JP2005067077A - 印刷装置及びそのドライバソフト - Google Patents
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Abstract
【課題】 印刷装置の機能により、簡易的なアプリケーションであっても、所望の(任意の)パターンを背景に印刷することができるようにする印刷装置及びそのドライバソフトを提供する。
【解決手段】 コンピュータ(2)に接続される印刷装置において、用紙に印刷する印刷手段(1c)と、所定の識別子と関連しているパターン・データを記憶する記憶手段(1d)と、コンピュータ(2)から送信される印刷データを受信する通信手段(1f)と、識別子の1つを受け該識別子と関連するパターン・データを記憶手段(1d)から読み出し、印刷手段(1c)に対し、通信手段(1f)が受信した印刷データに基づく通常の印刷に加え背景に、読み出したパターン・データを用いて印刷させる制御手段(1h)とを具備する。
【選択図】 図1
【解決手段】 コンピュータ(2)に接続される印刷装置において、用紙に印刷する印刷手段(1c)と、所定の識別子と関連しているパターン・データを記憶する記憶手段(1d)と、コンピュータ(2)から送信される印刷データを受信する通信手段(1f)と、識別子の1つを受け該識別子と関連するパターン・データを記憶手段(1d)から読み出し、印刷手段(1c)に対し、通信手段(1f)が受信した印刷データに基づく通常の印刷に加え背景に、読み出したパターン・データを用いて印刷させる制御手段(1h)とを具備する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、印刷装置及び印刷機能を有する複合機ならびにそのドライバソフトに関する。
従来より、印刷するための手段として印刷装置がコンピュータに接続され利用されている。コンピュータに実装されるアプリケーション(プログラム)には様々なものがあり、高機能のアプリケーションでは、印刷をする際、様々な設定が可能であるが、一方で、OS(Operating System)に付属のテキストエディタやその他の簡易的なアプリケーションでは、単純な印刷のみが可能であることが一般的である。このような簡易的なアプリケーションでは機能が制限されるため、例えば特許文献1では、こうした簡易的なアプリケーションによる図や文章等のデータを、種々にレイアウトし印刷させることができる技術が提案されている。
特開2002−222184号公報
機能が制限されるテキストエディタ等の簡易的なアプリケーションでは、印刷時に背景を所望のパターンで背景の塗りつぶし(Fill)をすることができなかった。
また、従来のプリンタドライバのWaterMark機能(印刷対象の背景に『社外秘』や『ドラフト』といった文字列や語句を淡く印刷することができる機能)では、OSが持っているシステムフォント又は、デバイスフォントでしかWaterMarkデータを作れないという制限があった。
また、特許文献1に開示された技術は、各種アプリケーションデータを統合し印刷する高機能のアプリケーションの一種にすぎず、このような技術の場合、利用者は新たに高機能のアプリケーションを購入することになる。
また、従来のプリンタドライバのWaterMark機能(印刷対象の背景に『社外秘』や『ドラフト』といった文字列や語句を淡く印刷することができる機能)では、OSが持っているシステムフォント又は、デバイスフォントでしかWaterMarkデータを作れないという制限があった。
また、特許文献1に開示された技術は、各種アプリケーションデータを統合し印刷する高機能のアプリケーションの一種にすぎず、このような技術の場合、利用者は新たに高機能のアプリケーションを購入することになる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、印刷装置の機能により、簡易的なアプリケーションであっても、所望の(任意の)パターンを背景に印刷することができるようにする印刷装置及びそのドライバソフトを提供するものである。
請求項1に記載の発明は、コンピュータに接続される印刷装置において、用紙に印刷する印刷手段と、所定の識別子と関連しているパターン・データを記憶する記憶手段と、前記コンピュータから送信される印刷データを受信する通信手段と、前記識別子の1つを受け該識別子と関連するパターン・データを前記記憶手段から読み出し、前記印刷手段に対し、前記通信手段が受信した印刷データに基づく通常の印刷に加え背景に、読み出したパターン・データを用いて印刷させる制御手段と、を具備することを特徴としている。
