JP2005054136A - 床用洗浄つや出し剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 洗浄効果に優れ床面を損傷せず、床のつやを回復し、特別なテクニックを必要としない、日常清掃に使用可能な洗浄つや出し剤を提供する。
【解決手段】 (a)ポリアルキレンワックス、(b)水溶性溶剤、(c)界面活性剤及び(d)水を含有する床用洗浄つや出し剤組成物であって、上記(a)ポリアルキレンワックスがポリエチレンワックス、又はポリエチレンワックス(PE)とポリプロピレンワックスとであってポリエチレンワックス(PE)とポリプロピレンワックス(PP)の重量比PE/PPが1以上であり、且つアクリル系樹脂が0.9重量%以下である床用洗浄つや出し剤組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、つや出し剤好ましくは合成樹脂ワックスを塗布した床面を洗浄する際に用いられる洗浄つや出し剤組成物に関する。
住居、店舗等の床材には、光沢や耐久性等を付与するために、アクリル系共重合体のエマルジョン、ワックスエマルジョン、アルカリ可溶性樹脂、可塑剤、溶剤(成膜助剤、造膜助剤等とも称される)等から構成されるつや出し剤による処理が行われているが、これらのつや出し剤を塗布した床面には、油性汚れや水性汚れ、砂、埃、泥等の無機物汚れが付着し床表面が汚染されやがて光沢の低下を引き起こす。また、これらにより樹脂膜表面が損傷を受けることも光沢低下の一因となる。
そこで、つや出し剤塗布直後の光沢の維持あるいは復元のために従来より様々な手法が取られてきた。より美観の維持を求める場合には高速バフマシンの使用等、機械力により表面を削り取り光沢の維持回復をするという手法が取られてきた。また、フロアクリーナーと称される洗浄剤が用いられている。
この洗浄剤は、合成樹脂ワックス表面を溶解させるようにその液性がアルカリ性であったり、洗浄力があまりにも強く日常清掃用には不向きであったり、専門的な知識や専用の器具や装置を必要としたり、熟練したテクニックを要するものである。マイルドな洗浄剤としては特許文献1に(A)窒素を含有する界面活性剤、(B)有機ビルダー、及び(C)アルコール系消泡剤を含有する、床面用洗浄剤組成物が開示されている。これらは自動床洗浄機やウエットバキューム等の洗浄機器での使用が好ましいとされている。また、つや出し剤として特許文献2に酸価が3〜100のポリプロピレンワックスの水分散液からなることを特徴とする水性光沢復元剤が開示されており、ここでは界面活性剤はエマルジョンを作るための分散剤や水性光沢復元剤の湿潤剤として配合されているが、洗浄を目的とするものではない。
さらには、特許文献3〜6に記載があるように、これまでの洗浄つや出し剤と称されるものには、つや出し効果を高めるために、アクリル系樹脂やウレタン系樹脂を含有しており、清浄な床面での使用には高い効果が認められるが、様々な汚れが付着した床面での使用においては洗浄しきれなかった汚れを巻き込み、黒ずみの発生の原因ともなる。
特開2002−155297号公報 特開2003−27011号公報 特開2001−89713号公報 特開2001−89714号公報 特開平9−67545号公報 特開平9−188853号公報
本発明の課題は、洗浄効果に優れ床面を損傷せず、床のつやを回復し、特別なテクニックを必要としない、日常清掃に使用可能な洗浄つや出し剤を提供することである。
本発明は、(a)ポリアルキレンワックス〔以下、(a)成分という〕、(b)水溶性溶剤〔以下、(b)成分という〕、(c)界面活性剤〔以下、(c)成分という〕及び(
d)水を含有する床用洗浄つや出し剤組成物であって、上記(a)ポリアルキレンワックスがポリエチレンワックス(以下PEともいう)、又はポリエチレンワックス(PE)とポリプロピレンワックス(以下PPともいう)とであってポリエチレンワックス(PE)とポリプロピレンワックス(PP)の重量比PE/PPが1以上であり、且つアクリル系樹脂が0.9重量%以下である床用洗浄つや出し剤組成物、及び、それを用いた床の洗浄つや出し方法に関する。
本発明の床用洗浄つや出し剤組成物は、特別なテクニックを必要とせず、日常清掃に使用でき、洗浄効果に優れ、床面を損傷せずに床のつやを回復する効果を奏する。
