JP2005067449A - ドアミラーリバース連動システム - Google Patents

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Takahiro Murata
貴裕 村田
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Abstract

【課題】
電圧の変化や経年変化による位置ヅレを起こすことなく、正確にセットされた位置まで復帰することが出来、動作の確実性が高い安価なドアミラーリバース連動システムを提供する。
【解決手段】
回転軸5bの中間部には、連動機構14のリバース駆動用の受け側ギヤ部材14aが固着されている。
連動機構14には、ドアミラー本体13の展開及び格納時の回動に応じて回転するように、電動格納ユニット4の回動軸2aから延設されると共に、鏡面調整ユニット5の鏡面角度調整手段の一部である回転軸5bに、減速ギヤ18を介して、回転駆動力を伝達することで、回動により鏡面3aの角度を下向き及び上向きに変更可能なワイヤ部材15を有している。
【選択図】図2

Description

この発明は、ドアミラーの鏡面の方向を自動で可変するドアミラーリバース連動システムに関し、特に、トランスミッションがリバース位置に切り替えられた際に、後進に最適な角度に鏡面の方向を変更するドアミラーリバース連動システムに関するものである。
従来、図9,10に示すような構造のドアミラーリバース連動システムが知られている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
このようなものでは、自動車等の車体1の助手席側ドア前縁部近傍に、車幅方向に向けて突設されて車体側ステー2が固定されている。
この車体側ステー2には、ドアミラー本体3が、回動軸2aを中心として回転可能に軸支されている。
また、このドアミラー本体3の内部には、電動格納ユニット4が設けられている。
そして、この電動格納ユニット4の電動モータ4aの回転駆動によって、図示省略の減速ギヤ部を介して、前記車体側ステー2に対して、車体1側面に沿う格納状態と、図9に示すような使用状態との間で往復して開閉可能となるように構成されている。
また、前記ドアミラー本体3には、後方視認用の鏡面3aが設けられている。
この鏡面3aは、前記ドアミラー本体3のハウジング3bに対して、前記角度を調整可能とする鏡面調整ユニット5に接続されている。
この鏡面調整ユニット5は、電動モータ5a、及びこの電動モータ5aの回転軸5bの先端に固定されて設けられるウォームギヤ5cと、このウォームギヤ5cに噛み合わせられて、前記鏡面3aに支持端部5eを接続するウォームホイール5d等を有することにより、自動車の運転席に着座した乗員が、前記ドアミラー本体3が、使用状態に展開された位置で、車両側方から後方に向けて視認しやすい角度に調整されたセット位置に、鏡面3aの角度を変更可能に構成されている。
そして、この鏡面調整ユニット5は、車体1側に設けられた変速機の変速レンジが、リバース状態では、前記電動モータ5aが回転駆動されて、前記鏡面3aの角度を後進に適した下向きのリバース位置に変更するように構成されている。
次に、この従来のドアミラーリバース連動システムの作用について説明する。
この従来のドアミラーリバース連動システムでは、前記車体1側に設けられた変速機の変速レンジが、リバース状態となると、前記鏡面調整ユニット5の電動モータ5aが回動駆動されて、前記鏡面3aの角度が、後進に適した下向きでしかもやや内向きのリバース位置に変更される。
このため、自動車を後進させるため、変速機の変速レンジをリバース状態とすると、前記鏡面3aが、後進に適した下向きでしかもやや内向きのリバース位置に変更され、車体の映り込みが多くなり、車体と路面との位置関係が把握しやすくなる。
従来、このようなリバース位置への鏡面3aの角度の変更制御は、2通りのものが知られている。
まず、1つ目は、タイマータイプである。このようなタイマータイプでは、変速機の変速レンジをリバース状態とすると、一定時間だけ前記電動モータ5aが回転駆動されて、前記鏡面3aを下向きに傾ける。
