JP2005069540A - データ管理機能付き冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】 冷蔵庫に故障が発生した場合、故障部位の確定と、また故障予知が行えるデータの蓄積が可能なデータ管理機能付き冷蔵庫を提供する。
【解決手段】 時系列データ蓄積手段16は、冷蔵庫構成部品制御データと、冷蔵庫運転状況データと、実使用環境データを所定の時間間隔で時系列に並べ、公衆回線2を介して宅外のサーバー3へデータを出力し、遠隔地のサーバーで冷蔵庫の蓄積データの閲覧が可能なことから、サービスマンはサービスセンターでデータ解析し故障部位を確定することが可能なため、ユーザー宅で故障部位確定に時間を要することなく迅速なサービス対応ができる。
【選択図】 図2
【解決手段】 時系列データ蓄積手段16は、冷蔵庫構成部品制御データと、冷蔵庫運転状況データと、実使用環境データを所定の時間間隔で時系列に並べ、公衆回線2を介して宅外のサーバー3へデータを出力し、遠隔地のサーバーで冷蔵庫の蓄積データの閲覧が可能なことから、サービスマンはサービスセンターでデータ解析し故障部位を確定することが可能なため、ユーザー宅で故障部位確定に時間を要することなく迅速なサービス対応ができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、冷蔵庫に故障が発生した場合、故障部位の確定と、また故障予知が行えるデータの蓄積が可能なデータ管理機能付き冷蔵庫に関するものである。
従来、この種のデータ管理機能付き冷蔵庫としては、自由に持ち運びができる携帯ハードウェアーを、故障した冷蔵庫に接続し過去の蓄積データを取得し、故障個所の解析や部品の寿命予測を行っている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、特許文献1に記載された従来の家電機器の自動診断分析システムの構成図を示すものである。図7に示すように、日常使われている冷蔵庫の運転状況データ71と、冷蔵庫が実際に使用されている環境を示す実使用環境データ72と、冷蔵庫で構成された部品の構成部品データ73をデータ収集制御部74で蓄積することができる。蓄積されたデータはデータ収集制御部74とインターフェース部75を通じて取り外し可能な携帯ハードウェアー76上に送り、携帯ハードウェアー内で診断分析を行うことで部品故障個所を特定し、故障個所出力部77に表示する。
特開平11−237260号公報
しかしながら、前記従来の構成では、サービスマンがユーザーから冷蔵庫の故障コード内容の連絡を受けてから、または故障コードが表示されていない場合は冷蔵庫の現在の現象をユーザーから聞き出してからユーザー宅へ駆けつけ、携帯ハードウェアーを冷蔵庫に接続しデータ解析を行い、故障個所の解析と部品の寿命予測を行う。冷蔵庫においては、食材を保管しており、故障が発生すると、アイスクリームや生鮮食品を損なうことになるため、より迅速なサービス対応が重要であるが、従来の構成ではユーザー宅に到着してからデータ解析を行うため、故障部位確定に時間を要するという課題を有していた。また、迅速なサービス対応が必要なためサービスマンがユーザーから聞き出した情報から想定できる様々な部品をもれなくサービスセンターから持ち出す必要があり、故障対応時のサービスマンの荷物が増加するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、冷蔵庫に故障が発生した場合も、迅速なサービス対応を可能にするために必要な、サービスマンがサービスセンターで故障部位の確定と、また故障予知が行えるデータを蓄積することが可能なデータ管理機能付き冷蔵庫を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のデータ管理機能付き冷蔵庫は、冷蔵庫構成部品制御データと、冷蔵庫運転状況データと、実使用環境データのうち少なくとも一つを所定の時間間隔で時系列に蓄積を行う時系列データ蓄積手段を備えた制御部を有することを特徴としたものである。
