JP2005061011A - 出入管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 建造物への出入を管理するシステムを提供する。
【解決手段】 ドアなどの開閉機構1に設けた電気錠2と、電気錠2の解錠を指示する解錠指示手段3と、解錠指示手段3から送信される情報を認識したとき、電気錠2の解錠制御をする制御手段4とを備え、上記解錠指示手段3には映像取得部5および識別情報入力部6を設け、上記制御手段4には、映像取得部5に取り込まれた映像が人の顔形であるかどうかを判定する顔形判定処理部10と、識別情報入力部6からの入力情報を識別する入力情報識別処理部9と、電気錠2を解錠制御する出力部12と、上記の顔形判定処理部10と入力情報識別処理部9と出力部12を制御する処理制御部8を備え、処理制御部8は、上記入力情報識別処理部9が入力情報を識別するとともに、上記映像取得部5に取り込まれた映像が人の顔形であると顔形判定処理部10が判定したとき、出力部12を介して電気錠2を解錠する。
【選択図】 図1
【解決手段】 ドアなどの開閉機構1に設けた電気錠2と、電気錠2の解錠を指示する解錠指示手段3と、解錠指示手段3から送信される情報を認識したとき、電気錠2の解錠制御をする制御手段4とを備え、上記解錠指示手段3には映像取得部5および識別情報入力部6を設け、上記制御手段4には、映像取得部5に取り込まれた映像が人の顔形であるかどうかを判定する顔形判定処理部10と、識別情報入力部6からの入力情報を識別する入力情報識別処理部9と、電気錠2を解錠制御する出力部12と、上記の顔形判定処理部10と入力情報識別処理部9と出力部12を制御する処理制御部8を備え、処理制御部8は、上記入力情報識別処理部9が入力情報を識別するとともに、上記映像取得部5に取り込まれた映像が人の顔形であると顔形判定処理部10が判定したとき、出力部12を介して電気錠2を解錠する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、建造物を出入する人の管理をする出入管理システムに関する。
建造物への人の出入を管理するシステムは、従来からいろいろ提案されているが、その中で、建造物に出入する人の顔を識別し、その識別結果によって人の出入を許可するシステムが従来から知られている。このように人の顔を識別するのは、人の顔が最も個性化されたものであり、他人との識別手段として考えた場合に、その信頼性が最も高いからである。また、出入する人の顔を識別する過程でその顔を撮影し、当該建造物にどのような人が出入したかをチェックできるようにしている。
なお、建造物を出入する人の管理は、一般に行われていることであり、特に先行文献調査は行っていない。
なお、建造物を出入する人の管理は、一般に行われていることであり、特に先行文献調査は行っていない。
上記のようにした従来のシステムでは、顔を映像化してそれを認識する装置がかなり高価なので、建造物によっては、そのような高価な装置を導入できない場合が出てくるという問題があった。
この発明の目的は、安価な装置でありながら信頼性が高く、しかも、後日,出入者のチェックもできるシステムを提供することである。
この発明の目的は、安価な装置でありながら信頼性が高く、しかも、後日,出入者のチェックもできるシステムを提供することである。
第1の発明は、ドアなどの開閉機構に設けた電気錠と、この電気錠の解錠を指示する解錠指示手段と、この解錠指示手段から送信されてくる情報を認識したとき、この情報に基づいて電気錠の解錠制御をする制御手段とを備え、上記解錠指示手段には映像取得部および識別情報入力部を設け、上記制御手段には、映像取得部に取り込まれた映像が人の顔形であるかどうかを判定する顔形判定処理部と、識別情報入力部からの入力情報を識別する入力情報識別処理部と、電気錠を解錠制御する出力部と、上記の顔形判定処理部と、入力情報識別処理部と、出力部とを制御する処理制御部を備え、この処理制御部は、上記入力情報識別処理部が入力情報を識別するとともに、上記映像取得部に取り込まれた映像が人の顔形であると顔形判定処理部が判定したとき、上記出力部を介して電気錠を解錠することを特徴とする。
第2の発明は、制御手段には、映像記録処理部を備え、この映像記録処理部は映像取得部の映像を記録するとともに、処理制御部によって制御されることを特徴とする。
第3の発明は、制御手段の処理制御部は、入力情報識別処理部が入力情報を識別するとともに、映像取得部に取り込まれた映像が人の顔形であると顔形判定処理部が判定したとき、映像記録処理部に当該顔を映像として記録させるとともに上記出力部を介して電気錠を解錠することを特徴とする。
