JP2005063382A - サービス支援装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 分類されるべき法的手続の名称と各手続が依拠している依拠法の名称とを対応付けた手続DB2は、総務省や地方自治体などの政府機関から提供されている。サービス支援装置1は、分類体系の生成及び誘導ツールの生成を、以下の手順で行う。
1)手続DBから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出し、
2)法的手続を分類して分類体系を生成し、
3)手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する。
【選択図】 図1
Description
しかし、様々な種類の電子フォームが用意されている場合、ユーザは電子フォームへの入力に先立ち、まず自分に必要な電子フォームがどれであるかを見つけるのに苦労すると予想される。例えば、ある種の福祉施設に指定されたことの届け出や会社設立の届け出を、電子フォームで地方自治体に提出する場合を考える。地方自治体は、様々な届け出に対応するために種々の電子フォームを準備しており、その数は膨大である。従って、膨大な電子フォームから目的の手続用フォームを探し出すのは容易ではない。
また本発明は、膨大なデータを手続内容に沿って分類することを目的とする。
・複数の法的手続の名称と各手続が依拠している依拠法の名称とを対応付けて記憶したデータベースから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出す読出手段、
・前記複数の法的手続を分類して分類体系を生成する分類手段、
・前記手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する生成手段。
例えば、ツリー構造の分類体系のうち、上位の階層から下位の階層に移るにつれてノードの名称が具体化するようにノード名を生成する。生成されたノード名を用い、例えば各ノード名がツリー状にリンクされた画面を提示することができる。
例えば依拠法毎に最上位のノードを生成し、同じ依拠法に基づく手続群を、手続名に含まれる共通語を用いて階層的に分類していく。同じ法律に基づく手続の中に、他の手続名と共通の語を全く持たない手続名がある場合に、ユーザが確実に目的とする手続に行き着ける様に分類を生成することができる。
1)各手続名に共通に含まれる語のうち最も多く含まれる語を検索し、検索した共通語に対応する少なくとも1つの第1ノードを生成してノード名を共通語とし、さらに検索した共通語を手続名から切り取る。
2)共通語が切り取られて残った手続名について、さらなる共通語の検索、前記第1ノードの下層に位置する少なくとも1つの第2ノードの生成、ノード名の生成及び共通語の切り取りを行う。
3)共通語が切り取られて残った手続名にさらなる共通語がなくなるまで、共通語の検索、生成済ノードの下層に位置するノードの生成、ノード名の生成及び共通語の切り取りを繰り返す。
4)生成したノードを、共通語及び階層に基づいて連結するリンクを生成する。
例えば、第1及び第2のノードには、共に、「指定の申請」及び「変更の届け出」が属しているとする。この場合、第3のノードが生成され、第3のノードは第1及び第2のノードの真上のノードとなる。生成手段は、例えば第3のノードの直下に第1及び第2ノードがあることを示す画面を生成することができる。また例えば、生成手段は、第1及び第2のノードを並列的に示す画面を生成しても良い。第1及び第2のノードは互いに関連が高いと考えられ、両者を関連づけて出力することにより、目的とする電子フォームを探すユーザを支援することができるからである。
本願の別の態様は、前記第1発明において、前記生成手段は、ノード名の出力に関する出力ルールをさらに記憶しているサービス支援装置を提供する。ここで生成手段は、前記出力ルールに基づいてノード名の配置順序または出力順序を決定する。さらに、決定したいずれかの順序に従い、前記画面または音声対話シナリオを生成する。
・複数の法的手続の名称と各手続が依拠している依拠法の名称とを対応付けて記憶したデータベースから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出す読出ステップ、
・前記複数の法的手続を分類して分類体系を生成する分類ステップ、
・前記手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する生成ステップ。
