JP2005055769A - 電子カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 フォーカスモードに関する操作の煩雑さを軽減することが可能な電子カメラを提供する。
【解決手段】 撮影システムの支持台にデジタルカメラを装着した状態で被写体載置面に載置された被写体を撮影する書画撮影モードにおいて、デジタルカメラの起動時にオートフォーカスを行う(ステップSP31)。また、撮影条件の変更が検出された場合(ステップSP38)にも、オートフォーカスを行う(ステップSP31)。このように、オートフォーカスモードへの切替指示が操作者によって明示的に与えられていないときでも、自動的にオートフォーカス動作が行われる。
【選択図】図12

Description

本発明は、デジタルカメラなどの電子カメラに関する。
電子カメラを書画撮影システムに利用することが提案されている(例えば、特許文献1)。この電子カメラは、比較的近距離の被写体載置面に載置された書画を撮影し、その書画の画像データを得ることができる。
また、フォーカスモードとして、オートフォーカスモード(AFモードとも称する)およびマニュアルフォーカスモード(MFモードとも称する)を有し、AFモードおよびMFモードを相互に切り替える操作部を有する電子カメラも知られている。
特開平5−167899号公報
ところで、上記のようなAFモードおよびMFモードの両モードを有する電子カメラを、書画撮影システムに適用することが想定される。この場合において、一方のモードのみを用いることも可能ではあるが、両モードをその特質に応じて適宜に切り替える操作が求められることがある。
具体的には、MFモードは、AFモードに比べて、ピント合わせが煩雑であるけれども、微妙なフォーカス調整が可能であるという特質を有している。そのため、AFモードで簡易にピント合わせを行う一方で、MFモードで微妙なフォーカス調整を行うという操作を行いたいという要求が存在することがある。そして、この場合には、操作者が両モードを適宜に切り替える操作を行うことになる。
しかしながら、このような両モードの切替操作は非常に煩雑であるという問題がある。特に、書画撮影において、各被写体に応じてその撮影条件を変更しながら、複数の被写体を次々に撮影する場合には、このような切替操作が頻繁に行われるため、この問題が顕著になる。
そこで、この発明は、フォーカスモードに関する操作の煩雑さを軽減することが可能な電子カメラを提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、撮影システムの支持台に着脱可能な電子カメラであって、前記電子カメラを前記支持台に装着した状態で被写体載置面に載置された被写体を撮影する書画撮影モードと、当該書画撮影モードとは異なる他のモードとを切り替える撮影モード切替手段と、マニュアルフォーカスモードとオートフォーカスモードとの間でのフォーカスモードの切替指示を操作者から受け付ける操作手段と、撮影条件の変更を検出する検出手段と、前記電子カメラの撮影モードが前記書画撮影モードに設定されている場合には、前記オートフォーカスモードへの切替指示が前記操作手段によって受け付けられていないときであっても、前記撮影条件の変更が検出されたことに応答して前記電子カメラのオートフォーカスを行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子カメラにおいて、前記撮影条件の変更は、前記電子カメラの姿勢角度に関する変更を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の電子カメラにおいて、前記撮影条件の変更は、前記電子カメラの前記被写体載置面からの高さに関する変更を含むことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子カメラにおいて、前記撮影条件の変更は、前記電子カメラの焦点距離に関する変更を含むことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、撮影システムの支持台に着脱可能な電子カメラであって、前記電子カメラを前記支持台に装着した状態で被写体載置面に載置された被写体を撮影する書画撮影モードと、当該書画撮影モードとは異なる他のモードとを切り替える撮影モード切替手段と、マニュアルフォーカスモードとオートフォーカスモードとの間でのフォーカスモードの切替指示を操作者から受け付ける操作手段と、前記電子カメラの撮影モードが前記書画撮影モードに設定されている場合には、オートフォーカスモードへの切替指示が操作手段によって受け付けられていないときであっても、前記電子カメラの起動時に前記電子カメラのオートフォーカスを行う制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1または請求項5に記載の電子カメラにおいて、前記制御手段は、前記オートフォーカスを行った後には、前記電子カメラのフォーカスモードをマニュアルフォーカスモードに設定することを特徴とする。
請求項1から請求項4、および請求項6に記載の発明によれば、電子カメラの撮影モードが書画撮影モードに設定されている場合には、オートフォーカスモードへの切替指示が操作手段によって受け付けられていないときであっても、撮影条件の変更が検出されたことに応答して、電子カメラのオートフォーカスが行われるので、フォーカスモードに関する操作の煩雑さを軽減することができる。
また、請求項5および請求項6に記載の発明によれば、電子カメラの撮影モードが書画撮影モードに設定されている場合には、オートフォーカスモードへの切替指示が操作手段によって受け付けられていないときであっても、電子カメラの起動時に電子カメラのオートフォーカスが行われるので、フォーカスモードに関する操作の煩雑さを軽減することができる。
特に、請求項2に記載の発明によれば、電子カメラの姿勢角度に関する変更に応じて自動的にオートフォーカスが行われるので、操作が容易である。
また特に、請求項3に記載の発明によれば、電子カメラの被写体載置面からの高さに関する変更に応じて自動的にオートフォーカスが行われるので、操作が容易である。
また特に、請求項4に記載の発明によれば、電子カメラの焦点距離に関する変更に応じて自動的にオートフォーカスが行われるので、操作が容易である。
また特に、請求項6に記載の発明によれば、オートフォーカスが行われた後には、フォーカスモードがマニュアルフォーカスモードに自動的に設定されるので、マニュアルフォーカスによるフォーカスの微調整を簡易な操作で行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<撮影システムの全体構成>
図1は、第1実施形態に係る撮影システム1の全体構成を示す図である。
撮影システム1は、書画(ドキュメント)や小物品などの被写体OBを被写体載置場所Pに載置し、当該被写体載置場所Pの上方の比較的近距離から、当該被写体OBを撮影するダウンフェース撮影用の近接撮影システムである。また、撮影システム1は、被写体載置場所Pに載置された紙原稿等の被写体OBを一定の距離を保ちながら撮影して、電子的な静止画像データを生成可能なように構成される。撮影システム1は、後述するインターフェースに電気的に接続されたプロジェクタやディスプレイ等の表示装置に、生成した静止画像データを出力可能である。