第4の発明は、解錠指示手段に音声出力部を備えるとともに、制御手段の処理制御部は、顔形判定処理部が顔形を判定できないときに、顔を映像取得部の撮影可能範囲内に誘導するアナウンスを上記音声出力部から出力させることを特徴とする。
第1の発明によれば、入力されたID等が一致し、かつ、カメラ等に移った像が人間の顔の像であると判定できたとき、すなわち、2つの条件が充足されたときに電気錠が解錠されるので、出入管理を厳格にでき、防犯上高い効果をあげられる。
しかも、精度の高い画像認識は要求されないので、高い効果をあげるにもかかわらずコストを抑えることができる。
さらに、カメラ等に顔写真を取り込まれると言うだけで、悪意ある侵入者に対する心理的なプレッシャを与えることができる。
しかも、精度の高い画像認識は要求されないので、高い効果をあげるにもかかわらずコストを抑えることができる。
さらに、カメラ等に顔写真を取り込まれると言うだけで、悪意ある侵入者に対する心理的なプレッシャを与えることができる。
第2の発明によれば、出入りする人の顔の画像を記録することで、後日の記録として残すことができ、犯罪者を追求するのに効果的である。
第3の発明によれば、入力されたID等と、カメラに写った像が人間の顔の像との2つの条件に加え、さらに、顔を記録するという第3の条件が充足されたときに電気錠が解錠されるので、出入管理を一層厳格にでき、防犯上高い効果をあげられる。
第4の発明によれば、正当な出入者であっても、カメラレンズとの位置関係が悪いために顔の判定ができず、解錠されないという不都合を解消できる。正しくカメラレンズに向かうように誘導するので、正当な人間が出入りできなくなるようなことがなくなる。
図1は、この発明の出入管理システムの実施形態を示したものである。
このシステムは、図1のブロック図に示すように、ドア等の開閉機構1と、この開閉機構1に設けられた電気錠2と、この電気錠の解錠を指示する解錠指示手段3と、電気錠の解錠制御をする制御手段4とからなる。
このシステムは、図1のブロック図に示すように、ドア等の開閉機構1と、この開閉機構1に設けられた電気錠2と、この電気錠の解錠を指示する解錠指示手段3と、電気錠の解錠制御をする制御手段4とからなる。
図1に示したように、電気錠2と制御手段4とを接続している。また、この制御手段4は、ドア1の外部に設置した解錠指示手段3に接続している。
制御手段4は、通常、ビルの管理人室や、警備会社のセンター等、個別のドア1から離れた場所に設置され、通信ケーブルや無線等によって1または2以上の解錠指示手段3および電気錠2に接続している。そして、1つの制御手段4によって、1または2以上のドア1の出入管理を行う。
制御手段4は、通常、ビルの管理人室や、警備会社のセンター等、個別のドア1から離れた場所に設置され、通信ケーブルや無線等によって1または2以上の解錠指示手段3および電気錠2に接続している。そして、1つの制御手段4によって、1または2以上のドア1の出入管理を行う。
解錠指示手段3は、図2に示すように、映像取得部5、識別情報入力部6、音声出力部7を備えている。
映像取得部5は、例えば、カメラやビデオ等であり、ドア1から入ろうとする人の顔の映像を取り込むものである。なお、このカメラ等のレンズは、ドアの外部にいる人に直ちに認識できるように目立つものであることが望ましい。
識別情報入力部6は、例えば、テンキーであり、ドア1の外部から内部に入ろうとする人が、自己を特定するためのID等を入力する。この識別情報入力部6には、図2に示したように、0〜9の10個の数字キーと、誤入力を訂正するためのクリアキーCと、入力終了情報を制御手段4に送信するためのエンターキーEとを備えている。なお、エンターキーEが押されたことをトリガとして、数字キーから入力された内容が、制御手段4へ送信される構成にしている。
なお、上記映像取得部5は、テンキーなどの識別情報入力部6が操作されたとき、それをトリガにして映像取得機能を発揮する構成にしている。そして、この映像取得部5が取り込んだ映像は、制御手段4へ送信されるが、その送信のタイミングは、このシステムの運用開始時等に予め定めておけばよい。
また、上記識別情報入力部6は、人が意図して識別情報を入力でき、かつ、その人を特定できるものであれば、どのような形態でもかまわない。例えば、磁気カードやICカード等を読みとる手段でもあってよいし、場合によっては指紋などの生体情報を読みとる手段でもよい。要するに、映像以外の識別情報であればどのようなものでもかまわない。そして、上記のようにカードを読みとる構成にしたときには、それらの情報を読みとったとき、その情報を制御手段4へ送信すればよい。
音声出力部7は、例えば、スピーカや電子的な音声出力デバイス等であり、制御手段4からの誘導メッセージやエラーメッセージ等が出力される。