・複数の法的手続の名称と各手続が依拠している依拠法の名称とを対応付けて記憶したデータベースから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出す読出手段、
・前記複数の法的手続を分類して分類体系を生成する分類手段、
・前記手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する生成手段。
・複数の法的手続の名称と各手続が依拠している依拠法の名称とを対応付けて記憶したデータベースから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出す読出ステップ、
・前記複数の法的手続を分類して分類体系を生成する分類ステップ、
・前記手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する生成ステップ。
本発明に係るサービス支援装置は、法律に基づく大量の手続(以下、単に法的手続という)を分類して分類体系を生成する。さらに、この装置は、所望の電子フォームに手続者を誘導するための、画面や音声対話シナリオ(以下、誘導ツールという)を、分類体系に従って生成する。所望の電子フォームとは、手続しようとする人(以下、手続者という)が目的とする手続を取るための入力フォームである。
1)手続DBから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出し(読出手段)、
2)法的手続を分類して分類体系を生成し(分類手段)、
3)手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する(生成手段)。
<第1実施形態例>
1.全体構成
図1は、本発明の第1実施形態例に係るサービス支援装置の機能構成図である。サービス支援装置1は、手続DB2と、インターネットや回線交換網などのネットワーク3を介して接続されている。手続DB2及びそのコンテンツは、国や地方自治体などの政府機関が提供している。図2は、手続DB2に記憶されているコンテンツの一部の例示である。手続DB2には、少なくとも手続名と各手続が依拠する依拠法名とが対応付けられて記憶されている。またこの例では、手続名及び依拠法名に加え、各手続の管轄省庁名が記憶されている。
再び図1を参照し、サービス支援装置1について説明する。サービス支援装置1は、読出ユニット11、分類ユニット12、生成ユニット13、DB管理ユニット14、テンプレートDB15、出力ルールテーブル16、分類DB17を有している。サービス支援装置1は具体的にはコンピュータである。このコンピュータのハードディスクに記憶されたプログラムを実行するCPUは、前述の各ユニットとして機能する。また、コンピュータが有する記憶装置、例えばハードディスクやROMなどは、各DB及びテーブルとして機能する。以下に、サービス支援装置1の機能毎に、各ユニット、DB、テーブルについて説明する。
読出ユニット11は、手続DB2に記憶されている手続名及び依拠法名を読み出し、一時的に記憶する。読出ユニット11は、読み出した手続DB2のコンテンツを、サービス支援装置1が有するハードディスクなどの記憶装置(図示せず)に書き込んでも良い。
(2)分類体系の生成
分類ユニット12は、手続DB2から読み出された複数の手続名を分類し、分類体系を生成する。生成された分類体系は、DB管理ユニット14により分類DB17に書き込まれる。より具体的には、分類ユニット12は、各手続名に基づいてツリー構造の分類体系を生成する。生成されるツリー構造の分類体系は、少なくとも、複数のレイヤー、各レイヤーに位置するノード、各ノードの名称及び各ノードを連結するリンクを含む。最下層のノードには、1の手続名が対応付けられている。
生成ユニット13は、分類ユニット12が生成した手続の分類体系に対応する誘導ツールを生成する。生成された分類体系は、DB管理ユニット14により分類DB17に書き込まれる。誘導ツールとしては画面群や音声対話シナリオが考えられる。これらの誘導ツールが出力する画面や音声メッセージが、上層側ノードに対応するものから下層側ノードに対応するものへ移行するように、誘導ツールが作成される。
より具体的には、誘導ツールを構成する各画面や音声メッセージは、ツリー構造の最上層のレイヤーからより下層のレイヤーへと手続者を誘導し、最終的に最下層のレイヤーのいずれかのノードへ手続者を誘導するように生成される。例えば、あるノードに対応する画面には、そのノード名と共に、その直下に属するノード名を記述する。下位の各ノード名のそれぞれにはリンクを埋め込み、そのノード名に対応する画面への遷移を可能にする。図4(a)は、このように生成された画面の一例である。この画面例は、図3に示す分類体系に基づいて生成され、ノード「免許証」に対応する画面である。この画面は、ノード「免許証」の直下に、3つのノードが属していることを示している。この画面はいずれかのノード名の選択を受け付ける。いずれかのノード名が選択されると、そのノードに対応する画面が表示される。最下層のレイヤーのノードに対応する画面は、手続を行うための電子フォームである。