この構成によれば、印刷装置の記憶手段に記憶されたパターン・データを用いて、通常の印刷に加え背景に、そのパターンを印刷するので、背景を印刷することができない簡易的なアプリケーションを用いた印刷においても、所望のパターンを背景に印刷させることができる。
この構成によれば、印刷装置の記憶手段に記憶されたパターン・データを用いて、通常の印刷に加え背景に、そのパターンを印刷するので、背景を印刷することができない簡易的なアプリケーションを用いた印刷においても、所望のパターンを背景に印刷させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の印刷装置において、印刷された画像を読み取る画像読取手段と、前記画像読取出段が読み取った画像に含まれる文字を認識し文字コードを生成する文字認識手段と、をさらに備え、前記制御手段は、前記文字認識手段が認識した文字の文字コードを前記識別子として、前記スキャナが読み取った画像であって認識された文字に関連する部分画像の画像データを前記パターン・データとして、前記記憶手段に記憶させることを特徴としている。
この構成によれば、任意のパターンのパターン・データを前記記憶手段に記憶させることができるので、背景に任意のパターンを印刷させることができるようになる。
この構成によれば、任意のパターンのパターン・データを前記記憶手段に記憶させることができるので、背景に任意のパターンを印刷させることができるようになる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の印刷装置において、前記印刷データに、前記パターン・データを用いて背景を印刷する際の印刷の仕方を指定する印刷制御データが含められた場合、前記制御手段は、前記印刷手段に対し、前記印刷制御データに従った背景の印刷をさせることを特徴としている。
この構成によれば、多様な印刷の仕方(方法)で背景の印刷を行える。
この構成によれば、多様な印刷の仕方(方法)で背景の印刷を行える。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の印刷装置において、前記制御手段が、本印刷装置を動作させるためのドライバソフトから、前記記憶手段が記憶しているすべてのパターン・データとその識別子が要求された場合、前記記憶手段からすべてのパターン・データとその識別子を読み出し、前記通信手段に対し、前記ドライバソフトが実装されたコンピュータへこれらを送信させることを特徴としている。
この構成によれば、本発明の印刷装置を利用するコンピュータ側にて、印刷可能なすべてのパターン・データを閲覧等のために利用することができる。
この構成によれば、本発明の印刷装置を利用するコンピュータ側にて、印刷可能なすべてのパターン・データを閲覧等のために利用することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の印刷装置に接続するコンピュータに実装され前記印刷装置を動作させるためのドライバソフトであって、前記印刷装置から、前記識別子と該識別子と関連するパターン・データを取得する手順と、取得した識別子毎に、関連するパターン・データによるサムネイル画像を表示させる手順と、前記サムネイル画像の1つが選択され印刷の指示がなされた場合、対応する識別子を印刷データに含めて前記印刷装置に送信する手順と、を含むことを特徴としている。
この構成によれば、プリンタドライバが、印刷装置からすべてのパターン・データを得てそのサムネイル画像を表示するので、当該コンピュータを用いる利用者は、コンピュータ側にて所望のパターンを選択して印刷を指示することができる。また印刷装置は、指示された1つのパターンのデータを用いて、通常の印刷に加え背景にそのパターンを印刷するので、背景を印刷することができない簡易的なアプリケーションを用いた印刷においても、このプリンタドライバと印刷装置により、背景の印刷が可能となる。
