JP2005065446A - 1ストロークリニアステッピングモータ及びそれを用いた被打撃体発射装置。 - Google Patents

1ストロークリニアステッピングモータ及びそれを用いた被打撃体発射装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】 1ストロークステッピングモータ及びそれを用いた被打撃体発射装置を提供することにある。
【解決手段】 スライダー軸に固定され、軸方向に着磁された円筒形状の2極の永久磁石と、該永久磁石の両端に固定され、それぞれ2個のリング状のスライダーコア磁極歯を有する2個のスライダーコアからなるスライダーと、前記永久磁石に前記2個のスライダーコアを介して磁気結合する、それぞれ2個のリング状のステータコア磁極歯からなる2個のステータコアを有するステータと、それぞれ該2個のステータコアのステータコア磁極歯間に配置されたリング状の2個の励磁コイルからなるリニアステッピングモータであり、ディテント力によってスライダーが静止するホーム静止位置と1ストローク静止位置を有し、前記2個の励磁コイルへの励磁電流の供給により発生する駆動力によって該2個の静止位置を往復運動し、被打撃体発射装置の被打撃体の発射用に用いる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リニアモータ及びそれを用いた被打撃体発射装置(パチンコ球発射装置)の技術分野に関する。
従来のリニアモータとしては、図7に示すリニアモータ70が提案されている(特許文献1)。該リニアモータ70は、スライダー71と該スライダー71に取り付けられ、移動経路73の矢印方向に沿って交互にN極、S極を配置した固定磁極72と、移動経路73上に配置され、それぞれが発生する磁界が逆方向になるようにお互いに直列に接続し、コントローラ76に接続されたコイル74aと74bからなる複数のコイル対74と、前記コイル74aとコイル74bの接合部に配置された前記固定磁極72の接近を検出するホール素子75とから構成されている。
前記従来のリニアモータ70の動作を説明する。前記コントローラ76が前記ホール素子75の出力する検出信号に基づき、前記コイル対74に励磁電流を供給すると、前記コイル74aと74bは、移動経路73に沿ってN極、S極と交互に相違する磁界を発生し、前記スライダー71に配置された固定磁極72は該コイル74aと74bから吸引力または反発力を受け、移動経路73の矢印方向に移動する。
また、リニア駆動型超音波アクチュエータも提案され(特許文献2)、該リニア駆動型超音波アクチュエータは縦振動及び屈曲振動を発生する平板状の弾性体と、前記弾性体に加圧接触する相対運動部材とを備える超音波アクチュエータである。該リニア駆動型超音波アクチュエータを被打撃体発射装置に適用した従来の実施例を図8に示す。
図8に示す該被打撃体発射装置(パチンコ球発射装置)80は、打撃部81、操作部82と制御部83から構成され、打撃部81は、打球打撃用槌81bと、該打球打撃用槌81bを駆動する振動アクチュエータ81aを備え、該打球打撃用槌81bは、発射レール84上の所定位置に搭載されたパチンコ球85を突く球突き部81eを備えている。また、前記打球打撃用槌81bの基礎部81cの下端面81dには、ガイドローラ88a及び88bが配置され、図8における両矢印方向へ前記基礎部81cを案内し、さらに、前記打球打撃用槌81bの基礎部81cの移動範囲の端部を検出する検出部87a、87bが設置され、検出された信号は、基礎部位置情報として、制御部83に出力される。
前記遊戯者の操作部82は、パチンコ機前面に設置されるハンドル82aと、該ハンドル82a操作時のハンドル保持力を調整するバネ86とを備える。該ハンドル82aは、その回転部の一部が前記バネ86に連結されることにより一方向に向けて付勢される。前記ハンドル82aの回転部の一部には、該ハンドル82aの回転角検出部82bが設置されており、該ハンドル82aの回転角を制御部83のモータ制御回路83aに、被打撃体発射信号を兼ねるハンドル位置情報として入力する。
