JP2005063478A - 記録再生装置 - Google Patents

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智之 野中
Katsuyuki Watanabe
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Abstract

【課題】制御フォーマットの異なる記録メディア間のデータ複製を行う際、制御方式を簡単化し、著作権保護を確保する装置を提供する。
【解決手段】第1および第2の記録メディアにデジタル信号を記録および再生する記録再生装置において、デジタル信号を一時格納するメモリと、記録および再生用の制御信号が入出力される入出力部と、入出力部に入力された1系統の制御信号に基き、上記第1および第2の記録メディアに対して異なる2系統の制御をする制御部と、第1および第2の記録メディア、およびメモリとの間でデジタル信号の書き込み読出しを時分割に処理する調停部を備える。第1の記録メディアに記録された信号を、メモリを介し、第2の記録メディアに記録することにより、異なる記録メディア間のデータの複製等を、入出力部を介さずに行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なる記録メディア間のデータ転送を効率的に行う記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭用のビデオテープレコーダに代えて、ハードディスクを記録媒体とするいわゆるHDDレコーダが急速に普及しつつある。中でも、従来のビデオテープまたはDVD−RAM(Digital Versatile Disc Random Access Memory)等のHDDと異なる記録メディアへ記録再生を可能とした一体型レコーダの需要が大きい。HDDとDVD−RAMが一体化された場合、HDDには受信した番組を一時的に記録し、DVD−RAMやテープレコーダには、その中でも気に入った番組を保存用として複製または移動し、HDDのデータは消去するといった具合に使い勝手が向上する。
【0003】
このようなデジタル信号を記録再生する機器は、デジタル的に大容量のコンテンツを記録することが可能なため、映像信号等の複製は容易であり、且つアナログ的な劣化がないため、著作権保護のための技術が必須となる。
【0004】
著作権保護に用い得る技術としては、コンテンツの暗号化が挙げられる。前記HDDレコーダの著作権保護の公知例として、特許文献2に開示されている。また、前記DVDレコーダの著作権保護の公知例として、特許文献1に開示されているように、映像情報を記録する際に、暗号化しておき、所定の手順で復号化しないとコンテンツを再生できないようになっている。また、前記HDDレコーダとテープレコーダ間の著作権保護の公知例として、特許文献3に示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−357370公報
【特許文献2】
特開2003−167686公報
【特許文献3】
特開2003−173615公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
HDDとDVDレコーダを一体化した製品は、普及しつつあるもののまだ高価な製品である。今後、HDDの大容量化が進み、さらに小型化されていくことが予想される。そうしていく上でも、著作権保護は欠くことのできない技術項目である。HDDとDVDレコーダを一体型にした場合において、特許文献2では、記録部,再生部,制御部を、HDD及びDVD―RAM各々について備えることにより実現できるが、制御方式が複雑になり、さらに基板の実装面積が大きくなってしまう。特許文献1においては、HDDとDVD―RAM間で複製を行うには、HDDとDVD―RAMにそれぞれ制御コマンドを発行しなくてはならない。また、複製時は、PCIバスに大量の複製データを転送する為、他の処理への負荷も大きくなってしまう。
【0007】
本発明は、上記課題を解決し、異なる記録メディア間のデータ転送を効率的に行う記録再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、かかる課題を解決するために、第1および第2の記録メディアにデジタル信号を記録および再生する記録再生装置において、デジタル信号を一時格納するメモリと、記録および再生用の制御信号が入出力される入出力部と、入出力部に入力された1系統の制御信号に基き、上記第1および第2の記録メディアに対して異なる2系統の制御をする制御部と、第1および第2の記録メディア、およびメモリとの間でデジタル信号の書き込み読出しを時分割に処理する調停部を備える構成とした。