これによって、冷蔵庫に故障が発生した場合、所定の時間間隔毎に蓄積した時系列データから冷蔵庫が故障するまでの冷蔵庫の挙動を解析することができ、故障部位の早期確定が可能となるためサービス性の向上を図ることができる。また、所定の時間間隔毎に冷蔵庫の挙動を解析することが可能なことから、蓄積した時系列データを故障予知を行うためのデータとして活用することができ、冷蔵庫に故障が発生する前に保守点検サービスを実施することができる。
また、本発明のデータ管理機能付き冷蔵庫は、データ入出力手段を備え、保有しているデータを前記データ入出力手段と通信回線を用いて宅外のサーバーへ出力し、サーバー上で冷蔵庫の蓄積データの閲覧を可能にする制御部を有することを特徴としたものである。
これによって、サービスマンがサービスセンターでデータ解析し故障部位を確定でき、ユーザー宅で故障部位確定に時間を要することなく特に冷蔵庫に強く要求される迅速なサービス対応ができ、またそのデータから故障予知が可能なことから未然に故障を防ぐサービス対応をすることができる。また故障の場合、サービスセンターで故障部位が確定できるため、サービスセンターから持ち出す部品を必要最小限にすることができ、故障対応時のサービスマンの荷物を軽減することができる。
本発明のデータ管理機能付き冷蔵庫は、サービスマンが故障部位の確定または故障予知に必要なデータを冷蔵庫に蓄積することができ、またサーバー上でその蓄積データを閲覧できることから、サービスマンがサービスセンターでデータ解析し故障部位を確定できるため、ユーザー宅で故障部位確定に時間を要することなく特に冷蔵庫に強く要求される迅速なサービス対応ができ、またそのデータから故障予知が可能なことから未然に故障を防ぐサービス対応をすることができる。また故障の場合、サービスセンターで故障部位が確定できるため、サービスセンターから持ち出す部品を必要最小限にすることができ、故障対応時のサービスマンの荷物を軽減することができる。
第1の発明は、冷蔵庫構成部品制御データと、冷蔵庫運転状況データと、実使用環境データのうち少なくとも一つを所定の時間間隔で時系列に蓄積を行う時系列データ蓄積手段を備えた制御部を有することにより、冷蔵庫に故障が発生した場合、所定の時間間隔毎に蓄積した時系列データから冷蔵庫が故障するまでの冷蔵庫の挙動を解析することができ、故障部位の早期確定が可能となるためサービス性の向上を図ることができる。また、所定の時間間隔毎に冷蔵庫の挙動を解析することが可能なことから、蓄積した時系列データを故障予知を行うためのデータとして活用することができ、冷蔵庫に故障が発生する前に保守点検サービスを実施することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御部の機能に、データ入出力手段を有し、前記時系列データを前記データ入出力手段から外部への出力を可能にする機能を備えることにより、故障解析や故障予知に必要なデータの閲覧が可能となり、故障部位の確定や故障予知を行うことが可能となる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の制御部のデータ入出力手段の機能に、前記時系列データを前記データ入出力手段と通信回線を用いてサーバーへ出力し、サーバー上で冷蔵庫が蓄積した前記時系列データの閲覧を可能にする機能を備えることにより、サービスマンがサービスセンターでデータ解析し故障部位を確定できるため、ユーザー宅で故障部位確定に時間を要することなく特に冷蔵庫に強く要求される迅速なサービス対応ができ、またそのデータから故障予知が可能なことから未然に故障を防ぐサービス対応をすることができる。また故障の場合、サービスセンターで故障部位が確定できるため、サービスセンターから持ち出す部品を必要最小限にすることができ、故障対応時のサービスマンの荷物を軽減することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の制御部の時系列データ蓄積手段の機能に、前記時系列データを解析し、解析結果の状況に応じて前記時系列データの蓄積の最適な時間間隔を判断し、自動変更を行うことが可能な機能を備えることにより、例えば故障発生時期が近づいた時には故障発生時以外の時より所定の時間間隔を短くすることにより、故障解析時により有用な蓄積データを蓄積することが可能となり、故障解析時の時間短縮が可能になる。
