JP2005057853A - 車両用発電機制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用発電機制御装置において、車両の走行状態に応じた発電機の発電制御をより適切に行うことである。
【解決手段】まず基準発電電圧Vm*、加速状態における発電抑制の決定に用いるFlag等を初期設定する(S100)。次に車両の運転状態を判定し(S110)、減速状態にあるときにバッテリの両端電圧をサンプリングし、バッテリ平均電圧Vavを算出する(S150)。Vavの値に従い、FlagのON/OFFと、基準発電電圧Vm*の値を更新する(S160−S190)。その後に車両が加速状態に移行すると、Flag=ONか否か判定される(S210)。Flag=ONのときは発電目標電圧Vm=12.5Vのままで発電が抑制される(S220)。Flag=OFFのときは発電目標電圧が基準発電電圧Vm*に戻され発電抑制が解除される(S200)。
【選択図】図2

Description

本発明は車両用発電機制御装置に係り、特にバッテリに電力を蓄電する車両用発電機の発電状態を車両の運転状態に応じて制御する車両用発電機制御装置に関する。
車両のエンジンを駆動源とする発電機の出力を車両の走行状態に応じて適切に制御するものとして、特許文献1には、車両の走行状態が加速又は定速のいずれの走行状態にあるかを検出し、定速走行状態のときは発電機の界磁巻線の通電量を所定の基準量に制御し、加速走行状態のときは基準量より小さな量に制御し、することが開示されている。
また、特許文献2には、エンジンの加速検出時に発電をカットするものにおいて、バッテリ電圧が所定値以下の場合には発電カットを禁止する技術が紹介されている。そして、バッテリ電圧は雰囲気温度や電気負荷によって大きく変動するので、バッテリの充電状態を電圧では正確に検出できないことを指摘し、これを克服するため、電圧検出に代えて電気負荷の消費電流を検出し、例えば発電電流との差に基づき発電機の発電をカットする技術を開示している。ここでは、発電をカットする時間は、発電機の容量、バッテリの容量、受け入れ性、その車両が市場で想定される走行パターン等から最適に設定するものとされる。
特開平4−312326号公報 特開2001−173481号公報
特許文献1に開示される技術においては、発電機の界磁巻線の通電量について定速走行状態より加速走行状態において少ない量に制御するため、加速時におけるエンジンの負荷が少なくなり、車両の加速性を向上できる。しかし、加速走行状態が長く継続し、あるいは何度も発生した場合には、バッテリの充電を充分に行うことができず、バッテリの過放電状態を招く。このことでバッテリの寿命を著しく低下させ、場合によりエンジンの動作不能をきたすことがある。
特許文献2においては、エンジンの加速状態が検出された場合に電気負荷の消費電流検出手段で検出される消費電流に基づき発電機の発電をカットするため、バッテリ電圧の過放電状態に配慮がはらわれている。しかし、この方法では、車両の電気負荷である消費電力検出手段が必要な上に、発電をカットする時間は、発電機の発電特性やバッテリの電流受入性等の多くの要因を加味することを要する。したがってシステムが複雑となり、コストアップとなる。
また、バッテリの電圧に基づいて発電をカットする方法は、特許文献2にも紹介されているように、変動要素を考慮する必要があり、そのままでは問題がある。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題を解決し、車両の走行状態に応じた発電機の発電制御をより適切に行うことができる車両用発電機制御装置を提供するものである。他の目的は、新しい考えによりバッテリの電圧に基づきながら車両の走行状態に応じた発電機の発電制御をより適切に行うことができる車両用発電機制御装置を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用発電機制御装置は、バッテリに電力を蓄電する車両用発電機の発電状態を車両の運転状態に応じて制御する制御装置であって、車両の運転状態について加速状態か又は減速状態かを判定する運転状態判定手段と、減速状態と判定されたときに、バッテリが所定の蓄電状態にあるか否かを判定するバッテリ状態判定手段と、バッテリ状態の判定結果に基づき、その後の加速状態において、車両用発電機の発電を抑制するか否かを決定する発電抑制制御手段と、を含むことを特徴とする。
