JP2005069628A - 扇風機型ヒータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
熱源6と、この熱源6の後位に配された反射板7と、熱源6の前位に配されたガード用ネット11とから扇風機型に構成するとともに、反射板7の熱源6に対向する反射面13に光触媒皮膜34を形成した。
【効果】
この扇風機型ヒータ1が配置されている部屋を少ない消費電力で短時間のうちにまんべんなく暖めることができき、火災、火傷などに対する安全性も高い。また、この扇風機型ヒータ1を長期間使用した場合でも、反射板7の熱源6に対向する反射面13にほこり、ごみ、たばこのやになどの汚物がこびりついてしまうことがなく、熱源6から放射される光線が上記汚物に吸収されて反射板7の反射面13で効率良く反射されなくなる恐れがなく、反射板7の反射面13が上記汚物で汚染されて美観を損ねたり不衛生になったりする恐れがなく、反射面13にこびりついた汚物中のわたぼこりなどが燃えて火災の原因になったりする恐れがない。
【選択図】図2
熱源6と、この熱源6の後位に配された反射板7と、熱源6の前位に配されたガード用ネット11とから扇風機型に構成するとともに、反射板7の熱源6に対向する反射面13に光触媒皮膜34を形成した。
【効果】
この扇風機型ヒータ1が配置されている部屋を少ない消費電力で短時間のうちにまんべんなく暖めることができき、火災、火傷などに対する安全性も高い。また、この扇風機型ヒータ1を長期間使用した場合でも、反射板7の熱源6に対向する反射面13にほこり、ごみ、たばこのやになどの汚物がこびりついてしまうことがなく、熱源6から放射される光線が上記汚物に吸収されて反射板7の反射面13で効率良く反射されなくなる恐れがなく、反射板7の反射面13が上記汚物で汚染されて美観を損ねたり不衛生になったりする恐れがなく、反射面13にこびりついた汚物中のわたぼこりなどが燃えて火災の原因になったりする恐れがない。
【選択図】図2
Description
本発明は、ハロゲンランプなどの熱源と、上記熱源の後位に配された反射板と、上記熱源の前位に配されたガード用ネットとを備えた扇風機型ヒータに関するものである。
熱源としてのハロゲンランプが装着された扇風機型暖房装置(すなわち、扇風機型ハロゲンランプヒータ)が従来から知られている。このような扇風機型ハロゲンランプヒータにおいては、支柱上に支持された熱源支持部にランプカバー、ほぼループ状のハロゲンランプおよびパラボラ型反射板が前方から後方に向って順次取付け配置されている。そして、前方に突出したほぼ椀形状のガード用ネットが、ランプカバーおよびハロゲンランプを前方から包囲しかつ反射板の反射面に対向するように、反射板に結合されている。したがって、上記公知の扇風機型ハロゲンランプヒータによれば、このヒータが配置されている部屋を少ない消費電力で短時間のうちにまんべんなく暖めることができ、また、火災、火傷などに対する安全性も高い。
実用新案登録第3078539号公報
しかし、上述のように構成された公知の扇風機型ハロゲンランプヒータを長期間使用した場合、反射板のハロゲンランプに対向している反射面にほこり、ごみ、たばこのやになどの汚物がこびりついてしまうので、ハロゲンランプから放出される遠赤外線が上記汚物に吸収されて反射板の反射面で効率良く反射されなくなり、また、反射板の反射面が上記汚物で汚染されて美観を損ねたり不衛生になったり、さらに、上記汚物中のわたぼこりなどが燃えて火災の原因になったりする。
このような欠点を是正するためには、素手でもって簡単に係脱し得る係止金具でもってガード用ネットを反射板に結合させておいて、ときどき、素手で係止金具による係止を解除することによりガード用ネットを反射板から取り外し、ついで、反射板の反射面にこびりついている汚物をぞうきんなどで水拭きして取り除いてから、再び、素手で係止金具を係止状態に戻すことによりガード用ネットを反射板に結合させるようにすればよい。