そして、変速機の変速レンジが、リバース状態から他の変速レンジに変更されると、前記一定時間と同一時間だけ、前記電動モータ5aが、逆方向に回転駆動されて、前記鏡面3aをセット状態に復帰させようとする。
また、2つ目としては、電圧抵抗値記憶タイプが知られている。このような電圧抵抗値記憶タイプでは、メモリーユニットが、前記ドアミラー本体3のハウジング3b内に設けられている。
そして、鏡面3aがリバース位置である場合の電圧抵抗値が、このメモリーユニットに記憶されている。
このため、前記変速機の変速レンジをリバース状態とすると、予め前記メモリーユニットに記憶されている電圧抵抗値になるまで、前記電動モータ5aが回転駆動されて、前記鏡面3aを下向きに傾けるようにしている。
特開2002−283917号公報 特開2003−34185号公報 特開2002−178835号公報
しかしながら、このような従来のものでは、以下のような問題点が生じる。
まず、1つ目のタイマータイプを採用するものでは、前記鏡面3aの角度制御を行う電動モータ5aの駆動時間を一定時間に設定して、タイマー駆動するように構成されているので、いかなる環境下に置かれていても、設定されている一定時間の間、前記鏡面3a角度を変更しようとする。
そのため、前記鏡面3aが、リバース位置からセット位置に復帰する際の自動車のバッテリの電圧変化、環境の温度変化、更には、経年変化等、各条件の変化が全く考慮されていない。
従って、前記各条件の変化が原因で、鏡面3aがセット位置からリバース位置まで移動する際の角度変更量と、リバース位置からセット位置まで移動する際の角度変更量とが、相違して、セット状態へ復帰させる際に、初期のセット状態の角度に鏡面3aが戻らず、ズレが発生してしまう虞があった。
また、2つ目の電圧抵抗値記憶タイプを採用するものでは、前記電圧抵抗値を記憶するメモリーユニットが、前記ドアミラー本体3のハウジング3b内に設けられている。
このため、部品点数が増大すると共に、製造コストが上昇してしまうといった問題があった。
そこで、この発明は、電圧の変化や経年変化による位置ヅレを起こすことなく、正確にセットされた位置まで復帰することが出来、動作の確実性が高い安価なドアミラーリバース連動システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明では、車体側ステーに対して、鏡面が設けられたドアミラー本体を回動軸を中心として回転させる電動格納ユニットと、前記ドアミラー本体に対して、前記鏡面の角度を調整可能な鏡面調整ユニットとを有すると共に、車体側変速機のリバース状態では、前記鏡面の角度を後進に適したリバース位置に変更するドアミラーリバース連動システムであって、前記鏡面調整ユニットが、前記電動格納ユニットと連動して、前記鏡面をリバース位置に変更するドアミラーリバース連動システムを特徴としている。
このように構成された請求項1記載のものでは、前記鏡面調整ユニットが、前記電動格納ユニットと連動されているので、前記ドアミラー本体を回動軸を中心として回転させると、前記鏡面がリバース位置に変更される。
また、前記リバース位置から復帰する際にも、同様に、前記電動格納ユニットに連動されているので、前記ドアミラー本体を回動軸を中心として回転させると、前記鏡面の位置が、初期状態(セット位置)に復帰する。
このため、確実に、電圧の変化や経年変化による位置ヅレを起こすことなく、正確にセット位置まで復帰させることが出来る。
しかも、前記鏡面調整ユニットを、前記電動格納ユニットに連動させるだけでよいので、例えば、メモリーユニット等を別途、設ける必要が無い。
このため、高い動作の確実性を有する安価なドアミラーリバース連動システムが提供される。
次に、図1乃至図8に示す図面に基づいて、この発明を実施の形態のドアミラーリバース連動システムを説明する。なお、前記従来例と同様な部分については、同一符号を付して説明する。
この実施の形態のドアミラーリバース連動システムでは、自動車等の車体1の助手席側ドア前縁部近傍に、車幅方向に向けて突設されて車体側ステー2が固定されている。
この車体側ステー2には、ドアミラー本体13が、回動軸2aを中心として回転可能に軸支されている。
また、このドアミラー本体13の内部には、電動格納ユニット4が設けられている。
