JPH0745732B2 - 擁壁用コンクリート成形ブロックならびに擁壁 - Google Patents

擁壁用コンクリート成形ブロックならびに擁壁

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JPH0745732B2
JPH0745732B2 JP61028065A JP2806586A JPH0745732B2 JP H0745732 B2 JPH0745732 B2 JP H0745732B2 JP 61028065 A JP61028065 A JP 61028065A JP 2806586 A JP2806586 A JP 2806586A JP H0745732 B2 JPH0745732 B2 JP H0745732B2
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block
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molding
forming
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メノ・レリング
ゲルハルト・ハーゲナー
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小野田セメント株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、裏込めに向かい垂直に対して傾斜した擁壁を
形成するために層状に積み重ねて使用される成形ブロッ
クに関する。本発明はまたこのような成形ブロックの擁
壁に関する。
本発明の目的は、上記の成形ブロックおよびその成形ブ
ロックから作られる擁壁を一層発展しかつ技術的にまた
審美的に改善することにある。特に、同じ大きさの成形
ブロックの場合にまた同じ技術的前提条件の場合に、擁
壁をより高く設計することを可能にすることにある。
この目的を達成するため、本発明による成形ブロック
は、それらの上下面が各々少なくとも一つの段部と、こ
の段部を境にして上下に食い違う少なくとも2つの相互
に平行な支承面とを有することを特徴とする。
上下面における支承面は、擁壁を形成した時に大気側に
位置する支承面が土層側に位置する支承面よりも一段低
い位置になるように作られている。上下に食い違った支
承面は段部の当接面により連結され、この当接面は支承
面に対してほぼ45度の角度を成して傾斜している。
成形ブロックのこの形状により、静的に有効な支承面積
の増加が驚異的に達成されまたそれは成形ブロックが相
対的に僅かに変位したときにも維持される。そのような
僅かな相対的変位はしばしば実際上形成ブロックを組上
げる、即ち擁壁を設立する時い避けることができない。
支承面が成形ブロックの前面及び背面まで直接に延びて
いるため、擁壁の平面と交差する成形ブロックの長さに
より僅かに短い、静力学的に有効な支承面が得られる。
成形ブロックのまたはそれから作られた擁壁の静力学軸
線は支承幅の中心を通る。本発明によれば、成形ブロッ
クの支承面は、静力学軸線に対して斜めの角度で配置さ
れ、静力学軸線に対して、鈍角が大地側に形成され、鋭
角が大気側に形成される。
特に有利なことには、成形ブロックにおいて、段差が2
つの実施例においては、三つの平行な支承面が上面及び
下面に形成され、その大地側の支承面が中央に位置する
支承面よりも一段高い位置で延長し、中央に位置する支
承面は大気側の支承面より一段高い位置で延長し、さら
に大地側の支承面と大気側の支承面がほぼ同じ大きさで
あり、中央に位置する支承面がその両側の支承面より大
きいことである。三つの支承面は、その隣接する支承面
の間に支承面に対して傾斜した当接面を有する段部を備
え、その段部によって大地側から大気側まで階段状にな
っている。
上記実施例の成形ブロックにより、擁壁の多数の形状の
可能性が提供される。成形ブロックは大地側および大気
側に対して横方向に反転する方法で相互に層を成して組
み上げることができる。しかしながら、擁壁の縦方向延
長に対して横方向に隣接して2個またはそれ以上の成形
ブロックを配置することによって段付幅または深さを有
する擁壁を形成することが特に有利である。断面におい
て階段状に作られた下部壁基礎は擁壁の高さ又は負荷容
量を著しく増加するものを形成する。擁壁の一つの段付
部分から他の部分への移行区域において、高さが接近し
た成形ブロックは相対的に段付けされ、相互に交互に確
実に拘束し係合し、錠止する。
本発明の別の特徴によれば、成形ブロックは大地側及び
大気側に、積み上げには実質的に関与しないヘッド部分
及び延長部分を備え、このヘッド部分によって一層良い