制御手段4は、処理制御部8、入力情報識別処理部9、顔形判定処理部10、映像記録処理部11および出力部12を備えている。さらに、識別情報記憶部13、顔形記憶部14および映像記憶部15も備えている。
入力情報識別処理部9は、解錠指示手段3の識別情報入力部6から送信されてきたID等の個人を特定する情報が、このシステムによってドア1から入ることを許容されている人のID等であるか否かを判定する。つまり、この入力情報識別処理部9は、識別情報記憶部13と接続されており、送信された情報が、識別情報記憶部13に予め格納されているID等と一致するかを照合する。
顔形判定処理部10は、解錠指示手段3の映像取得部5から送信されてきた映像データが、人間の顔形を表すものであるか否かを判定する。なお、映像取得部5が取り込んだ映像は、デジタル画像データとして制御手段4に送信される。ここで、人の顔か否かの判定を行うための画像認識の方法は、特に問わないが、例えば、次のような方法が考えられる。
解錠指示手段3は、映像取得部5には背景以外は何も映っていない映像を撮影し、これをデジタル画像データとして予め制御手段4に送信しておく。そして、制御手段4は、この画像データを、顔形判定処理部10に保持させておく。顔形判定処理部10は、この画像データと送られてきた画像データとの差分を抽出する。この差分が映像取得部5の前に存在するものを表していると考えられる。
一方、顔形記憶部14には、複数の顔形パターンを記憶させておく。このパターンは、男性・女性別に角型、丸型等の顔型だけでなく、髪型も考慮して用意する。上記した画像の差分データと、顔形記憶部14に格納されたパターンとを比較し、近似しているパターンが見つかれば、解錠指示手段3の映像取得部5から送信された画像データが人の顔形を表すものであると判定する。
その画像データが何人か特定の人物を表すことまで認識できるには及ばない。映っているものが人の顔らしいとわかれば、この発明の目的にとって十分である。安価なシステムでセキュリティの効果をあげようとするこの発明では、精度は要求されない。
映像記録処理部11は、解錠指示手段3の映像取得部5から送信された画像データが人の顔形を表す場合に、映像記憶部15にこの画像データを格納する。その際、日時や前記した入力情報識別処理部9によって照合されたID等も併せて保存してもよい。ここで、画像データは、データサイズが大きいので圧縮してから保存すればよいことは当然である。
なお、この画像データは、ドア1から入ろうとする人の顔を撮影した写真をデジタルデータ化したもので、この画像データの段階では当人の顔を明確に識別できる必要がある。つまり、顔形判定処理部10では、ただ単に人の顔らしいということが判定できればよいが、画像データそのものは、後日の記録のためにも人の顔を識別できる程度に鮮明に撮影されたものが必要である。
処理制御部8は、制御手段4によって行われる各種処理の制御を行う。解錠指示手段3の映像取得部5から画像データが送信されたとき、処理制御部8は、顔形判定処理部10に当該画像データの判定をさせ、映像記録処理部11には当該データの記録をさせる。
また、解錠指示手段3の識別情報入力部6からID等が送信されたときは、処理制御部8は、入力情報識別処理部9にID等の照合をさせる。つまり、処理制御部8は、制御手段4の一切の処理を制御するものであり、顔形判定処理部10や入力情報識別処理部9等は制御手段4が行う処理を分担していることになる。
そして、処理制御部8は、画像データの判定処理の結果、それを顔と判定できなかったり、あるいはIDを照合処理した結果、それが一致していなかったりしたとき、解錠指示手段3の音声出力部7を介して、そのドア1から入ろうとする人に、その旨を、伝えるようにしている。例えば、人の顔を判定できないときには、顔を映像取得部5の前に正確に位置させるように、処理制御部8が音声出力部7を介してアナウンスする処理を実行する。また、IDが一致していないときには、処理制御部8が音声出力部7を介してテンキーの入力ミスあるいはカードの間違い等をアナウンスする処理を実行する。
さらに、処理制御部8は、入力情報識別処理部9がID等の入力情報があらかじめ登録した識別情報と一致すると判定し、かつ、顔形判定処理部10が入力した画像が人の顔を表すものと判定したとき、出力部12に対し、電気錠2の解錠を行うように指示する。なお、出力部12は、例えば、電気錠2の図示しないソレノイドに対して、それを制御する信号等を送信する。
さらにまた、当該処理制御部8は、上記のように出力部12に対し電気錠2の解錠を指示すると同時に、映像記録処理部11に対し、映像取得部5で取得した顔の画像のデータを映像記憶部15に記憶するように指示する。
