JP2005061561A - 油圧緩衝器 - Google Patents

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義之 近藤
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Abstract

【課題】 気液分離を可能にしながらシリンダ体内でのピストンの摺動ストロークを充分に確保でき、二輪車の後輪側への架装性が阻害されないようにする。
【解決手段】 シリンダ体1内に出没可能に挿通されるロッド体2内に隔壁部材4で気室Aと画成される油室Rを有すると共に、このロッド体2内の油室Rがシリンダ体1内にピストン3で画成される圧側油室R2と減衰力調整バルブ5を介して連通されてなる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、油圧緩衝器の改良に関する。
たとえば、二輪車の後輪側に架装される油圧緩衝器としては、従来から種々の提案があるが、その中に、気液の分離を図りながらシリンダ体内におけるピストンの摺動ストロークを確保するとした提案がある(たとえば、特許文献1参照)。
すなわち、特許文献1に開示の油圧緩衝器は、単筒型に設定されているが、この油圧緩衝器にあって、シリンダ体内にピストンで画成される圧側油室がシリンダ体の外部に配在されたタンク内に隔壁部材たるベローズで気室と画成された油室に連通するとしている。
それゆえ、この油圧緩衝器にあっては、シリンダ体内に圧側油室を画成するピストンのシリンダ体内における摺動ストロークを充分に確保することが可能になり、また、気室がベローズで画成されるから、作動油中にエアが混入することがなく、たとえば、ピストンに設けられた減衰力発生部での安定した減衰力の発生が可能になる。
特開2001−248679号公報(段落0017,図1)
しかしながら、上記した油圧緩衝器にあっては、際立った不具合がある訳ではないが、二輪車への搭載性に劣り易くなり、したがって、その汎用性の向上を期待し辛くする危惧がある。
すなわち、上記した油圧緩衝器にあっては、シリンダ体内におけるピストンの摺動ストロークを確保するためにシリンダ体の外部にタンクを設けるとしているが、その一方で、このタンクをシリンダ体のボトム端に一体に連設するとしている。
それゆえ、この油圧緩衝器を二輪車に架装するにあっては、タンクがいわゆる周辺部品に干渉し易くなり、したがって、二輪車への架装性に劣り易くなると言わざるを得ないことになる。
この発明は、このような現状を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、気液分離を可能にしながらシリンダ体内におけるピストンの摺動ストロークを充分に確保できるのはもちろんのこと、二輪車の後輪側への架装性が阻害されずして、その汎用性の向上を期待するのに最適となる油圧緩衝器を提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明による油圧緩衝器の構成を、請求項1では、シリンダ体内に出没可能に挿通されるロッド体内に隔壁部材で気室と画成される油室を有すると共に、このロッド体内の油室がシリンダ体内にピストンで画成される圧側油室と減衰力調整バルブを介して連通されてなるとする。
そして、請求項2では、隔壁部材がロッド体内で摺動するフリーピストンとされてなるとし、請求項3では、減衰力調整バルブがロッド体内の油室とシリンダ体内の圧側油室との境界に設けられた絞り流路における流路面積を変更するコントロールバルブを有すると共に、このコントロールバルブが外部信号の入力で作動されてなるとする。
さらに、請求項4では、コントロールバルブを構成するコントロールロッドがロッド体の軸芯部に配在されながら隔壁部材の軸芯部を貫通してなるとし、このとき、隔壁部材は、フリーピストンからなるとするのが好ましい。
ちなみに、隔壁部材は、ベローズからなるとしても良く、この場合には、上記のコントロールロッドがベローズの内側を挿通することになる。