第5の発明は、特に、第1〜4のいずれか1つの発明の制御部の時系列データ蓄積手段の機能に、前記データ入出力手段と通信回線を用いて宅外からの指示で蓄積する所定の時間間隔の変更が可能な機能を備えることにより、前記時系列データ蓄積手段では検知していない故障予知をサービスセンターで発見した場合、サービスセンターから蓄積する所定の時間間隔を変更し、故障解析時により有用な蓄積データを蓄積することが可能となり、故障解析時の時間短縮が可能になる。
第6の発明は、特に、第1〜5のいずれか1つの発明の制御部の機能に、冷蔵庫構成部品制御データから冷蔵庫構成部品の動作時間、動作回数の1日分のデータを蓄積することが可能な構成部品1日データ蓄積手段を備えることにより、たとえば宅内ネットワークを介して冷蔵庫と接続された情報端末や冷蔵庫自身が保有している表示部に、電気代、ドアの開閉回数の昨日と今日の比較情報を通知することができ、ユーザーに省エネに対しての注意を促すこができる。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか1つの発明の制御部の機能に、冷蔵庫構成部品制御データから、冷蔵庫構成部品の動作時間、動作回数の積算データを冷蔵庫が寿命になるまで蓄積を続けることが可能な構成部品寿命データ蓄積手段を備えることにより、冷蔵庫の寿命に対して冷蔵庫の構成部品が生涯運転する回数や時間データを、次回の開発において構成部品の選定や寿命テストの仕様作成に活用することができる。また、それら積算データから冷蔵庫の消耗品の使用時間を認識することができるため、ユーザーに対して消耗品の交換時期の通知をすることもできる。
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか1つの発明の制御部の機能に、冷蔵庫の故障発生時、故障コードと故障発生からの経過時間を蓄積し、時系列データの蓄積を中止する故障データ蓄積手段を備えることにより、その故障コードが発生してからどれくらいの時間が経過しているかを認識することができ、冷蔵庫の損傷の大きさ度合いの判断が可能となる。また、故障解析時に必要な部分だけのデータが残ることになり、解析時間の短縮が可能となる。
第9の発明は、特に、第1〜8のいずれか1つの発明の制御部の機能に、冷蔵庫構成部品制御データや、それを元に生成したデータなどを項目毎に整理し、冷蔵庫で保有する全てのデータを一元管理することが可能な保有データ一元管理手段を備えることにより、冷蔵庫が今後様々な機器に接続されてサービスの展開を図るとき、その冷蔵庫がどのようなデータを保持しているのかが一目瞭然であり、またデータが項目毎に整理されているためサービスに応じた必要なデータのみを機器へ提供することが可能となる。
第10の発明は、特に、第1〜9のいずれか1つの発明の制御部の機能に、不揮発性メモリを有し、前記不揮発性メモリへ一定時間毎に一元管理しているデータを保存することが可能な不揮発性メモリ保存手段を備えることにより、引越しや停電などで冷蔵庫への電源供給がなくなった場合でも、制御部上で蓄積していた故障解析や故障予知に必要なデータや冷蔵庫構成部品の積算データを損なうことがなくなる。
第11の発明は、特に、第1〜10のいずれか1つの発明の制御部の機能に、宅内ネットワークを介して情報端末と冷蔵庫が接続され、一元管理しているデータの出力時、一元管理しているデータを接続されたネットワークの通信規格に合わせて値の形式を変換することが可能なデータ形式変換手段を備えることにより、情報端末や機器のそれぞれが保有している通信規格にとらわれることなく接続することができるため、様々な情報端末や機器にデータを提供することができる。
