JP2005065631A - 捕集器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 屋内、特に家庭内での使用に適し、小型で、可搬性、使用性にも優れる吸血性昆虫の捕集器を提供することを目的とする。
【解決手段】 蚊捕集器具10のケース11に形成された開口部12の周囲に、蚊を誘引するための赤外線を発するLED30を設けた。またケース11内には、蚊を誘引するため、炭酸ガスを発生するガス発生部材、温熱を発生するヒータパネルをさらに設けた。
また、蚊を捕集する捕集部材は、ケース11に対して着脱可能なカートリッジ式とし、開口部12を通過した蚊の数をセンサ40で検出し、その数に応じて捕集部材の交換を促すためのインジケータランプを点灯させるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、蚊等の吸血性昆虫を捕集する捕集器に関する。
人間等の血液を吸う吸血性の昆虫である蚊は、刺した箇所に炎症を生じさせるだけでなく、マラリアやウエストナイルウィルス脳炎等の伝染病を媒介する可能性があるのは周知のとおりであり、このような蚊を駆除するため、各種の駆除剤、駆除装置等が広く提供されている。
例えば、駆除剤としては、いわゆる蚊取り線香、電子蚊取り器、スプレー式の殺虫剤があり、これらはいずれも、DEET(N,N−ジエチル−m−トルアミド)等の蚊忌避剤を
用いている。
しかしながら、乳児がいる家庭や、化学薬品に対するアレルギー等を有する場合等、蚊忌避剤、つまり薬品を使用することに不安や抵抗を抱く人も多い。
蚊忌避剤に頼らず、蚊を駆除するには、人の体温に近い熱や炭酸ガス等に蚊が誘引される、という性質を利用したものがある(例えば、特許文献1、2、3参照。)。
例えば、特許文献1に記載された技術は、炭酸ガスと温熱により蚊を誘引し、電撃により蚊を殺すものである。また、特許文献2、3に記載された技術は、炭酸ガスや温熱により蚊を誘引し、粘着テープに蚊を捕集するものである。
特開平11−346628号公報 特開平10−229801号公報 特開平6−46号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたような、電撃により蚊を殺すような方式は、高電圧を用いること、また蚊を捕らえた時に電撃音が生じるため、屋内、特に家庭内での使用には不向きである。
また、特許文献2、3に記載されたような技術も、家庭内での使用を想定したものではない。特許文献2に記載された技術では、炭酸ガス発生源として、炭酸ガスボンベを用いているからである。もちろん、炭酸ガスボンベを小型化することも考えられるが、そのような構成としたとしても、装置を家庭内での可搬性に優れるサイズ、例えば現状の電子蚊取り器と同等のサイズ、あるいはいわゆる手の平サイズとするのは困難である。
一方、特許文献3に記載された技術は、炭酸ガス発生源として水に浸すと炭酸ガスを発生する発泡性錠剤を用い、また温熱源としてカイロを用いる等、開示された実施例も実験レベルに過ぎず、また実際に使用するにも、床面上に伏せた状態で設置しなければならない等、設置方法に限定があるため、実際に製品化できるような構成ではない。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、屋内、特に家庭内での使用に適し、小型で、可搬性、使用性にも優れる吸血性昆虫の捕集器を提供することを目的とする。
かかる目的のもとになされた本発明は、吸血性昆虫の捕集器であって、赤外線を発することで吸血性昆虫を誘引する誘引部と、吸血性昆虫を捕集する捕集部と、を備えることを
特徴とする。
このように赤外線を用いることで、誘引部を小型化でき、捕集器自体のサイズを小型化することが可能となり、しかも、その設置状態も制限を受けることもない。
このとき、捕集部等の構成については、吸血性昆虫を捕集できるのであれば、電撃等を用いることも可能であるが、屋内で用いる捕集器としては、粘着材を捕集部に用いるのが好ましい。
また、捕集器に、その外殻をなし、誘引部によって誘引された吸血性昆虫を内部に導く通路を有したケースをさらに備え、捕集部をケースの内部に設けることも有効である。これにより、捕集器の可搬性が高まる。ケースを備えた捕集器においては、誘引部をケースの奥(内部)等に設けてもよいが、広い範囲から吸血性昆虫を誘引するには、誘引部はケースの通路入口近傍に設けるのが好ましい。これにより、通路からケース内に吸血性昆虫を誘引し、ケース内の捕集部で捕集することができる。