撮影システム1は、被写体OBの像を光電変換して電子的な静止画像データを生成するデジタルカメラ(電子カメラ)10と、デジタルカメラ10を被写体OBから一定距離だけ上方に離れた位置に支持する支持台20と、デジタルカメラ10で生成した電子的な静止画像データを視認可能に表示する表示装置30と、支持台20および表示装置30を電気的に接続する接続ケーブル40とを備える。デジタルカメラ10は、図5に示すように、支持台20から着脱可能であり、分離された場合は、比較的に遠方に位置する被写体の撮影も可能な通常のデジタルカメラとして使用可能である。支持台20は、被写体載置場所Pの辺縁に沿って伸びた接地脚を持つ、ダウンフェース撮影用のカメラ支持スタンドである。
以下では、撮影システム1を構成するデジタルカメラ10、支持台20および表示装置30の構成をまず別々に説明する。その後に、撮影システム1の撮影動作を説明する。
<デジタルカメラの構成>
図2および図3は、第1実施形態に係るデジタルカメラ10の外観構成を示す図である。図2はデジタルカメラ10をその前面側からみた斜視図であり、図3はデジタルカメラ10をその背面側からみた斜視図である。
図2に示すように、デジタルカメラ10の前面側には、被写体像を取得するための撮影レンズ101が設けられている。この撮影レンズ101は、その焦点距離および合焦状態に関する調整機能を有している。
また、デジタルカメラ10の前面側には、撮影時に被写体に照明光を照射する内蔵フラッシュ109が設けられている。内蔵フラッシュ109は、デジタルカメラ10の筐体内に設けられて、デジタルカメラ10と一体化されている。
さらに、デジタルカメラ10は光学ファインダを備えており、デジタルカメラ10の前面には、光学ファインダのファインダ対物窓151が設けられている。
また、デジタルカメラ10の上面側には電源スイッチ152とシャッタボタン153とが設けられている。電源スイッチ152は、電源のオン状態とオフ状態とを切り替えるためのスイッチである。この電源スイッチ152を1回押下するたびに、オン状態とオフ状態とが順次に切り替わっていく。シャッタボタン153は、半押し状態(状態ST1とも称する)と全押し状態(状態ST2とも称する)とが検出可能な2段階スイッチになっている。このシャッタボタン153を全押し状態ST2にまで押下することによって被写体に関する画像を取得できる。
また、デジタルカメラ10の側面には、インターフェース110が設けられている。インターフェース110は、たとえばUSB規格のインターフェースであり、電気的に接続されたパーソナルコンピュータやプリンタやプロジェクタ等の外部機器へ画像データを出力したり、制御信号を送受信することが可能である。この端子があるために、デジタルカメラ10は、支持台20と分離して単独で使用した場合でも、外部機器と接続して使用できる。
また、図2に図示しないデジタルカメラ10の別の側面には、挿抜自在な記憶媒体であるメモリカード113を装着するカードスロットと、デジタルカメラ10の電源となる電池117を内蔵させる電池室とが設けられる。カードスロットおよび電池室は、デジタルカメラ10の筐体表面に設けられたクラムシェルタイプの蓋により開閉自在となっている。
一方、図3に示すように、デジタルカメラ10の背面側には、撮影画像のモニタ表示および記録画像の再生表示等を行うための液晶モニタ112が設けられる。また、デジタルカメラ10の背面側には、光学ファインダのファインダ接眼窓154が設けられる。操作者は、液晶モニタ112またはファインダ接眼窓154によって被写体を確認しつつ撮影を行う。
さらに、デジタルカメラ10の背面側には、メニューボタン156が設けられており、撮影モード時にメニューボタン156が押下されると、種々の条件を設定するためのメニュー画面が液晶モニタ112に表示される。
さらに、デジタルカメラ10の背面側には、実行ボタン157と、液晶モニタ112における表示カーソルを4方向に移動させるための十字カーソルボタン158U,158D,158R,158Lで構成されるコントロールボタン158とが設けられる。実行ボタン157およびコントロールボタン158を用いて各種撮影パラメータの設定操作が行われる。
さらに、デジタルカメラ10の背面側には、「撮影モード」と「再生モード」との間でデジタルカメラ10の動作モードを切り替えるモード切り替えバー159が設けられる。モード切り替えバー159は、2接点のスライドスイッチであり、図3において右にセットすると、デジタルカメラ10の動作モードは「撮影モード」に設定され、左にセットすると「再生モード」に設定される。
動作モードが「撮影モード」に設定されると、CCD103(後述)に結像している被写体像の画像データが比較的高速に更新されながら液晶モニタ112に連続的に表示される(いわゆるライブビュー表示)。また、シャッタボタン153の操作によって撮影を行って被写体に関する画像データを生成することが可能となる。「撮影モード」においては、十字カーソルボタン158U,158Dを押下することによって、撮影レンズ101の焦点距離(ズーム倍率)を変更することが可能である。
一方、動作モードが「再生モード」に設定されると、メモリカード113に記録された画像データが読み出されて液晶モニタ112に再生表示される。再生表示される画像は、コントロールボタン158Rおよび158Lで選択可能である。
また、デジタルカメラ10の底面には、支持台20との機械的な結合に用いられる結合部160と、支持台20と結合されたことを検知する結合検知部114と、制御信号やデジタルカメラ10が生成した画像データを送受信するデータ送受信部115とが設けられる。
結合部160は導電性の金属部材からなる。該金属部材には、底面に垂直な円筒穴が形成されており、円筒穴の内面にねじ溝が切られてめねじとなっている。これは、汎用の三脚にデジタルカメラを固定する際に使用されるねじ穴と兼用されており、三脚取り付け用の取り付け部として使用できる。支持台20のカメラ支持部250に設けられたおねじ251(後述)が、このめねじと螺合することによって、デジタルカメラ10は支持台20と機械的に結合される。さらに、結合部160は、該金属部材がデジタルカメラ10の内部の電子回路の基準電位点(以後、GNDと略記する)と電気的に接続されており、デジタルカメラ10と支持台20との内部の電子回路のGNDを共通にする役割も兼ねている。
結合検知部114およびデータ送受信部115は、デジタルカメラ10と支持台20とが機械的に結合されたときに、支持台20に設けられた信号ピン(後述)との間で電気的な導通が得られるように構成された電気接点を備える。ここで、結合部160によってデジタルカメラ10と支持台20とのGNDが共通化されているので、結合検知部114およびデータ送受信部115の電気接点は、それぞれひとつだけで構成することも可能である。
次に、デジタルカメラ10の機能構成を説明する。図4は、デジタルカメラ10の機能構成を示すブロック図である。
図4に示すように、デジタルカメラ10は、被写体像を結像させる撮影レンズ101を備える。撮影レンズ101は、被写体の合焦状態を変化させるために、フォーカシングレンズが移動可能となっている。また、撮影レンズ101は、ズームレンズが移動可能となっており、その焦点距離を変更することによって、被写体のズーム倍率(画角)を変更することが可能である。さらに、撮影レンズ101は、入射光量を変化させるために、絞りの開口径が調整可能となっている。
レンズ駆動部102は、後に詳述する全体制御部120から入力される制御信号にしたがって、フォーカシングレンズおよびズームレンズの移動、ならびに絞りの開口径の調整を行う。
CCD103は、撮影レンズ101の後方適所に設けられる撮像素子である。CCD103は、撮影レンズ101によって結像された被写体像をR(赤),G(緑),B(青)の各色成分の画像信号(各画素から出力された画素信号の信号列)に変換して出力する。