制御部83は、前記基礎部位置情報とハンドル位置情報から、前記振動アクチュエータ81aに印加する駆動電圧を演算、出力するモータ制御回路83aを備えている。
パチンコ球発射装置80の動作を以下に説明する。遊戯者がハンドル82aを操作する前において、ハンドル82aは所定の位置に停止し、打球打撃用槌81bは、その基礎部81cの端部が検出部87aに一致する位置で待機し、パチンコ球85は、発射レール54上の所定位置に搭載された状態から、遊戯者が前記ハンドル82aを回して任意の回転角を与えると、ハンドル位置情報と基礎部位置情報とがモータ制御回路83aに入力され、モータ制御回路83aにおいて演算処理が行われ、振動アクチュエータ81aに印加する駆動電圧が決定されて、振動アクチュエータ81aが駆動されると、球突き部81eが右方向に駆動され、パチンコ球85を打ち出す。パチンコ球85の打ち出しが完了した時点において、基礎部81cの端部は、検出部87bの設置位置に存在するため、検出部87bから基礎部位置情報がモータ制御回路83aに出力され、モータ制御回路83aから出力される駆動電圧は切り換えられて、振動アクチュエータ81aは左方向に駆動され、その基礎部81cの端部が検出部87aの設置位置と一致する位置で停止する。以降、遊戯者のハンドル操作に応じて、この一連の動作を繰り返し行うことにより、パチンコ球85の発射を連続して行う。
特公平6−69285 特開平9−215822
まず、図7に示す従来のリニアモータ70をパチンコ球発射装置の打撃部に使用した場合、スライダー71の往復運動を複数のステップで行うことができるので、パチンコ球の打撃力を調整するのは容易であるが、一方、複数の固定磁極72と複数のコイル対74とまた、そのコントローラ76が必要となるために、打撃部コストが高くなるという問題があった。
一方、図8に示す、リニア駆動型超音波アクチュエータを使用した被打撃体発射装置においては、該リニア駆動型超音波アクチュエータの製造歩留まりが低いために、打撃部81のコストが高くなることと、前記振動アクチュエータ81aを前記打球打撃用槌81bに圧接してその摩擦力で打球打撃用槌81bを駆動するために、摩擦力による圧接部の摩耗のためにその駆動力の劣化はさけられないという問題があった。
スライダー軸に固定され、軸方向に着磁された円筒形状の2極の永久磁石と、該永久磁石の両端に固定され、それぞれ2個のリング状のスライダーコア磁極歯を有する2個のスライダーコアからなるスライダーと、前記永久磁石に前記スライダーコアを介して磁気結合する、それぞれ2個のリング状のステータコア磁極歯からなるステータコアを有するステータと、それぞれ該2個のステータコアのステータコア磁極歯間に配置されたリング状の2個の励磁コイルからなる1ストロークリニアステッピングモータであって、該1ストロークリニアステッピングモータは、ディテント力によってスライダーが静止するホーム静止位置と1ストローク静止位置を有し、前記2個の励磁コイルへの励磁電流の供給により発生する駆動力によって該2個の静止位置を往復運動し、該1ストロークリニアステッピングモータを使用した被打撃体発射装置において、該打撃体の発射速度は、ハンドルに備えられた前記2個の励磁コイルに供給する電流値を決定するためのポテンショメータによって調整される。
構造が簡単で、また、駆動制御が容易な1ストロークリニアステッピングを被打撃体発射装置の打撃用として低コストで提供できる。
スライダー軸に固定され、軸方向に着磁された円筒形状の2極の永久磁石と、該永久磁石の両端に固定され、それぞれ2個のリング状のスライダーコア磁極歯を有する2個のスライダーコアからなるスライダーと、前記永久磁石に前記2個のスライダーコアを介して磁気結合する、それぞれ2個のリング状のステータコア磁極歯からなる2個のステータコアを有するステータと、それぞれ該2個のステータコアのステータコア磁極歯間に配置されたリング状の2個の励磁コイルからなる1ストロークリニアステッピングモータであって、該1ストロークリニアステッピングモータは、ディテント力によってスライダーが静止するホーム静止位置と1ストローク静止位置を有し、前記2個の励磁コイルへの励磁電流の供給により発生する駆動力によって該2個の静止位置を往復運動し、該1ストロークリニアステッピングモータを使用した被打撃体発射装置において、該打撃体の発射速度は、ハンドルに備えられた前記2個の励磁コイルに供給する電流値を決定するためのポテンショメータによって調整される。