<(a)成分>
本発明の(a)成分は、一般のアルキレンの重合によって得る方法、一般成形用の容器等に使用されるポリアルキレンを熱分解して得る方法、一般成形用の容器等に使用されるポリアルキレンの製造時に副生成される低分子量のポリアルキレンを分離精製する方法又は乳化重合方法等により入手可能である。ポリアルキレンワックスの誘導体としては、例えば酸化ポリアルキレンワックス、即ち空気酸化等の方法によりポリアルキレンワックス骨格にカルボキシル基や水酸基等を付与したものの他に、マレイン酸変性、フマル酸変性、イタコン酸変性、又はスチレン変性等の変性体が挙げられる。本発明では、エチレンから得られたポリエチレンワックス及び/又は酸化ポリエチレンワックス及び/又はプロピレンから得られたポリプロピレンワックス及び/又はマレイン酸変性ポリプロピレンワックスが好ましい。また、エチレンとプロピレンの共重合体であるものも用いることができる。
本発明の(a)成分はその形態は特に限定されず、乳液でも分散液でも構わないが、固体粒子が分散したものが好ましい。
本発明の(a)成分は光沢付与の観点から、PEの場合は平均粒子径が10〜500nmが好ましく、20〜150nmがより好ましく、20〜100nmが特に好ましく、PPの場合は平均粒子径が10〜300nmが好ましく、10〜200nmがより好ましい。
本発明の(a)成分であるPE又はPPの数平均分子量は1000〜20000が好ましい。
本発明の(a)成分であるPEは軟化点が100〜140℃が好ましく、PPは軟化点が140〜160℃が好ましい。
本発明に用いる(a)成分の含有量は0.1〜5重量%が好ましい。0.1重量%以上では、つや出し効果が十分に得られ、また、5重量%以下では、床表面でポリアルキレンワックスの凝集が起こることなく白化したような外観を呈することもなく、そのため光沢値を十分に維持できる。
PE単品でも、PEとPPはPE/PP(重量比)が1以上の併用系でも用いることができるが、特に光沢性維持の観点からPEとPPの併用系でPE/PP(重量比)が1以上が好ましい。
PEとPPの重量比は光沢性維持の観点から、PE/PPが1〜20が好ましく、1.2〜10がより好ましく、更に1.6〜5が好ましく、特に2〜4が好ましい。PP単独
では白残り(艶ぼけ)を起こすので好ましくない。
<(b)成分>
本発明の(b)成分は、常圧(101.3kPa)において沸点が300℃以下のものを言い、20℃の水に対する溶解度が1g/100g水を越えるものを指す。具体的には、一般にアクリル系樹脂含有つや出し剤組成物に、成膜助剤、造膜助剤、膜形成剤、皮膜形成剤、一時可塑剤、融合剤等と称され添加されているものであり、より具体的には、ベンジルアルコール、フェノキシエタノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、2−フェニルエチルアルコール、エチルフェニルアルコール、フェニル酢酸エチル、プロピオン酸ベンジル、p−メチルアセトフェノン、ジメチルベンジルカルビノール、メチルプロピレングリコール、ブチルジグリコール、フェニルグリコール及び炭素数4〜5のグリセリルエーテル等が挙げられる。洗浄性と光沢付与の観点からベンジルアルコール、フェノキシエタノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル及び炭素数4〜5のグリセリルエーテルが好ましい。また、洗浄性向上及び配合安定性の観点から、上記(b)成分は2種以上用いることが好ましく、3種以上用いることがより好ましく、配合の煩雑さを考慮すると特に2〜3種、更に3種用いるのが好ましい。
(b)成分の含有量は床表面の汚れに対する浸透性の観点から、0.1〜20重量%が好ましい。0.1重量%以上では浸透効果が十分に得られ、20重量%以下では床に塗布した樹脂ワックス層の損傷がおこることなく、結果的に光沢値を十分に維持できる。
<(c)成分>
本発明の(c)成分としては非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤、フッ素系界面活性剤が挙げられる。