信号処理部104は、CDS(相関二重サンプリング)回路およびAGC(オートゲインコントロール)回路を有し、CCD103から出力される画像信号に所定の信号処理を施す。具体的には、CDS回路により画像信号のノイズ低減が行われ、AGC回路により画像信号のレベル調整が行われる。
A/D変換部105は、信号処理部104から出力されるアナログの画像信号を10ビットのデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された画像データは、画像処理部106へ出力される。
画像処理部106は、A/D変換部105から入力された画像データに、黒レベル補正、ホワイトバランス補正およびγ補正を行う。黒レベル補正は、画像データの黒レベルを所定の基準レベルに補正する。ホワイトバランス補正は、γ補正後の画像データでホワイトバランスがとれるように、画素データのR,G,Bの各色成分のレベル変換を行うものである。このレベル変換は、全体制御部120から入力されるレベル変換テーブルを用いて行われる。レベル変換テーブルの変換係数は全体制御部120により撮影ごとに設定される。γ補正は、画素データの階調を補正するものである。なお、黒レベル補正が行われた画像データは、全体制御部120へも出力され、露出制御、オートフォーカス(以後、AFと略記する)制御、フラッシュ制御および上述のレベル変換テーブル設定のための測光演算および測色演算に用いられる。
画像メモリ107は、画像処理部106で処理が終了した画像データを一時的に記憶するバッファメモリである。画像メモリ107は、少なくとも1フレーム分の記憶容量を有する。
撮影モードにおける撮影待機状態においては、CCD103により所定時間間隔ごとに取得された被写体像の画像データは、信号処理部104、A/D変換部105、画像処理部106で処理され、画像メモリ107に記憶される。画像メモリ107に記憶された画像データは、全体制御部120によって液晶モニタ112に転送されて、視認可能に表示される(ライブビュー表示)。液晶モニタ112に表示される画像は、上述の所定時間間隔で更新されるので、操作者は液晶モニタ112に表示された画像により被写体を視認することができる。ここで、撮影待機状態とは、シャッタボタン153がST1状態となる前の状態をいう。
また、再生モードにおいては、全体制御部120に接続された、不揮発性メモリを備えるメモリカード113から読み出された画像データが、全体制御部120で所定の信号処理が施された後に液晶モニタ112に転送されて、視認可能に表示される。
続いて、デジタルカメラ10のその他の機能構成を説明する。
フラッシュ発光回路108は、全体制御部120の制御信号に基づいて、内蔵フラッシュ109にフラッシュ発光のための電力を供給する。これにより、内蔵フラッシュの発光の有無、発光タイミングおよび発光量が制御可能となる。
操作部111は、上述したメニューボタン156、実行ボタン157、コントロールボタン158、電源スイッチ152およびシャッタボタン153を包括する。操作者が操作部111に所定の操作を行うと、その操作内容は全体制御部120に伝達され、デジタルカメラ10の動作状態に反映される。
結合検知部114は、デジタルカメラ10と支持台20とが結合された場合に全体制御部120へ結合を示す信号を出力する。たとえば、非結合時には電位がGNDレベルとなっており、結合時には電位が電源電圧レベルになるように構成しておく。これは、結合検知部114の電気接点をGNDに抵抗でプルダウンしておき、デジタルカメラ10と支持台20とが結合されると、該電気接点と支持台20の信号ピン(結合時に電源電圧レベルとなるように構成しておく)との間に電気的導通が生じるような構造にしておくことによって実現できる。
データ送受信部115は、デジタルカメラ10と支持台20とが結合された場合に、デジタルカメラ10の全体制御部120と支持台20の全体制御部220との間で所定の通信方式で制御信号および画像データを送受信するために設けられる。これによって、デジタルカメラ10で撮影して得られた画像データは、後述する支持台20の全体制御部220およびインターフェース203を介して、表示装置30へ出力可能である。また、デジタルカメラ10は、支持台20に設けられた操作部204によっても操作可能である。また、デジタルカメラ10は、支持台20の状態を変化させるための制御信号を支持台20へ出力可能である。
静止画像メモリ116は、表示装置30に表示する被写体OBの静止画像に対応する画像データを記憶する。静止画像メモリ116は、1フレーム分の記憶容量を有する。静止画像メモリ116は、画像メモリ107とは別のメモリ素子として設けられてもよいし、画像メモリ107と同一のメモリ素子内の異なる記憶領域に設けられてもよい。また、後述する全体制御部120のRAM130の記憶領域の一部として設けられてもよい。また、必ずしもデジタルカメラ10に設けられる必要はなく、支持台20に設けられてもよい。
電池117は、デジタルカメラ10の各部に電源を供給する。なお、デジタルカメラ10の電源は内蔵された電池117に限られない。たとえば、デジタルカメラ10と支持台20との結合時には、支持台20に内蔵された電池213(後述)からデジタルカメラ10に電力を供給するようにしてもよい。
全体制御部120は、RAM130およびROM140を備えたマイクロコンピュータである。該マイクロコンピュータがROM140に格納されたプログラム141を実行することにより、全体制御部120はデジタルカメラ10の各部を統括的に制御する制御手段として機能する。なお、ROM140は電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性メモリ(EEPROMあるいはフラッシュROMなど)であり、RAM130は高速アクセスが可能な揮発性メモリ(DRAMなど)である。また、RAM130の記憶領域の一部には、撮影条件記憶部131が設けられる。撮影条件記憶部131には、後述する支柱角度センサ210、カメラ角度センサ212、および支柱長さセンサ211の検出結果(θ1,θ2,L)等が撮影条件CC1として記憶される。これらの検出結果(θ1,θ2,L)は、カメラの姿勢角度に関する撮影条件、およびカメラの被写体載置面(後述)からの高さに関する撮影条件であるとも表現できる。また、カメラの焦点距離fの設定値(言い換えれば、ズーム倍率の設定値)等も、撮影条件CC1として撮影条件記憶部131に記憶される。
図4の全体制御部120のブロック内に図示される撮影モード切換部121、フォーカス制御部122、および撮影条件変更検出部123は、全体制御部120によって実現される機能の一部を機能ブロックとして模式的に示したものである。
このデジタルカメラ10は、撮影モードとして、デジタルカメラ10を支持台20に装着した状態で被写体載置面に載置された被写体を撮影する書画撮影モードと、デジタルカメラ10を支持台20とは無関係の状態で通常のデジタルカメラとして用いる通常撮影モードとを有している。通常撮影モードは、原則としてデジタルカメラ10を支持台20から離脱させた状態で被写体を撮影する場合に用いられる。