吸音性が得られ、また延長部分によって大地に対する良
好な錠止作用が得られる。
本発明による成形ブロックの、及び擁壁の別の詳細は図
面を参照して下記に一層詳細に説明される。
図示の成形ブロックの一実施例は擁壁、すなわち一側に
裏込め21を有する乾燥重力擁壁20を作るために使用され
る。擁壁20は裏込め21に向かって傾斜する平面内に配置
される。水平に対する擁壁20の角度は60度と70度との間
にあるのが好ましい。
図示の成形ブロック22の一実施例は上面23、下面24、大
気側の前面25及び裏込め21に面する背面26を備えてい
る。すべての説明的実施例において、上面23および下面
24は擁壁20内の成形ブロック22の適合する、積極的な積
み重ねが補償されるような方法で相互に対応するように
形成される。
最善の静的関係を達成するために、上面23及び下面24は
相対的に垂直方向に変位した平面内で延長し、常に相対
的に平行に延びる少なくとも2つの支承面27及び28より
成る。成形ブロックにおいては水平に配置された大気側
に面する支承面28は、この場合傾斜する当接面30を有す
る段部29によって、大地側における支承面27に対して下
向きに段付きである。また当接面30はそれが、例えば二
つの支承面27及び28に対して約45度の角度で、大気側に
向かって傾斜するように配置され、その当接面30の高
さ、即ち段部22の高さH1(図1参照)は成形ブロックの
全高H2よりも小さくなるように設計されている。
これに対応して、大地側における支承面31及び大気側に
おける支承面32が下面24に形成され、また同様に相互に
平行にかつ上方支承面27及び下方支承面28に平行にされ
る。隣接する下方の成形ブロックとの確実な相互係合の
ため、大気側における支承面32は傾斜当接面34を備えた
段部33によって一段低く形成されている。
上面23および下面24上の当接面を有する段部のために、
成形ブロック22の重なり面に階段状に凹凸が形成され、
これによって自己心出し式に上下の成形ブロックが確実
に係合し錠止する。
もし成形ブロック22が適当に積み上げられるならば、支
承面27および28ならびに当接面30は隣接する成形ブロッ
クの位置決めされた支承面31および32ならびに当接面34
に対して前面接触して着座する。このようにして、有効
重なり幅bは支承面積及び当接面積の和に対応する(例
えば第6図参照)効果を生ずる。有効重なり幅bは負荷
容量または許容し得る擁壁20の高さに応じて決定され
る。成形ブロックまたは擁壁の静止軸線37は有効重なり
幅bの中心で延長する。図示の例示的実施例において、
成形ブロック22は静止軸線37が上下の支承面27および31
に対して斜めの角度で延びるように、実際に成形ブロッ
ク22の上面の鋭角が大気側に向くように設けられる。擁
壁20はそれが裏込め21に向かい静止軸線37の角度が60度
〜70度になる範囲内で傾斜するように配置されるのが好
ましい。このことは支承面27および28ならびに31および
32がつねに裏込め21に対して傾斜して延長し、一方当接
面30および34もまた大気側に傾斜して延長する。上記表
面はしたがって積み重ねて配置された成形ブロック22に
対する自己心出し作用を有する。
成形ブロック22または擁壁20における有効重なり幅bは
全体として静的に特に重要である。擁壁20の本質的質量
および裏込めの結果としての土圧から生ずる合成力Rは
静的仕様のため擁壁20のコア断面38および39内を、また
実際に各々の場合に下方成形ブロック22の区域内を通ら
なければならない。この静的に関連したコア断面38およ
び39は有効重なり幅bの1/6である。それは中央に、す
なわち等しい大きさをもって静止軸37の両側に延長す
る。大きい有効重なり幅bは対応して大きいコア断面38
および39を生ずる。擁壁20は対応して一層高く設計する
ことができる。その上、静的に関連するファクタは成形
ブロック22の重心であり、成形ブロック22の接触面の外
側で、有効重なり幅bに利用し得る成形ブロックの面積
は重心Sの位置に影響する。第1図の例示的実施例にお
いて、有効重なり幅bをこえて突出するヘッド40が大気
側に形成され、そのヘッド40は前面25によって外側で限
定される。このヘッド40(第1図のハッチング部分参
照)の重量または質量は重心Sの大気側に向かって変位
する。第1図の例示的実施例において、断面三角形の小
さい延長部41は大地側の区域において反対方向に作用す
る。
第6図による例示的実施例において、延長部41はヘッド
40と等しい質量をもって設計される。したがって、重心
Sは正確に静止軸37上い設置される。その上、段部42が
背面26の区域に形成され、その段部42は、一方では成形
ブロックの粗度を増大し、他方ではそれを把持する把持
部をして作用する。