具体的には、非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキレンエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルポリグリセリンエーテル等が挙げられる。
陰イオン界面活性剤としては、高級脂肪酸塩、高級アルコール硫酸エステル、高級アルコールスルホン酸塩、硫酸化脂肪酸塩、スルホン化脂肪酸塩、リン酸エステル塩、脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、脂肪酸エステルのスルホン酸エステル塩、高級アルコールエーテルのスルホン酸エステル塩、高級アルコールエーテル置換の酢酸塩、脂肪酸とアミノ酸の縮合物、脂肪酸アミドのアルキロール化硫酸エステル塩、脂肪酸アミドのアルキル化スルホン酸塩、スルホコハク酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェノールスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルベンゾイミダゾールスルホン酸塩、アミドエーテルカルボン酸又はその塩、エーテルカルボン酸又はその塩、N−アシル−N−メチルタウリン又はその塩、アミドエーテル硫酸又はその塩、N−アシルグルタミン酸又はその塩、N−アミドエチル−N−ヒドロキシエチル酢酸又はその塩、アシルオキシエタンスルホン酸又はその塩、N−アシル−β−アラニン又はその塩、N−アシル−N−カルボキシエチルタウリン又はその塩、N−アシル−N−カルボキシエチルグリシン又はその塩、及びアルキル又はアルケニルアミノカルボニルメチル硫酸又はその塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、アルキルジメチルアミンオキサイド等のアミンオキサイド、アルキルジメチルアミノ脂肪酸ベタイン、アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン等のベタイン等が挙げられる。
陽イオン界面活性剤としては、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド等のアルキルトリメチルアンモニウム塩;ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ジアルキル(炭素数12〜18)ジメチルアンモニウムクロライド等のジアルキルジメチルアンモニウム塩;アルキル(炭素数12〜14)ジメチルベンジルアンモニウムクロライド等のアルキルジメチルベンジルアンモニウム塩;置換ベンザルコニウム塩;ベンゼトニウム塩等のモノカチオン化合物の他、N−アルキル−N,N,N’,N’,N’−ペンタメチル−プロピレンアンモニウム塩等のポリカチオン化合物等が挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、パーフルオロアルキルスルホン酸塩、パーフルオロアルキルホスホン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロアルキルジカルボン酸塩、パーフルオロアルキルアミノ酸、ポリオキシエチレンパーフルオロアルキルエーテル等が挙げられる。
本発明の(c)成分は、製剤安定性と洗浄性の観点から非イオン界面活性剤が好ましく、中でも炭素数10〜14のアルキルグルコシド及びポリオキシエチレンアルキルエーテル(特にグリフィンの計算式でHLBが12〜13のものが好ましい)が好ましく、特に炭素数10〜14のアルキルグルコシドが洗浄性と光沢付与の観点から好ましい。また、フッ素系界面活性剤はCMCが小さいため添加量を少なくできるので好ましい。
(c)成分の含有量は0.001〜5重量%が好ましい。0.001重量%以上では、床表面への薬剤の濡れ性が十分で洗浄効果が期待でき、ポリアルキレンワックスの均一塗布も容易である。また、5重量%以下では洗浄直後や水等で濡れた際に床が滑りやすくなる危険性が少ない。更には、ベタツキ感の発生や汚れの付着も少なくなる。また、繰り返し清掃を行なっても床表面に蓄積し、滑りや汚れの引き寄せの原因となることも少ない。