この構成によれば、プリンタドライバが、印刷装置からすべてのパターン・データを得てそのサムネイル画像を表示するので、当該コンピュータを用いる利用者は、コンピュータ側にて所望のパターンを選択して印刷を指示することができる。また印刷装置は、指示された1つのパターンのデータを用いて、通常の印刷に加え背景にそのパターンを印刷するので、背景を印刷することができない簡易的なアプリケーションを用いた印刷においても、このプリンタドライバと印刷装置により、背景の印刷が可能となる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のドライバソフトのおいて、前記パターン・データを用いて背景を印刷する際の印刷の仕方を、利用者に選択または指定させるための表示をさせる手順と、利用者が印刷の仕方をさらに選択または指定し印刷の指示がなされた場合、該印刷の仕方を指定する印刷制御データを前記印刷データに含めることを特徴としている。
この構成によれば、簡易的なアプリケーションを用いた印刷においても、本プリンタドライバが実装されたコンピュータ側で多様な印刷の仕方(方法)を設定できる。
この構成によれば、簡易的なアプリケーションを用いた印刷においても、本プリンタドライバが実装されたコンピュータ側で多様な印刷の仕方(方法)を設定できる。
本発明によれば、簡易的なアプリケーションであっても、所望の(任意の)パターンを背景に印刷することができる。また、特定のパターン・データを特定の印刷装置の記憶手段に記憶させた場合、特定のパターンが特定の印刷装置からしか印刷されないことになり、印刷された文書にサインまたは認証したのと同様の効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1に、本発明の一実施の形態である印刷機能を有する複合機1と、この複合機1にネットワークを介して接続するコンピュータ2のそれぞれの概略構成を示すブロック図を示している。
図1に示すように、本実施の形態の複合機1は、スキャナ部1a、FAX通信部1b、印刷部1c、記憶部1d、操作部1e、ネットワークI/F1f、表示部1g、制御部1hを含んで構成されている。
図1に、本発明の一実施の形態である印刷機能を有する複合機1と、この複合機1にネットワークを介して接続するコンピュータ2のそれぞれの概略構成を示すブロック図を示している。
図1に示すように、本実施の形態の複合機1は、スキャナ部1a、FAX通信部1b、印刷部1c、記憶部1d、操作部1e、ネットワークI/F1f、表示部1g、制御部1hを含んで構成されている。
スキャナ部1aは、原稿のイメージを読み取る。
FAX通信部1bは、スキャナ部1aが原稿から読み取ったイメージ・データを、通信設定に基づき宛先のFAX機へ送信する。また、他のFAX機から送信されてくる原稿のイメージ・データを受信する。
印刷部1cは、コンピュータ2から送信される印刷データに基づき、所定の用紙に印刷をする。また、当該複合機1がコピー機として利用される場合には、スキャナ1aが原稿から読み取ったイメージを所定の用紙に印刷する。さらに、他のFAX機から受信したイメージ・データからそのイメージを印刷したり、通信レポート等を印刷する。
FAX通信部1bは、スキャナ部1aが原稿から読み取ったイメージ・データを、通信設定に基づき宛先のFAX機へ送信する。また、他のFAX機から送信されてくる原稿のイメージ・データを受信する。
印刷部1cは、コンピュータ2から送信される印刷データに基づき、所定の用紙に印刷をする。また、当該複合機1がコピー機として利用される場合には、スキャナ1aが原稿から読み取ったイメージを所定の用紙に印刷する。さらに、他のFAX機から受信したイメージ・データからそのイメージを印刷したり、通信レポート等を印刷する。
記憶部1dは、Fillパターン・データ(背景に印刷するパターンのイメージ・データ)やWaterMarkデータ(背景に印刷するWaterMarkのイメージ・データ)、ファクシミリ通信のための通信設定(通信種別、宛先電話番号、解像度、濃度、日時指定…)、コピー機として利用する場合の印刷設定(用紙サイズ、印刷濃度、拡大/縮小設定…)等のデータを記憶するとともに、複合機1を制御するための制御プログラムやOCR(Optical Character Recognition)プログラムを記憶する。なお、この記憶部1dは、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、ハードディスク等の不揮発性の記録装置を用いて構成することができる。また、一時的に記憶させる通信設定や印刷設定等を記憶させるためにRAM含めて構成してもよい。
また、記憶部1dは、上記のようにFillパターン・データやWaterMarkデータを保存するが、これらのデータは、次のようにして複合機1に登録される。