成形ブロック22は二つ以上の支承面及び段部を上面23及
び下面24に備えることができる。第2図の例示的実施例
において、さらに第3の支承面46が大地側に形成され、
その支承面46は、その水平位置において形成ブロックの
設計理論に従って隣接するそれより大きい支承面27より
一段高く形成されている。二つの支承面27及び46の間に
は傾斜した当接面48を備えた段部47が形成されている。
この場合、台形断面を有する延長部41は大地側に隣接
し、従って支承面46は台形断面を有する端部側凸部50の
一部となる。
下面24には支承面51が形成され、この支承面51は、上面
23の支承面46に対応し、また段部53の当接面52によって
支承面31に連結されている。上面及び下面はこのように
対応して大地側に向かって階段状に上昇するように作ら
れている。中央支承面27および31は同じ大きさに形成さ
れ、またそれぞれ両側に位置する支承面28、46、32及び
51と比較して大きく形成されている。
このとくに有利な成形ブロック22において、前面25は断
面が三角形でありかつ下方の丸い端部44を有するヘッド
40から成る。ヘッド40の下側平面は支承面32の延長上に
延長するが、ヘッド40は有効重なり幅bの外側にあるた
め、積み重ねには実質的に関与しない消極的な構造部分
である。ヘッド40および延長部41の断面積は同じ大きさ
であり、そこで重心Sは静止軸線37の区域にある。
第7図は三つの支承面27、28及び46が上面に形成された
成形ブロックの変形実施例を示す。しかし、支承面46は
前記実施例の成形ブロックの支承面よりも長さが長い。
上面23および下面24上の多数の段部29、33、47および53
は相互に好ましい成形ブロックの錠止を生ずる。これら
の成形ブロックの表面の平らな背面26は、把持凹部とし
て作用し得るように削られた凹部54を備えている。
第8図のブロックは前面及び背面が同じ形状に作られて
おり、この場合には湾曲した球状であり、前面および背
面を考慮することなしに設置することのできる鏡面型で
ある。成形ブロックは各々の場合において上面および下
面の三つの支承面27、28、31、32、46および51を備えて
いる。裏込め21に向かう支承面46および51は大気側の支
承面28および32と同じ大きさのものであり、かつ段部2
9、33、47および53の高さも同じであるので、成形ブロ
ックはそれらの面を180度回転して擁壁20内に設置する
ことができる。この等側設計における重心Sは静止軸37
上に設置される。
常に平行である支承面の相互に平行に配置された段付面
の配置は、実際に擁壁を設立するときに、成形ブロック
の相対的な僅かなずれを完全になくすことができなくて
も、変化のない有効重なり幅bを得ることができる。第
3図にいちじるしく拡大して示したように、1又は数mm
の隙間55が段部29および33の区域だけに生ずる。それに
も係わらず成形ブロックは安定して着座する。
第9図は主として第8図による設計に対応する成形ブロ
ックを示す。これはヘッド40および延長部41が本質的に
同じに作られ、成形ブロックを横方向に反転して組み立
てることもできるようにしている。前面および/または
背面(図示の実施例においては背面26)は、構造面を備
えている。ここに、これは縦方向または水平に延びそし
て本質的に台形断面のものである溝64に関係している。
これらは対応して形成されたリブ65によって相互に分離
されている。
異なった外観を有する擁壁は、このようにして設計され
た成形ブロックから、実際成形ブロックの一つの形式
(第9図)のみ使用することにより、また実際構成面を
備えた成形ブロックを大気側におよび大地側に交互に向
けて設置することにより、形成することができる。
第4図および第5図は擁壁20における成形ブロック22の
配置を示し、この擁壁は成形ブロック22の前後方向F
(第4図参照)に一列に、幅方向W(第5図参照)には
複数列配置して上側に層状に積み重ねており、またこの
擁壁は傾斜(第4図においては傾斜角度は60度)を決定
するため、くさび型補償片57を有する連続したコンクリ
ート基礎56上において、普通の方法で構築され、かつ植
生することができる。成形ブロック22は、間の空間59が
植物のために作られるように、互いに距離をおいてかつ
個々の層58内で互い違いに設置される。この成形ブロッ
クの構造において、これは大地を成形ブロック22の前面
25まで持ち上げることを可能にする。
第12図は可変有効断面を有する擁壁20を示しており、こ
の擁壁20は成形ブロック22を幅方向には複数列配置し、
下部区域においてのみ成形ブロック22を前後方向Fに2
列配置して擁壁基礎部分61を形成している。下部区域に
おいて、擁壁基礎部分61は擁壁20の縦延長部を横切って
