JP2005064837A - ロボットによる中継システム、ロボットによる中継プログラム及びその方法 - Google Patents

ロボットによる中継システム、ロボットによる中継プログラム及びその方法 Download PDF

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【課題】 各種催しの欠席者である利用者がその催しの様子を実際に参加しているような臨場感及び一体感を感じつつ鑑賞できるようにする。
【解決手段】 開示されるロボットの中継システムは、視覚センサ及び聴覚センサを有し会場内を移動可能なロボット1と、ロボット1からネットワーク3、サーバ5及びネットワーク4を介して供給される視覚センサからの映像信号及び聴覚センサからの音響信号を再生して利用者に視聴させるとともに、利用者が操作部を操作して指示したロボット1の走行に関する走行指示データをネットワーク4、サーバ3及びネットワーク3を介してロボット1に供給する利用者端末6とを備えている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、会場での催しの様子等をロボットに装備されたビデオカメラで撮影して遠隔地に中継するロボットによる中継システム、ロボットによる中継プログラム及びその方法に関する。
一般に、結婚披露宴、コンサート、演劇、保育園や小学校の運動会等の行事、あるいは各種遊戯施設の乗り物等の各種の催しは、所定の会場で所定の日時に行われるため、当該会場から遠く離れた地に居住する者や高齢又は怪我等の理由で移動が困難な者は、当日その催しに出席できないことがある。このような欠席者は、その催しの出席者がスチルカメラで撮影した写真やビデオカメラで撮影したビデオテープを後日もらい受け又は貸し出しを受けて当該催しの様子を知ることになる。
また、最近では、当該催しの会場の様子を複数台のビデオカメラで撮影した画像及び音声をWWW(World Wide Web)サーバ及びインターネットを介して欠席者が所持する端末に配信するサービスを行うものがある(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開2001−319000号公報(第1−2頁) 特開2002−94983号公報(第3−6頁、図1)
各種の催し、特に、結婚披露宴は、様々な場面で構成されているとともに、新郎や新婦等との親密度合いの違いもあって、欠席者が視たいと思う場面は欠席者ごとに異なっている。ところが、上記した従来例において欠席者が視ることができる写真や画像は、いずれも限られた場面のしかも撮影者の視点や感覚で撮影されたものである。また、写真や録画のビデオ画像の場合はもちろん、インターネットの配信サービスの場合に複数のカメラから希望するカメラを選択できるとしても、カメラ自体は固定されているため、欠席者の満足がいく撮影になるとは限らない。また、写真や録画のビデオ画像の場合はもちろん、インターネットの配信サービスの場合でも、欠席者は、新郎や新婦等にお祝い等のメッセージをリアルタイムで伝えることはできない。
したがって、上記した従来例では、欠席者は、催しの様子をその催しに実際に参加しているような臨場感及び一体感を感じつつ鑑賞することができないという課題があった。
この発明に係るロボットによる中継システムは、視覚センサ及び聴覚センサを有し会場内を移動可能なロボットと、ロボットからネットワークを介して供給される視覚センサからの映像信号及び聴覚センサからの音響信号を再生して利用者に視聴させるとともに、利用者が操作部を操作して指示したロボットの走行に関する走行指示データをネットワークを介してロボットに供給する利用者端末とを備えている。
また、この発明に係るロボットによる中継方法は、視覚センサ及び聴覚センサを有し移動可能なロボットと、利用者端末とがネットワークを介して接続された中継システムにおいて、まず、ロボットは、視覚センサからの映像信号及び聴覚センサからの音響信号をネットワークを介して利用者端末へ送信する。次に、利用者端末は、映像信号及び音響信号を再生するとともに、利用者の指示に応じて生成したロボットの走行を指示するための走行指示データをネットワークを介してロボットに供給する。これにより、ロボットは、走行指示データに基づいて走行するものである。
この発明は以上説明したように、視覚センサ及び聴覚センサを有し会場内を移動可能なロボットと、ロボットからネットワークを介して供給される視覚センサからの映像信号及び聴覚センサからの音響信号を再生して利用者に視聴させるとともに、利用者が操作部を操作して指示したロボットの走行に関する走行指示データをネットワークを介してロボットに供給する利用者端末とを備えている。したがって、各種催しの欠席者である利用者がその催しの様子を実際に参加しているような臨場感及び一体感を感じつつ鑑賞することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるロボットによる中継システムを示すものである。
この例のロボットによる中継システムは、ロボット1と、通信制御装置2と、ネットワーク3及び4と、サーバ5と、利用者端末6とから構成されている。ここで、利用者とは、後述する結婚披露宴に当日出席できないが、その結婚披露宴の中継サービスを希望する者をいう。ロボット1は、各催しの会場(会場1、会場2、・・・)ごとに配置され、遠隔操作可能に構成されている。このロボット1は、図2に示すように、少なくとも、頭部1aと、胴部1bと、走行部1cとからなる人間を模した形状を有し、高さは例えば、成人の身長に近い約140〜160cm程度(等身大)である。また、ロボット1は、図2に示すように、視覚センサ11と、聴覚センサ12と、スピーカ13と、無線通信装置14と、モニタ15と、図示せぬ駆動手段とを有している。
視覚センサ11は、図示しないが、例えば、CMOS(Complimentary Metal Oxide Semiconductor)センサ又はCCD(Charge Coupled Device)エリアセンサやレンズ等を有する撮影部と、この撮影部を上下・左右に駆動するパンチルト機構と、撮影部を構成するズーム・レンズを駆動して被写体を拡大したり縮小したりするズーム機構とを備えている。視覚センサ11は、ロボット1の頭部1aの前部やや上部、人間でいえば両目にあたる部分に設けられており、会場の様子を撮影し、映像信号に変換して無線通信装置14に供給する。聴覚センサ12は、例えば、マイクロフォン等からなり、ロボット1の頭部1aの両側部、人間でいえば両耳にあたる部分に設けられており、会場における会話や音楽等の音響を音響信号に変換して無線通信装置14に供給する。スピーカ13は、ロボット1の頭部1aの前部下部、人間でいえば口にあたる部分に設けられており、無線通信装置14から供給される音響信号を音響に変換して放射する。
無線通信装置14は、視覚センサ11からの映像信号や聴覚センサ12からの音響信号を変調して無線信号を生成し、通信制御装置2へ送信する。また、無線通信装置14は、通信制御装置2からの無線信号を受信して音響信号や映像信号を復調し、音響信号をスピーカ13に供給するとともに、映像信号をモニタ15に供給する。無線通信装置14は、ロボット1の胴部1bの背部、人間でいえば背中にあたる部分に設けられている。モニタ15は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)、エレクトロルミネセンス(EL:electroluminescence)ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイパネル(PDP;Plasma Display Panel)等からなり、ロボット1の胴部1bの前部、人間でいえば腹にあたる部分に設けられており、無線通信装置14から供給される映像信号に対応した映像を表示する。図示せぬ駆動手段は、走行部1cを駆動することにより、人間がゆっくり歩く速度(例えば、時速3〜4km程度)で、ロボット1を二足歩行又はスライド走行させる。なお、スライド走行の場合には、ロボット1は図1及び図2に示すように2脚を有する必要はなく、例えば、略円錐状であって、その上部に胴部1bが取り付けられるように構成しても良い。
