JP2005059913A - タンクコンテナ - Google Patents

タンクコンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP2005059913A
JP2005059913A JP2003294091A JP2003294091A JP2005059913A JP 2005059913 A JP2005059913 A JP 2005059913A JP 2003294091 A JP2003294091 A JP 2003294091A JP 2003294091 A JP2003294091 A JP 2003294091A JP 2005059913 A JP2005059913 A JP 2005059913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
valve
container
pipe
tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003294091A
Other languages
English (en)
Inventor
Daiki Hirata
大樹 平田
Hideyuki Hayashi
秀幸 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sharyo Ltd filed Critical Nippon Sharyo Ltd
Priority to JP2003294091A priority Critical patent/JP2005059913A/ja
Publication of JP2005059913A publication Critical patent/JP2005059913A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 タンク容積を拡大したタンクコンテナを提供すること。
【解決手段】 円筒形状の胴板部両端に鏡板部が溶接されたカプセル型のタンク2が、その長手方向側面部側に緊急遮断弁と先端弁とを直列に接続した2重構造の弁20,30を備え、そのタンクが輸送手段に対して搭載可能なコンテナ枠3に組み付けられ、全体の大きさが規格に定められた寸法に従って構成されたものであって、タンク2に対してその径方向に取り付けられた緊急遮断弁に対し、タンク2の長手方向に流路を曲げた管継手25を介して先端弁22が同方向に接続され、その先端弁22に接続された接続管26がタンク2の長手方向から横方向に折り曲げられ、その接続管26の先端に外部接続口23が設けられたタンクコンテナ1
【選択図】 図3

Description

発明の属する技術分野
本発明は、液化ガスなどを収納するタンクを枠組み構造のコンテナ枠と一体にしたタンクコンテナに関し、特に、コンテナ内に組み付けられたタンクの容積を大きくして輸送量の拡大を図ったタンクコンテナに関する。
従来の技術
液化ガス等の高圧ガスや石油などの危険物扱いの液体は、一般的にタンクローリーや液化天然ガス輸送船などの専用車両や専用輸送船、或いは専用列車によって輸送が行われていた。そうした場合、輸送手段の組合せが限定されてしまい輸送コストのアップや効率が悪いことから、専用車両に限定されることないタンクコンテナが開発された。図9は、タンクコンテナの一例を横方向から見た側面図であり、図10はそれを長手方向(図9の右側)から見た図である。
このタンクコンテナ80は、液体を収納するタンク81がコンテナ枠82内に組み込まれて一体的に構成されたものである。タンク81は、円筒形状の胴板部両端に鏡板部が溶接されたカプセル型をしたものであり、高圧ガスを直接収納するものである。そして、タンク81を囲んで保持するコンテナ枠82は、六面体形状にフレームが組まれている。タンク81は、こうしたコンテナ枠82に対して、不図示の支持構造物を介して固定されている。
タンク81には、弁・計器類を配置した弁室90が設けられ、そこにはタンク81と外部設備との間で液化ガスなど、積み荷(以下、「液化ガス」として説明する)を取り入れるための弁が設けられている。具体的には、液化ガスをタンク81内に入れするための液取入弁101と、タンク81内に溜まる気相ガスを排出するための通気弁102とが設けられている。そして、特に高圧ガスを取り扱う場合は、緊急遮断弁と先端弁の2重構造が法的に要求されているため、タンクコンテナ80においてもそうした構造がとられている。
液取入弁101と通気弁102とは同じように構成されている。そこで、弁の2重構造については図10に示した液取入弁のラインによって簡単に説明する。液取入弁101(及び通気弁102)は、タンク81内に緊急遮断弁111が挿入されるように、そのタンク81から径方向に突き出して取り付けられている。その緊急遮断弁111はボディがエルボ形状をしており、水平方向に伸びた先に先端弁112がフランジ同士で固定されている。そして、更にその先には設備側ホースを連結するためのメスキャップ113が設けられている。
特開2002−193380号公報