しかし、反射板の反射面をぞうきんなどで水拭きすると、ハロゲンランプの外壁を構成している石英管にぞうきんなどの水分が付着する恐れがあるので、その後にハロゲンランプを点灯させたときに、上記石英管が割れる恐れがある。また、上述のようにガード用ネットを反射板から素手で簡単に取り外せるようにした場合には、子供などが反射板からガード用ネットを不用意に取り外す恐れがあるので、火災、火傷などの原因になる。
本発明は、上記公知の扇風機型ハロゲンランプヒータの上述のような欠点を比較的簡単な構成により効果的に是正し得るようにしたものである。
本発明は、ハロゲンランプなどの熱源ランプ、その他の熱源と、上記熱源の後位に配された反射板と、上記熱源の前位に配されたガード用ネットとを備えた扇風機型ヒータにおいて、上記反射板の上記熱源と対向する反射面に光触媒皮膜を形成したものである。
なお、本発明においては、上記光触媒皮膜が、TiO2皮膜およびZnO皮膜から成るグループのうちの少なくとも一種であるのが好ましい。また、本発明においては、支柱上に直接または間接的に支持された熱源支持部に熱源カバー、上記熱源および上記反射板が前方から後方に向って順次直接または間接的に取付け配置され、上記ガード用ネットが、上記熱源カバーおよび上記熱源を前方から包囲しかつ上記反射板の反射面に対向するように、上記反射板に直接または間接的に結合され、上記熱源がハロゲンランプから構成されているのが好ましい。また、本発明においては、上記ガード用ネットの外周縁部付近が、ねじ回し、スパナなどの工具を用いてねじ止めされたねじ止め結合手段およびペンチ、プレスマシンなどの工具を用いてかしめ止めされたかしめ止め結合手段から成るグループのうちの少なくとも一種によって上記反射板の外周囲付近に直接または間接的に結合されているのが好ましい。さらに、本発明においては、上記支柱が、固定側の支柱と、この固定側支柱に沿って昇降することができる可動側の支柱とを備え、上記可動側支柱の上端部に支持台部がほぼ上下方向に首振り可能に取付けられ、上記支持台部に上記熱源支持部がほぼ水平方向に首振り可能に支持され、上記熱源支持部に上記ハロゲンランプが直接または間接的に取付けられているのが好ましい。
本発明によれば、熱源と、この熱源の後位に配された反射板と、上記熱源の前位に配されたガード用ネットとから扇風機型に構成されているから、この扇風機型ヒータが配置されている部屋を少ない消費電力で短時間のうちにまんべんなく暖めることができ、また、火災、火傷などに対する安全性も高い。
また、扇風機型ヒータの反射板の熱源と対向する反射面に光触媒皮膜を形成したから、この扇風機型ヒータを長期間使用した場合でも、反射板の熱源に対向している反射面にほこり、ごみ、たばこのやになどの汚物がこびりついてしまうことがなく、このために、熱源から放出される光線が上記汚物に吸収されて反射板の反射面で効率良く反射されなくなる恐れがなく、また、反射板の反射面が上記汚物で汚染されて美観を損ねたり不衛生になったりする恐れがなく、さらに、反射面にこびりついた汚物中のわたぼこりなどが燃えて火災の原因になったりする恐れがない。
また、請求項2に記載の発明によれば、扇風機型ヒータの反射板の熱源と対向する反射面に光触媒皮膜を簡単な工程で安価に形成することができ、また、光触媒皮膜による有機性物質の分解効果も良好である。
また、請求項3に記載の発明によれば、上記公知の扇風機型ハロゲンランプヒータの場合と同様に、構造が簡単であるにもかかわらず、扇風機型ヒータが配置されている部屋をさらに少ない消費電力でさらに短時間のうちにまんべんなく暖めることができ、また、火災、火傷などに対する安全性もさらに高い。