また、バッテリ状態判定手段は、バッテリが高負荷状態あるいは低蓄電状態にあるときに、所定の蓄電状態にないと判定することが好ましい。
また、発電抑制制御手段は、車両用発電機の目標発電電圧を変更することで、加速状態における発電の抑制を制御することが好ましい。
また、発電抑制について、定速走行における目標発電電圧を基準発電電圧として、加速状態における目標発電電圧を基準発電電圧より低い電圧値に変更して発電を抑制することが好ましい。また、発電抑制の解除について、加速状態における発電目標電圧を基準発電電圧に戻すことで発電の抑制を解除することが好ましい。
また、バッテリ状態判定手段は、バッテリの電圧をサンプリング測定し、その時間平均電圧によりバッテリの状態を判定することが好ましい。
また、定速走行における目標発電電圧である基準発電電圧は、バッテリの時間平均電圧に応じた値に設定されることが好ましい。
上記構成により、車両の運転状態が減速状態と判定されたときにバッテリが所定の蓄電状態にあるか否かを判定し、その判定結果に基づきその後の加速状態において、車両用発電機の発電を抑制するか否かを決定する。車両の運転状態が減速状態にあるときは、発電機によりいわゆる回生発電が行われてバッテリに充電される。この状態でバッテリの蓄電状態を判定するので、車両が加速状態あるいは定速走行状態のように電気負荷が変動しやすい状態に比べ、バッテリの蓄電状態をより正確に判定できる。そして、所定の蓄電状態にあるか否かにより加速状態において発電を抑制するか否かを決定する。より具体的には、所定の蓄電状態にあるときは発電を抑制し、所定の蓄電状態にないときは発電抑制を解除する。したがって、車両の走行状態に応じた発電機の発電制御をより適切に行うことができる。
バッテリの状態として、バッテリの高負荷状態とは、バッテリに充電電流が少ないためにバッテリ電圧が低い状態をいい、低蓄電状態とは、バッテリへの充電電流は大きいが出てゆく電流も大きいためにバッテリ電圧が上がらずに低い状態をいう。これらの状態は、バッテリが過放電状態に陥りやすい状態であることを示している。上記構成により、減速状態においてバッテリが高負荷状態あるいは低蓄電状態にあるときは、所定の蓄電状態にないとして、その後の加速状態において発電抑制を解除する。したがって、発電を早い段階で開始でき、バッテリが過放電状態に陥ることを防止することができる。
また、上記構成によれば、発電目標電圧の変更といった簡単な手順で、加速状態における発電の制御を行うことができる。また、例えば、減速時の目標発電電圧を基準発電電圧より高めに設定する場合には、上記構成により、加速時において目標発電電圧を基準発電電圧まで戻して発電抑制解除を行うので、バッテリの充電状態に再減速時の回生エネルギを受け入れる余地を残すことができる。したがって、車両加速時のバッテリの電圧降下を抑制しつつ、再減速時の回生エネルギをより有効に活用することができる。
また、バッテリの電圧をサンプリング測定するので、減速状態におけるバッテリ電圧に対する変動要素の影響を少なくすることができ、バッテリの蓄電状態をより正確に判定できる。このようにして、バッテリ電圧を用いても、バッテリの蓄電状態をより正確に判定できるので、バッテリ電圧に基づいて車両の走行状態に応じた発電機の発電制御をより適切に行うことができる。また、基準発電電圧をバッテリの時間平均電圧に応じた値に設定されるので、バッテリの蓄電状態に応じ基準発電電圧を設定できるので、発電機の発電制御をより適切に行うことができる。
このように、本発明に係る車両用発電機制御装置によれば、車両の走行状態に応じた発電機の発電制御をより適切に行うことができる。本発明に係る車両用発電機制御装置によれば、バッテリの電圧に基づきながら車両の走行状態に応じた発電機の発電制御をより適切に行うことができる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。図1は、車両における発電機の発電状態を制御するシステムのブロック図である。なお、以下において、バッテリの発電目標電圧等の値を示すが、これらの値はあくまで例示であって、相対的な関係を維持するものであれば、これ以外の値であってもよい。