【0009】
上記構成により、入出力部からの制御信号により、第1の記録メディアに記録された信号を、メモリを介し、第2の記録メディアに記録することにより、異なる記録メディア間のデータの複製等を、入出力部を介さずに行う。
【0010】
また本発明では、デジタル信号を一時格納するメモリと、記録および再生用の制御信号が入出力される入出力部と、入出力部に入力された1系統の制御信号に基き、第1および第2の記録メディアに対して異なる2系統の制御をする制御部と、デジタル信号を暗号化する暗号部と、暗号化されたデジタル信号を復号化する復号部と、第1および第2の記録メディア、暗号部および復号部、およびメモリと間でデジタル信号の書き込み読出しを時分割に処理する調停部と、を備えた構成とする。
【0011】
第1の記録メディアに暗号化記録された信号を復号部で復号化し、暗号部にて再暗号化し、第2の記録メディアに記録することにより、著作権保護を行った複製を行う。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は本発明が適用された記録再生装置の一実施形態を示す概略図である。101はハードディスクドライブ(HDD)と光ディスクドライブへの制御信号及び記録再生データを入出力する為の入出力部であり、例えば、データバス16ピンとアドレス等の制御信号からなる40ピンにて構成されたインタフェースである。102は制御信号とデータバスをデコードし、発行するコマンドを制御する制御部である。103はメモリ104への書込み読出しを時分割に処理するアービタ(調停部)である。104はメモリであり、105はアービタ103からの信号を変換するフロントエンド部である。106は光ピックアップ部であり、107は光ディスクを回転させるためのスピンドルモータである。108は制御部102とアービタ103と光ディスクドライブを制御する為の制御部で、具体的にはマイクロコンピュータである。200は第1の記録メディアであるHDD、300は第2の記録メディアの光ディスクである。光ディスクとしては、DVD−RAMなどが利用可能であり、ドライブに対してリムーバブルである。
【0013】
図2は、入出力部101から入力される制御信号の一例を示す図である。特にHDDの制御に用いられるATA(AT Attachment)インタフェースのコマンドプロトコルの例である。ATAコマンドプロトコルでは、まずデバイスセレクションプロトコル210の処理を行い、HDDのバスがアイドル状態であることを確認する。HDDのバスがアイドル状態であれば、コマンドのパラメータ設定220の処理を実行し、パラメータが設定された時点で、コマンド発行230を行い、HDDに対して、データ転送240を開始する。
【0014】
図3は、パラメータ設定220とコマンド発行230の具体的な例である。パラメータとコマンドは、2ビットのチップセレクト信号と3ビットのアドレス信号の組合せをデコードしたものに相当する。パラメータはチップセレクトを上位、アドレスを下位とした5ビットとすると、10001が“Featuers”,10010が“Sector Count”,10011が“Sector Number”,10100が“Cylinder Low”,10101が“Cylinder High”,10110が“Device/Head”の6つからなり、各パラメータについて、8ビットのデータ251〜258がそれぞれ意味を持つ。具体的には、例えば“Featuers”のデータ1である“OVL”はオーバーラップの可/不可を示すビットであり、データ7から2の“na”は意味が規定されていないビットを示す。
【0015】
10111が“command”に相当し、8ビットのデータをデコードすることでHDDの制御を決定する。一例として、図中の“A0h”は、パケットコマンドを示し、“30h”はライトセクタコマンド、“20h”はリードセクタコマンドを示す。“command”は、8ビット中の全組合せに対して制御内容は割り当てられてはおらず、予約として確保されている。
【0016】
図4は、入出力部101から入力される制御信号の一例を示す図であり、特にDVD−RAMの制御に用いられるATAPI(ATA Packet Interface)のコマンドプロトコルの例である。図2のATAと異なる点は、コマンド発行230がパケットコマンドであった場合のみに対して、ATAPIコマンド260が発行され、その後データ転送240が行われる。
【0017】