[テンプレートを用いた誘導ツールの生成]
生成ユニット13は、例えば次のように誘導ツールを生成する。まず、画面のテンプレート及び/または音声対話シナリオのテンプレートを記憶するテンプレートDB15を、サービス支援装置1に設けておく。生成ユニット13は、テンプレートDB15に記憶されている画面テンプレート及び/または音声対話シナリオテンプレートに基づいて、前記画面及び/または音声対話シナリオを生成する。テンプレートを用いた誘導ツールの生成については、詳細を後述する(後述の「(5)テンプレートを用いた誘導ツールの生成の具体例」を参照)。
好ましくは、生成ユニット13は、出力ルールテーブル16に基づいてノード名の配置順序または出力順序を決定する。さらに、生成ユニット13は、決定したいずれかの順序に従い、画面や音声対話シナリオを生成する。ここで、出力ルールテーブル16は、ノード名の出力に関する出力ルールを記憶している。出力ルールテーブル16は、サービス支援装置1のROMなどに記憶されている。
分類ユニット12が実行する分類方法について、より具体的に説明する。
[依拠法に基づいて手続名を分類する方法]
依拠法に基づいて手続名を分類する方法では、例えば最上位のレイヤーであるレイヤー1に各依拠法に対応するノードを生成する。次いで、2番目のレイヤであるレイヤー2に、各依拠法に基づく手続名に対応するノードを生成する。さらに、各依拠法に対応するノードと、その依拠法に基づく手続名に対応するノードとを結ぶリンクを生成する。このように依拠法に基づく分類を行うと、同じ法律に基づく手続同士を漏れなく同一のノードに属させることができる。
手続名そのものに基づいて手続名を分類する方法では、手続名に含まれる共通語を用いてレイヤーを形成する。まず、各手続名に共通に含まれる語のうち、最も多く含まれる共通語を検索する。検索した共通語に対応するノードを、いずれかのレイヤー、例えばレイヤー1に生成し、ノード名をその共通語とする。すなわち、(ノード名)=(共通語)となる。さらに、検索した共通語を、その共通語を含む手続名のそれぞれから切り取る。
[具体例]
再び前記図3を参照し、手続名そのものに基づいて手続名を分類する方法について具体的に説明する。この図は、前記図2に示す手続名の分類体系を示している。各ノードは、ノード識別子N1、N2・・・で特定される。この分類体系を生成するには、次のようにする。
まず、図2に示す手続名の中で一番多い共通語「クリーニング」を検索し、レイヤー1のノードN1「クリーニング」を生成する。「クリーニング」を手続名中に含む手続名から、「クリーニング」を除去する。ノードN1「クリーニング」には、もともとの手続名に「クリーニング」を含む手続が全て属する。
「クリーニング」を切り取られた残りの手続名の中で一番多い共通語「師」を検索し、レイヤー2のノードN21「師」を生成する。「師」を含む手続名から、さらに「師」を削除する。ノードN21「師」には、もともとの手続名に「クリーニング」及び「師」を含む手続が全て属する。
「クリーニング」を切り取られた残りの手続名のうち、「師」を含まない手続名の中で一番多い共通語「所」に対応して、レイヤー2のノードN22「所」を生成する。「所」を含む手続名から、さらに「所」を削除する。ノードN22「所」には、もともとの手続名に「クリーニング」及び「所」を含む手続が全て属する。
「クリーニング」及び「師」を切り取られた残りの手続名の中で一番多い共通語「指定試験機関」及び「免許証」に対応し、レイヤー3のノードN31、N32を生成する。「指定試験機関」または「免許証」を含む手続名から、「指定試験機関」または「免許証」をさらに削除する。ノードN31「指定試験機関」には、もともとの手続名に「クリーニング」、「師」及び「指定試験機関」を含む手続が全て属する。ノードN32には、もともとの手続名に「クリーニング」、「師」及び「免許証」を含む手続が全て属する。
「クリーニング」及び「師」を切り取られた残りの手続名のうち、「指定試験機関」及び「免許証」を含まない手続名の中で一番多い共通語「試験」に対応して、レイヤー3のノードN33「試験」を生成する。「試験」を含む手続名から、さらに「試験」を削除する。ノードN33「試験」には、もともとの手続名に「クリーニング」、「師」及び「試験」を含む手続が全て属する。