システム10において、エンジン12は車両の駆動源である内燃機関である。イグニッションスイッチ14は、エンジン12を始動させシステム10を立ち上げるスイッチである。運転状態センサ16は、車両の運転状態に関する信号を出力するセンサである。具体的には、車両速度センサ、アクセル開度センサ、ブレーキセンサ等の複数のセンサ群で構成することができる。イグニッションスイッチ14及び運転状態センサ16は信号線でコントローラ30に接続され、それぞれイグニッションスイッチのON/OFF信号及び各センサの出力信号がコントローラ30に入力される。
発電機18は、エンジン12によって駆動され、交流電圧を発生する車両用発電機である。発電機18はオルタネータと呼ばれることもある。整流器20は、発生した交流電圧を整流して整流電圧を生成する機能を有するものである。
レギュレータ22は、コントローラ30の制御の下で、整流電圧を調整し、バッテリ24と電気的負荷26とに出力する機能を有する電気回路である。整流電圧の調整は、目標発電電圧の設定及び変更により行われる。目標発電電圧の設定及び変更については後述する。目標発電電圧は、調整電圧と呼ばれることもある。
バッテリ24は、発電機18により発電されたエネルギを蓄電する2次電池である。バッテリ24の両端には電圧センサ28の測定端子が取り付けられる。電圧センサ28は、電圧計であって、信号線でコントローラ30に接続され、電圧センサの出力信号がコントローラ30に入力される。
コントローラ30は、車両用発電機制御装置に対応する電子回路で、例えば、マイクロコンピュータで構成することができる。より具体的には、運転状態センサ16及び電圧センサ28の信号を受け取って所定の処理を行い、車両の運転状態とバッテリ24の蓄電状態に応じた制御信号を生成し、レギュレータ22に出力して発電機の発電状態を制御する処理を行う機能を有するマイクロコンピュータである。これらの処理を行うには、ソフトウエアを用いることができ、対応する発電制御プログラムを実行することで所定の処理を行うことができる。発電制御プログラムは、コントローラ30に内蔵されるROM(Read Only Memory)に記憶することができる。なお、必要があれば、処理の一部をハードウエアで実行させることもできる。コントローラ30は、独立のマイクロコンピュータで構成してもよく、あるいは、車両に搭載される他の制御用マイクロコンピュータの一部の機能であってもよい。例えば、エンジンを制御するエンジンコントロールマイクロコンピュータ、あるいは、車両全体を電子的に制御する電子制御ユニット(ECU)の一部の機能であってもよい。
コントローラ30の中の運転状態判定部32、バッテリ状態判定部34、発電抑制制御部36の機能、及びこれらの内部機能については、図2に示す発電制御のフローチャートを用いながら以下に説明する。
コントローラ30は、バッテリ24から常時給電されて作動状態にあり、イグニッションスイッチ14のON信号を受け取って、発電制御プログラムが起動する。最初に初期設定が行われる。初期設定は、走行状態における目標発電電圧である基準発電電圧をVm*=13.25Vに、加速状態における発電抑制の決定に用いるフラグをFlag=OFF、つまり発電抑制を解除に、バッテリの測定電圧データの記憶数を計数するカウンタのカウンタ値をC=0にする(S100)。
運転状態判定部32は、運転状態センサ16の出力を受け取って、車両の走行状態を判定する機能を有する。具体的には、車両速度、アクセル開度、ブレーキ信号等のデータを処理して、車両が減速状態(1)にあるか、定速走行状態(2)にあるか、加速状態(3)にあるかを判定する(S110)。
次に、車両の運転状態に応じ、それぞれ目標発電電圧Vmが設定される。上記のように、定速走行状態においては上記のように基準発電電圧Vm*が設定され、加速状態においては基準発電電圧Vm*より低い電圧値に設定されるが、これらの詳細な内容は後述することにして、ここでは減速状態について先に説明する。車両が減速状態にあると判定されると、目標発電電圧は、基準発電電圧Vm*より高い電圧値のVm=14.5Vに設定される(S120)。
つぎに、バッテリ状態判定部34の機能により、バッテリが所定の蓄電状態にあるか否かを判定する。すなわちサンプリングモジュール38の機能により、電圧センサ28と交信してサンプリング測定を指示し、一定周期Δtごとにバッテリの両端電圧データを送信させ、10個のサンプリングデータを取得する。具体的には、サンプリングデータを受け取り、図示されていないメモリに記憶し、その都度カウンタのカウンタ値Cを1つずつ増加させる(S130)。そしてカウンタ値がC>10になるまで繰り返す(S140)。そして、平均電圧算出モジュール40の機能により、記憶された最新10個のバッテリ電圧の平均電圧Vavを算出する(S150)。
このように、バッテリの状態の判定は、車両が減速状態、すなわち発電機が回生発電状態におけるバッテリの両端電圧に基づいて行われ、さらに詳しくは、両端電圧をサンプリング測定し、その時間平均電圧に基づいて行われる。したがって、バッテリ電圧の変動要素の影響をより少なくすることができ、バッテリの蓄電状態を簡便な方法でより正確に判定することができる。
抑制フラグ設定モジュール42と基準発電電圧設定モジュール44は、バッテリの平均電圧Vavの値により、加速時の発電抑制の決定に用いられるフラグのON/OFFと、基準発電電圧の再設定を行う機能を有する。
Vav>13.75Vのときは、フラグをFlag=ON(発電抑制)とし、基準発電電圧Vm*を0.25V低く変更する(S160,S170)。例えば、Vm*が初期値の13.25Vであって、Vav>13.75Vであれば充電は十分行われているものとして、新たにVm*=13.0Vに変更する。ただし、基準発電電圧Vm*を下げていっても12.5Vを限度とする。
Vav>13.75Vでなくて、かつVav<13.5Vのときは、フラグをFlag=OFF(発電抑制解除)とし、基準発電電圧Vm*を0.25V高く変更する(S160,S180,S190)。例えば、Vm*が初期値の13.25Vであって、Vav<13.5Vであれば、新たにVm*=13.5Vに変更する。ただし、基準発電電圧Vm*を上げていっても14.0Vを限度とする。このように処理するのは、この状態がバッテリの蓄電状態が高負荷状態あるいは低蓄電状態であって、過放電状態に陥りやすい状態であるからである。すなわち、過放電状態に陥ることを抑制するため、加速状態において発電抑制を解除し、充電を促進することで、バッテリの電圧降下を抑制するためである。
このようにして、車両が減速状態において、バッテリの両端電圧がサンプリング測定され、平均電圧Vavが算出されて、その大きさにより、基準発電電圧Vm*の電圧値と、フラグのON/OFFとが更新される。
その後に車両が定速走行状態に移行すると、発電目標電圧Vmとしては、初期値の13.25Vではなくて、更新された基準発電電圧Vm*の値が用いられる(110,200)。すなわち、バッテリの蓄電状態に応じた基準発電電圧が用いられる。
また、減速状態から車両が加速状態に移行すると、バッテリ状態の判定結果に応じて、発電を抑制するか否か及びその内容が決定される。すなわち、発電抑制制御部36の機能により、すでに説明した抑制フラグ設定モジュール42により更新されたフラグのON/OFFに従って、加速時の発電を抑制するか否かが決定される。発電抑制するか否かの決定に従い、目標発電電圧変更モジュール46の機能により、発電目標電圧が変更される。
具体的には、まず更新されたフラグがFlag=ON(発電抑制)か否か判定される(S210)。ここでFlag=ON(発電抑制)と判定されると、発電目標電圧は、Vm=12.5Vのままである(S220)。Flag=OFF(発電抑制解除)と判定されると、発電目標電圧は、基準発電電圧Vm*に戻される(S200)。このときの基準発電電圧Vm*は、直前の減速状態においてVavに基づいて更新された値が用いられる。
以上の処理はイグニッションスイッチがオフになるまで繰り返される(S230)。すなわち、車両が減速状態に入るたびに、バッテリ平均電圧Vavが算出されて、基準発電電圧の値とフラグのON/OFFが更新される。そして、この最新の基準発電電圧の値とフラグのON/OFFに基づいて、その後の定速状態の発電制御及び加速時における発電抑制または発電抑制解除の制御が行われる。
このように、加速時においては、その直前の減速状態におけるバッテリの蓄電状態に応じて、発電を抑制するか抑制を解除するかが決定されるので、発電を早い段階で開始でき、バッテリの過放電状態に陥ることを抑制できる。また、発電を抑制するか抑制を解除するかは、目標発電電圧の変更で行うので、手順が簡便である。さらに、発電抑制の解除のときは、発電目標電圧を基準発電電圧Vm*に戻すので、再減速状態のときの発電目標電圧Vm=14.5Vとの間に余地があり、加速時のバッテリ電圧降下を抑制しつつ、再減速時の回生エネルギを有効に活用することができる。
図3は、本実施の形態の発電制御によるバッテリの放電深度特性を示す図で、横軸に時間を、縦軸に放電深度をとってある。ここで放電深度とは、バッテリの蓄電状態をアンペア・アワーで表し、フル充電のときのアンペア・アワーを分母とし、放電されたアンペア・アワーを分子としてその比を%で示したものである。比較のために、加速時において発電抑制のみを行った場合の放電深度特性も示した。図3から明らかなように、本実施の形態においては、回生発電状態におけるバッテリの平均電圧に基づいて加速時の発電抑制を行うかどうかを決定しているため、加速時に常に発電抑制を行う場合に比べ、バッテリが過放電状態とはならず、放電深度が一定値に収束することがわかる。
上記において、回生発電状態におけるバッテリの平均電圧を用いるものとして説明したが、回生発電がある程度の長い間行われない場合に備え、バッテリを常時監視し、電圧値があらかじめ定めたしきい値以下となるときは、基準発電電圧の値及びフラグのON/OFFを更新する手段をさらに設けてもよい。
また、上記において、基準発電電圧の値及びフラグのON/OFFの更新のためのVavのしきい値は、13.75Vと13.5Vとして説明したが、これらの値は、バッテリ温度により調整するものとしてもよい。バッテリの充放電反応は化学反応であるので、温度により調整することで、よりきめ細かくバッテリの蓄電状態を判定することが可能となる。
本発明に係る実施の形態における車両用発電機制御システムのブロック図である。 本発明に係る実施の形態における発電制御のフローチャートである。 本実施の形態の発電制御によるバッテリの放電深度特性を示す図である。
符号の説明
10 車両用発電機制御システム、12 エンジン、16 運転状態センサ、18 発電機、20 整流器、22 レギュレータ、24 バッテリ、26 電気的負荷、28 電圧センサ、30 コントローラ(車両用発電機制御装置)、32 運転状態判定部、34 バッテリ状態判定部、36 発電抑制制御部、38 サンプリングモジュール、40 平均電圧算出モジュール、42 抑制フラグ設定モジュール、44 基準発電電圧設定モジュール、46 目標発電電圧変更モジュール。

Claims (7)

  1. バッテリに電力を蓄電する車両用発電機の発電状態を車両の運転状態に応じて制御する制御装置であって、
    車両の運転状態について加速状態か又は減速状態かを判定する運転状態判定手段と、
    減速状態と判定されたときに、バッテリが所定の蓄電状態にあるか否かを判定するバッテリ状態判定手段と、
    バッテリ状態の判定結果に基づき、その後の加速状態において、車両用発電機の発電を抑制するか否かを決定する発電抑制制御手段と、
    を含むことを特徴とする車両用発電機制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用発電機制御装置において、
    バッテリ状態判定手段は、バッテリが高負荷状態あるいは低蓄電状態にあるときに、所定の蓄電状態にないと判定することを特徴とする車両用発電機制御装置。
  3. 請求項1に記載の車両用発電機制御装置において、
    発電抑制制御手段は、車両用発電機の目標発電電圧を変更することで、加速状態における発電の抑制を制御することを特徴とする車両用発電機制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両用発電機制御装置において、
    定速走行における目標発電電圧を基準発電電圧として、加速状態における目標発電電圧を基準発電電圧より低い電圧値に変更して発電を抑制することを特徴とする車両用発電機制御装置。
  5. 請求項4に記載の車両用発電機制御装置において、
    加速状態における発電目標電圧を基準発電電圧に戻すことで発電の抑制を解除することを特徴とする車両用発電機制御装置。
  6. 請求項1に記載の車両発電機制御装置において、
    バッテリ状態判定手段は、バッテリの電圧をサンプリング測定し、その時間平均電圧によりバッテリの状態を判定することを特徴とする車両用発電機制御装置。
  7. 請求項6に記載の車両用発電機制御装置において、
    定速走行における目標発電電圧である基準発電電圧は、バッテリの時間平均電圧に応じた値に設定されることを特徴とする車両用発電機制御装置。
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