図1に示す通信制御装置2は、例えば、無線ルータからなり、各催しの会場(会場1、会場2、・・・)ごとに配置されている。通信制御装置2は、無線通信装置14と無線接続され、ネットワーク3とは例えば、ツイスト・ペアケーブル、同軸ケーブルや光ファイバケーブル等により有線接続又は無線接続されている。ネットワーク3は、例えば、構内ネットワーク(LAN: Local Area Network)又は広域ネットワーク(WAN: Wide Area Network)等からなり、サーバ5と例えば、ツイスト・ペアケーブル、同軸ケーブルや光ファイバケーブル等により有線接続又は無線接続されている。一方、ネットワーク4は、例えば、WANやインターネット等からなり、サーバ5と例えば、ツイスト・ペアケーブル、同軸ケーブルや光ファイバケーブル等により有線接続又は無線接続されているとともに、利用者端末6と例えば、ツイスト・ペアケーブル、同軸ケーブルや光ファイバケーブル等により有線接続又は無線接続されている。
サーバ5は、例えば、結婚式場を経営し、その結婚式場の各会場で開催される結婚披露宴の様子を上記ロボット1で撮影してネットワーク4を介して利用者に配信するサービスを提供するサービス提供者により設置される。このサーバ5は、CPU(中央処理装置)等からなる制御部と、ROM、RAMや、FD(フロッピー(登録商標)・ディスク)が装着されるFDD(FDドライブ)、HD(ハード・ディスク)が装着されるHDD、MO(光磁気)ディスクが装着されるMOディスクドライブ、CD−ROMが装着されるCD−ROMドライブ等からなる記憶部と、CRTディスプレイ、LCD、ELディスプレイ、あるいはPDP等からなる表示部と、キーボードやマウス等からなる操作部と、ネットワーク3及び4を介して通信制御装置2及び利用者端末6と通信を行うための通信部とを有するコンピュータ等の情報処理装置によって構成されている。サーバ5の制御部は、利用者端末6からアクセスされた場合、記憶部に記憶されているロボットによる中継プログラムに基づいて後述するロボットによる中継処理等を実行して、サーバ5の各部を制御する。
利用者端末6は、CPU等からなる制御部と、ROM、RAMや、FDが装着されるFDD、HDが装着されるHDD、MOディスクが装着されるMOディスクドライブ、CD−ROMが装着されるCD−ROMドライブ等からなる記憶部と、CRTディスプレイ、LCD、ELディスプレイ、あるいはPDP等からなる表示部と、キーボードやマウス等からなる操作部と、ネットワーク4を介してサーバ5と通信を行うための通信部と、マイクロフォン及びスピーカからなる音響部と、利用者の顔又は姿を撮影するカメラからなる撮影部とを有するコンピュータ等の情報処理装置によって構成されている。利用者端末6の制御部は、記憶部に記憶されたWWWブラウザや、各種のプログラムを実行して、利用者端末6の各部を制御する。
ここで、図3に利用者端末6がネットワーク4を介してサーバ5が提供するホームページにアクセスした際に利用者端末6の表示部に表示される表示画面(以下、体験画面という)の一例を示す。図3に示す体験画面は、映像表示領域21と、フロア見取図表示領域22と、パンチルト操作ボタン23と、ズーム操作ボタン24と、音量調整ボタン25と、中断/再開ボタン26とから構成されている。映像表示領域21は、ロボット1を構成する視覚センサ11によって撮影された映像が表示される領域である。フロア見取図表示領域22は、利用者によって遠隔操作されるロボット1が配置されたフロアの見取り図及び当該フロアにおけるテーブルの配置状況が表示される領域である。ここで、図4に上記フロアの見取り図及び当該フロアにおけるテーブルの配置状況の一例を示す。図4においては、新郎新婦及び媒酌人が着席するテーブル31aと、新郎新婦の親族が着席するテーブル31b及び31cと、新郎新婦の上司、恩師、知人又は友人等が着席するテーブル31d及び31eと、主賓等が着席するテーブル31f及び31gと、ウエディングケーキ等が載置されるテーブル31hとが配置されている。また、各テーブル31a〜31hには、ロボット1が対応するテーブルに所定距離以上接近するとそのことをロボット1が検知して音声、アラーム又は表示等によりその旨を報知するマーク32a〜32hが取り付けられている。このマーク32a〜32hは、会場が狭い場合や結婚披露宴の運営に支障を来さないように上記31a〜31hの他、他の個所に設けても良い。
さらに、図4には、ロボット1の現在位置を示すポジションマーク33aと、利用者が希望するロボット1の移動先を示すポジションマーク33bとが示されている。このうち、ポジションマーク33bは、例えば、利用者が利用者端末6の操作部を構成するマウスを操作して、体験画面上に表示されているマウスカーソルを移動させ、所望の移動先で左ボタンをクリック(右利き用の場合、以下同様とする。)することにより指定する。図3に示す体験画面のフロア見取図表示領域22において、マーク22aがポジションマーク33bに対応し、マーク22bがポジションマーク33bに対応している。マーク22aは、ロボット1の現在位置を示すことを強調するために、例えば、緑色のドットで表示するとともに、ロボット1が静止している場合には常時点灯表示し、ロボット1が移動中の場合には点滅表示する。一方、マーク22bは、ロボット1の移動先を示すことを強調するために、例えば、赤色のドットで表示する。
また、図3において、パンチルト操作ボタン23は、ロボット1を構成する視覚センサ11のパンチルト機構を動作させるために操作されるボタンである。ズーム操作ボタン24は、ロボット1を構成する視覚センサ11のズーム機構を動作させるために操作されるボタンである。音量調整ボタン25は、音響部を構成するスピーカから放射される音響の音量を調整するためのボタンである。このスピーカは、無線通信装置14、通信制御装置2、ネットワーク3、サーバ5及びネットワーク4を介して供給された、ロボット1を構成する聴覚センサ12により獲得された会場における会話や音楽等の音響から変換された音響信号を音響に変換して放射する。中断/再開ボタン26は、利用者がロボット1の操作を中断する旨又は再開する旨をサーバ5へ送信するために操作されるボタンである。中断/再開ボタン26は、利用者が1回操作するごとに、ロボット1の操作を中断する旨及びロボット1の操作を再開する旨がサーバ5へ送信される。上記したボタン23〜26は、利用者がマウス等を操作して体験画面上に表示されたマウスカーソルを当該ボタン上に移動した後、左ボタンをクリック等することにより、当該ボタンに応じた動作が指示されるものである。