それゆえ、請求項1の発明にあっては、隔壁部材によって油室と分離された気室がロッド体内に画成されるから、この気室がシリンダ体内に画成される場合に比較して、シリンダ体内におけるピストンの摺動ストロークを確保し易くなり、また、上記の気室がシリンダ体の外部に配在されたタンク内に形成される場合に比較して、油圧緩衝器全体の径を大きくしないで済むことになる。
そして、請求項2の発明にあっては、気室と油室を画成する隔壁部材がベローズからなる場合に比較して、隔壁部材たるフリーピストンのロッド体内への収装が容易になる。
また、請求項3の発明にあっては、減衰力調整バルブで発生される減衰力が外部信号の入力で調整可能とされるから、外部信号が二輪車のライダーによる手動操作によるとする場合に、ライダーの好みに応じた減衰力の発生状態を随時具現化できることになる。
さらに、請求項4の発明では、コントロールバルブを構成するコントロールロッドがフリーピストンの軸芯部を貫通するから、フリーピストンによってコントロールロッドの振れを抑制し得る一方で、コントロールロッドによってフリーピストンの傾きを抑制し得ることになる。
その結果、この発明によれば、気液分離を可能にしながらシリンダ体内でのピストンの摺動ストロークを充分に確保できるのはもちろんのこと、二輪車の後輪側への架装に際していたずらに方向性が要求されずして、その汎用性の向上を期待し得ることになる。
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明による油圧緩衝器は、基本的には、図1に示すように、単筒型に形成の油圧緩衝器に具現化されるとしており、シリンダ体1内に出没可能に挿通される中空に形成のロッド体2の先端部に連結されたピストン3でシリンダ体1内に伸側油室R1と圧側油室R2とを画成している。
そして、この油圧緩衝器にあっては、ロッド体2内に隔壁部材たるフリーピストン4で気室Aと油室Rとを画成すると共に、このロッド体2内の油室Rを減衰力調整バルブ5の介在下にシリンダ体1内の圧側油室R2に連通させるとし、さらには、ピストン3に伸側油室R1からの作動油が圧側油室R2に流出する際に所定の伸側減衰力を発生する伸側減衰バルブV1と、圧側油室R2からの作動油が伸側油室R1に流入する際に所定の圧側減衰力を発生する圧側減衰バルブV2とを有している。
ちなみに、隔壁部材ついては、図示するフリーピストン4に代えて、図示しないが、ロッド体2の内周に上下端が一体的に連設されてその外周とロッド体2の内周との間に気室を画成するベローズからなるとしても良い。
ただ、隔壁部材がフリーピストン4からなる場合には、隔壁部材がベローズからなる場合に比較して、隔壁部材のロッド体2内への配在が容易になる点で有利となるだけでなく、この発明では、特に、後述する作動性の点からしても有利となる。
それゆえ、上記のように形成されたこの発明の油圧緩衝器にあっては、隔壁部材たるフリーピストン4によって油室Rと分離された気室Aがロッド体2内に画成されるから、作動油中にエアが混入することを危惧しなくて済むのはもちろんのこと、たとえば、この気室Aがシリンダ体1内に収装されるフリーピストンで画成される場合に比較して、油圧緩衝器における取付長が規制されているとしても、シリンダ体1内におけるピストン3の摺動ストロークを確保し易くなり、また、気室Aがロッド体2内に画成されるから、前記した特許文献1に開示の場合のように気室がシリンダ体1の外部に配在されたタンク内に形成される場合に比較して、油圧緩衝器全体の径を大きくしないで済むことになる。
ちなみに、シリンダ体1内からロッド体2が突出するこの油圧緩衝器の伸長作動時には、伸側油室R1からの作動油がピストン3に配在の伸側減衰バルブVを介して圧側油室R2に流出することになり、このとき、所定の伸側減衰力が発生される。
そして、シリンダ体1内にロッド体2が没入するこの油圧緩衝器の収縮作動時には、圧側油室R2からの作動油がピストン3に配在の圧側減衰バルブV2を介して伸側油室R1に流入すると共に、ロッド体2が移動することで、いわゆるロッド体積分に相当する量の作動油が圧側油室R2から後述する減衰力調整バルブ5を介して油室Rに流入することになり、このとき、減衰力調整バルブ5によって所定の減衰力、すなわち、圧側減衰力が発生される。
