JP2005054439A - のし瓦 - Google Patents

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Kanejiro Kawakami
兼次郎 川上
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Abstract

【課題】地震の強い横揺れがあってもずり落ちることのないのし瓦を提供する。
【解決手段】のし瓦25の裏面中央に割り溝23を形成すると共に、割り溝23の両側に割り溝23と直交する一対のリブ17を左右対称形に、かつ長手方向の前後に一定の間隔を存して並設し、瓦表面にリブ17に対応する箇所の両側に位置してのし互25の横ずれを規制する突部22を左右に一対ずつ対称形に突設する。リブ17にはまた突部22が嵌合可能な凹部26が形成される。のし積み時には割り溝23で半割にしたのし互25をリブ17の凹部26に突部22が嵌合するようにして位置をずらし、段積みする。リブ8は長手方向には圧縮強度が大であるため地震の強い横揺れがあっても破損してずり落ちることがない。
【選択図】図8

Description

本発明は、地震の強い横揺れによってもずり落ちないのし瓦に関する。
瓦葺き屋根の棟の施工は従来、棟両側の最上部の桟瓦間に粘土を載せ、その上に半分に割った半割りののし瓦を棟両側においてのし積みし、更にその上に雁振り瓦を両側ののし瓦に跨がるように載せ付けて行われており、のし瓦を半割にしないで棟に被さるようにのし積みする方法も行われている。
こうした棟は地震、ことに棟と直交する方向の揺れに対して弱く、被害を受け易い。すなわち地震の横揺れに対し、のし瓦がずれたり、ずり落ちたりする被害が発生し易い。半割れののし瓦の場合ことにそうである。
ずれ止め機能を備えたのし瓦も知られる。図1に示されるものがそうで、のし瓦1の裏面両側に凸条2を瓦長手方向(以下、「縦方向」という)に沿い、左右対称形に並設すると共に、表面両側に凸条2が嵌合する凹条3を同じく縦方向に左右対称形をなして並設し、のし積みする際には、裏面中央の割り溝4でのし瓦を半割にし、或いは半割にしないでそのまゝ積み重ね、凸条2に凹条3を嵌合させることによってのし瓦の位置決めを行い、位置ずれを防止している。
ずれ防止機能を備えたのし瓦としては他に、下記特許文献1に示されるように、比較的広幅の凸部をのし瓦表面に縦方向に突設すると共に、瓦裏面に凸部が嵌合する凹部を縦方向に形成し、のし積み時に凹部を凸部に嵌合させるようにしたものも知られる。
特開2003−166314号
のし積みされた図1に示されるのし瓦1は、強い横揺れの地震があると、凸条2が損壊し、その上に重ねられるのし瓦1がずり落ちるおそれがある。これに対し特許文献1に開示されるのし瓦は、凸部の強度が大で、強い横揺れの地震があっても凸部が損壊しにくいが、半割にして使用できるようになっていない。
本発明は、強い横揺れの地震によってもずり落ちることがなく、半割にして使用することもできるのし瓦を提供することを目的とする。
請求項1に係わる発明ののし瓦は、表面又は裏面の少なくとも一方に瓦幅方向(以下、「横方向」という)のリブを1又は複数、瓦長手方向(以下、「縦方向」という)に適宜の間隔を存して突設すると共に、他方に上記リブが対応する箇所に該リブが嵌合する横方向の凹部を1又は複数形成したことを特徴とする。
請求項2に係わる発明ののし瓦は、請求項1に係わる発明の上記リブ及び凹部が左右に対称形に形成されることを特徴とする。
請求項3に係る発明ののし瓦は、表面又は裏面の少なくとも一方に横向きのリブを一又は複数、縦方向に適宜の間隔を存して突設すると共に、他方に上記リブが対応する箇所にリブの横方向の移動を規制する突部を上記箇所の両側に突設したことを特徴とし、
請求項4に係る発明ののし瓦は、請求項3に係る発明の上記リブが左右に分断されて左右対称形に形成されると共に、上記突部が左右に分断されたリブに対応する箇所の両側に左右対称形をなして一対ずつ突設されることを特徴とする。
請求項5に係る発明ののし瓦は、請求項3に係る発明のリブに上記突部が嵌合可能な凹部が1又は複数適宜の間隔を存して形成されることを特徴とする。
請求項1及び3に係わる発明によると、リブを凹部に嵌合させ、或いはリブの両側に突部が位置するように配置することによりのし瓦の位置決めが行われ、リブが凹部に嵌合し、或いはリブの両側に突部を配置した状態で強い横揺れがあり、リブの長手方向に強い力が加わってもリブは長手方向の圧縮強度が大であるため壊れにくく、したがってのし瓦のずり落ちが生じにくいこと、リブにより、のし瓦の強度が増し、割れにくくなること、リブは縦方向に細いため、半割にするのが容易であること、リブは凹部を設けた場合に比べ瓦の強度を損ねることがないこと等の効果を奏し、請求項2に係わる発明においては、のし瓦を半割にして使用するときには、リブのない中央部で割れ易くなる。