(b)成分の(a)成分に対する重量比率は洗浄性と光沢維持の観点から(b)/(a)=10/1〜1/1が好ましい。(b)/(a)が10以下では修復が十分に行なわれ、(b)/(a)が1以上では表面が滑らかになる。
(c)成分の(a)成分に対する重量比率は洗浄性と光沢維持の観点から(c)/(a)=10/1〜1/100が好ましい。
更に、洗浄性と光沢維持の観点から(b)/(a)=10/1〜1/1且つ(c)/(a)=10/1〜1/100が好ましい。
<アクリル系樹脂>
アクリル系樹脂は、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2エチルヘキシル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸2エチルヘキシル、メタクリル酸、アクリルアミド、ジメチルアクリルアミド及びアクリル酸から選ばれるアクリル系モノマーから生成されるホモポリマー又はコポリマーや、前記アクリル系モノマーとその他モノマーとして、スチレン、ビニルトルエン、イタコン酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸のモノマー群から選ばれるモノマーとのコポリマーから選ばれる水不溶性の樹脂等が例示され、その多くは、アクリル系樹脂エマルジョンとして市販されているものを指す。本発明においては、汚れの巻き込みがなく洗浄性に優れる観点から、また手軽に引き伸ばせ、均一にし易いという作業性の向上の観点から、アクリル系樹脂は0.9重量%以下であり、好ましくは0.5重量%以下、更に好ましくは0.2重量%以下であり、アクリル系樹脂を含まないものが最も好ましい。
本発明の洗浄つや出し剤組成物は、上記(a)成分、(b)成分及び(c)成分以外に
、無機塩、効果を損なわない範囲でパラフィン系等の水不溶性の溶剤、シリコーン系化合物、消泡剤、防腐剤、香料、染料等を含むことができる。pH調整剤も入れられる。
<清掃方法>
本発明品を使用する際に用いられる清掃用具及び清掃方法は、特に限定されるものではなく、綿・エステル糸・レーヨン・スフ等から作られたモップ、スポンジモップ、不織布、床磨き用各種パッド等、通常の水拭きにウエット清掃に使用されるものなら何でもよい。上記清掃用具は再汚染防止の観点から、親水性を有するものが好ましい。また、ドライメンテで使用される高速バフマシン、自動床洗浄機、ウエットバキューム等の洗浄機器を用いることもできる。なお、洗浄対象となる床面はアクリル系の合成樹脂ワックスを塗布した床面が、洗浄性と光沢維持の観点から好ましい。
本発明の床用洗浄つや出し剤組成物を、床面に散布し、散布した該組成物を清掃用具にて塗布したり、本発明の床用洗浄つや出し剤組成物をしみ込ませた清掃用具にて、該組成物を床面上に塗布することができる。例えば、本発明の床用洗浄つや出し剤組成物を原液のまま又は1超〜100倍希釈し床面に散布した後、散布した該組成物を清掃用具にて塗布又は均一にすると同時に汚れを該清掃用具に移すこともできる。また、本発明の床用洗浄つや出し剤組成物を原液のまま又は1超〜100倍希釈し、清掃用具にしみ込ませた後、該清掃用具にて該希釈組成物を床面上に塗布又は均一にすると同時に汚れを該清掃用具に移すこともできる。
表1及び表2に示す本発明品1〜10と比較品1〜9の洗浄つや出し剤組成物を調整し、以下の方法で、洗浄力及び樹脂ワックスの表面光沢の回復を評価した。なお、成分の詳細は下記に記載した通りである。
<配合成分>
ポリエチレンワックス:ポリエチレンワックスエマルジョン〔東邦化学工業(株)製 ハイテックE−4000(有効分40%)〕
ポリプロピレンワックス:ポリプロピレンワックスエマルジョン〔東邦化学工業(株)製
ハイテックP−5060BN(有効分40%)〕
ポリオキシエチレンアルキルエーテル:アルキル基の炭素数が12〜14の2級アルコールに、エチレンオキサイドを平均7モル付加させたもの〔花王(株)製 エマルゲン707〕
フッ素系界面活性剤:ペルフルオロアルキルカルボン酸ナトリウム塩〔(株)ネオス社製
フタージェント150〕
アクリル系樹脂エマルジョン:プライマルB−924(ローム・アンド・ハース・ジャパン社製(有効分38%))
<評価方法>