隣接して配置され、実際第3図による、ただし第2図ま
たは第8図及び第9図の実施例におけるように、上面に
第3の支承面46を有する実施例における、成形ブロック
のいくつかの層43より成っている。背面26は層43内で向
き合わされている。壁基礎61または下方基礎層62におい
て、このことは、基礎層62の二つの成形ブロック22の支
承面から生ずる支承幅b1をもたらし、その成形ブロック
22は隣接して設置される。その上、積み重ねられた成形
ブロック22は一方では凸部50のまた他方では段部53が対
向して配置された結果としてお互いに確実に拘束されて
係合する。その配置は大地側の成形ブロックが各々上面
23および下面24に対して横方向に逆転して配置されるよ
うに作られている。垂直中心面の区域において、このこ
とは隣接して設置された重積成形ブロックの曲がりくね
った錠止を生ずる。層43および62の隣接する成形ブロッ
クはその中にそれぞれ凸部50が適合して侵入できる凹部
を形成している。
壁基礎61上において、壁上部63はいずれの場合も擁護20
の平面に対して垂直な方向に成形ブロックを有する層58
より成る。静的に好ましい、すなわち比較的広いコア断
面38および39が基礎層62の区域および壁上部63から壁基
礎61への移行区域において利用可能である。
壁上部63の下部成形ブロック22は、壁基礎61の前方成形
ブロックの上部当接面48に対して、下方当接面34によっ
て支持される。したがって、成形ブロックの相対的位置
の自己心出しもまたこの区域において利用可能である。
壁基礎61の区域における層43および62の数は、下部コア
断面39が上部コア断面38および合成力Rの方向の与えら
れたファクタを結果として利用されるように選択され
る。
第13図による擁護は同様の方法で、すなわち壁基礎61お
よび壁上部63を備えて構成される。この例示的実施例に
おいて、基礎層62は擁護20の平面に垂直な方向(即ち前
後方向F)に相互に隣接した三つの成形ブロック22より
なる。第2図の例示的実施例による成形ブロックの構造
によりまたその相対的配置によって、自己心出し支持が
また基礎層62に対して二つの成形ブロックよりなる壁基
礎58および層43への壁上部63の移行区域において、発生
する。
この第12図は好ましい実施例の成形ブロックの擁壁20に
おいて、成形ブロックの最善の確実に拘束された係合
は、擁壁の各断面拡大区域、すなわち、壁上部58のおよ
び下部層43から基礎層62への区域において、提供され
る。層の二つの成形ブロックは隣接する層の成形ブロッ
クによって重なり合い、その成形ブロックは段違いにず
れた位置に、また連続した階段状構造において相互に段
および凹所の係合によって、設置される。そのような壁
は高度に負荷されたまたはかなりの高さに設計する事が
できる。
成形ブロックは、適当にまたは有用に、いかなる寸法の
ものとすることができる。第1図および第2図による有
利な実施例において、前面25から背面26までの成形ブロ
ックの全長は約30cmである。そのような成形ブロックの
高さ、すなわち支承面27および31の相互の距離は、例え
ば焼く15cmである。例示的の一実施例において、段部す
なわち、平行支承面の相互の距離は2.5cmである。支承
面28、32…の幅は3.5cmが好ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は成形ブロックの側面図、第2図は成形ブロック
の別の例示的実施例の側面図、第3図は上下に正確に配
置した別の実施例の2個の成形ブロックの側面図、第4
図は第3図による成形ブロックから構成された擁壁の垂
直断面図、第5図は第4図による擁壁の正面図または長
手方向図、第6図はさらに別の成形ブロックの例示的実
施例の側面図、第7図は正確に配置されたさらに別の例
示的実施例の2個の成形ブロックの側面図、第8図は成
形ブロックのさらに別の例示的実施例の側面図、第9図
は成形ブロックの一般に適用可能な実施例の側面図、第
10図は第2図による成形ブロックの擁壁の切断部の垂直
断面図、第11図は第10図による擁護の一部の正面図、第
12図は変更可能な有効横断面を備えた擁壁の側面図およ
び垂直断面図、第13図は第2図による成形ブロックの、
段階状に作られた、擁壁の別の例示的実施例の図。 22…成形ブロック、61…擁壁基礎部分 23…上面、63…壁上部 24…下面 25…前面 26…背面 27,28;31,32;46,51…支承面 29,33,47,53…段部 30,34,48,52…当接面 40…ヘッド 41…延長部 43,62…下層部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】裏込めに向かい垂直に対して傾斜した擁壁