次に、上記構成のロボットによる中継システムによる結婚披露宴の中継サービスについて、図5に示すフローチャート及び図6並びに図7に示す表示画面例を参照して説明する。まず、前提として、当該サービス提供者と結婚する当人達とが所定の日時に結婚式及び結婚披露宴を当該サービス提供者が使用する施設で開催することを予め契約する。ここで、当該サービス提供者は「ビー・パレス社」であり、結婚式を挙げる当人達は新郎が「倉田隆造」、新婦が「高峰沙紀」であるとする。また、結婚式が平成15年10月26日(日曜日)午後0時〜午後1時に挙げられ、結婚披露宴が同日午後1時〜午後3時に行われるものとする。この契約は、例えば、当該サービス提供者の結婚式場において、当人達がその結婚式場に設置され、上記した利用者端末6とほぼ同一の構成及び機能を有する端末を操作することにより、当該端末に図6及び図7に示すように表示される案内画面に従って、上記結婚式場の施設のうち、結婚披露宴中継サービスが可能な施設であって、かつ、当日の希望日時に使用可能な施設の中から、結婚式を挙げる教会や神殿、結婚披露宴を行う披露宴会場を選択する。その結果、結婚式は「ビー・パレス社」が運営する式場施設「ビー・パレス・高崎」の「セント・マイケル教会」で挙げられ、結婚披露宴は1階の「吉兆の間」で行われることとなったものとする。この際、当該結婚披露宴に欠席することが予めわかっている欠席者の中に利用者(一人又は複数人)がいる場合(今の場合、「関川寛興」とする。)には、利用者が結婚披露宴中継サービスを利用するための会員番号とパスワードが当人達に提供される。なお、当初は結婚披露宴に出席する予定であったが、出席できなくなった欠席者が発生した場合には、当人達がその旨をサービス提供者に申し出て、その欠席者の会員番号とパスワードが後日提供されるようにしても良い。また、当該結婚披露宴のすべての出席予定者に送付される招待状に各人に対応した会員番号とパスワードを印刷するようにしても良い。いずれの会員番号及びパスワードも、結婚披露宴が開かれる日時のみ有効なものであるとする。今の場合、利用者「関川寛興」の会員番号は「bpt031026」であり、パスワードは「hsrkst」であるとする。
サーバ5の制御部は、図5に示すステップSP1の処理において、ビー・パレス社のホームページにアクセスされたか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、制御部は、同判断を繰り返す。利用者「関川寛興」は、当日(平成15年10月26日、日曜日)の結婚披露宴開始時刻の少し前(例えば、午後0時50分)に、既に動作可能状態にある又は電源を投入して動作可能状態とした利用者端末6の操作部を構成するキーボード又はマウスを操作して、WWWブラウザの起動を指示する。WWWブラウザが起動された後、「関川寛興」がキーボード及びマウスを操作して、「ビー・パレス社」社の結婚披露宴中継サービスのURL(Uniform Resource Locator)アドレス、例えば、「http://www.b-palace.com/wedding-reception/relay-bbservice/」を入力し、サーバ5へのアクセスを指示すると、利用者端末6の制御部は、サーバ5にアクセスする。これにより、ステップSP1の判断結果が「YES」となり、サーバ5の制御部は、ステップSP2へ進む。
ステップSP2では、サーバ5の制御部は、新郎新婦の氏名、利用者の氏名等所定事項の入力を促す画面に関するHTML(Hyper Text Markup Language)等のマークアップ言語(markup language)で記載された文書情報(以下、単に文書情報という。)をネットワーク4を介して当該利用者端末6へ送信した後、上記所定事項が入力されたか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、制御部は、同判断を繰り返す。利用者「関川寛興」は、利用者端末6の表示部に所定事項入力画面が表示されると、例えば、利用者端末6の操作部を構成するキーボード又はマウスを操作して、新郎の氏名「倉田隆造」、新婦の氏名「高峰沙紀」及び自己の氏名「関川寛興」等の所定事項を入力し、内容に間違いがないか確認した後、OKボタン(図示略)にマウスカーソルを移動させて左ボタンをクリックする。これにより、利用者端末6の制御部は、上記所定事項に関するデータをネットワーク4を介してサーバ5へ送信する。したがって、ステップSP2の判断結果が「YES」となり、サーバ5の制御部は、ステップSP3へ進む。
ステップSP3では、サーバ5の制御部は、利用者の会員番号及びパスワードの入力を促す画面に関する文書情報をネットワーク4を介して当該利用者端末6へ送信した後、上記会員番号等が入力されたか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、制御部は、同判断を繰り返す。利用者「関川寛興」は、利用者端末6の表示部に会員番号等入力画面が表示されると、利用者端末6の操作部を構成するキーボード又はマウスを操作して、会員番号「bpt031026」及びパスワード「hsrkst」を入力し、内容に間違いがないか確認した後、例えば、マウスを操作して、OKボタン(図示略)にマウスカーソルを移動させて左ボタンをクリックする。これにより、利用者端末6の制御部は、上記会員番号及びパスワードに関するデータをネットワーク4を介してサーバ5へ送信する。したがって、ステップSP3の判断結果が「YES」となり、サーバ5の制御部は、ステップSP4へ進む。
ステップSP4では、サーバ5の制御部は、利用者端末6の操作者である利用者が正当な利用者であること確認する認証処理を実行し、認証に成功したか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、サーバ5の制御部は、利用者の会員番号及びパスワードの再入力を促す画面に関する文書情報をネットワーク4を介して当該利用者端末6へ送信した後、ステップSP3へ戻る。一方、ステップSP4の判断結果が「YES」の場合、すなわち、利用者「関川寛興」が自己に付与された会員番号「bpt031026」及びパスワード「hsrkst」を正確に入力することにより、正当な利用者であること確認する認証に成功した場合には、サーバ5の制御部は、ステップSP5へ進む。
ステップSP5では、サーバ5の制御部は、現在の日時がステップSP4の処理で認証に成功した利用者が配信サービスを受ける結婚披露宴が行われる日時であるか否かを判断する。この判断は、例えば、制御部の内外部にハードウェア又はソフトウエアとして設けられた時計機能から送信される現在の日時と、上記会員番号及びパスワードに対応してアクセスを許可するとして設定された日時とを比較して行う。ステップSP5の判断結果が「YES」の場合には、サーバ5の制御部は、ステップSP6へ進む。ステップSP6では、サーバ5の制御部は、ロボット1を構成する視覚センサ11により撮影され、通信制御装置2、ネットワーク3を介して送信された当該結婚披露宴の画像データと、当該披露宴会場(今の場合、「吉兆の間」)の見取り図等とにより構成される体験画面(図3参照)に関する文書情報を作成し、それをネットワーク4を介して利用者端末6へ送信した後、ステップSP7へ進む。これにより、利用者「関川寛興」の利用者端末6を構成する表示部には、図3に示す体験画面が表示され、映像表示領域21には、ロボット1の視覚センサ11により撮影された、新郎「倉田隆造」及び新婦「高峰沙紀」の結婚披露宴の様子が映し出される。
ステップSP7では、サーバ5の制御部は、体験画面を構成する、パンチルト操作ボタン23、ズーム操作ボタン24、音量調整ボタン25又はコマンドボタン26のいずれかを機能させるために、あるいはロボット1の移動先を指定するためにマウス等が操作されたか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、サーバ5の制御部は、同判断を繰り返す。一方、利用者「関川寛興」が、利用者端末6の表示部に表示された体験画面中のパンチルト操作ボタン23、ズーム操作ボタン24、音量調整ボタン25又はコマンドボタン26のいずれかを機能させるために、あるいはロボット1の移動先を指定するためにマウス等を操作すると、その操作に応じたデータが利用者端末6、ネットワーク4を介してサーバ5に供給される。これにより、ステップSP7の判断結果が「YES」となり、サーバ5の制御部は、ステップSP8へ進む。
