JP2005065573A - 細菌分析装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明では煩雑で長時間を要する培養という作業を伴わずに、検体中の細菌が発酵菌であるのか非発酵菌であるのかを迅速に判別する。
【解決手段】 本発明では、検体中の発酵菌と非発酵菌との間に光学的情報が差異を生じるように検体に処理を施し、測定用試料を調製する。例えば、検体を酸性条件下で処理して蛍光染色を施し、測定用試料を調製する。そして、測定用試料中の各粒子から光学的情報を検出し、検出された光学的情報に基づいて試料中の細菌の種類が発酵菌であるか非発酵菌であるかを判別する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、検体中の細菌を検出する装置および方法に関し、検体中の細菌が発酵菌であるか非発酵菌を判別する装置および方法に関する。
細菌の検査は、臨床検査、食品検査、環境水質検査などの様々な分野で行われている。細菌は必要に応じて、グラム染色性(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、形態的な特徴(例えば球菌、桿菌、らせん菌など)、生化学的性状(例えば発酵菌、非発酵菌など)などにより分類される。
一般的に細菌を分類する際には、まずグラム染色性や形態的な特徴により細菌を大まかに分類する。グラム染色は細菌の最も基本的な分類基準である。グラム染色により、細菌はグラム陽性菌とグラム陰性菌の2つに分類される。また、形態的な特徴により、細菌は球菌、桿菌、らせん菌などに分類される。
生化学的性状により細菌を分類する際には、細菌の生化学的な性質を目で見える変化として捕らえるように工夫された試験方法が用いられている。このような生化学的性状の試験の1つに、細菌が糖を分解する性質を調べる方法がある。細菌は、糖を分解して酸性の最終生成物を生産する発酵菌と、糖を分解することができない非発酵菌に分類される。
臨床上、問題視されている細菌にブドウ糖非発酵性のグラム陰性桿菌がある。これは、ブドウ糖非発酵性のグラム陰性桿菌の中に多くの薬剤耐性を有しているものが多いためである。ゆえにブドウ糖非発酵性のグラム陰性桿菌は、主な日和見感染の原因菌となっている。(日和見感染とは、通常の抵抗力を持つ者にはあまり問題とならない微生物が、疾患や薬剤投与などにより抵抗力が低下しているときに感染してしまうことで、HIVの感染によって発症する様々な病気もこうした日和見感染によるものである。)
細菌を発酵菌と非発酵菌に分類する方法としては、以下のようなものがある。
メチルレッド反応試験(MR反応試験)
細菌が培地中に存在する糖を分解する場合、酸性の生成物が生産される。そして生産された酸性の生成物は培地のpHを低下させる。メチルレッド反応試験(MR反応試験)では、pH指示薬としてメチルレッド試薬(MR試薬)を用い、培地のpHの低下(培地の酸性化)を添加されたpH指示薬の色の変化によって検出することにより、培地中に存在する糖が分解されたのか否かを判断する。そして、培地の色の変化により発酵菌であるか非発酵菌であるかを判断することができる
さらに、メチルレッド反応試験(MR反応試験)を応用したものとして、複数種の糖を基質として用いた簡易キットによる方法もある。これは、一種類の糖をコーティングしたウェルを複数有するマイクロプレートを用いる方法で、各ウェルには異なる種類の糖がコーティングされている。まず細菌を寒天培地で培養し、細菌のコロニーを形成させる。そして、コロニーから目的とする細菌を釣菌し、所定の溶液に懸濁する。このように調製された菌液を検体として用いる。そして、調製した菌液をウェルに添加し、その後の培養によりウェル中の糖が分解されたか否かをpH指示薬の色の変化によって検出する。これより、ウェルの色の変化から、発酵菌であるか非発酵菌であるかを判断できる。また、この方法では発酵菌であるか非発酵菌であるかを判断するだけでなく、発酵菌について、どのような種類の糖を分解することができるのかといった発酵能も調べることができる