第12の発明は、第1〜11のいずれか1項のデータ管理機能付き冷蔵庫の少なくとも一部をコンピュータで実現するプログラムである。そして、プログラムであるので汎用コンピュータやマイクロコンピュータを用いて本発明のデータ管理機能付き冷蔵庫の少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるデータ管理機能付き冷蔵庫のシステム構成図、図2は本発明の第1の実施の形態におけるデータ管理機能付き冷蔵庫のブロック図を示すものである。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるデータ管理機能付き冷蔵庫のシステム構成図、図2は本発明の第1の実施の形態におけるデータ管理機能付き冷蔵庫のブロック図を示すものである。
図1において、冷蔵庫1は液晶ディスプレイなどの表示手段を搭載しておらず、冷蔵庫のデータは宅外の遠隔地のサーバー3で閲覧する構成となっている。冷蔵庫1とサーバー3との通信は、公衆回線2を通信経路として利用している。この通信経路はインターネットを用いても良い。
以上のように構成されたデータ管理機能付き冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
図2において、制御部10内の構成部品制御手段13は、実使用環境検知手段15から冷蔵庫1の冷蔵室や冷凍室や庫外の外気温度検知部に設置された温度センサ12の実使用環境データを入手し、それらの温度変化に応じて冷蔵庫を構成する冷蔵室庫内ファン、冷凍室庫内ファン、冷却ダンパ、コンプレッサなど様々な冷蔵庫構成部品11を制御し、冷蔵庫庫内の温度を保っている。運転状況判断手段14は、冷蔵庫構成部品11から入力される入力信号から、冷蔵室ドアや冷凍室ドアの開閉検知や、急速冷凍運転や脱臭運転の指示データの検知を行い、それら入力信号を冷蔵庫運転状況データとして出力することが可能である。構成部品制御手段13は制御している構成部品の構成部品制御データを出力することが可能であり、電気代算出手段24は構成部品制御データを用いて電気代の算出を行う。
時系列データ蓄積手段16は、冷蔵庫構成部品制御データ(コンプレッサ回転数、庫内ファンのON/OFFなど)と、冷蔵庫運転状況データ(急速冷凍運転、脱臭運転、庫内設定温度、ドア開閉の有無など)と、実使用環境データ(外気温度、冷蔵室温度、冷凍室温度など)をモニターし、これらデータの中から冷蔵庫の故障解析や故障予知に必要なデータを選定し、時計機能23の時計データを元に時系列に並べる。
データ入出力手段25は制御部10の外部へ蓄積データの出力が可能であるため、これら時系列データを公衆回線2を介して宅外のサーバー3へデータを出力し、サービスマンはサーバー上で時系列データを閲覧することが出来る。
図3は電源を投入し冷蔵庫の運転が開始されてから故障解析に必要なデータを蓄積するイメージ図である。電源投入から所定の時間が経過するまでは(本実施の形態では5分)冷蔵室、冷凍室のドア開閉回数、冷蔵室、冷凍室の庫内ファンの運転時間の積算や、コンプレッサの回転数の最大値、冷蔵室、冷凍室の庫内温度の最大値、外気温度の最大値の検知を行う。所定の時間が経過後直ちに、データの蓄積を終了しその単位時間内の蓄積データとして集計し、確保する。この時点で不揮発性メモリへの保存を行っても良いが、不揮発性メモリの書き込み寿命などを考慮し、後にまとめていくつかのサンプルと一緒に保存しても良い。そして、次の所定の時間内のデータの蓄積を開始し、所定の時間が経過するまでその単位時間内のデータを蓄積する。
図4は電源投入してからしばらく時間経過し、ある時間帯の一定時間内に蓄積した故障解析や故障予知に必要なデータの一例であり、所定の時間内に蓄積したデータのサンプル4回分を示すものである。これらのデータから故障解析を行ってみると、冷蔵室の設定温度が最大(6段階)であるのに対して、冷蔵室の温度が上昇し続けている。冷蔵室ファンの回転時間を見ると、冷蔵室ファンは全く運転していないことがわかり、冷蔵室ファンの故障を推定することができる。すなわち、蓄積した時系列データを解析し、冷蔵庫の挙動を解析することによって故障部位の早期確定ができる。