本発明の1ストロークリニアステッピングモータの第1の縦断面図(スライダーの第1のホーム静止位置)を図1に示す。1ストロークリニアステッピングモータ1はスライダー軸3aに固定され、軸方向に着磁された円筒形状の2極の永久磁石3bと、該永久磁石3bの両端に固定され、それぞれ2個のリング状のスライダーコア磁極歯400a、400bと401aと401bを有するスライダーコア4a、4bからなるスライダー3と、前記永久磁石3bに前記スライダーコア4a、4bを介して磁気結合する、それぞれ2個のリング状のステータコア磁極歯600a、600bと601aと601bからなるステータコア6a、6bを有するステータ5と、それぞれ該ステータコア6aのステータコア磁極歯600aと600b間と、該ステータコア6bのステータコア磁極歯601aと601b間に配置されたリング状の励磁コイル8aと励磁コイル8bからなる1ストロークリニアステッピングモータ1であって、該1ストロークリニアステッピングモータ1は、ディテント力によってスライダー3のスライダーコア4a、4bの中心が静止するホーム静止位置(P2、P4)と1ストローク静止位置(P1、P3)を有し(図1は、本発明の1ストロークリニアステッピングモータの第1の縦断面図(スライダーは第1のホーム静止位置にいる)であり、ホーム静止位置(P2、P4)にスライダー3は静止しており、図2は、本発明の1ストロークリニアステッピングモータの第2の縦断面図(スライダーは第2の1ストローク静止位置にいる)であり、スライダー3は1ストローク静止位置(P1、P3)に静止している)、励磁コイル8aまたは励磁コイル8bへの励磁電流の供給により発生する駆動力によって、該スライダー3は該ホーム静止位置(P2、P4)と1ストローク静止位置(P1、P3)を往復運動する。なお、外部からの衝撃によって、前記スライダー3がディテント力または駆動力による吸引力を超えて脱走したときに、スライダー軸3aの軸受9a、9bが組み込まれたキャップの7a、7bに、スライダーコア4a、4bのスライダーコア磁極歯400aと401bの端部が衝突し、該スライダーコア磁極歯400aと401bの端部が損傷を受け、モータの性能の劣化が生ずるのを避けるために、スライダー軸3aにはストッパー10aと10bが取り付けてある。
つまり、ディテント力により、前記スライダー3が第1のホーム静止位置(P2、P4)に静止している状態で、励磁コイル8aと励磁コイル8bに励磁電流を供給することによって、ステータコア6aのステータコア磁極歯600aと600bがそれぞれS極、N極に励磁し、同様に、ステータコア6bのステータコア磁極歯601aと601bがそれぞれN極、S極に励磁し、スライダー3を先方に吸引することにより、図2に示す、第2の1ストローク静止位置(P1、P3)に向かって移動させ、スライダー3は、最終的にディテント力によって第2の1ストローク静止位置(P1、P3)に静止できる。
同様に、図2に示すスライダー3の第2の1ストローク静止位置(P1、P3)から図1に示すスライダー3の第1のホーム静止位置(P2、P4)に、ステータコア6aのステータコア磁極歯600aと600bがそれぞれN極、S極に励磁し、同様に、ステータコア6bのステータコア磁極歯601aと601bがそれぞれS極、N極に励磁し、スライダー3を後方に吸引することにより、図1に示す、第1のホーム静止位置(P2、P4)に向かって移動させ、スライダー3は、最終的にディテント力によって第1のホーム静止位置(P2、P4)に静止できる。