ステップSP8では、サーバ5の制御部は、パンチルト操作ボタン23、ズーム操作ボタン24、音量調整ボタン25又はコマンドボタン26の機能、あるいはロボット1の移動先の指定に応じた制御データをネットワーク3、通信制御装置2を介してロボット1へ送信した後、ステップSP9へ進む。利用者「関川寛興」が、例えば、マウスを操作して、図3に示す体験画面のフロア見取図表示領域22において、マウスカーソルを現在マーク22bが表示されている個所に移動させた後、左ボタンをクリックすると、利用者端末6の制御部は、当該個所にマーク22bを赤色のドットで表示させるとともに、この操作に応じたデータが利用者端末6及びネットワーク4を介してサーバ5に供給する。これにより、サーバ5の制御部は、ロボット1を「吉兆の間」のマーク22bに応じた個所(図4のポジションマーク33b参照)に移動させるための制御データをネットワーク3及び通信制御装置2を介してロボット1へ送信する。
この結果、ロボット1は、当該披露宴会場(今の場合、「吉兆の間」)内をポジションマーク33aからポジションマーク33bに向かって移動する。このロボット1の移動中であることを示すデータは、無線通信装置14、通信制御装置2及びネットワーク3を介してサーバ5へ送信される。これにより、サーバ5の制御部は、上記したロボット1の移動中であることを示すデータを、ネットワーク4を介して利用者端末6へ送信する。これにより、利用者端末6の制御部は、上記したロボット1の移動中であることを示すデータに基づいて、図3に示す体験画面のフロア見取図表示領域22において、マーク22aを緑色で点滅表示させつつ、マーク22bに向かって移動させていく。
また、利用者「関川寛興」が、例えば、マウスを操作して、マウスカーソルを、図3に示すパンチルト操作ボタン23又はズーム操作ボタン24上に移動させた後、左ボタンをクリックする(ステップSP7)と、利用者端末6の制御部は、パンチルト操作ボタン23又はズーム操作ボタン24の操作に応じたデータが利用者端末6及びネットワーク4を介してサーバ5に供給する。これにより、サーバ5の制御部は、ロボット1のパンチルト機構又はズーム機構が動作させるための制御データをネットワーク3及び通信制御装置2を介してロボット1へ送信する。
この結果、ロボット1は、当該披露宴会場(今の場合、「吉兆の間」)内の所定の個所において、その視覚センサ11をパンチルトさせ、又はズームさせて映像を撮影する(ステップSP8)。この視覚センサ11によって撮影された映像は、映像信号に変換され、無線通信装置14、通信制御装置2及びネットワーク3を介してサーバ5へ送信される。これにより、サーバ5の制御部は、上記した映像信号を、ネットワーク4を介して利用者端末6へ送信する。これにより、利用者端末6の制御部は、上記した映像信号に基づいて、図3に示す映像表示領域21に表示する。以上説明した処理により、利用者「関川寛興」は、ロボット1の視覚センサ11を通じて、視点を変更したり、新郎新婦、出席者、あるいはウエディングケーキを拡大表示して視ることができる。
また、上記したロボット1の移動中及び利用者「関川寛興」が視覚センサ11を遠隔操作している間、ロボット1の聴覚センサ12は、会場における会話や音楽等の音響(周囲環境音)を音響信号に変換して無線通信装置14に供給し続けている。したがって、この音響信号が無線通信装置14、通信制御装置2及びネットワーク3を介してサーバ5へ送信される。これにより、サーバ5の制御部は、上記した音響信号を、ネットワーク4を介して利用者端末6へ送信する。したがって、利用者端末6の制御部は、上記した音響信号に基づいて、音響部を構成するスピーカ(図示略)から音響を放射させるので、利用者「関川寛興」は周囲環境音を聞くことができる。利用者「関川寛興」は、例えば、マウスを操作して、マウスカーソルを、図3に示す音量調整ボタン25上に移動させた後、所定距離ドラッグさせた後ドロップさせることにより、上記したスピーカから放射される音響の音量を調整する。
さらに、利用者「関川寛興」が撮影部を構成するカメラにより自己の顔又は姿を撮影しつつ、音響部を構成するマイクロフォンに向かってしゃべることにより、カメラからの映像信号と、マイクロフォンからの音響信号とが利用者端末6及びネットワーク4を介してサーバ5に供給される。これにより、サーバ5の制御部は、上記した映像信号及び音響信号を、ネットワーク3及び通信制御装置2を介してロボット1へ送信する。したがって、ロボット1のモニタ15には利用者「関川寛興」の顔又は姿が映し出され、スピーカ13からは利用者「関川寛興」の声が放射される。そこで、利用者「関川寛興」は、新郎新婦にリアルタイムでお祝いを伝えたり、お祝いのスピーチを行ったり、あるいは歌などの余興を行うことができる。また、上記したように、視覚センサ11により当該披露宴会場(今の場合、「吉兆の間」)内の様子が撮影され、聴覚センサ12により周囲環境音が獲得されるので、利用者「関川寛興」は、新郎新婦からお礼の言葉を受けたり、出席者と会話をすることができる。
ステップSP9では、サーバ5の制御部は、所定時間が経過したか否かを判断する。この判断は、例えば、上記した時計機能から送信される現在の日時と、予め設定された結婚披露宴の終了時刻(今の場合、午後3時)とを比較して行う。なお、結婚披露宴は何らかの原因で時間を超過する場合があるが、その場合には、サービス提供者側でサーバ5の操作部を操作して終了時刻を変更しても良い。ステップSP9の判断結果が「NO」の場合には、サーバ5の制御部は、ステップSP10へ進む。ステップSP10では、サーバ5の制御部は、利用者端末6からロボット1の操作中断を指示するデータが送信されたか否かを判断する。上記したロボット1の操作中断を指示するデータは、図3に示す中断/再開ボタン26が操作されると、利用者端末6がネットワーク4を介してサーバ5へ送信する。ステップSP10の判断結果が「NO」の場合には、サーバ5の制御部は、ステップSP6へ戻り、上記したステップSP6〜SP9の処理を繰り返す。
一方、ステップSP10の判断結果が「YES」の場合、すなわち、利用者端末6からロボット1の操作中断を指示するデータが送信された場合には、サーバ5の制御部は、ステップSP11へ進む。ステップSP11では、サーバ5の制御部は、サービス提供者の従業員の行うサーバ5を構成する操作部の操作に応じてロボット1を遠隔操作した後、ステップSP12へ進む。この場合にも、ロボット1の視覚センサ11により撮影された結婚披露宴の様子は図3に示す体験画面を構成する映像表示領域21に表示されるとともに、聴覚センサ12により獲得された音響は利用者端末6を構成する音響部のスピーカから放射される。なお、上記従業員がロボット1を操作する際には、サーバ5を構成する操作部ではなく、利用者端末6とほぼ同一の構成及び機能を有し、ネットワーク3又は4に接続された従業者端末を構成する操作部を操作しても良い。
ステップSP12では、サーバ5の制御部は、利用者端末6からロボット1の操作再開を指示するデータが送信されたか否かを判断する。上記したロボット1の操作再開を指示するデータは、利用者「関川寛興」によるロボット1の操作が中断されている状態において、図3に示す中断/再開ボタン26が操作されると、利用者端末6がネットワーク4を介してサーバ5へ送信する。ステップSP12の判断結果が「NO」の場合には、サーバ5の制御部は、ステップSP11へ戻り、上記従業員の操作に応じたロボット1の遠隔操作を繰り返す。一方、ステップSP12の判断結果が「YES」の場合、すなわち、利用者端末6からロボット1の操作再開を指示するデータが送信された場合には、サーバ5の制御部は、ステップSP6へ戻り、上記したステップSP6〜SP9の処理を繰り返す。上記したステップSP10〜SP12の処理を行うのは、上記したように、結婚披露宴は通常2〜3時間という長い時間をかけて行われるので、長時間の操作を好まない利用者の便宜を図るためや利用者の負担を軽減するためである。