しかし、上記で示したような方法では細菌が糖を分解するか否かを調べるための培養を必要とするため、結果を判定することができるまでには、MR反応試験ではおよそ2から3日間、簡易キットではおよそ4時間から24時間を必要とする。このように従来の細菌を発酵菌と非発酵菌に分類する方法では、煩雑で長時間を要する培養という作業が伴う。
細菌の培養を伴わず自動的に細菌を分析する技術としては、細菌を含む試料にカチオン性界面活性化剤を作用させて細菌の色素透過性を亢進させ、細菌の染色性を高め、細菌が発する蛍光をフローサイトメータで検出することにより、試料中の細菌を検出して計数する方法(例えば特許文献1参照)が知られている。
特開2001-258590号公報
上記のような技術を用いると、自動的に比較的短時間で検体中の細菌を検出し、計数できるが、このような方法において、さらに検体中の細菌が発酵菌であるか非発酵菌であるかを判別する方法は提案されていない。本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、検体中の細菌が発酵菌であるのか非発酵菌であるのかを迅速に判別する装置および方法を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み本発明は、検体から測定用試料を調製する測定用試料調製手段と、測定用試料中の各粒子から光学的情報を検出する検出手段と、検出された光学的情報に基づいて試料中の細菌の種類が発酵菌であるか非発酵菌であるかを判別する判別手段を有する細菌分析装置を提供する。
また、本発明は、検体から測定用試料を調製する測定用試料調製手段と、測定用試料中の各粒子から光学的情報を検出する検出手段と、検出された光学的情報に基づいて試料中の非発酵菌を検出する分析手段を有する細菌分析装置を提供する。
また、本発明は、検体から測定用試料を調製し、調製した測定用試料に含まれる各粒子から光学的情報を検出し、検出された光学的情報に基づいて試料中の細菌の種類が発酵菌であるか非発酵菌であるかを判別する細菌分析方法を提供する。
また、本発明は、検体から測定用試料を調製し、調製した測定用試料に含まれる各粒子から光学的情報を検出し、検出された光学的情報に基づいて試料中の非発酵菌を検出する細菌分析方法を提供する。
この発明では、迅速に検体中の細菌が発酵菌であるのか非発酵菌であるのかを判別することができる。前記に従来技術として示した簡易キットを用いる方法では、細菌が糖を分解するか否かを調べるための培養を必要とするため、菌液をウェルに添加してから結果が得られるまでに4時間から24時間を要する。しかし、本発明では細菌が糖を分解するか否かを調べるための培養が不要であるため、調製した菌液を検体として測定を行い、すぐに発酵菌と非発酵菌の区別ができる。
さらに、本発明では前記のような菌液を調製しなくても、患者から採取した尿や血液を検体としてそのまま測定に用いることが可能である。これより、迅速に検体中の細菌が発酵菌であるのか非発酵菌であるのかを判別することができる。
以下、本発明の1つの実施形態における細菌分析装置について添付図面を参照して説明する。
(細菌分析装置の概略構成)
図1は細菌分析装置1の外観を実線で、装置内部の概略構成を破線で示したものである。装置1の最前面には、各種設定入力を行ったり、また測定結果を表示出力するための液晶タッチパネル2、検体セット部カバー3、試薬セット部カバー4およびスタートスイッチ5が配置されている。また、破線で示す装置1の内部の上部には、装置の動作や分析処理をつかさどる制御部6が配置されている。下部の手前側には、試料液を調製するための測定用試料調製部7が配置されている。下部の奥側には試料液から信号を検出するための測定部8が配置されている。
(測定用試料調製部の構成)