請求項5に係る発明によると、半割にしたのし互を横方向にずらせてのし積みする際、上積みされる瓦の突部を下側の瓦のリブに形成される凹部に嵌合させることにより半割ののし瓦の位置決めを行うことができると共に、瓦のずり落ちを生じにくくすることができる。
図2は、本発明に係わるのし瓦6について示すもので、裏面には中央に割り溝7が形成されると共に、該割り溝7と直交する一対のリブ8が縦方向に一定の間隔を存して横方向に併設され、表面に上記リブ8が嵌合する横溝9をリブ8と対応する箇所に同じく一対、形成している。
図3は、棟両側の最上部の桟瓦11間に粘土12を載せ、その上に図2に示すのし瓦6をリブ7に横溝9が嵌合するようにして3段にのし積みし、更にその上に雁振り瓦13を載せ付けて針金等で止着して固定してなるものである。図中、14は面戸瓦である。
本実施形態ののし瓦によると、強い横振れがあってもリブ8は、長手方向の圧縮強度が大であるため、破損して瓦がずれるおそれがないこと、リブによりのし瓦の強度が増すため、運搬時や施工時に割れを生ずるおそれがないこと、半割りにして使用する場合も、リブは細いため割り溝で割ることが困難でないこと等の効果を奏する。
図4に示すのし瓦16は、図2に示すのし瓦6において、リブ8を中央部で分断した形態をなすリブ17を左右対称形に突設すると共に、上気リブ17に対応する箇所に中央部で分断した形態をなす横溝18を左右対称形に形成したものである。
本実施形態ののし瓦16によると、各リブ17に横溝18をそれぞれ嵌合させてのし積みすることにより、またのし瓦16を半割にして、のし積みした場合でも、リブ17が横溝18に嵌合することにより半割瓦の横ずれが同様にして防止できると共に、半割りするのも既存ののし瓦と同様、割り溝19で容易にできる。なお、本実施形態において瓦表面には、横溝18が中央部で分断した状態をなして形成されているが、図2に示すのし瓦6と同様、連続して形成してもよい。
図5に示すのし互21は、図4に示すのし互16において、横溝18を設ける代わりに横溝18の両端に対応する箇所にそれぞれリブ17の横方向の動きを規制する突部22を左右に一対ずつ対称形に設けたものである。図中、23は中央部に縦方向に形成した割溝である。
本実施形態ののし瓦21によると、図6に示すように、突部22がリブ17の両側に位置するようにのし積みすることにより、或いはまた、のし瓦21を割り溝23で半割にしてのし積みした場合でも突部22がリブ17の両側に位置するようにのし積みすることにより、半割瓦の横ずれを同様にして防止することができる。
図7に示すのし瓦25は、図5に示すのし互において、リブ17に突部22が嵌合可能な凹部26を設けたものである。この凹部26は図示する例では、リブ17の一箇所に設けられているが、複数箇所に設けてもよい。
図8は、図7に示すのし瓦25を用い、これを割り溝23で半割にして突部22が凹部26に嵌合するようにして位置をずらし、段積みにして、その上に雁振り瓦13を載せ付けて針金等で止着して固定したものである。
従来ののし瓦の部分断面斜視図。 本発明に係わるのし瓦の部分断面斜視図。 図2に示すのし瓦をのし積みしたときの断面図。 本発明に係わるのし瓦の別の例を示す部分断面斜視図。 本発明に係るのし瓦の更に別の例を示す部分断面斜視図。 図5に示すのし瓦を段積みしたときの断面図。 本発明に係るのし瓦の他の例を示す断面図。 図7に示すのし瓦を半割にして段積みしたときの断面図。
符号の説明
1、6、11、16、21、25・・のし瓦
2・・凸条
3・・凹条
4、19、23・・割り溝
8、17・・リブ
9、18・・横溝
12・・粘土
13・・雁振り瓦
14・・面戸瓦
22・・突部
26・・凹部

Claims (5)

  1. 表面又は裏面の少なくとも一方にリブを1又は複数、縦方向に適宜の間隔を存して横方向に突設すると共に、他方に上記リブが対応する箇所に該リブが嵌合する凹部を瓦幅方向に1又は複数形成したことを特徴とするのし瓦。
  2. 上記リブが左右に分断されて形成されることを特徴とする請求項1記載ののし瓦。
  3. 表面又は裏面の少なくとも一方に横向きのリブを一又は複数、縦方向に適宜の間隔を存して突設すると共に、他方に上記リブが対応する箇所にリブの横方向の移動を規制する突部を上記箇所の両側に突設したことを特徴とするのし互。
  4. 上記リブが左右に分断されて左右対称形に形成されると共に、上記突部が左右に分断されたリブに対応する箇所の両側に左右対称形をなして一対ずつ突設されることを特徴とする請求項3記載ののし瓦。
  5. 上記リブに上記突部が嵌合可能な凹部が1又は複数適宜の間隔を存して形成されることを特徴とする請求項3記載ののし瓦。
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