この電動格納ユニット4は、車体側変速機のシフトポジションに応じて作動するように構成されていて、車体側変速機のシフトポジションが、リバースポジションでは、この電動格納ユニット4の電動モータ4aの回転駆動によって、図示省略の減速ギヤ部を介して、車体1側面に沿う格納状態となるように回動されると共に、リバースポジション以外(ドライブポジション等)では、図1に示すような展開された使用状態となり、前記格納状態と使用状態との間で往復して開閉可能となるように構成されている。
また、前記ドアミラー本体13には、後方視認用の鏡面3aが設けられている。
この鏡面3aは、前記ドアミラー本体3のハウジング3bに対して、前記角度を調整可能とする鏡面角度調整手段としての鏡面調整ユニット5に接続されている。
この鏡面調整ユニット5には、角度調整手段として、主に、電動モータ5a、及びこの電動モータ5aの回転軸5bの先端に固定されて設けられるウォームギヤ5cと、このウォームギヤ5cに噛み合わせられて、前記鏡面3aに支持端部5eを接続するウォームホイール5d等が設けられて主に構成されている。
そして、この鏡面調整ユニット5は、前記回転軸5bの回転駆動を、前記ウォームギヤ5c及びウォームホイール5dによって、車両前後方向の移動駆動に変換して、前記鏡面3aの上下方向の傾き角度が調整可能となるように構成されている。
従って、この実施の形態では、自動車等の車体1の運転席に着座した乗員が、前記ドアミラー本体3が、使用状態に展開された位置で、車両側方から後方に向けて視認しやすい角度であるいわゆる初期状態のセット位置に、鏡面3aの角度を変更可能に構成されている。
この発明の実施例1のドアミラーリバース連動システムでは、更に、この図1に示すように、前記回転軸5bの中間部には、連動機構14のリバース駆動用の受け側ギヤ部材14aが固着されている。
この受け側ギヤ部材14aは、前記鏡面角度調整ユニット5の電動モータ5の回転軸5bと共に回動可能に設けられて、回動により前記鏡面3aの角度を下向き及び上向きに変更可能としている。
この連動機構14には、前記ドアミラー本体13の展開及び格納時の回動に応じて回転するように、前記電動格納ユニット4の回動軸2aから延設されると共に、前記鏡面調整ユニット5の鏡面角度調整手段の一部である回転軸5bに、受け側ギヤ部材14aを介して、回転駆動力を伝達するワイヤ部材15が設けられている。
そして、このワイヤ部材15が、回動することにより、前記鏡面3aの角度が下向き及び上向きに変更可能となるように連結されて構成されている。
この実施例のワイヤ部材15は、図1に示すように、前記ドアミラー本体13のハウジング13a内側に沿って、所定の間隔を置いて、複数の固定具15a,15aによって固定されていて、小さな曲率半径の円弧とならないように各曲げコーナー部が設定されている。
また、この実施例1の前記ワイヤ部材15と、前記鏡面調整ユニット5の回転軸5bに設けられた受け側ギヤ14aとの間には、減速ギヤ18が介在されると共に、一定角度範囲のみ前記回転駆動力を伝達するクラッチ機構20が、介在されて設けられている。
このうち、前記減速ギヤ18には、小径の第1歯部18aと、大径で、前記受け側ギヤ14aと噛み合う前記第2歯部18bとが一体に形成されていて、前記ハウジング13aに対して回転自在に軸支されている。
更に、このワイヤ部材15の先端には、円板状の回転板部材16が、固着されて設けられている。この回転板部材16には、この回転部材16の外周縁16aから歯部17aを突設させた扇型ギヤ部材17が固着されている。
この歯部17aは、一定の長さの円弧状を呈して、前記減速ギヤ18に設けられた第1歯部18aに対して、一定の回転角度範囲a(この実施例では、約30゜〜90゜)で、噛合うことにより、前記ワイヤ部材15の回転駆動力を、この減速ギヤ18の第2歯部18bから前記受け側ギヤ14aへ伝達すると共に、一定の回転角度範囲aを外れると、この第1歯部18aとの噛合いが解除されるように構成されている。
すなわち、この実施例1では、前記扇型ギヤ部材17が、前記減速ギヤ18の第1歯部18aに、噛み合わせられている間を、タイマー装置によって約0.5秒間(ドアミラー本体13の作動角度を約10度)として、この間に、前記鏡面3aが下向きに傾斜するように回動する角度を、初期状態でのセット位置から約3゜としている。