一方、ステップSP9の判断結果が「YES」の場合、すなわち、所定時間が経過した場合には、サーバ5の制御部は、ステップSP14へ進む。ステップSP14では、サーバ5の制御部は、結婚披露宴の中継サービスを終了する旨の表示データ及び、図3に示すパンチルト操作ボタン23、ズーム操作ボタン24、音量調整ボタン25並びに中断/再開ボタン26の機能を無効にするための制御データをネットワーク4を介して利用者端末6へ送信する終了処理を行った後、一連の処理を終了する。これにより、利用者端末6の制御部は、サーバ5から供給された結婚披露宴の中継サービスを終了する旨を表示部に表示するとともに、図3に示すパンチルト操作ボタン23、ズーム操作ボタン24、音量調整ボタン25並びに中断/再開ボタン26の機能を無効にした後、一連の処理を終了する。
また、ステップSP5の判断結果が「NO」の場合、すなわち、現在の日時がステップSP4の処理で認証に成功した利用者が配信サービスを受ける結婚披露宴が行われる日時でない場合には、サーバ5の制御部は、ステップSP14へ進む。ステップSP14では、サーバ5の制御部は、結婚披露宴の中継サービスは時間外であってできない旨の表示データ及び、図3に示すパンチルト操作ボタン23、ズーム操作ボタン24、音量調整ボタン25並びに中断/再開ボタン26の機能を無効にするための制御データをネットワーク4を介して利用者端末6へ送信するエラー処理を行った後、一連の処理を終了する。これにより、利用者端末6の制御部は、サーバ5から供給された結婚披露宴の中継サービスが時間外であってできない旨を表示部に表示するとともに、図3に示すパンチルト操作ボタン23、ズーム操作ボタン24、音量調整ボタン25並びに中断/再開ボタン26の機能を無効にした後、一連の処理を終了する。
このように、この例の構成によれば、利用者は、結婚披露宴の当日出席できない場合でも、自分の利用者端末6によりロボット1を操作することにより、自分の視点や感覚、目線で結婚披露宴の様子を鑑賞することができる。また、利用者は、新郎新婦にリアルタイムでお祝いを伝えたり、お祝いのスピーチを行ったり、あるいは歌などの余興を行うことができる。さらに、視覚センサ11により当該披露宴会場内の様子が撮影され、聴覚センサ12により周囲環境音が獲得されるので、利用者は、新郎新婦からお礼の言葉を受けたり、出席者と会話をすることができる。この結果、利用者は、結婚披露宴の様子をその結婚披露宴に実際に参加しているような臨場感及び一体感を感じつつ鑑賞することができる。一方、サービス提供者は、利用者に対しロボット1の操作使用料として割増料金を設定することができる。
実施の形態2.
まず、この発明の実施の形態2におけるロボットによる中継システムのハードウェア構成については、以下で特に説明する以外は、図1に示す、この発明の実施の形態1におけるロボットによる中継システムのハードウェア構成とほぼ同様である。ただ、このロボットによる中継システムを構成するロボット1及び通信制御装置2は、遊戯施設に設置され、サーバ5の制御部が実行するロボットによる中継処理が後述するように異なっている。概略的にいえば、この発明の実施の形態2においては、上記したこの発明の実施の形態1で説明したロボットによる中継処理に加えて、遊戯施設における乗り物やパレードと、その体験時間とを予約する機能が付加されている。
次に、上記構成のロボットによる中継システムによる遊戯施設の疑似体験中継サービスについて、図8及び図9に示すフローチャート及び図10〜図12に示す表示画面例を参照して説明する。なお、図9において、図5に示す各ステップに対応する部分には同一の符号を付け、その説明を省略する。まず、前提として、当該サービス提供者(今の場合、「レインボー・ランド社」とする。)と利用者とが「レインボー・ランド社」が運営する遊戯施設(今の場合、「レインボー・ランド」とする。)の疑似体験中継サービスを当該利用者が利用することを予め契約する。ここで、遊戯施設の疑似体験中継サービスとしては、乗り物では、「観覧車」、「ジェットコースター(商標名)」及び「メリーゴーランド」が現在提供中であり、パレードでは、「昼の部」及び「夜の部」が現在提供中であるものとする。そして、上記契約の際には、利用者(今の場合、「横田多実」とする。)には、遊戯施設の疑似体験中継サービスを利用するための会員番号とパスワードが提供される。この会員番号及びパスワードは、上記契約が締結されている限りは有効なものであるとする。今の場合、利用者「横田多実」の会員番号は「rl030524」であり、パスワードは「ytkmoaai」であるとする。
サーバ5の制御部は、図8に示すステップSP21の処理において、レインボー・ランド社のホームページにアクセスされたか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、制御部は、同判断を繰り返す。利用者「横田多実」は、遊戯施設の疑似体験中継サービスの利用を予定している何日か前に、既に動作可能状態にある又は電源を投入して動作可能状態とした利用者端末6の操作部を構成するキーボード又はマウスを操作して、WWWブラウザの起動を指示する。WWWブラウザが起動された後、「横田多実」がキーボード及びマウスを操作して、「レインボー・ランド」社の遊戯施設の疑似体験中継サービスのURLアドレス、例えば、「http://www.rainbow-land.com/attraction/relay-bbservice/」を入力し、サーバ5へのアクセスを指示すると、利用者端末6の制御部は、サーバ5にアクセスする。これにより、ステップSP21の判断結果が「YES」となり、サーバ5の制御部は、ステップSP22へ進む。
ステップSP22では、サーバ5の制御部は、図10に示す予約申込みサービス画面に関する文書情報をネットワーク4を介して当該利用者端末6へ送信した後、図10の右下部に示す予約ボタンが操作されたか否かを判断する。図10の例では、遊戯施設の疑似体験中継サービスとして、乗り物では、「観覧車」、「ジェットコースター」及び「メリーゴーランド」が現在提供中であり、パレードでは、「昼の部」及び「夜の部」が現在提供中であることが示されている。利用者「横田多実」は、利用者端末6の表示部に予約申込みサービス画面が表示されると、現在提供中の遊戯施設の疑似体験中継サービスを確認し、予約申込みを行う場合には、例えば、利用者端末6の操作部を構成するキーボード又はマウスを操作して、図示せぬ記入欄に予約日時(例えば、平成15年5月4日)を入力するとともに、予約ボタンにマウスカーソルを移動させて左ボタンをクリックする。これにより、利用者端末6の制御部は、予約ボタンが操作された旨を示すデータをネットワーク4を介してサーバ5へ送信する。したがって、ステップSP22の判断結果が「YES」となり、サーバ5の制御部は、ステップSP23へ進む。
ステップSP23では、サーバ5の制御部は、利用者の会員番号及びパスワードの入力を促す画面に関する文書情報をネットワーク4を介して当該利用者端末6へ送信した後、上記会員番号等が入力されたか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、制御部は、同判断を繰り返す。利用者「横田多実」は、利用者端末6の表示部に会員番号等入力画面が表示されると、利用者端末6の操作部を構成するキーボード又はマウスを操作して、会員番号「rl030524」及びパスワード「ytkmoaai」を入力し、内容に間違いがないか確認した後、例えば、マウスを操作して、OKボタン(図示略)にマウスカーソルを移動させて左ボタンをクリックする。これにより、利用者端末6の制御部は、上記会員番号及びパスワードに関するデータをネットワーク4を介してサーバ5へ送信する。したがって、ステップSP23の判断結果が「YES」となり、サーバ5の制御部は、ステップSP24へ進む。