書画撮影モードと通常撮影モードとの切替は、撮影モード切換部121によって自動的に行われる。具体的には、結合検知部114によってデジタルカメラ10と支持台20とが結合されたことを示す信号(結合検出信号とも称する)が出力されると、撮影モード切換部121は、この結合検出信号に応答して、デジタルカメラ10の撮影モードを通常撮影モードから書画撮影モードに切り替える。逆に、この結合検出信号が一定期間検出されない場合には、撮影モード切換部121は、デジタルカメラ10が支持台20から離脱された(外された)ものとみなして、デジタルカメラ10の撮影モードを書画撮影モードから通常撮影モードへと切り替える。なお、撮影モード切換部121は、操作部204の撮影モード選択スイッチ42(後述)の操作に応じて、書画撮影モードと通常撮影モードとを切り替えることも可能である。
また、デジタルカメラ10は、フォーカスモードとして、マニュアルフォーカスモード(MFモードとも称する)とオートフォーカスモード(AFモードとも称する)とを有している。
MFモードとAFモードとの切替は、通常撮影モードにおいては、操作者の操作に応じて行われる。具体的には、操作者は、液晶モニタ112に表示されたメニュー画面内での所定の選択肢の選択状態を、操作部111(コントロールボタン158および実行ボタン157)を用いた操作指示に応じて変更する。フォーカス制御部122は、操作者からの操作指示に応じて、MFモードとAFモードとを切り替える。MFモードにおいては、十字カーソルボタン158R,158Lを用いて、フォーカスレンズを光軸方向に移動させることによって、フォーカス制御を行うことが可能である。
一方、書画撮影モードにおいては、MFモードとAFモードとの切替は、フォーカス制御部122によって、自動的に行われる。フォーカス制御部122は、デジタルカメラ10の状態に応じて適宜にAFモードに切り替えてオートフォーカス動作(AF動作)を行った後に、今度はMFモードに切り替えてマニュアルフォーカス動作(MF動作)を行う。詳細には、フォーカス制御部122は、デジタルカメラ10の起動時にデジタルカメラ10のAF動作を行う。また、フォーカス制御部122は、撮影条件の変更が検出されたことに応答して、AF動作を行う。デジタルカメラ10の撮影モードが書画撮影モードに設定されている場合におけるこれらのAF動作は、AFモードへの切替指示が操作部111によって受け付けられていないときであっても、実行される。このようなMFモードとAFモードとの切替動作については後に詳述する。
また、撮影条件変更検出部123は、撮影条件記憶部131に記憶されている撮影条件と、撮影条件記憶部131に新たに記憶されようとしている撮影条件とを比較することによって、撮影条件の変化を検出する。そして、撮影条件変更検出部123は、撮影条件の変化を検出すると、フォーカス制御部122に報告する。上述したように、フォーカス制御部122は、撮影条件の変化に関するこの検出報告に応答してAF動作を行う。
<支持台の構成>
図5は本実施形態に係る支持台20の外観構成を示す斜視図である。
図5に示すように、支持台20は、デジタルカメラ10の結合場所となるカメラ支持部250を備える。カメラ支持部250は、伸縮可能な支柱260と接続され、被写体載置場所Pから一定距離だけ上方に離れた位置に支持されている。また、支柱260は、被写体載置場所Pと同一平面内(以後、被写体載置面と略記する)に載置されているL型の台座270と、接続部材280によって被写体載置面との角度を可変可能に接続されている。
次に、カメラ支持部250の詳細について、図6の斜視図を参照しながら説明する。カメラ支持部250は、デジタルカメラ10の結合部160のめねじと螺合可能なおねじがきられた結合ねじ251を備える。結合ねじ251は、結合部252に設けられた貫通穴に挿通されており、結合部252に対して回転可能である。このため、結合ねじ251においてデジタルカメラ10との結合端の反対端に設けられたつまみ(図6には図示せず)を回転させることによって、デジタルカメラ10と支持台20とを結合可能である。さらに、結合ねじ251は導電性の金属部材からなり、支持台20の内部の電子回路のGNDと電気的に接続されている。このため、上述したように、デジタルカメラ10および支持台20の内部の電子回路のGNDは、結合時には共通となる。
さらにカメラ支持部250は、結合検知部201およびデータ送受信部202を備える。結合検知部201およびデータ送受信部202は、結合部252に設けられた穴から突出した信号ピンを備える。該信号ピンは、圧力を印加することによって結合部252に設けられた穴へ所定長さ分だけ圧入可能である。また、該信号ピンは、印加している圧力を取り除けば、圧入した長さ分が再度突出して元の形状が復元するように、バネ等の弾性部材を用いて付勢されている。また、結合検知部201およびデータ送受信部202の信号ピンは、それぞれ、デジタルカメラ10と支持台20とを結合したときに、デジタルカメラ10の結合検知部114およびデータ送受信部115の電気接点と電気的な導通が得られる位置に設けられる。これらの構成によって、デジタルカメラ10の結合部160のめねじとカメラ支持部250の結合ねじ251との螺合が深くなるにつれて、結合部252から突出している信号ピンは、デジタルカメラ10の電気接点と電気的な導通を維持しながら、結合部252に設けられた穴に圧入されてゆくことになる。さらに、結合検知部201は、その信号ピンが所定長さだけ圧入されると、デジタルカメラ10と支持台20とが結合されたことを示す信号を出力する。たとえば、信号ピンが所定長さだけ圧入されると、内部に設けられたスイッチによって、信号ピンの電位が電源電圧レベルになるように構成しておく。
続いて、支柱260について説明する。支柱260は、被写体載置面との角度を図中の矢印R1で示すように可変であり、そのための駆動機構として支柱駆動機構207を備える。また、被写体載置面との角度θ1は、支柱角度センサ210(図5には図示せず)によって検出可能である。支柱角度センサ210としては、ロータリエンコーダなどを用いることができる。支柱駆動機構207は、図7の断面図に詳細に示すように、駆動力源であるモータM1と、複数の平歯車を備える歯車列GT1とを備える。歯車列GT1は、モータM1の原動軸S1の回転運動を従動軸S2へ伝達する。従動軸S2は、支柱260の台座270との接続端に設けられた貫通穴に挿通されている。また、従動軸S2は、接続部材280に固定されている。したがって、モータM1に電力が供給されて駆動力が発生すると、発生した駆動力は原動軸S1から従動軸S2に伝達され、支柱260が被写体載置面となす角度θ1が変化することになる。
さらに、支柱260は、その長さを変化させるための支柱伸縮機構208を備える。支柱260は、径の異なる管状部材260aおよび260bからなり、カメラ支持部250が取り付けられる管状部材260aは、台座270と接続される管状部材260bに緩挿されている。また、支柱の長さLは、支柱長さセンサ211(図5には図示せず)によって検出可能である。支柱長さセンサ211としては、リニアエンコーダなどを用いることができる。支柱伸縮機構208は、図8の斜視図に詳細に示すように、駆動力源であるモータM2と、複数の傘歯車を備える歯車列GT2とを備える。歯車列GT2は、モータM2の原動軸S3の回転運動を従動軸S4へ伝達する。従動軸S4は、表面にねじが切られておねじとなっており、管状部材260aに固定されためねじと螺合可能となっている。したがって、モータM2に電力が供給されて駆動力が発生すると、発生した駆動力は原動軸S1から従動軸S2に伝達され、上述のおねじとめねじとの螺合の度合いが変化する。これにより、支柱260の長さLが変化することになる。