図3に示す本発明の1ストロークリニアステッピングモータの第1の横断面図は、図1あるいは図2に示すA−A、B−B、C−C、D−D断面図であって、スライダー軸3aの周りにディテントトルクを発生させて、該スライダー軸3aを所定の角度位置に固定するために、ステータコア6aのステータコア磁極歯600aと600bとステータコア6bのステータコア磁極歯601aと601bの外周に突出部31aと31bを設け、スライダーコア4aのスライダーコア磁極歯400aと400b、また、スラーダーコア4bのスライダーコア磁極歯401aと401bの外周に突出部32aと32bを設けており、前記突出部31aと31bと、突出部32aと32bが、お互いに対向する角度位置に前記スライダー3は静止し、前記ディテントトルクを最適に設定することによって、スライダー3の移動時において、該スライダー3のスライダー3aの周りでの不必要な回転運動を避けることができる。
図4は本発明の1ストロークリニアステッピングモータの第1の分解縦断面図であって、1ストロークリニアステッピングモータは、まず、それぞれ、ステータコア磁極歯600bと601aを有する、円筒状のステータコア部材41a、41bを軸方向に重ねて勘合し、次に、励磁コイル8aと8bを組み込んだ、それぞれ、ステータコア磁極歯600aとステータコア磁極歯601bを有するステータコア部材42a、42bを軸方向に重ねて勘合し、その後、スライダー軸3aに永久磁石3bを固定し、スライダーコア4a、4bを取り付け、ストッパー10aと10bをスライダー軸3aに固定したスライダー3を軸方向から挿入し、スライダー軸3aの軸受9a、9bを組み込んだキャップ7aと7bを軸方向から重ねて勘合することによって組み立て、着磁器にセットし、前記永久磁石3bを軸方向に着磁することによって完成される。
図5に示す本発明の1ストロークリニアステッピングモータの第2の横断面図は、実施例1の図1あるいは図2に示すA−A、B−B、C−C、D−D断面図に対応して、スライダー3aの周りにディテントトルクを発生させて、該スライダー軸3aを所定の位置に固定するために、ステータコア6aのステータコア磁極歯600aと600bとステータコア6bのステータコア磁極歯601aと601bに対応する磁極歯の外周にノッチ51aと51bを設け、スライダーコア4aのスライダーコア磁極歯400aと400bと、スライダーコア4bのスライダーコア磁極歯401aと401bの外周に突出部32aと32bを設けており、前記ノッチ51aと51bの中間の2点と、突出部32aと32bが、お互いに対向する角度位置に前記スライダー3は静止し、実施例1と同様に、前記ディテントトルクを最適に設定することによって、スライダー3の移動時において、スライダー3のスライダー3aの周りでの不必要な回転運動を避けることができる。
第6図には、本発明の1ストロークリニアステッピングモータを使用した被打撃体発射装置のブロック説明図を示し、該被打撃体発射装置(パチンコ球発射装置)60は、打撃部61、操作部62と制御部63から構成され、打撃部61は、図2に示す1ストロークリニアステッピングモータ2のスライダー軸3aに取り付けられ、発射レール64上の所定位置に搭載されたパチンコ球65を突く球突き部61aからなり、制御部63のモータ制御回路63aの有するドライバ63cから前記1ストロークリニアステッピングモータ2の励磁コイル8aと8bへ結線61bと61cがなされている。
前記遊戯者の操作部62は、パチンコ機前面に設置されるハンドル62aと、該ハンドル62a操作時のハンドル保持力を調整するバネ66とを備える。該ハンドル62aは、その回転部の一部が前記バネ66に連結されることにより一方向に向けて付勢される。前記ハンドル62aの回転部の一部には、ポテンショメータ62bとフォトインタラプタあるいはフォトリフレクタタイプの光センサ62cが設置されており、該ハンドル62aの回転角に対応する光センサ出力信号を制御部63のモータ制御回路63aの駆動パルス発生手段63bにハンドル位置情報として入力し、ポテンショメータ62bは図9に示すドライバ90のNMOST94のゲートとVSS(グランド)に接続し、ハンドル位置情報をモータ制御回路63aのドライバ63c(90)に提供している。
制御部63は、前記ハンドル位置情報から、前記1ストロークリニアステッピングモータ1へ励磁電流を供給するドライバ63cと該ドライバ63cに駆動パルスを出力する駆動パルス発生手段63bからなるモータ制御回路63aを備えている。