ノードN31「指定試験機関」に属する手続名は、既に共通語を全く含まなくなっている。そこで、それぞれの手続名に対応して、レイヤー4のノードN401〜N403を生成する。それぞれのノード名は、「クリーニング」、「師」及び「指定試験機関」をもともとの手続名から切り取った残りである。例えばもともとの手続名が「クリーニング師指定試験機関事業報告書の提出」であれば、ノード名は「事業報告書の提出」となる。同様にして、ノードN32「免許証」に属するノードN404〜N406、ノードN33「試験」に属するノードN407〜408を生成する。
ノードN22「所」に属する手続名は、既に共通語を全く含まなくなっている。そこで、そこで、それぞれの手続名に対応して、レイヤー4のノードN409〜N412を生成する。ノード名となった共通語を切り取った残りの手続名に対応するノード全てを同じレイヤーに位置づけるために、レイヤー2のノードN22の下のノードはレイヤー4とする。この例では、「クリーニング」及び「所」を切り取った残りの手続名、例えば「開設の届出」に対応するノードを、レイヤー4に位置づける。
(5)テンプレートを用いた誘導ツールの生成の具体例
次に、生成ユニット13による誘導ツールの生成について、具体例を挙げて説明する。
[画面の例]
図6は、誘導ツール作成のための画面テンプレートの一例を示す。画面テンプレートは、各レイヤー毎に用意されていると好適である。図6(a)、(b)、(c)にそれぞれ示す画面テンプレートは、それぞれレイヤー1、レイヤー2、レイヤー3用の画面テンプレートである。画面上の虫食い部分には、分類体系のノード名が挿入される。また、図示していないが、各虫食い部分には、別の画面へのリンクを記述する雛形が埋め込まれている。
図8は、誘導ツール作成のための音声シナリオテンプレートの一例を示す。音声シナリオテンプレートは、各レイヤー毎に用意されていると好ましい。図8(a)、(b)、(c)にそれぞれ示す音声シナリオテンプレートは、それぞれレイヤー1、レイヤー2、レイヤー3用のテンプレートである。音声メッセージ中の虫食い部分には、分類体系のノード名が挿入される。また、図示していないが、各虫食い部分には、別の音声メッセージへの遷移を記述する雛形が埋め込まれている。
[メインルーチン]
図10は、サービス支援装置1が行うメインルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。この処理は、例えばサービス支援装置1が処理の開始の指示を受け付けることにより開始される。
ステップS2:分類ユニット12は、前述のようにして手続名を分類し、ツリー構造の分類体系を生成する。生成した分類体系は、図示しないRAMなどに一時的に記憶させる。
ステップS4:DB管理ユニット14は、生成された分類体系及び誘導ツールを、分類DB17に書き込む。
図11は、分類サブルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。この図では、まず依拠法毎に各手続名をまとめ、同一依拠法内で各手続名に基づいた分類を行う例を示している。この処理は、前記メインルーチンにおいてステップS2に移行すると開始される。
ステップS22:分類ユニット12は、どの依拠法を分類対象にするかを決定する。
ステップS23:分類ユニット12は、分類対象の依拠法に依拠する手続名に含まれる最も多い共通語を検索する。さらに、その共通語を含む手続名から共通語を切り取る。
ステップS25:分類ユニット12は、分類対象の依拠法に依拠する手続名に、別の共通語が含まれているかどうかを検索する。もし別の共通語が含まれていれば、ステップS23に戻り、共通語の検索、手続名からの切り取り、ノード及びリンクの生成を繰り返す。これにより、依拠法名のノードの下方のレイヤーが次々に生成され、ツリー構造が形成される。
以上のように、依拠法及び手続名に基づく分類を行うことで、ツリー構造の分類体系と、その分類体系に沿った誘導ツールとを生成することができる。この誘導ツールを用いれば、手続者が目的とする電子フォームに行き着くことを、支援することができる。
1.本実施形態の概要
第2実施形態例に係るサービス支援装置は、既に生成された分類体系を、未分類の手続名の分類に適用する。手続者に生じたイベントによっては、複数の法律に渡って手続が必要な場合がある。例えば、会社の設立や会社の廃止、結婚に伴う引っ越しには、複数の法律に基づく様々な手続が必要である。このような場合、手続者がイベントを選択すると、必要な手続の電子フォームが次々に提示されるシステムがあると便利である。しかし、そのためには、異なる法律に依拠する複数の手続名について、それぞれノードを生成し、各ノードを順序よくリンクしなければならない。そのような分類体系は結局人の手で生成することになる。その代わり、本実施形態のサービス支援装置は、一旦人の手で生成した分類体系を、他の未分類の手続名に適用して新たな分類体系を生成する。
