JP2005061991A - 定電位電解型ガスセンサー - Google Patents
定電位電解型ガスセンサー Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005061991A JP2005061991A JP2003292304A JP2003292304A JP2005061991A JP 2005061991 A JP2005061991 A JP 2005061991A JP 2003292304 A JP2003292304 A JP 2003292304A JP 2003292304 A JP2003292304 A JP 2003292304A JP 2005061991 A JP2005061991 A JP 2005061991A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- casing
- gas
- gas sensor
- constant potential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
Abstract
【解決手段】 一端にガス透過口を有するケーシングを備え、このケーシング内において、少なくとも作用電極および対電極が電解液保持部材を介して積重されてなる電極構造体が作用電極によりガス透過口が封止されて電解液室が形成されるよう配置されてなり、作用電極および対電極は、いずれも、ガス透過性疎水膜の一面上に電極部が形成されてなるものであり、当該電極部に接続用リード部材の一端部が接続されており、接続用リード部材の他端部の各々は、互いに同方向に伸び、周方向に離間して並んだ位置においてケーシングの外部に導出されている。
【選択図】 図1
Description
そして、この定電位電解型ガスセンサーにおいては、通常、例えば金属線材よりなるリード部材が一端部が電極に接続されると共に他端部が互いに異なる位置においてケーシングの外部に導出されてリード構造が形成されている。
本発明の他の目的は、所期の電解室内圧力調整機能を確実に発揮することができ、信頼性の高いガス検知を行うことができる新規な構造を有する小型の定電位電解型ガスセンサーを提供することにある。
作用電極および対極は、いずれも、ガス透過性疎水膜の一面上に電極部が形成されてなるものであり、当該電極部に接続用リード部材の一端部が接触または接続されており、
接続用リード部材の他端部の各々は、互いに同方向に伸び、周方向に離間して並んだ位置においてケーシングの外部に導出されていることを特徴とする。
ケーシングにおけるガス透過性口が上方以外の方向を向いた状態で用いられることが好ましい。
上面側ケーシング部材には、電解液室の内部空間に露出する内面に凹所が形成されていると共に当該凹所を介して電解液室を外部大気と連通させる連通孔が上面側ケーシング部材の外面に開口するよう形成されており、ガス透過性疎水圧力調整膜が凹所を塞ぐよう上面側ケーシング部材の内面上に配置された構成であることが好ましい。
また、各々の接続用リード部材がリボン状金属箔もしくは導電性ワイヤーよりなることにより、接続用リード部材を、単に、電極と電解液保持部材とにより挟み込まれるよう配設すればよいので、各電極間が十分に液密な状態とされた液密リード構造を極めて容易に得ることができる。
図1は、本発明の定電位電解型ガスセンサーの一例における構成の概略を示す説明用断面図、図2は、図1に示す定電位電解型ガスセンサーの側面図、図3は、図1に示す定電位電解型ガスセンサーの分解断面図、図4は、図1に示す定電位電解型ガスセンサーにおける電極構造体の拡大断面図である。ここに、本明細書においては、図1における上下方向を「軸方向」、左右方向を「径方向」というものとする。
具体的には、電解液室Sの内部空間に露出する内面に、断面円形状の第1空間部15Aと、この第1空間部15Aに連続する、軸方向外方(図1において上方)に向かうに従って開口径の大きさが小さくなる第2空間部15Bとを有する凹所15が形成されていると共に当該凹所15における第2空間部15Bを形成するテーパー状の内壁面より上面側ケーシング部材10Cの外周面に開口するよう径方向外方に伸びる連通孔16が形成されており、上面側ケーシング部材10Cの内面上に例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)よりなるガス透過性疎水圧力調整膜18が配置されて一体的に溶着され、これにより、液密な状態が確保された状態において電解液室Sの内部空間が外部大気に解放されている。
そして、作用電極21に係る接続用リード部材31の他端側部分は、当該作用電極21に沿って径方向外方(図4において左方)に伸び、そして、ケーシング本体10Aの内壁面に沿って折り曲げられた状態で軸方向外方(図1において下方)に伸び、入出力端子部形成用凹所12に導出されてケーシング10本体の外周面に沿って折り曲げられた状態とされている。
また、参照電極22に係る接続用リード部材32および対極23に係る接続用リード部材33の他端側部分の各々は、互いに周方向に離間した位置において電極保持部材25の内壁面に沿って折り曲げられた状態で軸方向外方(図1において下方)に伸びると共に電極保持部材25の一端面に沿って折り曲げられた状態で径方向外方(図1において左方)に伸び、更に、ケーシング本体10Aの内壁面に沿って折り曲げられた状態で作用電極21に係る接続用リード部材31と互いに平行に軸方向外方(図1において下方)に伸び、互いに周方向に離間して並んだ位置において入出力端子部形成用凹所12に導出されてケーシング本体10Aの外周面に沿って折り曲げられた状態とされている。
接続用リード部材31、32、33がリボン状金属箔により構成される場合には、例えば、厚みが0.05〜0.3mm、幅が0.5〜1.5mmのものが用いられ、導電性ワイヤーにより構成されている場合には、例えば、線径が0.05〜0.5mmのものが用いられる。