まず、スキャナ部1aから、例えば、図2(a)に示すFillパターンあるいは図2(b)に示すWaterMarkと、各Fillパターンあるいは各WaterMarkに対応する番号(識別子)が印刷あるいは記された用紙のイメージを読み取る。そして、OCRプログラム(文字認識手段)により番号部分を番号として認識して番号データを生成する。一方、読み取られたFillパターン・データあるいはWaterMarkデータはイメージ・データとして各番号と関連させて記憶部1dに保存される。
まず、スキャナ部1aから、例えば、図2(a)に示すFillパターンあるいは図2(b)に示すWaterMarkと、各Fillパターンあるいは各WaterMarkに対応する番号(識別子)が印刷あるいは記された用紙のイメージを読み取る。そして、OCRプログラム(文字認識手段)により番号部分を番号として認識して番号データを生成する。一方、読み取られたFillパターン・データあるいはWaterMarkデータはイメージ・データとして各番号と関連させて記憶部1dに保存される。
なお、上記番号部分に対し、どの範囲の部分画像を、番号部分と関連するFillパターンあるいはWaterMarkとして扱うかは別途定められる。例えば、番号部分の位置に対し、所定範囲にある部分画像をFillパターンあるいはWaterMarkとして扱うことができる。
以上のようにして、任意のFillパターン・データまたはWaterMarkデータが複合機1に登録される。例えば、WaterMarkとしては、手書きのものや、オリジナルに作成したフォント(例えば、フォントの中がロゴ等でFillされているもの)なども任意に登録することができる。
以上のようにして、任意のFillパターン・データまたはWaterMarkデータが複合機1に登録される。例えば、WaterMarkとしては、手書きのものや、オリジナルに作成したフォント(例えば、フォントの中がロゴ等でFillされているもの)なども任意に登録することができる。
操作部1eは、利用者が複合機1に対する入力操作を行うための各種入力・設定キーを備えている。利用者により入力されたデータは制御部1hに通知され、その内容は下記の表示部1gに表示される。
ネットワークI/F1fは、同図に示すコンピュータ2にイーサネット(登録商標)等によるネットワーク(LANなど)を介して接続するためのインターフェースである。
表示部1gは、液晶表示パネル等の表示パネル及び表示制御回路からなり、制御部1hの制御により、操作部1eから入力された設定の内容や、各種情報が表示される。
ネットワークI/F1fは、同図に示すコンピュータ2にイーサネット(登録商標)等によるネットワーク(LANなど)を介して接続するためのインターフェースである。
表示部1gは、液晶表示パネル等の表示パネル及び表示制御回路からなり、制御部1hの制御により、操作部1eから入力された設定の内容や、各種情報が表示される。
制御部1hは、複合機1の各部を制御する。すなわち、複合機1の動作は、この制御部1iによる制御により行われる。
なお、この制御部1iはメモリおよびCPU(中央処理装置)等により構成され、上記制御プログラム(図示せず)及びOCRプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能が実現されるものとする。
以上、複合機1の概略構成について説明した。
なお、この制御部1iはメモリおよびCPU(中央処理装置)等により構成され、上記制御プログラム(図示せず)及びOCRプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能が実現されるものとする。
以上、複合機1の概略構成について説明した。
次に、コンピュータ2について説明する。
図1に示すように、コンピュータ2は、ネットワークI/F2a、記憶部2b、処理部2cを含んで構成されている。
ネットワークI/F2aは、同図に示す複合機1やその他の機器に、イーサネット(登録商標)等によるネットワーク(LANなど)を介して接続するためのインターフェースである。
記憶部2bは、OS、プリンタドライバ等のドライバソフト、アプリケーション等のプログラムや各種データを記憶する。この記憶部2bは、ハードディスク、光磁気ディスク等の不揮発性の記録装置により構成されている。
図1に示すように、コンピュータ2は、ネットワークI/F2a、記憶部2b、処理部2cを含んで構成されている。
ネットワークI/F2aは、同図に示す複合機1やその他の機器に、イーサネット(登録商標)等によるネットワーク(LANなど)を介して接続するためのインターフェースである。
