JP2005063847A - 燃料改質器 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に寄与しない水蒸気までもが改質触媒層に供給されるのに伴って燃料改質器全体の圧力損失が上昇してしまうのを回避する。
【解決手段】燃料改質器に供給された水蒸気を改質触媒層9とCO変成触媒層12とに分配するための分配手段(例えば水蒸気出口ノズル7、水蒸気投入穴17等)を設ける。好ましくは、水蒸気流路6とCO除去触媒層14との仕切り筒に複数の水蒸気投入穴18を形成し、それらの水蒸気投入穴18を燃料改質器の周方向および中心軸線方向にほぼ均等に配列する。更に、水蒸気流路6とCO変成触媒層12との仕切り筒に複数の水蒸気投入穴17を形成し、それらの水蒸気投入穴17を燃料改質器の周方向および中心軸線方向にほぼ均等に配列する。
【選択図】図1

Description

本発明は、都市ガス、天然ガス、LPG等の炭化水素系燃料やアルコール類を水蒸気改質して水素リッチな改質ガスを生成する燃料改質器に関し、特には、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に寄与しない水蒸気までもが改質触媒層に供給されるのに伴って燃料改質器全体の圧力損失が上昇してしまうのを回避することができる燃料改質器に関する。
従来、固体高分子形燃料電池発電装置用の水蒸気改質方式を用いた燃料改質器として、例えばWO00/63114に記載されたものが知られている。WO00/63114に記載された多重円筒構造の燃料改質器では、改質触媒層と、CO変成触媒層とが設けられている。詳細には、燃焼ガス流路(WO00/63114の図3の筒14と筒68との間)の外側に、水蒸気流路(詳細には、水蒸気流路の一部を構成する改質触媒層13)が配置され、水蒸気流路の外側にCO変成触媒層(11)が配置されている。
ところが、WO00/63114に記載された燃料改質器では、炭化水素系燃料等を改質触媒層およびCO変成触媒層で反応させるのに必要な水蒸気が、改質触媒層およびCO変成触媒層の上流で合流せしめられ、まず最初に改質触媒層に供給され、次いで、改質触媒層を通過した水蒸気がCO変成触媒層に供給されている。すなわち、WO00/63114に記載された燃料改質器では、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に寄与しない余分な水蒸気までもが改質触媒層に供給されてしまっている。そのため、余分な水蒸気が改質触媒層に供給されるのに伴って、燃料改質器全体の圧力損失が上昇してしまう。燃料改質器全体の圧力損失が上昇してしまうと、補機動力を増加させなければならなくてなってしまい、また、余分な水蒸気の温度を改質触媒反応温度まで上昇させなければならなくなってしまう。それにより、改質触媒層の熱流束負荷が増加してしまい、伝熱を促進するために改質触媒層の構造が複雑になってしまう。
WO00/63114
前記問題点に鑑み、本発明は、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に寄与しない水蒸気までもが改質触媒層に供給されるのに伴って燃料改質器全体の圧力損失が上昇してしまうのを回避することができる燃料改質器を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、改質触媒層と、CO変成触媒層とを具備する燃料改質器において、燃料改質器に供給された水蒸気を前記改質触媒層と前記CO変成触媒層とに分配するための分配手段を具備することを特徴とする燃料改質器が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記改質触媒層における改質触媒反応に必要な水蒸気が、前記分配手段によって前記改質触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記改質触媒層における改質触媒反応に必要とされない水蒸気の少なくとも一部が、前記分配手段によって前記CO変成触媒層に分配されることを特徴とする請求項1に記載の燃料改質器が提供される。