図12は、本実施形態のサービス支援装置1の機能ブロック図である。サービス支援装置1は、第1実施形態と同様の機能に加え、さらに入力受付ユニット18、第2分類ユニット19、及び辞書DB110を有している。第2分類ユニット19は、分類ユニット12に代えて設けられている。図中、第1実施形態と同様の機能については、同一の符号番号を付して示している。
既に生成された分類体系を用いて、未分類の手続名の分類体系を生成する例について、図面を参照して具体的に説明する。以下の例では、会社の設立に関する手続の分類体系に基づいて会社の整理に関する手続の分類体系を生成する場合について説明する。
図13(a)は会社の設立に必要な手続名とその依拠法名の例である。同図(b)は、会社整理に必要な手続名とその依拠法の例である。会社の設立や、会社の整理に必要な手続は、複数の法律にまたがっていることが示されている。
3.処理の流れ
図17は、本実施形態例のサービス支援装置1が行うメインルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。
ステップS32:第2分類ユニット19は、第1実施形態と同様に手続名を分類し、ツリー構造の分類体系を生成する。生成した分類体系は、図示しないRAMなどに一時的に記憶させる。このステップでは、前述した分類サブルーチンが実行される。
ステップS35:第2分類ユニット19は、手入力で生成した分類体系を未分類の手続に適用するか否かの指示を受け付ける。この指示がなされたかどうかは、例えば図16(b)の画面例において「ワンストップ実行手順」ボタンが押されたかどうかにより、判断可能である。
ステップS37:第2分類ユニット19は、分類された手続名のそれぞれに対応する未分類の手続名を、検索する。すなわち、イベント名の類義語を辞書DB110から検索し、類義語を分類された手続名それぞれにはめ込んだ文字列が、未分類の手続名のいずれかと一致するかどうかを判断する。
ステップS39:入力受付ユニット18は、新たに生成した分類体系を、画面に出力する。図16(b)はその画面の一例である。
ステップS41:生成ユニット13は、編集が終了した分類体系に対応する誘導ツールを生成する。
以上のようにして、依拠法や手続名だけでは分類しきれない手続名を、自動的に分類することができる。
<第3実施形態例>
第3実施形態例に係るサービス支援装置は、手続の行為に基づいて手続をグループ化することができる。
図18は、本実施形態に係るサービス支援装置1の機能ブロック図である。サービス支援装置1は、分類ユニット12に代え、第3分類ユニット111を有している。図中、第1実施形態と同様の機能については、同一の符号番号を付して示している。
第3分類ユニット111は、第1実施形態の分類ユニット12と同様に、手続名や依拠法に基づいてツリー構造の分類体系を生成する。また、第3分類ユニット111は、キーワードの指定を受け付け、キーワードから目的とする手続名を探し出すための分類体系を生成する。第3分類ユニット111は、指定されたキーワードを含む手続名を抽出し、抽出した手続名から、手続対象と手続行為とを抽出する。そして、手続行為が類似している手続名同士をグループ化する。より具体的には、手続対象を共通とする複数の手続行為がある場合、手続行為が互いに類似している手続対象同士を、同一のグループにグループ化する。同一のグループに属する手続対象は、共通語や依拠法に基づいてさらに分類される。生成された分類体系に沿った誘導ツールは、前記第1実施形態と同様にして、生成ユニット13により生成することができる。
次に、キーワードから目的とする手続名を捜し出すための分類体系の生成を、具体的に説明する。以下では、「介護」をキーワードにして目的の手続名を捜すための分類体系の生成を例に取る。
図19は、キーワード「介護」を含む手続名の一部を示す。図示するように、「介護」を含む手続名は複数ある。それらは全てが同じ法律に依拠しているのではなく、依拠法名は複数に渡っている。
2.処理の流れ
図25は、本実施形態のサービス支援装置1が行う分類サブルーチンの流れの一例を示すフローチャートである。本実施形態に係るサービス支援装置1は、前述したメインルーチンにおいて、図11に示す分類サブルーチンに加え、この図に示す処理を実行することができる。
ステップS52:第3分類ユニット111は、手続DB2から読み出した手続名のうち、キーワード「介護」を含むものを全て抽出する。また、「介護」を含む手続名の依拠法例も併せて抽出する。