図5は、ATAPIコマンド260の詳細を示す図である。コマンドパケットは、1バイトの命令コード261と11バイトのパラメータ262〜272で構成されることが大半である。図2と図4から分かるように、ATAPIコマンドはATAコマンドを拡張した制御である。
【0018】
図6は、本実施形態において、パケットコマンドの未定義部分について、MOVEモード:MOVEと、COPYモード:COPYと、MOVE,COPYの方向を決定する:H/Dを設定したパラメータを示す。“Features”レジスタの7ビット目に“MOVE”,6ビット目に“COPY”,5ビット目に“H/D”を割り付けたものである。
【0019】
また図7は、このときのATAPIコマンドを示す。0バイト281のパラメータには、現在命令コードが規定されていない番号である例えば、D0hが与えられる。1バイト282と2バイト283のパラメータには、記録メディア間の複製するデータサイズが与えられる。3バイト284,4バイト285,5バイト286,6バイト287のパラメータには、HDD200から読み出す論理アドレスが与えられる。7バイト288,8バイト289,9バイト290,10バイト291のパラメータには、DVD−RAM300へ書き込む先の論理アドレスが与えられる。
【0020】
この制御信号を用いて、HDD200に記録されたデータをDVD−RAM300へデータを複製:COPYする動作を説明する。
【0021】
図6のパラメータが反映された制御信号が、入出力部101から制御部102に供給される。図10は制御部102の一実施例であり、入力401には入出力部101中の2ビットのチップセレクト信号、入力402には3ビットのアドレス信号、入出力403には16ビットのデータバス、入力404にはライトイネーブル信号がそれぞれ供給される。チップセレクトとアドレスはデコーダ405に供給され、パラメータ,コマンドをデコードしたときにイネーブルパルスを生成し、データラッチ406,407,408に供給する。データラッチには16ビットもしくは8ビットのデータバスが供給され、デコーダ405からのイネーブルパルスが供給され、且つ、ライトイネーブルの有効期間となる立ち上りエッジでのみデータを更新し、それ以外では前値を保持し続ける。
【0022】
この構成にて、“Featuers”パラメータをデコードし、7ビット目である“MOVE”が0であり、且つ6ビット目である“COPY”が1であることを検出した結果がデータラッチ406に相当し、“Featuers”レジスタの5ビット目である“H/D”を検出した結果がデータラッチ407に相当する。同様に“Command”レジスタの7から0ビットをデコードし、値が“A0h”であった場合を“1”とすることで、到来したコマンドがパケットコマンドであったかを検出した結果がデータラッチ408の出力に相当する。また、データバス403は切換部410の一方に入力され、切換部410の他方にはコマンド発行部409が接続され、通常はデータバス403を出力する構成とする。そして、到来したコマンドがパケットコマンドであり、且つ、“COPY”が1であった場合は切換器410をコマンド発行部409に切り替える。
【0023】
コマンドパケットに続けて、図7のATAPIコマンドが入力される。ATAPIコマンドは、コマンド発行部409に供給され、命令コードD0hを検出したことにより、パラメータ1,2の転送サイズと、パラメータ3,4,5,6のHDD200の論理アドレスと、パラメータ7,8,9,10のDVD−RAM300の論理アドレスを検出する。
【0024】
図8及び図9に、第1の実施形態における追加パラメータとコマンドの一例を示す。これらは、コマンド発行部409の例えばROMに記憶されている。HDD200に対しての“READセクタコマンド”の転送サイズ222と論理アドレス223〜226を、検出した結果に置き換え、アービタ103に出力する。
また同様に、DVD−RAM300に対しての“WRITEコマンド”の転送サイズ288,289と論理アドレス283〜286を、検出した結果に置き換え、アービタ103に出力し、メモリ104に変換された2種類のコマンドが記録される。
【0025】
また、コマンド発行部409は、“H/D”が0、つまりDVD−RAM300からHDD200への複製であれば、“WRITEセクタコマンド”をHDD200に、“READコマンド”をDVD−RAM300に対して発行し、アービタ103を介して、メモリ104のある領域に書き込む。
【0026】