さらに、支柱260は、支柱260の先端部近傍に支柱260に垂直な方向を軸として回転可能にカメラ支持部250の結合部252を矢印R2方向に回転させるカメラ回転機構209を備える。また、カメラ回転機構209の角度θ2は、カメラ角度センサ212(図5には図示せず)によって検出可能である。カメラ角度センサ212としては、ロータリエンコーダなどを用いることができる。カメラ回転機構209は、図9の断面図に詳細に示すように、駆動力源であるモータM3と、複数の平歯車を備える歯車列GT3とを備える。歯車列GT3は、モータM3の原動軸S5の回転運動を従動軸S6へ伝達する。従動軸S6は、支柱260のカメラ支持部250との接続端に設けられた貫通穴に挿通されている。また、従動軸S6は、カメラ支持部250に固定されている。したがって、モータM3に電力が供給されて駆動力が発生すると、発生した駆動力は原動軸S5から従動軸S6に伝達され、カメラ回転機構209の角度θ2が変化することになる。
また、支柱260は、副照明205を備える。副照明205は、被写体OBの補助的な照明手段または操作部204の照明手段として用いられる。
続いて、台座270について説明する。台座270には、インターフェース203が設けられる。インターフェース203は、ディスプレイインターフェースを含み、電気的に接続されたプロジェクタやディスプレイ等の表示装置30に生成した画像データを出力可能である。
また、台座270は、操作部204を備える。操作部204は、複数のボタン群を備える。デジタルカメラ10と支持台20との結合時には、これらのボタンはデジタルカメラ10に設けられた操作部111と同等の機能を有する。このため、結合時には、デジタルカメラ10に触れることなく、台座270の操作部204の操作によって、デジタルカメラ10の撮影および設定操作が可能である。
図10は、支持台20の操作部204を示す図である。図10に示すように、操作部204は、電源スイッチ41と、撮影モード選択スイッチ42と、プリセット番号選択スイッチ43と、プリセット有効/無効切替スイッチ44と、プリセット登録スイッチ45と、メニューボタン47と、十字カーソルボタン48U,48D,48R,48Lで構成されるコントロールボタン48と、実行ボタン(決定ボタン)49と、フォーカスボタン50と、シャッタボタン51とを有している。
プリセット番号選択スイッチ43は、プリセット情報登録時に登録対象番号を選択するために用いられるとともに、プリセット情報呼出時に呼出対象番号を選択するためなどにも用いられる。プリセット番号選択スイッチ43は、スライド式のスイッチであり、複数(図では4つ)の選択肢(プリセット番号)の中から所望の番号を選択することが可能である。
プリセット有効/無効切替スイッチ44は、プリセットが有効にされた状態(プリセット有効状態とも称する)と、プリセットが無効にされた状態(プリセット無効状態とも称する)とを切り替える際に用いられる。具体的には、プリセット有効/無効切替スイッチ44は、2段階の状態を切り替えることが可能なスイッチであり、押下状態でプリセット有効状態に設定され、非押下状態でプリセット無効状態に設定される。
プリセット登録スイッチ45は、プリセット情報の登録時に用いられるスイッチである。
メニューボタン47、コントロールボタン48、および実行ボタン49は、それぞれ、メニューボタン156、コントロールボタン158、実行ボタン157と同様の機能を有するボタンである。
シャッタボタン51は、撮影を指示するためのボタンである。シャッタボタン51を押下することは、シャッタボタン153を全押し状態ST2にまで押し込むことと同等である。
また、フォーカスボタン50は、AF動作を明示的に開始させる指示を与えるためのボタンである。ただし、この実施形態においては、フォーカスボタン50を押下しなくとも、適宜のタイミングでAF動作が自動的に開始されるため、通常はフォーカスボタン50を押下する必要はない。
次に、支持台20の機能構成を説明する。図11は、支持台20の機能構成を示すブロック図である。図11に示すように、支持台20は、支持台20の各部の動作を統括制御する全体制御部220を備える。全体制御部220は、RAM230およびROM240を備えたマイクロコンピュータである。該マイクロコンピュータがROM240に格納されたプログラム241を実行することにより、全体制御部220は支持台20の各部を統括的に制御する制御手段として機能する。なお、ROM240は電気的にデータの書き換えが不可能な不揮発性メモリである。
結合検知部201は、デジタルカメラ10と支持台20とが結合された場合に全体制御部220およびデジタルカメラ10の結合検知部114へ結合を示す信号を出力する。たとえば、非結合時には電位がGNDレベルとなっており、結合時には電位が電源電圧レベルになるように構成しておく。
データ送受信部202は、デジタルカメラ10と支持台20とが結合された場合に、デジタルカメラ10の全体制御部120と支持台20の全体制御部220との間で所定の通信方式で制御信号および画像データを送受信するために設けられる。これによって、デジタルカメラ10で撮影して得られた画像データは、支持台20の全体制御部220およびインターフェース203を介して表示装置30へ出力可能である。また、デジタルカメラ10は、支持台20に設けられた操作部204によっても操作可能である。また、デジタルカメラ10は、支持台20の状態を変化させるための制御信号を支持台20へ出力可能である。
支持台20には操作部204が設けられており、操作した内容は全体制御部220へ出力され、支持台20の動作状態に反映される。また、操作部204の操作は、全体制御部220および後述するデータ送受信部202を介してデジタルカメラ10の全体制御部120にも転送可能である。これにより、上述したように、操作部204の操作によって、デジタルカメラ10の撮影および設定操作も可能である。また、撮影条件に関する情報は、支持台20のデータ送受信部202からデジタルカメラ10のデータ送受信部115へと送信され、撮影条件記憶部131に記憶される。
副照明205は、全体制御部220の制御信号に基づいて点灯する。より具体的には、操作者が操作部204に対して所定の操作を行うと、全体制御部220から副照明205を点灯させるための制御信号が出力されて、副照明205が点灯する。
支柱駆動機構207、支柱伸縮機構208およびカメラ回転機構209は、全体制御部220から出力される制御信号に基づいて駆動される。これらの制御信号は、操作者が操作部204に所定の操作を行った場合やデジタルカメラ10から指示が与えられた場合に出力される。
支柱角度センサ210、支柱長さセンサ211およびカメラ角度センサ212の検出結果は、全体制御部220に出力されて、RAM130に設けられた撮影条件記憶部131に保持される。
電池213は、支持台20の各部に電源を供給する。
<表示装置>
表示装置30は、デジタルカメラ10で生成された画像データを視認可能に表示できるものであれば特に限定されない。たとえば、プロジェクタ、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ等が好適に用いられる。また、単体の表示装置に限定されるものではなく、画像データを一旦コンピュータに入力した後に上述のような表示装置に表示させるようにしてもよい。
<撮影動作>
図12は、この撮影システム1における撮影動作等を示すフローチャートである。以下では、図12を参照しながら、デジタルカメラ10による撮影動作について説明する。なお、ここでは簡単化のため、プリセット情報に基づくフォーカス制御を行わない場合について説明する。プリセット情報に基づくフォーカス制御等を行う場合については後述する。
デジタルカメラ10の電源スイッチ152または支持台20の電源スイッチ41を押下すると、デジタルカメラ10が起動する。デジタルカメラ10の起動後には、まず、撮影モードの選択処理が行われる(ステップSP1)。具体的には、撮影モード切換部121が、結合検知部114からの結合検出信号の有無に応じて、デジタルカメラ10の撮影モードを通常撮影モードまたは書画撮影モードに設定する。
結合検出信号が一定期間検出されないときには、撮影モード切換部121は、デジタルカメラ10の撮影モードを通常撮影モードに設定し、通常撮影モードでの撮影動作が行われる(ステップSP10)。通常撮影モードにおいては、操作者からの明示の操作指示に応じて、AF撮影動作およびMF撮影動作のいずれかの撮影動作が実行される。
一方、結合検出信号が検出されたときには、撮影モード切換部121は、撮影モードを書画撮影モードに設定する。そして、フォーカス制御部122によるフォーカスモードの自動変更を伴う撮影動作(ステップSP31〜SP38)が行われる。以下では、この書画撮影モードにおける撮影動作についてさらに詳細に説明する。
具体的には、まず、ステップSP31において、フォーカス制御部122は、フォーカスモードをAFモードに設定し、AF動作を行う。特に電源起動時には、デジタルカメラ10の電源起動に応答して、AF動作が自動的に開始されることになる。このAF動作によって、被写体が略合焦状態となる。
次に、ステップSP32において、デジタルカメラ10は撮影処理を行う。これにより、被写体の撮影画像が得られる。ステップSP33では、ステップSP32での撮影画像がアフタービュー画像として液晶モニタ112に表示される。
また、フォーカス制御部122は、AF調整後の撮影動作(ステップSP32など)の完了に応答して、フォーカスモードを、AFモードからMFモードへと変更する(ステップSP34)。
操作者は、液晶モニタ112に表示されたAF撮影動作によって取得された画像を確認し、撮影結果に問題がなければ次の被写体の撮影を行う。また、撮影結果に問題があれば、同一被写体についての撮影を再度行う。
具体的には、ステップSP35において、MFモード下におけるマニュアル(手動)フォーカス調整を行い、ステップSP36において、ユーザの撮影指示操作に応じて撮影処理を行う。ユーザの撮影指示操作としては、デジタルカメラ10のシャッタボタン153の全押し操作または操作部204のシャッタボタン51についての押下操作等が行われればよい。これにより、MF調整による撮影画像が取得される。
その後、ステップSP37では、ステップSP36での撮影画像がアフタービュー画像として液晶モニタ112に表示される。
つぎに、フォーカス制御部122は、撮影条件が変更されたか否かに応じた分岐処理を行う(ステップSP38)。
ここで、撮影条件には、デジタルカメラ10の姿勢角度、デジタルカメラ10の被写体載置面からの高さ、およびデジタルカメラ10の焦点距離などが含まれる。デジタルカメラ10の姿勢角度は、角度θ1,θ2に基づいて算出され、デジタルカメラ10の被写体載置面からの高さは、角度θ1,長さLなどに基づいて算出される。また、デジタルカメラ10の焦点距離は、デジタルカメラ10のズームレンズの位置に応じて求められる。そして、これらのいずれかが変更されたか否かがフォーカス制御部122によって判定される。
撮影条件が変更されていないときには、ステップSP39での終了判定に進み、未だ撮影動作が継続される場合には、再びステップSP35に戻り、MFモード下での撮影動作が繰り返される。また、ステップSP39で撮影処理を終了すべき旨が判定されると、この撮影処理が終了する。たとえば、再生モードへの変更動作などが行われた場合には、この撮影処理が終了する。
一方、撮影条件の変更が検出されると、ステップSP38からステップSP31に戻り、再びAFモードにおける撮影動作が行われる。具体的には、フォーカスモードがAFモードに再度設定された後に、AFモード下における撮影動作等(ステップSP31〜SP33)が行われる。そして、今度はフォーカスモードがMFモードに再設定(ステップSP34)された後に、MFモード下における撮影動作等が行われる(ステップSP35〜SP37)。
以降、このような動作が繰り返される。
以上のように、デジタルカメラ10の撮影モードが書画撮影モードに設定されている場合には、オートフォーカスモードへの切替指示が操作部111および/または操作部204によって受け付けられていないときであっても、デジタルカメラ10の起動時にオートフォーカスが行われる(ステップSP31)ので、フォーカスモードに関する操作の煩雑さを軽減することができる。
その後、フォーカスモードがAFモードからMFモードへと自動的に変更され(ステップSP34)、2回目以降の撮影において、撮影条件が変更されない間は、フォーカスモードがMFモードに設定されたままとなる。操作者は、被写体のみを変更してMF動作(ステップSP35)を繰り返すことにより、異なる被写体を順次に撮影(ステップSP36)することができる。最初のAF調整動作(ステップSP31)によって被写体は略合焦状態に存在するため、MF調整(ステップSP35)が容易である。また、AF動作を行わないことにより、消費電力を低減することができる。さらに、AF動作を繰り返さずに撮影を行うことができるので、撮影時間を短縮できる。このような動作は、カメラ位置および姿勢の変更を伴うことなく大量の原稿を順次に撮影する際に特に有用である。また、被写体が、薄い紙の原稿から立体物へと変更される場合においても、MF調整によってフォーカスを微調整することができる。
また、デジタルカメラ10の撮影モードが書画撮影モードに設定されている場合には、オートフォーカスモードへの切替指示が操作部111によって受け付けられていないときであっても、撮影条件の変更が検出されたことに応答して、電子カメラのオートフォーカスが行われる。言い換えれば、撮影条件が変更されたときには、フォーカスモードが自動的にAFモードに再設定され再びAF動作が行われる。したがって、手動でAFモードに変更してAF動作を行う必要がないので、操作が容易である。すなわち、フォーカスモードに関する操作の煩雑さを軽減することができる。
特に、デジタルカメラ10の姿勢角度に関する変更に応じて自動的にオートフォーカスが行われるので、操作が容易である。また、デジタルカメラ10の被写体載置面からの高さに関する変更に応じて、自動的にオートフォーカスが行われるので、操作が容易である。さらに、デジタルカメラ10の焦点距離に関する変更に応じて自動的にオートフォーカスが行われるので、操作が容易である。
このように、上記のデジタルカメラ10によれば、操作者による明示的なフォーカスモードの変更操作を行うことなく、書画撮影モードにおいてフォーカスモードが自動的に且つ適宜に変更される。したがって、フォーカスモードに関する操作の煩雑さを軽減することができる。
<プリセット撮影等を含む撮影動作>
上記においては、プリセット情報に基づくフォーカス制御を行わない場合について説明した。次に、ズームおよびフォーカスに関するプリセット情報に基づくフォーカス制御等をも行う場合について説明する。
図13は、プリセット撮影動作等を伴う処理を示すフローチャートであり、図14は、プリセット動作(プリセット情報の登録動作)について説明するフローチャートである。
ここでは、まず、図14を参照しながら、プリセット動作について説明する。このプリセット動作は、デジタルカメラ10を基準位置(後述)に配置した状態で行われる。また、このプリセット動作は、操作部204の撮影モード選択スイッチ42(図10)を操作することなどによってプリセットモードに移行させて行われる。
図14に示すように、デジタルカメラ10の撮影モードが書画撮影モード(より詳細には、そのサブモードとしてのプリセットモード)に設定される(ステップSP51)。
その後、操作者は操作部204などを操作することによって、ズームレンズの位置(焦点距離)およびフォーカスレンズの位置を、所望の位置に設定する(ステップSP52,SP53)。具体的には、操作部204のコントロールボタン48U,48Dの押下によってズームレンズの位置を調整することができる。また、操作部204のフォーカスボタン50(図10)の押下に応答してAF動作を行わせることができる。さらに、デジタルカメラ10は、このAF動作後は、自動的にフォーカスモードをマニュアルモードに変更するので、その後にMF調整によってフォーカスレンズの位置を調整することも可能である。
そして、プリセット登録スイッチ45を押下して、プリセット情報の登録を開始する(ステップSP54)。このプリセット登録スイッチ45の押下に応答して、図15のようなメニュー画面G1が液晶モニタ112に表示される。
操作者は、このメニュー画面G1を用いてプリセット番号の入力およびコメントの入力を行う(ステップSP55,SP56)。詳細には、プリセット番号選択スイッチ43(図10)を用いてプリセット番号を選択し、コントロールボタン48等を用いて適宜のコメントを入力する。なお、コメント入力には、コメント入力欄へのカーソル移動に伴って液晶モニタ112に表示されるソフトウエアキーボード等を用いることができる。
図15においては、「プリセット番号1」として、ズーム倍率の指標値が0(ゼロ)であり、フォーカスの指標値が25であり、「A4通常撮影」とのコメントが付された登録内容が示されている。他の「プリセット番号2,3,4」についても、それぞれ、図示のような内容が登録されている。ここでは、ズーム倍率については、焦点距離が最も短いものをゼロとし、焦点距離が最も長いものを150とするような換算値(指標値)で表現している。また、フォーカスについては、フォーカスレンズの位置を示す指標値で表現している。
そして、操作者がこの内容で入力を完了してよいと判定すると、実行ボタン49(図10)を押下して入力を完了する(ステップSP57,SP59)。なお、操作者が登録をキャンセルしたい場合には、プリセット有効/無効切替スイッチ44を押下して、キャンセル処理を行って、再度ステップSP52からの処理をやり直す。このとき、プリセット有効/無効切替スイッチ44は、キャンセルボタンとして機能する。
その後、デジタルカメラ10は、このプリセット情報をデジタルカメラ10の内部のROM140に書き込む(ステップSP60)。このプリセット情報には、プリセット番号、ズーム位置、フォーカス位置、およびコメント、の各内容が含まれる。また、後述のステップSP24(図13)においては、このプリセット情報がROM140から読み出される。なお、ここではROM140にプリセット情報を書き込むようにしているが、これに限定されない。デジタルカメラ10は、このプリセット情報をメモリカード113に書き込むようにしてもよい。その場合には、ステップSP24では、メモリカード113からこのプリセット情報を読み出すようにすればよい。
また、この書込処理(ステップSP60)に並行して、プリセット内容を示す画面(図15)が液晶モニタ112に一定期間引き続き表示される(ステップSP61)。その後、その画面が液晶モニタ112から消去される。これにより、プリセット情報の登録が終了する。
つぎに、図13を参照しながら、書画撮影モードにおける撮影動作、より詳細には、プリセット情報に基づくフォーカス制御等をも行う場合について説明する。ここでは、図14のプリセット情報の登録動作が終了した後において、一旦電源をオフして再起動した場合を想定する。
図13のフローチャートは、ステップSP21〜SP24の処理が加わっている点で図12のフローチャートと相違するが、その他の動作については図12のフローチャートと同様である。以下では、相違点を中心に説明する。
ステップSP1で書画撮影モードが選択されると、ステップSP21に進む。ステップSP21では、デジタルカメラ10が基準位置に存在するか否かが判定される。具体的には、デジタルカメラ10が基準位置に存在するか否かは、支柱角度センサ210、カメラ角度センサ212、および支柱長さセンサ211の検出結果(θ1,θ2,L)によって判定すればよい。
ここで、基準位置とは、支柱角度センサ210、カメラ角度センサ212、および支柱長さセンサ211の検出結果(θ1,θ2,L)が所定の値を有する位置を意味する。たとえば、θ1=70度、θ2=70度、L=50cm、となるデジタルカメラ10の位置(および姿勢)を基準位置として定めることができる。なお、デジタルカメラ10が基準位置に存在するか否かは、各センサの検出結果(θ1,θ2,L)が所定値に対する許容範囲内(たとえば、数パーセント以内)であるか否かによって定めてもよい。
ステップSP21において、デジタルカメラ10が基準位置に存在すると判定されるときには、ステップSP22に進み、プリセットを有効にする設定がなされているか否かがさらに判定される。操作者は、予めプリセット有効/無効切替スイッチ44を用いて、プリセット有効状態に設定するのか、あるいはプリセット無効状態に設定するのかを決定しておく。
そして、プリセット有効状態に設定されていると判定されるときには、プリセット情報の選択(ステップSP23)がなされ、選択されたプリセット情報に基づいて、ズーム動作およびフォーカス動作が行われ(ステップSP24)、ステップSP35に進む。具体的には、プリセット番号選択スイッチ43を用いて設定されたプリセット番号に対応するプリセット情報が選択される。たとえば、図10に示すように、プリセット番号選択スイッチ43によって「プリセット番号2」が選択されている場合には、そのプリセット番号に対応するプリセット内容(すなわち、ズーム位置=50、フォーカス位置=30)(図15参照)が参照される。そして、このプリセット内容を実現するように、ズーム動作およびフォーカス動作が行われる。
一方、プリセット無効状態に設定されていると判定される(ステップSP22)とき、およびデジタルカメラ10が基準位置に存在しないと判定される(ステップSP21)ときには、ステップSP31以後に進む。ステップSP31以降においては、上述したような動作が実行される。
このように、頻繁に使用するカメラ位置についてのズーム倍率およびフォーカス位置を予め「プリセット内容」として登録しておけば、この撮影システム1を起動した状態で直ぐに、そのプリセット内容に応じたズーム倍率およびフォーカス位置が実現される。したがって、非常に操作性が良い。
ただし、プリセット内容が登録されていないか、あるいは、プリセット内容が無効化されているときであっても、図12におけるステップSP31〜SP39と同様の動作が行われるので、フォーカスモードに関する操作の煩雑さを軽減することができる。
また、プリセット情報を利用して撮影を行った後に、カメラ位置の変更等により撮影条件が変更(ステップSP38)された場合であっても、自動的にAFモードに変更(ステップSP31)されて撮影動作が行われるので、操作が容易である。
<変形例>
以上、この発明の実施の形態について説明したが、この発明は上記説明した内容のものに限定されるものではない。
たとえば、上記実施形態においては、カメラの位置および姿勢等に関する変化(具体的には、角度θ1,θ2、長さLの変化)を、支柱角度センサ210、カメラ角度センサ212、および支柱長さセンサ211によって検出する場合を例示したが、これに限定されない。たとえば、モータ(駆動源)としてステッピングモータを用いる場合には、ステッピングモータにおける駆動パルスをカウント(計数)することによって、駆動角度および距離を算出するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、デジタルカメラ10が基準位置に存在するか否かを、各センサの検出結果(θ1,θ2,L)に基づいて定めたが、これに限定されない。たとえば、別個の検出スイッチを設け、デジタルカメラ10が基準位置に存在するか否かを判定するようにしてもよい。
たとえば、図16に示すように、台座270と支柱260との連結部付近に検出スイッチ261を設け、角度θ1が所定値であるか否かを検出するようにしてもよい。具体的には、支柱260の台座270に対する傾き角度θ1が所定角度に到達した時点で、支柱260の下端面が検出スイッチ261を押下すると、検出スイッチ261が検出信号を出力するように各部材260,270,261を構成する。より詳細には、角度θ1が所定角度に到達した時点で、検出スイッチ261が押下されるように、支柱260の下端側を略直方体形状に形成しておくものとする。そして、この検出信号が出力されたときに、デジタルカメラ10が基準位置に存在すると判定するようにすればよい。
また、他の角度θ2,長さLについても同様の検出スイッチをそれぞれ別個に設けることによって、各変数θ2,Lが所定値(または所定値に対する許容範囲内)であるか否かを検出すればよい。これによれば、デジタルカメラ10が基準位置に存在するか否かを判定することができる。
さらに、上記実施形態においては、操作部204を用いて各種の操作等を行う場合を例示したが、これに限定されない。たとえば、支持台20にUSB接続ケーブル等を介して接続されたパーソナルコンピュータ等を用いて、デジタルカメラ10および支持台20に対する各種の操作を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、ズーム倍率の変更を撮影条件の変更とみなす場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、ズーム倍率を変更しても被写体の合焦状態を維持するようにフォーカスレンズの位置が自動的に変更されるタイプの撮影レンズ101を使用する場合などには、ズーム倍率の変更を撮影条件の変更とみなさないようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、撮影条件が変更されない間は、MF調整を続行する場合を例示したが、これに限定されない。たとえば、割り込み処理で操作部204のフォーカスボタン50(図10参照)の押下を受け付けると、この押下に応答して即時にAF動作等(図12のステップSP31〜SP39)を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、MF撮影(ステップSP36)の後に撮影条件の変更の有無を検出していたが、検出タイミングはこれに限定されない。たとえば、割り込み処理によって常に撮影条件の変更の有無を検出し、撮影条件の変更が検出された時点で、直ぐにAF動作を再び行うようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、AF動作(ステップSP31)の直後に撮影動作(ステップSP32)を行うようにしていたが、これに限定されず、AF動作(ステップSP31)の直後には撮影動作を行わないようにしてもよい。たとえば、AF動作(ステップSP31)を行い、フォーカスモードをMFモードに変更(ステップSP34)した後に、撮影動作(ステップSP36)を行うようにしてもよい。この場合、操作者は、必要に応じてMF調整(ステップSP35)を行えばよい。
実施形態に係る撮影システム1の全体構成を示す図である。 デジタルカメラ10をその前面側からみた斜視図である。 デジタルカメラ10をその背面側からみた斜視図である。 デジタルカメラ10の機能構成を示すブロック図である。 支持台20の外観構成を示す斜視図である。 支持台20のカメラ支持部250の詳細を示す斜視図である。 支柱駆動機構207の詳細を示す断面図である。 支柱伸縮機構208の詳細を示す断面図である。 カメラ回転機構209の詳細を示す断面図である。 支持台20の操作部204を示す図である。 支持台20の機能構成を示すブロック図である。 撮影システム1における撮影動作等を示すフローチャートである。 プリセット撮影動作等を伴う処理を示すフローチャートである。 プリセット情報の登録動作を示すフローチャートである。 プリセット情報登録用のメニュー画面を示す図である。 基準位置の検出機構の変形例を示す図である。
符号の説明
1 撮影システム
10 デジタルカメラ
20 支持台
30 表示装置
40 接続ケーブル
41,152 電源スイッチ
48,158 コントロールボタン
49,157 実行ボタン
51,153 シャッタボタン
250 カメラ支持部
260 支柱
270 台座

Claims (6)

  1. 撮影システムの支持台に着脱可能な電子カメラであって、
    前記電子カメラを前記支持台に装着した状態で被写体載置面に載置された被写体を撮影する書画撮影モードと、当該書画撮影モードとは異なる他のモードとを切り替える撮影モード切替手段と、
    マニュアルフォーカスモードとオートフォーカスモードとの間でのフォーカスモードの切替指示を操作者から受け付ける操作手段と、
    撮影条件の変更を検出する検出手段と、
    前記電子カメラの撮影モードが前記書画撮影モードに設定されている場合には、前記オートフォーカスモードへの切替指示が前記操作手段によって受け付けられていないときであっても、前記撮影条件の変更が検出されたことに応答して前記電子カメラのオートフォーカスを行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記撮影条件の変更は、前記電子カメラの姿勢角度に関する変更を含むことを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    前記撮影条件の変更は、前記電子カメラの前記被写体載置面からの高さに関する変更を含むことを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の電子カメラにおいて、
    前記撮影条件の変更は、前記電子カメラの焦点距離に関する変更を含むことを特徴とする電子カメラ。
  5. 撮影システムの支持台に着脱可能な電子カメラであって、
    前記電子カメラを前記支持台に装着した状態で被写体載置面に載置された被写体を撮影する書画撮影モードと、当該書画撮影モードとは異なる他のモードとを切り替える撮影モード切替手段と、
    マニュアルフォーカスモードとオートフォーカスモードとの間でのフォーカスモードの切替指示を操作者から受け付ける操作手段と、
    前記電子カメラの撮影モードが前記書画撮影モードに設定されている場合には、オートフォーカスモードへの切替指示が操作手段によって受け付けられていないときであっても、前記電子カメラの起動時に前記電子カメラのオートフォーカスを行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子カメラ。
  6. 請求項1または請求項5に記載の電子カメラにおいて、
    前記制御手段は、前記オートフォーカスを行った後には、前記電子カメラのフォーカスモードをマニュアルフォーカスモードに設定することを特徴とする電子カメラ。
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