また、請求項4に記載の発明によれば、ガード用ネットを反射板から素手では簡単には取り外せないので、ガード用ネットを反射板から取り外して反射板の反射面をぞうきんなどで水拭きして熱源に水分を付着させ、このために、熱源の外壁が割れたりする恐れがない。また、子供などがガード用ネットを反射板から不用意に取り外して火災、火傷などの原因になることもない。
さらに、請求項5に記載の発明によれば、反射板の高さ位置、上下方向の向きおよび左右方向の向きを簡単に調整することができるので、上記部屋のうちの特に暖めたい空間を簡単な操作でもって容易に設定することができる。
つぎに、本発明を座敷用扇風機型のハロゲンランプヒータに適用した一実施例を図面を参照して説明する。
図1〜図5に示す座敷用扇風機型ハロゲンランプヒータ1は、図1〜図4に示すように、反射板7と反射板後面カバー兼用の反射板支持部材26とを備えた反射板機構8の具体的構成が異なることを除いて、従来から一般的に知られている座敷用扇風機型のハロゲンランプヒータ(換言すれば、熱源としてハロゲンランプが装着された暖房機)と実質的に同一の構造であってよい。したがって、ハロゲンランプヒータ1は、図1および図2に示すように、
(a)基台2、
(b)基台2上に立設された支柱(すなわち、スタンド)3、
(c)支柱3の上端部に支持台部4を介して取付け支持された熱源支持部5、
(d)熱源支持部5を包囲するように、この熱源支持部5に取付け支持された熱源用ランプとしてのほぼループ状のハロゲンランプ6、
(e)パラボラ型(すなわち、ほぼ回転放物面の形状)などの湾曲した凹面形状の反射面13がハロゲンランプ6の後面側に対向するように、ハロゲンランプ6の後位において熱源支持部5に反射板後面カバー兼用の反射板支持部材26を介して取付け支持された反射板7、
(f)その後面に設けられた反射面9がハロゲンランプ6の前面側に対向するように、ハロゲンランプ6の前位において熱源支持部5に取付け支持された前方に突出するほぼ皿形状の熱源カバー10、
(g)熱源カバー10およびハロゲンランプ6を前方から包囲しかつ反射板7の反射面13に対向するように、反射板7の外周囲に結合された前方に突出するほぼ椀形状のガード用ネット11、
をそれぞれ備えている。
(a)基台2、
(b)基台2上に立設された支柱(すなわち、スタンド)3、
(c)支柱3の上端部に支持台部4を介して取付け支持された熱源支持部5、
(d)熱源支持部5を包囲するように、この熱源支持部5に取付け支持された熱源用ランプとしてのほぼループ状のハロゲンランプ6、
(e)パラボラ型(すなわち、ほぼ回転放物面の形状)などの湾曲した凹面形状の反射面13がハロゲンランプ6の後面側に対向するように、ハロゲンランプ6の後位において熱源支持部5に反射板後面カバー兼用の反射板支持部材26を介して取付け支持された反射板7、
(f)その後面に設けられた反射面9がハロゲンランプ6の前面側に対向するように、ハロゲンランプ6の前位において熱源支持部5に取付け支持された前方に突出するほぼ皿形状の熱源カバー10、
(g)熱源カバー10およびハロゲンランプ6を前方から包囲しかつ反射板7の反射面13に対向するように、反射板7の外周囲に結合された前方に突出するほぼ椀形状のガード用ネット11、
をそれぞれ備えている。
支柱3は、図1および図2に示すように、首振り用のモータ12(図5参照)が内蔵された熱源支持部5を支持台部4を介して支持している。また、ハロゲンランプ6は、熱源支持部5の前端部を取り囲むように、切れ目19を1ヶ所(または複数ヶ所)有するほぼリング状のものであってよい(図3参照)。また、熱源用ランプ(ハロゲンランプ)としては、遠赤外線を多量に放出することができる遠赤外線ランプ(換言すれば、遠赤外線加熱ユニット)6が用いられるのが好ましい。また、ガード用ネット11は、中央連結部材14と、外周縁部材15と、これらの中央連結部材14と外周縁部材15との間に放射方向に延びるように張り渡された多数のワイヤ16とから成っていてよい。さらに、熱源カバー10は、熱源支持部5の前面に取付けられたねじ棒17と、このねじ棒17にねじ込まれたナット18とによって、熱源支持部5に取付けることができる。