次に、この実施形態において、出入管理がどのように行われるかについて、制御手段4を中心にした一連の処理手順を図3に従って、詳しく説明する。
処理制御部8は、ステップS101で、識別情報受信回数をセットする変数cntを0クリアしてからステップS102に移り、解錠指示手段3の識別情報入力部6から個人を特定するID等の識別情報が送信されてくるのを待機している。
そして、処理制御部8は、識別情報入力部6から入力された識別情報を受信すると、次のステップS103で、受信回数cntに1を加算する。
そして、処理制御部8は、識別情報入力部6から入力された識別情報を受信すると、次のステップS103で、受信回数cntに1を加算する。
なお、上記のように識別情報入力部6が操作されると、そのときに入力される識別情報が正しいかどうかは別にして、処理制御部8は、映像取得部5を動作させる。つまり、識別情報入力部6に何らかの情報が入力され、その情報が制御手段4に送信されてくると、制御手段4の処理制御部8は、解錠指示手段3に対して映像取得部5を動作させるように指示する信号を送信する。
この映像取得部5を動作させるための指示は、上記のように処理制御部8ではなく、解錠指示手段3の識別情報入力部6が実行してもよい。つまり、識別情報入力部6に何らかの情報が入力されると、識別情報入力部6が直ちに映像取得部5を動作させるわけである。要するに、ID等の情報が入力されると、それに連動して映像取得部5が動作を開始できるような構成になっていればよい。
ステップS104で、処理制御部8は、受信した識別情報が正当な人のものであるか否かを入力情報識別処理部9に照合させる。正当な人とは、外部からドア1を通って内部に進入することを許可されている人のことであり、具体的には、予め、制御手段4の識別情報記憶部13にそのID等が登録されている人のことである。
入力情報識別処理部9は、受信した識別情報に対応するID等と、識別情報記憶部13に登録されているID等とを照合する。そして、処理制御部8は、ステップS105において、上記ステップS104の照合の結果、受信したID等と一致するものが識別情報記憶部13に登録されているならば、受信した識別情報が正当な人のものであると判定する。
ステップS105の判定の結果、正当な人の識別情報でなければ、ステップS106へ進み、処理制御部8は、受信回数cntが所定の回数をオーバーしているか否かを判定する。
回数オーバーでなければ、ステップS107に進み、制御手段4は、解錠指示手段3に対し、ID等の再入力を促すメッセージを送信する。このメッセージを受信した解錠指示手段3は、受信したメッセージを、音声出力部7を介して出力する。
回数オーバーでなければ、ステップS107に進み、制御手段4は、解錠指示手段3に対し、ID等の再入力を促すメッセージを送信する。このメッセージを受信した解錠指示手段3は、受信したメッセージを、音声出力部7を介して出力する。
制御手段4は、ステップS106において、回数オーバーと判定されたときは、異常事態が発生したものとして、ステップS108の異常発生時の処理を行う。間違った識別情報が何回も送信されてくるということは、何者かが不正侵入を図っている可能性がある。そこで、制御手段4は、警備員の派遣を指示する信号を発生したり、所定時間内の画像データをすべて記録したりする等、予め定めておいた異常発生時の処理をする。
ただし、この発明では、異常発生時にどのような処理をどのように行うかは特に問わない。また、上記した回数の上限は、このシステムの運用開始時等に前もって決めておいた値である。
ただし、この発明では、異常発生時にどのような処理をどのように行うかは特に問わない。また、上記した回数の上限は、このシステムの運用開始時等に前もって決めておいた値である。
次に、ステップS105で、正しい識別情報を受信したと判定された場合の処理を説明する。
処理制御部8は、ステップS109で、経過時間をカウントするための変数tを0クリアする。処理制御部8は、経過時間tの計測をこの時点から始める。
処理制御部8は、ステップS109で、経過時間をカウントするための変数tを0クリアする。処理制御部8は、経過時間tの計測をこの時点から始める。
そして、映像取得部5から画像データが送信されてくると、処理制御部8は、この画像データを取得するとともに、顔形判定処理部10にこれを保持させる。ステップS110では、処理制御部8は、解錠指示手段3の映像取得部5から画像データを取得したかどうかを判定する。
そして、画像データを取得したと判断すると、制御手段4の処理制御部8は、ステップS111において、その画像が人の顔を表す画像であるか否かを顔形判定処理部10に判定させる。