記憶部2bは、OS、プリンタドライバ等のドライバソフト、アプリケーション等のプログラムや各種データを記憶する。この記憶部2bは、ハードディスク、光磁気ディスク等の不揮発性の記録装置により構成されている。
処理部2cは、メモリおよびCPU(中央処理装置)等により構成され、記憶部2bに記憶されたOS(図示せず)、プリンタドライバ等のドライバソフト、アプリケーション等のプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能が実現されるものとする。
なお、コンピュータ2には、周辺機器として入力装置、表示装置等(いずれも図示せず)が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とはCRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことをいう。
以上、コンピュータ2の概略構成について説明した。
なお、コンピュータ2には、周辺機器として入力装置、表示装置等(いずれも図示せず)が接続されるものとする。ここで、入力装置とはキーボード、マウス等の入力デバイスのことをいう。表示装置とはCRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等のことをいう。
以上、コンピュータ2の概略構成について説明した。
次に、このように構成された本実施形態の複合機1、ならびにコンピュータ2における動作であって、本発明に係る印刷時(Fillパターン印刷時及びWaterMark印刷時)の動作について、図3、4を参照し説明する。その他の場合の動作は、従来と同様であるので、その説明は省略する。
[Fillパターン印刷時]
ここで、コンピュータ2に実装されたアプリケーションにて印刷のための操作がなされると、プリンタドライバが起動する(ステップS01)。
起動したプリンタドライバは、複合機1に対し、すべてのFillパターン・データとその番号データを取得するための要求を行う(ステップS02)。この要求を受けた複合機1は、記憶部1dに保存しているすべてのFillパターン・データ及びその番号データを記憶部1dから読み出し(ステップS03)、読み出したFillパターン・データとその番号データをコンピュータ2に送信する。
ここで、コンピュータ2に実装されたアプリケーションにて印刷のための操作がなされると、プリンタドライバが起動する(ステップS01)。
起動したプリンタドライバは、複合機1に対し、すべてのFillパターン・データとその番号データを取得するための要求を行う(ステップS02)。この要求を受けた複合機1は、記憶部1dに保存しているすべてのFillパターン・データ及びその番号データを記憶部1dから読み出し(ステップS03)、読み出したFillパターン・データとその番号データをコンピュータ2に送信する。
プリンタドライバは、Fillパターン・データとその番号データを受けると、Fillパターンのサムネイル画像をその番号とともに、図示しない表示装置に表示させる(ステップS05)。このようにして、利用者は、複合機1に登録された利用可能なすべてのFillパターンを閲覧することができる。もちろん、複合機1にネットワーク接続されている全てのコンピュータが複合機1に登録されたFillパターン・データを閲覧できる。
また、このプリンタドライバは、表示させたFillパターンの選択や、その印刷の仕方([並べて表示]、[拡大]、[中央に表示]、[回転して並べて表示]や印刷濃度等)の選択や、印刷の指示等を可能とするGUI(Graphical User Interface)を提供し、コンピュータ2に備わる入力装置を介してこれらの選択等を受け付ける。
利用者が、入力装置を用いて背景印刷に使用するFillパターンやその印刷の仕方を選択し、印刷の指示をすると(ステップS06)、プリンタドライバは、印字するための印字データに加え、選択されたFillパターンの番号データと、印刷の仕方([並べて表示]など)を複合機1に指示する印刷制御データとを含めた印刷データを、複合機1に送信する(ステップS07)。
複合機1は、コンピュータ2から印刷データを受けると、これに含まれる番号データと関連する(対応する)Fillパターン・データを記憶部1dから読み出し(ステップS08)、印刷制御データに従ってFillパターンを印刷対象の背景全体に印刷するとともに、印字データで示される文字列を印字する(ステップS09)。