ステップSP24では、サーバ5の制御部は、利用者端末6の操作者である利用者が正当な利用者であること確認する認証処理を実行し、認証に成功したか否かを判断する。この判断結果が「NO」の場合には、サーバ5の制御部は、利用者の会員番号及びパスワードの再入力を促す画面に関する文書情報をネットワーク4を介して当該利用者端末6へ送信した後、ステップSP23へ戻る。一方、ステップSP24の判断結果が「YES」の場合、すなわち、利用者「横田多実」が自己に付与された会員番号「rl030524」及びパスワード「ytkmoaai」を正確に入力することにより、正当な利用者であること確認する認証に成功した場合には、サーバ5の制御部は、ステップSP25へ進む。
ステップSP25では、サーバ5の制御部は、例えば、図11に示す紹介・選択画面に関する文書情報をネットワーク4を介して当該利用者端末6へ送信した後、ステップSP26へ進む。ステップSP26では、サーバ5の制御部は、いずれかの乗り物又はパレードが選択されたか否かを判断する。図11の例では、観覧車が上部近傍に到達した際に眼下に見ることができる景色の紹介、昼夜各1回行われるパレードの趣旨や登場キャラクタ等の紹介が示されている。利用者「横田多実」は、利用者端末6の表示部に図11に示す紹介・選択画面が表示されると、紹介内容を吟味した後、例えば、観覧車の疑似体験中継サービスの利用を選択するために、「観覧車の展望の紹介」にマウスカーソルを移動させて左ボタンをクリックする。これにより、利用者端末6の制御部は、観覧車の疑似体験中継サービスが選択されたことを示すデータをネットワーク4を介してサーバ5へ送信する。したがって、ステップSP26の判断結果が「YES」となり、サーバ5の制御部は、ステップSP27へ進む。
ステップSP27では、サーバ5の制御部は、例えば、図12に示す現在予約状況画面に関する文書情報をネットワーク4を介して当該利用者端末6へ送信した後、ステップSP28へ進む。ステップSP28では、サーバ5の制御部は、いずれかの乗り物又はパレードが予約されたか否かを判断する。図12の例では、予約日時(今の場合、平成15年5月4日)における観覧車の疑似体験中継サービスが10時から13時まで及び14時から17時まで既に予約済みであり、ジェットコースターの疑似体験中継サービスが10時から14時まで及び16時から18時まで既に予約済みであり、メリーゴーランドの疑似体験中継サービスが11時から15時まで既に予約済みであることを示している。利用者「横田多実」は、利用者端末6の表示部に図12に示す現在の予約状況画面が表示されると、観覧車の現在の予約状況と、自分の都合とを考慮して、例えば、13時から14時までの予約を行うために、利用者端末6の操作部を構成するキーボード又はマウスを操作して、図12の下部に示されている開始時間や終了時間を入力する。これにより、利用者端末6の制御部は、観覧車の疑似体験中継サービスが13時から14時まで予約されたことを示すデータをネットワーク4を介してサーバ5へ送信する。したがって、ステップSP28の判断結果が「YES」となり、サーバ5の制御部は、ステップSP29へ進む。
ステップSP29では、サーバ5の制御部は、図示しないが、利用者「横田多実」の予約により更新された現在の予約状況と、上記した予約で決定するか否かを促す更新された予約状況画面に関する文書情報をネットワーク4を介して当該利用者端末6へ送信した後、ステップSP30へ進む。ステップSP30では、サーバ5の制御部は、疑似体験中継サービスの終了が指示されたされたか否かを判断する。利用者「横田多実」は、利用者端末6の表示部に更新された予約状況画面が表示されると、上記予約を決定する場合には、例えば、マウスを操作して、終了ボタン(図示略)にマウスカーソルを移動させて左ボタンをクリックする。これにより、利用者端末6の制御部は、観覧車の疑似体験中継サービスが13時から14時まで予約され決定されたことを示すデータをネットワーク4を介してサーバ5へ送信する。したがって、ステップSP30の判断結果が「YES」となり、サーバ5の制御部は、ステップSP31へ進む。ステップSP31では、サーバ5の制御部は、図示しないが、予約が正常に終了したことを示す終了画面に関する文書情報をネットワーク4を介して当該利用者端末6へ送信した後、一連の処理を終了する。なお、サーバ5の制御部は、後日、利用者「横田多実」に宛てて、予約が正常になされた旨、その予約に関する予約番号、予約日時に近づいた場合には改めて連絡する旨の電子メールをネットワーク4を介して送信する。
一方、利用者端末6の表示部に表示された、更新された予約状況画面を視た利用者「横田多実」は、上記予約を取り消す場合には、例えば、マウスを操作して、取消ボタン(図示略)にマウスカーソルを移動させて左ボタンをクリックする。これにより、利用者端末6の制御部は、観覧車の疑似体験中継サービスの13時から14時までの予約が取り消されたことを示すデータをネットワーク4を介してサーバ5へ送信する。したがって、ステップSP30の判断結果が「NO」となり、サーバ5の制御部は、ステップSP28へ戻り、上記したステップSP28及びSP29の処理を繰り返す。
上記した予約処理で予約された日時(今の場合、平成15年5月4日)が近づくと、サーバ5の制御部は、利用者「横田多実」に宛てて、観覧車の疑似体験中継サービスが平成15年5月4日の13時から14時まで予約されていること、その日時に近づいた旨の電子メールをネットワーク4を介して送信する。なお、この連絡は、電子メールの他、レインボー・ランド社の従業員が電話又はFAX等により行っても良い。
また、ステップSP22の判断結果が「NO」の場合、すなわち、図10に示す予約申込みサービス画面の右下部に表示された予約ボタンが操作されなかった場合には、サーバ5の制御部は、図9に示すステップSP32へ進む。ステップSP32では、サーバ5の制御部は、利用する疑似体験中継サービスの種類や予約番号等所定事項の入力を促す画面に関する文書情報をネットワーク4を介して当該利用者端末6へ送信した後、上記所定事項が入力されたか否かを判断する。ステップSP32の判断結果が「NO」の場合には、サーバ5の制御部は、図8に示すステップSP22へ戻る。一方、ステップSP32の判断結果が「YES」の場合、すなわち、疑似体験中継サービスの種類や予約番号等所定事項が入力された場合には、サーバ5の制御部は、ステップSP3へ進む。なお、ステップSP3〜SP14の処理については、基本的には、上記した実施の形態1において説明した処理と同様である。ただ、ロボット1は、乗り物の疑似体験中継サービスの場合には、当該乗り物に搭載され、パレードの疑似体験中継サービスの場合には、当該パレードが通過するレインボー・ランドの敷地内の所定個所に設置される。また、通信制御装置2は、乗り物の疑似体験中継サービスの場合には、当該乗り物を操作する操作室に設置され、パレードの疑似体験中継サービスの場合には、当該パレードが通過するレインボー・ランドの敷地内の所定個所に設置される。この場合、ロボット1の移動可能範囲は、乗り物の場合には所定の椅子(観覧車及びジェットコースターの場合)や「ウマ」(メリーゴーランドの場合)等に載置されたままであり、パレードの場合には通信制御装置2との間で無線通信を行うことができる範囲である。
このように、この例の構成によれば、遊戯施設のような事前に疑似体験中継サービスを予約することができる性質のものの場合には、利用者は、余裕を持って予約することができ、居住地が遊戯施設から遠く、交通費等の理由で当該遊戯施設に赴くことができない場合でも、遊戯施設の乗り物やパレード等を臨場感及び一体感を感じつつ擬似的にかつ確実に体験することができる。一方、サービス提供者は、サービス利用可能時間を設定することにより、利用者に対しロボット1の操作使用料として割増料金を設定することができる。
以上、この実施の形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
