JP2005062322A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 補給トナーを充分に帯電させることができ、トナー濃度を正確に検出することができ、汲み上げ部からのトナーの逆流を防ぐことができる現像装置を提供する。
【解決手段】 下部室18と上部室17とに、両端の連通部19、20を除いて隔壁16で区画されたハウジング11と、下部室に収容される現像ローラ12および第1スパイラル13と、上部室に収容される第2スパイラル14と、第1スパイラル13の送り方向先端部に位置する連通部19に設けられ、下部室内の現像剤を上部室に汲み上げるためのマグネットローラ15とを有し、下部室18のハウジング11が、感光体の最大画像領域に対応する第1区域R1と、汲み上げ手段が設けられている連通部19に対応する第2区域R2と、両者の間に介在される第3区域R3とを備えており、その第3区域R3の下部室18のハウジング壁面にトナー濃度センサ27が取りつけられている現像装置10。
【選択図】 図1

Description

本発明は複写機、プリンタ、ファクシミリなどの電子写真装置などに使用される現像装置に関し、とくにトナーとキャリアからなる二成分系現像剤を用いて感光体上に形成された静電潜像の現像を行う現像装置に関する。
近年の二成分現像方式においては、省スペース化の要請から縦循環方式の現像装置が提案されている。この縦循環式の現像装置では、現像ローラ(現像スリーブ)を収容する現像ハウジングが上下に区画されており、下部室に現像ローラが配置されていると共に、上部室および下部室のそれぞれに現像ローラの軸方向に沿って、かつ、互いに反対方向に現像剤を搬送するスパイラルが設けられている。このものは、スパイラルでトナーと磁気キャリアを攪拌しながら、上部室と下部室との間で現像剤を循環送りする。そして下部室に配置されている現像ローラ上に現像剤を供給し、現像ローラ表面に形成される現像剤の磁気ブラシを感光体表面に摺接させることにより感光体の静電気による潜像を現像することができる。
このような縦循環方式の現像装置は、非常にコンパクトでありながら、現像剤の攪拌送りが充分に行われる。それによりトナーと磁気キャリアの均一混合およびトナーの摩擦帯電を充分に行うことができる。本出願人らは、特許文献1および特許文献2において、上記縦循環方式の現像装置に関し、トナー補給口を特定の位置に設け、トナー補給後、現像ローラに供給する現像剤のトナーの濃度を迅速に適切な濃度まで上昇させうる現像装置の改良を提案している。
特許文献1の現像装置では、トナー濃度センサが現像ローラの軸方向中央部と現像剤搬送の上流側端部との間の下部室壁面に取りつけられ、トナー補給口は上部室において、現像ローラの軸方向の中央に対向する位置付近に設けられている。このものはトナー補給口が中央付近にあるため、高濃度原稿を多量に連続コピーする場合、補給トナーが元の現像剤に充分に混合されず、また、充分に帯電されない状態で上部室から下部室内の搬送手段によって搬送され、帯電不良のトナーが現像ローラに移行して、画像不良、トナー飛散などの不具合を生ずる場合がある。また、トナー濃度センサが現像ローラの中央付近か上流側に設けられているため、トナー濃度が低下した現像剤が上部室に汲み上げられても、トナー濃度センサがその濃度を直ちに検出することができず、正確なトナー補給制御ができないという問題がある。
また特許文献2の現像装置では、トナー補給口が、下部室から上部室に現像剤を汲み上げる汲み上げ部に設けられているため、補給トナーが上部室を移動する距離が最大限確保され、充分に帯電することができるものの、補給されたトナーの一部が汲み上げ部を通じて下部室に逆流する場合がある。
特開2001−117341号公報 特開2001−117368号公報
上記先行技術の問題に鑑み、本発明の第1の課題は、縦循環の二成分系現像方式において、補給トナーを充分に帯電させることができ、良質な画質を維持し、トナー飛散などの問題を発生させない現像装置を提供することにある。さらに第2の課題は、縦循環の二成分現像方式において、トナー濃度を正確に検出することができ、それに基づいて適切なトナー補給制御を行うことができるようにすることである。さらに第3の課題は、縦循環の二成分現像方式において、汲み上げ部を通じての補給トナーの逆流を防止することである。