    を形成するために層状に積み重ねて使用される成形ブロ
    ックであって、この上面(23)及び下面(24)が各々少
    なくとも1つの段部(29;33)と、段部(29;33)を境に
    して上下に食い違っている少なくとも2つの相互に平行
    な支承面(27,28;31,32)とを有し、積み重ねた時に上
    面(23)及び下面(24)が前記段部(29;33)によって
    互いに確実に係合するように構成したことを特徴とする
    成形ブロック。
  2. 【請求項2】各段部(29;33)がそれを境にして隣接す
    る支承面(27,28;31,32)を連結する当接面(30;34)を
    備え、前記当接面(30;34)が、擁壁を形成した時の大
    気側方向に向かって下降するように支承面に対してほぼ
    45度を成して傾斜していることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の成形ブロック。
  3. 【請求項3】擁壁を形成した時に大気側に位置する支承
    面(28;32)が土層側に位置する支承面(27;31)よりも
    一段低い位置になり、かつ大気側に位置する支承面(2
    8;32)が土層側に位置する支承面(27;31)よりも小さ
    くなるように形成したことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項又は第2項に記載の成形ブロック。
  4. 【請求項4】上面(23)の支承面(27,28)と下面(2
    4)の支承面(31,32)とが互いに平行であり、かつそれ
    らの位置及びそれらの間に位置する各段部(29;33)の
    形状及び寸法が互いに対応していることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項〜第3項までの何れか一項に記載の
    成形ブロック。
  5. 【請求項5】擁壁を形成した時に当接面(30;34)の土
    層側に隣接する支承面(27;31)の幅が当接面(30;34)
    の幅よりも大きく、かつ成形ブロックの全高(H)が段
    部(29;33)の高さより大きいことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項〜第4項までの何れか一項に記載の成形
    ブロック。
  6. 【請求項6】上面(23)及び下面(24)が各々2つの段
    部(29,47;33,53)と、各段部(29,47;33,53)を境にし
    て上下に食い違っている3つの相互に平行な支承面(2
    7,28,46;31,32,51)とを有し、前記各段部(29,47;33,5
    3)が段部を境にして上下に食い違った支承面(27,28,4
    6;31,32,51)を連結する当接面(30,48;34,52)を各々
    備え、層状に積み重ねた時に上面(23)と下面(24)と
    の段部(29,47;33,53)の当接面(30,48;34,52)の係合
    により上側のブロックと下側のブロックとが互いに確実
    に係合するように構成したことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項〜第5項の何れか一項に記載の成形ブロッ
    ク。
  7. 【請求項7】擁壁を形成した時に土層側に位置する支承
    面(46;51)と大気側に位置する支承面(28;32)とが略
    同じ大きさで、かつそれらの間に位置する中央の支承面
    (27;31)が前記土層側の支承面(46;51)及び前記大気
    側の支承面(28;32)よりも大きく、さらに少なくとも
    前記土層側の支承面(46;51)が前記中央の支承面(27;
    31)よりも高くなるように成形したことを特徴とする請
    求項6に記載の成形ブロック。
  8. 【請求項8】ブロックを重ねた時の有効重なり幅(b)
    が当接面(48,30;52,34)を備えた段部(47,29;53,33)
    と、段部(47,29;53,33)を境に隣接する支承面(46,2
    7,28;51,31,32)とで決まり、かつブロックを重ねた時
    に大気側及び土層側の積み重ねには実質的に関与しない
    ヘッド(40)及び延長部分(41)を形成したことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項〜第7項の何れか一項に記
    載の成形ブロック。
  9. 【請求項9】大気側に位置するヘッド(40)を、下側
    (43)が断面円弧状に、それに繋がる上側(44,45)が