また故障予知を行ってみると、冷凍室の設定温度が最大(5段階)であるのに対して、冷凍室の温度が上昇し続けている。コンプレッサの回転数を見ると、庫内温度が上昇しているにも関わらず、コンプレッサの回転数が上がっていない。この現象はしばらくするとコンプレッサが停止し、庫内の食品を損なう恐れがあるため迅速にふさわしい対応をする必要がある。
すなわち、蓄積した時系列データを解析し、冷蔵庫の挙動を解析することによって、故障予知を行うことができ、事前に保守点検サービスを実施することができる。
また、現場でもう一度データの確認が必要になった場合や、さらに別のデータが必要になった場合もデータ入出力手段25とたとえば携帯パソコンを接続することにより、その場で迅速な対応が可能となりサービス性が向上を図ることができる。
以上のように、本実施の形態においては、サービスマンが故障部位の確定または故障予知に必要なデータを冷蔵庫に蓄積することができ、サーバー上でその蓄積データを閲覧できることから、サービスマンがサービスセンターでデータ解析し故障部位を確定できるため、ユーザー宅で故障部位確定に時間を要することなく特に冷蔵庫に強く要求される迅速なサービス対応ができ、またそのデータから故障予知が可能なことから未然に故障を防ぐサービス対応をすることができる。また故障の場合、サービスセンターで故障部位が確定できるため、サービスセンターから持ち出す部品を必要最小限にすることができ、故障対応時のサービスマンの荷物を軽減することができる。
さらに、時系列データ蓄積手段16の機能に、時系列データを解析し、解析結果の状況に応じて時系列データの蓄積の最適な時間間隔を判断し、自動変更を行うことが可能な機能を備えることにより、例えば故障発生時期が近づいた時には故障発生時以外の時より所定の時間間隔を短くすることにより、故障解析時に有用な蓄積データを蓄積することが可能となり、故障解析時の時間短縮が可能になる。
さらに、時系列データ蓄積手段16の機能に、データ入出力手段と公衆回線を用いて宅外からの指示で蓄積する所定の時間間隔の変更が可能な機能を備えることにより、時系列データ蓄積手段では検知していない故障予知をサービスセンターで発見した場合、サービスセンターから蓄積する所定の時間間隔を変更し、故障解析時に有用な蓄積データを蓄積することが可能となり、故障解析時の時間短縮が可能になる。
(実施の形態2)
図5は本発明の第2の実施の形態におけるデータ管理機能付き冷蔵庫のシステム構成図である。
図5は本発明の第2の実施の形態におけるデータ管理機能付き冷蔵庫のシステム構成図である。
図5において、情報端末52は冷蔵庫1と宅外の遠隔地のサーバー3との間に接続されている。冷蔵庫1と情報端末52との宅内ネットワーク51は、無線を媒体として利用することも可能で、その場合は冷蔵庫1と情報端末52それぞれに無線通信ユニットを装着する必要がある。また、表示手段53は液晶ディスプレイとし、冷蔵庫の電気代や故障コード、消耗品の交換時期のお知らせなどを表示することができる。
以上のように構成されたデータ管理機能付き冷蔵庫について、以下その動作、作用を説明する。
図6は本発明の第2の実施の形態におけるデータ管理機能付き冷蔵庫の制御部の動作を説明するためのフローチャートである。また、冷蔵庫1、公衆回線2、サーバー3は実施の形態1と同じ冷蔵庫、公衆回線、サーバーを使用しているため、第2の実施の形態におけるデータ管理機能付き冷蔵庫のブロック図は図2を用いる。
図2において、制御部10内の構成部品1日データ蓄積手段17は、制御部10が保有するデータの中から電気代やドア開閉回数などユーザーに対して省エネを促すことができるデータを時計機能23のデータを元に1日毎に今日のデータ、昨日のデータを管理や蓄積をし、データ入出力手段25から情報端末52にそれらデータを送信する。
図6において、図2に示す制御部10内の構成部品1日データ蓄積手段17は、STEP1で時刻が0時0分になれば、STEP2で電気代やドア開閉回数を「今日」から「昨日」へシフトし、STEP3で「今日」のそれらデータをクリアする。STEP4でデータの蓄積を再び初め「今日」のデータとして管理、蓄積を行う。
