JP2005069360A - 合成樹脂管用継手 - Google Patents

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啓司 重野
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Abstract

【課題】使用済み後に分解することなく挿入した管を取外すことのできる、ワンタッチ式の合成樹脂管用継手を提供する。
【解決手段】継手1は本体1を備え、これに袋ナット17が結合される。袋ナットのテーパ部25内部には、抜け止めリング29が配置される。抜け止めリングは円周方向の一箇所においてカットされて隙間31が形成され、外周は、袋ナットの当接部26に対応したテーパ状に形成されており、本体から遠ざかる方向に移動すると抜け止めリングは縮径する。抜け止めリングの内周には、合成樹脂管41の外周に食付いて抜け止めを行なう突条が螺旋状に形成されている。抜け止めリングは袋ナットに取付けられたネジ39により回転止めされる。管41を袋ナット側から挿入することによりワンタッチ式に抜け止めした状態で管を継手に接続できる。管を外す際には、継手を分解する必要はなく、管を所定の方向に回転すればよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は例えば上水道において使用される管用継手に関し、さらに詳細に言えば、例えばポリエチレン管など合成樹脂製の管に使用される、管を差込むことにより接合することのできる、通称ワンタッチ継手の称される合成樹脂管用継手に関する。
近年上水道の配管としてポリエチレンなど合成樹脂で作られた管も使用され、そのような合成樹脂管用の継手として、継手の一端側から管を挿入するのみで接続できる、ワンタッチ式の継手が使用される場合がある。そのような継手の従来例の一つが特開2003−65482号公報に開示されている。
この継手は、貫通孔を有する継手本体に対して筒状螺合体を螺合して取付ける。筒状螺合体の内部には、それぞれリング状をしている環状弾性パッキンと、異物進入防止リングと、抜け止め用リングとがこの順序で配置される。筒状螺合体の本体への取付け側内周は本体側に向かうにつれて径が大きくなるようにテーパ状に形成され、これに対応して抜け止め用リングの外周がテーパ状に形成されて、抜け止めされている。抜け止めリングの内周には、大径方向に向かって切り立つ鋸刃状の突起が円周方向に延びて形成されている。この状態に組立てられた継手に、合成樹脂管を筒状螺合体側から挿入し、その挿入端部を抜け止めリング、異物進入防止リング、環状弾性リング内を通過させて、本体の貫通孔内に形成されたうち向き鍔に当接させる。この状態で管を引くと、管外周に抜け止めリングの鋸刃状突起が食付き、抜け止めされることとなる。
ところで、このようなワンタッチ継手は、配管の交換を行う場合などに、断水させないために設けられる仮設用の配管に使用されるのが一般的である。従って、交換工事が終了して正規の配管が使用されるようになると、この仮設用配管は取除かれる。その場合、合成樹脂管は一方側へは抜け止めリングにより、他方側へは内向き鍔により抜け止めされているので、その取り外しには継手を分解する必要がある。すなわち、継手の近くで合成樹脂管を切断し、その状態で継手本体と筒状螺合体との螺合を外し、抜け止めリングに対して、先に挿入したのと同じ方向に移動させることにより、合成樹脂管を取外すようになっている。
このように、使用済み後に管を継手から外すには継手を分解しなければならず、また、次回使用する場合には再度継手を組立てて、管を挿入することとなる。即ち、使用する度に継手の組立て、分解が必要であり、労力と時間を要する。
特開2003−65482号公報
本願発明は上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、使用済み後に分解することなく挿入した管を取外すことのでき、次回使用時に改めて組立てる必要が無くそのまま管を挿入するだけで良い、ワンタッチ式の合成樹脂管用継手を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために本発明に係る合成樹脂管用継手においては、継手本体と、継手本体の一端側に結合されるカバー体と、カバー体内に抜け止めされて配置され、内周側に、挿入された管の外周に食付いて挿入方向とは逆方向への管の抜けを防止する、円周方向に延びる突条を備えた抜け止めリングとを備えた合成樹脂管用継手において、その突条を螺旋状に形成し、抜け止めリングはカバー体に対して、少なくとも所定の一方向への回転を阻止した状態で配置した。これにより、継手を分解することなく、管を所定の方向に回転させるだけで管を継手から外すことができる。
ある実施の形態では、抜け止めリングがその中に配置されるカバー体の貫通孔は、本体から遠ざかるに連れて径が小さくなるテーパ部を備え、抜け止めリングの外周部は、カバー体のテーパ部に対応したテーパ状に形成されている。これにより、抜け止めリングが本体から遠ざかる方向に移動すると抜け止め部材は縮径し、さらに深く管に食付くこととなる。
ある実施の形態では、抜け止めリングに形成された隙間に、カバー体のテーパ部で径方向内方へ突出する突部が嵌ることにより、抜け止めリングは回転止めされている。これにより、抜け止めリングに回転止めのための特別な構成を設ける必要がない。
上記の通り、本願発明においては抜け止めリングの管の外周に食付く突条を螺旋状に形成したので、継手を分解することなく、管を継手に対して所定の方向に回転させることにより管を継手から外すことができる。従って一度だけ継手を組立てれば、その後は分解、再組立といった作業を行なうことなく、そのままの状態で何度でも使用することができるので、作業効率が各段に向上する。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施の形態に係る合成樹脂管用継手(以下「継手」という)を示す正面断面図であり、図2は継手を各部材に分解して示した正面図である。