ただし、ここでの判定の目的は、画像に映っているものが人の顔かどうかであって、特定の誰かの顔かどうかまで判定するには及ばない。処理制御部8は、ステップS112において、上記ステップS111の結果が、人の顔と判定されたか否かを判断する。
ただし、ここでの判定の目的は、画像に映っているものが人の顔かどうかであって、特定の誰かの顔かどうかまで判定するには及ばない。処理制御部8は、ステップS112において、上記ステップS111の結果が、人の顔と判定されたか否かを判断する。
上記のステップS112で、画像データは人の顔形のものではないと判断されれば、ステップS113に進み、ID等が正確であることを確認した時点からの時間tが予め設定しておいた時間をオーバーしたか否かを判断する。オーバーしていなければ、ステップS114へ進み、制御手段4は、解錠指示手段3に対し、誘導メッセージを送信する。このメッセージは、顔形判定処理部10に人の顔形に相当するデータが保持されていないときに、映像取得部5の正面に顔を位置させるように誘導するためのものである。解錠指示手段3は、このメッセージを受信すると、音声出力部7からこのメッセージを出力する。
そして、制御手段4は、上記誘導メッセージを送信後、ステップS110へ戻り、解錠指示手段3の映像取得部5から新たな画像データが送信されてくるのを待機する。
そして、制御手段4は、上記誘導メッセージを送信後、ステップS110へ戻り、解錠指示手段3の映像取得部5から新たな画像データが送信されてくるのを待機する。
なお、上記のように顔形判定処理部10に顔形に相当するデータが保持されていない原因として、次の場合が考えられる。すなわち、第1の場合としては、正当な人が、うっかりして映像取得部5から外れたところに顔を位置させているか、あるいは映像取得部5が存在することを知らなかった場合である。第2の場合として、ドロボー等の不正侵入者が、映像取得部5の撮影範囲から故意に顔をはずしている場合である。
そして、第1の場合、すなわち正当な人に対しては、上記した音声出力部7からの誘導メッセージで、映像取得部5の撮影範囲内に顔をもってくることを促すだけで足りる。
また、第2の場合、すなわち不正侵入者に対しては、上記音声メッセージを出力することによって、自分の顔の写真が撮影されなければ解錠されないことが分かり、それだけで十分な犯罪抑止効果を期待できる。
また、第2の場合、すなわち不正侵入者に対しては、上記音声メッセージを出力することによって、自分の顔の写真が撮影されなければ解錠されないことが分かり、それだけで十分な犯罪抑止効果を期待できる。
一方、ステップS113にて、上記時間tをオーバーしていると判断されると、制御手段4は、異常事態が発生したものと判断する。なぜなら、映像取得部5で顔の映像を取り込めないときに、顔を映像取得部5の前にもってくるように音声メッセージで知らせているにもかかわらず、それに従わないのは、操作しているものが正当な人ではないと推測できるからである。
上記のように異常事態が発生したと判断したときに、制御手段4は、ステップS115の異常発生時の処理を行う。すなわち、上記したテンキー入力が不正な場合と同じ処理を実行する。なお、前記時間tは、このシステムの運用開始時等に前もって決めておく。
また、顔の画像データが送信されない場合のエラー発生は、ID等の送信の場合と同様に、ステップS111の判定処理で顔形を表す画像と判定できなかった回数によって判断してもよい。
ステップS112において、人の顔と判定されたときは、ステップS116へ進み、処理制御部8は、当該画像データを映像記録処理部11によって映像記憶部15に記憶させる。映像記憶部15には、画像データだけでなく、日時と識別情報入力部6から送信されたID等も同時に記憶され、後日の記録として利用できるようにしている。
以上で、識別情報が一致し(条件1)、画像データが人の顔形である(条件2)という条件が満足されれば、解錠のための条件が具備されたことになる。そこで、処理制御部8は、ステップS117に移り、出力部12に対し、電気錠2を解錠するように指示をする。
以上で、ID等が入力されてから解錠までの一連の処理が終了する。この後、図示はしていないが、電気錠2を施錠したり、映像取得部5の動作を停止させたりする等の処理が行われた後、制御手段4は、ステップS101へ戻り、解錠指示手段3から新たな識別情報が送信されてくるのを待機する。
以上説明したように、この実施形態では、解錠指示手段3が識別情報と画像データという2種類の情報を制御手段4に対して送信する。制御手段4は、受信したこれら2種類の情報について照合処理または判定処理を行い、その結果に基づいてドア1の解錠の可否を判断する。このように、この実施形態は、2種類の情報の正否を組合せて解錠可否の判断をするので、入力ID等のような1種類の情報の正否のみを解錠の条件とするシステムに比べ、セキュリティ面の信頼性が向上する。