図2は測定用試料調製部7を示す説明図である。測定用試料調製部7は検体セット部9、試薬セット部10、染色部11、分注装置12および送液装置13を含む。前記図1の検体セット部カバー3を開けることにより、検体セット部9には検体の入った検体容器をセットするようになっている。また、図1の試薬セット部カバー4を開けることにより、試薬セット部10に染色液の入った微量試験管14や希釈液の入った微量試験管15をそれぞれセットするようになっている。染色部11に微量試験管16がセットされており、そこで検体に染色液と希釈液が混合されて、測定用試料が調製される。なお図には示していないが、染色部11には微量試験管16の中の溶液を一定の温度に保つための温度調節機構と微量試験管16の中の溶液を攪拌させるための攪拌機構が備えられている。分注装置12はその先端から所定量の液体を吸引・吐出するようになっており、また図示していない駆動装置によって上下左右に移動可能となっている。送液装置13は測定用試料を吸引するための吸引管17と、吸引管17から吸引した測定用試料を図3で示している測定部8へと送液する送液管18と、測定用試料を吸引して測定部8へ送液するためのポンプ19からなる。吸引管17は染色部11にセットされた微量試験管16に挿入され、そして所定の量の測定用試料が吸引される。吸引された測定用試料は送液管18を通って測定部8へ送液される。
(測定部の構成)
図3は測定部8を示す説明図である。測定部8にはシースフローセル20、レーザー光源21、コンデンサレンズ22、2つの集光レンズ23、24、2つのピンホール25、26、フィルタ27、フォトダイオード28およびフォトマルチプライヤーチューブ29が設けられている。シースフローセル20は、前記図2の測定用試料調製部7で調製された測定用試料を流すためのものである。また、図4に示すようにシースフローセル20は、測定用試料液を細孔部33に向かって上方へ噴射する試料ノズル30と、シース液供給口31と廃液口32を備える。集光レンズ23、24はレーザー光を受けた試料中の粒子一個一個から得られる前方散乱光や側方蛍光といった光学的情報を集光する。フォトダイオード28は前方散乱光を受光、光電変換し、光信号として出力する。また、フォトマルチプライヤーチューブ29は側方蛍光を受光、光電変換し、光信号として出力する。出力された各信号は制御部へ送られる。
(制御部の構成)
図5は制御部6の構成、および制御部6と装置各部との関係を示すブロック図である。制御部6は中央演算装置(CPU)やROM・RAM等の記憶装置を有するマイクロコンピューター、測定部8から送られてきた信号を処理する回路などを有する。制御部6は記憶部34、分析部35および動作制御部36としての機能を果たす。記憶部34は、試料中の粒子から得た信号の分析を行う分析プログラムや、装置各部の動作を制御する制御プログラムを記憶している。また、測定部8で検出された信号のデータや、分析プログラムによる処理結果を記憶する。分析部35は、分析プログラムに基づき測定部8で検出された信号を分析して、測定用試料液中に含まれる細菌に関するデータを生成する。分析部35で生成されたデータは液晶タッチパネル2に出力される。動作制御部36は、記憶部34に記憶されている制御プログラムに基づき装置各部の動作を制御する。
以下装置の動作について詳しく説明する。まず、操作者が検体や測定用試薬を測定用試料調製部7の所定の位置にセットする。検体は、前記図1の検体セット部カバー3を開けることにより、前記図2の測定用試料調製部7の検体セット部9にセットできるようになっている。また、染色液や希釈液といった試薬は、試薬セット部カバー4を開けることにより、測定用試料調製部7の試薬セット部10に染色液の入った微量試験管14や希釈液の入った微量試験管15をそれぞれセットできるようになっている。
検体は細菌を含有する液体を用いる。例えば、細菌のコロニーを釣菌して液体に懸濁することにより得られる菌液や、細菌を含む尿や血液などが挙げられる。
染色液は、以下の構造式で表されるポリメチン系の蛍光色素を含むものである。この色素は細菌の核酸と特異的に結合する性質を有するため、この色素を含む染色液により、夾雑物を染色することなく細菌のみを特異的に染色することが可能である。
Figure 2005065573
希釈液は以下のような組成の希釈液を用いる。
試薬組成(希釈液)
クエン酸 100mM
硫酸ナトリウム 90mM
アミド硫酸 100mM
NaOH pH1.5になる量
このようにして、検体および試薬をセットし、スタートスイッチ5を押すと、全体制御がスタートする。図6は制御プログラムによる全体制御の流れを示すフローチャートである。スタートスイッチを押すと、ステップS1(測定用試料調製)、ステップS2(測定)、ステップS3(分析)およびステップS4(出力)が順次実行される。測定用試料調製部7、測定部8、分析部35は制御プログラムにより制御され、一連の動作が自動的に行われる。上記ステップS1、S2、S3およびS4について以下に説明する。