そして、この歯部17aは、初期状態のセット位置に戻る際にも、再び一定の回転角度の範囲aで、前記第1歯部18aに噛み合わせられて、前記鏡面3aを前記セット位置まで復帰させるように構成されている。
次に、この実施例1の作用について、主に、図3乃至図7に示す動作状態図に沿って説明する。
この実施例1のドアミラーリバース連動システムでは、通常使用時、自動車等の車体1の運転席に着座した乗員が、図示省略のドアミラー角度変更スイッチ等を操作することにより、前記ドアミラー本体3の鏡面3aの角度が、使用状態に展開された位置(図1に示すような状態)で、走行中等、車両側方から後方に向けて視認しやすい角度であるいわゆる初期状態のセット位置に、変更される。
セット位置では、前記連動機構14のクラッチ機構20が、非連結状態であり、前記減速ギヤ18の第1歯部18aに、前記扇型ギヤ部材17の歯部17aが噛み合っていない(図3、図8中(a)に示すような状態)ので、前記ドアミラー本体3の鏡面3aの角度が少ない電動モータ5aの駆動力で変更される。
しかも、前記回転軸5bに固着されている受け側ギヤ部材14aが回転しても、前記回転板部材16及び前記ワイヤ部材15は回転しない。このため、前記鏡面3aのセット位置における角度が、ズレる虞が無い。
次に、車体側変速機のシフトポジションをリバースポジションに変更すると、前記ドアミラー本体13及び鏡面3aも、前記鏡面3aの角度が後進に適したリバース位置となるように変更される。
すなわち、前記電動格納ユニット4に設けられた電動モータ4aが回転すると、図示省略の減速ギヤ部を介して、車体1側面に沿う格納状態に向けて、ドアミラー本体13全体が、約0.5秒間(ドアミラー本体13の作動角度は、約10度)回動される。
このドアミラー本体13の回動に伴って、前記ワイヤ部材15及び前記扇型ギヤ部材17が設けられた回転板部材16が、図4中反時計回りに回転される。そして、図4、図8中(b)に示すように、前記扇型ギヤ部材17の歯部17aが、前記第1歯部18aに噛み合うことにより、クラッチ機構20が締結された状態となる。
従って、前記扇型ギヤ部材17を介して、前記ワイヤ部材15の回転駆動力が、前記第1歯部18a、第2歯部18b、及び前記受け側ギヤ部材14aを介して、前記回転軸5bに伝達されて、前記鏡面調整ユニット5の前記ウォームギヤ5c及びウォームホイール5dを回転させるため、前記鏡面3aも、下方に向けて回動される。
この実施例1では、前記鏡面3aが下向きに傾斜する回動角度が、初期状態でのセット位置から約3゜となるまで下方に向けて回動すると、図5、図8中(c)に示すように、前記歯部17aと前記第1歯部18aとの噛み合いが解除されて、前記クラッチ機構20が、非締結状態となる。このため、前記鏡面3aは、後進に適した下向きでしかもやや内向きのリバース位置で停止する。
また、前記扇型ギヤ部材17の歯部17aが、前記第1歯部18aから離れた後も、図6、図8中(d)に示すように、前記タイマー装置によって約0.5秒間(ドアミラー本体13の作動角度としては、約10度)格納方向に向けて回動し、その後、停止する。
更に、図7、図8中(e)に示すように、前記ドアミラー本体13を倒して格納する場合には、前記扇型ギヤ部材17の歯部17aが、反時計方向に進行する際にも、前記クラッチ機構20が、非締結状態となっている。
このため、前記鏡面3aの角度位置が、変更されること無く、前記ドアミラー本体13を、格納状態まで車体1の側面に沿わせて倒すことが出来る。よって、前記鏡面調整ユニット5に無理な力がかからない。
従って、電動格納ユニット4の電動モータ4aが、鏡面3aを下方に向けて回動駆動させるモータとして兼用されていて、部品点数を増大させることなく、前記車体1側面に沿う格納状態となるように回動させる可倒式ドアミラーを得ることができる。
このように、前記鏡面調整ユニット5が、前記電動格納ユニット4と連動機構14によって連動されているので、前記ドアミラー本体13を回動軸2aを中心として、格納方向に少し回転させるだけで、前記鏡面3aがリバース位置に変更される。
