量:2μL
希釈液:132μL(1%BSA含有グリシン緩衝液(pH8.5))
測定波長:800nm
測光ポイント:2point−end18−34p
測定結果は、図1及び2に示した。
上記の方法にて調製したサンプル1〜4の各測定試薬を1:10又は10:1で混合した
試薬を用い、試験例1におけると同様の測定条件にて、CRP濃度0.5〜130mg/
dlの検体測定時の吸光度変化量を測定した。測定結果は、図3に示した。
上記の方法にて調製したサンプル1〜3及び比較サンプル1、2の各測定試薬を1:10
又は10:1で混合した試薬を用い、試験例1におけると同様の測定条件にて、CRP濃
度0.5〜130mg/dlの検体測定時の吸光度変化量を測定した。測定結果は、図4
に示した。
度域から高濃度域まで高感度に測定することができる測定試薬用担体粒子及び測定試薬を
提供することができる。
Claims (5)
- フェニル基を有する重合性単量体、及び、フェニル基とスルホン酸塩とを有する重合性単
量体のみを単量体成分とする共重合体からなる担体粒子により構成される測定試薬用担体
粒子であって、
表面のスルホン酸基量が0.005〜0.1μmol/m2である担体粒子(A)と、表
面のスルホン酸基量が0.7〜1.0μmol/m2である担体粒子(B)とを含有し、
前記担体粒子(A)と前記担体粒子(B)との平均粒径が同一である
ことを特徴とする測定試薬用担体粒子。 - 担体粒子(A)と担体粒子(B)との平均粒径は、0.01〜1.5μmであることを特
徴とする測定試薬用担体粒子。 - 担体粒子が、乳化剤の不存在下で重合性単量体を共重合して得られた共重合体からなるこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の測定試薬用担体粒子。 - 担体粒子(A)と担体粒子(B)との混合比率が、固形分概算の重量比で、(A)/(B
)=1/10〜10/1であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の測定試薬用担
体粒子。 - 請求項1、2、3又は4記載の測定試薬用担体粒子に、被測定物質と特異的に結合する物
質を担持させてなることを特徴とする測定試薬。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003300317A JP2005069891A (ja) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | 測定試薬用担体粒子及び測定試薬 |
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JP2003300317A Pending JP2005069891A (ja) | 2003-08-25 | 2003-08-25 | 測定試薬用担体粒子及び測定試薬 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010508513A (ja) * | 2006-11-01 | 2010-03-18 | ベックマン コールター, インコーポレイテッド | 親和性アッセイのための結合表面 |
JP2020134349A (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-31 | デンカ株式会社 | ラテックス凝集法による目的物質の測定方法、およびその試薬 |
-
2003
- 2003-08-25 JP JP2003300317A patent/JP2005069891A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020134349A (ja) * | 2019-02-21 | 2020-08-31 | デンカ株式会社 | ラテックス凝集法による目的物質の測定方法、およびその試薬 |
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