本発明の現像装置は、感光体表面に形成された静電潜像の現像を行うものであって、前記感光体側に開口部を有する下部室と、その下部室の上側に設けられる上部室とに区画された現像ハウジングと、前記開口部に配置された現像ローラと、その現像ローラと間隔をおいて下部室に配設され、現像ローラの軸方向に現像剤を搬送する第1の現像剤搬送手段と、前記上部室に配設され、第1の現像剤搬送手段とは逆方向に現像剤を搬送する第2の現像剤搬送手段と、現像ローラの軸方向における両端の連通部を除いて前記下部室と上部室を区画する隔壁手段と、前記第1の現像剤搬送手段による送り方向先端部に位置する連通部において下部室内の現像剤を上部室に汲み上げるための汲み上げ手段とを有しており、下部室のハウジングが、感光体の最大画像領域に対応する第1区域と、汲み上げ手段が設けられている連通部に対応する第2区域と、第1区域と第2区域の間に介在される第3区域とから構成され、前記第2区域と第3区域とは感光体の最大画像領域には対応しておらず、第3区域の下部室のハウジング壁面にトナー濃度センサが取りつけられていることを特徴としている。
ここで感光体の最大画像領域とは、現像ローラの画像を現像する領域のうち最大の範囲を意味する。すなわち現像ローラが対応できる画像が葉書からA3の大きさである場合、A3の画像を現像する場合の現像領域を意味し、ここでは実質的にその領域の汲み上げ部側の限界を意味している。
このような現像装置においては、前記汲み上げ手段が設けられている部位の直下流側における上部室の壁面にトナー補給口が設けられているものが好ましい。
本発明の現像装置によれば、トナー濃度センサを下部室に設け、しかも現像ローラの最大画像領域と対応する第2区域を外しているので、現像によってトナーが消費された直後の現像剤を、すなわち循環する現像剤のうちもっとも濃度が低い状態の現像剤のトナー濃度を検出することができる。そして上部室の内、現像剤汲み上げ手段が設けられている連通部と対応する第1領域を外しているので、第1の現像剤搬送手段によって安定して搬送されている現像剤のトナー濃度を検出することができる。そのため、トナー濃度の低下を直ちにトナー補給制御に反映することができ、現像剤のトナー濃度を適切な範囲に維持することができる。
さらに前記汲み上げ部の直下流側における上部室の壁面にトナー供給口を設ける場合は、補給されたトナーが上部室を長い距離移動することができ、攪拌・帯電が充分である。しかも汲み上げ部がある連通部を外しているので、連通部から補給されたトナーが下部室に逆流することが防止される。それにより帯電が不充分なトナーで現像することが避けられ、画質の向上を図ることができ、トナーの飛散を防止することができる。
つぎに図面を参照しながら本発明の現像装置の実施の形態を説明する。図1は本発明の現像装置の一実施形態を示す概略平面図、図2はその概略断面図、図3は図2のIII-III線断面図、図4は図2のIV-IV線断面図、図5aおよび図5bはそれぞれその現像装置におけるトナーの移動状態および濃度の変化状態を示す説明図である。
図1に示す現像装置10は、幅方向に長いハウジング11と、そのハウジングの前側(図1の上側)の張り出し部11aに収容され、回転自在に支持されている現像ローラ12と、ハウジング11の後部に収容され、それぞれ回転自在に支持されている現像剤搬送用の第1スパイラル13および第2スパイラル14と、ハウジングの後ろ側の張り出し部11bに収容され、回転自在に支持されている現像剤汲み上げ手段であるマグネットローラ15とを備えている。なお図1では第1スパイラル13と第2スパイラル14とを並列的に図示しているが、実際は図2および図3に示すように第1スパイラル13の上方に第2スパイラル14が設けられている。
図2に詳細に示すように、ハウジング11の後部は隔壁16によって上部室17と下部室18とに区画されている。ただし隔壁16の両端では、上部室と下部室とが連通部(図5の符号19、20参照)によって連通している。下部室18の第1スパイラル13および上部室17の第2スパイラル14は、それぞれ軸13a、14aと螺旋状の羽根(フライト)13b、14bとから構成され、粉体などを搬送するスクリューコンベアと実質的に同じものである。両者の回転方向(矢印S1、S2)は互いに逆方向であり、そのため第1スパイラル13の搬送方向は図1の左向き(矢印P1)で、第2スパイラル14の搬送方向はそれとは逆の右向き(矢印P2)となっている。各スパイラル13、14の軸はハウジング11の側壁に回転自在に支持されている。