次に、図9によりモータ制御回路63aのドライバ63c(90)の構成を説明する。該ドライバ90はPMOST91とPMOST92(PチャンネルMOSトランジスタ)とNMOST93とNMOST94(NチャンネルMOSトランジスタ)から構成されるプッシュプルタイプのドライバであって、PMOST91とPMOST92のソースはVDD(電源)に接続され、NMOST93とNMOST94のソースはVSS(グランド)に接続され、PMOST91のドレインとNMOST93のドレインが接続され、PMOST92のドレインとNMOST94のドレインが接続されており、励磁コイル8aと励磁コイル8bの両端はそれぞれPMOST91とPMOST92のドレインに接続され、PMOST91とNMOST93のゲートにはインバータ99aを通して駆動パルス発生手段63bから出力される駆動パルスA97が入力され、PMOST92とNMOST94のゲートにはインバータ99bを通して、同様に、駆動パルス発生手段63bから出力される駆動パルスB98が入力されている。駆動パルスAがHレベル、駆動パルスBがLレベルのとき、PMOST91とNMOST94がオンし、励磁電流90aが励磁コイル8a、8bに供給され、駆動パルスAがLレベル、駆動パルスBがHレベルのとき、PMOST92とNMOST93がオンし、励磁電流90bが励磁コイル8a、8bに供給される。
図10に示す本発明の各信号と駆動パルスの時間変化を使って、制御部63の動作を説明する。ハンドル62aが所定の角度位置に回転すると、ハンドル62aはハンドル位置情報の1つである光センサ出力信号101をモータ制御回路63aに出力する。その直後、該光センサ信号101の立ち上がりに同期してMON信号(Hレベルでモータ回転、Lレベルでモータ非回転)がHレベルになり、駆動パルス発生手段63bはドライバ90に駆動パルスA104を出力し、その後、Δt時間後に駆動パルスB105が出力されるサイクルが繰り返される。ハンドル62aが所定の角度位置に戻されると、光センサ出力信号102がモータ制御回路63aに出力され、その立ち上がりでMON信号はLレベルになり、駆動パルス発生手段63bは駆動パルスAと駆動パルスBのドライバ90への出力を停止する。以上の説明のように、モータ制御回路63aの制御部63のモータの制御はフィードバック信号のないオープン制御である。
パチンコ球発射装置60の動作を以下に説明する。遊戯者がハンドル62aを操作する前において、ハンドル62aは所定の位置に停止し、球突き部61aは前記1ストロークリニアステッピングモータ1が第1のホーム静止位置(P2、P4)に静止していることに対応し、パチンコ球65から離れた所定の位置にある。次に、パチンコ球65は、発射レール54上の所定位置に搭載された状態から、遊戯者が前記ハンドル62aを回して所定の回転角を与えると、光センサ62cはモータ制御回路63aの駆動パルス発生手段63bへ光センサ出力信号を出力し、MON信号はHレベルに達し、駆動パルス発生手段63bは駆動パルスAをドライバ63cに出力し、ドライバ63cは、図9に示す励磁電流90aを結線61b、61cを通して1ストロークリニアステッピングモータ1に供給する。すると、駆動力によって、1ストロークリニアステッピングモータ1はホーム静止位置(P2,P4)から1ストロークリニアステッピングモータ2の1ストローク静止位置(P1、P3)に向かって移動し、その時、前記球突き部61aは、パチンコ球65を打撃し発射させる。前記励磁電流90aの供給停止からΔt時間後(スライダー3がディテント力によって1ストローク静止位置(P1、P3)に少なくとも静止後)に駆動パルスBがドライバ63cに出力され、図9に示す励磁電流90bが1ストロークリニアステッピングモータ2に供給され、駆動力によって、該1ストロークリニアステッピングモータ2は1ストローク静止位置(P1、P3)から1ストロークリニアステッピングモータ1のホーム静止位置(P2,P4)に向かって移動し、前記励磁電流90bの供給停止後、ディテント力により、ホーム静止位置(P2、P4)に静止する。