ところでタンクコンテナ80は、貨物船や鉄道貨車あるいはトレーラなどの輸送手段に載せられるが、そこで安定した輸送を行うために緊締用金具83を用いて固定されている。従って、タンクコンテナ80は、いずれの輸送手段に対しても積み替えが可能なように規格によってその大きさや、緊締金具のスパンが統一されている。図9及び図10に示したタンクコンテナ80の大きさもその一規格に従ったものであり、コンテナ枠82の具体的な大きさは、横幅2438mm×長さ6058mm×高さ2591mmである。そのため、タンク81は、このサイズのコンテナ枠82内に収まるようにその大きさが決定されている。その一方で、タンク81の容積を拡大して輸送効率を上げようとする要求があるが、コンテナ枠82内に納めなければならないので容易に拡大することができず、従来からタンク容積の拡大による輸送効率のアップには苦慮していた。
そこで、本願発明者は、従来のタンクコンテナ80について精査し、タンク81の拡大を妨げる要因の一つとして弁箱90内に配置された2重構造の弁に着目した。すなわち液取入弁101及び通気弁102の構造が、前述したように緊急遮断弁111がタンク81の径方向に突き出し、そこから更にエルボ形状のボディを介して水平方向に先端弁112及びメスキャップ113が突き出すようになっている。タンクコンテナ80では、こうした弁などの機器であっても規格により定められた大きさのコンテナ枠82からはみ出すことは認められていない。そのため、こうした液取入弁101及び通気弁102を収めた弁箱90が邪魔してタンク81の径方向への拡張を妨げていた。
そこで、本発明は、かかる課題を解決して、タンク容積を拡大したタンクコンテナを提供することを目的とする。
本発明のタンクコンテナは、円筒形状の胴板部両端に鏡板部が溶接されたカプセル型のタンクが、その長手方向側面部側に緊急遮断弁と先端弁とを直列に接続した2重構造の弁を備え、そのタンクが輸送手段に対して搭載可能なコンテナ枠に組み付けられ、全体の大きさが規格に定められた寸法に従って構成されたものであって、前記タンクに対してその径方向に取り付けられた前記緊急遮断弁に対し、前記タンクの長手方向に流路を曲げた管継手を介して前記先端弁が同方向に接続され、その先端弁に接続された接続管が前記タンクの長手方向から横方向に折り曲げられ、その接続管の先端に外部接続口が設けられたことを特徴とする。
特に本発明のタンクコンテナは、前記先端弁がハンドルによって開閉するグローブ弁であることが望ましい。
また、本発明のタンクコンテナは、前記タンクに対して固定された管受に支持部材が取り付けられ、その支持部材によって前記配管が振れないように保持されたものであることが望ましい。
よって、本発明のタンクコンテナ1によれば、2重構造の弁をタンクの長手方向に沿って配管し、横方向への突き出しを抑えるように構成したので、横方向から見た場合にはタンクの長手方向に大きくなってしまうが、長手方向に見た場合にはコンテナ枠の隅部にて、よりコンパクトに収められるようになる。そのため、2重構造の弁について配置スペースがタンクの径方向に小さくなり、その分、径を拡大したタンクはその容積を拡大することができる。こうして、本発明では、2重構造の弁の配管構造を変更することによってタンク容積の拡大を図り、輸送コストの大幅削減を実現することができるようになる。
その際、先端弁にグローブ弁を採用することで、従来のボール弁ではレバーが突き出ていたスペースを削ることができる。
また、2重構造の弁をタンクの長手方向に沿って配管したことで、配管距離が長くなってしまい輸送中の振動などによって折れてしまう心配があるが、タンクに対して固定された管受に支持部材によって配管を保持するようにしたので、安定した状態を保つことができ、折れる心配もない。
また、本発明のタンクコンテナは、円筒形状の胴板部両端に鏡板部が溶接されたカプセル型のタンクが、上部にあけられた開口部にいわゆるマンホールとよばれる管部材がはめ込まれた上部弁室を備え、そのタンクが輸送手段に対して搭載可能なコンテナ枠に組み付けられ、全体の大きさが規格に定められた寸法に従って構成されたものであって、前記管部材が管座であることを特徴とする。
よって、本発明のタンクコンテナによれば、従来、マンホールに使用されていたネックリングでは、ネックリングとタンクとの溶接作業性の問題からフランジまでの高さが高くなってしまい、上部弁室全体の高さが高くなってタンクの径の拡大を妨げていたが、本発明で使用する管座によればそうした溶接の問題はなく、管座自身の高さを低くすることで上部弁室全体の高さを低くし、タンクの径を拡大させることができる。
本発明は、円筒形状の胴板部両端に鏡板部が溶接されたカプセル型のタンクが、その長手方向側面部側に緊急遮断弁と先端弁とを直列に接続した2重構造の弁を備え、そのタンクが輸送手段に対して搭載可能なコンテナ枠に組み付けられ、全体の大きさが規格に定められた寸法に従って構成されたものであって、前記タンクに対してその径方向に取り付けられた前記緊急遮断弁に対し、前記タンクの長手方向に流路を曲げた管継手を介して前記先端弁を同方向に接続し、その先端弁に接続された接続管を前記タンクの長手方向から横方向に折り曲げ、その接続管の先端に外部接続口を設けた構成としたので、タンク容積を拡大したタンクコンテナを提供することが可能となった。