次に、アービタ103は、HDD200には、メモリ104から読出したATAコマンドである“READセクタコマンド”を発行する。DVD−RAM300には、メモリ104から読み出したパケットコマンドを発行し、続けて“WRITEコマンド”を発行し、スピンドルモータ107を動作させ、フロントエンド部105、光ピックアップ106を介し、DVD−RAMへの書込み準備を完了させる。HDD200の転送準備が完了した時点から、データの読出しが開始され、アービタ103がHDD200を選択している間、メモリ104に、HDD200からのデータが書き込まれる。同様に、アービタ103がフロントエンド部105を選択している間、メモリ104に一時記録されたHDD200からのデータがフロントエンド部105に供給され、DVD−RAMに逐次記録されていく。
【0027】
HDD200、DVD−RAM300双方がパラメータに設定した転送サイズ分のデータを転送した時点で、HDD200とDVD−RAM300は転送動作を終了する。この複製動作時においては、入出力部101を使用して複製を行っていない為、入出力部上に複製データが出力されることはない。よって、バスを占有することなく複製が可能となる。また、入出力部101から、ATAコマンド、もしくは“COPY”が0のパケットコマンドが到来時は、HDD200、DVD−RAM300に対しては通常のアクセスとなり、互換性は保たれる。
【0028】
DVD−RAM300に複製したデータを再生するには、“COPY”が0のパケットコマンドと“READコマンド”を発行する。DVD−RAM300から光ピックアップ106、フロントエンド部105を介して、アービタ103がフロントエンド部105を選択時に、メモリ104に書込む。更に、アービタ103が制御部102を選択時に、メモリ103から制御部102に再生され、入出力部101から再生信号として出力される。
【0029】
ここで、“MOVE”と“COPY”と“H/D”を、“Featuers”レジスタの7,6,5ビット目として説明したが、その他の予約ビットであれば特に限定するものではない。また、パケットコマンドをデコードする構成を例にして説明したが、ベンダ定義インプリメンテ−ションのコマンドに対して、“MOVE”と“COPY”を割り付けても同様な効果を得ることができる。また、HDD200からDVD−RAM300へのデータの複製の説明を行ったが、DVD−RAM300からHDD200へのデータの複製も同様な処理を行い、その方向は“H/D”が0であることにより決定される。
【0030】
次にこの制御信号を用いて、HDD200に記録されたデータをDVD−RAM300へデータを移動:MOVEする動作を説明する。
【0031】
“Featuers”レジスタの“MOVE”が1であり、且つ“COPY”が0であり、且つ、“H/D”が1であり、且つ“Command”レジスタが“A0h”であるコマンドが入出力部101に発行されたことにより、制御部102は、MOVEモードに設定される。続けて、入力された図7と同様な形式のATAPIコマンドが発行されたことにより、コマンド発行部から、検出された論理アドレス、転送サイズに置き換えたコマンドがアービタ103経由でメモリ104に記録される。そして、HDD200とDVD−RAM300にコマンドを発行した時点で、HDD200からDVD−RAM300へのデータの移動が開始される。複製と異なる点は、HDD200に記録されているデータをアービタ103、メモリ104を介してDVD−RAM300に書き込み次第、HDD200のデータを逐次消去していく点である。“MOVE”を実行時は、HDD200と、DVD−RAM300が設定サイズの転送を終了した時点にて、マイコン108に対して割込み信号が挿入される構成とする。マイコン108は、DVD−RAM300からの割込みを検出する。つまり、DVD−RAMに記録されたことを確認した時点で、制御部102から、HDD200の記録データを管理する管理情報領域の直前に転送したアドレスに対して、“Writeセクタコマンド”を発行する。直前に転送したデータが存在する管理情報に対して、例えばALL“0”を書き込むことにより初期化を行い、データを消去する。HDD200は、書込みが終了した時点で、マイコン108に対して割込み信号を挿入する。マイコン108は、HDD200からの割込み信号を検出すると、制御部102から、HDD200に対して、“READセクタコマンド”を発行し、次のデータの読出しを行う。この一連の処理を時系列に制御し、設定サイズ分終了した時点でHDD200とDVD−RAM300の動作を終了させる。これにより、DVD−ROM300にHDD200のデータは複製され、且つHDD200の元データは消去され、データの移動が完了する。
【0032】
本実施形態によると、制御フォーマットの異なる記録メディアの制御バスと制御方式を共通化し、制御バスを介すことなく、著作権保護を実現したメディア間のデータ複製を行うことが可能となる。また、複製処理時においては、制御バスを介さないため、制御処理の負荷を軽減できる。さらに、2つの記録メディアドライブを一体化したことにより、小型な記録再生装置が得ることができる。
【0033】
次に図11を用いて、HDD200に暗号化記録されたデータを、DVD−RAM300に複製する記録再生装置の第2の実施形態について説明をする。
【0034】
暗号化されたデータの複製においては、単にデータを別のメディアに複製するのみでは、正確に複製できたことにはならない。暗号化記録時においては、暗号化データに対応した、暗号鍵の演算に用いたパラメータ、もしくは暗号鍵そのものを別領域に暗号化記録する。再生時には、まず、暗号化記録された暗号鍵の演算に用いるパラメータもしくは暗号鍵を再生した後、復号し、復号鍵を演算する。この復号鍵は暗号鍵と同一のものになる。復号器に復号鍵を設定した後、暗号化されたデータを再生し復号する。この段階で、復号化されたデータが得られる。ここから再度、暗号化を行い暗号鍵の演算に用いたパラメータと、データを複製すべき記録メディアに記録することで正確に複製できたことになる。
以下、同一機能であるものは、同一記号を付し説明を省略する。
【0035】
アービタ103には、HDD200とフロントエンド部104に加え、暗号部109と復号部110が新たに接続される。暗号部109,復号部110は、例えば、HDD200に記録されたシリアル番号や、製品の製造番号などから構成される複数の鍵情報から、例えばハッシュ関数を演算した暗号/復号鍵を用いて暗号及び復号を行う。ここで、HDD200に暗号化記録されたデータと暗号鍵のパラメータをDVD−RAM300へ複製する場合、図12に示すようにパケットコマンドに新たに、暗号化を示すビット:ENCを例えば、“Featuers”の4ビット目に付加する。そして、ATAPIコマンドとしては、図7と同様な構成のコマンドが発行される。入出力部101から“ENC”が1であるパケットコマンドが到来した場合、HDD200には変換された“READセクタコマンド”を、DVD−RAM300にはパケットコマンドに続けて変換された“WRITEコマンド”を発行し、記録開始の設定を行う。ここで、“ENC”ビットが設定されていた場合、HDD200から再生された暗号化データ及び鍵情報を、アービタ103を介し、メモリ104の領域1に書き込む。メモリ104の領域1に書き込まれた暗号化データ及び鍵情報を、アービタ103にて復号部110に供給し、再生した暗号パラメータと複数の鍵情報を用いて復号鍵を生成し、前記の復号鍵にて復号したデータを再度メモリ104の別の領域2に書き込む。復号化されメモリ104の領域2に書き込まれた平文を、アービタ103にて暗号部109に供給し、DVD−RAM300の固有情報や、製品の製造番号などから構成される鍵情報から暗号鍵を生成し、再度、暗号鍵にて暗号化を施し、メモリ104の別領域3に、鍵情報と共に書き込む。再暗号化されメモリ104の領域3に書き込まれた暗号文と鍵情報を、アービタ103にてフロントエンド部105に供給し、DVD−RAM300へ記録する。
【0036】
アービタ103は、時系列に領域1,2,3のメモリ書込みと読出し処理を行うことで、連続して再暗号化した複製が可能となる。DVD−RAM300に暗号化記録されたデータと鍵情報を、HDD200に再暗号化して記録する場合においても、同様な処理にて実現できる。この複製動作時においては、入出力部101には、複製データ及び鍵情報は出力されることはない為、不当な複製は行うことはできない。また、入出力部101から、ATAコマンドもしくは、“COPY”が0のパケットコマンドが到来時は、HDD200、DVD−RAM300に対しては通常のアクセスとなる為、従来との互換性も保つことができる。
【0037】
本実施形態によると、制御フォーマットの異なる記録メディアの制御バスと制御方式を共通化し、制御バスを介すことなく、著作権保護を実現したメディア間のデータ複製を行うことが可能となる。また、複製処理時においては、制御バスを介さないため、制御処理の負荷を軽減できる。さらに、2つの記録メディアドライブを一体化したことにより、小型な記録再生装置が得ることができる。
【0038】
次に図13は、第2の実施形態の記録再生装置(図11)をデジタル衛星放送受信機のセットトップボックス(STB)に適用した第3の実施形態の構成図である。記録再生処理における信号の流れから説明する。
【0039】
501はチューナ部であり、記録再生装置100に記録を行うプログラムが多重化されている1トランスポンダ周波数を選択し、この選択された1トランスポンダ内のビットストリームを復調部503に出力するものである。復調部503は、チューナ501から入力されたビットストリームの復調及び誤り訂正を行い、MPEG2−トランスポートストリーム(TS)に変換し、これをフィルタリング部504に出力するものである。フィルタリング部504は、復調部503から入力されたMPEG2−TSより、1プログラムのオーディオとビデオのPESパケットを分離化し、MPEG2−TSを平文とし暗号化制御部506にて暗号化し、記録制御部506を介して、記録再生装置100に記録する。このとき暗号化制御部506にて用いた暗号鍵の鍵情報も、記録再生装置100に記録する。再生時においては、記録再生装置100に記録された再生すべき暗号文と鍵情報を再生制御部507により検索し読み出す。次に復号制御部508において、再生した鍵情報を用いて、記録時と同じ復号鍵演算した後設定し、暗号文の復号を行う。この復号化されたMPEG2TSはタイミング調整部509にて、再生出力の時刻管理情報であるPTS(Presentation Time Stamp)がMPEGシステムの基準復号器内部のSTC(System Time Clock)と一致したときに、そのアクセス・ユニットを再生出力する。前記タイミング調整部509の出力はA/Vデコーダ510に供給される。A/Vデコーダ510にて、入力されたオーディオとビデオのPESパケットデータをデコードし、ビデオデータはデジタルエンコーダ514に、オーディオデータはオーディオDAC516にそれぞれ出力する。デジタルエンコーダ514は、A/Vデコーダ510から受け取ったビデオデータをテレビ出力信号に変換し、外部に出力端子515を介して出力する。オーディオDAC516は、A/Vデコーダ510から受け取ったオーディオデータをアナログ信号に変換し、外部に出力端子517を介して出力する。
【0040】
このSTBにおいて、マイコン513から記録制御部506へ発行される制御コマンドを、パケットコマンドを拡張したCOPYコマンドを発行することにより、デジタル衛星放送のコンテンツを一旦HDD200に記録した後、保存用として、DVD−RAM300へ複製することが可能となる。同時に、HDD200に記録された鍵情報を用い、復号部110にて、暗号化記録されたTSパケットを復号し、更に暗号部109にて再暗号化した後、DVD−RAM300に暗号化記録することにより、コンテンツの著作権について保護ができる。
【0041】
また、再生時においては、HDD200,DVD−RAM300どちらを再生する場合においても、メディア内に暗号化記録された鍵情報を読み出し、復号制御部508にて復号鍵を生成することにより、暗号化記録されたデータを復号し正確に再生することが可能となる。
【0042】
本実施形態によると、制御フォーマットの異なる記録メディアの制御バスと制御方式を共通化し、制御バスを介すことなく、著作権保護を実現したメディア間のデータ複製を行うことが可能となる。また、複製処理時においては、制御バスを介さないため、制御処理の負荷を軽減できる。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、異なる記録メディア間のデータ複製する際に、ユーザの使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る記録再生装置のブロック構成を示す図である。
【図2】ATAインタフェースのコマンドプロトコルを示す図である。
【図3】ATAインタフェースのパラメータとコマンドを示す図である。
【図4】ATAPIのコマンドプロトコルを示す図である。
【図5】ATAPIコマンドを示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における追加パラメータとコマンドを示す図である。
【図7】本発明の第1の実施形態における追加パラメータとコマンドを示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態における追加パラメータとコマンドを示す図である。
【図9】本発明の第1の実施形態における追加パラメータとコマンドを示す図である。
【図10】本発明の第1の実施形態における制御部のブロック構成を示す図である。