例えば、上述の実施の形態1及び2においては、ネットワーク3及び4は別々のネットワークである例を示したが、これに限定されず、ネットワーク3及び4は同一のネットワーク、例えば、インターネットであっても良い。この場合、サーバ5が通信制御装置2の機能を有しても良い。さらに、通信制御装置2はそのままで利用者端末6がサーバ5の機能をも備えるように構成しても良い。この場合、ロボットによる中継プログラムが利用者端末6にインストールされる。すなわち、利用者端末6は、WWWブラウザを介してサーバ5にアクセスし、間接的にロボット1を遠隔操作するのではなく、インストールされたロボットによる中継プログラムが起動されることにより、直接ロボット1を遠隔操作するのである。
また、上述の実施の形態1及び2においては、ロボット1の操作を利用者が基本的に行う例を示したが、これに限定されず、サービス提供者の従業員がロボット1の操作を基本的に行い、利用者が操作を希望する場合だけ中断/再開ボタン26を操作してその旨をサーバ5へ送信しても良い。サービス提供者の従業員がロボット1の操作している間であっても、利用者は、視覚センサ11により撮影された結婚披露宴等の様子を視ることができるとともに、聴覚センサ12によって獲得された周囲環境音を聞くことができる。
また、上述の実施の形態1及び2においては、1台のロボット1を一人の利用者が利用する例を示したが、これに限定されず、1台のロボット1を複数人の利用者で利用するようにしても良い。この場合、利用者がロボット1の操作を希望して中断/再開ボタン26を操作した際に他の利用者が操作していたならば、その旨を音声又は表示によりネットワーク4を介して利用者端末6へ送信するとともに、操作の予約を同時に行い、さらに、現在利用中の利用者の利用端末6に対し他の利用者が操作を希望している旨音声又は表示によりネットワーク4を介して送信しても良い。そして、今までロボット1を操作していた利用者がその操作を終了すると、予約に従って他の利用者が当該ロボット1を操作することができる。
また、上述の実施の形態1及び2においては、終了時間となるまで利用者がロボット1の操作をする例を示したが、これに限定されず、利用者が終了時間前にロボット1の操作を終了したい場合に備えて終了ボタンを設けても良い。
また、上述の実施の形態1及び2においては、ロボット1の視覚センサ11がパンチルトされる例を示したが、これに限定されず、ロボット1の頭部1a自体がパン又はチルトされるように構成しても良い。
また、上述の実施の形態1及び2においては、1つの会場に1台のロボット1が配置されている例を示したが、これに限定されず、1つの会場に複数台のロボット1を配置して、複数の利用者が複数台のロボット1を同時に操作できるように構成しても良い。なお、複数台のロボット1が同時に移動することで催しの運営に支障を来す場合には、各ロボット1の動作範囲をそれぞれ限定することが考えられる。また、上記複数台のロボット1をサービス提供者の従業員が操作する場合には、各ロボット1から送信された映像の中から良いものを選択して利用者へ送信するように構成しても良い。
また、上述の実施の形態2においては、疑似体験中継サービスの種類と時間とを予約する例を示したが、これに限定されず、どの場面のどの角度からというような細かな要望をも予約できるとともに、その予約に従ってサービス提供者の従業者がロボット1を操作するようにしても良い。この場合、上記要望は、予約後に電話や電子メールでサービス提供者に伝達するようにしても良い。このように構成すれば、より自分の視点で乗り物等を擬似的に体験することができる。
また、上述の実施の形態1においては、この発明を結婚披露宴の中継サービスに適用する例を示したが、これに限定されず、この発明は、結婚式、告別式、葬式、保育園の入園式、卒園式、おゆうぎ会、小中学校の入学式、卒業式、学芸会、運動会、文化祭、授業参観、三者面談等の中継サービスに適用しても良い。
また、上述の実施の形態2においては、この発明を遊戯施設の中継サービスに適用する例を示したが、これに限定されず、この発明は、サファリパーク(草食動物エリア、肉食動物エリア、水生動物エリア、鳥類エリア等)、サーカス、水族館、動物園に適用しても良い。
また、上述の実施の形態1及び2においては、利用者端末6としてコンピュータ等の情報処理装置を用いる例を示したが、これに限定されず、利用者端末6としては、例えば、カメラ機能を有する、携帯電話、簡易型携帯電話(PHS:Personal Handy-phone System)や、携帯電話やPHSとケーブルを介して接続された又は通信機能を内蔵したPCカードが挿入された、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)、ノート型、パーム型、ポケット型等のコンピュータでも良い。さらに、利用者端末6としては、ヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)と、ヘッドフォン、ポインティング・デバイスなどを組み合わせたウェアラブルな端末でも良い。
また、上述の実施の形態1及び2においては、ロボット1に視覚センサ11及び聴覚センサ12を設ける例を示したが、これに限定されない。例えば、ロボット1にさらに触覚センサや加速度センサ、圧力センサ等を設け、これらの各種センサからの検出信号を通信制御装置2、ネットワーク3、サーバ5及びネットワーク4を介して利用者端末6へ送信するとともに、上記各種センサからの検出信号に応じて作動する振動素子、加圧素子等を身につけるように構成しても良い。この構成によれば、利用者は、ロボット1に与えられた、目線での視覚的な刺激、振動等を感じることができ、より一層臨場感や一体感を体験することができる。この場合、ロボット1の身長、体重等を利用者の身長、体重等と同等のものとすれば、利用者は、よりリアルに各催しを体験することができる。
この発明の実施の形態1を示すロボットによる中継システムのブロック図である。 同システムを構成するロボットの外観構成を示す概略図である。 利用者端末6がネットワーク4を介してサーバ5が提供するホームページにアクセスした際に利用者端末6の表示部に表示される体験画面の一例を示す図である。 あるフロアの見取り図及び当該フロアにおけるテーブルの配置状況の一例を示す概略図である。 ロボットによる中継処理を説明するためのフローチャートである。 表示画面の一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 この発明の実施の形態2であるロボットによる中継システムにおける中継処理を説明するためのフローチャートである。 同ロボットによる中継処理を説明するためのフローチャートである。 表示画面の一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。 表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
1 ロボット、1a 頭部、1b 胴部、1c 走行部、2 通信制御装置、3,4 ネットワーク、5 サーバ、6 利用者端末、11 視覚センサ、12 聴覚センサ、13 スピーカ、14 無線通信装置、15 モニタ、21 映像表示領域、22 フロア見取図表示領域、22a,22b マーク、23 パンチルト操作ボタン、24 ズーム操作ボタン、25 音量調整ボタン、26 コマンドボタン、31a〜31h テーブル、32a〜32h マーク。

Claims (17)

  1. 視覚センサ及び聴覚センサを有し、移動可能なロボットと、
    前記ロボットからネットワークを介して供給される前記視覚センサからの映像信号及び前記聴覚センサからの音響信号を再生するとともに、利用者の指示に応じて生成した前記ロボットの走行を指示するための走行指示データを前記ネットワークを介して前記ロボットに供給する利用者端末と
    を備えていることを特徴とするロボットによる中継システム。