請求項3に記載の発明によれば、CO除去触媒層を更に具備し、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記改質触媒層における改質触媒反応に必要な水蒸気が、前記分配手段によって前記改質触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記CO変成触媒層におけるCO変成触媒反応に必要な水蒸気が、前記分配手段によって前記CO変成触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記CO除去触媒層におけるCO除去触媒反応に必要な水蒸気が、前記分配手段によって前記CO除去触媒層に分配されることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料改質器が提供される。
請求項4に記載の発明によれば、燃焼ガス流路の外側に水蒸気流路が配置され、前記水蒸気流路の外側にCO除去触媒層とCO変成触媒層とが配置された多重円筒型の燃料改質器において、前記水蒸気流路と前記CO除去触媒層との仕切り筒に複数のCO除去触媒用水蒸気投入穴を形成し、前記複数のCO除去触媒用水蒸気投入穴を燃料改質器の周方向および中心軸線方向にほぼ均等に配列し、前記水蒸気流路と前記CO変成触媒層との仕切り筒に複数のCO変成触媒用水蒸気投入穴を形成し、前記複数のCO変成触媒用水蒸気投入穴を燃料改質器の周方向および中心軸線方向にほぼ均等に配列したことを特徴とする燃料改質器が提供される。
請求項5に記載の発明によれば、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に必要な水蒸気が、前記改質触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記CO除去触媒層におけるCO除去触媒反応に必要な水蒸気が、前記CO除去触媒用水蒸気投入穴を介して前記CO除去触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記CO変成触媒層におけるCO変成触媒反応に必要な水蒸気が、前記CO変成触媒用水蒸気投入穴を介して前記CO変成触媒層に分配されるように、前記複数のCO除去触媒用水蒸気投入穴の合計面積と、前記複数のCO変成触媒用水蒸気投入穴の合計面積と、改質触媒層へ通ずる水蒸気流路面積とを設定したことを特徴とする請求項4に記載の燃料改質器が提供される。
請求項1及び2に記載の燃料改質器では、燃料改質器に供給された水蒸気を改質触媒層とCO変成触媒層とに分配するための分配手段が設けられている。詳細には、例えば、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に必要な水蒸気が、分配手段によって改質触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に必要とされない水蒸気の少なくとも一部が、分配手段によってCO変成触媒層に分配される。そのため、燃料改質器に供給された水蒸気の全てが改質触媒層に供給されるのに伴って燃料改質器全体の圧力損失が上昇してしまうのを回避することができる。つまり、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に寄与しない水蒸気までもが改質触媒層に供給されるのに伴って燃料改質器全体の圧力損失が上昇してしまうのを回避することができる。
請求項3に記載の燃料改質器では、CO除去触媒層が更に設けられ、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に必要な水蒸気が、分配手段によって改質触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、CO変成触媒層におけるCO変成触媒反応に必要な水蒸気が、分配手段によってCO変成触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、CO除去触媒層におけるCO除去触媒反応に必要な水蒸気が、分配手段によってCO除去触媒層に分配される。そのため、燃料改質器に供給された水蒸気の全てが改質触媒層に供給されるのに伴って燃料改質器全体の圧力損失が上昇してしまうのを回避することができる。つまり、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に寄与しない水蒸気までもが改質触媒層に供給されるのに伴って燃料改質器全体の圧力損失が上昇してしまうのを回避することができる。