ところで、捕集部は、ケースの内部に取外し可能な状態で装着することもできる。この場合、通路に、通路を通過した吸血性昆虫を計数するためのセンサを備えるとともに、センサでの計数値に基づき、捕集部の交換タイミングを示すインジケータを備えることができる。これにより、ユーザは、捕集部の交換タイミングを知ることができる。このセンサとしては、通路を通過した吸血性昆虫を計数することができるのであればいかなる構成のものを用いてもよいが、発光部から発光した赤外線を受光部で受光し、そのときの赤外線の受光量に応じ、通路を通過した吸血性昆虫を計数部で計数する構成とすることができる。このような構成のセンサでは、吸血性昆虫が通路を通過することで、発光部から発光した赤外線が受光部に到達するのを遮るため、受光部での受光量に応じて、通路を通過した吸血性昆虫を計数部で計数することができるのである。
また、この発光部から発光する赤外線によっても、吸血性昆虫を誘引することができる。したがって、この発光部を誘引部と兼用させることも可能である。
このような捕集器においては、赤外線に加え、炭酸ガス発生部で発生する炭酸ガスを、吸血性昆虫の誘引に用いることもできる。さらに、周囲の雰囲気温度を高めるヒータを、吸血性昆虫の誘引に用いることもできる。
なお、ケースを備えた捕集器において炭酸ガス発生部を備える場合、炭酸ガス発生源の交換が必要となることから、この炭酸ガス発生部についても、ケースに対し取外し可能な状態で装着し、いわゆるカートリッジ式とするのが好ましい。
また、本発明の吸血性昆虫の捕集器は、その外殻をなすケースと、ケースに設けられ、吸血性昆虫を誘引する誘引部と、ケースに設けられ、誘引部によって誘引された吸血性昆虫をケース内に導く通路と、ケース内に取外し可能な状態で設けられ、ケース内に導かれた吸血性昆虫を捕集する捕集部と、捕集部の交換タイミングを示すインジケータと、を備えることを特徴とすることができる。
このように、捕集部がケースに対し取外し可能な状態で設けられた捕集器においては、吸血性昆虫の捕集量に応じ、捕集部を適宜交換する必要があるが、インジケータにより適切な交換タイミングを示すことができる。
この場合、通路を通過した吸血性昆虫を計数するため赤外線を用いたセンサを捕集器にさらに備え、インジケータでは、センサでの計数値に基づき捕集部の交換タイミングを示すことができる。
このような捕集器においても、誘引部として赤外線を用いることができる。
本発明によれば、吸血性昆虫の誘引源として赤外線を用いることで、誘引源および捕集器を小型化でき、しかも、その設置状態も制限を受けることもない。これにより、特に家庭内での使用に適し、小型で、可搬性、使用性にも優れる吸血性昆虫の捕集器を実現する
ことができる。
しかも、赤外線に加え、炭酸ガス、温熱等を組み合わせることで、吸血性昆虫の捕集効率を格段に高めることが可能となる。
また、捕集部をケースに対して着脱可能なカートリッジ式とした場合、捕集部で捕集した吸血性昆虫を計数するセンサ等で、捕集部の交換タイミングを示すことで、捕集部を交換すべきタイミングをユーザに知らせることができる。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1〜図3は、本実施の形態における蚊捕集器具(捕集器)10の構成を説明するための図である。
図1に示すように、蚊捕集器具10は、その外殻が、例えば樹脂、金属等からなるケース11によって形成されている。このケース11は、例えば四角形状(他に、多角形状や円形状等でも良い)の面11a、11bを有している。面11a、11b間にて、面11aと面11bの外周縁に沿って、面11a、11bにほぼ直交する面11c、11d、11e、11fが形成され、これによってケース11は全体として六面体をなしている。
また、ケース11は、互いに対向する面11a、11bの外形寸法(捕集部の表面に沿った方向の外形寸法)X、Yに対し、面11a、11b間の距離、すなわちケース11の厚さ(捕集部の表面に略直交する方向の外形寸法)Tが十分に小さく設定されている。つまり、このケース11は、外表面を、蚊が好む濃色、特に黒色とすることもできる。逆に、無用に蚊がケース11に着地するのを防ぐため、黒色以外とすることもある。
面11aと面11bを繋ぐ一つの面11cには、開口部(通路)12が形成されている。この開口部12は、図1に示したような、一方向に長い長方形状(スリット状)の他、適宜形状を有した複数の穴によって構成することもできる。