ステップS54:第3分類ユニット111は、手続行為が類似する手続対象同士をグループ化する。
ステップS55:第3分類ユニット111は、生成したグループそれぞれの手続対象をさらにグループ化するために、処理対象のグループを順次特定する。
ステップS58:第3分類ユニット111は、処理対象のグループ内の手続対象の一部が同じ法律に依拠しているか否かを判断する。もし一部の手続名の依拠法名が同じであれば、その手続対象をサブグループ化する(S59)。グループ内の手続対象の依拠法例が全て異なる場合は、ステップS60に移行する。
以上のようにして、キーワードに基づく分類体系を生成することができる。このようにして生成された分類体系に基づいて誘導ツールを生成すると、手続者は法律名を知らなくてもキーワードに基づいて目的の電子フォームを探すことができる。また、手続行為が類似する手続名同士をグループ化することにより類似する手続名をまとめて手続者に提示し、目的とする手続への正確な誘導を可能とすることができる。
キーワードを用いたさらに別の分類方法及び誘導ツールの生成方法として、以下の方法が挙げられる。まず、キーワードを含む手続名が依拠する依拠法のノードを、キーワードのノードの下に生成する。各依拠法のノードの下には、各依拠法に含まれる手続のノードを生成する。そして、キーワードを含む手続名が依拠する依拠法毎に、キーワードとの関連度を演算する。そして、関連度が高い順に各依拠法を手続者に提示する。
このようにすれば、手続者はキーワード「介護」を指定すると、「介護」に関連する依拠法を、介護への関連度が高い順番に見ることができる。
(A)前記実施形態を任意に組み合わせて分類体系及び誘導ツールを生成しても良い。
(B)前述のデータ同期方法をコンピュータ上で実行するためのプログラム及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明に含まれる。ここで記録媒体としては、コンピュータが読み書き可能なフレキシブルディスク、ハードディスク、半導体メモリ、CD−ROM、DVD、光磁気ディスク(MO)、その他のものが挙げられる。
(付記1)
複数の法的手続の名称と各手続が依拠している依拠法の名称とを対応付けて記憶したデータベースから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出す読出手段と、
前記複数の法的手続を分類して分類体系を生成する分類手段と、
前記手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する生成手段と、
を備えるサービス支援装置。
前記分類手段は、各手続名に基づいてツリー構造の分類体系を生成し、前記ツリー構造の分類体系は複数の階層と各階層に位置するノードと各ノードの名称と各ノードを連結するリンクとを含んでおり、かつ最下層のノードには1の手続名が対応付けられている、付記1に記載のサービス支援装置。
前記分類手段は、各手続の依拠法に基づいて前記複数の法的手続を分類する、付記1または2に記載のサービス支援装置。
(付記4)
前記分類手段は、手続名に含まれる共通語に基づいて前記複数の法的手続を分類する、付記1または2に記載のサービス支援装置。
前記分類手段は、単語とその単語に関連する少なくとも1の単語とを対応付けた辞書を記憶し、既に生成された分類体系、前記分類体系に属する手続名及び前記辞書に基づいて前記分類体系に属する手続名に関連する未分類の手続名を類推し、既に生成されている分類体系に従って類推した手続名の分類体系を生成する、付記1または2に記載のサービス支援装置。
前記分類手段は、ツリー構造を構成するノードのうち、第1のノードの直下にあるノードの名称と第2のノードの直下にあるノードの名称とが類似している場合、前記第1のノードと前記第2のノードとが共に属する第3のノードを、前記第1及び第2のノードの上層に生成する、付記2に記載のサービス支援装置。
画面のテンプレート及び/または音声対話シナリオのテンプレートを記憶するテンプレート記憶手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記画面テンプレート及び/または音声対話シナリオテンプレートに基づいて、前記画面及び/または音声対話シナリオを生成する、
付記1に記載のサービス支援装置。
前記生成手段は、ノード名の出力に関する出力ルールをさらに記憶し、前記出力ルールに基づいてノード名の配置順序または出力順序を決定し、決定したいずれかの順序に従い前記画面または音声対話シナリオを生成する、付記1に記載のサービス支援装置。
(付記9)
前記分類手段は、キーワードの指定を受け付け、指定されたキーワードを含む手続名に対応する依拠法名と前記キーワードとの関連度を演算し、