発明の実施の形態
次に、本発明のタンクコンテナについて、その一実施形態を図面を参照しながら以下に説明する。ここで、図1及び図2は、タンクコンテナを示した図であり、図1はタンクコンテナを横方向から見た側面図であり、図2はそれを長手方向(図1の右側)から見た図である。このタンクコンテナ1も、液体を収納するタンク2がコンテナ枠3内に組み込まれて一体に構成されたものであり、そのコンテナ枠3は規格に従い横幅2438mm×長さ6058mm×高さ2591mmの大きさのものである。
なお、このタンク2も、円筒形状の胴板部両端に鏡板部が溶接されたカプセル型をしたものであり、高圧ガスを直接収納するものである。そして、タンク2を囲んで保持するコンテナ枠3は、六面体形状にフレームが組まれており、タンク2がコンテナ枠3に対して、不図示の支持構造物を介して固定されている。
そして、このタンクコンテナ1にも弁・計器類を配置した弁箱10が設けられ、そこにはタンク2内に外部の設備側から液化ガスなどの積み荷(以下、「液化ガス」として説明する)を取り入れるための弁が設けられている。すなわち、液化ガスをタンク2内に入れるための液取入弁20と、タンク2内に溜まった気相ガスを排出するための通気弁30である。液取入弁20と通気弁30は、高圧ガスを取り扱う場合に緊急遮断弁と先端弁の2重構造が法的に要求されているめ、このタンクコンテナ1においてもそうした構造がとられている。そして本実施形態では、図2に示す弁箱10の断面寸法を縮小させることによってタンク容積を拡大させるため、この2重構造をなす液取入弁20及び通気弁30の配管構造を以下に示すように変更した。
ここで、図3は、本実施形態のタンクコンテナにおける弁箱10内の構造を示した側面図(図1における弁箱10部分の拡大図)である。そして図4は、その弁箱内の構造を上方から見た平面図である。更に、図5は図3のA−A断面図、図6は図3のB−B断面図、図7は図3のC−C断面図、図8は図3のD−D断面図である。
液取入弁20と通気弁30は同じように構成され、それぞれ緊急遮断弁21(31)と先端弁22(32)との2重構造になっている。そこで先ず液取入弁20について具体的に説明する。液取入弁20は、緊急遮断弁21が図5に示すように、タンク2から径方向に突き出るように固定されている。緊急遮断弁21は、タンク2に開けられた孔に管座24が溶接され、そこに外側からフランジ部21aを当ててボルト締めによって固定されている。タンク2の外側では、緊急遮断弁21のボディ25がエルボ形状をしており、これによってタンク2から径方向に向いた流路がタンク2の長手方向に沿うように向きが変えられている。
そして、その緊急遮断弁21のボディ25には、先端弁22がやはりタンク2の長手方向に沿って連結されている。ところで、図10に示した従来のタンクコンテナ80では、先端弁112にボール弁が使用されており、回動した開閉レバー115がメスキャップよりも横に突き出た状態になってしまっていた。これに対し、本実施形態では先端弁22にグローブ弁が採用され、その開閉がハンドル22aによって行われるようになっている。こうした先端弁22は、直線方向に入力ポートと出力ポートとを有し、タンク2の長手方向に配置された両ポートの一方端フランジ部が、前述したように緊急遮断弁21のボディ25に固定され、他方端フランジ部が液用配管26に固定されている。
この液用配管26もエルボ部分を有し、90度折れて図4に示すように曲がった先にメスキャップ23が設けられている。本実施形態の液取入弁20では、こうして緊急遮断弁21部分でタンク2に固定され、その先で折れ曲がった流路がタンク2の長手方向に伸びている。そのため、先端弁22や液用配管26の重さによって液取入弁20が安定しせず、輸送中の振動によって配管が折れてしまう心配がある。そこで、この液取入弁20を支えるための支持手段が図6に示すように構成されている。すなわち、タンク2に対して管受28が溶接によって固定され、そこにUボルト29が液用配管26を保持するように取り付けられている。従って、液取入弁20は、緊急遮断弁21部分の固定と、このUボルト29による支えによって安定した状態が保たれている。
次に、弁箱10内に設けられたもう一方の通気弁30について説明する。通気弁30は、液取入弁20と同じように構成され、先ず、緊急遮断弁31が図7に示すようにタンク2から径方向に突き出るように固定されている。緊急遮断弁31は、タンクに開けられた孔に管座34が溶接され、そこに外側からフランジ部31aを当ててボルト締めによって固定されている。タンク2の外側では、緊急遮断弁31のボディ35がエルボ形状をしており、これによってタンク2から径方向に向いた流路がタンク2の長手方向に沿うように向きが変えられている。