図2に示すように、ケース11の内部には、空間13が形成され、この空間13には、蚊を誘引するための炭酸ガスを発生するガス発生部材(炭酸ガス発生部)14と、誘引した蚊を捕集(捕捉)するための捕集部材(捕集部)15とが収められている。
ガス発生部材14は、全体として矩形のプレート状で、蚊を誘引するための炭酸ガスを発生する。これには、例えば、アスコルビン酸塩(アスコルビン酸ナトリウム等)が大気と接触し酸化反応して炭酸ガスを発生したり、炭酸水素ナトリウムとクエン酸が水と接触することで炭酸ガスを発生する現象を利用できる。例えば、ガス発生部材14として、アスコルビン酸塩の錠剤、顆粒剤、粉末剤等を誘引剤とし、通気性を有した容器あるいは袋に内包させた構成が採用できる。この場合、アスコルビン酸塩を内包した容器あるいは袋の外周部を矩形状とすることで、ガス発生部材14を全体として薄型のプレート状とすることができる。
捕集部材15も、全体として矩形のプレート状で、その一面側の表面15aに、粘着剤が塗布されることで粘着剤面16が形成されている。
このようなガス発生部材14と捕集部材15は、ケース11内において、互いに対向する面11a、11bと略平行に位置し、開口部12の両側で所定の間隔を隔てた状態で互いに対面するよう保持されている。これにより、ガス発生部材14と捕集部材15の間には、細長い空間Sが開口部12からケース11の奥に向けて連続するよう形成されている。このため、図2、図3に示すように、ケース11の内部には、ガス発生部材14と捕集部材15を、それぞれその両側端部で保持するため、開口部12が形成された面11cに直交して延在する二本一対のガイドレール(保持部)17a、17b、18a、18bが設けられている。
ガス発生部材14、捕集部材15は、ガイドレール17a、17b、18a、18bに沿ってスライド可能となっており、これによってガス発生部材14、捕集部材15は、ケース11に対し、開口部12から挿抜することで着脱可能となっている。つまり、ガス発
生部材14、捕集部材15は、それぞれカートリッジ式となっているのである。
また、ケース11内には、ガイドレール17a、17bに保持された状態のガス発生部材14に対し、その背面側に位置するヒータパネル(ヒータ)20が備えられている。さらに、ヒータパネル20の他に、ケース11内の温度を検出するための温度センサと、この温度センサで検出した温度に基づきヒータパネル20をON/OFFする制御回路と、をケース11に備えることもできる。この場合、温度センサで検出したケース11内の温度に基づき制御回路でヒータパネル20をON/OFFすることで、ケース11の内部を、例えば35〜38℃の所定温度に加熱・維持することができる。なお、このようなヒータパネル20、温度センサ、制御回路等は、電池あるいは交流電源を電源として用いることができる。
図4に示すように、ケース11の面11cに形成された開口部12の周囲には、赤外線を発する発光部として、例えばLED(発光ダイオード:Light-Emitting Diode:誘引部)30が設けられている。LED30の設置数は、何ら限定するものではないが、開口部12を囲むように適宜間隔で複数設けるのが好ましい。そして、ケース11には、このLED30を発光させるための回路や電源が備えられている。
このLED30を発光させ、赤外線を発することで、蚊を開口部12の近傍に誘引する。このため、LED30で発する赤外線の波長は、700〜1500nmとするのが好ましい。
もちろん、所定波長の赤外線を発することができるのであれば、発光部としてLED30以外の光源を用いることも可能である。人体から発せられる赤外線(体温に近い波長)は6〜14μmであるので、光源にかかわらず、蚊の誘引のために発する赤外線波長の好ましい幅は、700nm〜20μmである。
また、図4に示すように、開口部12には、その両側に、開口部12を通過した蚊の数を検出するためのセンサ40が設けられている。より具体的には、このセンサ40は、開口部12の側壁部分に設けられてセンサ光を発する発光部41と、開口部12の発光部41と対向する側壁部分に設けられ、発光部41で発した光を受光する受光部42と、受光部42における受光量を検出するコントローラ(図示無し)とを備える。このセンサ40では、発光部41から発光したセンサ光が、開口部12を蚊が通過することによって遮られるため、これによって受光部42での受光量が変化する。これを計数部として機能するコントローラ(図示無し)で検出することによって、開口部12を通過した蚊の数を検出(計数)することができるのである。