基台2の上面板部21には、図1、図2および図5に示すように、電源スイッチ兼用のタイマースイッチ22および首振りスイッチ24が設けられていてよい。なお、電源スイッチ兼用のタイマースイッチ22は、回動操作式であってよく、切(電源オフ)、連続(電源連続オン)およびタイマー(設定時間だけ電源オン)の各操作を手動で行えるようになっている。また、首振りスイッチ24は、プッシュ・プッシュ式オン・オフ・スイッチであってよく、首振り停止状態および首振り動作状態の各操作を手動で行えるようになっている。
図1および図2に示す熱源支持部5は、従来から一般的に知られているように、ほぼ垂直方向に延びる回転軸(図示せず)の回りを支持台部4に対して往復回動(すなわち、水平方向に首振り)できるようになっていてよい。そして、上述の首振りスイッチ24を手動により操作することによって、熱源支持部5(ひいては、ハロゲンランプ6、反射板機構8、ランプカバー10、ガード用ネット11および首振り用モータ12)がほぼ水平方向における首振り動作を継続的に行ったり、ほぼ水平方向における首振り動作を行わなかったりする。また、支持台部8(ひいては、熱源支持部5、ハロゲンランプ6、反射板機構8、ガード用ネット12など)は、従来から一般的に知られているように、手動により支柱3に対して上下方向に往復回動(すなわち、垂直方向に首振り)させることができるようになっていてよい。このために、支持台部4は、図2に示すように、支持軸25によって支柱3(具体的には、後述の可動側支柱32)の上端部に上下方向に往復回動可能に軸支されている。
支柱3は、図1および図2に示すように、基台2上にその下端部を結合された下側(すなわち、固定側)の支柱31と、この固定側の支柱31に昇降可能に取付けられた上側(すなわち、可動側)の支柱32とを備えている。そして、可動側支柱32の上端部には、支持軸25によって支持台部4が取付けられている。
反射板機構8は、図2および図4に示すように、それぞれ熱源支持部5挿入用の中央開孔を有する反射板7と反射板後面カバー兼用の反射板支持部材26とを備えている。そして、反射板7は、適当なアルミニウム合金などの金属材料をプレス成形することなどにより形成した反射板本体33と、この反射板本体33の前面に形成された光触媒皮膜34とから成っていてよい。また、反射板本体33がアルミニウム合金から成る場合には、その前面が必要に応じてアルマイト表面処理を施されていてよい。そして、光触媒皮膜34は、TiO2、ZnOなどの固体の酸化物半導体などの光触媒を蒸着することなどにより反射板本体33の前面に形成されたTiO2皮膜、ZnO皮膜などの固体酸化物半導体皮膜などの各種の光触媒から成る皮膜であってよい。
反射板本体33の厚みは、図示の実施例の場合には約0.8mmであるが、本発明においては、実用性の観点から見て一般的に、0.2〜4mmの範囲であるのが好ましく、0.5〜2.5mmの範囲であるのがさらに好ましい。また、光触媒皮膜34の厚みは、図示の実施例の場合には約150μmであるが、本発明においては、実用性の観点から見て一般的に、20〜1,200μmの範囲であるのが好ましく、40〜600μmの範囲であるのがさらに好ましい。
反射板後面カバー兼用の反射板支持部材26は、図2に示すように、耐熱性を有する硬質合成樹脂などの各種の合成樹脂、金属などから反射板7とほぼ同形になるように流し込み成形などにより形成されたものであってよい。そして、反射板支持部材26は、反射板7の後面を覆った状態で、その中央部分を熱源支持部5に取付け支持されている。また、この反射板支持部材26の外周囲付近には、反射板7およびガード用ネット11のそれぞれの外周囲付近が取付け固定されているので、反射板7の外周囲付近には、ガード用ネット11の外周囲付近が結合されている。