以上のように、本実施の形態においては、冷蔵庫構成部品の制御データから冷蔵庫構成部品の動作時間、動作回数の1日分のデータを蓄積する手段を備えることにより、宅内ネットワークを介して冷蔵庫と接続された情報端末やまたは冷蔵庫自身が保有している表示部に、電気代、ドアの開閉回数の昨日と今日の比較情報を通知することができ、ユーザーに省エネに対しての注意を促すことができる。
さらに、冷蔵庫構成部品制御データから、冷蔵庫構成部品の動作時間、動作回数などの積算データを冷蔵庫が寿命になるまで蓄積し続けることが可能な構成部品寿命データ蓄積手段18を備えることにより、冷蔵庫の寿命に対して冷蔵庫の構成部品が生涯運転する回数や時間データを、次回の開発において構成部品の選定や寿命テストの仕様作成に活用することができる。また、それら積算データから冷蔵庫の消耗品の使用時間を認識することができるため、ユーザーに対して消耗品の交換時期の通知をすることができる。
さらに、構成部品制御データや冷蔵庫運転状況データから自己診断分析手段20が冷蔵庫の故障コードを確定した場合、故障コードと故障発生からの経過時間を蓄積し、時系列データの蓄積を即座に中止する故障データ蓄積手段19を備えることにより、その故障コードが発生してからどれくらいの時間が経過しているかを認識することができ、冷蔵庫の損傷の大きさ度合いの判断が可能となる。また、故障解析時に必要な部分だけのデータが残ることになり、解析時間の短縮が可能となる。
さらに、冷蔵庫構成部品制御データや、それを元に生成したデータなどを項目毎に整理し、冷蔵庫で保有する全てのデータを一元管理することが可能な保有データ一元管理手段21を備えることにより、冷蔵庫が今後様々な機器に接続されてサービスの展開を図るとき、その冷蔵庫がどのようなデータを保持しているのかが一目瞭然であり、またデータが項目毎に整理されているためサービスに応じた必要なデータのみを機器へ提供することが可能となる。
さらに、不揮発性メモリ27を有し、前記不揮発性メモリ27へ一定時間毎に一元管理しているデータを保存することが可能な不揮発性メモリ保存手段26を備えることにより、引越しや停電などで冷蔵庫への電源供給がなくなった場合でも、制御部10上で蓄積していた故障解析や故障予知に必要なデータや冷蔵庫構成部品の積算データを損なうことがなくなる。
さらに、宅内ネットワークを介して情報端末と冷蔵庫が接続され、一元管理しているデータの出力時、一元管理しているデータを接続されたネットワークの通信規格に合わせて値の形式を変換することが可能なデータ形式変換手段22を備えることにより、情報端末や機器のそれぞれが保有している通信規格にとらわれることなく接続することができるため、様々な情報端末や機器にデータを提供することができる。
なお公衆回線で説明したが通信回線であればよい。構成部品1日データ蓄積手段は一週間や一ヶ月単位でデータ蓄積を行ってもよい。
実施の形態で説明した制御手段はマイコンを用いたプログラム制御で実現してもよい。
以上のように、本発明にかかるデータ管理機能付き冷蔵庫は、サービスマンが故障部位の確定または故障予知に必要なデータを冷蔵庫に蓄積することができ、サーバー上でその蓄積データを閲覧できることから、サービスマンがサービスセンターでデータ解析し故障部位を確定できるため、ユーザー宅で故障部位確定に時間を要することなく特に冷蔵庫に強く要求される迅速なサービス対応ができ、またそのデータから故障予知が可能なことから未然に故障を防ぐサービス対応をすることができる。また故障の場合、サービスセンターで故障部位が確定できるため、サービスセンターから持ち出す部品を必要最小限にすることができ、故障対応時のサービスマンの荷物を軽減することができる。
1 冷蔵庫
2 公衆回線(通信回線)
3 サーバー
10 制御部
16 時系列データ蓄積手段
17 構成部品1日データ蓄積手段
18 構成部品寿命データ蓄積手段
19 故障データ蓄積手段
21 保有データ一元管理手段
22 データ形式変換手段
25 データ入出力手段
26 不揮発性メモリ保存手段
27 不揮発性メモリ
51 宅内ネットワーク