そして、ケース11の外表面等に、捕集部材15の交換を促すためのインジケータランプ(インジケータ)等を設けておき、コントローラでの計数値が予め設定した設定値に到達した時点でインジケータランプ等を点灯させ、これによって捕集部材15の交換をユーザに示す(促す)ことができる。
なお、発光部41で発光するセンサ光は、開口部12を蚊が通過したときにセンサ光が受光部42に到達するのが遮られるものであれば、その波長を何ら限定するものではなく、赤外光やレーザ光等、いかなるものを用いてもよい。
発光部41で発光するセンサ光として赤外光を用いる場合、このようなセンサ40の発光部41を開口部12に設けることで、発光部41によっても開口部12に蚊を誘引することができる。
さて、このような蚊捕集器具10は、ケース11を、床面や、テーブル等の台上に、横に寝かせて設置することもできるが、図2に示したように、ケース11に例えば支持脚50を取り付け、この支持脚50により、ケース11の開口部12が下向きとなるように設置することもできる。
このような蚊捕集器具10では、使用時には、LED30を点灯させ、ガス発生部材14からは炭酸ガスを発生するとともに、ヒータパネル20によって温熱を発生させる。ガス発生部材14から発生した炭酸ガスは、開口部12からケース11外に流出する。すると、開口部12の近傍に設けられたLED30から発する赤外光と、開口部12から流出した炭酸ガスとによって、蚊が誘引され、ケース11に近づいてくる。さらにこの蚊は、より炭酸ガス濃度が高く、しかもヒータパネル20の発する温熱によって温かくなっているケース11内に開口部12から入り込む。そして、開口部12の奥に位置するガス発生部材14、捕集部材15間の空間Sに入り込んだ蚊が、一方の側の捕集部材15の粘着剤面16に留まったり接触したりすることで、蚊が捕集されるようになっている。
このとき、プレート状のガス発生部材14、捕集部材15間に形成された空間Sは、細長く(狭い)、しかも外光が届きにくいためケース11外に比較して薄暗く、習性的に蚊が好むと言われている条件が整っている。さらに、ヒータパネル20により、ケース11内の温度を、例えば35〜38℃といった温度にしておくことで、さらに条件は整うことになる。
加えて、ガス発生部材14で発生した炭酸ガスは、ケース11に覆われていることで開口部12からしかケース11外に放散せず、したがって開口部12の近傍を局所的に炭酸ガス濃度が高い領域とすることができ、これによって蚊が炭酸ガスを感知しやすく、ケース11内に誘引することができる。
さらに、蚊捕集器具10を、支持脚50等により、開口部12が下向きとなるように設置すると、ガス発生部材14から発生し、大気よりも比重が重い炭酸ガスは、自然と開口部12からケース11外に流出していき、自然に炭酸ガスを放散させることができる。また、開口部12が下向きとなるように設置した状態では、ケース11内の捕集部材15は、ほぼ鉛直面を形成することになる。蚊は、壁等の鉛直面に留まりやすいという習性もあると言われており、この点においても蚊の捕集条件を好ましいものにすることができる。
加えて、ケース11によって、捕集部材15で捕集した蚊が外部に露出しないため、室内等に蚊捕集器具10を設置しても、視覚的に嫌悪感を抱かせることもない。
このような蚊捕集器具10は、ケース11を備えることで、薄型で、小型・軽量とすることができ、室内や車内での利用に好適であり、また、使用場所や設置形態の限定も少なく、汎用性が高いものとすることができる。
ここで、LED30の有無によるアカイエカの捕集性能の違いを比較したのでその結果を示す。
(実施例1)
図1に示したのと同様、ケース11内に、ガス発生部材14、捕集部材15、ヒータパネル20をセットし、開口部12の周囲にLED30を設けた構成の蚊捕集器具10を、容積4L(リットル)のアクリルケース内に入れた。
(比較例1)
ケース11内に、ガス発生部材14、捕集部材15、ヒータパネル20をセットし、開口部12の周囲にLED30を設けていない蚊捕集器具を、容積4L(リットル)のアクリルケース内に入れた。
そして、実施例1、比較例1とも、アクリルケースに、直径3cm、長さ10cmの管体の一端を接続し、この管体の他端に、アカイエカのメスが30匹入った吸虫管を接続した。
吸虫管の接続後、所定時間(60分)経過後に、捕集部材15に捕集されたアカイエカの数をカウントした。
その結果、実施例1のアクリルケース内には、93%(28匹)のアカイエカがケース
11内の空間Sに進入し、捕集部材15により捕集された。これに対し、比較例1のアクリルケース内には、60%(18匹)しかアカイエカが捕集されておらず、これにより、LED30を備えることで、蚊の捕集性能が飛躍的に高まっているのが明らかである。
