JP2005069214A - 球形回転弁又は円筒形回転弁の吸排気用回転弁を用いたピストンエンジン参考昭和５８年６月３０日特許第１１５３５４７号 - Google Patents

Abstract

【課題】キノコ弁を用いたピストンエンジンにかわり球形回転弁又は円筒形回転弁の吸排気用回転弁を用いたピストンエンジンを提供する。
【解決手段】回転弁軸２中心を対称に２個の副弁６を配置し、副弁６と回転弁１の間に配置されたバネ７の反発作用により副弁６を吸気口８と排気孔９に押しつけて閉塞する。
【選択図】 図１

Description

発明の詳細な説明

［発明の属する技術分野］

本発明の球形回転弁又は円筒形回転弁の吸排気用回転弁を用いたピストンエンジンはキノコ弁構造を用いたピストンエンジンとは異なる回転弁構造のピストンエンジンに属する技術分野である。

従来の技術としてピストンエンジンの弁構造はキノコ弁構造を用いたピストンエンジンと回転弁構造を用いたピストンエンジンに大別できる。
［図１７］特許 第１２６８９５参照、［図１８］参照

現在はキノコ弁構造を用いたピストンエンジンが実用化されているが複雑な弁構造で構成されており解決すべき課題である。

従来の技術である回転弁構造を用いたピストンエンジンには未解決の課題が存在するために現在に至るも実用化されていない。
［本発明が解決しようとする課題］

本発明が解決しようとする課題は複雑な構造のキノコ弁を用いたピストンエンジンにかわり簡単な構造の球形回転弁又は円筒形回転弁の吸排気用回転弁を用いたピストンエンジンの実用化を目的としている。
［課題を解決するための手段］

本発明の球形回転弁又は円筒形回転弁の吸排気用回転弁を用いたピストンエンジンの課題を解決するための手段として回転弁のガス気密保持の技術、回転弁熱変形の技術、回転弁強度の技術を解決することを目的としている。
［発明の実施の形態］

発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照にして説明する。

［図１］においては１球形回転弁又は１円筒形回転弁の吸排気用回転弁を用いたピストンエンジンの側面図である。

［図１］の実施例では１球形回転弁又は１円筒形回転弁の吸排気用回転弁はシリンダー内の１１ピストン上部に配置され２回転弁軸と連結固定されている。

［図１］の実施例では２回転弁軸と１２クランク軸はタイミングベルト、チェーン、歯車などによって連結固定されており１２クランク軸が４回転する毎に２回転弁軸は１回転するように構成調整されている。

［図７］、［図８］の実施例では２回転軸に連結固定されている［図７］１球形回転弁又は［図８］１円筒形回転弁には３回転弁軸中心を対称に２個の６副弁が配置されている。

［図２］の実施例では１球形回転弁又は１円筒形回転弁と２個の６副弁の間には７バネが配置されているがこの７バネの反発作用で２個の６副弁はそれぞれ８吸気口と９排気孔に押しつけれられてガス気密保持の課題が解決する。

［図１７］従来の技術として発明された回転弁と本発明の［図４］１球形回転弁又は［図６］１円筒形回転弁とを比較すると本発明の方が極めて構造が簡単であり熱変形に強い。

［図９］、［図１０］の実施例では１球形回転弁又は１円筒形回転弁と連結固定されている２回転弁には４冷気又は冷却剤流路が貫通し構成されている。これら冷気又は冷却剤の作用で１球形回転弁又は１円筒形回転弁及び２回転弁軸の内部から直接に冷却することが可能となり熱変形に関係する課題を解決することができる。

［図１２］の実施例では１球形回転弁と２回転弁軸を合体し１個の部品として構成することにより簡単で堅牢な回転弁構造とすることができる。

［図１５］実施例では１円筒形回転弁と２回転弁軸を合体して１個の部品として構成することにより簡単で堅牢な回転弁構造とすることができる。

［図１３］実施例では２気筒の１球形回転弁と２回転軸を合体し１個の部品として構成することにより極めて簡単で堅牢な回転弁構造とすることができる。

［図１６］実施例では２気筒の１円筒形回転弁と２回転弁軸を合体し１個の部品として構成することにより極めて簡単で堅牢な回転弁構造とすることができる。

球形回転弁又は円筒形回転弁の吸排気用回転弁を用いたピストンエンジンの側面図である。 球形回転弁又は円筒形回転弁の吸排気用回転弁を用いたピストンエンジンの回転弁附近を示す側面図である。 球形回転弁の正面図である。 球形回転弁の側面図である。 円筒形回転弁の正面図である。 円筒形回転弁の側面図である。 球形回転弁の副弁配置を示す側面図である。 円筒形回転弁の副弁配置を示す側面図である。 球形回転弁の回転弁軸中心を貫通する冷気又は冷却剤流路の配置を示す断面図である。 円筒形回転弁の回転弁軸中心を貫通する冷気又は冷却剤流路の配置を示す断面図である。 球形回転弁と回転弁軸の構成を示す断面図である。 球形回転弁と回転弁軸の合体した構成を示す断面図である。 球形回転弁と回転弁軸の２気筒を合体した構成を示す断面図である。 円筒形回転弁と回転弁軸の構成を示す断面図である。 円筒形回転弁と回転弁軸の合体した構成を示す断面図である。 円筒形回転弁と回転弁軸の２気筒を合体した構成を示す断面図である。 従来の技術として発明された回転弁の構成を示す断面図である。 従来の技術として発明されたキノコ弁を用いたピストンエンジンの側面図である。

符号の説明

１ 球形回転弁又は円筒形回転弁
２ 回転弁軸
３ 回転弁軸中心
４ 冷気又は冷却剤流路
５ 回転弁燃焼室及び回転弁通気路
６ 副弁
７ バネ
８ 吸気口
９ 排気孔
１０ 点火栓又は燃料噴射装置
１１ ピストン
１２ クランク軸

Claims (4)

1. 球形回転弁又は円筒形回転弁を回転弁として同一の符号を用いる。（１）球形回転弁（１）円筒形回転弁
2. 本発明は（１）球形回転弁又は（１）円筒形回転弁の吸排気用回転弁を用いたピストンエンジンのガス気密保持に関係する技術である。（２）回転弁軸中心を対称に２個の（６）副弁を配置し、これら（６）副弁と（１）回転弁の間に配置された（７）バネの反発作用を利用して（６）副弁を（８）吸気口と（９）排気孔に押しつけて閉塞しガス気密保持の課題を解決する技術。
3. 本発明は（１）球形回転弁又は（１）円筒形回転弁の吸排気用回転弁を用いたピストンエンジンの（１）回転弁熱変形に関係する技術である。（３）回転弁軸中心に（４）冷気又は冷却剤流路を貫通構成し（１）回転弁内部及び（２）回転弁軸内部を直接にこれらの作用で冷却することで回転弁熱変形の課題を解決する技術。
4. 本発明は（１）球形回転弁又は（１）円筒形回転弁を用いたピストンエンジンの回転弁強度に関係する技術である。（１）球形回転弁又は（１）円筒形回転弁を（２）回転弁軸と合体して１個の部品として構成し、この部品をさらに数気筒分を合体して１個の部品として構成する。構成部品数を減少して極めて簡単な構造にすることで回転弁強度に関係する課題を解決する技術。

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