図3に示すように、ハウジング11は断面略コ字状で前側に開口する壁で構成される下部室18と、断面略U字状の壁で構成される上部室17とが上下に結合した形態を有する。そして上部室17の前面側の壁と下部室18の上部の壁とが共通しており、その共通する部位が隔壁16となっている。下部室18の後部には第1スパイラル13が収容されており、下部室18の後部下側の内壁は、第1スパイラル13の羽根13bとわずかな隙間をあけて隣接する断面円弧状にされている。それにより第1スパイラル13の回転で、現像剤Gの粉末を攪拌しながら軸方向に搬送することができる。現像ローラ12と第1スパイラル13の間にはいくらか隙間があいているが、両者の間には隔壁がない。そのため下部室18の前後間で現像剤Gが自由に移動することができる。したがって第1スパイラル13で攪拌される現像剤は、現像ローラ12の内部に収容されているマグネットの作用で磁気ブラシの状態で現像ローラ12の表面に付着する。
下部室18の下内面は前側に向かって上昇する傾斜面となっており、下部室18の下方に溜まっている粉体の現像剤Gが前面側の開口部からこぼれないようにしている。下部室18の前側には、前述のように張り出し部11aが突出しており、その張り出し部に現像ローラ12が収容されている。現像ローラ12の軸心は第1スパイラル13の軸心より上側に配置されている。
他方、第2スパイラル14の軸は上部室17の左右の側壁に回転自在に支持されている。そして上部室17の下側の内壁は、第2スパイラル14の羽根14bとわずかな隙間をあけて隣接する断面半円状にされている。それにより第2スパイラル14が回転すると、現像剤の粉末Gを攪拌しながら軸方向に搬送することができる。上部室17の上端開口は蓋21によって塞がれており、下部室18の前側の開口の上部には穂切りブレード22が設けられている。穂切りブレード22の先端は現像ローラ12の表面と微少な隙間を明けて隣接している。それにより矢印方向に回転する現像ローラ12の表面に付着したトナーを、適量にすることができる。なお、図3の符号23は感光体ドラムである。
図4は下部室18の左端側の連通部19を示している。この部位では下部室18と上部室17とは前述の後ろ側の張り出し部11bを介して連通している。張り出し部11bは断面半円状の壁から形成され、その内部は下部室18の後方の上部に形成された連通口19aを介して下部室18と連通している。また、上部室13の後部側には連通口19bが形成され、その連通口19bを介して張り出し部11bの内部と上部室17とが連通している。それぞれの連通口19a、19bは通常は四角形であるが、とくにそれに限定されるものではない。そして張り出し部11bの中心部に前記のマグネットローラ15が収容されている。
マグネットローラ15は従来公知のものであり、たとえばアルミニウムなどの非磁性のスリーブ内にマグネットを内蔵したものや、フェライトや磁性粉含有プラスチックをローラ状に成形し、これを複数極に着磁したものなどが用いられる。マグネットローラ15の軸は張り出し部11bの左右の側壁によって回転自在に支持されている。マグネットローラ15の表面と張り出し部11bの内面との間には比較的大きい隙間が形成されている。他方、マグネットローラ15の表面は、上部室17と下部室18を区画する隔壁16に形成した連通口19aの内縁と近接している。そのため、現像剤はマグネットローラ15によって磁気ブラシの状態で上部室17に汲み上げられ、隔壁16の端縁によってマグネットローラ15の表面から引き剥がされ、上部室17に移動する。
またこの連通部19では、第1スパイラル13の軸13aに掻き上げ用の羽根25が設けられている。この掻き上げ用の羽根25は汲み上げ手段の一部を構成しており、図2に示すように、2枚の平板状の羽根が第1スパイラル13の回転中心に対して第1スパイラル13の羽根13bとは逆向きにいくらか捻れた状態で設けられている。それにより掻き上げ用の羽根25によって現像剤は搬送方向とは逆方向に戻されながら張り出し部11b内に掻き上げられる。なお図2の符号26は第1スパイラル13の軸と直角に設けられる円板状の部材であり、掻き上げ用の羽根25と一緒に現像剤を掻き上げる働きがある。