また、この実施形態では、解錠の可否を決定するレベルでは、映像取得部5および顔形判定処理部10は、被写体が単に人の顔であること認識できれば足りる。したがって、特定の人の顔を識別できる装置に比べて、システム全体が非常に安価なものになる。
さらに、上記の条件1と条件2に加えて、人の顔を撮影した画像データが記録されるという条件も具備されたときに、処理制御部8は、出力部12に対し、電気錠2を解錠するように指示をしてもよい。
また、上記実施形態では、映像取得部5は、通常のカメラであるが、通常のカメラだけでは、人間と人形の区別がつかないことも考えられる。そこで、カメラに赤外線検知器を付けて、人の表面の温度差を検知したかどうかを判定すれば、人間と体温がない人形等の無機物と区別がつくようになる。
さらにまた、上記実施形態では、音声出力部7として、スピーカ等の音声出力手段を用いたが、聴覚障害のある人のことも考慮して、メッセージを表示するディスプレイと併用してもよい。音声出力部7は、制御手段4からのメッセージを伝える手段なので、その目的を達するものならば何でもよい。
なお、上記実施形態では、制御手段4は、個別のドア1と解錠指示手段3とから遠隔の場所にあった。しかし、ドア1の近傍に設置され、1つの解錠指示手段3と1つの電気錠2に対応するものでもよい。
1 開閉機構
2 電気錠
3 解錠指示手段
4 制御手段
5 映像取得部
6 識別情報入力部
7 音声出力部
8 処理制御部
9 入力情報識別処理部
10 顔形判定処理部
11 映像記録処理部
12 出力部
2 電気錠
3 解錠指示手段
4 制御手段
5 映像取得部
6 識別情報入力部
7 音声出力部
8 処理制御部
9 入力情報識別処理部
10 顔形判定処理部
11 映像記録処理部
12 出力部
Claims (4)
- ドアなどの開閉機構に設けた電気錠と、この電気錠の解錠を指示する解錠指示手段と、この解錠指示手段から送信されてくる情報を認識したとき、この情報に基づいて電気錠の解錠制御をする制御手段とを備え、上記解錠指示手段には映像取得部および識別情報入力部を設け、上記制御手段には、映像取得部に取り込まれた映像が人の顔形であるかどうかを判定する顔形判定処理部と、識別情報入力部からの入力情報を識別する入力情報識別処理部と、電気錠を解錠制御する出力部と、上記の顔形判定処理部と、入力情報識別処理部と、出力部とを制御する処理制御部を備え、この処理制御部は、上記入力情報識別処理部が入力情報を識別するとともに、上記映像取得部に取り込まれた映像が人の顔形であると顔形判定処理部が判定したとき、上記出力部を介して電気錠を解錠する機能を備えた出入管理システム。
- 制御手段には、映像記録処理部を備え、この映像記録処理部は映像取得部の映像を記録するとともに、処理制御部によって制御される請求項1記載の出入管理システム。
- 制御手段の処理制御部は、入力情報識別処理部が入力情報を識別するとともに、映像取得部に取り込まれた映像が人の顔形であると顔形判定処理部が判定したとき、映像記録処理部に当該顔を映像として記録させるとともに上記出力部を介して電気錠を解錠する請求項2記載の出入管理システム。
- 解錠指示手段に音声出力部を備えるとともに、制御手段の処理制御部は、顔形判定処理部が顔形を判定できないときに、顔を映像取得部の撮影可能範囲内に誘導するアナウンスを上記音声出力部から出力させる請求項1〜3のいずれか1に記載の出入管理システム。
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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JP (1) | JP2005061011A (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2006298324A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Tokai Rika Co Ltd | 車両セキュリティ装置、及び車両セキュリティシステム |
JP2007009643A (ja) * | 2005-07-04 | 2007-01-18 | Mitsubishi Electric Corp | 出入管理装置 |
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- 2003-08-11 JP JP2003291386A patent/JP2005061011A/ja active Pending
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