そして、その緊急遮断弁31のボディ35には、先端弁32がやはりタンク2の長手方向に沿って連結されている。この先端弁32にも液取入弁20と同様にグローブ弁が使用され、その開閉がハンドル32aによって行われるようになっている。先端弁32は、タンク2の長手方向に沿って配置され両ポートの一方端フランジ部が、前述したように緊急遮断弁31のボディ35に固定され、他方端フランジ部が通気用配管36に固定されている。通気用配管36もエルボ部分を有し、90度折れて図4に示すように曲がった先にメスキャップ33が設けられている。そして、図8に示すようにタンク2に管受37が溶接によって固定され、そこに取り付けられたUボルト38によって通気用配管36部分が支えられている。
こうして液取入弁20及び通気弁30が配管されたタンクコンテナ1では、設備側から液化ガスの供給ホースと気相ガスの均圧ホースとがそれぞれメスキャップ23,33に連結され、緊急遮断弁21,31と先端弁22,32が開けられる。緊急遮断弁21,31は、弁箱10内に設置された油圧ポンプ11の操作によって、その圧力が作用して両方の弁が一緒に開くようになっており、グローブ弁である先端弁22,32は、それぞれのハンドル22a,32aを回すことによって開けられる。
そこで、設備側から液化ガスが送り込まれると、液取入弁20側から先端弁22と緊急遮断弁21とを通ってタンク2内に入る。そして、タンク2内に液化ガスが溜まっていくと、内部圧力が上がって気相ガスが押し出される。押し出された気相ガスは、通気弁30の緊急遮断弁31と先端弁32とを通り、メスキャップ33に接続された均圧ホースを通って設備側へと送り込まれる。そして、タンク2への充填が終了すると、緊急遮断弁21,31と先端弁22,32とが閉じられ、設備側からの供給ホースと均圧ホースとがそれぞれメスキャップ23,33から外されて供給作業が終了する。
従って、以上に説明した本実施形態のタンクコンテナ1によれば、2重構造の液取入弁20及び通気弁30をタンク2の長手方向に沿って配管し、横方向への突き出しを抑えるように構成したので、弁箱10の大きさが、横方向から見た場合には図1に示すようにタンク2の長手方向に大きくなっているものの、長手方向に見た場合には図2に示すようにコンテナ枠3の隅部にて、よりコンパクトに収められるようになった。
そこで、具体的な数値をもって従来例との比較を行ってみると、従来は2150mmであったタンク81の内径が、本実施形態ではタンク2の内径が2350mmにすることができ、図2と図10とを比較して見てもその差が明らかなように200mmものアップになった。そして、これをタンク81とタンク2との内容積で比較すると、従来は19.86m3であったものが、本実施形態では23.58m3にもなり、更に搬送対象として例えば液化イソブチレンを選択した場合の積載質量について比較すると、従来は10.59tであったものが、本実施形態では12.57tにまで増加させることができた。つまり、本実施形態のタンクコンテナ1によれば、従来のタンクコンテナ80に対して約20%増の輸送量を確保することができた。そのため、従来のタンクコンテナ80で例えば5台必要であった輸送量のものが、本実施形態のタンクコンテナ1では4台で済むことになり、輸送コスト削減における効果は絶大なものとなった。
続いて、タンクコンテナについては、別の視点からもタンクの容積拡大が考えられる。すなわち、タンクコンテナのタンクには、弁・計器類がタンクの上に突設された上部弁室中にも収められている。そして、やはりこの上部弁室もコンテナ枠からはみ出ないようにすることが必要であることから、その高さが高くなるとその分だけタンクの径の大きさに影響することになる。従って、上部弁室がタンクから突き出る量を極力小さくすることが、タンクの径を大きくして積載量拡大を図る有効な手段となる。そこで図11は、その点を考慮した本実施形態の上部弁室(a)と従来の上部弁室(b)とを比較した図である。
それぞれの上部弁室50,150には、いわゆるマンホールと呼ばれる管部材(以下、「マンホール」とする)51,151が、タンクの上部にあけられた開口部にはめ込まれ、そこに弁・計器類が設置される。従来、そのマンホール151には、図11(b)に示すようにネックリングを有するノズルタイプのものが使用されていたが、本実施形態では、そのマンホール51を図11(a)に示すように管座タイプのものに変更している。従来のマンホール151の場合、ネックリングとタンクとの溶接作業性の問題からフランジ152までの高さが高くなってしまうが、本実施形態のマンホール51にはそうした問題がないため高さを低く抑えることができる。なお、管座タイプのマンホール51は、板厚が厚いため重量が重くなることから、上部を残して内側の余肉を削りとることで軽量化を図っている。
そして、こうしたそれぞれのマンホール51,151の上には、その開口を塞ぐように弁・計器類を搭載した上蓋53,153が気密に取り付けられている。上部弁室50,150は、更に弁・計器類60,160を囲むようにタンクに円筒状の外壁55,155が固定され、開閉蓋56,156によって上部開口が閉じられている。