前記ハウジング11は、軸方向に関していえば、図1に示すように、感光体ドラム23の最大画像領域に対応する第1区域R1と、マグネットローラ15が設けられている連通部19に対応する第2区域R2と、第1区域と第2区域の間に介在される第3区域R3とから構成されている。なお、前記第2区域R2と第3区域R3とは感光体ドラム23の最大画像領域には対応していない。そしてこの現像装置10では、図2および図3に示すように、前記第3区域R3における下部室18のハウジング壁面にトナー濃度センサ27が取りつけられていることを特徴としている。このトナー濃度センサ27は、たとえば現像剤の透磁率から現像剤中のトナーの濃度を検知するものを採用することができる。このようなトナー濃度センサ27は、ハウジング11の壁面に埋め込むように設けるのが好ましいが、薄い場合は内面にネジあるいは接着によって取りつけてもよい。
さらに図2に示すように、汲み上げ部の直下流側における上部室17の壁面にトナー補給口28が設けられている。トナー補給口28は通常は角形であり、図4に示すように、蓋21に設けられる。ただし側壁に設けることもできる。形状も丸形にしたり、細長いスリットとすることもできる。
つぎに上記のように構成される現像装置10の作用を図5aおよび図5bを参照して説明する。この現像像10の作用は、トナーの供給のタイミングないし制御およびトナーの供給位置の他は、従来公知の現像装置の場合と実質的に同じである。すなわち、上部室17および下部室18内には、トナーとキャリアからなる粉末状の現像剤が収容されている。それらの現像剤は図3の想像線Gで示すように、各室の下部に溜まった状態で収容されている。この状態で第1スパイラル13および第2スパイラル14が回転すると、上部室17内の現像剤は、トナーとキャリアが攪拌されながら、第2スパイラル14の羽根14bに順に押されて矢印P2方向に移動する。そして右端の連通部20に達すると、下部室18内に落下する。そして下部室18内では、第1スパイラル13によってさらにトナーとキャリアが攪拌されながら、矢印P1方向に移動していく。なお、攪拌によってトナーとキャリアには摩擦静電気が生じ、互いに逆の極の電荷が与えられる。
そのとき、下部室18内では第1スパイラル13と現像ローラ12の間に隔壁がないため、現像剤中のトナーが現像ローラ12に磁力によって付着していく。そのため、下流にいくに従って、現像剤中のトナーの配合率、すなわちトナー濃度が減少していく。図5bには下部室18内を移動する現像剤のトナー濃度が減少していく状態が模式的に示されている。さらに現像剤下流の汲み上げ部に達すると、前述の掻き上げ用の羽根25およびマグネットローラ15によって上部室17内に送り込まれ、再び第2スパイラル14によって矢印P2方向に移動する。このように現像剤は上部室17と下部室18の間で矢印P1、P2のように循環していく。
他方、感光体ドラム23の表面がメインチャージャによって帯電され、さらにレーザあるいはLEDアレイなどの光が当てられると、静電潜像が形成される。そして現像ローラ12に印加されるバイアス電圧により、感光体ドラム23と現像剤ローラ12に相対電位差が生じ、それらが互いに逆方向に回転することに伴って、現像ローラ12に付着されているトナーは感光体ドラム23側に移動する。移動するトナーの量は、感光体ドラム23上の潜像の濃度による。そして現像ローラ12に付着しているトナーが減少し、前述のように下部室18内の現像剤からトナーが現像ローラ12に供給されていく。それにより、下流側にいくほど現像剤全体の残量が減少し、しかも前述のように、下流側に行くほどトナーの濃度が低くなる。
下部室18内を搬送される現像剤のトナー濃度は、下部室18の下流側の壁面に設けられているトナー濃度センサ27によって常時検出されている。そしてトナー濃度が減少して所定の濃度を下回ると、各センサやモータなどの駆動部を制御するCPUがトナーの補給を命令し、トナー補給口28から新たなトナーが補給される。それによりトナー補給口28のすぐ下流では、現像剤の全体の量が増加すると共に、トナー濃度が上昇する。なお、この時点では元のトナーとキャリアの混合体と新たなトナーとは充分に混合されていないが、第2スパイラル14によって下流側に搬送されていく内に次第に攪拌され、混合されていく。
上記のように上部室17および下部室18内の現像剤は、循環していく途中でトナーを消耗し、トナー濃度を減少させると共に、トナー補給口から新たなトナーが補給されてトナー濃度を増加させる。そして上記の現像装置10ではトナー濃度センサ28がトナー濃度がもっとも低くなる下部室18の第3区域R3に設けられているので、トナーの減少に敏感に反応し、直ちにトナー補給を行うことができる。たとえば濃い原稿の複写を行う場合は、下部室18内のトナーが現像ローラ12に一斉に移動するので、下部室12内の現像剤のトナー濃度が低下し、とくに下流側では低濃度の状態がしばらく続く。その場合、トナー濃度センサ28がトナー濃度が低いことを検知し続け、トナーをしばらく補給し続ける。それによりハウジング11内のトナー濃度がかなり増加する。このようにこの現像装置10では、トナー濃度がもっとも低くなる下部室の下流側でトナー濃度を検出するので、迅速にトナー濃度の低下を解消することができる。さらに汲み上げ部がある第2区域R2を避けているので、マグネットローラ15の影響が少なく、また、汲み上げ時のトナーとキャリアの混合比率の乱れにも影響されない。