そして、ケーシング10における入出力端子部形成用凹所12が液密シール用の絶縁性樹脂層19により被覆され、これにより、液密シール構造が形成されている。
この状態において、例えば環境雰囲気の空気などの被検ガスがガス透過口11より作用電極21を介して導入されると共に、作用電極21と参照電極22の間が一定の電位差状態に保たれ、この状態で、作用電極21および対極23の電極間に生ずる電流値が測定されることにより被検ガス中の特定成分(検知対象ガス)の濃度が検出される。
具体的な一寸法例を示すと、ケーシング10における軸方向長さを30mm、外径の大きさを20mmとすることができる。
また、各々の接続用リード部材31、32、33がリボン状金属箔、もしくは線径が小さい導電性ワイヤーよりなることにより、接続用リード部材を、単に、電極と電解液保持部材とにより挟み込まれるよう配設すればよいので、各電極間が十分に液密な状態とされた液密リード構造を極めて容易に得ることができる。
従って、例えば人に携行されることによってガスセンサーそれ自体が傾いたりするなど姿勢差が生じた場合であっても、各電極間を十分に液密な状態に維持することができ、目的とするガス検知を高い信頼性をもって確実に行うことができる。
例えば、本発明に係る定電位電解型ガスセンサーにおいては、参照電極が設けられることは必須の構成要件ではなく、少なくとも作用電極および対極によりガス検知電極が構成されていてもよい。
10A ケーシング本体
10B 下面側ケーシング部材
10C 上面側ケーシング部材
101 凹所
11 ガス透過口
12 入出力端子部形成用凹所
13 外部リード部材配設用案内溝
14 電解液注入用貫通孔
15 凹所
15A 第1空間部
15B 第2空間部
16 連通孔
18 ガス透過性疎水圧力調整膜
19 絶縁性樹脂層
20 電極構造体
21 作用電極
22 参照電極
23 対極
S 電解液室
24A、24B、24C、24D 電解液保持部材
25 電極保持部材
25A 通孔
26 リング状絶縁部材
27 パッキング
31、32、33 接続用リード部材
35 外部リード部材
35A 一端側部分
40 外部リード部材構造体
41 保持部材
Claims (5)
- 一端にガス透過口を有するケーシングを備え、このケーシング内において、少なくとも作用電極および対極の2つのガス検知電極が電解液保持部材を介して積重されて構成されてなる電極構造体が作用電極によりガス透過口が封止されて電解液室が形成されるよう配置されてなり、
作用電極および対極は、いずれも、ガス透過性疎水膜の一面上に電極部が形成されてなるものであり、当該電極部に接続用リード部材の一端部が接触または接続されており、
接続用リード部材の他端部の各々は、互いに同方向に伸び、周方向に離間して並んだ位置においてケーシングの外部に導出されていることを特徴とする定電位電解型ガスセンサー。 - 接続用リード部材がリボン状金属箔よりなることを特徴とする請求項1に記載の定電位電解型ガスセンサー。
- 接続用リード部材が導電性ワイヤーよりなることを特徴とする請求項1に記載の定電位電解型ガスセンサー。
- 作用電極と対極との間に介在される電解液保持部材は、対極の外周縁より突出する部分を有し、
ケーシングにおけるガス透過性口が上方以外の方向を向いた状態で用いられることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の定電位電解型ガスセンサー。 - ケーシングは、筒状のケーシング本体の一端側開口部にガス透過口が形成された下面側ケーシング部材が設けられると共に他端側開口部に上面側ケーシング部材が設けられて構成されており、
上面側ケーシング部材には、電解液室の内部空間に露出する内面に凹所が形成されていると共に当該凹所を介して電解液室を外部大気と連通させる連通孔が上面側ケーシング部材の外面に開口するよう形成されており、ガス透過性疎水圧力調整膜が凹所を塞ぐよう上面側ケーシング部材の内面上に配置されて設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の定電位電解型ガスセンサー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003292304A JP4304024B2 (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 定電位電解型ガスセンサー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003292304A JP4304024B2 (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 定電位電解型ガスセンサー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005061991A true JP2005061991A (ja) | 2005-03-10 |
JP4304024B2 JP4304024B2 (ja) | 2009-07-29 |
Family
ID=34369692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003292304A Expired - Fee Related JP4304024B2 (ja) | 2003-08-12 | 2003-08-12 | 定電位電解型ガスセンサー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4304024B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007248313A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Dkk Toa Corp | 定電位電解式ガスセンサ |