請求項4及び5に記載の燃料改質器では、多重円筒構造の一体型燃料改質器として、内側から燃焼ガス流路、水蒸気流路、CO除去触媒層+CO変成触媒層(CO除去触媒層とCO変成触媒層とは燃料改質器の中心軸線方向に並べて配列され、CO除去触媒層がCO変成触媒層の上側に配置されるか、あるいは、下側に配置されるかは任意である。)の順にそれらが配列される。燃焼ガスの熱エネルギーが、水蒸気(水蒸気流路の入口部では、水蒸気ではなく、水の状態であってもよい。)に伝えられ、その過熱された水蒸気が原燃料と合流せしめられる。水蒸気流路とCO除去触媒層との仕切り筒に複数のCO除去触媒用水蒸気投入穴が形成され、その複数のCO除去触媒用水蒸気投入穴が燃料改質器の周方向および中心軸線方向にほぼ均等に配列されている。また、水蒸気流路とCO変成触媒層との仕切り筒に複数のCO変成触媒用水蒸気投入穴が形成され、その複数のCO変成触媒用水蒸気投入穴が燃料改質器の周方向および中心軸線方向にほぼ均等に配列されている。更に、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に必要な水蒸気が、改質触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、CO除去触媒層におけるCO除去触媒反応に必要な水蒸気が、CO除去触媒用水蒸気投入穴を介してCO除去触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、CO変成触媒層におけるCO変成触媒反応に必要な水蒸気が、CO変成触媒用水蒸気投入穴を介してCO変成触媒層に分配されるように、複数のCO除去触媒用水蒸気投入穴の合計面積と、複数のCO変成触媒用水蒸気投入穴の合計面積と、改質触媒層へ通ずる水蒸気流路面積とが設定されている。詳細には、改質触媒層へ導入される水蒸気流量は、改質反応に寄与する流量とされ、CO変成触媒層へ導入される水蒸気流量は、CO変成反応に寄与する流量とされ、CO除去触媒層へ導入される水蒸気流量は、改質ガス中の水蒸気分圧を上げることによって、CO選択酸化反応のCO選択性を向上させ、更に下流側に固体高分子形燃料電池が接続されている場合には、加湿効果をもたせ燃料電池の性能を向上させる流量とされる。
それにより、複雑な制御機器等の追加が不要で簡便な方法にて、改質触媒層で必要な水蒸気流量とCO変成触媒層で必要な水蒸気流量とCO除去触媒層で必要な水蒸気流量とを分配することが可能になる。その結果、燃料改質器全体の圧力損失を低減させ、補機動力の増加を防ぐと共に、改質触媒層の熱流束負荷を減少させ、改質触媒層部の伝熱構造を単純なものとすることができる。
すなわち、請求項4及び5に記載の燃料改質器では、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に必要な水蒸気が、CO除去触媒用水蒸気投入穴およびCO変成触媒用水蒸気投入穴のいずれもを介することなく改質触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、CO除去触媒層におけるCO除去触媒反応に必要な水蒸気が、CO除去触媒用水蒸気投入穴を介してCO除去触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、CO変成触媒層におけるCO変成触媒反応に必要な水蒸気が、CO変成触媒用水蒸気投入穴を介してCO変成触媒層に分配される。そのため、燃料改質器に供給された水蒸気の全てが改質触媒層に供給されるのに伴って燃料改質器全体の圧力損失が上昇してしまうのを回避することができる。つまり、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に寄与しない水蒸気までもが改質触媒層に供給されるのに伴って燃料改質器全体の圧力損失が上昇してしまうのを回避することができる。
図1は本発明の燃料改質器の一実施形態を模式的に表した概略構成図である。図1に示すように、本実施形態の燃料改質器では、バーナ1で燃焼されたガスは、先ずその熱エネルギーを改質触媒層9に徐々に与えながら、炉2内を下側に流れていく。次いで、燃焼ガスは、炉2の底部で折り返して外側に移動する。次いで、燃焼ガスは、その熱エネルギーを改質触媒層9の外側部分に与えながら、改質触媒層9と断熱材19との間を上側に流れていく。燃焼ガスが上側の折り返し部に到達した時には、燃焼ガス温度は約300℃になっている。
その後、燃焼ガスは、燃焼ガス流路3を下側に流れていく間に、水蒸気流路6内の水または水蒸気に熱を与え、排ガスノズル4を介して系外に排出される。燃焼ガスが系外に排出される時の燃焼ガス温度は、燃料改質器に供給される水または水蒸気の温度に応じて異なるが、およそ90℃〜130℃程度になる。