試験基材の作成
試験基材(ホモジニアスビニル床タイルMS5626(東リ))に、フロア用つや出し剤(花王プロワンストロング(花王))をJIS K3920−7に準じて3層に塗布し、室温で24時間以上乾燥させたものを初期テストパネルとした。
<汚れ付着テストパネルの作成>
作成されたテストパネルに、菜種油(片山化学工業)95wt%に対してカーボンブラック(JIS K5107に規定されたもの)5wt%を均一に分散させたものを塗布し、ワイピングシート(キムワイプS−200 クレシア製)を用いて、シートにカーボンの黒色が移らなくなるまで拭きあげ、薄膜状に油分及びカーボンブラックの付着した汚れ
付着パネルを作成した。
<洗浄力評価>
各々調製した洗浄液(1.0ml)を綿ニット(4×4cm)に含浸させ、一定の機械力がかかるように学振型摩擦堅牢度試験機(テスター産業(株)製、荷重200g、振幅11cm、速度30回/分)にセットし、汚れ付着パネル上を10往復させる。操作前後の明度(L*)をJIS8730(色差表示方法)に基づいた色差計を用いて測定し、
汚れ塗布前の明度(L* 1
汚れ塗布後・洗浄前の明度(L* 2
洗浄後の明度(L* 3
上記の各値から、次式によって洗浄率を算出する。
洗浄率(%)=(L* 3−L* 2)/(L* 1−L* 2)×100
<光沢維持率の測定>
洗浄力評価で用いた方法で、各試験薬剤を初期テストパネル(汚れ付着無し)上を50往復させる。操作前後の光沢度をJIS3920−15(光沢度の測定方法)に準拠して測定し、
つや出し剤塗布前の光沢度:G1
つや出し剤塗布後・洗浄前の光沢度:G2
洗浄後の光沢度:G3
上記の各値から、次式によって光沢維持率を算出する。
光沢維持率(%)=(G3−G1)/(G2−G1)×100
Figure 2005054136
Figure 2005054136
表1及び2から明らかなように、本発明品1〜10は、10倍希釈及び100倍希釈時の
洗浄率が60%以上であり優れるものであったが、アクリル樹脂エマルジョンが1重量%以上含まれる比較品1〜4は特に10倍希釈時における洗浄率が悪かった。また、本発明
品1〜10はPEとPPの重量比PE/PPが1以上であり、光沢維持率に優れるが、比較品5〜7はPEとPPの重量比が1未満であるので光沢維持率が不十分であった。また、比較品8及び9は(b)成分又は(c)成分を欠いているので、PEとPPの重量比が1以上であっても、洗浄率が不十分であった。

Claims (7)

  1. (a)ポリアルキレンワックス、(b)水溶性溶剤、(c)界面活性剤及び(d)水を含有する床用洗浄つや出し剤組成物であって、上記(a)ポリアルキレンワックスがポリエチレンワックス(PE)、又はポリエチレンワックス(PE)とポリプロピレンワックス(PP)とであってポリエチレンワックス(PE)とポリプロピレンワックス(PP)の重量比PE/PPが1以上であり、且つアクリル系樹脂が0.9重量%以下である床用洗浄つや出し剤組成物。
  2. ポリエチレンワックス(PE)とポリプロピレンワックス(PP)の重量比PE/PPが1〜20である請求項1記載の床用洗浄つや出し剤組成物。
  3. (a)ポリアルキレンワックスと(b)水溶性溶剤の重量比(b)/(a)が10/1〜1/1であり、(a)ポリアルキレンワックスと(c)界面活性剤の重量比(c)/(a)が10/1〜1/100である請求項1又は2記載の床用洗浄つや出し剤組成物。
  4. (a)ポリアルキレンワックスの含有量が0.1〜5重量%、(b)水溶性溶剤の含有量が0.1〜20重量%、(c)界面活性剤の含有量が0.001〜5重量%である請求項1〜3の何れか1項記載の床用洗浄つや出し剤組成物。
  5. 請求項1〜4の何れか1項記載の床用洗浄つや出し剤組成物を、床面に散布し、散布した該組成物を清掃用具にて塗布する床の洗浄つや出し方法。
  6. 請求項1〜4の何れか1項記載の床用洗浄つや出し剤組成物をしみ込ませた清掃用具にて、該組成物を床面上に塗布する床の洗浄つや出し方法。
  7. 清掃用具が親水性を有する請求項5又は6記載の床の洗浄つや出し方法。
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