以上の動作は、1個のパチンコ球65の発射動作であり、この動作を連続して行うことにより、パチンコ球65の連射が実現できる。遊戯者は、さらに、ハンドル62aを回して行くことによって、前記ドライバ90のNMOST94のゲートとVSS(グランド)に接続する前記ポテンショメータ62bの抵抗値は変化し、該ゲート電圧が増加して行き、それに対応して励磁電流90aは増加し、パチンコ球65はより加速して発射されるので、遊戯者は発射されたパチンコ球65の動きを見て、容易にハンドル62の位置を調整できる。
本発明の1ストロークリニアステッピングモータはパチンコ球発射装置のパチンコ球の打撃発射のために、簡単な構造とオープン駆動で低コストの振動アクチュエータとして提供できる。
本発明の1ストロークリニアステッピングモータの第1の縦断面図(スライダーは第1のホーム静止位置にいる)を示す。(実施例1) 本発明の1ストロークリニアステッピングモータの第2の縦断面図(スライダーは第2の1ストローク静止位置にいる)を示す。(実施例1) 本発明の1ストロークリニアステッピングモータの第1の横断面図を示す。(実施例1) 本発明の1ストロークリニアステッピングモータの第1の分解縦断面図を示す。(実施例1) 本発明の1ストロークリニアステッピングモータの第2の横断面図を示す。(実施例2) 本発明の1ストロークリニアステッピングモータを使用した被打撃体発射装置のブロック説明図を示す。 従来のリニアモータの斜視図を示す。 従来の振動アクチュエータを使用した被打撃体発射装置のブロック説明図を示す。 本発明に関わるドライバの説明図である。 本発明に関わる各信号と駆動パルスの時間変化である。
符号の説明
1、2 1ストロークリニアステッピングモータ
3 スライダー
3a スライダー軸
3b 永久磁石
31a、31b、32a、32b 突出部
4a、4b スライダーコア
41a、41b、42a、42b ステータコア部材
5a、6a、6b ステータコア
51a、51b ノッチ
62b、96 ポテンショメータ
62c 光センサ
7a、7b キャップ
9a、9b スライダー軸受
8a、8b 励磁コイル
10a、10b ストッパー

Claims (4)

  1. スライダー軸に固定され、軸方向に着磁された円筒形状の2極の永久磁石と、該永久磁石の両端に固定され、それぞれ2個のリング状のスライダーコア磁極歯を有する2個のスライダーコアからなるスライダーと、前記永久磁石に前記2個のスライダーコアを介して磁気結合する、それぞれ2個のリング状のステータコア磁極歯からなる2個のステータコアを有するステータと、それぞれ該2個のステータコアのステータコア磁極歯間に配置されたリング状の2個の励磁コイルからなる1ストロークリニアステッピングモータであって、該1ストロークリニアステッピングモータは、ディテント力よってスライダーが静止するホーム静止位置と1ストローク静止位置を有し、前記2個の励磁コイルへの励磁電流の供給により発生する駆動力によって該2個の静止位置を往復運動することを特徴とする1ストロークリニアステッピングモータ。
  2. 前記スライダー軸の周りの所定の角度位置に前記スライダーを保持するために、前記2個のスライダーコアのスライダーコア磁極歯は径方向に突出部を有し、前記2個のステータコアのステータコア磁極歯は径方向に突出部あるいはノッチを有したことを特徴とする請求項1に記載の1ストロークリニアステッピングモータ。
  3. 前記ステータは径方向にそれぞれ1個のリング状の磁極歯を有する4個のステータ部材を積層して組み立てられることを特徴とする請求項1に記載の1ストロークリニアステッピングモータ。
  4. 前記1ストロークリニアステッピングモータを使用した被打撃体発射装置において、該打撃体の発射速度を調整するハンドルは前記2個の励磁コイルに供給する電流値を決定するためにポテンショメータを備えていることを特徴とする被打撃体発射装置。
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