プリンタドライバと複合機1は、このように動作するので、テキストエディタやその他の簡易的なアプリケーションで、背景をFillできないアプリケーションであっても(もちろん、高機能のワープロソフト等であっても同様)、印刷対象の背景にFillパターンを付けて印刷できる。また、Fillパターンは、前述のようにして複合機1に登録できるので、利用者自身が作成したオリジナルのFillパターンで印刷をすることも可能となる。
[WaterMark印刷時]
まず、コンピュータ2に実装されたアプリケーションにて印刷のための操作がなされると、プリンタドライバが起動する(ステップS11)。
起動したプリンタドライバは、複合機1に対し、すべてのWaterMarkデータとその番号データを取得するための要求を行う(ステップS12)。この要求を受けた複合機1は、記憶部1dに保存しているすべてのWaterMarkデータ及びその番号データを記憶部1dから読み出し(ステップS13)、読み出したWaterMarkデータとその番号データをコンピュータ2に送信する(ステップS14)。
まず、コンピュータ2に実装されたアプリケーションにて印刷のための操作がなされると、プリンタドライバが起動する(ステップS11)。
起動したプリンタドライバは、複合機1に対し、すべてのWaterMarkデータとその番号データを取得するための要求を行う(ステップS12)。この要求を受けた複合機1は、記憶部1dに保存しているすべてのWaterMarkデータ及びその番号データを記憶部1dから読み出し(ステップS13)、読み出したWaterMarkデータとその番号データをコンピュータ2に送信する(ステップS14)。
プリンタドライバは、WaterMarkデータとその番号データを受けると、WaterMarkのサムネイル画像をその番号とともに、図示しない表示装置に表示させる(ステップS15)。このようにして、利用者は、複合機1に登録された利用可能なすべてのWaterMarkを閲覧することができる。もちろん、複合機1にネットワーク接続されている全てのコンピュータが複合機1に登録されたWaterMarkデータを閲覧できる。
また、このプリンタドライバは、表示させたWaterMarkの選択や、その印刷の仕方(印刷位置や印刷濃度、拡大/縮小、回転等)の選択/指定や、印刷の指示等を可能とするGUIを提供し、コンピュータ2に備わる入力装置を介してこれらの選択等を受け付ける。例えば、サムネイル表示された所望のWaterMark(例えば、“サンプル”)を、別に表示された用紙を示す画面上にドラッグアンドドロップすることで印刷位置の指定ならびにWaterMarkの選択をする。
利用者が、入力装置を用いて使用するWaterMarkやその印刷の仕方を選択/指定し、印刷の指示をすると(ステップS16)、プリンタドライバは、印字するための印字データに加え、選択されたWaterMarkの番号データと、印刷の仕方(印刷位置(座標)、印刷濃度など)を複合機1に指示する印刷制御データとを含めた印刷データを、複合機1に送信する(ステップS17)。
複合機1は、コンピュータ2から印刷データを受けると、これに含まれる番号データと関連する(対応する)WaterMarkデータを記憶部1dから読み出し(ステップS18)、印刷制御データに従ってWaterMarkを印刷対象の指定された印刷位置に印刷するとともに、印字データで示される文字列を印字する(ステップS19)。
プリンタドライバと複合機1は、このように動作するので、テキストエディタやその他の簡易的なアプリケーションで、WaterMark機能を持たないアプリケーションであっても(もちろん、高機能のワープロソフト等であっても同様)、印刷対象の所定位置にWaterMarkを付加して印刷することができる。また、WaterMarkは、前述のようにして複合機1に登録できるので、システムフォントやデバイスフォントに限定されず、利用者自身が作成したオリジナルの(例えば、手書きによる)WaterMarkを用いて印刷をすることも可能となる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成及び動作はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の構成等も本発明に含まれる。