反射板支持部材26の外周囲付近には、図4に示すように、セルフタッピング用などのねじ孔38をそれぞれ有する複数個の取付ボス部35が好ましくはほぼ等間隔で一体成形されている。また、これらの取付ボス部35の外周縁前面付近には、条溝36を有する係合用突起部37が一体成形されている。そして、ガード用ネット11の複数本のワイヤ16の先端部とワイヤから成る外周縁部材15の所定の箇所とが条溝36に係合している。
反射板7のほぼ垂直に延びる外周囲部分の所定の箇所とガード用ネット11の複数本のワイヤ16のほぼ垂直に延びる外周囲部分とが取付ボス部35の前面に順次あてがわれている。また、このあてがわれた状態を保持するために、扁平なU字状のワッシャ部材39が複数本(例えば、互に隣接する2本)のワイヤ16の間にそれらの両端部がこれら2本のワイヤ16に引っ掛けられるように張り渡されている。そして、取付けねじ40が、ワッシャ部材39の孔、2本のワイヤ16の間隙および反射板7の孔に順次挿通されてから、ねじ回し、スパナなどの工具を用いてねじ孔38に比較的強固にねじ込まれている。したがって、取付けねじ40をねじ戻してガード用ネット11を反射板支持部材26(ひいては、反射板7)から取り外して反射板機構8との結合を解除することは、素手では実質的(あるいは、簡単)には行うことができず、この結合を比較的簡単に解除するためには、ねじ回し、スパナなどの工具が必要である。
本発明においては、ガード用ネット11と反射板支持部材26(ひいては、反射板7)との結合を素手では実質的(あるいは、簡単)には解除できないようにするのが好ましい。このために、図示の実施例においては、図4に示すように、ガード用ネット11および反射板7を取付けねじ40でもって反射板支持部材26にねじ止め結合するようにしている。
しかし、この取付けねじ40によるねじ止め結合の代わりに、ボルトとナットとでもってねじ止め結合するようにしてもよい。この場合、反射板支持部材26の外周囲付近に取付けボス部35に代えてねじ挿通孔を有する取付け耳部を設ける。そして、ワッシャ部材39の孔、2本のワイヤ16の間隙、反射板7の孔および上記取付け耳部のねじ挿通孔にボルトを順次挿通させる。そして、このボルトにその先端側からナットをねじ込んで、ナットとボルトの頭との間にワッシャ部材39、2本のワイヤ16、反射板7の外周囲付近および取付け耳部を挟み込む。
さらに、取付けねじ40やボルト・ナットによるねじ止め結合の代わりに、断面ほぼU字状などのかしめ結合用の板材などのかしめ結合手段でもって、ガード用ネット11を反射板支持部材26(ひいては、反射板7)との結合を行うようにしてもよい。この場合、ワッシャ部材39に設けたスリット、2本のワイヤ16の間隙、反射板7に設けたスリットおよび反射板支持部材26の取付け耳部に設けたスリットに断面ほぼU字状のかしめ結合用板材をそれぞれ挿通させる。そして、ペンチ、プレスマシンなどの工具を用いてかしめ結合用板材をかしめることによって、ねじ止め結合の場合と同様に、反射板支持部材26に反射板7およびガード用ネット11を比較的強固にかしめ結合させる。したがって、この場合にも、ガード用ネット11を反射板支持部材26(ひいては、反射板7)から取り外して反射板機構8との結合を解除することは、素手では実質的(あるいは、簡単)には行うことができず、この結合を比較的簡単に解除するためには、ニッパなどの工具が必要である。
図5には、図1および図2に示すハロゲンランプヒータ1の電気回路図が示されている。なお、この図5に示す電気回路は、従来から一般的に知られているハロゲンランプ6の点灯のための電気回路と実質的に同一であってよい。また、この図5に示す電気回路において、41はAC電源、42はヒューズ、43は進相コンデンサである。