52 情報端末
2 公衆回線(通信回線)
3 サーバー
10 制御部
16 時系列データ蓄積手段
17 構成部品1日データ蓄積手段
18 構成部品寿命データ蓄積手段
19 故障データ蓄積手段
21 保有データ一元管理手段
22 データ形式変換手段
25 データ入出力手段
26 不揮発性メモリ保存手段
27 不揮発性メモリ
51 宅内ネットワーク
52 情報端末
Claims (12)
- 冷蔵庫構成部品制御データと、冷蔵庫運転状況データと、実使用環境データのうち少なくとも一つを所定の時間間隔で時系列に蓄積を行う時系列データ蓄積手段を備えた制御部を有することを特徴とするデータ管理機能付き冷蔵庫。
- データ入出力手段を有し、時系列データを前記データ入出力手段から外部への出力を可能にする制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載のデータ管理機能付き冷蔵庫。
- 時系列データをデータ入出力手段と通信回線を用いてサーバーへ出力し、サーバー上で冷蔵庫が蓄積した前記時系列データの閲覧を可能にする制御部を有することを特徴とする請求項2に記載のデータ管理機能付き冷蔵庫。
- 時系列データを解析し、解析結果の状況に応じて前記時系列データの蓄積の最適な時間間隔を判断し、自動変更を行う時系列データ蓄積手段を備えた制御部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ管理機能付き冷蔵庫。
- データ入出力手段と通信回線を用いて、宅外からの指示で蓄積する所定の時間間隔の変更が可能な時系列データ蓄積手段を備えた制御部を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ管理機能付き冷蔵庫。
- 冷蔵庫構成部品制御データから冷蔵庫構成部品の動作時間、動作回数の1日分のデータを蓄積することが可能な構成部品1日データ蓄積手段を備えた制御部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のデータ管理機能付き冷蔵庫。
- 冷蔵庫構成部品制御データから、冷蔵庫構成部品の動作時間、動作回数の積算データを冷蔵庫が寿命になるまで蓄積を続けることが可能な構成部品寿命データ蓄積手段を備えた制御部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のデータ管理機能付き冷蔵庫。
- 冷蔵庫の故障発生時に、故障コードと故障発生からの経過時間を蓄積し、時系列データの蓄積を中止する故障データ蓄積手段を備えた制御部を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のデータ管理機能付き冷蔵庫。
- 冷蔵庫構成部品制御データや、それを元に生成したデータなどを項目毎に整理し、冷蔵庫で保有する全てのデータを一元管理する保有データ一元管理手段を備えた制御部を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のデータ管理機能付き冷蔵庫。
- 不揮発性メモリを有し、前記不揮発性メモリへ一定時間毎に一元管理しているデータを保存することが可能な不揮発性メモリ保存手段を備えた制御部を有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のデータ管理機能付き冷蔵庫。
- 宅内ネットワークを介して情報端末と冷蔵庫が接続され、一元管理しているデータの出力時、一元管理しているデータを接続されたネットワークの通信規格に合わせて値の形式を変換することが可能なデータ形式変換手段を備えた制御部を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のデータ管理機能付き冷蔵庫。
- 請求項1〜11のいずれか1項のデータ管理機能付き冷蔵庫の少なくとも一部をコンピュータで実現するプログラム。
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