また、トナー補給口28を上部室17のうち、汲み上げ部の直下流に設けているので、トナー濃度がもっとも減少している現像剤にトナーを補給することができ、トナー濃度を復元することができる。さらに上部室17の下流端近辺でトナーを補給するので、現像ローラ12に補給する下部室18に至る経路を長く取ることができる。そのため、補給後に充分に第2スパイラル14で新たなトナーと元の現像剤とを攪拌混合することができる。それによりトナーとキャリアを充分均一に混合した状態で、かつ、摩擦による静電気を充分にトナーに加えた状態で下部室18に供給することができる。しかもトナー補給口28は汲み上げ部を避けているので、補給したトナーが下部室側に逆流するおそれが少ない。
前記実施形態ではトナー補給口28を上部室17の汲み上げ部の直下流に配置しているが、さらにいくらか下流側(図5の右側)に設けてもよい。その場合は攪拌・混合のための経路が短くなるが、汲み上げ部から下部室に逆流するおそれが一層少なくなる。また前記実施形態では現像剤搬送手段として攪拌手段を兼ねるスパイラルを採用しているが、他の装置、たとえば撹拌羽根またはコイルバネを採用することもできる。
本発明の現像装置の一実施形態を示す概略平面図である。 この現像装置の概略断面図である。 図2のIII-III線断面図である。 図2のIV-IV線断面図である。 図5aおよび図5bは図1の現像装置におけるトナーの移動状態および濃度の変化状態を示す説明図である。
符号の説明
10 現像装置
11a 前側の張り出し部
11b 後ろ側の張り出し部
11 ハウジング
12 現像ローラ
13 第1スパイラル
13a 軸
13b 羽根
14 第2スパイラル
14a 軸
14b 羽根
15 マグネットローラ
16 隔壁
17 上部室
18 下部室
19 汲み上げ部がある連通部
19a、19b 連通口
20 上から下へ落下させる連通部
21 蓋
22 穂切りブレード
23 感光体ドラム
25 掻き上げ用の羽根
26 円板状の部材
R1 第1区域
R2 第2区域
R3 第3区域
27 トナー濃度センサ
28 トナー補給口
P1、P2 現像剤の移動方向
G 現像剤

Claims (2)

  1. 感光体表面に形成された静電潜像の現像を行う現像装置であって、
    前記感光体側に開口部を有する下部室と、その下部室の上側に設けられる上部室とに区画された現像ハウジングと、
    前記開口部に配置された現像ローラと、
    その現像ローラと間隔をおいて下部室に配設され、現像ローラの軸方向に現像剤を搬送する第1の現像剤搬送手段と、
    前記上部室に配設され、第1の現像剤搬送手段とは逆方向に現像剤を搬送する第2の現像剤搬送手段と、
    現像ローラの軸方向における両端の連通部を除いて前記下部室と上部室を区画する隔壁手段と、
    前記第1の現像剤搬送手段による送り方向先端部に位置する連通部において下部室内の現像剤を上部室に汲み上げるための汲み上げ手段とを備えており、
    下部室のハウジングが、感光体の最大画像領域に対応する第1区域と、汲み上げ手段が設けられている連通部に対応する第2区域と、第1区域と第2区域の間に介在される第3区域とから構成され、
    前記第2区域と第3区域とは感光体の最大画像領域には対応しておらず、
    第3区域の下部室のハウジング壁面にトナー濃度センサが取りつけられていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記汲み上げ手段が設けられている部位の直下流側における上部室の壁面にトナー補給口が設けられていることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012133113A (ja) * 2010-12-21 2012-07-12 Ricoh Co Ltd 現像装置および画像形成装置

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