ステップS1(測定用試料調製)
測定用試料調製における測定用試料調製部7の動作を、図2を用いて説明する。まず分注装置12が、検体セット部9にセットされている検体容器から検体を吸引し、染色部11にセットされている微量試験管16に50μLを分注する。次に分注装置12が試薬セット部10にセットされている微量試験管15から希釈液を吸引し、染色部11にセットされている微量試験管16に340μlを分注する。さらに分注装置12が試薬セット部10にセットされている微量試験管14から染色液を吸引し、染色部11にセットされている微量試験管16に10μLを分注する。この後染色部11が微量試験管16を温度42℃に保ちながら30秒間撹拌する。これより、微量試験管16において測定用試料が調製される。
上記に説明した測定用試料の調製においては、酸性の希釈液を用いることにより検体を酸性条件下で処理し、検体中の細菌に染色を施す。発酵菌は、従来の技術において説明した通り、糖を分解する際に酸性の生成物を産出する。そのため通常生存困難な酸性条件下においても、発酵菌は生存可能である。一方非発酵菌は酸性条件下で死滅もしくは細胞膜や細胞壁に損傷を受ける。そこで検体を酸性条件下で処理すると、非発酵菌は細胞膜や細胞壁に損傷を受け、色素の透過性が亢進する。これにより、非発酵菌の細胞内の物質と色素が効率よく結合する。その結果、非発酵菌は発酵菌よりも染色の度合いが高くなる。本実施例では、前記に示した通り蛍光染色を用いるので、検体中の各菌から蛍光を検出すれば、蛍光強度の違いによって発酵菌と非発酵菌を容易に区別することができる。すなわち、非発酵菌から得られる蛍光強度は発酵菌よりも大きなものとなる。なお、上記に示した酸性条件は、好ましくはpH1.0〜3.0、最も好ましくは1.0〜2.0である。
測定用試料が調製されると、送液装置13により染色部11の微量試験管16から測定用試料が吸引され、測定部8のシースフローセル20に流される。
ステップS2(測定)
測定における測定部8の動作を、図3と図4を用いて説明する。測定用試料調製部7で調製された測定用試料はシースフローセル20に導かれ、試料ノズル30から試料液がシースフローセル内に吐出される。それと同時にシース液供給口31からシース液がシースフローセル内に吐出される。これによって試料液はシースフローセル内でシース液に包まれ、さらに細孔部33によって細く絞られて流れる。試料液の流れを、粒子径と同程度まで絞り込むことにより、試料液に含まれた粒子を一列に整列させて細孔部に流すことができる。
細孔部33を流れる試料流へレーザー光源21から出射されたレーザー光がコンデンサレンズ22で絞られて照射される。レーザー光を受けた試料中の粒子一個一個から発せられる前方散乱光は集光レンズ23より集光され、ピンホール25を通過する。側方蛍光は集光レンズ24により集光され、フィルタ27およびピンホール26を通過する。そして前方散乱光はフォトダイオード28で、側方蛍光はフォトマルチプライヤーチューブ29で受光、光電変換されて、それぞれ前方散乱光信号、側方蛍光信号として出力される。各信号は制御部6へ送られ、粒子毎のデータとして記憶部34に記憶される。
ステップS3(分析)
ステップS2の測定により前方散乱光信号や側方蛍光信号が検出されると、次に分析部35が分析プログラムに基づいて各信号を分析する。ステップS4における分析プログラムの動作について、図7のフローチャートを用いて説明する。フローチャートの各ステップは以下のとおりである。
ステップS5:試料液から検出された前方散乱光信号や側方蛍光信号のデータを記憶部34から読み出す。続いてステップS6へ進む。
ステップS6:試料液中の各粒子から得られた前方散乱光信号や側方蛍光信号に基づき、前方散乱光強度(Fsc)や側方蛍光強度(FL)を算出する。続いてステップS7へ進む。
ステップS7:ステップS6で算出した粒子毎のFscおよびFLをパラメーターとしたスキャッタグラムを作成する。これは、まずFscおよびFLを軸にとった二次元座標を展開し、次に測定用試料中の各粒子についてステップS6で算出したFscおよびFLに対応する座標にプロットを行う。このようにしてFscおよびFLをパラメーターとしたスキャッタグラムを作成する。続いてステップS8へ進む。