こうして本実施形態では、マンホール51を管座タイプのものに変更したので、図11(a)(b)に示した両者を比較して分かるように、上部弁室50の高さを上部弁室150より低くすることができた。具体的には、前述した規格におけるタンクコンテナにおいて、上部弁室50と上部弁室150との高さの差hが67mmとなり、その分タンクの径を大きくすることによって積載量を約1t増やすことができた。
以上、本発明に係るタンクコンテナの一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、前記実施形態のタンクコンテナは、そのコンテナ枠3が六面体形状にフレームを組んだものであったが、コンテナ枠は必ずしもタンク2の全体を囲むように構成されたものである必要はない。すなわち、貨物船や鉄道貨車あるいはトレーラなどの間で積み替えができるように全体が規格に従った大きさで、緊締金具のスパンが統一されているものであれば、タンク2を載せる下枠だけであってもよい。
また、コンテナ枠3のサイズは多様であり、本発明は実施形態のサイズに限定されるものではなく、各種サイズのコンテナに適用可能なものとなっている。
タンクコンテナの一実施形態を横方向から見た図である。 タンクコンテナの一実施形態を長手方向(図1の右側)から示した図である。 実施形態のタンクコンテナにおける弁箱内の構造を示した側面図(図1における弁箱部分の拡大図)である。 実施形態のタンクコンテナにおける弁箱内の構造を上方から見た平面図である。 図3のA−A断面を示した図である。 図3のB−B断面を示した図である。 図3のC−C断面を示した図である。 図3のD−D断面を示した図である。 従来のタンクコンテナを横方向から見た図である。 従来のタンクコンテナを長手方向(図9の右側)から示した図である。 本実施形態の上部弁室(a)と従来の上部弁室(b)とを比較した図である。
符号の説明
1 タンクコンテナ
2 タンク
3 コンテナ枠
10 弁箱
20 液取入弁
30 通気弁
21,31 緊急遮断弁
22,32 先端弁
23,33 メスキャップ
25,35 ボディ
26 液用配管
36 通気用配管
27,37 管受
28,38 Uボルト
50 上部弁室
51 マンホール

Claims (4)

  1. 円筒形状の胴板部両端に鏡板部が溶接されたカプセル型のタンクが、その長手方向側面部側に緊急遮断弁と先端弁とを直列に接続した2重構造の弁を備え、そのタンクが輸送手段に対して搭載可能なコンテナ枠に組み付けられ、全体の大きさが規格に定められた寸法に従って構成されたタンクコンテナにおいて、
    前記タンクに対してその径方向に取り付けられた前記緊急遮断弁に対し、前記タンクの長手方向に流路を曲げた管継手を介して前記先端弁が同方向に接続され、その先端弁に接続された接続管が前記タンクの長手方向から横方向に折り曲げられ、その接続管の先端に外部接続口が設けられたことを特徴とするタンクコンテナ。
  2. 請求項1に記載するタンクコンテナにおいて、
    前記先端弁が、ハンドルによって開閉するグローブ弁であることを特徴とするタンクコンテナ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載するタンクコンテナにおいて、
    前記タンクに対して固定された管受に支持部材が取り付けられ、その支持部材によって前記配管が振れないように保持されたものであることを特徴とするタンクコンテナ。
  4. 円筒形状の胴板部両端に鏡板部が溶接されたカプセル型のタンクが、上部にあけられた開口部にいわゆるマンホールとよばれる管部材がはめ込まれた上部弁室を備え、そのタンクが輸送手段に対して搭載可能なコンテナ枠に組み付けられ、全体の大きさが規格に定められた寸法に従って構成されたタンクコンテナにおいて、
    前記管部材が管座であることを特徴とするタンクコンテナ。





JP2003294091A 2003-08-18 2003-08-18 タンクコンテナ Pending JP2005059913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003294091A JP2005059913A (ja) 2003-08-18 2003-08-18 タンクコンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003294091A JP2005059913A (ja) 2003-08-18 2003-08-18 タンクコンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005059913A true JP2005059913A (ja) 2005-03-10

Family

ID=34370742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003294091A Pending JP2005059913A (ja) 2003-08-18 2003-08-18 タンクコンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005059913A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010506804A (ja) * 2006-10-13 2010-03-04 コロンビアナ ボイラー カンパニー,エルエルシー 貨物コンテナ