また、前記リバース位置から復帰する際にも、同様に、前記鏡面調整ユニット5が、前記電動格納ユニット4に連動されているので、前記ドアミラー本体13を回動軸2aを中心として回転させることにより、図5、図8中(c)に示すように、前記扇型ギヤ部材17が前記第1歯部18aに、噛み合わせられて、この鏡面調整ユニット5のウォームホイール5dが、逆方向に回転駆動されて、前記鏡面3aの位置が、初期状態(セット位置)に復帰させられる。
このため、電圧の変化や経年変化による位置ヅレを起こすことなく、正確にセット位置まで復帰させることが出来る。
しかも、前記鏡面調整ユニット5を、前記電動格納ユニット4に連動させるだけでよいので、例えば、メモリーユニット等を別途、設ける必要が無い。
このため、高い動作の確実性を有する安価なドアミラーリバース連動システムが提供される。
また、この実施例1では、前記電動格納ユニット4の回動駆動によって、前記鏡面3aの角度を下向きに変更させるように連動する前記扇型ギヤ部材17及び、前記受け側ギヤ部14a等からなる連動機構14を有している。
このため、前記電動格納ユニット4の回動駆動によって、前記ドアミラー本体13が、格納状態となるように、やや内向きに回動軸2aを中心として回転すると共に、前記連動機構14によって、前記鏡面3aの角度が下向きに確実に変更される。
また、セット位置まで復帰する場合でも、前記扇型ギヤ部材17の歯部17aの歯数のみ下向きに傾斜した前記鏡面3aが、同じ歯部17aの歯数のみ復帰させることができるため、更に確実に、電圧の変化や経年変化による位置ヅレを起こすことなく、正確にセット位置まで復帰させることが出来る。
したがって、別途、メモリーユニット等を設ける必要が無く、前記鏡面3aを車体1と路面との位置関係が把握しやすいリバース位置とすることができる。
しかも、この実施例1では、前記連動機構14のワイヤ部材15によって、前記ドアミラー本体13の回動に応じて回転するように前記電動格納ユニット4から延設されると共に、前記鏡面調整ユニット5に回転駆動力が確実に伝達されるので、更に、安価に構成出来ると共に、確実に、電圧の変化や経年変化による位置ヅレを起こすことなく、正確にセット位置まで復帰させることが出来る。
更に、この実施例1では、前記連動機構14には、前記ワイヤ部材15と、前記鏡面調整ユニット5の前記ウォームギヤ5c及びウォームホイール5dとの間に介在されて、一定角度範囲のみ前記回転駆動力を伝達するクラッチ機構20が設けられている。
この実施例1の前記クラッチ機構20は、前記鏡面調整ユニット5に設けられて、回動により前記鏡面3aの角度を下向き及び上向きに変更可能な受け側ギヤ部材14cと噛み合う減速ギヤ18の第1歯部18aに、一定の回転角度範囲aで、噛合う前記扇型ギヤ部材17を有し、前記ワイヤ部材15の回転駆動力が伝達されると共に、一定の回転角度範囲aを外れると、噛合いが解除されて、リバース位置に停止する。
しかも、セット位置方向に向かわせる鏡面3aを上向きに回動させる場合でも、再び一定の回転角度の範囲aで噛み合わせて、前記鏡面3aをセット位置まで復帰させる。
従って、常に、連動させているものに比して、前記ドアミラー本体3の鏡面3aの角度を少ない電動モータ5aの駆動力で変更出来、走行中等、車両側方から後方に向けて視認しやすい角度としての初期状態のセット位置を通常のドアミラーの鏡面3aの角度変更操作と変わらない操作性で行うことができる。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態及び実施例1を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例1に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施例1では、タイマーの動作時間を0.5秒としたが、特にこれに限らず、0.1秒〜2秒等、前記セット位置から、リバース位置に移行する際に、前記鏡面3aが、後進に適した下向き等、最適なリバース位置に変更され、車体の映り込みが多くなり、車体と路面との位置関係が把握しやすくなるものであるならば、どのような動作時間に設定されていてもよい。