ステップS8:作成したスキャッタグラム上において、非発酵菌が出現する領域(これをNF領域とする)、および発酵菌が出現する領域(これをF領域とする)を設定する。これらの領域がスキャッタグラム上に設定された様子を図8に示す。ここで設定されるNF領域およびF領域は、予め非発酵菌であると確認されている細菌や、発酵菌であると確認されている細菌を含む測定用試料を測定することにより、経験的に定めたものである。これより、試料中に含まれている細菌が非発酵菌である場合は、試料中の非発酵菌に対応するドットが集団を形成してNF領域に出現する。一方、試料中に含まれている細菌が発酵菌である場合は、試料中の発酵菌に対応するドットが集団を形成してF領域に出現する。なお、NF領域およびF領域は、記憶部34に記憶されており、ステップS8において分析プログラムによって読み出され、スキャッタグラム上に適用される。続いてステップS9へ進む。
ステップS9:NF領域およびF領域内のドット数(粒子数)を計数する。続いてステップS10へ進む。
ステップS10:NF領域内に出現したドット数(粒子数)とF領域に出現したドット数(粒子数)を比較し、ドットの集団がどちらの領域内に出現しているのかを判断する。NF領域に出現するドット数をNF、F領域に出現するドット数をFとし、以下のような計算式よりAを求める。
NF/(NF+F)=A
上記の式より算出されたAの値が所定値以上であれば、ドットの集団がNF領域にあると判断する。ドットの集団がNF領域内に出現する場合は、続いてステップS11へ進む。また、Aの値が所定値未満であれば、ドットの集団がF領域にあると判断する。集団がNF領域内に出現しない場合、つまりN領域に出現する場合は、続いてステップS13へ進む。
ステップS11:ステップS10でNF領域内にドットの集団があると判断されると、 検体に含まれる細菌は非発酵菌であると判定される。続いてステップS12へ進む。
ステップS12:ステップS11における非発酵菌であるという判定結果、およびステップS9より計数されたNF領域内のドット数(粒子数)のデータを記憶する。
ステップS13:ステップS10でNF領域内にドットの集団がないと判断されると、検体に含まれる細菌は発酵菌であると判定される。続いてステップS14へ進む。
ステップS14:ステップS13における発酵菌であるという判定結果、およびステップS9より計数されたF領域内のドット数(粒子数)のデータを記憶する。
前記の通り、図8はステップS7およびステップS8で作成されたスキャッタグラムを説明するための図である。スキャッタグラムは,横軸にFL、縦軸にFscをとっている。横軸においては、右へ行くほどFLの値が大きくなる。縦軸においては、上へ行くほどFscの値が大きくなる。非発酵菌はスキャッタグラム上で設定されているNF領域内に出現する。一方、発酵菌は設定されているF領域内に出現する。なお、前記したように非発酵菌は発酵菌よりも蛍光染色の度合いが高い。ゆえに、非発酵菌から検出される蛍光強度は発酵菌から検出される蛍光強度よりも高い。そのため、NF領域はN領域よりも蛍光強度の高い位置に設定されている。
ステップS4(出力)
ステップS3(分析)より得られたスキャッタグラム、非発酵菌であるか発酵菌であるかの判定結果、また非発酵菌や発酵菌その計数結果を液晶タッチパネル2に出力し、表示する。以上がこの実施形態における測定のフローチャートである。
〈測定例1〉
上記に説明してきた細菌分析装置1を用いて検体を分析した結果の例を示す。検体は以下の通り調製したものを用いた。まず細菌を寒天培地で培養し、細菌のコロニーを形成させる。そして、コロニーから目的とする種類の細菌を釣菌し、菌数が約105/mlの濃度になるようにハートインヒュージョン液体培地に懸濁する。本例では、このようにして全部で7種類の細菌につきそれぞれの菌液を調製し、検体として用いた。7種類の細菌のうち発酵菌は、E.coli(グラム陰性菌)、K.pneumoniae(グラム陰性菌)、L.achidophilus(グラム陽性菌)およびS.aureus(グラム陽性菌)の4種類である。また非発酵菌は、P.aeruginosa(グラム陰性菌)、A.baumannii(グラム陰性菌)およびE.faecalis(グラム陽性菌)の3種類である。