なお、上記実施の形態で蚊捕集器具10の具体的構成を例示したが、本発明の主旨を逸脱しない範囲内であれば、適宜他の構成に変更することが可能である。
例えば、上記実施の形態では、開口部12をスリット状としたが、適宜形状の複数の孔とすることもできる。さらに、上記実施の形態では、開口部12が、炭酸ガスの放出口と、ガス発生部材14、捕集部材15の交換口とを兼ねる構成としたが、これらを別々に形成することも可能である。特にそのような場合は、開口部12の大きさを、放出する炭酸ガス量に応じて決めることもできる。
この他、ガス発生部材14、捕集部材15を着脱可能な構成としたが、ガス発生部材14、捕集部材15の固定構造等は、ガス発生部材14、捕集部材15の着脱が容易で、かつ確実に固定できる適宜構造を採用すればよい。
また、蚊の誘引源として、LED30の他、炭酸ガスを発生するガス発生部材14、ヒータパネル20を組み合わせて備える構成としたが、このガス発生部材14やヒータパネル20は、必ずしも必須の構成ではなく、LED30のみでも蚊の捕集効果は存在する。しかし、蚊の捕集効果を高めるには、ガス発生部材14やヒータパネル20や、さらに他の誘引部等と組み合わせて備えるのが好ましい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
本実施の形態における蚊捕集器具の外観を示す斜視図である。 蚊捕集器具の側断面図である。 蚊捕集器具における捕集部材の支持構造の一例を示す斜視図である。 ケースに設けたLEDおよびセンサを示す断面図である。
符号の説明
10…蚊捕集器具(捕集器)、11…ケース、12…開口部(通路)、14…ガス発生部材(炭酸ガス発生部)、15…捕集部材(捕集部)、16…粘着剤面、20…ヒータパネル(ヒータ)、30…LED(誘引部)、40…センサ、41…発光部、42…受光部

Claims (8)

  1. 吸血性昆虫の捕集器であって、
    赤外線を発することで前記吸血性昆虫を誘引する誘引部と、
    前記吸血性昆虫を捕集する捕集部と、
    を備えることを特徴とする捕集器。
  2. 前記捕集器の外殻をなし、前記誘引部によって誘引された前記吸血性昆虫を内部に導く通路を有したケースをさらに備え、
    前記捕集部は前記ケースの内部に設けられ、
    前記誘引部は前記ケースの前記通路入口近傍に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の捕集器。
  3. 前記捕集部は、前記ケースの内部に取外し可能な状態で装着され、
    前記通路を通過した前記吸血性昆虫を計数するためのセンサを備えるとともに、
    前記センサでの計数値に基づき、前記捕集部の交換タイミングを示すインジケータを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の捕集器。
  4. 前記センサは、赤外線を発光する発光部と、
    前記発光部で発光された赤外線を受光する受光部と、
    前記受光部における赤外線の受光量に応じ、前記通路を通過した前記吸血性昆虫を計数する計数部と、を備えることを特徴とする請求項3に記載の捕集器。
  5. 炭酸ガスを発生する炭酸ガス発生部をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の捕集器。
  6. 周囲の雰囲気温度を高めるヒータをさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の捕集器。
  7. 吸血性昆虫の捕集器であって、
    前記捕集器の外殻をなすケースと、
    前記ケースに設けられ、前記吸血性昆虫を誘引する誘引部と、
    前記ケースに設けられ、前記誘引部によって誘引された前記吸血性昆虫を前記ケース内に導く通路と、
    前記ケース内に取外し可能な状態で設けられ、当該ケース内に導かれた前記吸血性昆虫を捕集する捕集部と、
    前記捕集部の交換タイミングを示すインジケータと、
    を備えることを特徴とする捕集器。
  8. 前記通路を通過した前記吸血性昆虫を計数するため赤外線を用いたセンサをさらに備え、
    前記インジケータは、前記センサでの計数値に基づき前記捕集部の交換タイミングを示すことを特徴とする請求項7に記載の捕集器。
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