    断面三角形状になるように上下に非対象に形成し、かつ
    前記土層側に位置する延長部分(41)を断面台形に形成
    したことを特徴とする特許請求の範囲第8項に記載の成
    形ブロック。
  10. 【請求項10】ヘッド(40)と延長部分(41)とを同じ
    大きさに形成したことを特徴とする特許請求の範囲第8
    項又は第9項に記載の成形ブロック。
  11. 【請求項11】ヘッド(40)及び延長部分(41)が断面
    円弧状に形成されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第8項又は第10項に記載の成形ブロック。
  12. 【請求項12】ヘッド(40)及び/又は延長部分(41)
    がその表面にブロックの幅方向に水平に延長する少なく
    とも一つの溝(64)及び少なくとも一つのリブ(65)を
    備えていることを特徴とする特許請求の範囲第8項〜第
    11項の何れか一項に記載の成形ブロック。
  13. 【請求項13】前記溝(64)及びリブ(65)が台形断面
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第12項に記載
    の成形ブロック。
  14. 【請求項14】上面(23)及び下面(24)が各々少なく
    とも1つの段部(29;33)と、段部(29;33)を境にして
    上下に食い違っている少なくとも2つの相互に平行な支
    承面(27,28;31,32)とを有し、積み重ねた時に上面(2
    3)及び下面(24)が前記段部(22;33)によって互いに
    確実に係合するように構成された成形ブロックを使用す
    る擁壁であって、 擁壁を形成すべき所望の位置にコンクリート等で堅固な
    基礎(56)を形成し、 この基礎(56)上に、前記成形ブロックを層状に同数個
    積み重ねた列を前後方向に少なくとも2列、かつ幅方向
    に複数列隣接して配置して擁壁基礎部分(61)を形成
    し、 さらに前記擁壁基礎部分(61)の上に成形ブロックを層
    状に積み重ねた列を前後方向に少なくとも1列、かつ幅
    方向に複数列隣接して配置したことを特徴とする成形ブ
    ロックの擁壁。
  15. 【請求項15】成形ブロックを幅方向にずらして交互に
    積み上げて隣り合う成形ブロック間に隙間を設けたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第14項に記載の成形ブロッ
    クの擁壁。
  16. 【請求項16】前記擁壁基礎部分を形成する成形ブロッ
    クの最上段に位置する成形ブロックの上面の段部が、そ
    の上に積み重ねられた成形ブロックの最下段に位置する
    成形ブロックの下面の段部と係合し、かつ前記擁壁基礎
    部分側の成形ブロックとその上の成形ブロックとが前後
    にずれていることを特徴とする特許請求の範囲第14項又
    は第15項に記載の成形ブロックの擁壁。
  17. 【請求項17】前記擁壁基礎部分が、前後方向に3列隣
    接して配置した下側部分と、その上の前後方向に少なく
    とも2列隣接して配置した上側部分とから成り、前記下
    側部分の最上段に位置する成形ブロックの上面の段部
    と、前記上側部分の最下段に位置する成形ブロックの下
    面の段部とが相互に係合し、かつ上側部分の成形ブロッ
    クと下側部分の成形ブロックとが少なくとも前後にずれ
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第14項〜第16項
    の何れか一項に記載の成形ブロックの擁壁。
  18. 【請求項18】成形ブロックを部分的に横方向に反転さ
    せて積み重ねたことを特徴とする特許請求の範囲第14項
    〜第17項の何れか一項に記載の成形ブロックの擁壁。
  19. 【請求項19】前記間隙部分に装飾用の植物を配したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第15項に記載の成形ブロ
    ックの擁壁。
JP61028065A 1985-02-18 1986-02-13 擁壁用コンクリート成形ブロックならびに擁壁 Expired - Lifetime JPH0745732B2 (ja)

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FI860273A (fi) 1986-08-19

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