細菌分析装置1を用いて、前記の方法により調製した各細菌の菌液を分析して得られたスキャッタグラムを図9および図10に示す。
図9は発酵菌の菌液を検体として用いて得たスキャッタグラムであり、図9のAはE.coliの菌液を検体として用いた場合、BはK.pneumoniaeの菌液を検体として用いた場合、CはL.achidophilusの菌液を検体として用いた場合、DはS.aureusの菌液を検体として用いた場合である。A、B、CおよびDのいずれにおいても、発酵菌の出現するF領域にドットの集団が見られる。
図10は非発酵菌の菌液を検体として用いて得たスキャッタグラムであり、図10のAはP.aeruginosaの菌液を検体として用いた場合、BはA.baumanniiの菌液を検体として用いた場合、CはE.faecalisの菌液を検体として用いた場合である。A、BおよびCのいずれにおいても、非発酵菌の出現するNF領域にドットの集団が見られる。
図9と図10より、非発酵菌の集団は非発酵菌が出現するNF領域に出現し、発酵菌の集団は発酵菌が出現するF領域に出現することが確認できた。このように、スキャッタグラム上では発酵菌と非発酵菌の出現位置が大きく異なることから、容易に発酵菌と非発酵菌の区別ができる。
前記に従来技術として示した簡易キットを用いる方法では、発酵菌と非発酵菌を区別するために、細菌が糖を分解するか否かを調べるための培養を必要とする。そのため、菌液をウェルに添加してから結果が得られるまでに4時間から24時間を要する。しかし、本発明の細菌分析装置1では、細菌が糖を分解するか否かを調べるための培養が不要である。ゆえに、本発明の細菌分析装置1を用いれば、調製した菌液を検体として測定を行い、すぐに結果を得ることができる。
〈測定例2〉
本発明の細菌分析装置1を用いて、患者から採取した尿を検体として分析した結果の例を以下に示す。
用いた検体はAからDの4検体であり、検体AはE.coli(発酵菌)が出現したヒトの尿、検体BはS.aureus(発酵菌)が出現したヒトの尿、検体CはE.faecalis(非発酵菌)が出現したヒトの尿、検体DはP.aeruginosa(非発酵菌)が出現したヒトの尿である。
細菌分析装置1を用いて、前記に示したAからDの4検体を分析して得られたスキャッタグラムを図11に示す。
検体Aと検体Bについては、いずれの場合も発酵菌の出現するF領域にドットの集団が見られる。一方、検体Cと検体Dについては、いずれの場合も非発酵菌の出現するNF領域にドットの集団が見られる。
スキャッタグラムにおけるドットの集団の出現領域に基づいて、細菌分析装置1が発酵菌であるか非発酵菌であるかを判定した結果を以下の表にまとめた。
Figure 2005065573
表1で示したように、検体Aおよび検体Bの尿に含まれている細菌は発酵菌であると判定され、検体Cおよび検体Dの尿に含まれている細菌は非発酵菌であると判定された。そして、検体A、検体B、検体Cおよび検体Dいずれの場合も、分析結果に基づく菌種の判定結果は、実際に各検体に含まれる細菌の菌種と一致していることがわかる。
なお、上記の実施形態の細菌分析装置1は、すべての構成を一体化した装置であるが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、図12で示しているような一部の構成を別体とした装置でもよい。図12の細菌分析装置37は測定装置本体38とパーソナルコンピューター39からなる。また、図には示していないが、測定装置本体38はスタートスイッチ、試料液を調製するための測定用試料調製部、試料液から信号を検出するための測定部および装置の動作をつかさどる第一の制御部を有する。第一の制御部は、各装置の動作を制御する制御プログラムを記憶している第一の記憶部、および第一の記憶部に記憶されている制御プログラムに基づき各装置の動作を制御する動作制御部を有する。パーソナルコンピューター39は、測定結果を表示出力するための出力画面40、各種設定入力を行うための入力部41および分析処理をつかさどる第二の制御部42を有する。第二の制御部42は、分析プログラムや分析プログラムによる処理結果を記憶する第二の記憶部、および測定より得られたデータに基づいて分析する分析部を有する。図12の測定装置本体38とパーソナルコンピューター39は、接続コネクタにより接続されている。各装置部の動作は、測定装置本体38の第一の制御部に基づき制御される。測定装置本体38で得られる測定データは、パーソナルコンピューター39の第二の記憶部に記憶され、分析部により分析される。