また、前記実施例1では、図8に示すように、ドアミラー本体3の回転角度の増大に伴って前記鏡面3aの角度も変更されるように構成されているが、例えば、セット位置から一定の角度範囲では、ドアミラー本体3の回転角度が増大しない不感域を設け、その間に前記鏡面3aの角度が変更されるように構成されてもよい。
この発明を実施するための最良の形態の実施例1に係るドアミラーリバース連動システムの構成を示し、一部を破断した助手席側ドアミラーの後正面図である。 実施例1のドアミラーリバース連動システムを示し、要部を拡大した後正面図である。 実施例1のドアミラーリバース連動システムで、連動機構のクラッチ機構を説明する模式図である。 実施例1のドアミラーリバース連動システムで、連動機構のクラッチ機構が噛み合っている様子を説明する模式図である。 実施例1のドアミラーリバース連動システムで、連動機構のクラッチ機構の噛み合いが外れる様子を説明する模式図である。 実施例1のドアミラーリバース連動システムで、連動機構のクラッチ機構の噛み合いが外れた様子を説明する模式図である。 実施例1のドアミラーリバース連動システムで、連動機構のクラッチ機構に関わらず、ドアミラー本体を格納出来る様子を説明する模式図である。 実施例1のドアミラーリバース連動システムで、連動機構によって、ドアミラー本体とミラー鏡面とが連動する様子を説明するグラフ図である。 従来例のドアミラーシステムの構成を示し、一部を破断した助手席側ドアミラーの後正面図である。 従来例のドアミラーシステムを示し、鏡面調整ユニットの要部を拡大した後正面図である。
符号の説明
1 車体
2 車体側ステー
2a 回動軸
3a 鏡面
4 電動格納ユニット
5 鏡面調整ユニット
鏡面角度調整手段
5a 電動モータ
5b 回転軸
5c ウォームギヤ
5d ウォームホイール
13 ドアミラー本体
14 連動機構
14a 受け側ギヤ部材
15 ワイヤ部材
17 扇型ギヤ部材
18a 第1歯部
20 クラッチ機構

Claims (6)

  1. 車体側ステーに対して、鏡面が設けられたドアミラー本体を回動軸を中心として回転させる電動格納ユニットと、前記ドアミラー本体に対して、前記鏡面の角度を調整可能な鏡面調整ユニットとを有すると共に、車体側変速機のリバース状態では、前記鏡面の角度を後進に適したリバース位置に変更するドアミラーリバース連動システムであって、
    前記鏡面調整ユニットが、前記電動格納ユニットと連動して、前記鏡面をリバース位置に変更することを特徴とするドアミラーリバース連動システム。
  2. 前記電動格納ユニットの回動駆動によって、前記鏡面の角度を下向きに変更させるように連動する連動機構を有することを特徴とする請求項1記載のドアミラーリバース連動システム。
  3. 前記連動機構は、前記ドアミラー本体の回動に応じて回転するように前記電動格納ユニットから延設されると共に、前記鏡面調整ユニットの鏡面角度調整手段に回転駆動力を伝達するワイヤ部材を有していることを特徴とする請求項2記載のドアミラーリバース連動システム。
  4. 前記連動機構には、前記ワイヤ部材と、前記鏡面調整ユニットの鏡面角度調整手段との間に介在されて、一定角度範囲のみ前記回転駆動力を伝達するクラッチ機構が設けられていることを特徴とする請求項3記載のドアミラーリバース連動システム。
  5. 前記クラッチ機構は、前記鏡面角度調整手段に設けられて、回動により前記鏡面の角度を下向きに変更可能な受け側ギヤ部材に、一定の回転角度範囲で、噛合うことにより、前記ワイヤ部材の回転駆動力を伝達すると共に、一定の回転角度範囲を外れると、噛合いを解除する扇型ギヤ部材を有していることを特徴とする請求項4記載のドアミラーリバース連動システム。
  6. 前記クラッチ機構は、前記鏡面角度調整手段に設けられて、回動により前記鏡面の角度を下向き及び上向きに変更可能な受け側ギヤ部材に、一定の回転角度範囲で、噛合うことにより、前記ワイヤ部材の回転駆動力を伝達すると共に、一定の回転角度範囲を外れると、噛合いを解除し、再び一定の回転角度の範囲で噛み合わせて、前記鏡面をセット位置まで復帰させる扇型ギヤ部材を有していることを特徴とする請求項4記載のドアミラーリバース連動システム。
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