JP2012203000A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Life Safety Distribution Ag | 双極のカウンタ/基準電極を有するガス検出器 |
JP2015172489A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | 新コスモス電機株式会社 | 電気化学式センサ |
WO2023286813A1 (ja) * | 2021-07-13 | 2023-01-19 | 新コスモス電機株式会社 | 定電位電解式ガスセンサおよび定電位電解式ガスセンサの製造方法 |
WO2023286814A1 (ja) * | 2021-07-13 | 2023-01-19 | 新コスモス電機株式会社 | 定電位電解式ガスセンサおよび定電位電解式ガスセンサの製造方法 |
-
2003
- 2003-08-12 JP JP2003292304A patent/JP4304024B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007248313A (ja) * | 2006-03-16 | 2007-09-27 | Dkk Toa Corp | 定電位電解式ガスセンサ |
JP2012203000A (ja) * | 2011-03-25 | 2012-10-22 | Life Safety Distribution Ag | 双極のカウンタ/基準電極を有するガス検出器 |
JP2015172489A (ja) * | 2014-03-11 | 2015-10-01 | 新コスモス電機株式会社 | 電気化学式センサ |
WO2023286813A1 (ja) * | 2021-07-13 | 2023-01-19 | 新コスモス電機株式会社 | 定電位電解式ガスセンサおよび定電位電解式ガスセンサの製造方法 |
WO2023286814A1 (ja) * | 2021-07-13 | 2023-01-19 | 新コスモス電機株式会社 | 定電位電解式ガスセンサおよび定電位電解式ガスセンサの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4304024B2 (ja) | 2009-07-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9151729B2 (en) | Carbon monoxide sensor system | |
US5668302A (en) | Electrochemical gas sensor assembly | |
US8252158B2 (en) | Oxygen sensors | |
JP6596444B2 (ja) | 電気化学セル | |
US6746587B2 (en) | Electrochemical gas sensor | |
US8632665B2 (en) | Electrochemical sensor with diffusion labyrinth | |
JPH06300735A (ja) | 電気化学的有毒ガスセンサ | |
JP4507235B2 (ja) | 電気化学式ガスセンサ | |
JP7141962B2 (ja) | 定電位電解式ガスセンサ | |
CN111380936A (zh) | 电化学气体传感器组件 | |
US8747636B2 (en) | Low water vapour transfer coating of thermoplastic moulded oxygen gas sensors | |
JP4304024B2 (ja) | 定電位電解型ガスセンサー | |
JP4164401B2 (ja) | 定電位電解型ガスセンサー | |
JP4137630B2 (ja) | 定電位電解型ガスセンサー | |
JP6576053B2 (ja) | 定電位電解式ガスセンサ | |
JP6474285B2 (ja) | 定電位電解式ガスセンサ | |
JP4101641B2 (ja) | 定電位電解型ガスセンサー | |
JP2012032186A (ja) | 定電位電解式ガスセンサ | |
JP2016211958A (ja) | 電気化学式ガスセンサ | |
JP4164370B2 (ja) | 定電位電解型ガスセンサー | |
JP3042616B2 (ja) | 定電位電解式ガスセンサ | |
GB2444137A (en) | Electrochemical gas sensor having at least one measuring electrode in point form | |
JP6164407B2 (ja) | 電気化学式ガスセンサ | |
JP2000146898A (ja) | 電気化学式センサー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060619 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090113 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090313 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090421 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090427 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150501 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |