JP2005057526A - 指向性アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作で、ステーションのアンテナを水平面内無指向性から、アクセスポイントの方向に比較的弱い指向性を持たせることができる指向性アンテナを提供する。
【解決手段】2個の棒状アンテナを直線に沿って上下二段に重なるように配置してなる一つの棒状アンテナ体と、該2個の棒状アンテナに個別給電するための同軸給電路とを備える。2個の棒状アンテナは、使用波長をλとして各給電点間における位相差が、実質上nλ±λ/4(nは整数)になるように配置されており、一つの棒状アンテナ体が該アンテナ支持体上で直立した姿勢では水平面内にアンテナ無指向性が実現維持され、一つの棒状アンテナ体が直立した姿勢から傾斜したときに、前記±λ/4の符号に対応して、該傾斜した方向に対して利得が増大又は減小するアンテナ指向特性が実現維持されるように構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アンテナの指向性を任意に設定できるアンテナ技術に関するものである。
無線LANにおいて、無線通信は通常アクセスポイントと呼ばれる親機とステーションと呼ばれる子機の間で行われる。アクセスポイント及びステーションでは、今まで水平面内無指向性の棒状のホイップアンテナ等が広く用いられてきた。これは、アクセスポイントにとってステーションがどの方向に存在するかが明確ではないので、全ての方向に感度を持たせることが必要なためである。
また、このホイップアンテナを1/2波長程度離しておき、強い電界強度が得られるどちらかのアンテナを選択して通信を行うダイバーシチが一般的に用いられている。これによりフェージングによる電界強度の劣化を改善している。水平面内無指向性のアンテナには、1/2波長ホイップアンテナやスリーブアンテナなどが広く用いられている。
近年、無線LANも比較的高周波である5GHz程度のものも製品化され、これらでは円偏波なども用いられる。しかしながら、円偏波アンテナでは水平面内無指向性にはならず、ホイップアンテナ等を用いる製品も多い。従来、ホイップアンテナ等棒状のアンテナのF/B比(前後比)を変えるには、放射器(Driver)の前面に導波器(Director)を配置し、背面に反射器(Reflector)を配置した八木アンテナの構造を持たせるか、または、アンテナの背後に適度な大きさの反射板を付加していた。F/B比の値はこの反射板の大きさ、あるいは太さで調節することが可能である。(例えば、非特許文献(1)参照)。
John Wiley & Sonsから1981年刊行、書籍「ANTENA THEORY AND DESIGN」の222頁"WIRE ANTENNAS",Fig.5−28およびFig.5−29とその説明。
このようなF/B比を持つアンテナは、導波器の数を増加するか、または、反射器の大きさを変えてそのF/B比の値を変えているため、簡単に変更することができなかった。
また、指向性の強い方向を変えるときにも、アンテナを回転させなければならず、比較的取扱いが面倒であった。
また、複数のアクセスポイントがゾーン構成する比較的規模の大きいシステムにおいては、通常、隣接ゾーンとは通信周波数を変えているが、使用できる周波数の数が限られるため、同じ周波数を繰り返し用いる構成となる。また、ステーションはその親機であるアクセスポイントが構成するゾーンエリアの境界付近に位置することも多い。そのため、このステーションと同一の周波数を用いる他のゾーンに属するステーションとの距離は、比較的短い場合がある。このとき、これらステーション間の同一チャネル干渉が問題となる。
この問題は実際のシステムに深刻なダメージを与えるものではないが、スループットの低下を引き起こし、システムの性能を劣化させる要因である。
特に、無線LANの急速な普及により、2.4GHz帯では、他システムとの干渉も増加すると考えられ、今後予想されるトラフィックに対して充分な周波数チャネルが確保されていないのが現状である。
これらの状況を考慮すると、ステーションと他システムの同一チャネル干渉も発生すると考えられ、他システムのスループットの低下を引き起こすことになる。
従って、同一チャネル干渉の低減は重要な課題であり、特に先に述べたようにステーションが係わる干渉はステーションがゾーン内に散在するため、問題は大きい。
本発明は、これらの問題を解決するために、簡単な操作で、ステーションのアンテナを水平面内無指向性から、アクセスポイントの方向に比較的弱い指向性を持たせることができる指向性アンテナを提供するものである。
この目的を達成するために、本発明による指向性アンテナは、2個の棒状アンテナを直線に沿って上下二段に重なるように配置してなる一つの棒状アンテナ体と、
該2個の棒状アンテナに個別給電するための同軸給電路とを備え、
前記2個の棒状アンテナは、使用波長をλとして各給電点間における位相差が、実質上nλ±λ/4(nは整数)になるように配置されており、
前記一つの棒状アンテナ体が該アンテナ支持体上で直立した姿勢では水平面内にアンテナ無指向性が実現維持され、前記一つの棒状アンテナ体が直立した姿勢から傾斜したときに、前記±λ/4の符号に対応して、該傾斜した方向に対して利得が増大又は減小するアンテナ指向特性が実現維持されるように構成されている。
また、本発明による指向性アンテナは、2個の棒状アンテナを直線に沿って上下二段に重なるように配置してなる一つの棒状アンテナ体と、
該2個の棒状アンテナに個別給電するための同軸給電路とを備え、
前記2個の棒状アンテナは、使用波長をλとして各給電点間における位相差が、実質上(mλ/2)±λ/4(mは奇数)になるように配置されており、
前記一つの棒状アンテナ体が該アンテナ支持体上で直立した姿勢では水平面内にアンテナ無指向性が実現維持され、前記一つの棒状アンテナ体が直立した姿勢から傾斜したときに、前記±λ/4の符号に対応して、該傾斜した方向に対して利得が増大又は減小するアンテナ指向特性が実現維持されるように構成されている。
前記同軸給電路は、単一の同軸給電路を分配合成器により二つの同軸給電路に接続し、該二つの同軸給電路が前記2個の棒状アンテナをそれぞれ給電するように構成することができる。
また、前記同軸給電路は、単一の同軸給電路により形成され、
前記二個の棒状アンテナのうち上段に配置される上段側棒状アンテナに対しては、該単一の同軸給電路の上端部が給電点となり、前記二個の棒状アンテナのうち下段に配置される下段側棒状アンテナに対しては当該下段側棒状アンテナに対向する位置で該単一の同軸給電路の外被に設けられた周回方向のスリットが給電点となるように構成することができる。
さらに、前記同軸給電路は、単一の同軸給電路により形成され、
前記二個の棒状アンテナのうち上段に配置される上段側棒状アンテナと下段に配置される下段側棒状アンテナに対しては当該上段側棒状アンテナと当該下段側棒状アンテナに、それぞれ、対向する位置で該単一の同軸給電路の外被に設けられた周回方向の各スリットが給電点となるように構成することができる。
前記一つの棒状アンテナ体は、
第一の端子,第二の端子及び第三の端子を有し、該第一の端子からの入力を該第二の端子と該第三の端子とに分配出力し、該第二の端子及び該第三の端子からの入力を該第一の端子に合成出力する分配合成器と、
前記第一の端子に一端が接続された第一の同軸給電路と、
前記第二の端子及び第三の端子に各一端が、それぞれ、接続された第二の同軸給電路及び第三の同軸給電路と、
該第二の同軸給電路の他端の外被導体に一端が接続されて前記第二の同軸給電路及び第三の同軸給電路が貫通するように配置された第一の円筒と、該第二の同軸給電路の他端の中心導体に一端が接続されて第三の同軸給電路が貫通するように配置された第二の円筒とを有し、前記第一の円筒と該第二の円筒との各他端間の長さが使用波長の(1/2)弱に相当するように形成された第一のスリーブアンテナと、
該第三の同軸給電路の他端の外被導体に一端が接続されて該第三の同軸給電路が貫通するように配置された第三の円筒と、 該第三の同軸給電路の他端の中心導体に一端が接続された放射導体とを有し、該第三の円筒と該放射導体との各他端間の長さが使用波長の(1/2)弱に相当するように形成された第二のスリーブアンテナと、
を備えた構成とすることができる。
また、前記一つの棒状アンテナ体は、
単一の同軸給電路と、
該単一の同軸給電路の外被導体にその周回方向に沿って設けられたスリットと、
該単一の同軸給電路が貫通するように配置されかつ前記スリットの位置に対向するように配置された第一の円筒を有し、該第一の円筒の両端の長さが使用波長の(1/2)弱に相当するように形成されたダイポールアンテナと、
該単一の同軸給電路の他端の外被導体に一端が接続されて該単一の同軸給電路が貫通するように配置された第二の円筒と、
該単一の同軸給電路の先端の中心導体に一端が接続された放射導体とを有し、該第二の円筒と該放射導体との各他端間の長さが使用波長の(1/2)弱に相当するように形成されたスリーブアンテナと、
を備えた構成をとることができる。
さらに、前記一つの棒状アンテナ体は、
単一の同軸給電路と、
該単一の同軸給電路の外被導体にその周回方向に沿って設けられた第一のスリットと、
該単一の同軸給電路の外被導体にその周回方向に沿って設けられた第二のスリットと、
該単一の同軸給電路が貫通するように配置されかつ前記第一のスリットの位置に対向するように配置された第一の円筒を有し、該第一の円筒の両端の長さが使用波長の(1/2)弱に相当するように形成された第一のダイポールアンテナと、
該単一の同軸給電路が貫通するように配置されかつ前記第二のスリットの位置に対向するように配置された第二の円筒を有し、該第二の円筒の両端の長さが使用波長の(1/2)弱に相当するように形成された第二のダイポールアンテナと、
を備えた構成をとることができる。ここで、単一の同軸給電路の先端には、終端抵抗を接続することができる。
前記一つの棒状アンテナ体を、直立した姿勢と傾斜した姿勢とをとり得るように支持するアンテナ支持手段を、さらに、備えることができる。
本発明は2段に配置したアンテナ素子間の位相差と傾けたことによる素子間距離を利用して、F/B比を持つアンテナを実現するものである。そしてその利得の高い方向は傾ける方向と一致するので、利得の高い方向を自由に変えることが可能である。そのため、本発明のアンテナを用い、アクセスポイントの方向に高いF/B比を持たせることが可能である。通常のゾーン設定では自局と同じ周波数を使う他ゾーンは、アクセスポイントの方向と逆側にある。そのため他ゾーンでの同一チャネル干渉を低減することができ、無線ネットワークのスループット向上などに寄与することができる。しかも最大F/B比を任意に設計することが可能であるので、F/B比をあまり高くしない無指向性アンテナに近い放射特性のアンテナとしても利用することができる。これは、たまたま、アンテナを傾けることを忘れた場合でも、通信にそれほど深刻な影響を与えない結果となる。
図1に本発明の第1の実施例を示す。図1は、本発明の原理を説明するための本発明のアンテナの断面図を模式的示す。図1において、1は高周波用同軸ケーブルであり、中央の線が中心導体であり、外側に外被導体を示している。3,4も同様に高周波用同軸ケーブルである。2は分配合成器であり、同軸ケーブル1から給電されたエネルギを同軸ケーブル3,4に分配し、同軸ケーブル3,4からのエネルギは同軸ケーブル1に合成する。5は同軸ケーブル3,4を覆うように配置された円筒状の導体であり、同軸ケーブル4の外被導体と短絡されている。ここで、5は円筒状の導体であるが、図が模式断面図であるため、図1のように示している。6は同軸ケーブル3を覆うように配置された円筒状の導体であり、同軸ケーブル4の中心導体と短絡されている。ここで、円筒状の導体5,6は同軸ケーブル4で給電されたスリーブアンテナとみなすことができる。スリーブアンテナは、通常同軸ケーブルで給電されるアンテナであり、構造が簡単で利得が比較的高く、しかも水平面内無指向性を実現できることから広く用いられている。スリーブアンテナは、円筒5の下端から、円筒6の上端までの長さが(1/2)波長弱で共振する。図1において、5,6で構成されるスリーブアンテナを第1段のスリーブアンテナとする。
同軸ケーブル3は、第1段のスリーブアンテナの放射特性に影響を与えないように、円筒5,6の中を通ってさらに上に伸びる。7は同軸ケーブル3を覆うように配置された円筒状の導体であり、同軸ケーブル3の外被導体と短絡されている。8は放射するための導体であり、同軸ケーブル3の中心導体と短絡されている。ここで、導体7,8は同軸ケーブル3で給電されたスリーブアンテナとみなすことができる。スリーブアンテナは、円筒7の下端から、放射導体8の上端までの長さが(1/2)波長弱で共振する。図1において、7,8で構成されるスリーブアンテナを第2段のスリーブアンテナとする。
本発明による指向性アンテナの基本構成は、上記のように給電されたエネルギを2つに分配してそれぞれを2つのスリーブアンテナに供給して、上下2段に重ねるものである。このアンテナにおいて、第1段のスリーブアンテナの給電点は10である。また、第2段のスリーブアンテナの給電点は9である。この2つのスリーブアンテナは、同軸ケーブル3の位置11から位置9までの長さの位相差を持つ。ここで、この位相差が波長の整数倍ならば、2つのスリーブアンテナは同相(位相差0)とする。本発明では、この位相差を約90度にする。ここで2つのアンテナの位相差を90度にするには、同軸ケーブル3の位置11から位置9までの長さを調整することによって行う。2つのスリーブアンテナを給電するとき、位相差の90度からのずれと本発明のアンテナの特性に関しては後に述べる。
次に、本発明のアンテナを傾けた場合について説明する。図2に図1に示すアンテナを傾けた場合を示している。2つのスリーブアンテナの位相差は、スリーブアンテナの第2段がスリーブアンテナの第1段より90度遅れる場合について説明する。ここで、dは共振周波数の1/4波長とする。この場合の1/4波長は、期待値であるが、実用上は1/4波長に完全に等しくすることはできないので、実質上1/4波長に相当する値であれば以下に、説明の期待する効果が得られる。
このとき方向21の電磁波は、方向22の電磁波と重なり合う。スリーブアンテナの第1段から放射された電磁波は距離d進む間に位相が1/4波長(90度)遅れる。スリーブアンテナの第1段から放射された電磁波が位置点25に到達したとき、スリーブアンテナの第2段の電磁波は、90度の位相が遅れているため、スリーブアンテナの第1段の電磁波と同相になる。これにより、方向21の電磁波と方向22の電磁波は強めあい、利得は高くなる。
一方、方向23の電磁波は、方向24の電磁波と重なり合う。スリーブアンテナの第2段から放射された電磁波は距離d進む間に位相が1/4波長(90度)遅れる。スリーブアンテナの第2段から放射された電磁波が位置点26に到達したとき、スリーブアンテナの第2段の電磁波は、もともと90度位相が遅れているため、スリーブアンテナの第1段の電磁波と逆相(180度)になる。これにより、方向23の電磁波と方向24の電磁波はキャンセルし、利得は低くなる。
距離1/4波長離した2つのアンテナを位相差90度で給電させるときの指向性が単方向になることは、一般的にカージオイド特性として知られている。
本発明ではこの原理を応用したものである。アンテナを傾けることによって指向性のF/B比(フロント/バック比:前後比)を変えることが可能である。しかも、アンテナを傾けないときには、水平面内無指向性を実現し維持することができる。また、アンテナを傾けると、傾けた方向に高い利得を持ち、逆の方向には低い利得を持つアンテナになる。さらに、この傾ける角度によってそのF/B比を変えることが可能である。実験によれば、F/B比は最大10dB程度になる。
また、2つのスリーブアンテナの位相差が90度ではなく、同相であると仮定すると、傾けない状態で水平方向の利得が最も高くなる。これはまさにコリニアアンテナの原理である。これにより、2つのスリーブアンテナの位相差を90度より小さく設計することによって、最大F/B比を小さくさせることも可能であることがわかる。これは、F/B比を比較的小さく設定することにより、アクセスポイントの方向が明確でないときなどにアンテナを傾けない使い方も可能であることを意味する。
第1の実施例では、スリーブアンテナの第1段に比べて第2段の位相を90度遅らせているが、第2段に比べて第1段の位相を90度遅らせても同様の効果がある。但し、この場合には、アンテナを傾けた方向の利得が弱くなる。
図3に本発明のアンテナを傾けないで使った場合(a)、傾けて使った場合(b)を示している。図3(a)は水平内無指向性を示す。31はアンテナの位置であり、32は指向性である。これを35の方向に傾けると、指向性は34のようになる。33はアンテナの位置である。この場合には、アンテナは35の方向に高い利得を持ち、逆方向には低い利得を持つ。傾ける方向を変えれば、利得の高い方向を自由に設定することができる。
次に、このアンテナをステーションに用いた場合の構成と問題点の解決方法を説明する。ステーションは通常半固定的に設置されることを想定する。デスクトップパソコンあるいはノートパソコンなどで無線LANを用いる場合である。従来これらのステーションには水平面内無指向性、あるいは感度の比較的低いチップアンテナが用いられてきた。チップアンテナの場合には感度が比較的低いので、遠方にあるアクセスポイントとの通信に問題があった。また、水平面内無指向性のアンテナを用いる場合には、アクセスポイントと逆方向への放射が同一チャネル干渉を引き起こしていた。ここに本発明のアンテナを採用し、ステーションからアクセスポイントの方向にアンテナを傾けることにより、アクセスポイントの方向の利得を増加させるので、アクセスポイントとの通信品質を向上させ、アクセスポイントと逆方向への電磁波を低減させるので、同一チャネル干渉を低減させることができる。
また、最大F/B比を調節することができるので、比較的水平面内無指向性に近く設定しておけば、アンテナを傾けないまま使用する場合でも、ほとんど問題にならない。最大F/B比は、ほとんど固定した場所で使用する場合か、頻繁に移動する場合かによって決定してもよい。 また、人体の側に電磁波を弱く放射する使い方もある。
図4に本発明の第2の実施例を示す。図4は本発明の第2の実施例において原理を説明するため、アンテナの断面図を模式的に示す。図4において、41は高周波用同軸ケーブルであり、中央の線が中心導体であり、外側に外被導体を示している。43は高周波用同軸ケーブル41の外被導体に設けられた周回方向のスリットである。これは、外被導体から円管状に外皮導体を取り除いたものである。42は、スリット43に対向する位置で、同軸ケーブル41を覆うように配置された円筒状の導体である。ここで、42は円筒状の導体であるが、図が模式的断面図のため、図4のように示している。
このアンテナはスリット43からの漏れ電磁波を円筒状導体42で共振させる構造のアンテナであり、電磁結合同軸ダイポールアンテナと呼ばれる。円筒状導体42の長さが(1/2)波長で共振する。このアンテナの原理は文献〔IEEE AP VOL.47, No.11 pp1716−1726,1999 ”Electromagnetically Coupled Coaxial Dipole Array Antenna”〕に詳述されている。
44は同軸ケーブル41を覆うように配置された円筒状の導体であり、同軸ケーブル41の外被導体と短絡されている。45は、放射するための導体であり、同軸ケーブル41の中心導体と短絡されている。ここでは、導体44,45は同軸ケーブル41で給電されたスリーブアンテナである。スリーブアンテナは円筒状の導体44の下端から、放射導体45の上端までの長さが(1/2)波長弱で共振する。
第2の実施例の基本構成は、アンテナに給電されたエネルギをまず電磁結合同軸ダイポールアンテナに供給して、更にある位相だけずらしてスリーブアンテナに供給するものである。この位相差は以下のように設定する。本アンテナにおいて、電磁結合同軸ダイポールアンテナの給電点は43であり、スリーブアンテナの給電点は46である。この2つのアンテナは、同軸ケーブル41の位置43から位置46までの電気長の位相差を持つ。ここで、2つのアンテナが、最初から半波長ずれて励振されているので、前記の位相差が半波長の奇数(m)倍ならば、2つのアンテナは同相(位相差0)である。本発明ではこの位相差を90度にする。ここで2つのアンテナの位相差を90度にするには、同軸ケーブル41の位置43から位置46までの電気長を調整することによって行う。2つのアンテナを給電するとき、位相差の90度からのずれと第2の実施例のアンテナの特性に関しては第1の実施例と同じである。
次に、本発明の第2の実施例のアンテナを傾けた場合について説明する。図5に図4に示すアンテナを傾けた場合について示してある。2つのアンテナの位相差が、スリーブアンテナが電磁結合同軸ダイポールアンテナより90度遅れる場合について説明する。ここで、dは共振周波数の1/4波長とする。
このとき、方向51の電磁波は、方向52の電磁波と重なり合う。電磁結合同軸ダイポールアンテナから放射された電磁波は距離dだけ進む間に位相が1/4波長(90度)遅れる。電磁結合同軸ダイポールアンテナから放射された電磁波が位置55に到達したとき、スリーブアンテナの電磁波は、90度位相が遅れているため、電磁結合同軸ダイポールアンテナの電磁波と同相となる。これにより、方向51の電磁波と方向52の電磁波は強めあい、利得は高くなる。
一方、方向53の電磁波は、方向54の電磁波と重なり合う。スリーブアンテナから放射された電磁波は距離dだけ進む間に位相が1/4波長(90度)遅れる。スリーブアンテナから放射された電磁波が位置56に到達したとき、スリーブアンテナの電磁波は、もともと90度位相がおくれているため電磁結合同軸ダイポールアンテナの電磁波と逆相(180度)になる。これより方向53の電磁波と方向54の電磁波はキャンセルし、利得は低くなる。
このことにより、第2の実施例のアンテナは第1の実施例のアンテナと同じ働きをすることがわかる。
図6を参照して本発明の第3の実施例を示す。この図6は、本発明の第3の実施例の構成を説明するためのアンテナの模式断面図である。図6において、61は高周波用同軸ケーブルであり、中央の線が中心導体であり、外側に外被導体を示している。63,65は高周波用同軸ケーブル61の外皮導体に設けられた周回上のスリットである。これは外皮導体から円管状に外皮導体を取り除いたものである。62,64は、スリット63,65にそれぞれ対する位置で、同軸ケーブル61を覆うように配置された円筒状の導体である。ここで、62,64は円筒状の導体であるが、図が模式的断面図であるため、図6のように示している。
これら2つのアンテナは電磁結合同軸ダイポールアンテナであり、第2の実施例の電磁結合同軸ダイポールアンテナと同様の構造であり、同じ原理で共振する。
66は同軸を通ってきたエネルギの反射を防ぐための終端抵抗であり、同軸ケーブルの特性インピーダンスと等しくする。通常は50オームまたは75オームである。
第3の実施例の基本構成は、アンテナに給電されたエネルギをまず下段の電磁結合同軸ダイポールアンテナに供給して、更にある位相だけずらして上段の電磁結合同軸ダイポールアンテナに供給するものである。また、スリット65から更に上方へ通り抜けるエネルギに関しては終端抵抗66で熱に変換して、反射しないようにする。このとき、2つのアンテナの位相差は以下のように考える。本アンテナ系において、下段の電磁結合同軸ダイポールアンテナの給電点は63である。また、上段の電磁結合同軸ダイポールアンテナの給電点は65である。この2つのアンテナは、同軸ケーブル61の位置63から位置65までの電気長の位相差を持つ。ここで、この位相差が波長の整数倍ならば、2つのスリーブアンテナは同相(位相差0)とする。本発明ではこの位相差を約90度にする。ここで2つのアンテナの位相差を90度にするには、同軸ケーブル61の位置63から位置65までの電気長を調整することによって行う。2つのアンテナを給電するとき、位相差が90度からずれるときの特性に関しては、第1の実施例と同じである。
次に本発明において、第3の実施例のアンテナを傾けた場合について説明する。図7に図6に示すアンテナを傾けた状態を示している。まず、2つのアンテナの位相差は、上段の電磁結合同軸ダイポールアンテナが下段の電磁結合同軸ダイポールアンテナより90度遅れる場合について説明する。ここで、dは共振周波数の1/4波長とする。
このとき方向71の電磁波は、方向72の電磁波と重なり合う。下段の電磁結合同軸ダイポールアンテナから放射された電磁波は距離d進む間に位相が1/4波長(90度)遅れる。
下段の電磁結合同軸ダイポールアンテナから放射された電磁波が位置75に到達したとき、上段の電磁結合同軸ダイポールアンテナの電磁波は、90度位相が遅れているため、下段の電磁結合同軸ダイポールアンテナの電磁波と同相になる。これにより、方向71の電磁波と方向72の電磁波は強め合い、利得は高くなる。
一方、方向73の電磁波は、方向74の電磁波と重なり合う、上段の電磁結合同軸ダイポールアンテナから放射された電磁波は距離d進む間に位相が1/4波長(90度)遅れる。上段の電磁結合同軸ダイポールアンテナから放射された電磁波が位置76に到達したとき、上段の電磁結合同軸ダイポールアンテナの電磁波は、もともと90度位相が遅れているため、下段の電磁結合同軸ダイポールアンテナの電磁波と逆相(180度)になる。これより方向73の電磁波と方向74の電磁波はキャンセルし、利得は低くなる。
このことにより、第3の実施例のアンテナは第1,第2の実施例のアンテナと同様の働きをする。
図8に機構部の一部の一例を示す。回転し、仰角を自由に変えることのできる構造は様々なものがあり、これは一例である。この例では仰角はある角度以上は小さくならないようになっており、このように最大限に倒したときにF/B比を最大にすることが可能である。
図8において、81は棒状アンテナ体であり、この中に本発明のアンテナを固定する。棒状アンテナ体81の下部は不完全な球形をしており、しかも内部が空洞である。82は仰角を変化させるための支持体であり、やはりほぼ球形をしており、棒状アンテナ体81の下部の球形部分81aを支える構造になっている。棒状アンテナ体81の下部の球形部分(81a)と支持体82の球形をある程度摩擦の生じる構成にすると、任意の仰角で固定が可能でしかも手動で仰角を変えることが可能である。83は支持体82に設けられた切り込みであり、これに沿って、棒状アンテナ体81の仰角を変更させる。この切り込み83の下端により停止させられるまで棒状アンテナ体81は傾くことができる。
85は支持体82を支持する支持台であり、支持体82と支持台85間を相対的に回転させることが可能である。これにより、棒状アンテナ体81の水平面内の回転角度を自由に手動で設定できる。
本発明によるアンテナは下部が同軸ケーブルになっているため、折り曲げ可能な同軸ケーブルを用いれば、図8の機構部の変化に本発明のアンテナは充分に追随できる。
アンテナの回転及び仰角の制御は手動で行うのが最も簡単な方法であるが、モータ等を用いた駆動制御を行うこともできる。その場合には、図9のようなラックとモータを用いた駆動機構を採用することができる。図9において、86は円弧状のラックであり、87はモータである。また88はラック86を仰角方向に駆動するためのねじ歯車であり、このモータ87が回転することによるねじ歯車88が回転することによりラック86が球形部分81aの球形面に沿って駆動される。これにより、棒状アンテナ体81の仰角が変化する。水平面内の回転方向にもモータを用いた制御系を構築すれば、回転方向も自動で駆動することが可能である。
本発明による指向性アンテナは、無線LANの端局装置における送受信アンテナとして用いて有用である。
本発明の第1の実施例の直列姿勢を示す縦断面略図である。 本発明の第1の実施例の傾斜姿勢を示す縦断面略図である。 本発明によるアンテナの直立姿勢でのアンテナ指向特性(a)と傾斜姿勢でのアンテナ指向特性(b)を示す図である。 本発明の第2の実施例の直立姿勢を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施例の傾斜姿勢を示す縦断面図である。 本発明の第3の実施例の直立姿勢を示す縦断面図である。 本発明の第3の実施例の傾斜姿勢を示す縦断面図である。 本発明によるアンテナの姿勢制御機能付支持機構例を示す外観斜視図(a)と縦断面図である。 図8に示す支持機構に用いる駆動手段例を示す縦断面図である。
符号の説明
1 高周波用同軸ケーブル
2 分配合成器
3,4 高周波用同軸ケーブル
5,6,7 円筒状の導体
8 放射するための導体
9,10 給電点
11 位置
21,22,23,24 方向
25,26 位置点
31,33 アンテナの位置 32,34 指向性
35 方向
41 高周波用同軸ケーブル
43 スリット
44,45 スリーブアンテナ
46 位置
51,52,53,54 方向
55,56 位置
61 高周波同軸ケーブル
62,64 円筒導体
63,65 スリット
66 終端抵抗
71,72,73,74 方向
75,76 位置
81a 球形部分
82 支持体
83 切り込み
85 支持台
86 円弧状のラック
88 ねじ歯車

Claims (10)

  1. 2個の棒状アンテナを直線に沿って上下二段に重なるように配置してなる一つの棒状アンテナ体と、
    該2個の棒状アンテナに個別給電するための同軸給電路とを備え、
    前記2個の棒状アンテナは、使用波長をλとして各給電点間における位相差が、実質上nλ±λ/4(nは整数)になるように配置されており、
    前記一つの棒状アンテナ体が該アンテナ支持体上で直立した姿勢では水平面内にアンテナ無指向性が実現維持され、前記一つの棒状アンテナ体が直立した姿勢から傾斜したときに、前記±λ/4の符号に対応して、該傾斜した方向に対して利得が増大又は減小するアンテナ指向特性が実現維持されるように構成された指向性アンテナ。
  2. 2個の棒状アンテナを直線に沿って上下二段に重なるように配置してなる一つの棒状アンテナ体と、
    該2個の棒状アンテナに個別給電するための同軸給電路とを備え、
    前記2個の棒状アンテナは、使用波長をλとして各給電点間における位相差が、実質上(mλ/2)±λ/4(mは奇数)になるように配置されており、
    前記一つの棒状アンテナ体が該アンテナ支持体上で直立した姿勢では水平面内にアンテナ無指向性が実現維持され、前記一つの棒状アンテナ体が直立した姿勢から傾斜したときに、前記±λ/4の符号に対応して、該傾斜した方向に対して利得が増大又は減小するアンテナ指向特性が実現維持されるように構成された指向性アンテナ。
  3. 前記同軸給電路は、単一の同軸給電路を分配合成器により二つの同軸給電路に接続し、該二つの同軸給電路が前記2個の棒状アンテナをそれぞれ給電するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の指向性アンテナ。
  4. 前記同軸給電路は、単一の同軸給電路により形成され、
    前記二個の棒状アンテナのうち上段に配置される上段側棒状アンテナに対しては、該単一の同軸給電路の上端部が給電点となり、前記二個の棒状アンテナのうち下段に配置される下段側棒状アンテナに対しては当該下段側棒状アンテナに対向する位置で該単一の同軸給電路の外被に設けられた周回方向のスリットが給電点となるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の指向性アンテナ。
  5. 前記同軸給電路は、単一の同軸給電路により形成され、
    前記二個の棒状アンテナのうち上段に配置される上段側棒状アンテナと下段に配置される下段側棒状アンテナに対しては当該上段側棒状アンテナと当該下段側棒状アンテナに、それぞれ、対向する位置で該単一の同軸給電路の外被に設けられた周回方向の各スリットが給電点となるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の指向性アンテナ。
  6. 前記一つの棒状アンテナ体は、
    第一の端子,第二の端子及び第三の端子を有し、該第一の端子からの入力を該第二の端子と該第三の端子とに分配出力し、該第二の端子及び該第三の端子からの入力を該第一の端子に合成出力する分配合成器と、
    前記第一の端子に一端が接続された第一の同軸給電路と、
    前記第二の端子及び第三の端子に各一端が、それぞれ、接続された第二の同軸給電路及び第三の同軸給電路と、
    該第二の同軸給電路の他端の外被導体に一端が接続されて前記第二の同軸給電路及び第三の同軸給電路が貫通するように配置された第一の円筒と、該第二の同軸給電路の他端の中心導体に一端が接続されて第三の同軸給電路が貫通するように配置された第二の円筒とを有し、前記第一の円筒と該第二の円筒との各他端間の長さが使用波長の(1/2)弱に相当するように形成された第一のスリーブアンテナと、
    該第三の同軸給電路の他端の外被導体に一端が接続されて該第三の同軸給電路が貫通するように配置された第三の円筒と、 該第三の同軸給電路の他端の中心導体に一端が接続された放射導体とを有し、該第三の円筒と該放射導体との各他端間の長さが使用波長の(1/2)弱に相当するように形成された第二のスリーブアンテナと、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の指向性アンテナ。
  7. 前記一つの棒状アンテナ体は、
    単一の同軸給電路と、
    該単一の同軸給電路の外被導体にその周回方向に沿って設けられたスリットと、
    該単一の同軸給電路が貫通するように配置されかつ前記スリットの位置に対向するように配置された第一の円筒を有し、該第一の円筒の両端の長さが使用波長の(1/2)弱に相当するように形成されたダイポールアンテナと、
    該単一の同軸給電路の他端の外被導体に一端が接続されて該単一の同軸給電路が貫通するように配置された第二の円筒と、
    該単一の同軸給電路の先端の中心導体に一端が接続された放射導体とを有し、該第二の円筒と該放射導体との各他端間の長さが使用波長の(1/2)弱に相当するように形成されたスリーブアンテナと、
    を備えていることを特徴とする請求項2に記載の指向性アンテナ。
  8. 前記一つの棒状アンテナ体は、
    単一の同軸給電路と、
    該単一の同軸給電路の外被導体にその周回方向に沿って設けられた第一のスリットと、
    該単一の同軸給電路の外被導体にその周回方向に沿って設けられた第二のスリットと、
    該単一の同軸給電路が貫通するように配置されかつ前記第一のスリットの位置に対向するように配置された第一の円筒を有し、該第一の円筒の両端の長さが使用波長の(1/2)弱に相当するように形成された第一のダイポールアンテナと、
    該単一の同軸給電路が貫通するように配置されかつ前記第二のスリットの位置に対向するように配置された第二の円筒を有し、該第二の円筒の両端の長さが使用波長の(1/2)弱に相当するように形成された第二のダイポールアンテナと、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の指向性アンテナ。
  9. 前記単一の同軸給電路の先端には、終端抵抗が接続されていることを特徴とする請求項8に記載の指向性アンテナ。
  10. 前記一つの棒状アンテナ体を、直立した姿勢と傾斜した姿勢とをとり得るように支持するアンテナ支持手段を、さらに、備えたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の指向性アンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009118406A (ja) * 2007-11-09 2009-05-28 Toshiba Corp アンテナ装置、無線タグ読み取り装置および物品管理システム
JP2020167553A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 日鉄テックスエンジ株式会社 アンテナ装置

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