JP2005065671A - 醗酵飼料 - Google Patents
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Abstract
【課題】 家畜の生体を活性化し、糞尿の悪臭を無臭化し、畜舎環境を改善するため、配合飼料に給餌する醗酵飼料を提供する。
【解決手段】 米糠に活性炭を混合し、該混合物に通性嫌気性土壌菌と自然水を添加、混合して、醗酵させ、加熱乾燥してなる醗酵飼料によって解決される。
【解決手段】 米糠に活性炭を混合し、該混合物に通性嫌気性土壌菌と自然水を添加、混合して、醗酵させ、加熱乾燥してなる醗酵飼料によって解決される。
Description
本願発明は、家畜の生体を活性化し、排出される糞尿の悪臭を発生させない醗酵飼料に関するものである。
従来より、家畜の糞尿の悪臭を無臭化する飼料添加剤は知られており、また、米糠、炭素源等を水に混合させた糞尿消臭剤等も知られている(特開平5−336895号公報、特開平5−192087号公報)。
しかしながら、上記の糞尿脱臭剤は何れも米糠類、炭素源,水を含む液体培地に枯草菌を接種し、培養させ、濾過して製造した醗酵液に人参或いは杉、松、檜の少なくとも一種を原料として作られる樹木含有成分液を含有させてなるもので、枯草菌を培養したり、或いは納豆菌を接種し通気攪拌し培養させるので、枯草菌、納豆菌等を必要とし、この点でコストが高くつき、余分な工程を設けなければならない。
しかしながら、上記の糞尿脱臭剤は何れも米糠類、炭素源,水を含む液体培地に枯草菌を接種し、培養させ、濾過して製造した醗酵液に人参或いは杉、松、檜の少なくとも一種を原料として作られる樹木含有成分液を含有させてなるもので、枯草菌を培養したり、或いは納豆菌を接種し通気攪拌し培養させるので、枯草菌、納豆菌等を必要とし、この点でコストが高くつき、余分な工程を設けなければならない。
また、特開平8−168344号公報には、好気菌、嫌気菌等の土壌菌含有水に鉄塩を添加し、得られた水溶液を脱脂米糠、活性炭素等の吸着材と混合し、この混合物を風乾及び固定化した無臭化用飼料添加剤が開示されている。
しかしながら、上記の無臭化用飼料添加剤は、土壌菌の含有水から嫌気性菌を抽出するために鉄塩を必要とするので工程数が増え、またコストが高くつく等の問題があった。
本願発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、米糠に活性炭を配合し、該配合物に土壌菌を含む自然水を添加した醗酵飼料により、家畜の生体を活性化し、糞尿の悪臭を無臭化する安価な醗酵飼料を提供することである
特開平5−336895号公報 特開平5−192087号公報 特開平8−168344号公報
しかしながら、上記の無臭化用飼料添加剤は、土壌菌の含有水から嫌気性菌を抽出するために鉄塩を必要とするので工程数が増え、またコストが高くつく等の問題があった。
本願発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、米糠に活性炭を配合し、該配合物に土壌菌を含む自然水を添加した醗酵飼料により、家畜の生体を活性化し、糞尿の悪臭を無臭化する安価な醗酵飼料を提供することである
畜舎に飼育された家畜の糞尿から発生するアンモニアガスや硫化水素等の悪臭は畜舎周囲の住民から苦情が寄せられ、環境保全の立場から解決策が望まれている。
また、牛、豚、鶏などの畜産農家が生産収穫量を上げるためにも、アンモニアガスや硫化水素などの悪臭による家畜の呼吸器系障害やその障害を起因とする様々な疾病を改善するといニーズがある。
そこで、本願発明者は、家畜の生体を活性化し、糞尿の悪臭を無臭化し、畜舎環境を改善するため、配合飼料に給餌する醗酵飼料を提供することを目的とする。
また、牛、豚、鶏などの畜産農家が生産収穫量を上げるためにも、アンモニアガスや硫化水素などの悪臭による家畜の呼吸器系障害やその障害を起因とする様々な疾病を改善するといニーズがある。
そこで、本願発明者は、家畜の生体を活性化し、糞尿の悪臭を無臭化し、畜舎環境を改善するため、配合飼料に給餌する醗酵飼料を提供することを目的とする。
本願発明は、米糠に活性炭を混合し、該混合物に通性嫌気性土壌菌と自然水を添加、混合して、醗酵させ、加熱乾燥してなることを特徴とする醗酵飼料である。
また、米糠と活性炭の配合比は約99:1の割合であることを特徴とする醗酵飼料である。
また、米糠と活性炭の配合比は約99:1の割合であることを特徴とする醗酵飼料である。
本願発明の醗酵飼料は、醗酵工程において生成される物質の作用により生体が活性化されるのである。その結果、家畜の下痢や便秘症状が改善され、消化吸収率が上昇すると共に、咳き込みや肺炎等の疾病率が減少された。また、生体が健康体に活性化されるので、家畜から排出される糞尿の悪臭が無臭化され、畜舎内に堆積する糞の悪臭が改善され、畜舎の環境が改善された。
そして、これらの有効な醗酵飼料は牛、豚、鶏等の畜産農家に低コストで提供されるので、経済的に負担の軽減に役立つものである。