上述のように構成されたハロゲンランプヒータ1によれば、電源スイッチ兼用のタイマースイッチ22を操作することによって、従来から知られているようにハロゲンランプ6が点灯する。そして、ハロゲンランプ6から放射された遠赤外線は、直接またはランプカバー10の反射面9に反射された後に反射板7の反射面13に反射されるので、この反射面13の前方の空間に放射される。また、ハロゲンランプヒータ1が配置されている部屋が遠赤外線の熱によって暖められるので、この部屋の空気は自然対流する。この場合、首振りスイッチ24を操作することによって、従来から一般的に知られているように熱源支持部5、ハロゲンランプ6、反射板機構8、熱源カバー10、ガード用ネット11などにほぼ水平方向の首振り動作を行わせることができるので、上述のような空気の自然対流がさらに効果的に行われる。
また、反射板7の前面(すなわち、反射面13)には、光触媒皮膜34が形成されているので、反射面13がほこり、ごみ、たばこのやになどの汚物によって汚染されるのが、つぎのようにして防止される。
すなわち、熱源(ハロゲンランプ)6から放出される光線、ヒータ1が配置されている部屋の照明灯などから放射される光線、上記部屋に侵入する太陽光線などの光線が光触媒皮膜34によって吸収されると、光触媒皮膜34はつぎに記述するような脱臭効果、浄化効果および防汚効果を発揮する。そして、このような効果は、ヒータ1のハロゲンランプ6を点灯させていなくても、熱源6からの光線以外の上述のような光線が存在する限り、大なり小なり発揮される。
(1)脱臭効果
不快な臭いやたばこの臭いなどが光触媒皮膜34に触れると、これらの臭い成分は分解されて脱臭される。
(2)浄化効果
光触媒の有機物酸化効果により有機物、菌、かびなどの有機性物質が分解される。
(3)防汚効果
光触媒皮膜34の表面に付着しようとするほこり、ごみ、たばこのやになどの汚物が分解されて、光触媒皮膜34の表面(換言すれば、反射板7の反射面13)に汚物が付着しにくくなる。
不快な臭いやたばこの臭いなどが光触媒皮膜34に触れると、これらの臭い成分は分解されて脱臭される。
(2)浄化効果
光触媒の有機物酸化効果により有機物、菌、かびなどの有機性物質が分解される。
(3)防汚効果
光触媒皮膜34の表面に付着しようとするほこり、ごみ、たばこのやになどの汚物が分解されて、光触媒皮膜34の表面(換言すれば、反射板7の反射面13)に汚物が付着しにくくなる。
したがって、ハロゲンヒータ1を長期間使用しても、反射板7の反射面13に汚物がこびりついて、熱源6から放出される光線が汚物に吸収されて反射効率が悪くなったり、また、反射面13が汚物で汚染されて美観を損ねたり不衛生になったりする恐れがなく、さらに、反射面13にこびりついた汚物中のわたぼこりなどが燃えて火災の原因になったりする恐れがない。そして、ヒータ1が配置されている部屋の空気も浄化される。また、ハロゲンランプ6から放出される光線が光触媒皮膜34に効果的に吸収されるから、光触媒皮膜34に紫外線などの光線を吸収させるための紫外線ランプなどの別の光源を設ける必要は特になく、このような別の光源は実質的に不要である。
さらに、ガード用ネット11を反射板機構8から素手では実質的(あるいは、簡単)には取り外せないようにした。したがって、ガード用ネット11を反射板7から取り外して反射板7の反射面13をぞうきんなどで水拭きしてハロゲンランプ6に水分を付着させ、このために、ハロゲンランプ6の外壁である石英管が割れたりする恐れがない。また、子供などがガード用ネット11を反射板機構8から不用意に取り外して火災、火傷などの原因になることもない。
以上において、本発明の一実施例について詳細に説明したが、本発明は、この実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に基づいて各種の変更および修正が可能である。
例えば、上述の実施例においては、熱源としてハロゲンランプ6を用いたが、ハロゲンランプ6以外の他の赤外線ランプ、その他の熱源を用いることができる。