一方、燃料改質器に供給された水または水蒸気は、投入ノズル5を介して水蒸気流路6内に送り込まれ、水蒸気流路6内において、燃焼ガス流路3内の燃焼ガスから熱をもらい、約120℃の過熱水蒸気になる。
水蒸気流路6の外側には、燃料改質器の中心軸線方向(図1の上下方向)の下側から順に、CO変成触媒層12、アルミナボール層13、CO除去触媒層14が配列されている。CO除去触媒層14におけるCO選択酸化反応には、空気投入ノズル15を介して供給された空気が用いられる。水蒸気流路6とCO変成触媒層12との仕切り筒には、複数の水蒸気投入穴17が形成されている。水蒸気投入穴17は、水蒸気がCO変成触媒層12に均一に供給されるように、燃料改質器の周方向および中心軸線方向(図1の上下方向)にほぼ均等に配列されている。また、複数の水蒸気投入穴17の合計面積は、CO変成触媒層12に導入される水蒸気流量と他の触媒層(改質触媒層9、CO除去触媒層14)に導入される水蒸気流量との分配を考慮した圧力損失となるように設定されている。
水蒸気流路6とCO除去触媒層14との仕切り筒には、複数の水蒸気投入穴18が形成されている。水蒸気投入穴18は、水蒸気がCO除去触媒層14に均一に供給されるように、燃料改質器の周方向および中心軸線方向(図1の上下方向)にほぼ均等に配列されている。また、複数の水蒸気投入穴18の合計面積は、CO除去触媒層14に導入される水蒸気流量と他の触媒層(改質触媒層9、CO変成触媒層12)に導入される水蒸気流量との分配を考慮した圧力損失となるように設定されている。
投入ノズル5を介して燃料改質器に供給された水蒸気のうち、CO変成触媒層12およびCO除去触媒層14に供給されなかった残りの水蒸気が、水蒸気出口ノズル7を介して改質触媒層9に供給される。詳細には、改質触媒層9の改質触媒反応に必要な水蒸気流量が改質触媒層9に供給されるように、水蒸気出口ノズル7の断面積が設定されている。
水蒸気出口ノズル7を通過した水蒸気は、燃料ノズル8を介して供給された燃料と混合せしめられ、改質触媒層9に導入されて水蒸気改質される。改質触媒層9で改質された水素リッチな改質ガスは、改質触媒層改質ガス出口ノズル10を介して抽出され、次いで、CO変成触媒層改質ガス入口ノズル11を介してCO変成触媒層12に導入される。
CO変成触媒層改質ガス入口ノズル11を介してCO変成触媒層12に導入された改質ガスは、CO変成触媒用水蒸気投入穴17を介して供給された水蒸気と混合せしめられ、CO変成反応によって水素濃度を増加させる。次いで、アルミナボール層13に移動した改質ガスは、CO選択酸化反応用空気ノズル15を介して供給された空気と混合せしめられ、次いで、CO除去触媒層14に移動する。
CO除去触媒層14に移動した改質ガスは、CO除去触媒用水蒸気投入穴18を介して供給された水蒸気と混合せしめられ、それにより、CO選択酸化反応のCO選択性が向上せしめられ、水素消費量と投入空気流量とを減少させることによって燃料改質器の効率を向上させることが可能になる。また、加湿効果によって、燃料改質器の下流側の固体高分子形燃料電池の性能を向上させることが可能になる。
次いで、改質ガスは、CO除去触媒層改質ガス出口ノズル16を介して系外に抽出される。
図1に示したように、本実施形態の燃料改質器では、燃料改質器に供給された水蒸気を改質触媒層9とCO変成触媒層12とに分配するための分配手段として、水蒸気投入穴17と水蒸気出口ノズル7とが設けられている。詳細には、例えば、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層9における改質触媒反応に必要な水蒸気が、分配手段の一部を構成する水蒸気出口ノズル7によって改質触媒層9に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層9における改質触媒反応に必要とされない水蒸気の少なくとも一部が、分配手段の一部を構成する水蒸気投入穴17によってCO変成触媒層12に分配される。そのため、例えばWO00/63114に記載された燃料改質器のように、燃料改質器に供給された水蒸気の全てが改質触媒層に供給されるのに伴って燃料改質器全体の圧力損失が上昇してしまうのを回避することができる。つまり、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に寄与しない水蒸気までもが改質触媒層に供給されるのに伴って燃料改質器全体の圧力損失が上昇してしまうのを回避することができる。