CN108058932A (zh) * 2017-12-15 2018-05-22 中车西安车辆有限公司 一种下卸阀内嵌式罐体及制作方法
JP2020142823A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 日本車輌製造株式会社 タンクコンテナ
WO2021128877A1 (zh) * 2019-12-27 2021-07-01 中车西安车辆有限公司 一种冷冻液化气体罐式集装箱

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010506804A (ja) * 2006-10-13 2010-03-04 コロンビアナ ボイラー カンパニー,エルエルシー 貨物コンテナ
CN108058932A (zh) * 2017-12-15 2018-05-22 中车西安车辆有限公司 一种下卸阀内嵌式罐体及制作方法
JP2020142823A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 日本車輌製造株式会社 タンクコンテナ
JP7362266B2 (ja) 2019-03-06 2023-10-17 日本車輌製造株式会社 タンクコンテナ
WO2021128877A1 (zh) * 2019-12-27 2021-07-01 中车西安车辆有限公司 一种冷冻液化气体罐式集装箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1522786B1 (en) Tank comprising a valve-box
US9701467B2 (en) Combination tank
US9863582B2 (en) Gas tank container
US10427580B2 (en) Cargo tank assemblies with ground level access
FI123162B (fi) Nestekaasun poistojärjestelmä, säiliö nestekaasun varastoimiseksi, menetelmä nestekaasusäiliön uusimiseksi ja menetelmä nestekaasusäiliön valmistamiseksi
US6651703B2 (en) Transportation and storage of ultra-high purity products
US4315531A (en) Transport container
US4542764A (en) Leak containment kit
JP2005059913A (ja) タンクコンテナ
CN104309820A (zh) 一种空间站饮用水长期贮存水箱
KR20110133550A (ko) 연료 탱크를 미리 비울 필요 없이도 제거될 수 있는 차량용 lpg 연료 탱크 내부에 수용된 펌프 어셈블리
US10876650B2 (en) Dual cylinder pressure equalization system
JP2002193380A (ja) タンクコンテナ
CN210372029U (zh) 一种用于输送气态介质的截止阀
CN201381068Y (zh) 液体物料储运罐体以及液体物料运输车
RU2759454C2 (ru) Плавучая конструкция, содержащая резервуар, подходящий для хранения сжиженного горючего газа
JP2017145920A (ja) タンク搭載構造
CN209365896U (zh) 一种卡车双油箱连接装置
RU2412884C2 (ru) Способ транспортировки наливных грузов и цистерна для этого
JP2003285895A (ja) タンクコンテナ
KR20220051498A (ko) 고압가스 저장용기용 연결 플러그 및 이를 포함하는 지지장치
CN107013803B (zh) 船舶及船用液化天然气加注系统
WO2019234515A1 (en) Threaded adaptor for the rapid emptying of barrels/bins containing a liquid
JP2010060108A (ja) 液化ヘリウム充填ユニットおよび液化ヘリウムの充填方法
TH159882A (th) ภาชนะสำหรับจัดเก็บในปริมาณมากและชุดประกอบสำหรับเคลื่อนย้ายวัสดุปริมาณมากด้วยสิ่งนั้น

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070403