また、上述の実施理恵においては、反射板7の前面のみに光触媒皮膜34が形成されているが、その後面や場合によってはその側面(すなわち、厚さ方向に延びる細長い面)にも同様に光触媒皮膜を形成することができる。
さらに、上述の実施例においては、本発明を座敷用扇風機型のハロゲンランプヒータ1に適用したが、卓上用扇風機型のハロゲンランプヒータ、洋間用扇風機型のハロゲンランプヒータなどの別の種類の扇風機型のハロゲンランプヒータ、あるいは、これらのヒータ以外の、扇風機型のヒータ(すなわち、暖房機)にも同様に適用することができる。
1 座敷用扇風機型ハロゲンランプヒータ(扇風機型ヒータ)
3 支柱
4 支持台部
5 熱源支持部
6 ハロゲンランプ(熱源)
7 反射板
10 熱源カバー
11 ガード用ネット
13 反射面
15 外周縁部材(外周縁部)
31 固定側支柱
32 可動側支柱
34 光触媒皮膜
40 取付けねじ(ねじ止め結合手段)
3 支柱
4 支持台部
5 熱源支持部
6 ハロゲンランプ(熱源)
7 反射板
10 熱源カバー
11 ガード用ネット
13 反射面
15 外周縁部材(外周縁部)
31 固定側支柱
32 可動側支柱
34 光触媒皮膜
40 取付けねじ(ねじ止め結合手段)
Claims (5)
- 熱源と、上記熱源の後位に配された反射板と、上記熱源の前位に配されたガード用ネットとを備えた扇風機型ヒータにおいて、
上記反射板の上記熱源と対向する反射面に光触媒皮膜を形成したことを特徴とする扇風機型ヒータ。 - 上記光触媒皮膜が、TiO2皮膜およびZnO皮膜から成るグループのうちの少なくとも一種であることを特徴とする請求項1に記載の扇風機型ヒータ。
- 支柱上に支持された熱源支持部に熱源カバー、上記熱源および上記反射板が前方から後方に向って順次取付け配置され、
上記ガード用ネットが、上記熱源カバーおよび上記熱源を前方から包囲しかつ上記反射板の反射面に対向するように、上記反射板に結合され、
上記熱源がハロゲンランプから構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の扇風機型ヒータ。 - 上記ガード用ネットの外周縁部付近が、工具を用いてねじ止めされたねじ止め結合手段および工具を用いてかしめ止めされたかしめ止め結合手段から成るグループのうちの少なくとも一種によって上記反射板の外周囲付近に結合されたことを特徴とする請求項1、2または3に記載の扇風機型ヒータ。
- 上記支柱が、固定側の支柱と、この固定側支柱に沿って昇降することができる可動側の支柱とを備え、
上記可動側支柱の上端部に支持台部がほぼ上下方向に首振り可能に取付けられ、
上記支持台部に上記熱源支持部がほぼ水平方向に首振り可能に支持され、
上記熱源支持部に上記ハロゲンランプが取付けられたことを特徴とする請求項4に記載の扇風機型ヒータ。
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JP (1) | JP2005069628A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011106690A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Joule Kenkyusho:Kk | 電気ストーブ |
-
2003
- 2003-08-27 JP JP2003302876A patent/JP2005069628A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011106690A (ja) * | 2009-11-12 | 2011-06-02 | Joule Kenkyusho:Kk | 電気ストーブ |
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