更に、本実施形態の燃料改質器では、図1に示したように、CO除去触媒層14が更に設けられ、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層9における改質触媒反応に必要な水蒸気が、分配手段の一部を構成する水蒸気出口ノズル7によって改質触媒層9に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、CO変成触媒層12におけるCO変成触媒反応に必要な水蒸気が、分配手段の一部を構成する水蒸気投入穴17によってCO変成触媒層12に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、CO除去触媒層14におけるCO除去触媒反応に必要な水蒸気が、分配手段の一部を構成する水蒸気投入穴18によってCO除去触媒層14に分配される。
本発明の燃料改質器の一実施形態を模式的に表した概略構成図である。
符号の説明
1 バーナ
2 炉
3 燃焼ガス流路
4 排ガスノズル
5 投入ノズル
6 水蒸気流路
7 水蒸気出口ノズル
8 燃料ノズル
9 改質触媒層
10 改質触媒層改質ガス出口ノズル
11 CO変成触媒層改質ガス入口ノズル
12 CO変成触媒層
13 アルミナボール層
14 CO除去触媒層
15 空気投入ノズル
16 CO除去触媒層改質ガス出口ノズル
17 水蒸気投入穴
18 水蒸気投入穴
19 断熱材

Claims (5)

  1. 改質触媒層と、CO変成触媒層とを具備する燃料改質器において、燃料改質器に供給された水蒸気を前記改質触媒層と前記CO変成触媒層とに分配するための分配手段を具備することを特徴とする燃料改質器。
  2. 燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記改質触媒層における改質触媒反応に必要な水蒸気が、前記分配手段によって前記改質触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記改質触媒層における改質触媒反応に必要とされない水蒸気の少なくとも一部が、前記分配手段によって前記CO変成触媒層に分配されることを特徴とする請求項1に記載の燃料改質器。
  3. CO除去触媒層を更に具備し、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記改質触媒層における改質触媒反応に必要な水蒸気が、前記分配手段によって前記改質触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記CO変成触媒層におけるCO変成触媒反応に必要な水蒸気が、前記分配手段によって前記CO変成触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記CO除去触媒層におけるCO除去触媒反応に必要な水蒸気が、前記分配手段によって前記CO除去触媒層に分配されることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料改質器。
  4. 燃焼ガス流路の外側に水蒸気流路が配置され、前記水蒸気流路の外側にCO除去触媒層とCO変成触媒層とが配置された多重円筒型の燃料改質器において、前記水蒸気流路と前記CO除去触媒層との仕切り筒に複数のCO除去触媒用水蒸気投入穴を形成し、前記複数のCO除去触媒用水蒸気投入穴を燃料改質器の周方向および中心軸線方向にほぼ均等に配列し、前記水蒸気流路と前記CO変成触媒層との仕切り筒に複数のCO変成触媒用水蒸気投入穴を形成し、前記複数のCO変成触媒用水蒸気投入穴を燃料改質器の周方向および中心軸線方向にほぼ均等に配列したことを特徴とする燃料改質器。
  5. 燃料改質器に供給された水蒸気のうち、改質触媒層における改質触媒反応に必要な水蒸気が、前記改質触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記CO除去触媒層におけるCO除去触媒反応に必要な水蒸気が、前記CO除去触媒用水蒸気投入穴を介して前記CO除去触媒層に分配され、燃料改質器に供給された水蒸気のうち、前記CO変成触媒層におけるCO変成触媒反応に必要な水蒸気が、前記CO変成触媒用水蒸気投入穴を介して前記CO変成触媒層に分配されるように、前記複数のCO除去触媒用水蒸気投入穴の合計面積と、前記複数のCO変成触媒用水蒸気投入穴の合計面積と、改質触媒層へ通ずる水蒸気流路面積とを設定したことを特徴とする請求項4に記載の燃料改質器。
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