前記生成手段は、前記依拠法名と前記キーワードとの関連度に応じて前記キーワードに対応する画面及び/または音声対話シナリオを生成する、
付記1に記載のサービス支援装置。
複数の法的手続の名称と各手続が依拠している依拠法の名称とを対応付けて記憶したデータベースから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出す読出ステップと、
前記複数の法的手続を分類して分類体系を生成する分類ステップと、
前記手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する生成ステップと、
を含むサービス支援方法。
複数の法的手続の名称と各手続が依拠している依拠法の名称とを対応付けて記憶したデータベースから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出す読出手段、
前記複数の法的手続を分類して分類体系を生成する分類手段、及び
前記手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する生成手段、
としてコンピュータを機能させるサービス支援プログラム。
複数の法的手続の名称と各手続が依拠している依拠法の名称とを対応付けて記憶したデータベースから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出す読出ステップと、
前記複数の法的手続を分類して分類体系を生成する分類ステップと、
前記手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する生成ステップと、
をコンピュータに実行させるサービス支援プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
2:手続DB
3:ネットワーク
Claims (5)
- 複数の法的手続の名称と各手続が依拠している依拠法の名称とを対応付けて記憶したデータベースから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出す読出手段と、
前記複数の法的手続を分類して分類体系を生成する分類手段と、
前記手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する生成手段と、
を備えるサービス支援装置。 - 前記分類手段は、各手続名に基づいてツリー構造の分類体系を生成し、前記ツリー構造の分類体系は複数の階層と各階層に位置するノードと各ノードの名称と各ノードを連結するリンクとを含んでおり、かつ最下層のノードには1の手続名が対応付けられている、請求項1に記載のサービス支援装置。
- 複数の法的手続の名称と各手続が依拠している依拠法の名称とを対応付けて記憶したデータベースから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出す読出ステップと、
前記複数の法的手続を分類して分類体系を生成する分類ステップと、
前記手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する生成ステップと、
を含むサービス支援方法。 - 複数の法的手続の名称と各手続が依拠している依拠法の名称とを対応付けて記憶したデータベースから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出す読出手段、
前記複数の法的手続を分類して分類体系を生成する分類手段、及び
前記手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する生成手段、
としてコンピュータを機能させるサービス支援プログラム。 - 複数の法的手続の名称と各手続が依拠している依拠法の名称とを対応付けて記憶したデータベースから、各手続名及び各手続の依拠法名を読み出す読出ステップと、
前記複数の法的手続を分類して分類体系を生成する分類ステップと、
前記手続の分類体系に対応する画面群及び/または音声対話シナリオを生成する生成ステップと、
をコンピュータに実行させるサービス支援プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2021051551A (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 株式会社富士通エフサス | 情報処理装置、情報提供プログラムおよび情報提供方法 |
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