また、上記の実施形態の細菌分析装置1の分析では、スキャッタグラム上に発酵菌に対応するドットが出現する領域(F領域)と非発酵菌に対応するドットが出現する領域(NF領域)の両方が設定されるが、本発明はこれに限定されない。例えば、スキャッタグラム上に非発酵菌に対応するドットが出現する領域(NF領域)のみが設定されるものでもかまわない。この場合、スキャッタグラム上に設定されるNF領域にドットの集団が出現するのか否かにより、検体中の細菌が発酵菌であるのか非発酵菌であるのかを判別する。
本発明の細菌分析装置の装置構成を示す図である。 本発明の細菌分析装置の測定用試料調製部を示す図である。 本発明の細菌分析装置の測定部を示す図である。 本発明の細菌分析装置のシースフローセル部分を示す図である。 本発明の細菌分析装置の制御部と装置各部との関係を示す図である。 本発明の細菌分析装置の全体制御のフローを示す図である。 本発明の分析のフローを示す図である。 本発明の実施形態で得られるスキャッタグラムを模式的に示した図である。 本発明の実施形態の測定例1において発酵菌を含む菌液を検体として測定して得られたスキャッタグラムである。 本発明の実施形態の測定例1において非発酵菌を含む菌液を検体として測定して得られたスキャッタグラムである。 本発明の実施形態の測定例2において細菌を含むヒトの尿を検体として測定して得られたスキャッタグラムである。 本発明の細菌分析装置の装置構成を示す図である。
符号の説明
1 細菌分析装置
2 液晶タッチパネル
3 検体セット部カバー
4 試薬部セット部カバー
5 スタートスイッチ
6 制御部
7 測定用試料調製部
8 測定部
9 検体セット部
10試薬セット部
11染色部
12分注装置
13送液装置
20シースフローセル
37細菌分析装置
38測定装置本体
39パーソナルコンピューター
40出力画面
41入力部
42第二の制御部

Claims (10)

  1. 検体から測定用試料を調製する測定用試料調製手段と、測定用試料中の各粒子から光学的情報を検出する検出手段と、検出された光学的情報に基づいて試料中の細菌の種類が発酵菌であるか非発酵菌であるかを判別する判別手段を有する細菌分析装置。
  2. 検体から測定用試料を調製する測定用試料調製手段と、測定用試料中の各粒子から光学的情報を検出する検出手段と、検出された光学的情報に基づいて試料中の非発酵菌を検出する分析手段を有する細菌分析装置。
  3. 前記測定用試料調製手段は、発酵菌と非発酵菌との間に蛍光強度の差異を生じるように検体に蛍光染色を施す請求項1または2に記載の細菌分析装置。
  4. 前記測定用試料調製手段は、検体を酸性条件下で処理して測定用試料を調製する請求項1または2に記載の細菌分析装置。
  5. 前記測定用試料調製手段は、酸性条件下で処理された検体に蛍光染色を施す請求項4に記載の細菌分析装置。
  6. 前記検出手段により検出される光学的情報が蛍光を含む請求項3または5に記載の細菌分析装置。
  7. 判別手段により判別された発酵菌および非発酵菌を計数する計数手段を有する請求項1に記載の細菌分析装置。
  8. 前記分析手段は、検出された非発酵菌を計数する計数手段を有する請求項2に記載の細菌分析装置。
  9. 検体から測定用試料を調製し、調製した測定用試料に含まれる各粒子から光学的情報を検出し、検出された光学的情報に基づいて試料中の細菌の種類が発酵菌であるか非発酵菌であるかを判別する細菌分析方法。
  10. 検体から測定用試料を調製し、調製した測定用試料に含まれる各粒子から光学的情報を検出し、検出された光学的情報に基づいて試料中の非発酵菌を検出する細菌分析方法。
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