  2. 前記利用者端末は、前記ロボットの現在の利用予約状況に応じて前記ロボットの利用を予約するための予約手段を有することを特徴とする請求項1記載のロボットによる中継システム。
  3. ロボットと、サーバと、利用者端末とがネットワークを介して接続されたロボットによる中継システムであって、
    前記ロボットは、視覚センサ及び聴覚センサを有し、移動可能に構成され、
    前記サーバは、前記ロボットから前記ネットワークを介して供給される前記視覚センサからの映像信号及び前記聴覚センサからの音響信号を前記ネットワークを介して前記利用者端末に供給するとともに、前記利用者端末から前記ネットワークを介して供給される前記ロボットの走行を指示するための走行指示データを前記ネットワークを介して前記ロボットに供給し、
    前記利用者端末は、前記映像信号及び前記音響信号を再生するとともに、利用者の指示に応じて生成した前記走行指示データを前記ネットワークを介して前記サーバに供給する
    ことを特徴とするロボットによる中継システム。
  4. 前記サーバは、前記ロボットの現在の利用予約状況に関する予約状況データを前記ネットワークを介して前記利用者端末へ送信し、前記利用者端末は、前記予約状況データを考慮して前記利用者が入力した前記ロボットの利用を予約するための予約データを前記ネットワークを介して前記サーバへ送信することを特徴とする請求項3記載のロボットによる中継システム。
  5. 前記ロボットは、少なくとも頭部と走行部とからなる等身大の人間形状を有し、前記視覚センサは前記頭部の前部やや上部に設けられ、前記聴覚センサは前記頭部の両側部に設けられ、前記走行部は所定速度で前記ロボットを二足歩行又はスライド走行させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のロボットによる中継システム。
  6. 前記ロボットは、前記頭部の前部下部に設けられたスピーカと、モニタとを有し、前記利用者端末は、前記利用者の音声を音声信号に変換するマイクと、前記利用者の顔又は姿を撮影して映像信号を出力するカメラとを有し、前記音声信号及び前記映像信号を前記ネットワークを介して前記ロボットに供給することを特徴とする請求項1、2又は5記載のロボットによる中継システム。
  7. 前記ロボットは、前記頭部の前部下部に設けられたスピーカと、モニタとを有し、前記利用者端末は、前記利用者の音声を音声信号に変換するマイクと、前記利用者の顔又は姿を撮影して映像信号を出力するカメラとを有し、前記音声信号及び前記映像信号を前記ネットワークを介して前記サーバに供給し、前記サーバは、前記音声信号及び前記映像信号を前記ネットワークを介して前記ロボットに供給することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1に記載のロボットによる中継システム。
  8. 前記ロボットが配置される会場の所定個所には、前記ロボットが所定距離以上接近するとそのことを前記ロボットが検知してその旨を報知するマークが設けられていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1に記載のロボットによる中継システム。
  9. コンピュータに請求項1乃至8のいずれか1に記載の機能を実現させるためのロボットによる中継プログラム。
  10. 視覚センサ及び聴覚センサを有し移動可能なロボットと、利用者端末とがネットワークを介して接続された中継システムにおけるロボットによる中継方法であって、
    前記ロボットが、前記視覚センサからの映像信号及び前記聴覚センサからの音響信号を前記ネットワークを介して前記利用者端末へ送信する第1のステップと、
    前記利用者端末が、前記映像信号及び前記音響信号を再生するとともに、利用者の指示に応じて生成した前記ロボットの走行を指示するための走行指示データを前記ネットワークを介して前記ロボットに供給する第2のステップと、
    前記ロボットが、前記走行指示データに基づいて走行する第3のステップと
    を有することを特徴とするロボットによる中継方法。
  11. 前記利用者端末が、前記ロボットの現在の利用予約状況に応じて前記ロボットの利用を予約する第4のステップを有することを特徴とする請求項10記載のロボットによる中継方法。
  12. 視覚センサ及び聴覚センサを有し移動可能なロボットと、サーバと、利用者端末とがネットワークを介して接続された中継システムにおけるロボットによる中継方法であって、
    前記ロボットが、前記視覚センサからの映像信号及び前記聴覚センサからの音響信号を前記ネットワークを介して前記サーバへ送信する第1のステップと、
    前記サーバが、前記映像信号及び前記音響信号を前記ネットワークを介して前記利用者端末に供給する第2のステップと、
    前記利用者端末が、前記映像信号及び前記音響信号を再生するとともに、利用者の指示に応じて生成した前記ロボットの走行を指示するための走行指示データを前記ネットワークを介して前記サーバに供給する第3のステップと、
    前記サーバが、前記走行指示データを前記ネットワークを介して前記ロボットへ送信する第4のステップと、
    前記ロボットが、前記走行指示データに基づいて走行する第5のステップと
    を有することを特徴とするロボットによる中継方法。
  13. 前記サーバが、前記ロボットの現在の利用予約状況に関する予約状況データを前記ネットワークを介して前記利用者端末へ送信する第6のステップと、
    前記利用者端末が、前記予約状況データを考慮して前記利用者が入力した前記ロボットの利用を予約するための予約データを前記ネットワークを介して前記サーバへ送信する第7のステップと、
    前記サーバが、前記予約データに基づいて前記ロボットの利用予約を決定する第8のステップと
    を有することを特徴とする請求項12記載のロボットによる中継方法。
  14. 前記ロボットは、少なくとも頭部と走行部とからなる等身大の人間形状を有し、前記視覚センサは前記頭部の前部やや上部に設けられ、前記聴覚センサは前記頭部の両側部に設けられ、前記走行部は所定速度で前記ロボットを二足歩行又はスライド走行させることを特徴とする請求項10乃至13のいずれか1に記載のロボットによる中継方法。
  15. 前記ロボットは、前記頭部の前部下部に設けられたスピーカと、モニタとを有し、前記利用者端末は、前記利用者の音声を音声信号に変換するマイクと、前記利用者の顔又は姿を撮影して映像信号を出力するカメラとを有し、
    前記利用者端末が、前記音声信号及び前記映像信号を前記ネットワークを介して前記ロボットに供給する第5のステップを有することを特徴とする請求項10、11又は14記載のロボットによる中継方法。
  16. 前記ロボットは、前記頭部の前部下部に設けられたスピーカと、モニタとを有し、前記利用者端末は、前記利用者の音声を音声信号に変換するマイクと、前記利用者の顔又は姿を撮影して映像信号を出力するカメラとを有し、
    前記利用者端末が、前記音声信号及び前記映像信号を前記ネットワークを介して前記サーバに供給する第9のステップと、
    前記サーバが、前記音声信号及び前記映像信号を前記ネットワークを介して前記ロボットに供給する第10のステップと
    を有することを特徴とする請求項12乃至14のいずれか1に記載のロボットによる中継方法。
  17. 前記ロボットが配置される会場の所定個所には、前記ロボットが所定距離以上接近するとそのことを前記ロボットが検知してその旨を報知するマークが設けられていることを特徴とする請求項10乃至16のいずれか1に記載のロボットによる中継方法。
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