ところで、減衰力調整バルブ5についてだが、基本的には、ロッド体2内の油室Rとシリンダ体1内の圧側油室R2との境界に設けられた絞り流路における流路面積を変更するコントロールバルブを有すると共に、このコントロールバルブが外部信号の入力で作動されるとしている。
そして、具体図たる図2に示すところでは、減衰力調整バルブ5(符示せず)は、コントロールロッド6を有してなり、このコントロールロッド6がロッド体2の軸芯部に配在されながら隔壁部材たるフリーピストン4の軸芯部を貫通するとしている。
このとき、図2に示すところでは、上記の絞り流路は、ロッド体2の図中で下端部となりピストン3を保持する先端部を形成する先端部材21の軸芯部に開穿された透孔21aの開口に上記のコントロールロッド6の尖端が臨まれることで形成されるとしている。
ちなみに、図2に示すところにあって、油圧緩衝器は、最伸長状態にあり、それゆえ、上記した先端部材21に一体に形成されているが、ピストン3におけるバルブストッパ31がシリンダ体1のヘッド部に保持された伸び切りゴム11に当接された状態を呈している。
一方、フリーピストン4は、ロッド体2の内部に摺動可能に、すなわち、図示するところでは上下動可能に収装されていて、最下降時には、上記した先端部材21の上端がストッパとされて担持されるとしている。
また、コントロールロッド6は、図中で上端部となる基端部がロッド体2の上端部を閉塞するブラケット22の軸芯部を貫通していて、同じくこのブラケット22に保持されたアジャスタ7におけるポペット7aが当接され、このポペット7aがアジャスタ7の回動作動で進退することによって上下動するとしている。
そして、このとき、コントロールロッド6は、フリーピストン4の軸芯部を貫通するとしているから、フリーピストン4によってコントロールロッド6のロッド体2内での振れを抑制し得る一方で、コントロールロッド6によってフリーピストン4のロッド体2内での傾きを抑制し得ることになる。
それゆえ、このことが、前述したように、この発明において、隔壁部材がフリーピストン4からなる場合には、隔壁部材がベローズからなる場合に比較して、隔壁部材のロッド体2内への配在が容易になるだけでなく、フリーピストン4およびコントロールロッド6の作動性を保障し得る点からも有利になると言い得る。
この発明による油圧緩衝器を原理的に示す図である。 この発明の一実施形態による油圧緩衝器を一部破断して示す縦断面図である。
符号の説明
1 シリンダ体
2 ロッド体
3 ピストン
4 隔壁部材たるフリーピストン
5 減衰力調整バルブたる圧側減衰バルブ
6 コントロールバルブたるコントロールロッド
7 アジャスタ
7a ポペット
11 伸び切りゴム
21 先端部材
21a 透孔
22 ブラケット
31 バルブストッパ
A 気室
R 油室
R1 伸側油室
R2 圧側油室
V1 伸側減衰バルブ
V2 圧側減衰バルブ

Claims (4)

  1. シリンダ体内に出没可能に挿通されるロッド体内に隔壁部材で気室と画成される油室を有すると共に、このロッド体内の油室がシリンダ体内にピストンで画成される圧側油室と減衰力調整バルブを介して連通されてなることを特徴とする油圧緩衝器
  2. 隔壁部材がロッド体内で摺動するフリーピストンとされてなる請求項1に記載の油圧緩衝器
  3. 減衰力調整バルブがロッド体内の油室とシリンダ体内の圧側油室との境界に設けられた絞り流路における流路面積を変更するコントロールバルブを有すると共に、このコントロールバルブが外部信号の入力で作動されてなる請求項1に記載の油圧緩衝器
  4. コントロールバルブを構成するコントロールロッドがロッド体の軸芯部に配在されながら隔壁部材の軸芯部を貫通してなる請求項3に記載の油圧緩衝器
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