【図11】本発明第2の実施形態に係る記録再生装置のブロック構成を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施形態における追加パラメータとコマンドを示す図である。
【図13】本発明の第2の実施形態をSTBに適用した第3の実施形態の構成を示す図である。
【符号の説明】
100…記録再生装置、101,401,402,403,404,501…入力端子、102…制御部、103…アービタ部(調停部)、104,512…メモリ、105…フロントエンド部、106…光ピックアップ部、107…スピンドルモータ、108,513…マイクロプロセッサ、109,505…暗号部,110,508…復号部、200,300…記録メディア、210…デバイスセレクションプロトコル処理、220…パラメータ設定処理、230…コマンド発行処理、240…データ転送処理、250,406,407,408…レジスタ、251,252,253,254,255,256,257,258…データバス、260…ATAPIコマンド処理、405…デコーダ、409…コマンド発行部、411,412,413,515,517…出力端子、410…切換部、502…チューナ部、503…復調部、504…フィルタリング部、506…記録制御部、507…再生制御部、509…タイミング調整部、510…AVデコーダ、514…デジタルエンコーダ、516…オーディオDAC

Claims (9)

  1. 第1および第2の記録メディアにデジタル信号を記録および再生する記録再生装置において、
    デジタル信号を一時格納するメモリと、
    記録および再生用の制御信号が入出力される入出力部と、
    該入出力部に入力された1系統の制御信号に基き、上記第1および第2の記録メディアに対して異なる2系統の制御をする制御部と、
    上記第1および第2の記録メディア、および上記メモリとの間でデジタル信号の書き込み読出しを時分割に処理する調停部と、を備えたことを特徴とする記録再生装置。
  2. 前記入出力部に入力された制御信号により、前記第1の記録メディアに記録されたデジタル信号を再生し、前記メモリを介し、前記第2の記録メディアに記録することを特徴とした請求項1記載の記録再生装置。
  3. 前記入出力部に入力された制御信号は、前記第1および第2の記録メディア間で記録メディアに記録されたデジタル信号の複製もしくは移動を許可することを示す情報と、前記いずれの記録メディアからいずれの記録メディアにデジタル信号の複製もしくは移動を行なうかを示す情報を含むことを特徴とした請求項1記載の記録再生装置。
  4. 第1および第2の記録メディアにデジタル信号を記録および再生する記録再生装置において、
    デジタル信号を一時格納するメモリと、
    記録および再生用の制御信号が入出力される入出力部と、
    該入出力部に入力された1系統の制御信号に基き、上記第1および第2の記録メディアに対して異なる2系統の制御をする制御部と、
    デジタル信号を暗号化する暗号部と、
    暗号化されたデジタル信号を復号化する復号部と、
    上記第1および第2の記録メディア、上記暗号部および上記復号部、および上記メモリとの間でデジタル信号の書き込み読出しを時分割に処理する調停部と、を備えたことを特徴とする記録再生装置。
  5. 前記入出力部に入力された制御信号は、前記第1および第2の記録メディア間で記録メディアに記録されたデジタル信号の複製もしくは移動を許可することを示す情報と、前記いずれの記録メディアからいずれの記録メディアにデジタル信号の複製もしくは移動を行なうかを示す情報と、暗号及び復号を行うかを示す情報を含むことを特徴とした請求項4記載の記録再生装置。
  6. 前記入出力部に入力された制御信号により、前記第1の記録メディアに記録された暗号化されたデジタル信号を再生し、前記復号部で復号化し、前記暗号部で再暗号化し、前記第2の記録メディアに記録することを特徴とした請求項4記載の記録再生装置。
  7. 前記入出力部に入力された制御信号により、前記第2の記録メディアに再暗号化記録されたデジタル信号を再生することを特徴とした請求項6記載の記録再生装置。
  8. 前記入出力部に入力される信号は、前記第1および第2の記録メディアの制御を行う制御信号と、暗号化されたデジタル信号を含むことを特徴とした請求項1または請求項4記載の記録再生装置。
  9. 前記第1および第2の記録メディアは、一方はハードディスクであり、他方は光ディスクであることを特徴とした請求項1または請求項4記載の記録再生装置。
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