例えば、上記説明においては、コンピュータ2に実装されたプリンタドライバを介して、FillパターンやWaterMarkの選択・各種設定等を行っているが、印刷装置あるいは印刷機能を有する複合機側で、FillパターンやWaterMarkの選択及び関連する各種設定等を行える構成とし、FillパターンやWaterMarkを付加する印刷ジョブ(印刷データ)に対し、対応する番号データと前述の印刷制御データを付加するようにしてもよい。
例えば、上記説明においては、コンピュータ2に実装されたプリンタドライバを介して、FillパターンやWaterMarkの選択・各種設定等を行っているが、印刷装置あるいは印刷機能を有する複合機側で、FillパターンやWaterMarkの選択及び関連する各種設定等を行える構成とし、FillパターンやWaterMarkを付加する印刷ジョブ(印刷データ)に対し、対応する番号データと前述の印刷制御データを付加するようにしてもよい。
1…複合機(印刷機能を有する印刷装置)
1a…スキャナ部(画像読取手段)
1b…FAX通信部
1c…印刷部(印刷手段)
1d…記憶部(記憶手段)
1e…操作部
1f…ネットワークI/F(通信手段)
1g…表示部
1h…制御部(制御手段)
2…コンピュータ
2a…ネットワークI/F
2b…記憶部
2c…処理部
1a…スキャナ部(画像読取手段)
1b…FAX通信部
1c…印刷部(印刷手段)
1d…記憶部(記憶手段)
1e…操作部
1f…ネットワークI/F(通信手段)
1g…表示部
1h…制御部(制御手段)
2…コンピュータ
2a…ネットワークI/F
2b…記憶部
2c…処理部
Claims (6)
- コンピュータに接続される印刷装置において、
用紙に印刷する印刷手段と、
所定の識別子と関連しているパターン・データを記憶する記憶手段と、
前記コンピュータから送信される印刷データを受信する通信手段と、
前記識別子の1つを受け該識別子と関連するパターン・データを前記記憶手段から読み出し、前記印刷手段に対し、前記通信手段が受信した印刷データに基づく通常の印刷に加え背景に、読み出したパターン・データを用いて印刷させる制御手段と、を具備する
ことを特徴とする印刷装置。 - 印刷された画像を読み取る画像読取手段と、
前記画像読取出段が読み取った画像に含まれる文字を認識し文字コードを生成する文字認識手段と、をさらに備え、
前記制御手段は、前記文字認識手段が認識した文字の文字コードを前記識別子として、前記スキャナが読み取った画像であって認識された文字に関連する部分画像の画像データを前記パターン・データとして、前記記憶手段に記憶させる
ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記印刷データに、前記パターン・データを用いて背景を印刷する際の印刷の仕方を指定する印刷制御データが含められた場合、前記制御手段は、前記印刷手段に対し、前記印刷制御データに従った背景の印刷をさせる
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の印刷装置。 - 前記制御手段は、本印刷装置を動作させるためのドライバソフトから、前記記憶手段が記憶しているすべてのパターン・データとその識別子が要求された場合、前記記憶手段からすべてのパターン・データとその識別子を読み出し、前記通信手段に対し、前記ドライバソフトが実装されたコンピュータへこれらを送信させる
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の印刷装置。 - 請求項4に記載の印刷装置に接続するコンピュータに実装され前記印刷装置を動作させるためのドライバソフトであって、
前記印刷装置から、すべてのパターン・データとその識別子とを取得する手順と、
取得した識別子毎に、関連するパターン・データによるサムネイル画像を表示させる手順と、
前記サムネイル画像の1つが選択され印刷の指示がなされた場合、対応する識別子を印刷データに含めて前記印刷装置に送信する手順と、を含む
ことを特徴とするドライバソフト。 - 前記パターン・データを用いて背景を印刷する際の印刷の仕方を、利用者に選択または指定させるための表示をさせる手順と、
利用者が印刷の仕方をさらに選択または指定し印刷の指示がなされた場合、該印刷の仕方を指定する印刷制御データを前記印刷データに含める
ことを特徴とする請求項5に記載のドライバソフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP (1) | JP2005067077A (ja) |
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