図において符号3は筒状の本体であり、内部に貫通孔5を備えている。本体3は、図において左側が、後述の合成樹脂管41が挿入される側である内径が大きい大径部6と、右側が内径の小さくなった小径部7となっており、その境の内周側に肩部9が形成されている。大径部6の内径は、接続される合成樹脂管41の外径と略同径である。また大径部6の内周側には、後述のシール用のOリング37を収受する溝11が円周方向に延びて形成されている。大径部6側の外周端部側には後述のカバー体17が螺合するオネジ13が刻設されており、一方小径部7側の外周には他の機器、或いは配管に結合するためのテーパネジ15が刻設されている。
符号17は本体3に結合されるカバー体としての袋ナットである。袋ナット17は、大略3つの部分から形成され、その第1は、内周側に前述の本体3のオネジ13に螺合するメネジ22が刻設された大径部21である。そして大径部21の反対側端部は径の小さい小径部であり、この部分の内径は、挿入される合成樹脂管41の外径よりわずかに大きくなっている。大径部21と小径部23との間は、テーパ部25となっており、図示の通り内周側に後述の抜け止めリング29の外周が当接するテーパ状の当接部26が形成されている。符号27はテーパ部25に形成された、後述のネジ39が螺入される径方向に貫通したネジ孔である。
符号29は抜け止めリングである。抜け止めリング29は図3に示すように、円周方向で一部分カットされて隙間31が形成されている。従って外側から力が加わることにより縮径することができる。また隙間31を利用して、後述するように抜け止めリング29の回り止めが行なわれる。
抜け止めリング29の外周33側は、前述の袋ナット17の当接部26のテーパに対応した形状のテーパを付されている。また、内周側には、断面が鋸刃状の突条35が円周方向に延びて形成されている。そしてこの突条35は、図に明らかなとおり螺旋状に形成されている。なお鋸刃の形状は、図において右側が略直角に近い角度で起立する形となっている。また、突条35の頂部すなわち内周の径は、本実施の形態では、接続される合成樹脂管41の外径と略同一或いは僅かに小さめに形成されているが、後述の抜け止め機能が確保できれば若干大きくなっていても良い。なお、螺旋状に形成されている突条35は、隙間31以外の部分で必ずしも連続している必要はない。1回転部分が複数に分割されていても良く、全体的に見て螺旋状に連続していればよい。また、必ずしも1条である必要はなく、複数条に形成されていても良い。
符号37は前述の本体3の溝11に収受されるOリングであり、収受された状態ではその内径が本体の大径部6の内径より少し小さい。また、符号39は前述の袋ナット17のネジ孔27に螺入されるネジである。符号41はこの継手1に接続される、例えばポリエチレン製の合成樹脂管であり、その一端部のみを図示してある。
上述の継手は以下のように組立てる。即ち、Oリング37を本体3の溝11に取付ける。一方に、ネジ39を袋ナット17のネジ孔27に螺入する。ネジ39の先端は袋ナット17のテーパ部において貫通孔19内へ突出している。この状態で抜け止めリング29を、その隙間31の位置をネジ39の位置に合わせた状態で、袋ナット17のテーパ部25内に配置する。ネジ39の先端は、抜け止めリング29の肉厚内に留まり、突条35の内周より内側に突出することはない。この状態で、本体3と袋ナット17とをオネジ13、メネジ22を用いて螺合し、緩まないようにきつく結合する。これで継手自体の組立ては完了する。抜け止めリング29の継手1の軸方向での移動は、その大径側端部36が対面する本体3の大径部6の端部14と、外周部33が対面する袋ナット17の当接部26により所定の範囲に制限される。
合成樹脂管41をこの継手1に接続するには、袋ナット17の小径部23側から挿入するだけでよい。管41はその挿入端部が本体3の肩部9に当接するまで挿入する。その挿入の際、管の外径が抜け止めリング29の内径即ち突条35の内径より若干大きくても、突条35の鋸刃の形状が小径部23側が緩やかな傾斜になっているので、抜け止めリング29を押し広げながら進入する。また、挿入された管41の外周にはOリング37が圧縮状態で接触するので、この部分においてシールされる。管41を接続した後、管41が逆方向に移動しようとすると、抜け止めリング29の突条35が管41の外周に食付き、抜けるのを防止する。その際、抜け止めリング29が引張られて移動するが、それに伴い抜け止めリング29は袋ナット17の当接部26の作用を受けて縮径し、さらに深く管41の外周に食付き、確実に管41の抜け止めを行なうことができる。
ところで、接続した管41を継手1から外すには、従来のように継手1を分解する必要はない。すなわち、管41の外周に食付いて管41の抜け止めを行っている突条35は前述のとおり螺旋状に形成されている。そして抜け止めリング29はネジ39により袋ナット17に対して回転止めがされている。したがって、管41を継手1或いは袋ナット17に対して、抜け止めリング29の螺旋が小径側へ後退する方向と同じ方向に回転させると、管41を継手1から外すことができる。なお、外す作業を行なう場合には、従来同様、管41を袋ナット17の左側に握ることのできる長さを残して切断して行うのがよい。管41を外した継手1はその組立てた状態のままにしておき、次に使用する場合にはただ管を挿入するだけで接続することができる。
本発明の具体的実施の形態に係る合成樹脂管用継手の正面断面図である。 継手を分解した状態での正面図である。 抜け止めリングと回転止めネジとの関係を示す正面図である。
符号の説明
1 合成樹脂管用継手
3 継手本体
5 貫通孔
9 肩部
11 円周溝
17 袋ナット
25 テーパ部
26 当接部
27 ネジ孔
29 抜け止めリング
33 外周
35 突条
37 Oリング
39 回転止めねじ
41 合成樹脂管