そして、これらの有効な醗酵飼料は牛、豚、鶏等の畜産農家に低コストで提供されるので、経済的に負担の軽減に役立つものである。
家畜の糞尿の悪臭を無臭化するという目的を、米糠に活性炭を配合し、該配合物に通性嫌気性土壌菌と自然水の配合により実現した。
以下、本願発明の実施例を具体的に説明する。
以下、本願発明の実施例を具体的に説明する。
本願発明の醗酵飼料の調製は以下の方法により製造される。
先ず、米糠と活性炭を重量比で約99:1の割合で混合し、該混合物を通性嫌気性土壌菌を投入してなる自然水に20重量%配合し醗酵培地を調整した。
なお、上記の米糠は通常市販されている米糠であり、活性炭は炭素80〜90%、酸化ケイ素1%以上の成分である。
また、自然水は、鹿児島県姶良郡牧園町の霧島伏流水を用い、土壌は富山県婦負郡八尾町の表土1m下から採取した。
先ず、米糠と活性炭を重量比で約99:1の割合で混合し、該混合物を通性嫌気性土壌菌を投入してなる自然水に20重量%配合し醗酵培地を調整した。
なお、上記の米糠は通常市販されている米糠であり、活性炭は炭素80〜90%、酸化ケイ素1%以上の成分である。
また、自然水は、鹿児島県姶良郡牧園町の霧島伏流水を用い、土壌は富山県婦負郡八尾町の表土1m下から採取した。
次いで、上記液体培地を常温で靜置し、約3週間醗酵させた後、粉砕機により粗引き粉砕を行った。
粗引き粉砕された混合物はさらに約90℃の高温で10%以下に乾燥し、粉砕機により微細粉砕され醗酵飼料を得た。
この醗酵飼料は黄褐色の微粉末であり、一般生菌、大腸菌、黴、酵母菌等は検出されなかった。
粗引き粉砕された混合物はさらに約90℃の高温で10%以下に乾燥し、粉砕機により微細粉砕され醗酵飼料を得た。
この醗酵飼料は黄褐色の微粉末であり、一般生菌、大腸菌、黴、酵母菌等は検出されなかった。
性能評価の方法及びその結果
豚舎で飼育する100頭の子豚を対象に、配合飼料に上記醗酵飼料を0.1%添加、混合したものを1ヶ月給餌した後、子豚の生体、生育効果、臭気効果等6項目について検討した結果を表1に示す。
なお、評価は、男女25歳〜65歳の農業関係者25名の官能検査による。
豚舎で飼育する100頭の子豚を対象に、配合飼料に上記醗酵飼料を0.1%添加、混合したものを1ヶ月給餌した後、子豚の生体、生育効果、臭気効果等6項目について検討した結果を表1に示す。
なお、評価は、男女25歳〜65歳の農業関係者25名の官能検査による。
この結果によれば、家畜の生体が活性化され、下痢や便秘症が改善され、消化吸収率が上昇され、咳き込みや肺炎等の疾病率が減少された。また、生体が健康体に活性化されるので、家畜の排出する糞尿の悪臭が無臭化され、畜舎内に堆積する糞尿の悪臭が改善され、畜舎及びその付近での悪臭は殆ど感じられなく畜舎環境が改善された。
Claims (2)
- 米糠に活性炭を混合し、該混合物に通性嫌気性土壌菌と自然水を添加、混合して、醗酵させ、加熱乾燥してなることを特徴とする醗酵飼料。
- 上記米糠と活性炭の重量配合比は約99:1の割合であることを特徴とする請求項1に記載の醗酵飼料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003341819A JP2005065671A (ja) | 2003-08-26 | 2003-08-26 | 醗酵飼料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003341819A JP2005065671A (ja) | 2003-08-26 | 2003-08-26 | 醗酵飼料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005065671A true JP2005065671A (ja) | 2005-03-17 |
Family
ID=34419227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003341819A Pending JP2005065671A (ja) | 2003-08-26 | 2003-08-26 | 醗酵飼料 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005065671A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023119820A1 (ja) * | 2021-12-24 | 2023-06-29 | 万田発酵株式会社 | 飼料用の発酵組成物、家畜の飼育方法 |
-
2003
- 2003-08-26 JP JP2003341819A patent/JP2005065671A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2023119820A1 (ja) * | 2021-12-24 | 2023-06-29 | 万田発酵株式会社 | 飼料用の発酵組成物、家畜の飼育方法 |
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