Claims (3)

  1. 貫通孔を備え、該貫通孔内に、一端側から挿入される管の端部に当接して該管のそれ以上の移動を阻止する当接部を備えた継手本体と、貫通孔を備え、前記継手本体の前記一端側に結合されるカバー体と、前記カバー体の前記貫通孔内に抜け止めされて配置され、内周側に、挿入された管の外周に食付いて挿入方向とは逆方向への管の抜けを防止する、円周方向に延びる突条を備えた抜け止めリングとを備えた合成樹脂管用継手において、前記突条は、螺旋状に形成され、前記抜け止めリングは前記カバー体に対して、少なくとも所定の一方向への回転を阻止されて配置されていることを特徴とする、合成樹脂管用継手。
  2. 請求項1記載の合成樹脂管用継手において、前記カバー体の前記貫通孔は、前記本体から遠ざかるに連れて径が小さくなるテーパ部を備え、前記抜け止めリングは、円周方向の一箇所において部分的にカットされて隙間が形成され、前記抜け止めリングの外周部は、前記カバー体のテーパ部に対応したテーパ状に形成されていることを特徴とする、合成樹脂管用継手。
  3. 請求項2記載の合成樹脂管用継手において、前記抜け止めリングの前記隙間に、前記カバー体の前記テーパ部で径方向内方へ突出する突部が嵌ることにより、前記抜け止めリングは回転止めされていることを特徴とする、合成樹脂管用継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100989052B1 (ko) 2010-07-29 2010-10-20 최홍 관체 연결 장치
JP2015135157A (ja) * 2014-01-17 2015-07-27 未来工業株式会社 管継手、管材接続装置及び接続体

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